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日本工業規格

JIS

 D

5204

-1993

自動車用スタータピニオン

及びリングギヤの諸元

Road vehicles

−Dimensions of starter pinions and ring gears

1.

適用範囲  この規格は,自動車に用いるスタータのピニオン及びリングギヤのモジュール,圧力角,

歯数及びその他の歯車諸元について規定する。

備考  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS B 0102

  歯車用語

JIS B 0121

  歯車記号

2.

用語の定義及び記号  この規格で用いる主な用語の定義及び記号は,次によるほか,JIS B 0102 及び

JIS B 0121

による。

(1)

有効歯先円直径 d

a

'

  インボリュート曲線と歯先の面取りが交わる点を結ぶ円の直径。

(2)

有効歯底円直径 d

f

'

  インボリュート曲線と歯元の隅肉曲線が交わる点を結ぶ円の直径。

3.

ピニオンの寸法諸元

3.1

モジュール,圧力角,転位係数及び歯数  ピニオンのモジュール m,圧力角

α

,転位係数 及び歯数

z

は,

表 によるのがよい。

表 1  ピニオンのモジュール,圧力角,転位係数及び歯数

歯数  z

モジュール m

(mm)

圧力角

α

・ (º)

転位係数 x

8 9 10

11

12

13

14

15

     2.25

     2.5

          3

     3.5

          4

20 0.5

3.2

歯末のたけ係数及び歯元のたけ係数  ピニオンの寸法諸元を算出するために基準とする歯末のたけ

係数(

1

)

は,

表 に示すとおりとして,歯元のたけ係数(

2

)

は,1.167 とする。

(

1

)

標準歯車の歯末のたけ h

a

をモジュール で除した係数

m

h

a

(

2

)

標準歯車の歯末のたけ hf をモジュール m で除した係数

m

h

f


2

D 5204-1993

表 2  ピニオンの歯末のたけ係数

歯数  z

モジュール m

(mm)

8  9  10 11 12 13 14 15

     2.25

0.85

  0.9

  0.9

  0.95

     2.5

0.85

  0.9

  0.9

  0.95

0.95

1

1

1

          3

  0.95

  0.95

1

1

1

1

1

     3.5

  0.95

1

1

1

1

1

          4

− 1 1 1 1 1 1

3.3

歯先円直径,有効歯先円直径,有効歯底円直径,歯底円直径及び 枚またぎ歯厚  ピニオンの歯先

円直径 d

a

,有効歯先円直径 d

a

'

,有効歯底円直径 d

f

'

,歯底円直径 d

f

及び 2 枚またぎ歯厚 W2 は,

表 による

のがよい。

表 3  ピニオンの寸法諸元

単位 mm

歯先円直径

d

a

有効歯 
先円直径

d

a

'

有効歯 
底円直径

d

f

'

歯底円直径

d

f

2

またぎ歯厚

W2

モジュール

m

圧力角

α

(º)

