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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

1.  パーセル系データ管理フレーム(主要地図及び経路誘導管理) パーセル系データ管理フレー

ムは,表32による。 

主要地図及び経路誘導などのパーセル(同レベルで均等な長方形)で管理されるデータを管理す

る。 

ブロック管理テーブルの並びの順は,レベルの高いものからとする。また,一つのレベル内にお

いて複数のエリア(領域)をブロックセット管理の並びとしてもつ場合,レベル内でのブロック管

理テーブルの並びの順は,レベル原点(経度と緯度の最も小さい点)から経度方向を優先し,その

対角点の経緯度方向に向かったブロックセットの順番とする。 

表 1 パーセル系データ管理フレーム 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

B1 

パーセル系データ管理ディストリビューションヘッダ 

 …………・ 

free 

パーセル管理リスト 

1.1 

パーセル系データ管理ディストリビューションヘッダ パーセル系データ管理ディストリビ

ューションヘッダは,表33による。 

ブロックセット管理レコードの並びの順は,ブロック管理テーブルの並びの順番と同一である。 

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表 2 パーセル系データ管理ディストリビューションヘッダ 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

SWS 

ヘッダサイズ 

a) 

(RESERVED) 

:B 

ファイル名指定 

b) 

(RESERVED) 

B:N 

収容範囲の上端緯度 

c) 

11 

B:N 

収容範囲の下端緯度 

c) 

14 

B:N 

収容範囲の左端経度 

c) 

17 

B:N 

収容範囲の右端経度 

c) 

20 

SWS 

レベル管理レコードのサイズ 

d) 

10 

22 

SWS 

ブロックセット管理レコードのサイズ 

e) 

11 

24 

SWS 

ブロック管理レコードのサイズ 

f) 

12 

26 

レベル管理レコードの総数(レコード数) 

g) 

13 

28 

ブロックセット管理レコードの総数(レコード数) 

h) 

14 

30 

B1 

レベル管理レコードの並び 

15 

B2 

ブロックセット管理レコードの並び 

16 

B3 

ブロック管理テーブルの並び 

a) ヘッダサイズ ヘッダサイズは,当該パーセル系データ管理ディストリビューションヘッダの

サイズを表す。実体がない場合は,サイズは0とする。 

b) ファイル名指定 ファイル名指定は,表34による。 

表 3 ファイル名指定 

項番 

bit 

内容 

15〜1 (RESERVED) 

ファイル名指定フラグ 

bit0 

意味 

ファイル名指定なし 

ファイル名指定あり 

パーセル管理情報をファイル管理する場合に,指定フラグを“あり(bit0=1)”に設定する。 

ファイル名指定なし(bit0=0)が設定している場合,パーセル管理情報の参照レコードのファイ

ル名指定フィールドは省略する(識別c)。 

c)  収容範囲の緯度・経度 収容範囲の緯度・経度は,表35による。 

表 4 収容範囲の緯度・経度 

項番 

bit 

内容 

23 

南北緯,西東経の識別フラグ 

bit23 

意味 

北緯/東経 

南緯/西経 

22〜0 経度・緯度(1/8秒単位) 

上端緯度,下端緯度,左端経度及び 右端経度の値は,先頭ビットに,南北,西東の識別フ

ラグをもち,残り23bitで緯度及び経度を1/8秒単位で表現する。 

d) レベル管理レコードのサイズ レベル管理レコードのサイズは,レベル管理レコードのサイズ

を表す。基本的には20(40 bytes)であるが将来性を考慮し,格納する。 

e)  ブロックセット管理レコードのサイズ ブロックセット管理レコードのサイズは,ブロックセ

ット管理レコードのサイズを表す。基本的には5(10 bytes)であるが将来性を考慮し格納する。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

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f) 

ブロック管理レコードのサイズ ブロックセット管理レコードのサイズは,ブロック管理レコ

ードのサイズを表すブロックセット管理レコードで管理する。 

g) レベル管理レコードの総数(レコード数) レベル管理レコードの総数は,当該パーセル系デ

ータ管理ディストリビューションヘッダで管理する,レベル管理レコードの数を表す。 

h) ブロックセット管理レコードの総数(レコード数) ブロックセット管理レコードの総数は,

当該パーセル系データ管理ディストリビューションヘッダで管理するブロックセット管理レコ

ードの数を表す。 

1.1.1 

レベル管理レコード レベル管理レコードは,表36による。 

ブロックセット管理レコードの並びに対する各レベルの先頭位置を管理する。 

当該レベルでの管理数(ブロックセット,ブロック,パーセル)及び上下レベルとのパーセルの

大小関係を表す。 

レベル管理レコードの並び順は,レベル大→小順に並べる。 

表 5 レベル管理レコード 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

I::N 

レベル管理ヘッダ 

a) 

N:N:N:N 

当該レベルのパーセル実体の基本・拡張データフレ
ーム管理レコードの並びの数 

e) 

表示縮尺フラグ1 

h) 

表示縮尺フラグ2 

h) 

12 

表示縮尺フラグ3 

h) 

16 

表示縮尺フラグ4 

h) 

20 

表示縮尺フラグ5 

h) 

24 

N:N 

緯度方向・経度方向 ブロックセット管理数 

i) 

26 

N:N 

緯度方向・経度方向 ブロック管理数 

j) 

