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日本工業規格

JIS

 D

5503

-1982

自動車用特殊警告灯

Special Warning Lights for Automobiles

1.

適用範囲  この規格は,緊急自動車,道路維持作業用自動車などに用いる特殊警告灯について規定す

る。

引用規格:

JIS D 0103

  自動車用電装部品の名称に関する用語

JIS D 0203

  自動車部品の耐湿及び耐水試験方法

JIS D 0204

  自動車部品の高温及び低温試験方法

JIS D 0205

  自動車部品の耐候性試験通則

JIS Z 8701

  XYZ 表色系及び X

10

Y

10

Z

10

表色系による色の表示方法

JIS Z 8722

  物体色の測定方法

対応国際規格:

ISO 4148

  Motor vehicles−Special warning lights−Dimensions

2.

用語の意味  この規格で用いる用語の意味は,JIS D 0103(自動車用電装部品の名称に関する用語)

によるほか,次による。

(1)

基準軸  基準面に垂直な線で,回転式においては回転軸,点滅式においては光源を通る垂直線。

(2)

基準面  製造業者が指定する取付けの基準となる面。

(3)

グローブ  透光材料によって成形された光源の覆い。

3.

種類  特殊警告灯の種類は,形状及び取付方法により区分し,表 のとおりとする。

なお,使用する定格電圧は,12V 又は 24V とする。

表 1  種類

種類

形状

記号

取付方法

備考

A

円筒形 A

チューブ接続式

付図 1  参照

B

円筒形 B

平底貫通孔式

付図 2  参照

C

円筒形 C

1

本ボルト式

付図 3  参照

円筒形 D1

付図 4-1 参照

D

流線形 D2

磁力吸着式

付図 4-2 参照

円筒形 E1

付図 5-1 参照

E

流線形 E2

3

本ボルト式

付図 5-2 参照

F1

貫通孔式

付図 6-1 参照

F

長方形

F2

ルーフドリップ支持式

付図 6-2 参照


2

D 5503-1982

4.

性能

4.1

せん光回数  特殊警告灯を正規の使用状態に置き,所定の試験電圧で作動させたとき,せん光回数

は 60 回/分以上,300 回/分以下とする。ただし,次の条件で測定を行う。

(1)

特殊警告灯は常温常湿の環境で,あらかじめ,せん光回数が安定するまで作動させた後,1 分間のせ

ん光回数を測定する。

(2)

補助反射鏡を持つ構造の特殊警告灯の場合,補助反射鏡による反射光は測定回数に含めない。また,

せん光を発する機構が複数内蔵されている特殊警告灯の場合は,それぞれ個別に測定する。

4.2

光度  特殊警告灯を所定の試験電圧で点灯したとき,主となるせん光の最高光度点の光度は,光源

を通るほぼ水平な面内において,グローブを外した状態で,5 000cd 以上とする。ただし,回転式のものは

回転を止め,点滅式のものは連続点灯にして測定する。

4.3

耐水性  特殊警告灯を正規の使用状態に取り付け,JIS D 0203(自動車部品の耐湿及び耐水試験方法)

の S1 の条件によって試験を行ったのち,所定の試験電圧で作動させたとき,使用上有害な異常を生じて

はならない。

4.4

耐温度性  特殊警告灯を恒温槽内に正規の使用状態に置き,JIS D 0204(自動車部品の高温及び低温

試験方法)の第 5 種であって低温放置は−30℃,高温動作は 50℃,低温動作は−20℃の条件を用いて放置

試験及び作動試験を行ったとき,変形,き裂,変色などの使用上有害な異常を生じてはならない。

なお,作動試験を行う場合は,所定の試験電圧を用いる。

4.5

グローブの色及び色度  グローブの色及び色度は,JIS Z 8701XYZ 表色系及び X

10

Y

10

Z

10

表色系によ

る色の表示方法)の規定による標準の光 A を用いて,JIS Z 8722(物体色の測定方法)の規定により測定

したとき,

表 に示す色度範囲でなければならない。ただし,この方法の代わりに,試料と表 に示す色

度範囲の標準限界フィルタとを肉眼で,同一光源を用いて比較判定してもよい。

表 2  色度範囲

色名

色度範囲

y

≦0.33, z≦0.008

黄赤

(黄色)

0.44

y≧0.39, z≦0.010

y

=0.32, x=0.16, x=0.40−yx=0.13+0.60y

又は

y

=0.805x+0.065, y=0.400−xx=0.600y+0.133

4.6

耐候性  特殊警告灯のグローブを JIS D 0205(自動車部品の耐候性試験通則)の表 の MS の条件

によって試験を行ったとき,グローブの外表面及び色に著しい変化があってはならない。

5.

構造  構造は,次のとおりとする。

(1)

特殊警告灯は,グローブ,電球,反射鏡,回転駆動装置又は点滅装置などで構成し,光軸は基準軸に

対しほぼ直角になる構造とする。

(2)

特殊警告灯は,回転式又は点滅式によってせん光を発する構造とする。

(3)

特殊警告灯は,自動車に取り付けて使用中,グローブの破損,ねじや部品の緩み,外れなど機能上有

害な故障が生じない構造とする。

6.

製品の呼び方  自動車用特殊警告灯の呼び方は,次による。

(1)  JIS D 5503

に続く取付方式の記号及び寸法記号(必要ある場合)

例: JIS D 5503-B-1


3

D 5503-1982

(2)

自動車用特殊警告灯に続く取付方式の記号及び寸法記号(必要ある場合)

例: 自動車用特殊警告灯−A

7.

