>サイトトップへ >このカテゴリの一覧へ

附属書 6(参考)経路計算データの補足説明

この附属書は,本体に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。

1.

ノードとリンクの詳細説明

1.1 

採択ノード基準  各レベルにおいては,採択する道路種別どうしで構成するノードだけを,登録す

る。

附属書 図 に,細道路を経路計算対象としない場合の例を示す。

s1

n2

s2

s3

n7

n9

n1

n3

n4

n5

n6

n8

国道                          主要地方道

細道路 1

n3,n6,n8:採択される道路種別どうしで構成するノード 
n1,n2,n4,n5,n7,n9:採択されない道路種別とで構成するノード 
s1,s2,s3:採択されない道路種別どうしで構成するノード

n3

n6

n8

国道                        主要地方道

細道路 1

:登録するノード

:登録しないノード

全道路で構成するノード

採択される道路で構成するノード

附属書   1  採択ノード基準の例 

1.2 

道路ノードの分類  複数の道路種別リンクが交差するノードにおいては,基本的に上位の道路種別

をもつノードが中心交差点として該当する道路種別分類枠に格納する。

例  高速・国道を上位とし,一般道路 1・フェリーを下位とした場合(附属書 図 を参照)。


331

下位種別

上位種別

国道

県道

主要地方道

一般道路 1

フェリー(国道扱いのものに限る)

高速道路および有料道路

道路ノード種別

高速道路分類・・・n1,n2 
国道分類・・・n3,n4,n5,n6,n7,n9

主要地方道分類・・・n8

一般道1分類・・・s1,s2,s3

n1      s1          n9        s2          s3          n8

高速道路            国道                  主要地方道

n2        n3        n4        n5          n6          n7

一般道路 1

附属書   2  道路ノードの分類の例 

1.3 

登録ノードの選定基準

a)  3

差路以上の分岐点は,登録する(

附属書 図 を参照)。

:リンク形状のうち,登録するノード

:リンク形状点のうち,登録されないノード

n1

n2

n3

n4

n5

n6

n7

n8

n9

n10

n11

n12

n13

n14

n15

n16

附属書   3  登録ノードの例(その 1) 


b)

道路の行き止まり点(端点)は,登録する(

附属書 図 を参照)。

n1

n2

n3

n4

n5

n6

n7

n8(端点)

附属書   4  登録ノードの例(その 2) 

c)

ループ状のリンクの場合には,経路をユニークに決定するための中間点を登録する(

附属書 図 

参照)

n1

n2 n3

n4

n5

n6

n7(中間点)

n9

n10

n11

n12

附属書   5  登録ノードの例(その 3) 

d)

属性変加点は,登録する(

附属書 図 を参照)。

属性変化点は,次の場合とする。

 
・道路種別の変化する地点 
・路線の起点・終点 
・自動車専用道路の区間の起点・終点

・交通

規制

の区間の起点・終点

・有料道路の区間の起点・終点 
・その他 
適宜、道路幅員区分の変化する地点

n9

n1

n2

n3

n4

n5(属性変化点)

n6

n7

n8

n10

附属書   6  登録ノードの例(その 4) 

e)

境界ノードとリンクの構成の例は,次による。

1)

リージョンの境界上の境界ノードの例  (附属書 図 を参照)。


333

n3

n1

n2

n4(境界ノード)

n5

n6

リージョン A

リージョン B

リージョン

境界

リージョン

境界

リージョン

境界

注  リージョン B 中の n2', n3'は,ノードレコ

    ードは作成しないが,交通規制のために 
    リンクレコードを作製する。

注  リージョン A 中の n5'は,ノードレコード

    は作成しないが,交通規制のためにリンク

レコードを作製する。

リージョン A

n1

n2

n3

リージョン

境界

n5'

n4(境界ノード)

リージョン

境界

リージョン

境界

n2' n4(境界ノード)

n5

n6

n3'

リージョン B

リージョン

境界

リージョン

境界

リージョン

境界

附属書   7  リージョンの境界上の境界ノードの例 

2)