10 

28 

N:N 

緯度方向・経度方向 パーセル管理数 

k) 

11 

30 

N:N 

緯度方向・経度方向 分割パーセル管理数1 
(パーセル分割タイプ1) 

l) 

12 

32 

N:N 

緯度方向・経度方向 分割パーセル管理数2 
(パーセル分割タイプ2) 

l) 

13 

34 

N:N 

緯度方向・経度方向 分割パーセル管理数3 
(パーセル分割タイプ3) 

l) 

14 

36 

当該レベルのブロックセット管理レコードの先頭へ
のオフセット 

m) 

15 

38 

SWS 

ノードレコードのサイズ 

o) 

16 

40 

拡張領域 

n) 

a) レベル管理ヘッダ レベル管理ヘッダは,表37による。 

表 6 レベル管理ヘッダ 

項番 

bit 

内容 

15〜10 レベル番号 b) 

9〜8 (RESERVED) 

7〜4 一つ上のレベルの 

bit7 

bit6 

bit5 

bit4 

意味 

基準パーセル統合数 c) 

1倍 

4倍(2×2) 

16倍(4×4) 

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64倍(8×8) 

256(16×16) 

1024(32×32) 

(0110(2)以降未定) 

3〜0 一つ下のレベルの 

bit3 

bit2 

bit1 

bit0 

意味 

基準パーセル分割数 d) 

1倍 

1/4倍(1/2×1/2) 

1/16倍(1/4×1/4) 

1/64倍(1/8×1/8) 

1/256(1/16×1/16) 

1/1024(1/32×1/32) 

(0110(2)以降未定) 

b) レベル番号 レベル番号は,当該ブロックセット管理で管理するレベルを表す。−31から+31

までの範囲を表現し,“NULL”には−32を割り当てる。 

c)  一つ上のレベルの基準パーセル統合数 一つ上のレベルの基準パーセル統合数は,最上位レベ

ルの場合は,1倍を指定する。 

d) 一つ下のレベルの基準パーセル分割数 一つ下のレベルの基準パーセル分割数は,最下位レベ

ルの場合は,1倍を指定する。 

e)  当該レベルのパーセル実体の基本・拡張データフレーム管理レコードの並びの数 当該レベル

のパーセル実体の基本・拡張データフレーム管理レコードの並びの数は,表38による。 

表 7 基本・拡張データフレーム管理レコードの並びの数 

項番 

bit 

内容 

15〜12 

主要地図データフレームの基本データフレーム管理レコードの並びの数 f) 

11〜8 

主要地図データフレームの拡張データフレーム管理レコードの並びの数 f) 

7〜4 

経路誘導データフレームの基本データフレーム管理レコードの並びの数 g) 

3〜0 

経路誘導データフレームの拡張データフレーム管理レコードの並びの数 g) 

主要地図データフレーム及び経路誘導データフレームの基本データフレーム並びに拡張デー

タフレームの並びの数をレベルごとに設定する。メタデータで定義する並びの数より小さい値

を設定した場合,当該レベルのパーセル実体のデータフレーム(基本及び拡張)の並び順の後

方からデータフレームを削除する。 

f) 

主要地図データフレームの基本及び拡張データフレーム管理レコードの並びの数 主要地図デ

ータフレームの基本データフレーム及び拡張データフレームの並びの数を,レベルごとに設

定する。 

メタデータで定義する並びの数より小さい値を設定した場合は,当該レベルの主要地図パ

ーセル実体(主要地図データレーム)の基本及び拡張データフレームの並び順の後方から,

データフレームを削除する。すなわち,主要地図ディストリビューションヘッダ項番15及び

16の並びの数#n,#mは,本フィールドで設定する値となる。 

基本及び拡張の並びの数をともに“0(16)”に設定した場合,当該レベルの主要地図パーセ

ル管理リストは作成しない。 

g) 経路誘導データフレームの基本及び拡張データフレーム管理レコードの並びの数 経路誘導デ

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ータフレームの基本データフレーム及び拡張データフレームの並びの数をレベルごとに設定す

る。 

メタデータで定義する並びの数より小さい値を設定した場合は,当該レベルの経路誘導パー

セル実体(経路誘導データレーム)の基本及び拡張データフレームの並び順の後方からデータ

フレームを削除する。すなわち,経路誘導ディストリビューションヘッダ項番7及び8の並び

の数#n,#mは,本フィールド設定する値となる。 

基本及び拡張の並びの数をともに“0(16)”に設定した場合,当該レベルの経路誘導パーセル

管理リストは作成しない。 

h) 表示縮尺フラグ 表示縮尺フラグは,10.において“表示縮尺フラグ”の意味となる基図縮尺を

設定する。縮尺の分母値を設定する(例えば,1/1万の場合 10 000を設定する)。 

未使用の表示縮尺フラグは,“FFFFFFFF(16)”を設定する。 

i) 

緯度方向・経度方向ブロックセット管理数 緯度方向・経度方向ブロックセット管理数は,表

39による。 

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表 8 緯度方向・経度方向ブロックセット管理数 

項番 

bit 

内容 

15〜8 

緯度方向ブロックセット管理数 1) 

7〜0 

経度方向ブロックセット管理数 2) 

