2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
1. 全データ管理フレーム 全データ管理フレームは,表15による。
表 1 全データ管理フレーム
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2048
データボリューム
2
2048
2048
管理ヘッダテーブルの並び[n]
b
1.1
データボリューム データボリュームは,メディアの識別情報及び記録データの主な構成情
報を格納する。表16に,その内容を示す。
表 2 データボリューム
項番 オフセット データ長 データ形式
項目名
備考
識別
1
0
64
MID:C
システム限定識別
a)
a
2
64
64
MID:C
データ作成者識別
b)
a
3
128
32
MID:C
システム識別
c)
a
4
160
64
C
フォーマット・バージョン番号
d)
a
5
224
64
C
データ・バージョン番号
e)
b
6
288
128
CC
ディスクタイトル
f)
a
7
416
8
B
メディア収容種別
g)
a
8
424
32
C
メディア・バージョン番号
h)
b
9
456
16
データ収容範囲
i)
a
10
472
2
N
論理ブロックサイズ
j)
a
11
474
2
N
セクタサイズ
k)
a
12
476
2
B:B
背景データデフォルト情報
m)
a
13
478
14
(RESERVED)
a
14
492
256
レベル管理情報
a
15
748
1300
(RESERVED)
a
a) システム限定識別 システム限定識別は,データが動作システムに依存する場合に,そのシス
テム識別を行う製造業者識別を設定する。表17に,その内容を示す。
表 3 システム限定識別
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
1
0
12
MID
製造業者識別 9.1.1)
2
12
52
C
限定識別
(システム識別を行う製造業者で規定する)
b) データ作成者識別 データ作成者識別は,このメディアデータを作成する製造業者を識別する
製造業者識別を設定する。表18に,その内容を示す。
表 4 データ作成者識別
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
1
0
12
MID
製造業者識別 9.1.1)
2
12
52
C
データ作成者識別
(データ作成者自身で規定する)
c) システム識別 システム識別は先頭12 bytesは,機器作成者のMIDを格納し,その後の形式は
この規格では規定しないで,システム識別を行う製造業者側で規定する。
d) フォーマット・バージョン番号 フォーマット・バージョン番号は,
“FORMAT_VERSION_KIWIaa−bb−cc” となる(_はスペース)。
バージョンアップの方法及び番号の付け方の原則は,次のとおりとする。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
1) 1番目(aa) 規格改正の場合に,番号を上げる。
2) 2番目(bb) この番号の変更によって従来のアプリケーションプログラムの一部,又は全
部が使用不可能となる。不都合を解消するための規格改正の場合に,又は機能向上のための
データ追加(規格の部分的な新規追加)の場合に,番号を上げる。
3) 3番目(cc) この番号の変更によって,従来のアプリケーションプログラムは影響を受けな
い(互換性は保たれる)。字句の誤記訂正又は記載表現変更(補足説明の追加など)の場合に,
番号を上げる。この番号の変更とアプリケーションプログラムの動作状態とは,全く無関係
である(互換性は保たれる。)。
データ長を32wordにそろえるために,足りない分を0(16)/1 文字で埋める。
格納対象の文字タイプは,次による。
aa:数字(01〜99で表現する10進数)
bb:数字(00〜99で表現する10進数)
cc:数字(00〜99で表現する10進数)
e) データ・バージョン番号 データ・バージョン番号は,量産時と試作時とで異なる。
1)
量産時 量産時は,“DATA_VERSION_aa/bb/cc/dd” となる(_はスペース)。
製造ロット単位にユニークな番号である。データにおいてメディア上のアドレスが変更と
なるような編集を実施した場合(基データが更新された場合又はメディアの新規編集を実施
した場合)には,必ず変更しなければならない。
aa:製造年(ex. 97)
bb:製造月(ex. 03)
cc:製造日(ex. 10)
dd:1日単位内でのシリアル番号(ex. 01)
データ長を32wordにそろえるために,足りない分を0(16)/1 文字で埋める。
格納対象の文字タイプは,
aa:数字(00〜99で表現する10進数)
bb:数字(01〜12で表現する10進数)
cc:数字(01〜31で表現する10進数)
dd:数字(01〜99で表現する10進数)
である。
2) 試作時 試作時は,“DATA_VERSION_aa−bbbbb” となる。(_は,スペース)
編集ロット単位にユニークな番号である。上記1)と同様な状況の場合には,必ず変更し
なければならない。
aa:メディアコード
BBBBB:シリアル番号
データ長を32ワードにそろえるために,足りない分を0(16)/1文字で埋める。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
格納対象の文字タイプは,
aa:英字
BBBBB:数字(00001〜99999で表現する10進数)
である。
f)
ディスクタイトル ディスクタイトルは,特に規定はしない。
g) メディア収容種別 メディア収容種別は,表19による。
表 5 メディア収容種別
0Word
項番
bit
内容
備考
1
15
主要地図
