日本工業規格 JIS
D 0108-1985
自動車排出物質の公害防止関連用語
Glossary of Terms Relating to Control of Air Pollutions
from Automobile Emissions
1. 適用範囲 この規格は,公害防止関係の用語のうち自動車排出物質に関する用語について規定する。
関連規格 JIS B 0108 往復動内燃機関用語(一般)
JIS B 0109 往復動内燃機関用語(主要部品)
JIS B 0110 往復動内燃機関用語(附属装置)
JIS D 0101 自動車の種類に関する用語
JIS D 1030 自動車排気ガス中の一酸化炭素,二酸化炭素及び炭化水素濃度の連続測定方法
JIS D 1101 ディーゼル自動車排気煙濃度測定方法
JIS D 8004 ディーゼル自動車排気煙濃度測定用反射式スモークメータ
JIS D 8005 ディーゼル自動車排気煙濃度測定用光透過式スモークメータ
JIS K 0055 ガス分析装置校正方法通則
JIS K 0115 吸光光度分析のための通則
JIS K 0211 分析化学用語(基礎部門)
JIS K 2202 自動車ガソリン
JIS K 2240 液化石油ガス(LPガス)
JIS K 2254 燃料油蒸留試験方法
JIS K 2258 原油及び燃料油蒸気圧試験方法(リード法)
JIS K 2280 オクタン価及びセタン価試験方法
JIS K 2283 原油及び石油製品の動粘度試験方法並びに石油製品粘度指数算出方法
JIS K 2536 燃料油炭化水素成分試験方法(けい光指示薬吸着法)
JIS K 2541 原油及び石油製品硫黄分試験方法
2. 分類 用語の分類は,次のとおりとする。
(1) 基本的事項
(1.1) 動力源による自動車
(1.2) 大気汚染物質
(1.3) 浄化装置
(2) エンジン
(2.1) 燃焼室及び弁作動
(2.2) 吸気系及び混合気
2
D 0108-1985
(2.3) 異常現象及び防止装置
(2.4) 電子制御
(2.5) 混合比制御及び装置
(2.6) 排気系
(2.7) 点火系
(2.8) 燃料噴射系
(3) 排気浄化装置
(3.1) 二次空気
(3.2) EGR
(3.3) 触媒
(3.4) リアクタ,その他
(3.5) 減速時制御装置
(3.6) 制御系部品
(4) 蒸発ガス・ブローバイガスの浄化装置
(4.1) 燃料蒸発ガス
(4.2) ブローバイガス
(5) 燃料及び潤滑油
(5.1) 燃料
(5.2) 潤滑油
(6) 排出物質成分及び計測
(6.1) 排出物質成分
(6.2) 分析計
(6.3) 試料採取法及び試料採取装置
(6.4) 試験条件及び試験装置
(6.5) 規制
3. 用語及び意味 用語及び意味は,次のとおりとする。
備考1. 用語の一部に読み方を丸括弧( )で示す。
2. 慣用語は,今後使用しない。
3
D 0108-1985
(1) 基本的事項
(1.1) 動力源による自動車
番号
用語
意味
参考
対応英語
慣用語
関連規格
参 考
(1.1-1)
ガソリン自動
車
原動機としてガソリン機関を備えて
いる自動車。
gasoline-fueled
automobile,
petrol motor car
JIS D 0101(自動車
の種類に関する用
語)
参 考
(1.1-2)
ディーゼル自
動車
原動機としてディーゼル機関を備え
ている自動車。
diesel powered
automobile,
compression
ignition engine
automobile
JIS D 0101
参 考
(1.1-3)
電気自動車
原動機として電動機を備えている自
動車。熱機関をもたないので,排気物質
で大気を汚染することはない。
electric vehicle
JIS D 0101
1101
ハイブリッド
式自動車
熱機関と電動機の組合せのように,組
合せによる効果を期待して2種類以上
の原動機を備えた自動車。熱機関の負荷
及び回転数の変化を抑制し,大気汚染の
原因となる物質の排出を減少すること
ができる。
hybrid powered
automobile
1102
スターリング
エンジン自動
車
H2又はHeのような熱伝達がよい流体
を作動媒体とする往復動外燃機関を備
えた自動車。燃料は最適の状態で燃焼さ
れるので,大気汚染の原因となる物質の
排出が少ない。
Stirling engine
automobile
1103
ランキンサイ
クルエンジン
自動車
水又は有機系化合物の作動流体が,液
相気相間を変化する連続燃焼外燃機関
を備えた自動車。希薄混合気を燃焼さ
せ,ボイラ室壁温も比較的低く,大気汚
染の原因となる物質の排出が少ない。
Rankine cycle
engine
automobile
蒸気エ
ンジン
1104
ガスタービン
エンジン自動
車
気体を連続的に圧縮,加熱,膨張させ
て,その保有する熱エネルギーを機械的
エネルギーとして使用する機関を備え
た自動車。連続燃焼であり,大気汚染の
原因となる物質の排出は少ない。
備考 通常圧縮機,燃焼器,タービ
ンなどから構成されている。
gas turbine engine
automobile
(1.2) 大気汚染物質
番号
用語
意味
参考
対応英語
慣用語
関連規格
1201
排出物質
自動車が発散する物質の総称。
排気ガス,燃料蒸発ガス,ブローバイガ
スの外に車体塗料の溶媒蒸気などの発
散物質を含む。
emission matter
(material)
JIS B 0110[往復動
内燃機関用語(附
属装置)]
1202
排出ガス
自動車が排出する排気ガス,蒸発ガス
及びブローバイガスの総称。
emission gas
JIS B 0110
参 考
(1.2-1)
排気物質
エンジンの排気系から外部に排出さ
れる物質。粒子状物質を含む。
exhaust emission
排気ガ
ス
JIS B 0110
4
D 0108-1985
番号
用語
意味
参考
対応英語
慣用語
関連規格
参 考
(1.2-2)
排気ガス
エンジンの排気糸から外部に排出さ
れるガス。
gaseous emission,
exhaust gas
JIS B 0110
参 考
(1.2-3)
粒子状物質
排気物質に含まれる鉛酸化物などの
重金属化合物や,すす,黒煙などの粉じ
ん及びタール状物質などの総称。
particulate matter
微粒子
JIS B 0110
1203
ディーゼル排
気煙
ディーゼル機関の排気物質の中で光
を遮る成分。一般的に黒煙,青煙,白煙
に大別する。
diesel smoke
1204
蒸発ガス
自動車が発生する蒸発物の総称。燃料
蒸発ガス及び車体塗料の溶媒蒸気を含
む。
evaporative
emission
参 考
(1.2-4)
燃料蒸発ガス 燃料系から大気に放出される燃料蒸
気。
fuel evaporative
emission
JIS B 0110
参 考
(1.2-5)
クランク室排
出物
クランクケース,ブリーザ又は潤滑系
