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D 5301

:2006

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人電池工業

会(BAJ)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出が

あり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS D 5301:1999 は改正され,この規格に置き換えられる。

改正に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,IEC 60095-1:2000,Lead-acid starter

batteries

−Part 1: General requirements and methods of test,IEC 60095-2:1984,Lead-acid starter batteries. Part 2:

Dimensions of batteries and dimensions and marking of terminals

,Amendment 1 (1991)及び Amendment 2 (1993)

並びに IEC 60095-4:1989,Lead-acid starter batteries. Part 4: Dimensions of batteries for heavy trucks 及び

Amendment 1 (1996)

を基礎として用いた。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は

もたない。

JIS D 5301

には,次に示す附属書がある。

附属書 1(参考)一般要求事項及び試験方法

附属書 2(参考)JIS と対応する国際規格との対比表


D 5301

:2006

(2) 

目  次

ページ

序文

1

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  定義

2

4.

  種類

3

5.

  出荷条件

7

6.

  性能

7

7.

  構造

8

7.1

  構造一般

8

7.2

  端子

8

7.3

  液口栓

8

8.

  外形寸法

9

9.

  試験

9

9.1

  試験用蓄電池の抜取り

9

9.2

  試験状態

9

9.3

  即用式鉛蓄電池の活性化

9

9.4

  試験条件

9

9.5

  試験方法

10

9.6

  試験の順序

15

10.

  検査

15

11.

  製品の呼び方

15

12.

  表示

15

附属書 1(参考)一般要求事項及び試験方法

17

附属書 2(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

19

 


     

日本工業規格

JIS

 D

5301

:2006

始動用鉛蓄電池

Lead-acid starter batteries

序文  この規格は,2000 年に第 6 版として発行された IEC 60095-1,Lead-acid starter batteries−Part 1: General

requirements and methods of test

,1984 年に第 3 版として発行された IEC 60095-2,Lead-acid starter batteries.

Part 2: Dimensions of batteries and dimensions and marking of terminals

,Amendment 1 (1991)及び Amendment 2

(1993)

並びに 1989 年に初版として発行された IEC 60095-4,Lead-acid starter batteries. Part 4: Dimensions of

batteries for heavy trucks

及び Amendment 1 (1996)を翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格で

ある。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変

更の一覧表をその説明を付けて,

附属書 2(参考)に示す。

1. 

適用範囲  この規格は,自動車などの内燃機関の始動,点灯,点火などに使用する公称電圧が 12 V の

鉛蓄電池(以下,蓄電池という。

)について規定する。ただし,自動車用制御弁式鉛蓄電池,鉄道車両,電

気自動車及び二輪自動車用の蓄電池には適用しない。

備考1.  この規格でいう自動車などとは,自動車のほかに,産業車両(フォークリフトトラック,け

ん引車,運搬車などの電動駆動車を除く。

,建設車両及び農業車両(タイヤローラ,トラク

タなど)並びにこれらに類似する用途のもの,また,内燃機関車両の付帯装置(オーディオ,

ワイパなど)用電源をいう。

2. 

この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

IEC 60095-1:2000

,Lead-acid starter batteries−Part 1: General requirements and methods of test

(MOD)

IEC 60095-2:1984

,Lead-acid starter batteries. Part 2: Dimensions of batteries and dimensions and

marking of terminals

,Amendment 1 (1991)及び Amendment 2 (1993) (MOD)

IEC 60095-4:1989

,Lead-acid starter batteries. Part 4: Dimensions of batteries for heavy trucks,及

び Amendment 1 (1996) (MOD)

2. 

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 7411

  一般用ガラス製棒状温度計

JIS B 7507

  ノギス

JIS B 7525

  密度浮ひょう


2

D 5301

:2006

     

JIS C 1102-2

  直動式指示電気計器  第 2 部:電流計及び電圧計に対する要求事項

JIS C 60068-1

  環境試験方法−電気・電子−通則

3. 

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,次による。

a) 

公称電圧  (nominal voltage)  蓄電池電圧の表示に用いる電圧。一般に満充電時の起電力より若干低い

値をとる。鉛蓄電池では単電池当たり 2 V である。

b) 

定格リザーブキャパシティ  (nominal reserve capacity) C

r,n

  満充電した蓄電池が 25  ℃±2  ℃のとき,

25 A

で終止電圧 10.5 V まで連続放電可能な持続時間(分で表す。

c) 

有効リザーブキャパシティ  (effective reserve capacity)  C

r,e

  満充電した蓄電池を 25  ℃±2  ℃に保ち,

25 A

±1  %の電流で 10.50 V±0.05 V まで実際に連続放電した場合の持続時間(分で表す。

。これによ

って得られた分表示の放電時間は,C

r,n

を確認するために用いられる。

d)  5

時間率容量  C

5,n

  満充電した蓄電池が 25  ℃±2  ℃のとき,5 時間率電流で終止電圧 10.5 V まで供給

可能な電気量

e) 

有効 時間率容量  C

5,e

  満充電した蓄電池を 25  ℃±2  ℃に保ち,5 時間率電流で 10.50 V±0.05 V ま

で実際に連続放電できる時間とその電流との積。これによって得られた電気量は,C

5,n

を確認するた

めに用いられる。

f) 

5

時間率電流  I

5

  蓄電池の充電電流・放電電流の大きさを表す用語であり,5 時間率容量を 5 で除し

た値の電流(A)

g) 20

時間率容量  C

20,n

  満充電した蓄電池が 25  ℃±2  ℃のとき,20 時間率電流で終止電圧 10.5 V まで

供給可能な電気量

h) 20

時間率電流  I

20

  蓄電池の充電電流・放電電流の大きさを表す用語であり,20 時間率容量を 20 で

除した値の電流(A)

i) 

定格コールドクランキング電流  (nominal cold cranking ampere)  I

cc

  蓄電池のエンジン始動性能を表

す尺度で,−18  ℃±1  ℃の温度で放電し,30 秒目電圧が 7.2 V 以上となるように定められた放電電流

j) 

高率放電特性  自動車の始動電流に近い電流で放電した場合の特性

k) 

放電終止電圧  放電を打ち切るときの電池の端子電圧

l) 

充電受入性  (charge acceptance)  放電した蓄電池の充電されやすさを示す特性

m) 

重負荷寿命  クラス B(主としてトラック,バス,タクシ,産業車両,建設車両,及び類似の用途)

の蓄電池に適用し,1 回の放電量が 5 時間率容量に対して 20  %以上の重負荷領域での放電と充電との

サイクルを繰り返したときの寿命になるまでの回数(回)

n) 

軽負荷寿命  クラス A(主として乗用車,軽商業用車両,及び類似の用途)の蓄電池に適用し,1 回

の放電量が 5 時間率容量に対して 10  %以下の軽負荷領域での放電と充電とのサイクルを繰り返した

ときの寿命になるまでの回数(回)

o) 

減液性  (water consumption)  蓄電池の電解液が過充電によって減少する量

p) 

減液量が少ない蓄電池  附属書 1(参考)の 2.において,減液量が 4 g/Ah より少ない蓄電池。減液量

の算出に用いる容量は,有効リザーブキャパシティ C

r,e

から換算式を用いて算出した 20 時間率容量

C

20,n

である。

q) 

減液量が非常に少ない蓄電池  附属書 1(参考)の 2.において,減液量が 1 g/Ah より少ない蓄電池。

減液量の算出に用いる容量は,有効リザーブキャパシティ C

r,e

から換算式を用いて算出した 20 時間

率容量 C

20,n

である。


3

D 5301

:2006

     

r) 

容量保存性  (charge retention)  定められた温度及び時間の条件の下で開路状態で保管された後の液

入り充電済み蓄電池の始動性能

s) 

即用式鉛蓄電池  (dry charged battery)  適切な電解液を注入するだけで活性化してすぐにも使用で

き,かつ,

附属書 1(参考)の 4.の要求事項を満たしている蓄電池

t) 

耐振動性  (vibration resistance)  周期的又は不規則な加速力の下での使用状態を維持する蓄電池の能

u) 

電解液保持性  (electrolyte retention)  定められた機械的条件の下での電解液を保持する蓄電池の能力

4. 