0:未収容
1:収容
各国共通データ
2
14
経路計算
3
13
案内検索
4
11〜0
(RESERVED)
1Word
項番
bit
内容
備考
1
15〜0
(RESERVED)
0:未収容,1:収容
国:地域共通データ
2Word
項番
bit
内容
備考
1
15〜0
(RESERVED)
0:未収容,1:収容
グループ共通
3Word
項番
bit
内容
備考
1
15〜0
(RESERVED)
0:未収容,1:収容
システム単独
h) メディア・バージョン番号 メディア・バージョン番号は,“V aa.bb.cc” となる。
メディアに収容するアプリケーションプログラムと連動(地図データとプログラムとがペア
となってバージョン番号をもつ)したユニークな番号である。
バージョンアップの方法及び番号の付け方の原則は,次のとおりとする。
1) 1番目(aa) アプリケーションプログラム又は地図データの改訂内容が大きい場合に,番
号を上げる。システム側はこの番号の参照によって,バージョン適合判定を行う。
2) 2番目(bb) アプリケーションプログラム又は地図データの改訂内容が小さい場合に,番
号を上げる。システム側はこの番号の参照によって,バージョン適合判定を行う。
3) 3番目(cc) アプリケーションプログラム又は地図データの不都合を解消するための変更,
若しくはメンテナンスの場合に,番号を上げる。
この番号の変更とアプリケーションプログラムの動作状態(特に実現機能)とは全く無関
係であり,システム側はこの番号の参照によって,バージョン適合判定は行わない。
データ長を16 wordにそろえるために,足りない分を0(16)/1 文字で埋める。
収容対象の文字タイプは,次による。
aa:数字(00〜99で表現する10進数)
bb:数字(00〜99で表現する10進数)
cc:数字(00〜99で表現する10進数)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
なお,ワイルドコードとして “*” を用意し,システム側の検査を回避することも考
慮する。
i)
データ収容範囲 データ収容範囲は,表20による。
使用国・地域識別は,このメディアに収容されているデータの地図エリアを示す。
表 6 データ収容範囲
項番
オフセット
データ長
データ形式
項目名
1
0
8
PID
最大収容領域の左下緯度経度
2
8
8
PID
最大収容領域の右上緯度経度
j)
論理ブロックサイズ 論理ブロックサイズは,1ブロック当たりのバイトサイズを指定する。
k) セクタサイズ セクタサイズは,1セクタ当たりのバイトサイズを指定する。
l)
製造業者識別 製造業者識別は,表21による。
表 7 製造業者識別
項番
オフセット
データ長
データ形式
項目名
1
0
8
PID
製造業者の拠点緯度経度
2
8
1
I
製造業者のフロアー情報
(地上1階を0とした+−相対階数)
3
9
1
(RESERVED)
4
10
2
N
製造業者の識別設定日
(1997年1月1日を0とする相対日数)
特にシステムに依存しない場合は,すべて“FF(16)/1” で埋める。
m) 背景データデフォルト情報 背景データデフォルト情報は,表22による。
表 8 背景データフォルト情報
項番
bit
内容
備考
1
15
主要地図データフレームが存在するパーセルの
背景データのデフォルト
0:陸
1:海
2
14
主要地図データフレームが存在しないパーセルの
背景データのデフォルト
3
13〜0
(RESERVED)
1.1.1
レベル管理情報 レベル管理情報は,表23による。
レベル管理情報は,このメディアに格納するパーセル系管理のデータにおいて,各データのパー
セルの階層構造(構成レベル)と管理方法とで構成する。
表 9 レベル管理情報
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
N
データ種別数(r)
a)
2
2
B1
データのレベル情報の並び(#1〜#r)
c
a) データ種別数 データ種別数は,この項目以下に格納するデータ(パーセル系管理のデータ)
の数(r)を示す。
1.1.2
データのレベル情報 各データのレベル情報は,表24による。
各データのデータ種別及び構成レベル総数,並びに構成レベル総数(n)分のレベル情報を格納す
る。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 10 データのレベル情報
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
B:N
レベル管理ヘッダ
a
2
2
B1
レベルの情報の並び
a)
a
a) レベルの情報の並び レベルに格納するレベル番号の値と並びの順番は,レベルの降順に並べ
る。
1.1.3
レベル管理ヘッダ レベル管理ヘッダは,表25による。
該当するデータ種別,構成レベル総数(n)を格納する。
表 11 レベル管理ヘッダ
項番
bit
内容
1
15〜8
データ種別 a)
2
7〜0
構成レベル総数
a) データ種別 データの種別を,表26のコードで表現する。
表 12 データ種別コード
コード
意味
00(16)
(RESERVED)
01(16)
主要地図データ
02(16)
経路誘導用データ
03(16)
経路計算用データ
04(16)
(RESERVED)
05(16)
(RESERVED)
06(16)以降
(RESERVED)
1.1.4
レベルの情報 各レベルの情報は,表27による。
各レベルによる,そのレベル番号と管理ブロック総数とを格納する。
表 13 各レベルの情報
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
I:
レベル番号
a
2
2
2
N
ブロック管理レコードの総数
a)
a