転位係

x

歯数

z

上限

下限

下限

上限

上限

下限

上限

下限

8  24.08 23.87

23.77

16.91

15.00

14.73 10.99 10.92

 9

26.55

26.34

26.24

19.04

17.25

16.98

11.02

10.95

10 28.80 28.59

28.49

21.20  19.50

19.17 11.05 10.98

    2.25

20

0.5

11 31.28 31.03

30.93

23.37  21.75

21.42 11.08 11.01

8  26.75 26.54

26.44

18.79

16.67

16.40 12.21 12.14

9  29.50 29.29

29.19

21.16

19.17

18.84 12.24 12.17

10  32.00 31.75

31.65

23.55

21.67

21.34 12.28 12.21

11  34.75 34.50

34.40

25.97

24.17

23.84 12.31 12.24

12  37.25 37.00

36.90

28.39

26.67

26.34 12.35 12.28

13  40.00 39.75

39.65

30.83

29.17

28.84 12.38 12.31

14  42.50 42.25

42.15

33.28

31.67

31.28 12.42 12.35

    2.5

20

0.5

15  45.00 44.75

44.65

35.74

34.17

33.78 12.45 12.38

9  35.70 35.45

35.35

25.39

23.00

22.67 14.69 14.62

10  38.70 38.45

38.35

28.26

26.00

25.67 14.73 14.66

11  42.00 41.75

41.65

31.16

29.00

28.67 14.77 14.70

12  45.00 44.75

44.65

34.07

32.00

31.61 14.81 14.74

13  48.00 47.75

47.65

37.00

35.00

34.61 14.86 14.79

14  51.00 50.70

50.60

39.94

38.00

37.61 14.90 14.83

    3

20

0.5

15  54.00 53.70

53.60

42.89

41.00

40.61 14.94 14.87

10  45.15 44.90

44.80

32.97

30.33

29.94 17.19 17.12

11  49.00 48.75

48.65

36.35

33.83

33.44 17.23 17.16

12  52.50 52.20

52.10

39.75

37.33

36.94 17.28 17.21

13  56.00 55.70

55.60

43.17

40.83

40.44 17.33 17.26

14  59.50 59.20

59.10

46.60

44.33

43.94 17.38 17.31

    3.5

20

0.5

15  63.00 62.70

62.60

50.03

47.83

47.44 17.43 17.36

10  52.00 51.70

51.60

37.68

34.66

34.27 19.64 19.56

11  56.00 55.70

55.60

41.55

38.66

38.27 19.70 19.62

12  60.00 59.70

59.60

45.43

42.66

42.27 19.75 19.67

13  64.00 63.70

63.60

49.34

46.66

46.27 19.81 19.73

14  68.00 67.70

67.60

53.25

50.66

50.20 19.87 19.79

    4

20

0.5

15  72.00 71.70

71.60

57.18

54.66

54.20 19.92 19.84


3

D 5204-1993

4.

バックラッシ及びリングギヤの歯幅  ピニオンとリングギヤのバックラッシ及びリングギヤの歯幅は,

表 によるのがよい。

表 4  バックラッシ及びリングギヤの歯幅

単位 mm

モジュール m

バックラッシ

リングギヤ歯幅

適用エンジン(参考)

2.25

,2.5 0.3∼0.6 8∼12

ガソリンエンジン

2.25

,2.5,3 0.4∼0.7 10∼20

小形及び中形ディーゼルエンジン

3

,3.5,4 0.5∼1.0 15∼25

大形ディーゼルエンジン

5.

かみあい率  ピニオンとリングギヤのかみあい率は,1.05 以上とするのがよい。

6.

ピニオンとリングギヤの間隔  ピニオンとリングギヤの間隔は,図 によるのがよい。

図 1  ピニオンとリングギヤの間隔

*

公称寸法で規定する。

7.

面取り

7.1

ピニオンの面取り  ピニオンの面取りは,必要な場合には,反回転方向側に設ける。

なお,角度及び寸法については特に規定しない。

7.2

リングギヤの面取り  リングギヤの面取りは,必要な場合には,回転方向側に設ける。

なお,角度及び寸法については特に規定しない(

図 参照)。


4

D 5204-1993

図 2  リングギヤの面取りの例

8.

硬さ  ピニオン及びリングギヤの硬さは,表 によるのがよい。

表 5  ピニオン及びリングギヤの硬さ

区分

歯の端面の硬さ

(HRC)

熱処理方法

(参考)

鋼製ピニオン 50∼65

浸炭焼入焼もどし,高周波焼入焼もどし

鋼製リングギヤ 45∼60

浸炭焼入焼もどし,高周波焼入焼もどし

関連規格  JIS B 1701  インボリュート歯車の歯形及び寸法


5

D 5204-1993

社団法人  自動車技術会電装部会スタータ・オルタネータ分科会  構成表

氏名

所属

(分科会長)

千  田  満  雄

日産ディーゼル工業株式会社

(幹事)

志  塚  正  之

株式会社日立製作所

笹  尾  照  夫

工業技術院標準部

西      正  治

いすゞ自動車工業株式会社

山  口  正  一

スズキ株式会社

川  島      譲

ダイハツ工業株式会社

稲  津  雅  弘

トヨタ自動車株式会社

高  塚  裕  道

日産自動車株式会社

久  保  陽  二

日野自動車工業株式会社

金  子  則  保

富士重工業株式会社

小  島  和  夫

株式会社本田技術研究所

田  中  靖  治

三菱自動車工業株式会社

浜  野      仁

澤藤電機株式会社

中  田  喜  六

日興電機工業株式会社

岩  田  頼  明

日本電装株式会社

木  村  栄  一

株式会社三ツ葉電機製作所

竹  内  健  治

三菱電機株式会社

村  岡  良  三

社団法人日本自動車部品工業会

(事務局)

久津見      都

社団法人自動車技術会