種類  種類は,表 及び表 のとおりとし,主として乗用車,軽商業車両及び類似の用途向けをクラ

ス A,主としてトラック,バス,タクシ,産業車両,建設車両及び類似の用途向けをクラス B として区分

する。主要寸法は

図 による。

図  1  蓄電池の形状


4

D

 5301


2

006

4

D

 5301


2

006

表  1  蓄電池の種類(形式及び性能)

始動性能

容量

高率放電特性  (−15  ℃)

寿命

(参考)

外形寸法

mm

図 1

クラス

形式

総高さ

(最大)

箱高さ

長さ

定格リザ
ーブキャ
パシティ

(RC)

5

時間率

(5HR)

Ah

定格コー
ルドクラ
ンキング

電流

(CCA)

A

放電
電流

A

持続
時間

5

電圧

V

30

電圧

V

軽負荷寿命

(クラス A)

重負荷寿命

(クラス B)

充電

受入性

A

(試験

2

端子

位置
適合

端子

区分

質量

(液を

含む。

約 kg

26B17L 29 21 185 1.8 8.4 800 2.6 7.5

28B17L 32 24 195 2.3 9.0 900 3.0 8.0

34B17L

167

0

−4

1 000 8.5

34B19L

38 27 240 3.0 9.2

1 100

3.3

9.5

38B19L

127

0

−4

187

0

−4

265 3.0 9.5 1

200 3.3 10.0

38B20L

43 28

 3.5 1

300 3.5 10.5

44B20L

197

0

−4

51 34 300 4.0 1

400 4.0 11.5

46B24L 56 295

150

4.2

9.5

1 500 12.5

55B24L

227 203

0

−5

129

0

−4

238

0

−4

64

36

370 300

2.0 8.6 1

800

4.5

T

1

又は

T

2

13.5

A

50D20L

202

0

63 40 310 150

4.0 9.6 2

200

5.0 13.0

55D23L 74 48 320 1.9 8.0

3 100 315 6.0 15.5

65D23L 90 370 2.5 8.5 8.4

3 400 16.5

75D23L

232

0

−4

95 465

320

17.0

75D26L 98

52

450

2.9

8.9

8.8

18.0

80D26L

260

0

−4

103 55 490 3.5 9.2 9.1

3 800

330

6.5

19.0

95D31L 125 565 4.3 9.3

4 700 21.5

A

又は

B

105D31L

225 204

0

−6

173

0

−5

306

0

−5

132

64

655

300

4.4 9.4

5 000

375 8.0

22.5

115E41L 170 88 610 2.6 8.3

29.0

130E41L

234 176

0

−5

410

0

−5

195 92 680 3.0 8.8

11.0

図 2

又は

図 3

30.0

115F51 180 96 575 2.6 8.2

485

12.0 32.0

145F51

182

0

−5

505

0

−5

225 112 735 3.4 8.8

14.0 36.0

145G51 240 120 685 3.6 8.6

600

15.0 40.0

165G51 300 136 710 4.8 9.0

785 45.0

195G51

257

213

0

−7

222

0

−5

508

0

−5

320 140 930 5.4 9.5

700

17.0

47.0

190H52 270  220

0

−7

278

0

−5

521

0

−5

370 160 765 5.6 9.0

785 20.0 58.0

210H52

380

910 6.0 9.3

790 21.0 62.0

B

245H52

405 176 1

170

500

7.8

9.9

800 22.0

図 4

T

2

70.0


5

D

 5301


2

006

5

D

 5301


2

006

表  2  蓄電池の種類(将来廃止予定の形式及び性能)

始動性能

容量

高率放電特性  (−15  ℃)

寿命

(参考)

外形寸法

mm

図 1

クラス

形式

総高さ

(最大)

箱高さ

長さ

定格リザ

ーブキャ
パシティ

(RC)

5

時間率

(5HR)

Ah

定格コー

ルドクラ
ンキング

電流

(CCA)

A

放電

電流

A

持続

時間

5

電圧

V

30

電圧

V

軽負荷寿命

(クラス A)

重負荷寿命

(クラス B)

充電

受入性

A

(試験

2

端子

位置
適合

端子

区分 質量(液

を含む)

約 kg

28B19L

127

0

−4

187

0

−4

32 24 190 2.3

8.9 1

000

− 3.0

9.0

36B20L

197

0

−4

39 28 260 3.5 9.2 1

300

− 3.5 10.5

50B24L

227 203

0

−5

129

0

−4

60 36 325 4.2 9.7 1

500

− 4.5

T

1

又は

T

2

12.5

A

32C24L

232 207

0

−5

135

0

−4

238

0

−4

40 32 195

150

3.0

8.6 1

600

− 4.0

11.5

70D23L

232

0

−4

92 52 420

300

2.7

8.8 3

400 320 6.5

17.0

48D26L 72 40 250 150

4.0 9.0 2

500 285 5.0 15.5

55D26L 82 48 290 1.9

7.8

3 100 315 6.0

16.5

65D26L

260

0

−4

89 52 370 2.5 8.4 8.3

3 400 330 6.5 17.0

65D31L 97 56 340 2.8 8.2

4 100 345 19.5

A

又は

B

75D31L

225 204

0

−6

173

0

−5

306

0

−5

116 60 380 3.3 8.7

4 400 375

7.0

20.5

95E41L 150 80 475 4.0

8.8

415 10.0

25.5

105E41L

234 176

0

−5

410

0

−5

160 83 540

300

4.5

9.1

430 11.0

図 2

又は

図 3

26.5

150F51 230 108 765 3.3 9.0

13.5 36.0

170F51

182

0

−5

505

0

−5

245 120 925 4.4

600

15.0 40.0

B

180G51

257

213

0

−7

222

0

−5

508

0

−5

295 128 860

500

4.8

9.4

700 16.0

図 4

T

2

45.0


6

D

 5301


2

006

6

D

 5301


2

006

備考1.  形式に使用した数値及び記号は,次の意味を表す。

最初の数値:性能ランク

性能ランクは,次の式で求める。

性能ランク=(CCA×RC)

1/2

/2.8

数値の次の記号:蓄電池の幅×箱高さによって B∼H に区分 
記号の次の数値:蓄電池の長さ寸法を cm 単位で表したときの概数

末尾の記号:端子の極性位置による区分

例 28    B    17    L

端子の極性の位置 
長さの区分 
幅×箱高さの区分

性能ランク

2.

形式の“幅×箱高さの区分”が B∼E のものについては,端子の極性位置が 2 種類ある。末尾の記号が L の場合は

図 による。

図 と逆の場合は,L を R に変えて区分し,図 による。形式の末尾の記号が R のものは,将来は廃止する種類とする。

3.