1) 緯度方向ブロックセット管理数 緯度方向ブロックセット管理数は,当該レベルのブロック

セット管理テーブル内の緯度方向の管理数を格納する。 

格納値は0〜255をとり,値に1を加えた1〜256の意味をもつ(1,2,4,8,16に限定。)。 

2) 経度方向ブロックセット管理数 経度方向ブロックセット管理数は,当該レベルのブロック

セット管理テーブル内の経度方向の管理数を格納する。 

格納値は0〜255をとり,値に1を加えた1〜256の意味をもつ。(1,2,4,8,16に限定) 

j) 

緯度方向・経度方向ブロック管理数 緯度方向・経度方向ブロック管理数は,表40による。 

表 9 緯度方向・経度方向ブロック管理数 

項番 

bit 

内容 

15〜8 

緯度方向ブロック管理数 1) 

7〜0 

経度方向ブロック管理数 2) 

1) 緯度方向ブロック管理数 緯度方向ブロック管理数は,当該レベルの,ブロック管理テーブ

ル内の緯度方向の管理数を格納する。 

格納値は,0〜255をとり,値に1を加えた1〜256の意味をもつ(1,2,4,8,16,32,

64,128,256に限定。)。 

2) 経度方向ブロック管理数 経度方向ブロック管理数は,当該レベルの,ブロック管理テーブ

ル内の経度方向の管理数を格納する。 

格納値は,0〜255をとり,値に1を加えた1〜256の意味をもつ(1,2,4,8,16,32,

64,128,256に限定)。 

k) 緯度方向・経度方向パーセル管理数 緯度方向・経度方向パーセル管理数は,表41による。 

表 10 緯度方向・経度方向パーセル管理数 

項番 

bit 

内容 

15〜8 

緯度方向パーセル管理数 1) 

7〜0 

経度方向パーセル管理数 2) 

1) 緯度方向パーセル管理数 緯度方向パーセル管理数は,当該レベルの,パーセル管理情報内

の緯度方向の管理数を格納する。 

格納値は,0〜255をとり,値に1を加えた1〜256の意味をもつ(1,2,4,8,16,32,64,

128,256に限定。)。 

2) 経度方向パーセル管理数 経度方向パーセル管理数は,当該レベルの,パーセル管理情報内

の経度方向の管理数を格納する。 

格納値は,0〜255をとり,値に1を加えた1〜256の意味をもつ(1,2,4,8,16,32,64,

128,256に限定。)。 

l) 

緯度方向・経度方向・分割パーセル管理数(1〜3) 緯度方向・経度方向・分割パーセル管理数は,

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表42による。 

表 11 緯度方向・経度方向・分割パーセル管理数(1〜3) 

項番 

bit 

内容 

15〜8 

緯度方向 分割パーセル管理数 1) 

7〜0 

経度方向 分割パーセル管理数 2) 

当該レベルのパーセル管理情報において,パーセルを分割する場合の分割管理数を格納する。 

分割パーセル管理数1〜3を用いて,最大3種類の分割管理数を設定可能。 

分割パーセル管理数1〜3のフィールド番号を,パーセル分割タイプ番号と呼ぶ。 

当該レベルにおいてパーセルの分割を使用しない場合,及び使用しないフィールドには00h,

00hを設定する。 

緯度・経度方向 分割パーセル管理数は,レベル管理情報で示す上下間の統合数及び分割数を

超えては設定できない。 

1) 緯度方向 分割パーセル管理数 緯度方向 分割パーセル管理数は,当該レベルのパーセル管

理情報において,パーセルを分割をする場合の緯度方向の管理数を格納する。 

格納値は0〜255をとり,値に1を加えた1〜256の意味をもつ(1,2,4,8,16,32,64,

128,256に限定)。 

2) 経度方向 分割パーセル管理数 経度方向 分割パーセル管理数は,当該レベルのパーセル管

理情報において,パーセルの分割をする場合の経度方向の管理数を格納する。 

格納値は0〜255をとり,値に1を加えた1〜256の意味をもつ(1,2,4,8,16,32,64,

128,256に限定)。 

m) 当該レベルのブロックセット管理レコードの先頭へのオフセット 当該レベルのブロックセッ

ト管理レコードの先頭へのオフセットは,当該レベルに対応するブロックセット管理レコード

の位置を表す。パーセル系データ管理フレームの先頭から当該ブロックセット管理レコードま

でのディスプレイスメントを格納する。 

レベル管理とブロックセット,ブロック,パーセルとの関係を図15に示す。 

 
   

レベル 

  ブロックセット3                           ブロックセット4 
 

 
 

パーセル

 

パーセル

パーセル

 

パーセル

 
 

ブロック3 

ブロック4 

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  ブロックセット1                           ブロックセット2 

     緯度経度 ブロックセット管理数 2×2,ブロック管理数 2×2,パーセル管理数 2×2 の例 

図 1 レベル管理とブロックセット,ブロック,パーセルの関係 

n) 拡張領域 拡張領域は,パーセル系データ管理ディストリビューションヘッダで規定するレベ

ル管理レコードのサイズから,拡張領域の有無を判断することができる。 

o) ノードレコードのサイズ ノードレコードのサイズは,該当レベルの主要地図パーセルにおい

て,道路データフレームのノードレコードのサイズを格納する。ノードレコードに拡張データ

がない場合には,値は4(8バイト)である。拡張部がある場合には,拡張部を含めたレコードサ

イズを格納する。 

1.1.2 

レベル管理レコード拡張領域 レベル管理レコードの拡張領域の構造は,表43による。 

表 12 レベル管理レコード拡張領域 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 識別 

:N:N:N 

道路表示クラス数+背景表示クラス数+名称表示クラス数 

a) 