の開放口から大気に放出される物質。
crankcase emission
JIS B 0110
参 考
(1.2-6)
ブローバイガ
ス
ブローバイによって排出されるガス。
ガソリンエンジンでは高濃度のHCを含
んでいる。
blowby gas
JIS B 0110
(1.3) 浄化装置
番号
用語
意味
参考
対応英語
慣用語
関連規格
1301
排出物質浄化
装置
排出物質中の有害成分を低減するた
めの装置,排気浄化装置,燃料蒸発ガス
排出抑止装置,ブローバイガス還元装置
の総称。
emission control
system
参 考
(1.3-1)
排気浄化装置 排気ガス中の有害成分を低減するた
めの装置の総称。
exhaust emission
control device
JIS B 0110
(2) エンジン
(2.1) 燃焼室及び弁作動
番号
用語
意味
参考
対応英語
慣用語
関連規格
参 考
(2.1-1)
副室式燃焼室 燃焼室が主室と副室の2室に分かれ,
その間を連絡口でつないでいる形の燃
焼室。
divided combustion
chamber
JIS B 0108[往復動
内燃機関用語(一
般)]
参 考
(2.1-2)
スキッシュ
圧縮行程の終わり近くで,ピストン頂
面とシリンダヘッド下面とのすきまか
ら押し出された作動ガスが生じるシリ
ンダ半径方向のガス流動。
squish
JIS B 0108
参 考
(2.1-3)
スワール
シリンダ中心軸周りの作動ガスの旋
回流。
swirl
JIS B 0108
参 考
(2.1-4)
消炎領域
ピストン上部とシリンダ壁とのすき
まや,燃焼室の側面近くなどで火炎が到
達し得ない領域の総称。この領域が大き
くなると,排気ガス中のHCが多くなる。
quench area
JIS B 0108
2101
サーフェース
ボリューム比
燃焼室の表面積と容積の比。
この値が小さいと,排気ガス中のHC
が少なくなる。S/V(エスブイ比)と略
称する。
surface volume
ratio
5
D 0108-1985
番号
用語
意味
参考
対応英語
慣用語
関連規格
参 考
(2.1-5)
ブローバイ
作動ガスが,ピストン又は弁棒の周り
から流出する現象。
blowby,
blow-by
JIS B 0108
参 考
(2.1-6)
弁重なり
吸気弁と排気弁が同時に開いている
期間。通常,クランク角度で表す。ガソ
リンエンジンでは,弁重なりの調整であ
る程度NOxの発生を制御することもで
きる。
valve overlap
JIS B 0109[往復動
内燃機関用語(主
要部品)]
参 考
(2.1-7)
弁開閉時期
吸気弁,排気弁,掃気弁などを開閉す
る時期。通常,死点からのクランク角度
で表す。排気温度や排出量に影響する。
valve timing
JIS B 0109
参 考
(2.1-8)
内部EGR
ガス交換の際,残留ガス量を増して排
気ガス再循環と同じ効果を与えること。
internal EGR,
internal exhaust
gas recirculation
JIS B 0110
(2.2) 吸気系及び混合気
番号
用語
意味
参考
対応英語
慣用語
関連規格
参 考
(2.2-1)
ヒートライザ 吸気管の一部で混合気又は吸気を温
水,排気,電熱ヒータなどで加熱するよ
うにした部分。
heat riser
JIS B 0109
2201
吸気加熱
吸気を加熱し,燃料の気化を促進する
方式。
2202
混合気加熱
混合気を加熱し,燃料の気化を促進す
る方式。
参 考
(2.2-2)
温調式空気清
浄器
吸入空気を適正な温度に保つ装置を
備えた空気清浄器。
temperature
controlled
air cleaner
JIS B 0110
2203
低熱容量吸気
装置
吸気系の暖機を促進するための,特に
熱容量が小さい吸気装置。
low thermal inertia
induction system
参 考
(2.2-3)
アイドルコン
ペンセータ
アイドリング時,吸気温度の上昇に伴
う混合気の過濃化を防ぐための補償装
置。
idle compensator
JIS B 0110
2204
温調式加速ポ
ンプ
エンジンの暖機状態に応じ,吐出特性
が変わる気化器の加速ポンプ。
2205
混合気分配
複数の気筒へ混合気を供給する場合
に,各気筒へ供給される燃料及び空気の
分配状態。
air-fuel mixture
distribution
参 考
(2.2-4)
層状給気
点火プラグ付近には濃混合気を,その
他の部分には希薄混合気を形成するよ
う成層化を図った給気方法。
stratified charge
JIS B 0108
2206
均質給気
燃焼室全体に,一様に均質な混合気を
満たす給気方法。
uniform charge
参 考
(2.2-5)
理論混合気
理論混合比の混合気。
stoichiometric
mixture
JIS B 0108
参 考
(2.2-6)
希薄混合気
空燃比が理論混合比より大きい空気
過剰の混合気。
lean mixture
JIS B 0108
参 考
(2.2-7)
濃混合気
空燃比が理論混合比より小さい燃料
過剰の混合気。
rich mixture
JIS B 0108
6
D 0108-1985
番号
用語
意味
参考
対応英語
慣用語
関連規格
2207
ウインドウ
三元触媒が有効に機能する理論混合
比付近の狭い空燃比範囲。
window
2208
温度補償
適正混合比を維持する目的で,吸気温
度又はこれを代表する特性値を感知し
て,混合比を補償すること。
temperature
compensating
2209
高度補償
適正混合比を維持する目的で,高度又
はこれを代表する特性値を感知して,混
合比を補償すること。
altitude
compensating
2210
気圧補償
適正混合比を維持する目的で,気圧又
はこれを代表する特性値を感知して,混
合比を補償すること。
atmospheric
pressure
compensating
2211
ヘリカルポー
ト
吸入混合気又は吸入空気に回転慣性
力を与え,気筒内で渦流を生じさせて,
燃料と空気の混合を促進させるように
した,らせん状の吸気ポート。
helical port
(2.3) 異常現象及び防止装置
番号
用語
意味
参考
対応英語
慣用語
関連規格
参 考
(2.3-1)
ノッキング
末端ガスの一部が点火することによ
って生じる異常燃焼。
knocking
JIS B 0108
参 考
(2.3-2)
ランオン
火花点火機関で,火花を止めても,な
お表面点火によってファイアリングが
続く現象。
run (ning) -on
JIS B 0108
2301
ランオン防止
装置
ランオンを防止する装置。燃料通路を
遮断する方式,気化器絞り弁を閉止する
方式などがある。
2302
燃料カット
HCの排出を抑止したり,ランオン防
止をするために,燃料の供給を遮断する
こと。
fuel cut
参 考
(2.3-3)