末尾にアルファベットの記号がなく,幅×箱高さの区分が F∼H のものは

図 による。

4.

性能はすべて電解液密度 1.280 g/cm

3

(20

℃)における値を示す。

5.

端子の区分の T

1

及び T

2

の記号は,

表 による。

なお,端子の区分が併記されている形式については,次による。

T

1

又は T

2

と表示されている形式で T

2

を使用する場合は,形式の末尾に“(S)”を表示して区分する。

例 28B17L(S)

備考  ○

+は正極端子の位置          備考  ○

+は正極端子の位置            備考  ○

+は正極端子の位置

          ○

−は負極端子の位置                −は負極端子の位置                 ○

−は負極端子の位置

      図  2  形式の末尾が のもの      図  3  形式の末尾が のもの    図  4  形式の末尾に記号のないもの

長さ

長さ

長さ


7

D 5301

:2006

     

5. 

出荷条件  蓄電池は,次のいずれかで出荷することができる。

a)

適切な電解液を最高液面まで注液した使用可能な状態。初充電[9.4.2 a),b)及び c)]の後,電解液密

度は,次のとおりとする(製造業者が推奨する密度がある場合は,この限りではない。

b)

電解液を注液していない即用式鉛蓄電池状態。使用前にこれらの蓄電池に注液される電解液の密度は,

次のとおりとする(製造業者が推奨する密度がある場合は,この限りではない。

−  電解液密度は,満充電時,20  ℃において通常,1.280 g/cm

3

±0.010 g/cm

3

とする。

−  温度換算は,次の式による。

D

20

D

t

+0.000 7 (t−20)

ここに,

D

20

: 20

℃における電解液の密度 (g/cm

3

)

D

t

:  t  ℃における電解液の密度 (g/cm

3

)

t

:  密度を測定するときの電解液の温度  (℃)

6. 

性能  性能は,9.5 によって試験を行ったとき,表 による。

  3  性能

項目

性能

試験方法
箇条番号

寸法

次に示す寸法を満足するものとする。

外形寸法

表 及び表 に示す範囲内

端子寸法

表 に示す範囲内

9.5.1 

容量

次に示すいずれかを満足するものとする。

RC

C

r,e

表 及び表 に示す値以上 

5

時間率

C

5

表 及び表 に示す値の 95  %以上 

9.5.2 

始動性能

次に示すいずれかを満足するものとする。

CCA

表 及び表 に示す電流で放電し 30 秒目電圧が 7.2 V 以上

高率放電特性  持続時間及び 5 秒目,30 秒目の電圧が

表 及び表 に示す値以上

9.5.3 

充電受入性

次に示すいずれかを満足するものとする。

試験 1

充電受入率 i

ca1

が 2 以上 

試験 2 10 分目の充電電流 I

ca2

表 及び表 に示す値以上 

9.5.4 

寿命

次に示すいずれかを満足するものとする。

軽負荷寿命

(クラス A)

寿命回数が

表 及び表 に示す値の 80  %以上

重負荷寿命 
(クラス B)

寿命回数が

表 及び表 に示す値の 95  %以上。ただし,ガラスマットを使用しない

蓄電池の寿命は,

表 及び表 に示す値の 80  %以上とする。

9.5.5 

耐振動性

内部短絡,極板脱落,極柱折損などによる電圧の異常な低下,電槽のひび,割れ,著
しい電解液のあふれなどがあってはならない。

9.5.6 

端子強度

端子のねじ切れ,端子とふたとのはめあいの緩み又はふたの破損があってはならな
い。

9.5.7 

締付強度

蓄電池の使用上,有害な変形などがあってはならない。

9.5.8 


8

D 5301

:2006

     

7. 

構造

7.1 

構造一般  蓄電池は,電槽,ふた,正極板,負極板,電解液などで構成する。電槽とふたとは溶着

又は封口用材料によって接着密封し,単電池間を接続したもので,正極端子及び負極端子各 1 個を備えた

構造とする。補水できるものは,最高液面指示部を設けたものとする。

7.2 

端子  端子は,鉛合金製とし,区分は表 による。

なお,T

1

,T

2

はテーパ端子とし,形状及び寸法は,

図 及び表 による。

  4  端子の区分

区分

記号

細端子

T

1

テーパ端子

太端子

T

2

単位  mm

  5  テーパ端子 T

1

T

2

  5  テーパ端子 T

1

T

2

の 寸法

単位  mm

D

寸法

端子の区分

正極端子

負極端子

T

1

0

3

.

0

7

.

14

0

3

.

0

0

.

13

T

2

0

3

.

0

5

.

19

0

3

.

0

9

.

17

7.3 

液口栓  ねじ式液口栓を使用する場合は,ねじの呼び径を 18 mm,22 mm 及び 30 mm の 3 種類とし,

そのねじのピッチは通常,2.5 mm とする。


9

D 5301

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8. 

外形寸法  外形寸法は,表 及び表 による。

9. 

試験

9.1 

試験用蓄電池の抜取り  すべての試験は,新品蓄電池の供試品で行う。供試品は,次の場合,新品

とみなすものとする。

a) 

液入り蓄電池の場合,製造業者の出荷日から 30 日以内のもの

b) 

即用式蓄電池の場合,製造業者の出荷日から 60 日以内のもの

9.2 

試験状態

試験状態は,特に指定がない限り JIS C 60068-1 に規定する温度 15∼35  ℃,

相対湿度 25∼75  %とする。

充電中の電解液温度は,15∼45  ℃に保つものとする。

9.3 

即用式鉛蓄電池の活性化  即用式鉛蓄電池は,適切な電解液を蓄電池内部若しくは,外部のマーク

で表示された最高液面まで,又は,製造業者の指示に従って,注液する。

9.4 

試験条件

9.4.1 

計器  計器は,特に指定がない限り,次による。

a) 

温度の測定  温度計は,JIS B 7411 に規定する許容差±1  ℃の温度計又はこれと同等以上の精度をも

つ温度計とする。

b) 

長さの測定  長さ計は,JIS B 7507 に規定するノギス又はこれと同等以上の精度をもつ測定器具とす

る。

c) 

密度の測定  密度計は,JIS B 7525 に規定する許容差±0.005 g/cm

3

の浮ひょう又はこれと同等以上の

精度をもつ密度計とする。

d) 

電圧計及び電流計  電圧計及び電流計は,JIS C 1102-2 に規定する階級 1 級以上の精度の計器又はこ

れと同等以上の精度をもつ計器とする。

e) 

時間の測定  時間計は,時,分及び秒,又は時及び 1/100 時の目盛をもつ計器で,許容差±1  %の精

度をもつ計器とする。

9.4.2 

充電  充電は,次に示すいずれかの方法で実施する。これらの充電を完了した状態を,満充電とい

う。すべての試験は満充電状態で行い,電解液面は,最高液面まで満たした状態とする。

a)

定電流充電法 1  5 時間率電流 I

5

で,15 分ごとに測定した充電中の端子電圧又は温度換算した電解液

密度が 3 回連続して一定値を示すまで充電を行う。

b)