表示  特殊警告灯には,次の事項を表示しなければならない。

(1)

定格電圧

(2)

使用電球又は消費電力

(3)

製造業者名又はその略号

付図 1  チューブ接続式(記号 A


4

D 5503-1982

付図 2  平底貫通孔式(記号 B

(

1

)

シーリングリングの厚さを含む。

備考1.  寸法 d

3

,厚さ2

1

0

+

と穴の径6.5±0.5はハウジングと別になっているシーリングリング

に対してだけ適用する。

寸法

寸法記号

d

1

(以上)

d

2

d

3

(以上)

d

4

(以下)

h

1

(以下)

1

108 130 145 190 235

2

170 200 220 240 255

2.

ハウジングの寸法許容差は,設計値に対し±0.3mm,ハウジングと別になっている

シーリングリングの寸法 d

1

d

2

d

3

については設計値に対し許容差は±1mm とする。


5

D 5503-1982

付図 3  本ボルト式(記号 C

備考  寸法 d

2

は,シーリングリングの外径又はハウジング下面の外径のうちどちら

か小さい方とする。

寸法 h

2

は,平らな板(厚さ約 1mm)を含む。

寸法

寸法記号

d

1

d

2

h

1

h

2

1 60

以下 23 以下

2

135

以下

50

以上

200

以下

17

以上


6

D 5503-1982

付図 4-1  磁力吸着式(記号 D1

付図 4-2  磁力吸着式(記号 D2


7

D 5503-1982

付図 5-1  本ボルト式(記号 E1

寸法

寸法記号

h

(最大)

φ

D

(最大)

φ

d

±3

1 215

165

120

2 255

265

140

付図 5-2  本ボルト式(記号 E2


8

D 5503-1982

付図 6-1  貫通孔式(記号 F1

P

1

P

2

P

3

寸法

許容差

寸法記号

取付穴数

±5

±5

±5

1 4

700

120

2 4

720

200

3 4

840

120

4 4

870

200

5 4

910

200

6 4

930

200

7 6

1

180

200

150

8 6

1

240

120

120

備考  P

3

は,取付穴 6 箇所の場合の中央部 2 箇所の間

隔とする。


9

D 5503-1982

付図 6-2  ルーフドリップ支持式(記号 F2


10

D 5503-1982

自動車  航空部会  自動車専門委員会  構成表

氏名

所属

(委員会長)

坪  井  信  男

社団法人自動車技術会(規格委員会委員長)

佐  藤      武

慶応義塾大学工学部

井  口  雅  一

東京大学工学部

浦  野  力  光

運輸省交通安全公害研究所

清  水  達  夫

運輪省自動車局整備部

西  中  真二郎

通商産業省機械情報産業局

大久保  和  夫

工業技術院標準部

武  永  三  郎

日本道路公団維持設計部

次郎丸  誠  男

自治省消防庁

伊  藤  薫  平

株式会社本田技術研究所

改  田      護

トヨタ自動車工業株式会社技術管理部

清  水      宏

日産自動車株式会社設計管理部

鈴  本  作  良

社団法人日本自動車部品工業会

西  原  孝  雄

東洋工業株式会社東京支社

高  原  昭  二

三菱自動車工業株式会社技術管理部

中  込  常  雄

社団法人自動車技術会

成  田  武  男

財団法人日本自動車研究所

椎  原  英  一

いすゞ自動車株式会社開発本部

轟          秀

社団法人日本自動車連盟

瀬  倉  久  男

防衛庁装備局

大  沼  広  洲

社団法人全日本トラック協会

田  中  謙  吉

社団法人日本バス協会

関      保  彦

社団法人日本自動車整備振興会連合会

黒  田      堯

東洋工業株式会社研究開発本部

(関係者)

前  田  靖  郎

日野自動車工業株式会社研究管理部

(事務局)

松  川  東  一

工業技術院標準部機械規格課

鈴  木  一  規

工業技術院標準部機械規格課

社団法人日本自動車技術会  電装部会ランプ分科会  構成表

氏名

所属

(分科会長)

木  村  猛  志

トヨタ自動車株式会社東京支社

三  橋  英  夫

株式会社小糸製作所総合企画室

相  馬  哲  夫

通商産業省機械情報産業局

藤  塚  光  広

通商産業省工業品検査所

松  川  東  一

工業技術院標準部

宮  崎  拓  郎

運輸省自動車局整備部

益  子  仁  一

交通安全公害研究所交通安全部

岩  崎  正  志

交通安全公害研究所自動車審査部

木  村  俊  雄

いすゞ自動車株式会社開発本部

小  楠  尚  夫

鈴木自動車工業株式会社四輪車設計部

橿  本  久  雄

ダイハツ工業株式会社設計部

阿  部      隆

東洋工業株式会社設計部

西  部  正  美

トヨタ自動車工業株式会社ボデー設計部

磯  部  孝  征

日産自動車株式会社艤装設計部

福  田  寿  夫

日野自動車工業株式会社第 5 研究部

後  藤      博

株式会社本田技術研究所

奥  居  達  朗

三菱自動車工業株式会社乗用車技術センター

鈴  木      栄

社団法人日本自動車連盟ロードサービス部

小  林  一  之

市光工業株式会社技術室


11

D 5503-1982

氏名

所属

前  田      寛

株式会社今仙電機製作所技術部

布  施  正  信

スタンレー電気株式会社自動車機器技術部

本  田  清  和

東京芝浦電気株式会社

村  岡  良  三

社団法人日本自動車部品工業会

岩  瀬  正  彦

株式会社小糸製作所技術管理部

(事務局)

香  取  恭  三

社団法人自動車技術会