あと燃え
正常な燃焼期間が過ぎても,なお燃焼
が続く現象。
after burning
JIS B 0108
参 考
(2.3-4)
アフタファイ
ア
シリンダ内で燃焼せずに排出された
ガスが排気系内で爆発的に燃焼する現
象。排気ガス対策を行う場合に生じやす
く,触媒などの後処理装置を損なうおそ
れがある。
after fire
JIS B 0108
参 考
(2.3-5)
逆 火
(ぎゃっか)
シリンダ内の炎が,吸気管中を逆行す
る現象。始動時の過濃又は過薄の混合気
で燃えるとき,点火時期を遅らせたとき
などの,排気ガス対策を行った際に生じ
やすくなる。
back fire
JIS B 0108
参 考
(2.3-6)
ミスファイア 混合気が点火燃焼しない現象。燃料が
未燃のまま浄化装置に入ると反応が急
速に進み,温度が過度に上がる。
misfire
JIS B 0108
参 考
(2.3-7)
アイシング
外気温が低いとき,気化器などに結氷
する現象。アイシングによって,排気物
質中の有害成分が増加することがある。
icing
JIS B 0108
7
D 0108-1985
番号
用語
意味
参考
対応英語
慣用語
関連規格
参 考
(2.3-8)
ペーパロック 気化器・燃料噴射装置などの燃料装置
に燃料蒸気・空気などがたまって燃料の
供給を妨げる現象。
vapour-lock,
vapor-lock
JIS B 0108
参 考
(2.3-9)
パーコレーシ
ョン
気化器フロート室内の燃料が高温に
なって沸騰し,エンジンの運転を不調に
する現象。
percolation
JIS B 0108
(2.4) 電子制御
番号
用語
意味
参考
対応英語
慣用語
関連規格
参 考
(2.4-1)
電子制御気化
器
電子回路によって空燃比の制御を行
う気化器。
electronic
controlled
carburetor
JIS B 0110
参 考
(2.4-2)
電子制御燃料
噴射方式
電子回路によって噴射量,噴射時期な
どの制御を行う燃料噴射方式。
electronic
controlled fuel
injection system
JIS B 0110
2401
エンジン集中
電子制御方式
点火時期,混合比,EGR率などの最
適値を運転状態と関係付けて電子的に
記憶させ,各種センサからの電気信号を
基に,それらが最適値になるようにフィ
ードバックなどによって電子制御する
方式。
(2.5) 混合比制御及び装置
番号
用語
意味
参考
対応英語
慣用語
関連規格
参 考
(2.5-1)
空燃比フィー
ドバック制御
排気中の酸素濃度などを検出して,空
燃比を自動制御すること。
feedback control of
air-fuel ratio
JIS B 0108
参 考
(2.5-2)
アイドルリミ
ッタ
アイドリング時の空燃比をある限度
以下に抑制するため,アイドリング調濃
ねじの動きを限定する装置。
idlel imiter
JIS B 0110
2501
チョークオー
プナ
チョークバルブ作動中の濃混合気に
よるCO及びHCの増加を抑えるため
に,エンジンがある程度暖機されたらチ
ョークバルブを強制的に一定開度まで
開く装置。
choke opener
(2.6) 排気系
番号
用語
意味
参考
対応英語
慣用語
関連規格
参 考
(2.6-1)
排気ポートラ
イナ
排気温度を高温に保つため,排気ポー
トに挿入するライナ。
exbaust port liner
JIS B 0110
2601
排気圧脈動
排気管内の圧力が排気ガスの排出に
よって間欠的に変動すること。
exhaust pulsation
8
D 0108-1985
(2.7) 点火系
番号
用語
意味
参考
対応英語
慣用語
関連規格
2701
点火時期制御
方式
HC,NOxを低減させるため,点火時
期を制御する方式。
ignition timing
control system
参 考
(2.7-1)
多接点式ディ
ストリビュー
タ
2個以上のブレーカをもち,運転条件
に応じて,それらを切り換えて使用する
ディストリビュータ。
multi-contact
distributor
JIS B 0110
参 考
(2.7-2)
複動膜式ディ
ストリビュー
タ
真空進角装置に2枚のダイアフラム
をもち,運転条件によって点火進角を変
えるようにしたディストリビュータ。
dual diaphragm
distributor
JIS B 0110
参 考
(2.7-3)
トランジスタ
点火装置
トランジスタとその回路を用いてイ
グニシヨンコイルの一次電流を遮断し,
二次側に高電圧を得る点火装置。火花エ
ネルギーを正確に永続的に発生できる
ので,ミスファイア,点火時期変動によ
る排気物質中の有害成分の増加を防ぐ
ことができる。
transistor igniter
JIS B 0110
参 考
(2.7-4)
フルトランジ
スタ点火装置
ブレーカ接点を用いず,電気的に一次
電流の断絶を行うトランジスタ点火装
置。
full-transistor
ignitor
JIS B 0110
参 考
(2.7-5)
セミトランジ
スタ点火装置
ブレーカからの信号を用いて一次電
流の断続を行うトランジスタ点火装置。
semi-transistor
igniter
JIS B 0110
参 考
(2.7-6)
コンデンサ放
電点火装置
コンデンサに蓄えられた電荷をイグ
ニションコイルの一次側へ放電させ,二
次側に高電圧を得る点火装置。CDIと略
称する。
condenser discharge
ignition system
JIS B 0110
2702
二点点火方式 シリンダ内に点火プラグを二つ装備
し,希薄混合気やEGR時の燃焼速度を
促進させる方式。
dual ignition system
(2.8) 燃料噴射系
番号
用語
意味
参考
対応英語
慣用語
関連規格
2801
噴射時期遅延 燃料噴射時期を遅らせて,着火時期を
制御すること。
injection timing
retard
参 考
(2.8-1)
あとだれ
噴射終了時における噴口からの燃料
漏れ。
dribbling,
after-dripping
JIS B 0110
参 考
(2.8-2)
二次噴射
主噴射の後で,再び噴射弁が開いて噴
射されること。
secondary injection
JIS B 0110
(3) 排気浄化装置
(3.1) 二次空気
番号
用語
意味
参考
対応英語
慣用語
関連規格
3101
二次空気
排気系に供給する空気。
secondary air
参 考
(3.1-1)
二次空気供給
装置
排気ガス中の未燃焼成分を酸化させ
るため,排気系に空気を供給する装置。
secondary air
supply system
JIS B 0110
3102
二次空気噴射
装置
エアポンプによって圧縮された空気
を,排気系へ噴射する装置。
secondary air
injection system
9
D 0108-1985
番号
用語
意味