定電流充電法 2  20 時間率電流 I

20

の 2 倍の電流 2  I

20

で,15 分ごとに測定した充電中の端子電圧又は

温度換算した電解液密度が 3 回連続して一定値を示すまで,充電を行う。

I

20

は,定格リザーブキャパシティ C

r,n

から次の換算式を用いて算出する。

換算式:I

20

=1.242 9 C

r,n

0.845 5

/ 20

ここに,

I

20

: 20 時間率電流 (A)

C

r,n

:  定格リザーブキャパシティ  (分)

なお,換算式で求めた I

20

の値を

表 に示す。


10

D 5301

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  6  各電池形式の I

20

電流

単位  A

形式

I

20

形式

I

20

形式

I

20

形式

I

20

形式

I

20

26B17 1.1 50D20 2.1 130E41 5.4 28B19 1.2 75D31 3.5

28B17 1.2 55D23 2.4 115F51 5.0 36B20 1.4 95E41 4.3

34B17 1.3 65D23 2.8 145F51 6.1 50B24 2.0 105E41 4.5

34B19 1.3 75D23 2.9 145G51 6.4 32C24 1.4 150F51 6.2

38B19 1.5 75D26 3.0 165G51 7.7 70D23 2.8 170F51 6.5

38B20 1.5 80D26 3.1 195G51 8.2 48D26 2.3 180G51 

7.6 

44B20 1.7 95D31 3.7 190H52 9.2 55D26 2.6

46B24  1.9 105D31 3.9 210H52 9.4  65D26  2.8

55B24 2.1 115E41 4.8 245H52

10.0 65D31 3.0

c)

定電圧−定電流充電法  I

20

の 5 倍の電流 5 I

20

を制限電流とした 14.8 V の定電圧で 18 時間充電した後,

I

20

の定電流で 6 時間充電を継続する。

9.5 

試験方法

9.5.1 

寸法  寸法は,JIS B 7507 に規定するノギス又はこれと同等以上の精度をもつ測定器具を用いて,

表 及び表 に示す外形寸法(総高さ,箱高さ,幅及び長さ),図 及び表 に示す端子寸法の最大箇所

を測定する。

9.5.2 

容量試験  容量試験は,次のいずれかの方法によって行う。ただし,容量が表 に規定する性能に

達しない場合は更に 2 回,合計 3 回まで行うことができる。

なお,5 時間率容量試験は将来廃止予定のため,リザーブキャパシティ試験を優先して実施することが

望ましい。

a)

リザーブキャパシティ(RC)試験  C

r,e

1) 

全試験期間を通して,蓄電池を 25  ℃±2  ℃の水槽中に置く。水面は,蓄電池上面から下方向 15∼

25 mm

間とする。数個の蓄電池が同じ水槽中に置かれる場合には,相互間の距離及び水槽壁までの

距離は最低 25 mm とする。

2) 9.4.2

によって充電が完了し 1∼5 時間経過後,中央にあるいずれかのセルの電解液温度が 25  ℃±

2

℃であることを確認する。その後,蓄電池を端子電圧が 10.50 V±0.05 V に低下するまで 25 A±

1

%の電流で放電し,放電持続時間 分を記録する。

3) 

放電終了時に電解液温度 T  ℃を記録し,次の式によって蓄電池の有効リザーブキャパシティ C

r,e

計算する。

C

r,e

t [1

−0.009 (T−25)] (分)

ここに,

C

r,e

:  有効リザーブキャパシティ  (分)

t

:  放電持続時間  (分)

T

:  電解液温度  (℃)

b)  5

時間率容量試験  C

5,e 

1)

全試験期間を通して,蓄電池を 25  ℃±2  ℃の水槽中に置く。水面は,蓄電池上面から下方向 15∼

25 mm

間とする。数個の蓄電池が同じ水槽中に置かれる場合には,相互間の距離並びに水槽壁まで

の距離は,最低 25 mm とする。

2)  9.4.2

によって充電が完了し約 1 時間経過後,中央にあるいずれかのセルの電解液温度が 25 ℃±2 ℃


11

D 5301

:2006

     

であることを確認する。その後,蓄電池を端子電圧が 10.50 V±0.05 V に低下するまで 5 時間率電流

I

5

で放電し,放電持続時間 時間を記録する。

3)

次の式によって蓄電池の 5 時間率容量 C

5,e

を計算する。

C

5,e

I

5

×t (Ah)

ここに,  C

5,e

:  5 時間率容量 (Ah)

I

5

:  5 時間率電流 (A)

t

:  放電持続時間  (時間)

9.5.3 

始動性能試験  始動性能試験は,次のいずれかの方法によって行う。ただし,表 に規定する性能

に達しない場合は更に 2 回,合計 3 回まで行うことができる。

なお,高率放電特性試験は将来廃止予定のため,コールドクランキング電流試験を優先して実施するこ

とが望ましい。

a)

コールドクランキング電流(CCA)試験

1) 9.4.2

によって充電が完了し 1∼5 時間の休止後,最低 24 時間又は中央にあるいずれかのセルの電解

液温度が−18  ℃±1  ℃になるまで,蓄電池を−18  ℃±1  ℃の冷却室に置く。

2)

冷却終了後 2 分以内に,蓄電池を

表 及び表 に示す定格コールドクランキング電流 I

cc

で 30 秒間

放電する。放電電流は,放電の間 I

cc

±0.5  %の範囲内で一定に保つ。

3)

放電開始後 30 秒目の端子電圧を記録する。

参考  参考として次の付帯試験を行ってもよい。

−  コールドクランキング電流試験時に 10 秒目電圧も記録する。

− 10 秒目電圧は,7.5 V 以上とする。

−  コールドクランキング電流試験終了後,20 秒±1 秒間放置する。

−  放電電流 0.6 I

cc

で放電し,6 V に低下するまでの放電持続時間 秒を記録する。放電電流

は,放電の間 0.6 I

cc

±0.5  %の範囲内で一定に保つ。

−  放電持続時間 は 40 秒以上,合計放電持続時間は 90 秒(30/0.6 秒+40 秒)以上とする。

b)

高率放電特性試験  (−15  ℃)

1)  9.4.2

によって充電が完了後,最低 16 時間,蓄電池を−15  ℃±1  ℃の冷却室に置く。

2)

中央にあるいずれかのセルの電解液温度が−15  ℃±1  ℃であることを確認後,蓄電池を

表 及び表

2

に示す放電電流で,端子電圧が 6 V に低下するまで放電する。

3)

放電開始後 5 秒目又は 30 秒目の端子電圧,及び端子電圧が 6 V に低下するまでの放電持続時間 

を記録する。

9.5.4 

充電受入性試験  充電受入性試験は,9.5.2 の項目で“リザーブキャパシティ試験”を選択した場

合は,次の充電受入性試験 1 を,

“5 時間率容量試験”を選択した場合は,充電受入性試験 2 を行う。

a)

充電受入性試験 1

1) 

蓄電池の電解液温度が 25  ℃±2  ℃であることを確認後,次の式で求められる放電電流 で 5 時間

放電する。

なお,C

r,e

の値は,9.5.2 で測定した数値を用いる。

I

= 1.242 9 C

r,e

0.845 5

/10 (A)

ここに,

I

:  放電電流 (A)

C

r,e

:  有効リザーブキャパシティ  (分)

2) 

放電後ただちに蓄電池を 0  ℃±1  ℃の冷却室に移動し,中央にあるいずれかのセルの温度が 0  ℃±


12

D 5301

:2006

     

1

℃になるまで置く。

3) 

