附属書 12(参考)ローディングモデュールの詳細説明
この附属書は,本体に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。
1.
ローディングモジュール管理部 ローディングモジュール管理部は,附属書 12 表 1 による。
附属書 12 表 1 ローディングモジュール管理部
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1 0
2
N
システム収容数(n) a) a
2 2
2
(RESERVED)
3 4
B1
システム識別情報の並び(#1〜#n)
a
4 O1
B2
システム管理情報の並び(#1〜#n)
a
a)
システム収容数 システム収容数は,収容するシステムの数を格納する。
1.1
システム識別情報 システム識別情報は,附属書 12 表 2 による。
附属書 12 表 2 システム識別情報
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1 0
12 MID
製造者識別子
a
2 12
2
N
モジュール収容数(mn) a) a
3 14
2
(RESERVED)
a)
モジュール収容数 モジュール収容数は,各製造者識別子について収容する,モジュールの数を格納
する。
1.2
システム管理情報 システム管理情報は,附属書 12 表 3 による。
附属書 12 表 3 システム管理情報
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1 0
B1
モジュール識別情報の並び(#1〜#mn)
a
2 O1
B2
モジュール管理情報の並び(#1〜#mn)
a
1.3
モジュール識別情報 モジュール識別情報は,モジュールを識別するために,必要な情報を格納す
る。モジュール識別情報は,
附属書 12 表 4 による。
附属書 12 表 4 モジュール識別情報
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1 0
1 N:N::N
モジュール種別
a
2 1
3
(RESERVED)
3 4
52
C
モジュール名称
a
) a
4 56
8
C
モジュールバージョン番号
b
) b
a)
モジュール名称 モジュール名称は,モジュールの名称を格納する。
b)
モジュールバージョン番号 モジュールバージョン番号は,モジュールのバージョン番号を格納する。
1.4
モジュール種別 モジュール種別は,附属書 12 表 5 による。
附属書 12 表 5 モジュール種別
項番 bit
内容
備考
識別
1 7
診断サービスモジュールフラグ bit7
a
) a
0
診断サービスモジュールでない
1
診断サービスモジュールである
2 6
テストモジュールフラグ bit6
b
) a
0
テストモジュールでない
1
テストモジュールである
3 5-2
(RESERVED)
4 1-0
モジュール種別フラグ bit1
bit0
c
) a
0
0
イニシャルプログラム
0
1
プログラム
1
0
ライブラリ
1
1
データ
a)
診断サービスモジュールフラグ 診断サービスモジュールとは,工場出荷後の故障診断などに使用す
るモジュールの総称であり,ユーザに対する動作保証は行わない。
b)
テストモジュールフラグ テストモジュールとは,開発,製造,検査などに使用するモジュールの総
称であり,ユーザに対する動作保証を行わない。
c)
モジュール種別フラグ モジュール種別フラグを構成するイニシャルプログラムとは,システムが次
の動作を行う対象となるプログラムである。
1)
既にシステムが保持しているものよりも大きなバージョン番号をもつイニシャルプログラムならば,
システムのホットスタートポイントにロードする。
2)
ホットスタートする。
3)
再びモジュール識別情報を検索し,システムが対象としているすべてのイニシャルプログラムに対
して 1)〜2)を繰り返す。
プログラムとは,イニシャルプログラム以外のプログラムである。
1.5
モジュール管理情報 モジュール管理情報は,モジュールを管理するために必要な情報を格納する。
モジュール管理情報は,
附属書 12 表 6 による。
附属書 12 表 6 モジュール管理情報
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1 0
2
N
モジュール発効日
a
) b
2 2
2
N
モジュール失効日
b
) b
3 4
64
CC
モジュールタイトル
c
) b
4 68 182
製造業者依存情報
d
) b
5 250
4
DSA
モジュール本体のアドレス
e
) a
6 254
2
BS
モジュール本体のサイズ
f
) a
a)
モジュール発効日 モジュール発効日は,モジュールの機能が有効となる日を格納する。協定世界時
(UTC)
によって,1997 年 1 月 1 日を第 0 日として経過した日数で表現する。日を指定しない場合は,
00(16)
を格納する。
b)
モジュール失効日 モジュール失効日は,モジュールの機能が無効となる日を格納する。協定世界時
(UTC)
によって,1997 年 1 月 1 日を第 0 日として経過した日数で表現する。日を指定しない場合は,
00(16)
を格納する。
c)
モジュールタイトル モジュールタイトルは,モジュールの概要をユーザに示す場合に使用する。
d)
製造業者依存情報 製造業者依存情報は,モジュールの製造業者が独自の情報を格納する場合に使用
する。
e)
モジュール本体のアドレス モジュール本体のアドレスは,各モジュールのモジュール本体の格納位
置を格納する。
モジュール本体が存在する場合にだけ有効となる。
f)
モジュール本体のサイズ モジュール本体のサイズは,各モジュールのモジュール本体のサイズを,
ブロックサイズで割った値(切り上げ)を格納する。
モジュール本体が存在する場合にだけ有効となる。
2.
ローディングモジュール本体 ローディングモジュール本体は,附属書 12 表 7 による。
附属書 12 表 7 ローディングモジュール本体
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1 0
B1
ローディングモジュール本体の並び
a
2.1
ローディングモジュール本体 ローディングモジュール本体は,ローディングモジュール本体を格
納する。
ブロックサイズの倍数分の格納エリアを確保する。