B1 

表示クラス情報の並び(道路データフレーム用) 

b) 

O1 

B2 

表示クラス情報の並び(背景データフレーム用) 

c) 

O2 

B3 

表示クラス情報の並び(名称データフレーム用) 

d) 

O3 

B4 

調整領域 

e) 

a) 道路表示クラス数+背景表示クラス数+名称表示クラス数 各表示クラス数は,表44による。 

表 13 表示クラス数 

項番 

bit 

内容 

15〜14 

(RESERVED) 

13〜10 

道路表示クラス数 1) 

9〜5 

背景表示クラス数 2) 

4〜0 

名称表示クラス数 3) 

当該レベルで管理する13.における表示クラス数を設定する。 

1) 道路表示クラス数 道路表示クラス数は,11.2.1のb)の規定による。 

設定する値は,0〜15の値であり,それに1を加えた1〜16の意味をもつ。 

2) 背景表示クラス数 背景表示クラス数は,11.3の値を表す。 

設定する値は,0〜31の値であり,それに1を加えた1〜32の意味をもつ。 

3) 名称表示クラス数 名称表示クラス数は,11.4の値を表す。 

設定する値は,0〜31の値であり,それに1を加えた1〜32の意味をもつ。 

b) 表示クラス情報の並び(道路データフレーム用) 道路表示クラス数分,11.2の順に対応して,

表示クラス情報を並べる。 

c)  表示クラス情報の並び(背景データフレーム用) 背景表示クラス数分,11.3の順に対応して,

表示クラス情報を並べる。 

ブロック1 

ブロック2 

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d) 表示クラス情報の並び(名称データフレーム用) 名称表示クラス数分,11.4の順に対応して,

表示クラス情報を並べる。 

e) 調整領域 調整領域を,“レベル管理レコードのサイズ=基本部+拡張部”となるように設ける。

規則は次による。 

S: レベル管理レコードのサイズ 

B0:レベル管理レコード基本部のサイズ(40バイト) 

B1:道路表示クラス数+背景表示クラス数+名称表示クラス数 のサイズ(2バイト) 

B2:表示クラス情報の並び(道路データフレーム用) のサイズ 

B3:表示クラス情報の並び(背景データフレーム用) のサイズ 

B4:表示クラス情報の並び(名称データフレーム用) のサイズ 

S > B0+B1+B2+B3+B4     →  調整領域あり 

S = B0+B1+B2+B3+B4     →  調整領域なし 

なお,調整領域にはすべて“0”[0000(16)]を格納する。 

1.1.3 

表示クラス情報 表示クラス情報は,表45による。 

表 14 表示クラス情報 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

表示クラスコード 

1.1.4 

ブロックセット管理レコード ブロックセット管理レコードは,表46による。 

ブロック管理テーブルと一対一で対応するものである。 

レベルの高いブロックセット管理レコードから並べる。同一レベル内に存在するブロックセット

管理レコードの並びの順は,東経・北緯をそれぞれ正,西経・南緯をそれぞれ負とした場合,緯度の

小さい方から緯度の大きい方向に向かった順番とする。 

表 15 ブロックセット管理レコード 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

I::N 

ブロックセット管理ヘッダ 

a) 

ブロック管理テーブルへのオフセット 

d) 

SWS 

ブロック管理テーブルのサイズ 

e) 

a) ブロックセット管理ヘッダ ブロックセット管理ヘッダは,表47による。 

表 16 ブロックセット管理ヘッダ 

項番 

bit 

内容 

15〜10 

レベル番号 b) 

9〜8 

(RESERVED) 

7〜0 

ブロックセット番号 c) 

b) レベル番号 レベル番号は,当該ブロックセット管理で管理するレベルを表す。−31から+31

までの範囲を表現し,“NULL”には−32を割り当てる。 

c)  ブロックセット番号 ブロックセット番号は,同レベル内でのブロックセット管理レコードの

追番(昇順)として0から255までの範囲で設定する。ブロックセットは,ディストリビュー

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ションヘッダの収容範囲を緯度経度方向ブロックセット管理数によって管理する単位を示す。 

d) ブロック管理テーブルへのオフセット ブロック管理テーブルへのオフセットは,当該ブロッ

クセット管理レコードで管理する,ブロック管理テーブルの位置を示す。 

パーセル系データ管理フレームの先頭から当該ブロック管理テーブルの先頭までのディスプ

レイスメントを表す。対象エリアに対応するブロック管理テーブルがない場合は,無効値

“FFFF(16):FFFF(16)”を格納する。 

e)  ブロック管理テーブルのサイズ ブロック管理テーブルのサイズは,当該ブロックセット管理

レコードで管理する,ブロック管理テーブルのサイズを示す。 

対象エリアに対応するブロック管理テーブルがない場合は,無効値“0000(16)”を代入する。 

1.1.5 

ブロック管理テーブル ブロック管理テーブルは,ブロックセット管理レコードに記録した

有効なブロック管理テーブルの総数分だけ並べたものである。ブロック管理レコード(ブロック)