リージョンの境界外の境界ノードの例  (附属書 図 を参照)。

n1

n2

(境界ノード)n4

(境界ノード)

n5

n6

n3

リージョン

境界

リージョン

境界

リージョン A

リージョン B

リージョン

境界

注  リージョン A 中の n4'は,ノードレコード

    は作成しないが,交通規制のためにリンク

レコードを作製する。

注  リージョン B 中の n2'は,ノードレコー 
    ドは作成しないが,交通規制のためにリ 
    ンクレコードを作製する。

n2'

(境界ノード)

n4

(境界ノード)

n5

n6

リージョン B

リージョン

境界

リージョン

境界

リージョン

境界

n1

n2

(境界ノード)

n4'

(境界ノード)

n3

リージョン A

リージョン

境界

リージョン

境界

リージョン

境界

附属書   8  リージョンの境界外の境界ノードの例 


1.4 

経路計算用データのレベル間におけるノードのもち方

a)

ノードの登録方法  各レベル間におけるノードの登録方法については,次の基準に従う。

登録(間引き)条件:

上位レベルに登録されたノードは,下位レベルにも登録する。

なお,データ容量の制限から適宜にネットワークを間引くことを許容するため,同じ分類(道路種

別)上でレベル間で対応の取れないノードは発生する。

)また,レベル間で対応するリンクを残しなが

ら,対応の取れないノード(消滅ノード)があってはならない。

b)

正しい例:国道分類どうしの登録例  上位レベルに登録された n3 と n8 とは,必ず下位レベルにも登

録する(

附属書 図 を参照)。

上位レベル

国道

n3 n8

下位レベル

国道

主要地方道

一般道路 1

n1

n2

s2

s3

n7 n9

n3

n4

n5 n6  n8

s1

附属書   9  ノードの登録方法(正しい例) 

c)

間違った例:国道分類どうしの消滅ノードの例  L1 と L3 との交差点ノード n2 が消滅している(附属

書 図 10 を参照)。

下位レベル

主要地方道

国道

n1

n2

n3

n4

n5

n6

n7

s1

L1 L2

L3

国道

L1 L2

L3

n3

上位レベル

附属書  10  ノードの登録方法(間違った例) 

1.5 

経路計算データと主要地図道路データとの対応関係  経路計算用データのリンク番号は,主要地図

道路データの該当するリンクに設定された,同一のリンク ID 番号を付加する。

a)

対応関係が正常な場合  (附属書 図 11 を参照)。


335

主要地図道路データ

リンク ID 番号=154

リンク ID 番号=154

ノード b(経路計算のノード 3 に対応)

ノード m(経路計算には

対応ノードなし)

経路計算用データ

ノード 0

ノード 2

ノード 3

ノード 4

ノード 1

リンク ID 番号=21

リンク ID 番号=154

リンク ID 番号=20

リンク ID 番号=153

ノード 0

    :自ノード

ノード 1∼ノード 4  :隣接ノード

ノード a(経路計算のノード 0 に対応)

附属書  11  経路計算データと主要地図道路データの対応関係(対応関係:正常) 

b)

対応関係が異常(誤り)な場合  (附属書 図 12 を参照)。

主要地図道路データ

リンク ID 番号=78

リンク ID 番号=154

ノード a(経路計算のノード 0 に対応)

ノード b(経路計算のノード 3 に対応)

ノード m(経路計算には

対応ノードなし)

経路計算用データ

ノード 4

ノード 1

ノード 3

リンク ID 番号=154

ノード 2

リンク ID 番号=21

ノード 0

リンク ID 番号=20

リンク ID 番号=153

附属書  12  経路計算データと主要地図道路データの対応関係(対応関係:異常) 

経路計算用データの隣接ノード単位(例えば,ノード 0  →  ノード 1,ノード 0  →  ノード 2)ごとに,同一

のリンク ID 番号を設定しなければならない。


1.6 

リンク形状の方向の説明  リンク形状の方向は,自ノードから隣接ノードに至るまでの(リンク ID

番号で指定された)

リンクで表現する区間において,

道路データのデータ格納順序を判断する情報である。

例えば,下図に示すように,自ノード#1 から隣接ノード#m に至るまでのリンク ID 番号#1 にかかわ

るリンク形状の方向(ノード#1 のリンクコストレコードに格納する。

)は,正方向となる。

a)

