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日本工業規格

JIS

 D

0207

-1977

自動車部品の防じん及び

耐じん試験通則

General Rules of Dust Test for Automobile Parts

1.

適用範囲  この規格は,自動車部品(以下,部品という。)の防じん及び耐じん試験の通則について規

定する。

引用規格: 

JIS Z 8813

  浮遊粉じん濃度測定方法通則

JIS Z 8901

  試験用ダスト

2.

用語の意味  この規格で用いる用語の意味は,次のとおりとする。

(1)

防じん性  じんあいが部品の内部へ浸入するのを防止する性質。

(2)

耐じん性  じんあいの付着又は浸入などに対して,部品の性能低下に耐える性質。

3.

試験の種類及び記号  試験の種類及び記号は表 のとおりとする。

表 1

試験の種類

試験の目的

浮遊試験(記号 F)

空気中に浮遊するじんあいに対する部品

の防じん性叉は耐じん性を調べる試験

気流試験(記号 C)

じんあい流を受ける部品の防じん性又は

耐じん性を調べる試験

4.

試験方法  試験装置に試験品を正規の使用状態で取り付け,原則として JIS Z 8901(試験用ダスト)

に規定する試験用ダスト(以下,ダストという。

)を用い,

表 の条件で試験を行う。ただし,気流試験に

おける試験品の取付けは,じんあい流の方向を実車取付け時に受ける気流の方向にできるだけ合わせる。


2

D 0207-1977

表 2

試験時間

試験の

種類

試験

区分

ダストの種類

(

1

ダスト

の濃度

mg/m

3

試験

温度

相対

湿度

%

    (

2

)

流速

m/s

    (

3

試験

そうの

容積

m

3

試験品の位置

ダストの与え方

かくはん

時間

s

休止時間

min

繰返し

合計時間

h

1

60000

以上

0.7

以上

試 験 そ う 内

150mm

以 上

離 し て 取 付

ける。

5

2

3000

以上

0.5

以上

試 験 そ う 内

面より 80mm

以 上 離 し て

取付ける。

8

F

3

原則として

JIS Z 8901

8

種又は 6 種

100

以上

20

±15 45∼85

規定せず

規定せず

空気圧又はファ

ンなどでダスト

が試験そう内に

ほぼ均一になる

よう一定時間か

くはんし,その

後指定時間休止

し,これを 1 サ

イクルとして繰

返す。

2

又は

5

10

又は

15

8

1

5000

以上

約 5 2

C

2

原 則 と し て

JIS Z 8901

8

種又は 6 種

100

以上

20

±15 45∼85

約 10

規定せず

規定せず

指定された濃度

のダストを指定

された流速で循

環させる。

6

(

1

)

ダストの濃度とは,試験そう内にダストが拡散し,ほぼ安定した状態での値をいう。

(

2

)

流速は試験品の付近の気流を測定する。

(

3

)

試験そうの容積は有効試験空間について規定する。

備考1.  ダストは原則として乾燥状態のものとする。試験そう内のふん囲気を特に高温又は低温にし,若しくは湿気を

与えて試験を行う必要のある場合は,受渡し当事者間の協定による。

2.

ダストの濃度は,原則として JIS Z 8813(浮遊粉じん濃度測定方法通則)に規定する方法により測定する。

3.

ダストの種類及び試験時間の適用は,必要に応じて受渡し当事者間の協定によってもよい。

4.

試験装置の概要を

参考図 及び参考図 に示す。

5.

試験中試験品に与える負荷,作動はそれぞれの部品規格によるほか,受渡し当事者間の協定による。

6.

試験に際しては,試験そう内面,空気取入部,排出部,計測部などに沈積したダストを清掃するとともに,適
時使用ダストを交換するなど,試験条件の維持管理に留意すること。

参考図 1  浮遊試験装置

参考図 2  気流試験装置


3

D 0207-1977

5.

適用基準  じんあい試験の適用基準は,部品の受けるじんあい環境及び部品の使用箇所により区分し,

原則として

表 による。

表 3

試験方法

部品の使用箇所

じんあい環境(

4

)

種類

区分

車外

床下

エンジン

ル  ー  ム

車内 a b c d e

適用部品例

1

ランプ類

2

スイッチ,ワイパブレード,電

装品

F

3

気化器,ドアロック,スイッチ
メータ,ワイパモータ,電装品

1

機構部品

C

2

電装品

(

4

)

じんあい環境の区分は次による。

a :

高濃度浮遊じんあいを受ける場合

b :

中濃度浮遊じんあいを受ける場合

c :

低濃度浮遊じんあいを受ける場合

d :

高濃度じんあい流を受ける場合

e :

低濃度じんあい流を受ける場合

備考  表中の○印は適用すべき場合を示す。

6.

評価  4.により試験を行い,部品の品質・性能の変化及びダストの侵入程度を調べる。


4

D 0207-1977

自動車部会  自動車部品防じん耐じん専門委員会  構成表

氏名

所属

(委員会長)

柳  原      茂

工業技術院機械技術研究所

中  沢  忠  義

通商産業省機械情報産業局

北  川      清

運輸省自動車局

若曾根  和  之

工業技術院標準部

村  田  茂  太

日本試験機工業会(代表)株式会社田葉井製作所

成  富  正  文

市光工業株式会社

坂  部      実

関東精器株式会社

三  橋  英  夫

株式会社小糸製作所

飯  塚  正  万

田中計器工業株式会社

内  山      淳

ナイルス部品株式会社

上  山      明

株式会社三ツ葉電機製作所

田  辺      清

社団法人日本自動車部品工業会

横  井      裕

日本電装株式会社

藤  野  健  次

三菱電機株式会社

中  村  勝  俊

日本国有鉄道自動車局

八  島  道  雄

株式会社本田技術研究所

野  口  謙  一

いすゞ自動車株式会社

山  崎  浩  道

日産ディーゼルエ業株式会社

重  松  幸  樹

三菱自動車工業株式会社

岸  本  秀  弘

トヨタ自動車工業株式会社

原  口  利  文

東洋工業株式会社

半  沢  克  之

日産自動車株式会社

(関係者)

川  部  恒  雄

アイシン精機株式会社

菊  川  敏  男

東京濾器株式会社

横  山  伸  二

トキコ株式会社

中  島  省  三

曙ブレーキエ業株式会社

能  島  通  広

厚木自動車部品株式会社

日比野  壮  美

萱場工業株式会社

近  森      仁

日本オイルシールエ業株式会社

武  田  信  博

株式会社東海理化電機製作所

(事務局)

村  里  利  明

工業技術院標準部機械規格課