の並びの順は,レベルの高いものから低いものの順に並べる。ブロックセット管理原点(経度と緯

度の最も小さい点)から経度方向を優先した,その対角点の経緯度方向に向かった順番とする。ブ

ロック管理テーブルは,表48による。 

表 17 ブロック管理テーブル 

項番 オフセット  データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

B1 

ブロック管理レコードの並び 

1.1.6 

ブロック管理レコード ブロック管理レコードは,表49による。 

同一ブロックセット内に存在するブロック管理レコードの並びの順は,東経・北緯をそれぞれ正,

西経・南緯をそれぞれ負とした場合,緯度の小さい方から緯度の大きい方向に向かった順番とする。

ブロック管理レコードの総数は,“緯度方向ブロック管理数 × 経度方向ブロック管理数”の数に等

しい。 

同一ブロックセット内に存在するブロック管理レコードの並びの順は,そのままブロックの番号

を表す。 

ブロックセット内の格納順番で,0から65534までの範囲を表現する。 

表 18 ブロック管理レコード 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

パーセル管理情報への参照レコード 

10.1.7 

a) b) c) 

パーセル管理情報で管理するパーセルは,主要地図データフレーム及び経路誘導データフレーム

である。 

1.1.7 

パーセル管理情報への参照レコード パーセル管理情報への参照レコードは,表50による。 

表 19 パーセル管理情報への参照レコード 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

DSA 

パーセル管理情報のアドレス 

a) 

BS 

パーセル管理情報のサイズ 

b) 

12 

パーセル管理情報のファイル名 

c) 

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a) パーセル管理情報のアドレス パーセル管理情報のアドレスは,当該ブロック管理レコードで

管理する,パーセル管理情報の格納位置(基準トラックからの相対トラックアドレス)を示す。

パーセル管理情報で管理する,パーセルが一つ以上存在する場合に有効となる。 

b) パーセル管理情報のサイズ パーセル管理情報のサイズは,当該ブロック管理レコードで管理

する,パーセル管理情報のサイズを示す。 

当該パーセル管理情報においてパーセルが分割されている場合には,分割用のパーセル管理

情報を含んだサイズを格納する。対象エリアに対応するパーセル管理情報がない場合は,無効

値“0000(16)”を代入する。 

c)  パーセル管理情報のファイル名 パーセル管理情報のファイル名は,パーセル系データ管理デ

ィストリビューションヘッダ項番3のファイル名指定において“有”に設定されている場合に,

このフィールドが発生する。 

当該ブロック管理レコードで管理する,パーセル管理情報をファイル管理した場合設定する。 

設定は,ファイル名を拡張子を含めて12 bytesとする。 

左詰めで空き領域には,“00(16)”で埋める。該当する情報がない場合は,12 bytesすべての

領域を“00(16)”で埋める。 

1.2 

パーセル管理情報 パーセル管理情報は,表51による。 

表 20 パーセル管理情報 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

:N:N 

パーセル管理タイプ 

a) 

経路誘導パーセル管理リストへのオフセット 

d) 

B1 

主要地図パーセル管理リスト 

O1 

B2 

経路誘導パーセル管理リスト 

a) パーセル管理タイプ パーセル管理タイプは,表52の規定による。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表 21 パーセル管理タイプ 

項番 

bit 

内容 

15〜10 

(RESERVED) 

9〜8 

パーセル管理数のタイプ番号 b) 

7〜0 

パーセル管理リストのタイプ番号 c) 