冷却後,同じ温度で 14.4 V±0.1 V の定電圧で蓄電池を充電し,充電開始後 10 分目の充電電流 I

ca1

を記録する。

4) 

充電受入性は,充電受入率 i

ca1

で規定し,次の式で求める。

i

ca1

 = 20 I

ca1

/1.242 9 C

r,e

0.845 5

ここに,

i

ca1

:  充電受入率

I

ca1

:  充電開始後 10 分目の充電電流 (A)

C

r,e

  有効リザーブキャパシティ  (分)

b)

充電受入性試験 2

1)

中央にあるいずれかのセルの電解液温度が 25  ℃±2  ℃であることを確認後,5 時間率電流 I

5

で 2.5

時間放電する。

2) 

放電後,ただちに蓄電池を 0  ℃±1  ℃の冷却室に移動し,中央にあるいずれかのセルの温度が 0  ℃

±1  ℃になるまで置く。

3)

電解液温度が 0  ℃±2  ℃であることを確認後,同じ温度で 14.4 V±0.1 V の定電圧で蓄電池を充電

し,充電開始後 10 分目の充電電流 I

ca2

を記録する。

9.5.5 

寿命試験  寿命試験は,クラスに応じて次に示すいずれかの方法によって行う。

a) 

軽負荷寿命試験  クラス A の蓄電池に適用し,表 及び表 に示す定格コールドクランキング電流 I

cc

を用い,次の方法で実施する。

1)

全試験期間を通して,蓄電池を 41  ℃±3  ℃の水槽中に置く。水面は,蓄電池上面から下方向 15∼

25 mm

間とする。数個の蓄電池が同じ水槽中に置かれる場合には,相互間の距離及び水槽壁までの

距離は,最低 25 mm とする。

2)

蓄電池を寿命試験装置に接続し,連続的に次に示す放電及び充電のサイクルを繰り返す。この放電

と充電とのサイクルを寿命 1 回とする。

放電    放電電流 25.0 A±0.1 A で 240 秒±1 秒

充電    充電電圧 14.80 V±0.03 V(制限電流 25.0 A±0.1 A)で 600 秒±1 秒

3) 

試験中,480 サイクルごとに 56 時間放置し,その後定格コールドクランキング電流 I

cc

で 30 秒間連

続放電を行い,30 秒目電圧を記録する。その後 2)の充電を行う。

なお,この放電及び充電も寿命回数に加算する。

4)

試験の終了は,3)の試験で測定した 30 秒目電圧が 7.2 V 以下となり,再び上昇しないことを確認し

たときとする。

5)

寿命回数は,3)の試験で測定した 30 秒目電圧が 7.2 V になる回数とする。この寿命回数は,回数と

30

秒目電圧との関係線から求める。

6)

補水は,適宜精製水で行うが,3)の試験直前に補水してはならない。

b)

重負荷寿命試験  クラス B の蓄電池に適用し,表 及び表 に示す 5 時間率容量 C

5

の値を用い,次

の方法で実施する。

1)

全試験期間を通して,蓄電池を 41  ℃±3  ℃の水槽中に置く。水面は,蓄電池上面から下方向 15∼

25 mm

間とする。数個の蓄電池が同じ水槽中に置かれる場合には,相互間の距離及び水槽壁までの

距離は,最低 25 mm とする。

2)

蓄電池を寿命試験装置に接続し,連続的に次に示す放電及び充電のサイクルを繰り返す。この放電

と充電とのサイクルを寿命 1 回とする。


13

D 5301

:2006

     

放電    表 に示す放電電流で 1 時間

充電    表 に示す充電電流で 5 時間

  7  放電電流及び充電電流

単位  A

蓄電池容量(5 時間率)

48 Ah

以上

72 Ah

以下

72 Ah

を超え

176 Ah

以下

放電電流 20

40

充電電流 5

10

備考  容量が 20 時間率表示(C

20

)

の場合は,次の換算式を用いて 5 時間率容

量 C

5

を求める。C

5

 = 0.8 C

20

3)

試験中,25 サイクルごとに

表 に示す放電電流で,蓄電池の端子電圧が 10.2 V になるまで連続放電

を行い,放電持続時間を記録する。その後,

表 に示す充電電流で,15 分間ごとに測定した蓄電池

の端子電圧,又は電解液密度(20  ℃換算値)が,3 回連続して一定値を示すまで充電する。

なお,この放電及び充電も寿命回数に加算する。

4)

試験の終了は,3)の試験で測定した放電時間と放電電流との積から求めた容量(Ah)が,5 時間率容量

C

5,n

の数値の 50  %以下に低下し,再び上昇しないことを確認したときとする。

5)

寿命回数は,容量が 5 時間率容量 C

5,n

の数値の 50  %となる回数とする。

この寿命回数は,回数と容量との関係線から求める。

6)

補水は,適宜精製水で行うが,3)の試験直前に補水してはならない。

9.5.6 

耐振動性試験  耐振動性試験は,次に示す条件によって行い,蓄電池の異常の有無を調べる。

a) 

放電電流  5 時間率電流 I

5

又は 0.8 C

20

/5 の値の電流

b) 

振動方向  上下の単振動

c) 

複振幅  2.3∼2.5 mm

d) 

振動加速度  29.4 m/s

2

e)

振動時間  2 時間

9.5.7 

端子強度試験  端子強度試験は,正極及び負極端子に適切なアダプタをはめ,これにトルクレンチ

を用いて

図 に示す回転方向に,テーパ端子の細端子 T

1

は 11.8 N・m,太端子 T

2

は 14.7 N・m のトルクを加

えたとき,端子部の異常の有無を調べる。

  6  トルクレンチの回転方向

9.5.8 

締付強度試験  締付強度試験は,次の方法で行ったとき,蓄電池の異常の有無を調べる。


14

D 5301

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a)

締付方法は,

図 によって上下締め,斜め締め又は横締めによって行う。締付条件は表 による。

b)

試験中の周囲温度は,60∼65  ℃とする。

c)

試験は締付後 5 時間とし,試験時間中及び試験後の状態を調べる。

単位  mm

  7  締付方法

  8  締付条件

表 及び表 に示す

5

時間率容量

Ah

締付方法

ボルト 1 本当たりの

締付荷重

N

72

以下

上下又は横

  980

  72 を超え

斜め又は横 1

960

備考  締付は,15∼35  ℃で行う。

9.5.9 

その他の試験  IEC 60095-1 で規定する容量保存性試験,減液試験,電解液保持試験及び活性化後

の即用式鉛蓄電池の始動性能試験は,

附属書 に示す。


15

D 5301

:2006

     

9.6 

試験の順序  試験の順序は,表 による。ただし,一つの蓄電池で容量,始動性能が規定する性能

に達しない場合は更に 2 回,合計 3 回まで行うことができ,性能が規定値を満たす場合には,引き続いて

9.5.4

9.5.6 を行う。

なお,これらの試験は始動性能試験終了後,1 週間以内に開始する。さらに,9.5.7 及び 9.5.8 の順序は,

任意とする。

  9  試験順序

試験

蓄電池

項目

箇条番号

1 2 3 4 5

容量試験

9.5.2

始動性能試験

9.5.3

充電受入性試験

9.5.4

寿命試験 
軽負荷寿命試験又は重負荷寿命試験

9.5.5

耐振動性試験

9.5.6

備考  蓄電池は,5 個の蓄電池を用意する。また,蓄電池 4 及び 5 は,任意の試験に使

用してもよい。

10. 