a) ブロック管理レコードの総数 ブロック管理レコードの総数は,1〜65535までの範囲を表現す
る。
1.1.5
レベル番号 レベル番号は,表28による。
表 14 レベル番号
項番
bit
内容
1
15〜8
レベル番号 a)
2
7〜0
(RESERVED)
a) レベル番号 レベル番号は,−32〜31までの範囲を表現する。
1.2
管理ヘッダテーブル 管理ヘッダテーブルは,表29による。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 15 管理ヘッダテーブル(管理ヘッダレコードの並び)
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
18
管理ヘッダレコード1
(パーセル系管理)
b
2
18
18
管理ヘッダレコード2
(リージョン系管理)
b
3
36
18
管理ヘッダレコード3
(案内検索管理)
b
4
54
18
管理ヘッダレコード4
(各種パラメータ管理)
b
5
72
18
管理ヘッダレコード5
(インフラ対応データ管理)
b
6
90
18
管理ヘッダレコード6
(画像データ管理)
b
7
108
18
管理ヘッダレコード7
(音声データ管理)
b
8
126
18
管理ヘッダレコード8(RESERVED)
b
9
144
18
管理ヘッダレコード9(RESERVED)
b
10
162
18
管理ヘッダレコード10(RESERVED)
b
11
180
18
管理ヘッダレコード11(RESERVED)
b
12
198
18
管理ヘッダレコード12(RESERVED)
b
13
216
18
管理ヘッダレコード13(RESERVED)
b
14
234
18
管理ヘッダレコード14(RESERVED)
b
15
252
18
管理ヘッダレコード15(RESERVED)
b
16
270
18
管理ヘッダレコード16(RESERVED)
b
17
288
18
管理ヘッダレコード17(RESERVED)
b
18
306
18
管理ヘッダレコード18(RESERVED)
b
19
324
18
管理ヘッダレコード19(RESERVED)
b
20
342
18
管理ヘッダレコード20(RESERVED)
b
21
360
18
管理ヘッダレコード21(RESERVED)
b
22
378
18
管理ヘッダレコード22(RESERVED)
b
23
396
18
管理ヘッダレコード23(RESERVED)
b
24
414
18
管理ヘッダレコード24(RESERVED)
b
25
432
18
管理ヘッダレコード25(RESERVED)
b
26
450
18
管理ヘッダレコード26(RESERVED)
b
27
468
18
管理ヘッダレコード27(RESERVED)
b
28
486
18
管理ヘッダレコード28(RESERVED)
b
29
504
18
管理ヘッダレコード29(RESERVED)
b
30
522
18
管理ヘッダレコード30(RESERVED)
b
31
540
18
管理ヘッダレコード31(RESERVED)
b
32
558
18
管理ヘッダレコード32(RESERVED)
b
33
576
18
管理ヘッダレコード33(製造業者オリジナ
ル:RESERVED)
b
34
594
1454
管理ヘッダレコード34(製造業者オリジナ
ル:RESERVED)
b
管理ヘッダレコードの並びは,基本部(この規格共通),拡張部1(グループ共通)及び拡張部2
(製造業者オリジナル定義)で構成され,それぞれの記述は,基本部:1〜16レコード,拡張部1:
17〜32レコード及び拡張部2:33〜48レコードに対応付けられる。
拡張する場合は,項番8領域を用いて,既存レコードと同様に並べる。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
管理ヘッダレコードは,表30による。
管理ヘッダレコードの並びと数は,メタデータで定義する。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 16 管理ヘッダレコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
4
DSA
管理ヘッダのアドレス
a)
b
2
4
2
BS
管理ヘッダのサイズ
b)
b
3
6
12
C
管理ファイル名
c)
b
a) 管理ヘッダのアドレス 管理ヘッダのアドレスは,各データごとの管理部の相対セクタアドレ
スを格納する。
管理ファイル名(項番3)が“NULL”の場合は,全データ管理フレームの先頭を0とした相
対セクタアドレスを格納する。
管理ファイル名(項番3)に有効なファイル名称が格納されている場合,管理ファイルの先
頭を0とした相対セクタアドレスを格納する。
b) 管理ヘッダのサイズ 管理ヘッダのサイズは,表31による。各データごとの管理部のサイズを
格納する。
表 17 管理ヘッダのサイズ
項番
管理情報種別
管理ヘッダのサイズの設定値
1
パーセル系管理
パーセル系データ管理ディストリビューションヘッダのサイズを論理ブロック数で設
定
2
リージョン系管理
リージョン系データ管理ディストリビューションヘッダのサイズを論理ブロック数で
設定
3
案内検索管理
データ管理部ヘッダのサイズを論理ブロック数で設定
4
各種パラメータ管
理
各種パラメータディストリビューションヘッダのサイズを論理ブロック数で設定
5
インフラ対応デー
タ管理
インフラデータ管理ディストリビューションヘッダのサイズを論理ブロック数で
設定 (インフラ独立管理の場合)
c) 管理ファイル名 管理ファイル名は,データ構成がファイル管理の場合に設定する。設定は,
5.1の規定に従い,管理ファイルの名称は,拡張子を含めて12 bytesとする。
左詰で空き領域には,“00(16)”で埋める。該当する情報がない場合は,00(16)で埋める。