b) パーセル管理数のタイプ番号 パーセル管理数のタイプ番号は,ブロック管理レコードから参

照するパーセル管理情報(親)には,“0”を設定する。 

パーセル分割のために参照するパーセル管理情報のタイプ番号には,当該レベルのレベル管

理情報で設定する“緯度方向・経度方向 分割パーセル管理数1〜3”の番号(パーセル分割タイ

プ番号:1〜3)を格納する。 

例えば,タイプ番号=1の場合,当該レベルのレベル管理情報“緯度方向・経度方向 分割パ

ーセル管理数1”を使用する。 

c)  パーセル管理リストのタイプ番号 パーセル管理リストのタイプ番号は,当該パーセル管理情

報の,パーセル管理リストのタイプ番号を表す。0から254までの範囲を設定し,“NULL”に

は“255”を割り当てる。タイプの違いによってパーセル内のデータの管理形態が異なる。 

d) 経路誘導パーセル管理リストへのオフセット 経路誘導パーセル管理リストへのオフセットは,

当該パーセル管理情報で管理する,経路誘導パーセル管理リストの位置を示す。 

パーセル管理情報の先頭から当該経路誘導パーセル管理リストの先頭までのディスプレイス

メントを表す。 

レベル管理レコード内の項番2(経路誘導データフレームの基本及び拡張データフレーム管

理レコードの並びの数=0:0)によって,当該レベルにおける経路誘導データフレームが存在し

ない場合は,無効値“FFFF(16)”を代入する。 

1.2.1 

主要地図パーセル管理リスト 主要地図パーセル管理リストは,表53による。 

主要地図パーセル管理レコードの並びの順は,東経・北緯をそれぞれ正,西経・南緯をそれぞれ負

とした場合,緯度の小さい方から緯度の大きい方向に向かった順番とする。パーセル管理レコード

の並びの数は,当該レベルに対応するレベル管理レコードの“緯度方向パーセル管理数 × 経度方

向パーセル管理数”の数に等しい。 

表 22 主要地図パーセル管理リスト 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

B1 

主要地図パーセル管理レコードの並び 

O1 

主要地図分割パーセル管理情報の並び 

1.2.2 

主要地図パーセル管理レコード 主要地図パーセル管理レコードは,表54,表55,表56,

表57による。 

当該主要地図データフレーム(パーセル)の格納位置及びサイズを示す。 

同ブロック内の複数のパーセル位置に対応するパーセルが統合され,一つのパーセルによりまと

められている場合,それぞれの管理レコードは統合されている同じパーセルの先頭アドレス及びサ

イズを格納する。また,当該パーセル位置のパーセルが分割されている場合は,当該レベルに対応

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

するレベル管理レコードの分割パーセル管理数1〜3によって分割させる。 

分割するパーセルは当該パーセルをブロックとして見立て,主要地図パーセル管理レコードの先

頭アドレス(項番1)で親のパーセル管理情報の先頭から主要地図分割パーセル管理情報の並びの

先頭までのディスプレイスメントを指し,サイズ(項番2)には識別情報として“0000(16)”を割り

当てる。 

パーセルの統合は長方形で行い,凹凸及び非連続領域の統合は行ってはならない。また当該レベ

ルに対応するレベル管理レコードの“緯度・経度方向分割パーセル管理数1〜3”は,レベル管理情

報で管理する上下間の統合数及び分割数を超えては設定してはならない。 

パーセル分割タイプ番号によって分割方法を指定する。パーセル統合は緯度,経度方向に最大8

個までとする。分割されたパーセル管理情報での再統合,分割は行ってはならない。 

分割用パーセル管理情報は,親のパーセル管理リストに連続的に配置する(附属書1の3.及び4.参

照)。また,複数個所でパーセル分割が行われる場合は,パーセル管理順に配置する。 

1.2.3 

主要地図パーセル管理レコード(パーセル管理タイプ番号=0の場合)  

表 23 主要地図パーセル管理レコード(パーセル管理タイプ番号=0の場合) 

項番 オフセット データ長 データ形式 

項目名 

備考 

識別 

DSA 

主要地図データフレーム(パーセル)の先頭アドレス 

a) 

BS 

主要地図データフレーム(パーセル)のサイズ 

b) 

a) 主要地図データフレーム(パーセル)の先頭アドレス 主要地図データフレームの先頭アドレ

スは, 

主要地図パーセル管理レコードで管理する,対象位置の主要地図データフレーム(パーセル)

の格納位置(基準トラックからの相対トラックアドレス)を示す。当該パーセルが全くない場

合は“FFFFFFFF(16)”を割り当てる。 

当該パーセル対象位置が分割されている場合は,分割管理のためのパーセル管理情報の格納

位置を示す。 

分割パーセル管理情報へのアドレスは,親のパーセル管理情報の先頭から当該分割パーセル

管理情報の先頭へのディスプレイスメントをオフセットとしてを格納する(データ形式:D)。 

b) 主要地図データフレーム(パーセル)のサイズ 主要地図データフレームのサイズは,主要地

図パーセル管理レコードで管理する,対象位置の主要地図データフレーム(パーセル)のサイ

ズを示す。該当するパーセルがない場合は上記アドレスを“FFFFFFFF(16)”にし,当該サイズ

を“0000(16)”に割り当てる。 

当該パーセル対象位置が分割されている場合は,当該サイズを“0000(16)”に割り当てる。 

1.2.4 

主要地図パーセル管理レコード(パーセル管理タイプ番号=1の場合)  

表 24 主要地図パーセル管理レコード(パーセル管理タイプ番号=1の場合) 

項番 オフセット データ長  データ形式 

項目名 

備考 

識別 

DSA 

主要地図データフレーム(パーセル)の先頭アドレス 

a) 

BS 

主要地図データフレーム(パーセル)のサイズ1 

b) 

BS 

主要地図データフレーム(パーセル)のサイズ2 

c) 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

a) 主要地図データフレーム(パーセル)の先頭アドレス 主要地図データフレームの先頭アドレ

スは,パーセル管理タイプ番号=0の場合と同じ。 

b) 主要地図データフレーム(パーセル)のサイズ1(主要地図データ全体) 主要地図データフレー

ムのサイズ1は,主要地図パーセル管理レコードで管理する,対象位置の主要地図データフレ

ーム(パーセル)のサイズを示す。該当するパーセルがない場合は,上記アドレスを

“FFFFFFFF(16)”にし,当該サイズを“0000(16)”に割り当てる。 

当該パーセル対象位置が分割されている場合は,当該サイズを“0000(16)”に割り当てる。 

c)  主要地図データフレーム(パーセル)のサイズ2(基本部のサイズ) 主要地図データフレー

ムのサイズ2は,主要地図パーセル管理レコードで管理する,対象位置の主要地図データフレ

ーム(基本データフレーム)のサイズを示す。該当するパーセルがない場合は,“0000(16)”を

割り当てる。 

1.2.5 

主要地図パーセル管理レコード(パーセル管理タイプ番号=2の場合)  

表 25 主要地図パーセル管理レコード(パーセル管理タイプ番号=2の場合) 

項番 オフセット データ長  データ形式 

項目名 

備考 

識別 

DSA 

主要地図データフレーム(パーセル)の先頭アドレス 

a) 

