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日本工業規格

JIS

 D

4001

-1995

冷蔵・冷凍自動車の保冷車体

Insulated bodies of insulated or refrigerated vehicles

1.

適用範囲  この規格は,貨物を適温で輸送する冷蔵・冷凍自動車の保冷車体(以下,車体という。)に

ついて規定する。

備考1.  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS D 1701

  冷蔵・冷凍自動車の保冷車体性能試験方法

2.

この規格の中で{  }を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,

参考として併記したものである。

2.

種類  車体の種類は,車体の大きさ及び保冷性能によって区分し,表 のとおりとする。

表 1

車体の大きさによる種類

保冷性能による種類

      T-018

      T-024

      T-030

      S-030

      S-036

      S-036W

      S-0042

      S-0042W

      M-048

      M-048W

      M-054

      M-054W

      M-060

      M-060W

      L-060

      L-066

      L-072

      L-078

      L-084

      L-090

      L-096

A, B, C, D

備考  車体の大きさによる種類は表 6,保冷性能による種類は表 のとおりとする。

3.

性能


2

D 4001-1995

3.1

保冷性能  保冷性能は,JIS D 1701 の 4.(保冷性能試験)によって試験を行い,表 の規定に適合

しなければならない。

表 2  保冷性能

種類

断熱壁の中心温度 10℃のときの熱貫流率

kJ/m

2

h

℃ {kcal/m

2

h

℃}

A 1.25

以下{0.30 以下}

B 1.25

を超え 1.65 以下{0.30 を超え 0.39 以下}

C 1.65

を超え 2.50 以下{0.39 を超え 0.60 以下}

D 2.50

を超え 3.50 以下{0.60 を超え 0.84 以下}

3.2

気密性能  気密性能は,JIS D 1701 の 6.(気密試験方法)によって試験を行い,表 の規定に適合

しなければならない。

表 3  気密性能

単位 %/h

伝熱面積

(m

2

)

100

)

(m

/h)

(m

3

3

×

内容積

漏れ空気量

100

)

(m

/h)

(m

3

3

×

内容積

きの漏れ空気量

扉周辺をシールしたと

40

を超えるもの

120

以下 90 以下

40

以下のもの 150 以下 120 以下

20

以下のもの 210 以下 180 以下

備考  伝熱面積は,断熱壁の外表面積と内表面積の相乗平均とし,JIS D 1701 の規定による。

4.

強度  強度は,次のとおりとする。

(1)

床は,自動車の最大積載量に

表 に示す強度基準値を乗じた荷重(力)を等分布にかけたとき,使用

上有害な変形を生じてはならない。

(2)

側壁及び前後壁は,自動車の最大積載量に

表 に示す強度基準値の

2

1

を乗じた荷重(力)を等分布に

かけたとき,使用上有害な変形を生じてはならない。

表 4  強度基準

単位 m/s

2

 {G}

床 24.5

{2.5}

側壁

4.9

{0.5}

前後壁

5.9

{0.6}

(3)

車体床部に,自動車の最大積載量に相当する荷重(質量)を等分布にかけ,いずれか一つの車輪を

300mm

持ち上げ,水平に戻したとき,使用上有害な変形を生じてはならない。

(4)

取付部及び自動車のシャシに架装する部分は,

表 に示す負荷倍数を乗じた荷重に対して十分な強度

をもたなければならない。

表 5

荷重方向

負荷倍数

下向荷重 2.5

上向荷重 0.5

横荷重 0.5

前後荷重 0.6

5.

構造  構造は,次のとおりとする。

(1)

車体各部には,断熱材をすきまなく充てんし,保冷性能及び気密性能が劣化しにくい構造でなければ


3

D 4001-1995

ならない。

(2)

冷却装置を取り付ける場合には,車体内部の床,側壁,前後壁は貨物とすきまができるようにし,貨

物を保護する構造でなければならない。

(3)

車体は,洗浄容易な構造とし,排水孔を設けなければならない。

(4)

扉を閉じ,かつ,室内灯が点灯していない状態でも,操作部の位置を確認操作できる緊急用警報装置

を設け,操作部は車体内部の後方扉の近くに取り付けなければならない。

6.

寸法  車体の寸法は,表 に示すとおりとする。ただし,車体の長さ及び幅は,扉の締金具,外板ビ

ードなどの突出部を除く断熱壁外面間の寸法とし,高さは,屋根断熱壁上面から床断熱壁下面までの寸法

とする。

なお,この寸法は,各種類ごとの最小寸法を示す。

図 1


4

D 4001-1995

表 6

単位 mm

種類

長さ

高さ

T-018

1 800

1 350

T-024

2 400

1 650

T-030

3 000

1 650

1 200

S-030

3 000

1 850

S-036

3 600

1 850

S-036W

3 600

2 150

S-042

4 200

1 850

S-042W

4 200

2 150

1 750

M-048

4 800

2 200

M-048W

4 800

2 450

M-054

5 400

2 200

M-054W

5 400

2 450

M-060

6 000

2 200

M-060W

6 000

2 450

2 000

L-060 6

000

L-066 6

600

L-072 7

200

L-078 7

800

L-084 8

400

L-090 9

000

L-096 9

600

2 450

2 100

7.

検査  検査は,性能,強度,構造及び寸法について行い,3.6.の規定に適合しなければならない。

8.

製品の呼び方  車体の呼び方は,規格番号又は規格名称,及び種類による。

1.  JIS D 4001  S-030A

2.  冷蔵・冷凍自動車の保冷車体  S-030A

9.

表示  車体には,見やすい箇所に容易に消えない方法で,次の事項を表示する。

(1)

種類

(2)

製造業者名又はその略号


5

D 4001-1995

物流部会  冷蔵・冷凍自動車専門委員会  構成表(平成元年 9 月 1 日改正のとき)

氏名

所属

(委員会長)

石  井  常  雄

明治大学

鈴  木  孝  男

通商産業省

土  田  清  蔵

農林水産省

樋  口  忠  夫

運輸省地域交通局

松  田      朗

厚生省

秋  葉      満

加藤車体工業株式会社

川  島  益  文

日本フルハーフ株式会社

桜  井  伸  彦

トヨタ車体株式会社

高  村  洋  治

日野車体工業株式会社

敦  賀  継  夫

日本トレールモービル株式会社

西  宮  龍  治

日産車体株式会社

牧  野  慎  也

菱重コールドチェーン株式会社

光  藤      寿

東洋サーモコントロール株式会社

高  鷹  一  夫

東京三味株式会社

郡      敬太郎

社団法人全日本トラック協会

羽  田  八三九

ヤマト運輸株式会社

比  佐      勤

社団法人日本冷凍食品協会

藤  脇  宗  玄

グリコ協同乳業株式会社

丸  本  専  一

雪印乳業株式会社

(事務局)

小  林  秋  穂

工業技術院標準部機械規格課

山  形  智  幸

工業技術院標準部機械規格課

(事務局)

坂  元  耕  三

工業技術院標準部機械規格課(平成 7 年 11 月 1 日改正のとき)