経路計算データ  (附属書 図 13 を参照)。

リンク ID 番号#1

ノード#1

ノード#m

ノード#1 の隣接ノード情報

(リンク形状の方向:正方向

)

ノード#m の隣接ノード情報 
(リンク形状の方向:逆方向)

附属書  13  経路計算データのリンク形状の方向 

b)

道路データ  (附属書 図 14 を参照)。

正方向

(リンク形状の方向)

逆方向

(リンク形状の方向)

x1

始点

終点

X1

Y1

X2

Y2

X3

Y3

Xn 
Yn

ノード 1(経路計算用データ: 
ノード番号#1)

補間点

ノード m(経路計算用データ:

ノード番号#m)

補間点

データ格納順

リンク ID 番号#m

リンク ID 番号

附属書  14  道路データのリンク形状の方向 


337

1.7 

レベル間とレベル内とのノードのつながり方(レベル と とで構成した場合の例)  (附属書 6

図 15 を参照)

上位レベルノード対応データ 
上位レベルリンク対応データ

(a)レベル 4 のノード番号 
(b)レベル 4 の各隣接ノード番号 
(c)レベル 2 の各隣接ノード番号

上位レベルリンク対応データ

高速道路ノード

国道ノード

レベル 4

レベル 2

県道・主要地方道

ノード

国道フェリーノード

一般道路 1 ノード

上位レベルノード対応データ

上位レベルリンク対応データ

隣接ノード種別 
レベル 4 ノード番号

隣接ノード種別 
レベル 2 ノード番号

隣接ノード種別

レベル 4 ノード番号

隣接ノード種別

レベル 2 ノード番号

隣接ノード種別 
レベル 2 ノード番号

隣接ノード種別 
レベル 2 ノード番号

隣接ノード種別 
レベル 4 ノード番号

高速道路ノード

国道ノード

県道・主要地方道

ノード

国道フェリーノード

上位レベルノード対応データ

上位レベルノード対応データ

上位レベルリンク対応データ

上位レベルノード対応データ

上位レベルリンク対応データ

:ノード間接続関係

:レベル間対応関係

附属書  15  レベル間とレベル内のノードのつながり方の例 


1.8 

パーセル位置コードの一例(緯度・経度方向 分割の例)  (附属書 図 16 を参照)

    (リージョン管理レコード記載)

ノード番号

パーセル位置コード

ノード#0

12

(16)

ノード#1 22(16)

ノード#2 31(16)

ノード#3 33(16)

:リージョンの領域

:パーセル

:ノードとリンク

:リージョン経緯度

ノード#0

ノード#1

ノード#2

ノード#3

0                      1                    2                      3                    4

パーセル経度方向番号

0

1

2

3

4

パーセル緯度方向番号

パーセル位置データ右上座標

パーセル位置データ左下座標

附属書  16  パーセル位置コードの一例 


339

2.

リンク間規制の詳細説明

2.1 4

差路の場合リンク間規制の設定例(ノードルートの意味説明含め)

例  隣接ノード#2 から自ノードを経由して隣接ノード#1 方向へ向かうリンク間規制が,無条件通行

禁止の場合(

附属書 図 17 を参照)。

ノード#1

ノード#2

ノード#3

ノード#4

リンクコスト 
レコード番号=0

リンクコスト 
レコード番号=1

リンクコスト

レコード番号=2

リンクコスト 
レコード番号=3

自ノード

3 ノードルートは, 
[#2−>自ノード−>#1]である。

進入側リンクレコード番号

脱出側リンクレコード番号

通行コード番号

1(16) 0(16)

ff(16)

附属書  17  4 差路の場合リンク間規制の設定例 

2.2 

進入側(脱出側)リンクレコード番号が f(16)の詳細説明  交通規制を大別すると,どの進入リンク

からも通行を規制するものと,ある一方の進入リンクからのみ通行が規制されるものがある。ここで,ど

の進入リンクからもを表すのが f(16)である。その一例を次に示す。 


a)

ケース 1:隣接ノード#に対する ノードルートが,すべて通行不能な場合  (附属書 図 18 を参

照)

