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日本工業規格

JIS

 D

4705

-1993

バス−方向幕巻取器

Buses

−Destination indicators

1.

適用範囲  この規格は,バスに使用する電動式の方向幕巻取器(以下,巻取器という。)について規定

する。ただし,操作スイッチ及び方向幕は除く。

備考  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS C 3406

  自動車用低圧電線

2.

種類  巻取器の種類は,その用途によって 3 種類に分類し,表 のとおりとする。

表 1  種類

種類

記号

用途

参考(有効窓寸法)

備考

一般形 BF

101

一般用

方向幕窓有効高さ 200 mm

付図 1

前−後部大形 BF

102

車体前後面用

方向幕窓有効高さ 300 mm

付図 2

側部大形 BF

103

車体側面用

方向幕窓有効幅  700 mm

付図 3

3.

性能  巻取器は,表 に示す各特性について,7.によって試験を行ったとき,方向幕のどの位置でも

しわ又はたるみがなく,左右にかたよらず,巻取り・巻戻しができるものでなければならない。

表 2  特性

特性

試験方法

作動性

7.1

による。

耐久性

7.2

による。

耐振性

7.3

による。

耐温度性

7.4

による。

4.

構造  巻取器の構造は,次のとおりとする。

(1)

巻取器は,操作スイッチによって,容易に操作することができ,電動機から歯車又はチェーンを介し

て,巻取軸を回転させ,方向幕を巻き取る構造とする。

(2)

巻取器の巻取軸及びガイドローラは,太さが均一で曲がりがないものとする。

(3)

巻取器は堅ろうで,各部は円滑に作動するものとする。

(4)

巻取器の定格電圧は,DC24V とする。

(5)

巻取器に使用する電線は,JIS C 3406 に規定する公称断面積 0.5∼0.85mm

2

のものとする。

5.

形状及び寸法  巻取器の形状及び寸法は,付図 1による。

備考  形状は,一例を示す。

6.

外観  巻取器の外観は,次のとおりとする。


2

D 4705-1993

(1)

巻取器は,美観を著しく低下させるようなさび,凹凸,しわ,うきなどの欠点があってはならない。

(2)

巻取器は,使用上有害な裂け目,き裂などの欠点があってはならない。

7.

試験方法

7.1

電圧変動試験  電圧変動試験は,巻取器を正規の取付状態にし,表 の試験電圧を加えて作動させ,

各部の異状の有無を調べる。

表 3  電圧変動試験条件

定格電圧

試験電圧 1

試験電圧 2

DC24 V

DC20 V

DC30 V

7.2

耐久試験  耐久試験は,巻取器を正規の取付状態にし,DC30V の電圧を加えて,方向幕を 5 000 回

(

1

)

往復作動させ,各部の異状の有無を調べる。

(

1

) 15m

の方向幕を各表示段ごとに始動及び停止を行い,全体について巻取り及び巻戻しを行って1

回と数える。

7.3

振動試験  振動試験は,巻取器を正規の取付状態にし,振動試験器によって表 の振動を与え,各

部の異状の有無を調べる。

表 4  振動試験条件

項目

振動条件

振動数

33.3Hz

全振幅

約 2mm

方向

上下

左右

前後

振動

時間

4

時間

2

時間

2

時間

7.4

温度試験  温度試験は,巻取器を正規の取付状態にし,表 の温度において,DC24V を加えて作動

させ,各部の異状の有無を調べる。

表 5  温度試験条件

試験温度 1

試験温度 2

−10  ℃ 70

8.

検査  巻取器の検査は,性能,構造,寸法及び外観について行い,3.6.の規定に適合しなければなら

ない。

9.

製品の呼び方  巻取器の呼び方は,規格番号及び付図 1に示す呼びによる。

1.  JIS D 4705  BF 101-950

2.  JIS D 4705  BF 103-700H

10.

表示  巻取器には,容易に消えない方法で,次の事項を右フレームに表示する。

(1)

製造年月日又は製造番号

(2)

製造業者名又はその略号


3

D 4705-1993

付図 1  巻取器本体  一般形

寸法

参考

呼び

L

1

L

2

L

3

P

有効窓寸法

幕幅

巻取長さ

BF 101-950

950

1 030

以下

980

200

×900 920

BF 101-880

880

  960

以下

910

200

×840 850

BF 101-740

740

  820

以下

770

200

×700 710

BF 101-320

320

  400

以下

51

以下

350

200

×280 290

15m

以上

(

2

)

取付ねじは,M5とする。

(

3

)  L

3

寸法は,左右フレームからの突出寸法(フレームを含む。

)を示す。


4

D 4705-1993

付図 2  巻取器本体  前−後部大形 

寸法

参考

呼び

L

1

L

2

L

3

P

有効窓寸法

幕幅

巻取長さ

備考

BF 102-1480

1 480

1 560

以下 1

520

300

×1400 1

450

BF 102-1280

1 280

1 360

以下 1

320

300

×1200 1

250

系統幕窓なし用

BF 102-1050

1 050

1 130

以下 1

090

300

×1000 1

020

BF 102- 350

 350

 430

以下

390

300

× 300

 320

A

BF 102- 880

 880

 960

以下

920

300

× 800

 850

BF 102- 320

 320

 400

以下

51

以下

 360

300

× 280

 290

20m

以上

B

系統幕窓付用

(

2

)

取付ねじは,M5とする。

(

3

)  L

3

寸法は,左右フレームからの突出寸法(フレームを含む。

)を示す。


5

D 4705-1993

付図 3  巻取器本体  側部大形

寸法

参考

呼び

H

有効窓寸法

字幕幅

巻取長さ

BF 103-700H

700

650

×700

BF 103-450H

450

400

×700

BF 103-350H

350

300

×700

710 30

m

以上

(

2

)

取付ねじは,M5とする。

(

3

) 51

以下は,左右フレームからの突出寸法(フレームを

含む。

)を示す。

関連規格  JIS D 1601  自動車部品振動試験方法

JABIA

規格 B 1005  バス用電動方向幕巻取器


6

D 4705-1993

JIS D 4705

バス用方向幕巻取器

工業標準化改正原案調査検討委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

勝  俣  信  郎

東京都交通局

山  村  修  蔵

工業技術院標準部

笹  尾  照  夫

工業技術院標準部

坊  田  佳  紀

通商産業省機械情報産業局

青  木  勇  平

運輸省自動車交通局技術安全部

高  木  俊  男

大阪市交通局

矢  口  鉄  雄

東急バス株式会社

今  村      博

西武バス株式会社

西      克  彦

近畿日本鉄道株式会社

名  和  順  一

名古屋鉄道株式会社

原      昭  二

神奈川中央交通株式会社

安  田      理

東武鉄道株式会社

八  木  重  正

富士重工業株式会社

宮  西  伸  之

アイ・ケイ・コーチ株式会社

広  谷  征  一

三菱自動車工業株式会社

支  田  敏  男

日野車体工業株式会社

中  村  隆  雄

日産車体株式会社

高  島  幸  雄

西日本車体工業株式会社

小野寺      彬

新呉羽自動車工業株式会社

中  村  和  彦

株式会社三陽電機製作所

(事務局)

久  保  義  男

社団法人日本自動車車体工業会