検査  検査は,9.の試験によって次の項目について行った場合,6.及び 8.の規定に適合しなければなら

ない。ただし,受渡当事者間の協定によって,その一部の項目を省略することができる。

a)

寸法

b)

容量(リザーブキャパシティ又は 5 時間率)

c)

始動性能[コールドクランキング電流又は高率放電特性(−15  ℃)]

d)

充電受入性(試験 1 又は試験 2)

e)

寿命(軽負荷寿命又は重負荷寿命)

f)

耐振動性

g)

端子強度

h)

締付強度

11. 

製品の呼び方  製品の呼び方は,名称及び形式による。

  始動用鉛蓄電池  28B17L

12. 

表示  蓄電池には見やすい箇所に,次の事項を表示しなければならない。

a)

定格表示

1)

形式

2)

極性  極性は少なくとも正極端子の表示を行う。この表示は記号“+”の形を,正極端子付近のふ

た上面又は正極端子に示す。負極端子も示す場合には,

“−”の形を,負極端子付近のふた上面又は

負極端子に示す。

3)

製造業者名又はその略号


16

D 5301

:2006

     

4)

製造年月,製造年月日又はその略号

参考  製造年月日を略号で表すときは,次による。

  21      11      06(2006 年 11 月 21 日)

(日)  (月)  (年)

b)

安全表示  蓄電池には,図 に示した 6 個の色付きの記号を表示する。記号は図 に示した共通の寸

法で,最小 10 mm とする。記号の意味は,記号の近くに表示することが望ましい。

 8 

 9 

火気禁止

めがね着用

こども禁止

硫酸注意

説明書熟読

爆発注意


17

D 5301

:2006

     

附属書 1(参考)一般要求事項及び試験方法

序文  この附属書は,次回 IEC 改訂に向け審議されている内容ではあるが,我が国では実績がない試験方

法であるため,今回の JIS D 5301 改正では,参考として,その試験方法及び要求事項を採り入れたもので

あり,規定の一部ではない。次回の JIS D 5301 の改正では,規定として採用し IEC 60095 との整合を図る

予定である。

1. 

容量保存性試験

a)

液口栓がかたく締められ,汚れがなく表面が乾燥した蓄電池を,40  ℃±2  ℃の温度で次の期間,開路

状態で保存する。保存中は,接続用のクランプ又はケーブルを端子に取り付けてはならない。

減液量が少ない蓄電池………………………14 日間

減液量が非常に少ない蓄電池………………49 日間

b)

保存終了後,蓄電池を充電することなく,中央にあるいずれかのセルの電解液温度が−18  ℃±1  ℃に

なるまで最低 20 時間,蓄電池を−18  ℃±1  ℃の冷却室に置く。

c)

冷却終了後 2 分以内に,

蓄電池を定格コールドクランキング電流 I

cc

の 0.6 倍で放電する。

放電電流は,

放電の間 0.6 I

cc

±0.5  %の範囲内で一定に保つ。

d)

放電開始後 30 秒目の端子電圧は,8.0 V 以上とする。

2. 

減液試験

a)

本体の 9.4.2 によって充電し,蓄電池の表面を清掃し乾燥させ,±0.05  %以上の精度で蓄電池の質量

(W

1

)

を測定する。

b)

蓄電池を 40  ℃±2  ℃の水槽中に置く。水面は,蓄電池上面から下方向 15∼25 mm 間とする。数個の

蓄電池が同じ水槽中に置かれる場合には,相互間の距離並びに水槽壁までの距離は,最低 25 mm とす

る。

c)

蓄電池を 14.40 V±0.05 V(蓄電池の端子間で測定)で 500 時間充電する。

d)

この過充電終了直後,蓄電池の表面を清掃し乾燥させ,a)で使用した同じはかりを用いて,蓄電池の

質量(W

2

)

を測定する。

e)

減液量は,次の式によって計算する。

(W

1

W

2

)/1.242 9 C

r.e

0.845 5

    (g/Ah)

f)

減液量は,次の値以下とする。

減液量が少ない蓄電池  …………… 4 g/Ah

減液量が非常に少ない蓄電池  …… 1 g/Ah

3. 

電解液保持試験

a)

本体の 9.4.2 によって充電し,蓄電池を開路状態で 25  ℃±5  ℃の温度に 4 時間置く。

b)

必要に応じて,各セルの電解液面を精製水を用いて最高液面線に調整する。蓄電池の表面は清掃し乾

燥させる。

c)

その後,前後左右の方向それぞれについて,次の傾斜動作を行う。前後左右それぞれの試験の間隔は


18

D 5301

:2006

     

30

秒以上とする。

1)

蓄電池を最大 1 秒間で直立姿勢から 45°傾斜させる。

2)

蓄電池をこの位置で 3 秒間保持する。

3)

蓄電池を最大 1 秒間で直立姿勢に戻す。

d)

この試験後,電解液が液口栓上にあってはならない。

4. 

活性化後の即用式鉛蓄電池の始動性能試験

a)

即用式鉛蓄電池及び蓄電池製造業者が規定した量の電解液を,注液しない状態で 25  ℃±5  ℃の温度

に最低 12 時間置く。

b)

即用式鉛蓄電池は,適切な電解液を蓄電池内部若しくは,外部のマークで表示された最高液面まで,

又は,製造業者の指示に従って,注液する。

c)

同一の温度で 20 分間静置した後,蓄電池を定格コールドクランキング電流 I

cc

で 30 秒間放電する。

d)

放電開始後 30 秒目の端子電圧は,7.2 V 以上とする。


19

D 5301

:2006

附属書 2(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

JIS D 5301

:2006  始動用鉛蓄電池

IEC 60095-1

:2000  始動用鉛蓄電池  第 1 部:一般要求事項及び試験方法

IEC 60095-2

:1984  始動用鉛蓄電池  第 2 部:蓄電池寸法,端子の寸法及び表示

IEC 60095-4

:1989  始動用鉛蓄電池  第 4 部:大型トラック用蓄電池の寸法

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅱ)

国際

規格 
番号

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の項目ご

との評価及びその内容

  表示箇所:本体,附属書 
  表示方法:側線又は点線の下線

項目

番号

内容

項目

番号

内容

項目ごとの

評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の理由

及び今後の対策

IEC 

60095-1 

1.1

公称電圧 12 V で,主に内燃

機関の始動,点灯,点火の
ための電源として,また,
内燃機関車両の付帯装置の

電源として用いられる鉛蓄
電池について規定。

MOD/

変更

IEC 

60095-2

1

乗用車及び軽商業用車両の
始動,点灯及び点火のため
に使用する公称電圧が 12 V

の鉛蓄電池について規定。

1.

適用範囲  自動車などの内燃機関

の始動,点灯,点火など
に使用する公称電圧が

12 V

の鉛蓄電池につい

て規定。

IEC 

60095-4 

1

大型トラックの始動,点灯

及び点火のために使用する
鉛蓄電池について規定。

JIS

は,三つの IEC 規格をまと

めて,一つの規格で規定。

規格利用者の利便性のために変更。

2.