参考
対応英語
慣用語
関連規格
3103
二次空気導入
装置
排気ガスの脈動によって生じる負圧
を利用して,排気系に空気を導入する装
置。
secondary air pulse
induction system
3104
エアポンプ
二次空気噴射装置で,空気を供給する
ためのポンプ。
air pump
3105
二次空気導入
弁
二次空気導入装置で,空気を排気系に
導入するためのワンウェイバルブ。通常
は,リード弁を用いる。
secondary air pulse
induction valve
3106
二次空気制御
弁
エンジンの運転状態などに応じて,二
次空気量を制御するためのバルブ。
secondary air
control valve
3107
二次空気切換
弁
二次空気制御弁の一種で,エンジンの
運転状態などに応じて排気系への二次
空気の供給を遮断したり,供給位置を切
り換えるためのバルブ。
secondary air
switching valve
3108
二次空気遮断
弁
二次空気制御弁の一種で,減速時のア
フタファイアを防止するために,減速直
後,一時的に排気系への二次空気の供給
を遮断し,大気へ逃がしたり,吸気マニ
ホルドへ供給したりするバルブ。
secondary air
diverter valve
エアバ
イパス
バルブ
3109
二次空燃比
エンジン吸入空気量に二次空気量を
加えた全空気量と全燃料消費量との質
量比。
(3.2) EGR
番号
用語
意味
参考
対応英語
慣用語
関連規格
参 考
(3.2-1)
排気ガス再循
環装置
吸気に排気ガスの一部を混合して
NOxの発生を抑制する装置。EGR装置
(exhaust gas recirculation system) と略称
する。
exhaust gas
recirculation
system,
EGR system
JIS B 0110
3201
絞り弁上流循
環式EGR装置
吸気系におけるEGRガスの供給位置
が,絞り弁よりも上流にある方式のEGR
装置。
above the throttle
valve entry EGR
system
プレー
トEGR
3202
絞り弁下流循
環式EGR装置
吸気系におけるEGRガスの供給位置
が,絞り弁よりも下流にある方式のEGR
装置。
below the throttle
valve entry EGR
system
マニホ
ールド
EGR
3203
空気量比例形
EGR装置
EGRガス量が,吸入空気量にほぼ比
例する(EGR率がほぼ一定となる。)よ
うな制御特性をもつEGR装置。
proportional EGR
system
3204
負荷比例形
EGR装置
エンジンの負荷が高くなると,EGR
率が高くなるような制御特性をもつ
EGR装置。
3205
ポート負圧制
御式EGR装置
絞り弁部のポートから取り出した負
圧を,直接EGRバルブに作用させて
EGRガス量を制御するEGR装置。
ported vacuum
controlled EGR
system
3206
ベンチュリ負
圧制御式EGR
装置
気化器のベンチュリ部の負圧を制御
信号として,EGRガス量を制御する
EGR装置。
venturi vacuum
controlled EGR
system
10
D 0108-1985
番号
用語
意味
参考
対応英語
慣用語
関連規格
3207
排気圧制御式
EGR装置
排気圧を制御信号として,EGRガス
量を制御するEGR装置。
exhaust pressure
controlled EGR
system
排圧制
御
式
EGR
3208
絞り弁連動制
御式EGR装置
絞り弁と機械的に連動するEGRバル
ブによって,EGRガス量を制御する
EGR装置。
3209
ソニック制御
式EGR装置
ソニックノズルによって,EGRガス
量を制御するEGR装置。ソニックノズ
ルに拡大管を用いたものである。
sonic nozzle
controlled EGR
system
3210
電子制御式
EGR装置
電子制御回路を用いて,エンジンの運
転状態に応じたEGRガス量の制御を行
うEGR装置。
electronic
controlled EGR
system
3211
EGRガス
EGR装置で,再循環される排気ガス。 EGR gas
3212
EGRクーラ
EGRガスの温度を,ある範囲内に制
御するための熱交換器。
EGR cooler
3213
EGRフィルタ EGRガス中に含まれている異物(特
に固形物)が,吸気系に入らないように
するためのフィルタ。
EGR filter
3214
EGRバルブ
EGRガス量を直接的に制御する弁。 EGR valve
3215
EGR調圧弁
EGRバルブに作用する制御圧力を,
排気圧,ベンチュリ負圧,吸気マニホル
ド負圧などに応じて調整するためのバ
ルブ。
参 考
(3.2-2)
EGR率
排気ガス再循環において循環する排
気ガス量の吸入する全ガス量に対する
質量比。
排気ガス量
吸入混合気量+再循環
再循環排気ガス量
排気ガス量の吸入空気量に対する比率
をいう場合もある。
EGR rate
JIS B 0110
(3.3) 触媒
番号
用語
意味
参考
対応英語
慣用語
関連規格
参 考
(3.3-1)
触媒コンバー
タ
触媒を用いて,排気ガス中のHC,CO
などの酸化又はNOxの還元を行わせる
装置。
catalytic converter
JIS B 0110
3301
アクシャルフ
ローコンバー
タ
排気ガスを軸方向に流し,触媒と接触
させる触媒コンバータ。
axial flow type
converter
3302
ラジアルフロ
ーコンバータ
同心円筒状に配置した触媒層をもち,
排気ガスを放射状又は求心方向に流し,
触媒と接触させる触媒コンバータ。
radial flow type
converter
3303
ダウンフロー
コンバー夕
排気ガスを下向き方向に流し,触媒と
接触させる触媒コンバータ。
down flow type
converter
3304
アップフロー
コンバータ
排気ガスを上向き方向に流し,触媒と
接触させる触媒コンバータ。
up flow type
converter
11
D 0108-1985
番号
用語
意味
参考
対応英語
慣用語
関連規格
3305
デュアルベッ
ドコンバータ
還元触媒又は三元触媒と酸化触媒と
を一つの容器の中に別々に配置し,排気
ガスが上記の順序で流れるようにし,酸
化触媒の前に二次空気を吹き込む機構
をもつ触媒コンバータ。
dual bed converter
3306
シングルベッ
ドコンバータ
一つの容器の中に,一つの触媒ベッド
をもつ触媒コンバータ。
single bed converter
3307
酸化触媒
排気ガス中のHC,COなどを酸化反
応によって低減するための触媒。
oxidation catalyst
3308
還元触媒
排気ガス中のNOxを還元反応によっ
て低減するための触媒。
reduction catalyst
3309
三元触媒