“どの進入リンクからも#1 への通行を規制す

るとき,進入側のリンクレコード番号を f (16)
を使用し,四つの通行規制下記のように一つ
で表すことができる。”

通行コード(A):通行不可 
通行コード(B):通行不可

通行コード(C):通行不可 
通行コード(D):通行不可

ノード#1

ノード#2

ノード#3

ノード#4

(A)

(B)

(C) (D)

自ノード

リンクレコード番号=3

リンクレコード番号=1

リンクレコード番号=2

リンクレコード番号=0

進入側リンクレコード番号

脱出側リンクレコード番号

通行コード番号

f(16) 0(16)

ff(16)

附属書  18  進入側(脱出側)リンクレコード番号が f(16)の例(ケース 1) 

b)

ケース 2:#に対する ノードルートが,すべて通行可能な場合  (附属書 図 19 を参照)。

進入側リンクレコード番号は,f (16)で
表現できるが,このように無条件で通
行可の場合は,このフォーマットでは

リンク間規制を作成しないため,該当
しない。

通行コード(A):通行可 
通行コード(B):通行可 
通行コード(C):通行可

通行コード(D):通行可

自ノード

ノード#1

(A)

(B)

(C) (D)

リンクレコード番号=0

ノード#2

ノード#3

ノード#4

リンクレコード番号=3

リンクレコード番号=1

リンクレコード番号=2

附属書  19  進入側(脱出側)リンクレコード番号が f(16)の例(ケース 2) 


341

2.3

境界ノードでの交通規制  境界ノード上の交通規制を表すために,次のようにする。

−  境界ノードはすべてのリージョン(A,B,C,D)に作る。

−  隣接ノードがどのリージョンに存在するかを区別するために,リンクレコードにリージョン番号を

格納する。

−  境界ノードから伸びるすべてのリンク(L0,L1,L2,L3)は,すべてのリージョン(A,B,C,D)

に作成する。

a)

通常ノードと境界ノードでの交通規制    (附属書 図 20 を参照)。


リージョン内リンクの構成

リージョンAの構成リンク 
{L0,L1,L2,L3} 
 
リンク間規制レコード 
通行側規制

進入側リンク

脱出側リンク

通行コード

L0 L1  (2)

進入側リンク

脱出側リンク

通行コード

L3 L2  (2)

:通行禁止

×

×

×

L1

L2

L3

リージョン A

L0

境界ノードでの交通規制

注  L0A は,リージョン A に属するリンク L0

であるとする。

各リージョン内リンクの構成

リージョン A の構成リンク 
{L0A,L1A,L2A,L3A} 
リージョン B の構成リンク

{L0B,L1B,L2B,L3B} 
リージョン C の構成リンク 
{L0C,L1C,L2C,L3C}

リージョン D の構成リンク 
{L0D,L1D,L2D,L3D}

×

×

L1

L2

L3

リージョン A

リージョン B

リージョン D

リージョン C

:通行禁止

×

L0

通行規制(リージョン A)

通行規制(リージョン C)

進入側リンク

脱出側リンク

通行コード

進入側リンク

脱出側リンク

通行コード

 L0A

L1A

f

(2)

L0C

L1C

f

f

(2)

進入側リンク

脱出側リンク

通行コード

進入側リンク

脱出側リンク

通行コード

 L3A

L2A

f

(2)

L3C

L2C

f

f

(2)

通行規制(リージョン B)

通行規制(リージョン D)

進入側リンク

脱出側リンク

通行コード

進入側リンク

脱出側リンク

通行コード

 L0B

L1B

f

(2)

L0D

L1D

f

f

(2)

進入側リンク

脱出側リンク

通行コード

進入側リンク

脱出側リンク

通行コード

 L3B

L2B

f

(2)

L3D

L2D

f

f

(2)

リンク間規制レコード

  境界ノードを中心とした交通規制を表現するには,次のリンク間規制レコードが必要である。

附属書  20  通常ノードと境界ノードでの交通規制 


343

b)

リンクとリージョンの境界が重なる場合の交通規制  境界ノード上の交通規制を表すために,

−  境界ノード n0 は

すべてのリージョン(A,B,C)に作る。

−  隣接ノードがどのリージョンに存在するかを区別するために,リンクレコードにリージョン番号を

格納する。

−  あるリージョンに属するノード n0 につながるリンク数は,地物に従う(次のように三叉路の場合

にはリンク数は 3)