引用規格  5 種類の JIS を引用。

JIS B 7411

JIS B 7507

JIS B 7525

JIS C 1102-2

JIS C 60068-1 

IEC 

60095-1 

1.2 2

種類の IEC 規格を引用。

IEC 60050 (486):1991

IEC 60095-2:1984 

MOD/

変更

JIS

として必要な引用規格に変更。


20

D 5301

:2006

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅱ)

国際 
規格

番号

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の項目ご

との評価及びその内容 
  表示箇所:本体

  表示方法:側線又は点線の下線

項目

番号

内容

項目

番号

内容

項 目 ご と

の評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の理由

及び今後の対策

1.3

IEC

の用語規格を引用。

3.

定義 21 の 用 語 の 定 義 を 規

定。

IEC 

60095-1 

5

機能的特性を説明。 

MOD/

変更

JIS

として必要な用語の定義を個々の用

語について説明。

2.1

用途による区分 
クラス A,クラス B 及びク
ラス C

MOD/削除  JIS

は,クラス C を削除。

クラス C の仕様が未決定であるため削
除。

2.2

形式による区分 
ベント式蓄電池及び制御弁

式蓄電池

MOD/削除

自動車用制御弁式鉛蓄電池を削
除。

我が国では自動車用制御弁式鉛蓄電池
の市場規模が小さいため,規格化には時

期尚早と判断し,今回は削除。

IEC 

60095-1 

2.3

気候による電解液密度の区

MOD/削除  JIS

は区分していない。

我が国では亜熱帯及び熱帯仕様は生産

していない。

IEC 

60095-2 

17

クラス A 用 AS  シリーズの
寸法及び極性。極性は,1 形

式 1 種類(L 又は R)

4.

種類

形式,性能,寸法,極性
及び使用用途(クラス

A

,クラス B)による区

分。 
“幅×箱高さの区分”
が,B∼E のものについ

ては,極性が L 及び R
の 2 種類ある。

IEC 

60095-4 

A.2

クラス B 用 AS シリーズの寸

法及び極性

MOD/

追加 IEC 規格では,性能ランクによ

る区分はしていない。

性能ランクは,寸法とともに使用者や消
費者が蓄電池を選定,購入するに当たっ

ての重要な判断材料となっており,今後
も存続させる。

IEC

規格には,

形式 B 19∼E 41 は極性 L

だけが記載されており,JIS についても
将来極性 R を廃止する予定。

MOD/

削除  JIS では亜熱帯及び熱帯,制御

弁式蓄電池を削除。 

我が国では亜熱帯及び熱帯仕様は生産
していない。制御弁式蓄電池は JIS から
除外したため削除した。

MOD/

変更  電解液密度の基準温度は IEC 

格では 25 ℃であるが,JIS では

20

℃とした。 

我が国では従来より 20 ℃基準の設計を
しているため変更した。

5.

出荷条件  ベント式蓄電池の出荷

条件について規定。

IEC 

60095-1 

3

ベント式蓄電池と制御弁式
蓄電池の出荷条件について
規定

MOD/

追加  温度換算式を追加した。

測定時の温度は必ずしも基準温度では

ないため追加した。IEC 規格の次回改正
時に,追加される予定。

 


21

D 5301

:2006

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅱ)

国際 
規格

番号

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の項目ご

との評価及びその内容 
  表示箇所:本体

  表示方法:側線又は点線の下線

項目

番号

内容

項目

番号

内容

項目ごとの

評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の理由

及び今後の対策

6.

性能

寸法,容量,始動性能,
充電受入性,寿命,耐振

動性,端子強度及び締付
強度について規定。

− MOD/追加

適合性評価に資する規格のため JIS 
して必要。IEC 規格の次回改正時に,性

能項目の準拠試験方法及び適合値が規
定される予定。

7.

構造

MOD/

追加  JIS は,細端子を追加。 

7.2

端子

端子としてテーパ端子

(太端子及び細端子)を
規定。

IEC

60095-2 

12

13

テーパ端子(太端子だけ)

を規定。

MOD/

変更  JIS は,太端子の寸法許容差を

変更。 
        JIS      IEC 規格 
正極径

0

0.3

19.5

0

0.2

19.5

負極径

0

0.3

17.9

0

0.2

17.9

高さ

3
0

 

17

1

0

 

17

IEC

規格の次回改正時に,細端子が追加

され,太端子は寸法許容差が変更される
予定。

7.3

液口栓

ねじ式液口栓のねじの
呼び径とピッチを規定。

− MOD/追加

 JIS として必要な部品寸法を規定。 

8.

外形寸法  クラス及び形式ごとの

外形寸法を規定。

IEC

60095-2

IEC

60095-4 

7

4

蓄電池の主要寸法を規定。 MOD/追加

 JIS として必要な,規定項目及び内容を

追加。

9.

試験

9.1

試験用

蓄電池の抜 
取り

試験に供するサンプル
の状態を規定。

IEC

60095-1 

6.1

JIS

に同じ。 IDT

9.2

試験状態  試験環境の温度及び湿

度を規定する。

− MOD/追加

 JIS として必要な,規定項目及び内容を

追加。

9.3

即用式

鉛蓄電池の 
活性化

即用式鉛蓄電池の注液
を規定。

IEC

60095-1 

6.3

JIS

に同じ。 

IDT

 


22

D 5301

:2006

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅱ)

国際 
規格

番号

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の項目ご

との評価及びその内容 
  表示箇所:本体

  表示方法:側線又は点線の下線

項目

番号

内容

項目

番号

内容

項目ごとの

評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ) JIS と国際規格との技術的差異の理由及

び今後の対策

9.4

試験条

IEC 

60095-1

9.4.1

計器

試験に使用する計器な
どを規定。

6.4

JIS

にほぼ同じ。 

MOD/

追加  測定計としてノギスなどを追

加。

JIS

として必要な計器を追加。 

試験に供する電池の満
充電状態を規定。

6.2

 

JIS

として必要な充電状態を規定。 

a)

定電流充電法 1

b)

定電流充電法 2

6.2.1

ベント式蓄電池の定電流充

 

MOD/

変更  充電終了条件を変更。

我が国からの提案によって次回 IEC 

格の改正時に,JIS の内容に変更される
予定。 

6.2.2

ベント式蓄電池の定電圧充

MOD/

変更  IEC 規格の充電電圧は 16 V で

あるが,JIS は 14.8 V とし,充
電末期は定電流充電とした。

我が国の提案によって IEC 規格の次回

改正時に,追加される予定。

9.4.2

充電

c)

定 電 圧− 定 電流 充

電法

6.2.3

制御弁式蓄電池の充電 MOD/削除  制御弁式蓄電池を削除。

制御弁式蓄電池は JIS から除外したた
め,削除。

9.5

試験方

IEC 

60095-1

7

JIS

にほぼ同じ。 MOD/変更

MOD/

削除

 6.