BS 

主要地図データフレーム(パーセル)のサイズ1 

b) 

BS 

主要地図データフレーム(パーセル)のサイズ2 

c) 

a) 主要地図データフレーム(パーセル)の先頭アドレス 主要地図データフレームの先頭アドレ

スは,パーセル管理タイプ番号=0の場合と同じ。 

b) 主要地図データフレーム(パーセル)のサイズ1(主要地図データ全体) 主要地図データフレー

ムのサイズ1は,主要地図パーセル管理レコードで管理する,対象位置の主要地図データフレ

ーム(パーセル)のサイズを示す。該当するパーセルがない場合は,上記アドレスを

“FFFFFFFF(16)”にし,当該サイズを“0000(16)”に割り当てる。 

当該パーセル対象位置が分割されている場合は,当該サイズを“0000(16)”に割り当てる。 

c)  主要地図データフレーム(パーセル)のサイズ2(道路データだけのサイズ) 主要地図デー

タフレームのサイズ2は,主要地図パーセル管理レコードで管理する対象位置の主要地図デー

タフレーム(道路データ)のサイズを示す。該当するパーセルがない場合は,“0000(16)”を割

り当てる。 

1.2.6 

主要地図パーセル管理レコード(パーセル管理タイプ番号=100の場合)  

表 26 主要地図パーセル管理レコード(パーセル管理タイプ番号=100の場合) 

項番 オフセット データ長 データ形式 

項目名 

備考 

識別 

DSA 

主要地図データフレーム(パーセル)の先頭アドレス 

a) 

BS 

主要地図データフレーム(パーセル)のサイズ 

b) 

12 

主要地図データフレーム(パーセル)のファイル名 

c) 

a) 主要地図データフレーム(パーセル)の先頭アドレス 主要地図データフレームの先頭アドレ

スは,主要地図パーセル管理レコードで管理する,対象位置の主要地図データフレーム(パー

セル)の格納位置(基準トラックからの相対トラックアドレス)を示す。当該パーセルが全く

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

ない場合は,“FFFFFFFF(16)”を割り当てる。 

当該パーセル対象位置が分割されている場合は,分割管理のためのパーセル管理情報の格納

位置を示す。 

分割パーセル管理情報へのアドレスは,親のパーセル管理情報の先頭から当該分割パーセル

管理情報の先頭へのディスプレイスメントをオフセットを格納する(データ形式:D)。 

b) 主要地図データフレーム(パーセル)のサイズ 主要地図データフレームのサイズは,主要地

図パーセル管理レコードで管理する,対象位置の主要地図データフレーム(パーセル)のサイ

ズを示す。該当するパーセルがない場合は,上記アドレスを“FFFFFFFF(16)”にし,当該サイ

ズを“0000(16)”に割り当てる。 

当該パーセル対象位置が分割されている場合は,当該サイズを“0000(16)”に割り当てる。 

c)  主要地図データフレーム(パーセル)のファイル名 主要地図データフレームのファイル名は,

主要地図パーセル管理レコードで管理する,対象位置の主要地図データフレーム(パーセル)

をファイル管理した場合ファイル名を示す。 

当該パーセル対象位置が分割されている場合は,分割管理のためのパーセル管理情報のファ

イル名を示す。 

設定は,ファイル名を拡張子を含めて12 bytesとする。 

左詰めで空き領域には,“00(16)”で埋める。該当する情報がない場合は,12 bytesすべての

領域を“00(16)”で埋める。 

1.2.7 

経路誘導パーセル管理リスト 経路誘導パーセル管理リストは,表58による。 

経路誘導パーセル管理レコードの並びの順は,東経・北緯をそれぞれ正,西経・南緯をそれぞれ負

とした場合,緯度の小さい方から緯度の大きい方向に向かった順番とする。パーセル管理レコード

の並びの数は,当該レベルに対応するレベル管理レコードの“緯度方向パーセル管理数 × 経度方

向パーセル管理数”の数に等しい。 

表 27 経路誘導パーセル管理リスト 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

B1 

経路誘導パーセル管理レコードの並び 

O1 

経路誘導分割パーセル管理情報の並び 

1.2.8 

経路誘導パーセル管理レコード 経路誘導パーセル管理レコードは,当該経路誘導データフ

レーム(パーセル)の格納位置及びサイズを示す。 

同ブロック内の複数のパーセル位置に対応するパーセルが統合され,一つのパーセルによってま

とめられている場合,それぞれの管理レコードは,統合している同じパーセルの先頭アドレス及び

サイズを格納する。また,当該パーセル位置のパーセルが分割されている場合は,当該レベルに対

応するレベル管理レコードの分割パーセル管理数1〜3によって分割する。 

分割するパーセルは,当該パーセルをブロックとして見立て,経路誘導パーセル管理レコードの

先頭アドレス(項番1)で親のパーセル管理情報の先頭から経路誘導分割パーセル管理情報の並び

の先頭までのディスプレイスメントを示し,サイズ(項番2)には識別情報として”“000(16)”を割

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

り当てる。 

パーセルの統合は長方形で行い,凹凸及び非連続領域の統合は許さない。また,当該レベルに対

応するレベル管理レコードの“緯度・経度方向分割パーセル管理数1〜3”は,レベル管理情報で管

理する上下間の統合数及び分割数を超えては設定できない。パーセル分割タイプ番号によって,分

割方法を指定する。パーセル統合は,緯度,経度方向に最大8個までとする。分割されたパーセル

管理情報での再統合,分割は禁止する。 

分割用パーセル管理情報は親のパーセル管理リストに連続的に配置する(附属書1の3及び4を参

照)。また,複数個所でパーセル分割が行われる場合は,パーセル管理順に配置する。経路誘導パー

セルの統合・分割は,主要地図パーセル管理リストに合わせる。 

経路誘導パーセル管理レコードは,表59,表60及び表61による。 

1.2.9 

経路誘導パーセル管理レコード(パーセル管理タイプ番号=0の場合)  