附属書 図 21 を参照)。

リージョン内リンクの構成 
リージョン A の構成リンク

{L0AA,L2AA,L1AB} 
リージョンBの構成リンク 
{L0BB,L1BB,L2BC}

リージョンCの構成リンク 
{L1CC,L2CC,L0CA}

注  L0AC はリージョン A に属するリンク L0 で,

リージョン C への隣接ノードとする。

×

L1

L2

n3

n1

リージョン B

リージョン A

リージョン C

:通行禁止

×

L0

n2

n0

通行規制(リージョン A)

通行規制(リージョン C)

進入側リンク

脱出側リンク

通行コード

進入側リンク

脱出側リンク

通行コード

 L0AA

L1AB

f

f

(2)

L0CA

L1CC

f

f

(2)

通行規制(リージョン B)

進入側リンク

脱出側リンク

通行コード

 L0BB

L1BB

f f

(2)

リンク間規制レコード:

附属書  21  リンクとリージョンの境界が重なる場合の交通規制 

2.4

統合交差点のネットワーク表現と交通規制  附属書 図 22 に例を示す。


L1

L2

L3

L4

L5

L6

L7

L8

主要地図ネットワーク

経路計算ネットワーク

L1

L2

L3

L4

L5

L6

L7

L8

L9

L10

L11

L12

:U ターン禁止 
 
:リージョン

附属書  22  統合交差点のネットワーク表現と交通規制 

a)  U

ターン禁止  L6−>L12−>L9−>L10−>L5 を通行する U ターン禁止のリンク間規制は,附属書

6

表 による。

附属書   1  U ターン禁止のリンク間規制

進入側リンク

脱出側リンク

通行コード

 L6

L5

f

(16)

b)

リンク間コスト  リンク間コストレコードの構成については,附属書 表 による。

L6

−>L12−>L9−>L3 を通行する場合,経路計算ネットワークが統合化されているため,L9,L10,

L11L12

のリンクが見えない。

このため,L12−>L9 のコストの算出ができない。

そこで,L12−>L9 のコストをリンク間コストを用いて,次のように表現する(L12 のリンクの距

離及び平均旅行を d2,t2 とする。

附属書   2  リンク間コストレコード

進入側リンク

脱出側リンク

通行コード

L6 L3

d1+d2

(距離)

t1+t2

(平均旅行時間)


345

3. 

上位レベル対応データの詳細説明

3.1 

上位レベル対応データの基準

a)

上位レベル対応データの格納位置  基本的に経路計算用データの最上位レベル以外は,上位レベル対

応データを格納する。

レベル 2,3 と 4 で構成する場合の,上位レベル対応データの格納位置の例を,

附属書 図 23 に示

す。

レベル 4 接続部データ

レベル(3-4)間対応データ

レベル 3 接続部データ

−  (無し)

レベル(2-4)間対応データ

レベル 2 接続部データ

レベル(2-3)間対応データ

附属書  23  上位レベル対応データの格納位置 

3.2 

上位レベル対応データに登録するノードの採択基準

a)

対応させる上位レベルに存在するノードであること。  例えば,レベル 2 とレベル 4 の対応テーブル

の場合は,レベル 2 に存在するノードが基準となる。

b)  a)

のノードは端点(行き止まり)であること。

c)

a)

のノードが道路種別扱い上,起点終点(端点)である場合については採択する。

附属書  24 にノードの採択基準の例を示す。

主要地方道                    一般都道府県道

道路種別(起点・終点)

附属書  24  ノードの採択基準の例(その 1) 

その他,

−  道路種別の変化する地点

−  路線の起点・終点

−  自動車専用道路の区間の起点・終点

−  交通規制の区間の起点・終点

−  有料道路の区間の起点・終点

−  適宜,道路幅員区分の変化する地点


についても採択する。

d)  a)

のノードがネットワーク上の路線を区別するために発生させたノードである場合については,採択

する。

附属書  25 にその例を示す。

ノード

附属書  25  ノードの採択基準の例(その 2) 

e)

a)

