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D 1050 : 1998
解説
解説表 2 JIS と対応する国際規格との対比表
対比項目
規定項目
JIS D 1050 : 1998
自動車−衝撃試
験における計測
(I) JIS
の規定内容
ISO 6487 : 1987
自 動 車 の 衝 撃 試
験における計測
(II)
国 際 規 格 の
規定内容
(III) JIS
と国際規格との相違点と対応
(1)
適用範囲
○ 衝撃試験の電気的計測技術の規
定
○ JIS と同等
=
(2)
定義
○ 各計測用語の定義
○ JIS と同等
ADP JIS
は,ISO の規定内容をすべて採用。た
だし,感度係数を決定する方法として JIS
B 7602
(電気式ロードセル−性能試験方
法)の規定を追加。今後,この引用した
JIS
と ISO との統一を図る必要がある。
(3)
性能
○ 直線性誤差,周波数特性,位相
遅れ時間,時間,横軸感度比率
○ JIS と同等
=
(4)
校正
○ 一般事項,校正用標準装置の正
確さ,感度係数と直線性誤差の
校正,周波数応答の校正
○ JIS と同等
ADP JIS
は,ISO の規定内容をすべて採用。た
だし,校正用標準装置の保証については
公認の検定機関が明確になっていないた
め,日本の実情を考慮した規定を追加。
また,周波数応答の校正では規定に合わ
ない校正範囲の表現が含まれているた
め,その部分を削除(解説 5.3.4 参照)した
が,現在改正中の ISO では解決できる予
定。
(5)
環境の影響
○ 環境の影響を定期的に点検
○ JIS と同等
=
(6)
計 測 チ ャ ネ
ル の 選 択 と
指定
○ 計測チャネルの選択と指定に関
する規定
○ JIS と同等
=
(7)
記録
○ 使用計測器に関する記録,温度,
湿度
−
ISO
には規定されていない。試験の結果
を適正に取り扱うために,記録を追加規
定している。
備考1. 表中の(I)及び(II)欄にある ○ は,該当する規定項目を規定していることを示し, − は規定していな
いことを示す。
2.
表中の(III)欄にある
=
は,JIS と国際規格との技術的内容が同等であることを示す。 ADP
は,JIS
は国際規格を技術的内容の変更なしで採用しているが,JIS として必要な規定内容を追加していることを
示す。