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日本工業規格

JIS

 D

1021

-1993

自動車−始動試験方法

Automobiles

−Starting test method

1.

適用範囲  この規格は,自動車の始動試験方法について規定する。

備考  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS D 1010

  自動車走行試験方法通則

2.

試験方法

2.1

試験自動車の状態及び試験器材は,JIS D 1010 による。

2.2

始動試験は,始動抵抗測定と始動とに分ける。

2.3

始動抵抗測定においては,あらかじめ大気・機関室・冷却水・機関油・燃料,蓄電池電解液などの

温度及び蓄電池電解液の比重・電圧を測定し,次にクラッチを切り,点火スイッチを入れないで,次のい

ずれかの方法で機関を駆動する。ただし,ディーゼル機関で減圧装置をもつ場合は,減圧する。

(1)

手回し法  なるべく速やかに始動ハンドルによって機関を手回しし,5 回転に要する時間を測定する。

(2)

電動法  次の図 のように計器を接続し,機関をその始動電動機で回転して,回転を開始してから 10

秒から 20 秒に至る間における安定した電流及び電圧を測定し,同時に機関の回転数を測定する。

図 1  電動始動試験接続図

2.4

始動においては,ガソリン機関の場合には,点火スイッチを入れ,気化器は,始動に対して最適の

操作を行い,機関を電気始動(又は手回し始動)し,最初の爆発及び自力回転に至るまでの時間を測定す

る。

ディーゼル機関の場合には,減圧を止め,燃料噴射ポンプには,始動に対して最適の操作を行い,予熱

プラグのあるものは,所定の時間予熱プラグスイッチを入れ,直ちに電気始動を行い,最初の爆発及び全

シリンダ爆発の起こるまでの時間を測定する。

なお,予熱プラグスイッチは,全シリンダ爆発の起こるまで入れておくこととする。


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D 1021-1993

2.5

始動試験は,寒冷状態において行うのを普通とし,機関全体が一様な低温度になった後に開始すべ

きである。ただし,機関を予熱した場合,又はその他特別の方法を実施した場合には,その方法及び時間

を記録しておく。

2.6

試験の記録及び成績は,

付表 によって記入する。

なお,機関試験前の経過状況・風・大気・温度の降下状況,前日の自動車使用状況,始動補助手段など

を記録しておく。


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D

 1021-

1993

付表 1  始動試験記録及び成績