排気ガス中のHC,CO,NOxを酸化,
還元反応によって低減するための触媒。
three way catalyst
3310
貴金属触媒
活性成分として貴金属を使用した触
媒。
例:白金,パラジウム
precious metal
catalyst
3311
卑金属触媒
活性成分として卑金属を使用した触
媒。
例:ニッケル,銅,コバルト
base metal catalyst
3312
モノリス触媒 一体成形構造の担体の表面に,活性成
分を分散して付着させた触媒。
monolithic catalyst
3313
ペレット触媒 粒状の担体の表面に,活性成分を分散
して付着させた触媒。
pellet catalyst
3314
担 体
表面に触媒の活性成分を付着させ,支
持するための物質。
substrate
キャリ
ア
3315
触媒容器
触媒を内蔵し,排気ガスと触媒とを接
触させる構造をもつ容器。
catalyst container
3316
触媒浄化率
触媒コンバータを通過する前の排気
ガス中に含まれている有害成分の量(a)
から,通過後の有害成分の量(b)を差し
引いた量の,(a)に対する比率。
a
b
a
×100 (%) で表す。
catalytic conversion
efficiency
3317
触媒摩滅
摩擦,高温などの原因で触媒が表面は
く離を起こしたり,割れたりして全体の
触媒の量が減少すること。
attrition
3318
触媒収縮
高温にさらされて触媒の担体が収縮
し,全体として触媒の量が減少するこ
と。
shrinkage
3319
比表面積
単位質量当たりの触媒の全表面積(担
体の微細な穴の表面積を含む。)。通常
m2/gの単位で表す。
specific surface area
3320
空間速度
排気ガス流量 (m3/h) と触媒容量
(m3) の比。通常1/hの単位で表す。
space velocity
3321
活性開始温度 触媒が活性を示し始める最も低い温
度。
light on temperature
3322
触媒被毒
排気物質中に含まれている特定成分
により,触媒の活性が損なわれること。
特定成分の例に,燃料中の鉛,りん,硫
黄などがある。
catalyst poisoning
12
D 0108-1985
(3.4) リアクタ,その他
番号
用語
意味
参考
対応英語
慣用語
関連規格
参 考
(3.4-1)
サーマルリア
クタ
熱酸化反応によって,排気ガス中の
HC,COなどを低減する装置。
thermal reactor
JIS B 0110
参 考
(3.4-2)
リアクティブ
マニホールド
排気マニホールドの容積を増大し,排
気ガスの熱酸化反応を促進させる排気
マニホールド。
reactive manifold
JIS B 0110
3401
アフタバーナ 点火又は着火させる構造をもち,排気
ガス中のHC,COなどを燃焼させるこ
とによって,これらを低減する装置。
after burner
3402
水噴射装置
吸気系又は燃焼室へ水を噴射するこ
とによって,燃焼温度を下げてNOxの
生成を少なくする装置。
water injection
system
3403
粒子状物質捕
集装置
排気物質中に含まれている粒子状物
質が,そのまま大気へ放出されないよう
に捕集する装置。
particulate trap
system
3404
再生式トラッ
プ
捕集した粒子状物質を,ある条件下で
再燃焼させて,捕集装置の目詰まりを除
去し,機能を回復させるようにした粒子
状物質捕集装置。
trap oxidizer,
regenerative trap
3405
過熱防止装置 異常酸化反応による過熱から,排気浄
化装置を守るための制御装置。
over temperature
protection system
3406
過熱警報装置 排気浄化装置の制御範囲を超えて温
度上昇を起こし,過熱したことを警報す
る装置。
over temperature
warning system
(3.5) 減速時制御装置
番号
用語
意味
参考
対応英語
慣用語
関連規格
3501
減速時制御装
置
減速時に排出される排気ガス中の有
害成分を低減したり,アフタファイアを
防止するために,吸入混合気の量や空燃
比を制御する装置。
deceleration control
system
3502
スロットルポ
ジショナ
減速時,気化器絞り弁開度をアイドル
開度より更に一定開度あける装置。
throttle positioner
3503
スロットルオ
ープナ
減速時,マニホールド負圧,エンジン
回転数などに応じて絞り弁をあける装
置。
throttle opener
3504
スロットルダ
ッシュポット
減速時,空気の緩衝を利用し,絞り弁
の閉まりを遅らせる装置。
throttle dash pot
ダッシ
ュポッ
ト
3505
コースティン
グリッチャ
減速時,混合気を濃くする装置。
coasting richer
3506
減速時給気追
加装置
減速時,絞り弁をバイパスして,空気
又は混合気を追加供給する装置。
3507
減速時空気導
入弁
減速直後の短い時間,吸気マニホール
ドに空気を導入して,混合気が過濃にな
るのを防止する弁。
13
D 0108-1985
(3.6) 制御系部品
番号
用語
意味
参考
対応英語
慣用語
関連規格
3601
電磁切換弁
各種制御装置の信号圧力を切り換え
るための電磁弁。
3602
感温切換弁
温度を感知して,各種制御装置の信号
圧力を切り換えるためのバルブ。
3603
感圧制御弁
圧力を検知して,各種制御装置の信号
圧力を制御するためのバルブ。
3604
圧力遅延弁
各種制御装置への信号圧力の伝達を
遅延させるためのバルブ。通常は,一方
向の伝達だけを遅延させる。
3605
温度スイッチ エンジン冷却水温や吸気温度などを
感知して,電気制御回路の開閉を行うス
イッチ。
temperature switch
3606
圧力スイッチ 吸気マニホールドなどの圧力を検知
して,電気制御回路の開閉を行うスイッ
チ。
pressure switch,
vacuum switch
3607
ポジションス
イッチ
絞り弁位置,トランスミッションギヤ
位置などを検知して,電気制御回路の開
閉を行うスイッチ。
position switch
3608
温度センサ
エンジン冷却水温,油温,吸気温度,
排気温度などを感知するセンサ。
temperature sensor
3609
圧力センサ
吸気圧,大気圧などを検知するセン
サ。
pressure sensor
3610
ポジションセ
ンサ
クランク角度位置,絞り弁位置などを
検知するセンサ。
position sensor
3611
車速センサ
車速(スピードメータケーブルの回転
数)を検知するセンサ。
speed sensor
3612
エンジン回転
数センサ
エンジンの回転数を検知するセンサ。 engine speed sensor
参 考
(3.6-1)
O2センサ
排気ガス中の酸素濃度を検知するセ
