>サイトトップへ >このカテゴリの一覧へ

日本工業規格

JIS

 D

4901

-1982

車両識別番号 (VIN)

Vehicle Identification Number

1.

適用範囲  この規格は,JIS D 0101(自動車の種類に関する用語)で定める路上走行自動車(以下,

車両という。

)に表示する識別番号の表示記号・番号とその表示方法について規定する。

引用規格: 

JIS D 0101

  自動車の種類に関する用語

対応国際規格: 

ISO 3779

  Road vehicles−Vehicle identification number (VIN)−Content and structure

ISO 3780

  Road vehicles−World manufacturer identifier (WMI) code

ISO 4030

  Road vehicles−Vehicle identification number (VIN)−Location and attachment

2.

用語の意味  この規格で用いる主な用語の意味は,次による。

(1)

車両識別番号(VIN : Vehicle Identification Number の略称。以下,VIN という。)  個々の車両を識別

する目的で,ローマ字又は数字を組み合わせて表示する番号。

備考 VIN は,製造業者識別コード,車両仕様区分及び車両指示区分の 3 区分から成り,この順

に組み合わせる。

なお,製造業者識別コード以外は,製造業者が設定する。

(2)

製造業者識別コード(WMI : World Manufacturer Identifier の略称。以下,WMI という。)  車両の製

造業者を示すため,製造業者ごとに付与される固有のコード。

(3)

車両仕様区分(VDS : Vehicle Descriptor Section の略称。以下,VDS という。)  車両の仕様を示す区

分。

(4)

車両指示区分(VIS : Vehicle Indicator Section の略称。以下,VIS という。)  同じ VDS の車両を識

別するための区分。

(5)

製造業者  車両の製造・組付けを行い,同一 VIN が二つはないことに責任を持つ個人又は法人。

(6)

年  車両が生産された暦年又は製造業者が定めた年式。

(7)

仕切り  VIN の区分又は VIN の始めと終わりを明確にするための記号又は境界線。

3.

VIN

の内容と構成

3.1

VIN

の基本的内容と構成  VIN は,WMI,VDS,VIS をこの順序で配列して構成する(付図参照)。

なお,30 年間はすべての車両に対し,同じ VIN を与えないように構成しなければならない。

3.2

記号  VIN に用いる記号は I,O,Q 以外のローマ字(大文字)又はアラビア数字とする。

3.3

WMI

  WMI は,3 けた(桁)のローマ字及び数字又はそれらの組合せで構成する。第 1 及び第 2 け

たの組合せで特定国を表し,第 1,第 2 及び第 3 けたの組合せで特定製造業者を表す。


2

D 4901-1982

なお,第 3 けたの 9 は,年間生産台数 500 台未満の製造業者が使用する。

3.4

VDS

  VDS は,6 けたのローマ字及び数字又はそれらの組合せで構成し,製造業者が指示した車両

の主要な仕様を表示する。

3.5

VIS

  VIS は,8 けたのローマ字及び数字又はそれらの組合せで構成する。ただし,最後の 4 けたは,

数字でなければならない。

年又は組立工場を表示する場合は,第 1 けたで年を表示し,第 2 けたで組立工場を表示することが望ま

しい。年を示す場合の記号は,

表による。ただし,年間生産台数 500 台未満の製造業者の第 3,第 4 及び

第 5 けたの使用方法については別に定める。

コード

コード

コード

コード

1980 A 1988  J  1996 T 2004  4

1981 B 1989 K 1997 V 2005 5

1982 C 1990 L 1998 W 2006 6

1983 D 1991 M 1999 X 2007  7

1984 E 1992 N 2000 Y 2008  8

1985 F 1993 P 2001 1 2009 9

1986 G 1994 R 2002  2  2010 A

1987 H 1995 S 2003  3

3.6

仕切り  仕切りとして記号を使用する場合は,3.2 で規定した記号又はこれと紛らわしい記号を使用

してはならない。

4.

VIN

の表示位置及び表示方法

4.1

VIN

の表示位置  VIN は,次のいずれかで容易に読める位置に,表示することが望ましい。

(1)

車両の右前半部

(2)

前面ガラス用柱の近くの乗員室の内側

備考 VIN の位置は,取扱い説明書などに記載しなければならない。

4.2

VIN

の表示方法  VIN は,次のいずれか又は両方を用いて車両に表示する。

(1)

車両のフレーム又は容易に取り替えられないボデーの部位に直接表示する。

(2) VIN

を表示した板を車両のフレーム又は容易に取り替えられないボデーの部位に,容易に取り去る

ことができない方法で取り付ける。

4.3

VIN

の大きさ  VIN に使用するローマ字と数字の高さは,4.2(1)による場合,モーターサイクルは 4

mm

以上,それ以外の車両は 7mm 以上とし,4.2(2)による場合は,4mm 以上とする。

4.4

VIN

の表示  VIN は,間隔をおかずに 1 行又は 2 行に表示しなければならない。ただし,2 行の場

合,構成区分の中間で分割してはならない。


3

D 4901-1982

付図  VIN の構成 

1. VIN

の基本的構成

2. VIN

の具体例

社団法人自動車技術会基本部会  自動車識別分科会

氏名

所属

(分科会長)

福  井  紀  三

トヨタ自動車株式会社技術管理部

川  崎  哲  資

日産自動車株式会社設計管理部

池  田  順  一

工業技術院標準部機械規格課

松  田  卯一郎

運輸省自動車局整備部

須  永  惇  一

いすゞ自動車株式会社開発本部

林      文  雄

鈴木自動車工業株式会社四輪車設計部

武  林  征  矢

ダイハツ工業株式会社技術管理部

小坂田      忠

東洋工業株式会社商品開発室

篠  崎  利  春

日産ディーゼル工業株式会社設計管理部

田  中      徹

日野自動車工業株式会社研究管理部

岡  井  和  義

富士重工業株式会社スバル技術本部

島  崎  憲  二

本田技研工業株式会社認定技術部

木  戸  邦  宏

三菱自動車工業株式会社技術管理部

森  谷      勉

川崎重工業株式会社発動機事業本部

佐々木      滋

社団法人日本自動車工業会

村  岡  良  三

社団法人日本自動車部品工業会

栗  原  友  平

社団法人日本自動車車体工業会

(事務局)

香  取  恭  三

社団法人自動車技術会