性能に対応して JIS として規定。我が

国で実績のない容量保存性試験,減液試
験,電解液保持試験及び活性化後の即用

式蓄電池の始動性試験を,削除。

9.5.1

寸法

外形寸法の測定方法を

規定。

MOD/

追加

JIS

として必要な規定項目及び内容を追

加。

7.1 20

時間率容量 C

e

 MOD/

削除

a)

リ ザ ーブ キ ャパ シ

ティ C

r,e

 

IEC 

60095-1

7.2

リザーブキャパシティ C

r,e

IDT

IEC

規格は,C

e

又は C

r,e

のどち

らかを選択。JIS は C

r,e

を選択。

JIS

は IEC 規格だけでなく,SAE との整

合も考慮したため,C

r,e

を基準容量とし

て選択した。

C

r,e

= t [1

−0.009 (T

25)]

MOD/

追加  温度換算式を追加。

IEC

規格の次回改正時に,追加される予

定。

9.5.2

容量

試験

b) 5

時間率容量  C

5,e

MOD/

追加

JIS

として必要な規定項目及び内容を追

加。

 


23

D 5301

:2006

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅱ)

国際 
規格 
番号

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の項目ご

との評価及びその内容 
  表示箇所:本体 
  表示方法:側線又は点線の下線

項目 
番号

内容

項目
番号

内容

項目ごとの
評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の理由

及び今後の対策

a)

コールドクランキン

グ電流(CCA)試験 
I

cc

で放電し,30 秒目電

圧が 7.2 V 以上。

IEC 
60095-1

7.3

I

s

で放電し,60 秒目電圧が

8.4 V

以上。 

MOD/

変更  放電電流,時間,電圧が異なる。我が国の提案によって,IEC 規格の次回

改正時に,

JIS

の内容に変更される予定。

9.5.3

始動

性能試験

b)

高率放電特性試験

(

−15℃)

MOD/

追加

JIS

として必要な規定項目及び内容を追

加。

a)

充電受入性試験 1

C

r,e

値から放電電流値及

び要求値を求める。

IEC 
60095-1

7.4

C

r,e

値,又は C

e

値から放電

電 流 値 及 び 要 求 値 を 求 め
る。

MOD/

変更  IEC 規格は,C

e

又は C

r,e

のどち

らかを選択。JIS は C

r,e

を選択。

JIS

は IEC 規格だけでなく,SAE との

整合も考慮したため,C

r,e

を基準容量と

して選択した。

9.5.4

充電

受入性試験

b)

充電受入性試験 2

MOD/

追加

JIS

として必要な規定項目及び内容を追

加。

a)

軽負荷寿命試験

MOD/

追加

9.5.5

寿命

試験

b)

重負荷寿命試験

MOD/

追加

我が国の提案によって,IEC 規格の次回
改正時に,

JIS

の内容が追加される予定。

9.5.6

耐振

動性試験

放電電流  5 時間率電流 
振動方向  上下の単振動 
複振幅 2.3∼2.5 mm 
振動加速度  29.4 m/s

2

振動時間 2 時間

IEC 
60095-1

7.10

放電電流  なし 
振動方向  上下の単振動 
周波数 30∼35 Hz 
加速度 30 m/s

2

(クラス A)

              50 m/s

2

(クラス B)

振動時間 2 時間(クラス A)
        8 時間(クラス B)

MOD/

変更  試験条件が異なる。特にトラッ

ク用に適用されるクラス B に
ついては,IEC 規格の規定値の
ほうが厳しい。

現在,振動試験内容について,IEC 規格
の見直しが行われている。これが決まっ
た後で,JIS に採用する予定。

9.5.7

端子

強度試験

端子に一定のトルクを
加える。

MOD/

追加

JIS

として必要な規定項目及び内容を追

加。

9.5.8

締付

強度試験

車両への搭載実態に応
じた締付力を加える。

MOD/

追加

JIS

として必要な規定項目及び内容を追

加。

9.5.9

その

他の試験

容量保存性試験,減液試
験,電解液保持試験及び
活性化後の即用式蓄電
池の始動性試験を,附属
書 1 に規定。

IEC 
60095-1

7.5 
7.9 
7.11 
7.12

容量保存性試験,減液試験,
電解液保持試験及び活性化
後の即用式蓄電池の始動性
試験を,本体に規定。

MOD/

削除  IEC 規格の規定内容を削除し,

参考として記載。

我が国で実績のない試験方法は,この規
格で規定せず,附属書 1(参考)に記載。


24

D 5301

:2006

  (

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅱ)

国際 
規格 
番号

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の項目ご

との評価及びその内容 
  表示箇所:本体 
  表示方法:側線又は点線の下線

項目 
番号

内容

項目
番号

内容

項 目 ご と
の評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の理由

及び今後の対策

9.6

試験の

順序

IEC 

60095-1 

6.5.1

JIS

にほぼ同じ。

MOD/

変更  IEC 規格は容量及び始動性能を

各 3 回試験することを必須とし
ているが,JIS は,最大 3 回ま
で試験できることとした。

IEC

規格の内容も,次回の改正時に,JIS

と同一内容に変更される予定。

JIS

は,容量保存性試験,電解

液保持試験及び減液試験を 削
除。 

容量保存性試験,電解液保持試験及び減
液試験は,我が国では実績がない試験方
法であり,今回の改正では規定しなかっ
たため,削除。将来,試験方法を規定す
るときには,試験順序も規定する。 

10.

検査

性能項目ごとの準拠試
験方法及び適合値を規
定。

− MOD/追加

JIS

として必要な,規定項目・内容を追

加。IEC 規格の次回改正時に,性能項目
の準拠試験方法及び適合値が規定され
る予定。

11.

製品の

呼び方

名称及び形式による,
製品の呼び方を規定。

− MOD/追加

JIS

として必要な,規定項目・内容を追

加。

a)

定格表示

    1)

形式 4.1.1

4.1.2
4.1.4

蓄電池のクラス 
公称電圧 
公称始動電流 

MOD/

変更

JIS

として必要な,形式表示に変更。

IEC

規格の次回改正時に,JIS の形式表

示を含む内容が,追加される予定。 

    2)

極性

IEC 

60095-1 

4.2

JIS

とほぼ同じ。 

IDT

    3)

製 造 業 者 又 は そ

の略号

    4)

製造年月,製造年

月日又はその略号

− MOD/追加

JIS

として必要な,規定項目及び内容を

追加。

12.

表示

b)

安全表示

      6

種類の記号で表示

記号の大きさを規

定。

IEC 

60095-1

4.1.5

JIS

に同じ。

附属書 B による。

MOD/

変更  IEC 規格の附属書 B の内容を本

体に規定。

記号の意味を記号の近くに表示するこ
とで,使用者の利便性を向上させた。

 
 


25

D 5301

:2006

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅱ)

国際 
規格

番号

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の項目ご

との評価及びその内容 
  表示箇所:本体

  表示方法:側線又は点線の下線

項目

番号

内容

項目

番号

内容

項目ごとの

評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の理由

及び今後の対策

4.1.6

制御弁式蓄電池の表示 MOD/削除  JIS は削除。

制御弁式蓄電池を JIS から除外したた
め,削除。

4.3

追加表示事項 MOD/削除  JIS では削除。

IEC

規格の 4.3 は,規定事項ではないの

で削除。

12.

表示

(続き)

IEC 

60095-1

4.4

蓄電池の取付け MOD/削除  JIS は,すべて削除。

JIS

形式に該当しない内容のため削除。

附属書 1

IEC 

60095-1

7.5

7.9

7.11

7.12

容量保存性試験,減液試験,
電解液保持試験及び活性化
後の即用式蓄電池の始動性

試験を,本体に規定。

MOD/

削除  JIS は,保存日数,保存後の放

電電流,端子電圧などを変更の
上,参考とした。

IEC

規格の次回改正時に,JIS と同一内

容に変更される予定。

JIS

の次回改正時に,本体に規定する予

定。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:MOD

備考1.  項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  IDT……………… 技術的差異がない。 
    ―  MOD/削除………  国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。

    ―  MOD/追加………  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
    ―  MOD/変更………  国際規格の規定内容を変更している。

2. JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  MOD……………  国際規格を修正している。