ンサ。
oxygen sensor
JIS B 0110
3613
ノックセンサ エンジンのノッキングを検知するセ
ンサ。
knock sensor
3614
エアフローメ
ータ
エンジンの吸入空気量を計測するメ
ータ。
air flow meter
3615
バキュームモ
ー夕
マニホールド負圧などで駆動するダ
イアフラム。
vacuum motor
(4) 蒸発ガス・ブローバイガスの浄化装置
(4.1) 燃料蒸発ガス
番号
用語
意味
参考
対応英語
慣用語
関連規格
4101
燃料蒸発ガス
排出抑止装置
燃料蒸発ガスを直接吸気系へ導入し,
又は一時的に貯蔵しておき,エンジンの
運転中に吸気系へ導入して燃焼させる
装置。
evaporative
emission control
system
4102
チャコールキ
ャニスタ貯蔵
式
燃料蒸発ガスの一時的な貯蔵にチャ
コールキャニスタを用いた燃料蒸発ガ
ス排出抑止方式。
charcoal canister
storage system
14
D 0108-1985
番号
用語
意味
参考
対応英語
慣用語
関連規格
4103
クランク室貯
蔵式
燃料蒸発ガスの一時的な貯蔵にクラ
ンク室を用いた燃料蒸発ガス排出抑止
方式。
crankcase storage
system
4104
ケース貯蔵式 燃料蒸発ガスの一時的な貯蔵にガス
だめを用いた燃料蒸発ガス排出抑止方
式。
case storage system
4105
エアクリーナ
貯蔵式
燃料蒸発ガスの一時的な貯蔵にエア
クリーナを用いた燃料蒸発ガス排出抑
止方式。
air cleaner storage
system
4106
チャコールキ
ャニスタ
活性炭を充てんし,燃料蒸発ガスを吸
着するための部品。
charcoal canister
4107
燃料気液分離
器
燃料タンクからの燃料流出を防止す
るために,その熱膨張分を吸収したり,
蒸気を液化するための容器。
fuel and vapor
separator
4108
チャコールフ
ィルタ
気化器からの燃料蒸発ガスを吸着す
るために,活性炭層を設けた空気清浄器
のフィルタ。
charcoal air filter
4109
パージコント
ロールバルブ
燃料蒸発ガスを,吸着貯蔵した部分か
ら取り出して吸気系へ導入することを
制御するバルブ。
purge control valve
(4.2) ブローバイガス
番号
用語
意味
参考
対応英語
慣用語
関連規格
参 考
(4.2-1)
ブローバイガ
ス還元装置
ブローバイガスを吸気系に還流し,再
燃焼させる装置。
craokcase emission
control system
JIS B 0110
4201
クローズド方
式
クランク室を完全密閉し,二系統の換
気通路により,クランク室を強制換気す
る方式。
closed system
4202
PCV方式
クローズド方式の中で,PCVバルブ
を用いる方式。
positive crankcase
ventilation
system
4203
シールド方式 クランク室を完全密閉し,一系統の換
気通路により,クランク室を換気する方
式。
sealed system
4204
PCVバルブ
エンジンの作動を損なうことなく,ブ
ローバイガスの発生量に応じて吸気系
への還流量を制御する弁。
PCV valve
(5) 燃料及び潤滑油
(5.1) 燃料
番号
用語
意味
参考
対応英語
慣用語
関連規格
5101
レギュラガソ
リン
オクタン価が85〜94のJIS 2号に相
当するガソリン。
regular gasoline
JIS K 2202(自動車
ガソリン)
5102
プレミアムガ
ソリン
オクタン価が95以上のJIS 1号に相
当するガソリン。
premium gasoline
JIS K 2202
5103
加鉛ガソリン アンチノック剤として,四アルキル鉛
を添加してあるガソリン。
leaded gasoline
5104
無鉛ガソリン 四アルキル鉛を添加しないガソリン。 unleaded gasoline
15
D 0108-1985
番号
用語
意味
参考
対応英語
慣用語
関連規格
5105
低鉛ガソリン バルブリセッション防止のために,必
要な最小限の鉛添加量に抑えたガソリ
ン。
low leaded gasoline
5106
直留ガソリン 原油の一次蒸留によって得られるオ
レフィン炭化水素を含まず,芳香族炭化
水素の含有量が少ないガソリン。オクタ
ン価は比較的低い。
straight run gasoline
5107
接触分解ガソ
リン
重質軽油を接触分解装置を用いて得
られる不飽和炭化水素を多量に含むガ
ソリン。オクタン価は高い。
catalytically
cracked gasoline
5108
接触改質ガソ
リン
常圧蒸留装置からの重質ガソリンを,
接触改質装置を用いて得られる芳香族
炭化水素を多く含むガソリン。オクタン
価は非常に高い。
catalytically
reformed
gasoline
5109
アルコール混
合ガソリン
メタノール,エタノールなどのアルコ
ールを混合したガソリン。
備考 米国では,エタノール10%の
ものをガソホールと呼んで
いる。
alcohol blended
gasoline
5110
エマルジョン
燃料
燃料と水とを界面活性剤によって乳
化したもの。水中油滴形と油中水滴形が
あり,通常,後者が多く用いられている。
排気ガス中のNOx及び煙の低減に有効
である。
emulsified fuel
5111
液化石油ガス プロパン,ブタンなどの混合物で,加
圧下で液化したもの。LPGと略称する。
liquefied petroleum
gas
JIS K 2240[液化石
油ガス(LPガス)]
5112
液化天然ガス メタンを主体として,わずかのエタ
ン,プロパン,窒素,その他の成分を含
む可燃性天然ガスを低温にして液化し
たもの。LNGと略称する。
liquefied natural gas
5113
ガソリン調整
基準
オクタン価やその他の性状を勘案し
て,各種ガソリン基材の配合割合,及び
各種添加剤の添加量を決めたガソリン
の調整基準。
5114
リード蒸気圧 液体対空気が1 : 4の容積割合の場合
の37.8℃における蒸気圧。揮発性を表す
のに用いられる。
Reid vapour
pressure
JIS K 2258[原油及
び燃料油蒸気圧試
験方法(リード
法)]
5115
蛍光指示薬吸
着分析法
試料に微量の蛍光指示薬を加えて,固
液吸着クロマトグラフによって分析す
る方法。ガソリンなどの炭化水素につい
て,芳香族,オレフィン,飽和炭化水素
の含有割合が求められる。FIA分析と略
称する。
fluorescent
indicator
absorption
analysis
JIS K 2536[燃料油
炭化水素成分試験
方法(けい光指示
薬吸着法)]
5116
蒸留性状
規定フラスコで蒸留した際,初留,留
出温度,終点,留出量などによって示さ
れる性状。