のノードが境界ノードの場合は,採択する。

1)

境界ノードにかかわるレベル間ノードの対応方法  境界上における自ノードの採択基準は,次のよう

になる。境界ノードにかかわるレベル間ノードの対応方法の例を,

附属書  26 に示す。

下位レベルで発生する境界ノード z は、上位レベルにおいても同様に境界とな
る場合を除き、上位レベルに登録しない。

上位レベル

z

下位レベル

:境界ノード

リージョン境界

附属書  26  ノードの採択基準の例(その 3) 

2)

交通規制の区間の起点・終点にかかわるレベル間ノードの対応方法  交通規制の区間の起点・終点

にかかわるレベル間ノードの対応方法の例を,

附属書  27 に示す。


347

下位レベルで交通規制のある区間(n1,n2)は,その始終端ノードを上位レベル
にも登録するため採択する。

上位レベル

下位レベル

一方通行

一方通行

n1    n2

附属書  27  ノードの採択基準の例(その 4) 

3.3

上位レベル同一リンク数の説明とその一例  上位レベル同一リンク数は,自(隣接)リンクが他の上

位レベルにも登録されているか否かを判別するフラグである。

例  経路計算用データが,レベル 2 とレベル 4 とで構成されている場合を,附属書  28 に示す。

レベル 4

レベル 2

リンク A

リンク B

1300

1000

1100

350

351

352

353

354

230 231

232

233 234

235 236

237

238

300

301

302

403

402

401

400

La Lb

Lc

Ld

Le

Lf

リンク C

:レベル 4 に存在するノード

:レベル 2 に存在するノード

自レベル

一つ上のレベル

 2

4

 4

附属書  28  上位レベル同一リンク数の例

レベル 2 の自ノード 234 の隣接関係は,附属書 表 による。


附属書   3  レベル 2 の自ノード 234 の隣接関係例

自(隣接)リンク

同一リンク上位レベル存在範囲

対応するリンク

Ld 0

Le 0  −

Lf 0  −

レベル 2 の自ノード 230 の隣接関係は,附属書 表 による。

附属書   4  レベル 2 の自ノード 230 の隣接関係例

自(隣接)リンク

同一リンク上位レベル存在範囲

対応するリンク

La 1 LinkA

Lb 1 LinkB

Lc 1 LinkC

3.4 

レベル間のリンク対応関係(レベル と との場合)  付属書  29 に,レベル間のリンク対応関

係を示す。

レベル 4

レベル 2

LinkA

LinkB

1300

1000

1100

350

351

352

353

354

230

231

232

233

234

235

236

300

301

302

La Lb

Lc

1200

[レベル2]

[レベル4]

ノード 230  −    ノード 354

ノード 1000  −    ノード 1300

(La)

(LinkA)

ノード 230  −    ノード 231

ノード 1000  −    ノード 1100

(Lb)

(LinkB)

ノード 230  −    ノード 302

ノード 1000  −    ノード 1200

(Lc)

(LinkC)

附属書  29  レベル間のリンク対応関係 


349

3.5 

上位レベル対応データと自ノードとの対応関係  付属書  30 に,上位レベル対応データと自ノー

ドとの対応関係を示す。

上位レベルリージョン番号 A

下位レベルリージョン番号 a1

下位レベルリージョン番号 a4

下位レベルリージョン番号 a2

下位レベルリージョン番号 a3

:通常ノード

:境界ノード

:上位レベル対応データ

附属書  30  上位レベル対応データと自ノードの対応関係

a)

上位レベル対応データ  対応する自ノードが下位のレベルは境界ノードであり,上位のレベルは通常

ノードである場合を示す。境界ノードは境界を含むリージョンすべてに登録する。下位のリージョン

から見て対応する上位のリージョンのノードと対応関係をとる必要がある。上位対応データは,上の

図に示すように四つ作成する。


3.6 

上位対応データ自ノードの対応関係  付属書  31 に,上位対応データ自ノードの対応関係を示す。

:通常ノード

:境界ノード

:上位レベル対応データ

上位レベルリージョン番号 A

上位レベルリージョン番号 B

下位レベルリージョン番号 a1

下位レベルリージョン番号 a2

下位レベルリージョン番号 b1

下位レベルリージョン番号 b2

附属書  31  上位対応データ自ノードの対応関係 

a)