表 28 経路誘導パーセル管理レコード(パーセル管理タイプ番号=0の場合) 

項番 オフセット データ長  データ形式 

項目名 

備考 

識別 

DSA 

経路誘導データフレーム(パーセル)の先頭アドレス 

a) 

BS 

経路誘導データフレーム(パーセル)のサイズ 

b) 

a) 経路誘導データフレーム(パーセル)の先頭アドレス 経路誘導データフレームの先頭アドレ

スは,経路誘導パーセル管理レコードで管理する,対象位置の経路誘導データフレーム(パー

セル)の格納位置(基準トラックからの相対トラックアドレス)を示す。当該パーセルが全く

ない場合は,“FFFFFFFF(16)”を割り当てる。 

当該パーセル対象位置が分割されている場合は,分割管理のためのパーセル管理情報の格

納位置を示す。 

分割パーセル管理情報へのアドレスは,親のパーセル管理情報の先頭から当該分割パーセ

ル管理情報の先頭へのディスプレイスメントをオフセットとしてを格納する(データ形式:

D)。 

b) 経路誘導データフレーム(パーセル)のサイズ 経路誘導データフレームのサイズは,経路誘

導パーセル管理レコードで管理する,対象位置の経路誘導データフレーム(パーセル)のサイ

ズを示す。該当するパーセルがない場合は,“0000(16)”を割り当てる。 

当該パーセル対象位置が分割されている場合は,当該サイズを“0000(16)”に割り当てる。 

1.2.10 経路誘導パーセル管理レコード(パーセル管理タイプ番号=1の場合)  

表 29 経路誘導パーセル管理レコード(パーセル管理タイプ番号=1の場合) 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

DSA 

経路誘導データフレーム(パーセル)の先頭アドレス 

a) 

BS 

経路誘導データフレーム(パーセル)のサイズ1 

b) 

BS 

経路誘導データフレーム(パーセル)のサイズ2 

c) 

a) 経路誘導データフレーム(パーセル)の先頭アドレス 経路誘導データフレームの先頭アドレ

スは,パーセル管理タイプ番号=0の場合と同じ。 

b) 経路誘導データフレーム(パーセル)のサイズ1(経路誘導データ全体) 経路誘導データフレー

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

ムのサイズ1は,経路誘導パーセル管理レコードで管理する,対象位置の経路誘導データフレ

ーム(パーセル)のサイズを示す。該当するパーセルがない場合は,上記アドレスを

“FFFFFFFF(16)”にし,当該サイズを“0000(16)”に割り当てる。 

当該パーセル対象位置が分割されている場合は,当該サイズを“0000(16)”に割り当てる。 

c)  経路誘導データフレーム(パーセル)のサイズ2(基本部のサイズ) 経路誘導データフレー

ムのサイズ2は,経路誘導パーセル管理レコードで管理する,対象位置の経路誘導データフレ

ーム(基本データフレーム)のサイズを示す。該当するパーセルがない場合は,“0000(16)”を

割り当てる。 

1.2.11 経路誘導パーセル管理レコード(パーセル管理タイプ番号=2の場合) 経路誘導パーセル管

理レコードは,パーセル管理タイプ番号=1の場合と同じ。 

1.2.12 経路誘導パーセル管理レコード(パーセル管理タイプ番号=100の場合)  

表 30 経路誘導パーセル管理レコード(パーセル管理タイプ番号=100の場合) 

項番 オフセット データ長  データ形式 

項目名 

備考 

識別 

DSA 

経路誘導データフレーム(パーセル)の先頭アドレス 

a) 

BS 

経路誘導データフレーム(パーセル)のサイズ 

b) 

12 

経路誘導データフレーム(パーセル)のファイル名 

c) 

a) 経路誘導データフレーム(パーセル)の先頭アドレス 経路誘導データフレームの先頭アドレ

スは,パーセル管理タイプ番号=0の場合と同じ。 

b) 経路誘導データフレーム(パーセル)のサイズ 経路誘導データフレームのサイズは,パーセ

ル管理タイプ番号=0の場合と同じ。 

c)  経路誘導データフレーム(パーセル)のファイル名 経路誘導データフレームのファイル名は,

経路誘導パーセル管理レコードで管理する,対象位置の経路誘導データフレーム(パーセル)

をファイル管理している場合にファイル名を示す。 

当該パーセル対象位置が分割されている場合は,分割管理のためのパーセル管理情報のファ

イル名をを示す。 

設定は,ファイル名を拡張子を含めて12 bytesとする。 

左詰めで空き領域には,“00(16)”で埋める。該当する情報がない場合は,12 bytesすべての

領域を“00(16)”で埋める。 

1.3 

補足説明 内容は参考として,附属書1に説明する。