distillation
characteristics
JIS K 2254(燃料油
蒸留試験方法)
16
D 0108-1985
番号
用語
意味
参考
対応英語
慣用語
関連規格
5117
硫黄分
石油中に含まれる元素硫黄。質量%で
示される。
sulfur (content)
JIS K 2541(原油及
び石油製品硫黄分
試験方法)
参 考
(5.1-1)
オクタン価
火花点火機関で,燃料のアンチノック
性を表す価。オクタン価向上剤として,
アルキル鉛などを使用する。
octane number,
octane value
JIS B 0108,JIS K
2280(オクタン価
及びセタン価試験
方法)
参 考
(5.1-2)
セタン価
圧縮点火機関で,ディーゼルノックに
関連して燃料の着火性を表す価。
cetane number,
cetane value
JIS B 0108
(JIS K 2280)
参 考
(5.1-3)
セタン指数
燃料の50%留出温度とAPI比重(1)か
ら計算によって求めたセタン価に代わ
る価。
注(1) API(米国石油学会)が規定
した比重。
cetane index
JIS B 0108
5118
動粘度
粘度をその液体の密度で割った値。
kinematic viscosity
JIS K 2283(原油及
び石油製品の動粘
度試験方法並びに
石油製品粘度指数
算出方法)
5119
燃料添加剤
酸化防止,腐食防止などの目的で燃料
に添加する物質。
fuel additive
(5.2) 潤滑油
番号
用語
意味
参考
対応英語
慣用語
関連規格
5201
潤滑油添加剤 潤滑油に欠如又は不足する酸化防止,
腐食防止,清浄分散,粘度指数向上,流
動点降下などの性能を付与するために
加える物質の総称。
lubricating oil
additive
5202
無灰添加剤
添加剤の成分として,金属元素を含ま
ない潤滑油添加剤。
ashless additive
5203
低灰エンジン
油
触媒の活性低下を抑制するために,油
中の灰分を少なくしたエンジン油。
low ash engine oil
5204
低りんエンジ
ン油
触媒の活性低下を抑制するために,油
中のりんを少なくしたエンジン油。
low phosphorus
engine oil
5205
低排気煙2サ
イクルエンジ
ン油
2サイクルエンジン特有の排気煙を減
少させるため,通常の鉱油系潤滑油基油
の代わりに,ポリイソブチレンなどを用
いた2サイクルエンジン油。
smoke reducing
two-cycle engine
oil
17
D 0108-1985
(6) 排出物質成分及び計測
(6.1) 排出物質成分
番号
用語
意味
参考
対応英語
慣用語
関連規格
6101
一酸化炭素
燃料が不十分な酸素供給のもとにシ
リンダ内で燃焼した場合に生成する気
体。
通常,一酸化炭素 (CO) と略称する。
carbon monoxide
JIS D 1030(自動車
排気ガス中の一酸
化炭素,二酸化炭
素及び炭化水素濃
度の連続測定方
法)
6102
窒素酸化物
窒素がシリンダ内の高温下で酸化さ
れることによって生成する気体。
通常,一酸化窒素 (NO) と二酸化窒素
(NO2) との合量を対象としNOxと略称
する。
nitrogen oxides
6103
サルフェート 燃料中の硫黄が,シリンダ内の燃焼及
び触媒コンバータ内の酸化反応によっ
て生成した硫酸又は硫酸塩。
sulfate
6104
アンモニア
排気ガス中の窒素酸化物が還元触媒
の反応によって生成する気体。
ammonia
6105
炭化水素
炭素と水素とからなる化合物の総称。
シリンダ内の燃料が未燃焼のまま又
は一部分解して生成した炭化水素化合
物を指す。
HCと略称する。
hydrocarbons
JIS D 1030
6106
非メタン炭化
水素
メタン以外の炭化水素。
non-methane
hydrocarbons
6107
光化学活性炭
化水素
大気中に放散されるHCのうち,光化
学活性度が高い物質。
photochemically
reactive
hydrocarbons
6108
多環芳香族炭
化水素
2個以上のベンゼン環をもつ炭化水素
化合物。
polynuclear
aromatic
hydrocarbons
6109
全アルデヒド 排出ガス中のホルムアルデヒド,アク
ロレインなどアルデヒド基をもつ化合
物。通常,ホルムアルデヒドに換算した
値で表す。
total aldehydes
アルデ
ヒド
6110
有機酸素化合
物
排出ガスに含まれる成分のうち,ケト
ン,アルデヒドのように酸素を含む有機
化合物。
organic oxygen
compounds
18
D 0108-1985
(6.2) 分析計
番号
用語
意味
参考
対応英語
慣用語
関連規格
6201
非分散形赤外
線分析計
赤外領域に吸収帯をもつ気体又は液
体の濃度を連続測定する装置のうち,分
光を分散媒によらずガスフィルタや選
択性検出器によって選択性をもたせた
分析計。
NDIRと略称する。
non-dispersive
infrared analyzer
JIS D 1030
6202
非分散形紫外
線分析計
近紫外域に吸収帯をもつ気体又は液
体の濃度を連続測定する装置のうち,分
光を分散媒によらず光学フィルタなど
によって選択性を得て光電管で検出す
る分析計。
NDUVと略称する。
non-dispersive
ultraviolet
analyzer
6203
水素炎イオン
化形分析計
水素炎に試料を加えたときに生じる
イオン電流を測定して,HCの濃度を測
定する分析計。FIDと略称する。
flame ionization
detector
6204
加熱形水素炎
イオン化形分
析計
試料採取系への水分の凝縮,並びに炭
化水素の吸着及び凝縮を防ぐために,検
出器及び検出器までの試料採取系を加
熱した水素炎イオン化形分析計。
HFIDと略称する。
heated flame
ionization
detector
6205
全炭化水素計 試料中のHCの全量を測定する装置。
通常FIDを使用する。THC計と略称す
る。
total hydrocarbon
analyzer
6206
分離管式炭化
水素計
ガスクロマトグラフで使用する分離
カラムによって,試料中のHCを分別し
て個々又はグループ別に測定する装置。
gas chromatograph
hydrocarbon
analyzer
6207
ガスクロマト
ゲラフ
固定相(充てん剤)の間を移動相(気
体)が通過するときに,移動相に含まれ
る成分が分離されることを利用した分
析装置。
GCと略称する。
gas chromatograph
6208
化学発光分析
計
測定成分の化学発光現象を利用した
分析計。
試料ガス中のNOに加えたオゾン
(O3) が反応して生成した励起状態の二
酸化窒素 (NO2) に生じる発光現象を利
用した窒素酸化物分析計などがある。
CLと略称する。