上位対応データ  上位対応データは,対応する自ノードが,下位のレベルは境界ノードであり,上位

のレベルも境界ノードである場合を示す。境界ノードは,境界を含むリージョンすべてに登録する。

下位のリージョンから見て,対応する上位のリージョンのノードと対応関係をとる必要がある。した

がって,上位対応データは上の図に示すように計四つ作成する。


351

3.7 

境界リンク上位レベル対応データ(レベル と との場合)  付属書  32 に,境界リンク上位レ

ベル対応データ(レベル 2 と 4 との場合)の関係を示す。リージョン a に属するリンク Lb の境界リンク

上位レベル対応コードは,

附属書   5 による。リージョン b に属するリンク La の境界リンク上位レベ

ル対応コードは,

附属書   6 による。

:レベル 4 に存在するノード

:レベル 2 に存在するノード

レベル 4

レベル 2

LinkA

1300

1100

350

351

352

353

354

230

231

232

233

234

235

236

300

301

302

La

Lb

Lc

1200

リージョンa

リージョンb

リージョン A

リージョン A

附属書  32  境界リンク上位レベル対応データ

附属書   5  リージョン a に属するリンク Lb の境界リンク上位レベル対応コード 

項目

データ

属性

上位/下位リンクレコード番号など

上位レベルノード番号 1100

上位レベルリージョン番号

リージョン A

リンク長 1 d2

リンク長 2 d2’

平均旅行時間 1 t2

平均旅行時間 2 t2’

附属書   6  リージョン b に属するリンク La の境界リンク上位レベル対応コード

項目

データ

属性

上位/下位リンクレコード番号など

上位レベルノード番号 1300

上位レベルリージョン番号

リージョン A

リンク長 1 d1

リンク長 2 d1’

平均旅行時間 1 t1

平均旅行時間 2 t1’


4. 

道路リファレンステーブルの詳細説明

例  附属書  33 に,道路リファレンステーブルの例を示す。

15

経路計算データ

20

3

12

1

10

17

22

主要地図  道路データ

3

1 2

10

16

11

21

12

22

17

15 20

附属書  33  道路リファレンステーブルの例 

主要地図の各ノードには,上左図のリンクが接続しているとする。一方経路計算データのノード(左図

四つのノードが縮退し一つのノードとなっている。

)にも,同様にリンクが接続しているとする。

進入リンクと退出リンクとが決まったとき,右図のノード内が主要地図;道路データでどのように表現

されるかを得るための情報を,道路リファレンステーブルに設定する。

進入リンクと退出リンクとの組に対応して,その間の通過リンク列を設定する。

データをコンパクトにするため,進入リンクと退出リンクは,ノードに対する接続順(リンクレコード

順)で表現する。また,通過リンク列はリンク ID を得るため,交差点を構成するリンク単位にリンク ID

列を設定し,通過リンク列は,その構成リンクの設定順で表現する。

ここで,接続リンク数,交差点構成リンク数共に最大 15 の制限を設ける。

上図の場合,

上右図の交差点のリンク接続順={

リンク ID1,  リンク ID15,  リンク ID20,  リンク ID3,

リンク ID12,  リンク ID22,  リンク ID17,  リンク ID10

とし,

上左図から交差点構成リンクテーブル={

リンク ID2,リンク ID16,  リンク ID21,  リンク ID11

と設定し,リンク ID17 からリンク ID3 への右折の場合通過リンク列は

進入リンク:退出リンク=7,4

通過リンク=2,1  …・・順番は通過する順番とする。


353

7

=リンク ID17

4

=リンク ID3

2

=リンク ID16

1

=リンク ID2

から

進入リンク  リンク ID17 から退出リンク  リンク ID3 へは,リンク ID16 とリンク ID2 を通過すること

が読み取れる。

つまり,経路計算結果  リンク ID17→リンク ID3

が,主要地図道路に対応して  リンク ID17→リンク ID16→リンク ID2→リンク ID3

と表現される。