備考 NOx測定の場台は,NO2-NO
コンバータを使用する。
chemiluminescent
analyzer
19
D 0108-1985
番号
用語
意味
参考
対応英語
慣用語
関連規格
6209
スモークメー
タ
ディーゼル排気煙の濃度を測定する
装置。光透過式と反射式の2方式があ
り,また,排気物質の全量を対象とする
全流式と,一部を対象とする分流式とが
ある。
smoke meter
JIS D 8004(ディー
ゼル自動車排気煙
濃度測定用反射式
スモークメータ)
JIS D 8005(ディー
ゼル自動車排気煙
濃度測定用光透過
式スモークメー
タ)
6210
光電分光光度
計
試料物質又はそれに適当な試薬を加
えて,呈色させた溶液の吸光度を測定
し,定量する分析装置。全アルデヒド類
の分析には2-4ジニトロフェニルヒドラ
ジン試薬を用いる。
photoelectric
spectrophoto-met
er
JIS K 0115(吸光光
度分析のための通
則)
6211
イオン交換ク
ロマトゲラフ
イオン交換樹脂と分離カラムを通し,
選択的に低濃度のイオンを電導度検出
器で定量する分析装置。
サルフェートやアンモニアの分析に
用いられる。
ion-exchange
chromatograph
6212
炭化水素応答 HCの各成分に対する分析計の応答の
度合。
NDIRの場合にはn-ヘキサンを基準と
した出力比(=相対感度)で表され,FID
の場合はプロパン表示や,炭素数当量
(ppm C) で表される。
hydrocarbon
response
6213
n−へキサン当
量
(のるまる−
へきさんとう
りょう)
n−へキサン応答のNDIRでHCを測
定した値。
n-hexane equivalent
6214
炭素数当量
HCの濃度 (ppm) にその分子を構成
する炭素原子又はCHx基の数を掛け,
ppmCで表すHCの濃度の単位。
例えば,プロパン (C3H8) は3を掛け
る。
carbon equivalent
6215
酸素干渉
試料ガス中に含まれる酸素濃度の変
化によって,測定対象成分濃度に対する
分析計の応答値に影響を及ぼすこと,又
は影響の度合。燃焼などによる酸化反応
を伴う検出系をもつ分析計に生じやす
い。
oxygen
interference,
oxygen
quenching
6216
バックフラッ
シュ
試料採取系の配管や,構成素子内の滞
留物質による汚染を排除するために,清
浄空気などを配管の途中から試料ガス
の流れと反対方向に吹き込んで,汚染物
を除去すること。
back flush
6217
ハングアップ 試料採取系や分析計内に排気ガス中
のHCなどが吸着して,ある平衡関係が
成立するために起こる現象。
hang up
JIS D 1030
20
D 0108-1985
番号
用語
意味
参考
対応英語
慣用語
関連規格
6218
テーリング
HCやNOxの分析計の指示が,試料採
取系や分析計内での吸,脱着によって,
普通の応答より遅れて尾をひくように
なる現象。
tailing
JIS D 1030
6219
不透過率
照射光に対する排気物質中を通過しな
かった光の割合。完全透過のとき0%,
完全不透過のとき100%とする。
opacity
JIS D 8005
6220
汚染度
ろ紙が排気ガスによって汚染される
度合。
JIS D 1101(ディー
ゼル自動車排気煙
濃度測定方法)
JIS D 8004
参 考
(6.2-1)
標準ガス
計測器の目盛定め,目盛校正用化学分
析で標準用及び校正用ガス調整装置の
原料ガスとして使用する濃度が既知の
ガス。
standard gas
JIS K 0211
[分析化学用語
(基礎部門)]
参 考
(6.2-2)
校正用ガス
計測器の校正に用いるガス。
calibration gas
JIS K 0211
6221
ゼロガス
ガス分析装置の最小目盛値を校正す
るために用いる標準ガス。
zero gas
JIS K 0055(ガス分
析装置校正方法通
則)
6222
スパンガス
ガス分析装置の所定の測定段階(レン
ジ)の最大目盛値を校正するために用い
る標準ガス。
span gas
JIS K 0055
参 考
(6.2-3)
校正曲線
測定量と計測値が指示する値との間
の対応を表す曲線。
calibration curve
JIS K 0211
(6.3) 試料採取法及び試料採取装置
番号
用語
意味
参考
対応英語
慣用語
関連規格
6301
定容量採取法 排気物質を清浄な空気で希釈し,一定
の温度で一定の流量にして,その一部を
定流量で採取する方法。CVS法と略称
する。
通常,定容量ポンプ又は,臨界圧ノズ
ル [CFV(2)] を用いる。
注(2) critical flow venturiの略。
constant volume
sampling
6302
全蒸発ガス採
取法
密閉された室に自動車を入れて,自動
車のすべての部分から放出される蒸発
ガスの全量を採取する方法。SHED法(3)
と略称する。
注(3) sealed housing for evaporative
emission determinationの略。
total evaporative
emissions
sampling
6303
燃料蒸発ガス
採取法
活性炭が充てんされた蒸発ガス採取
トラップを燃料装置の大気開口部に取
り付け,この部分から蒸発する燃料ガス
を採取する方法。
fuel evaporative
gases sampling
トラッ
プ法
6304
直接連続採取
法
排気ガスを分析計に直接導入する試
料採取方法。ただし,分析計に必要な前
処理機能を備える。
direct sampling
21
D 0108-1985
番号
用語
意味
参考
対応英語
慣用語
関連規格
6305
全量採取法
指定された走行モードで運転中に排
出される排気ガスの全量をバッグに収
納する採取方法。
total bag sampling
6306
比例採取法
エンジンの吸入ガス量に対して,一定
比率の少量の排気ガスを計量採取する
方法。
proportional
sampling
6307
試料採取バッ
グ
CVS法や全量採取法に用いる試料を
収納するための袋。
sampling bag
6308
ダイリューシ
ョントンネル
排気物質中の粒子状物質の質量を計
測するために用いる試料採取装置。
排気物質を清浄な空気で希釈し,一定
流量にして,その一部を定流量でろ紙に
採取する方法で,CVS装置と組み合わ
せて使用することが多い。
dilution tunnel
6309
溶液吸収採取
法
排気ガスを一定期間試薬の中に通し,
測定物質をその溶液中に捕集する方法。
光電分光光度計・イオン交換クロマトグ
ラフなどに用いる。
(6.4) 試験条件及び試験装置
番号
用語
意味
参考
対応英語
慣用語
関連規格
6401
プリコンディ
ショニング
エンジンの調子を整えるために,試験
前に行う走行又は運転。
preconditioning
6402
ソーク
排出ガスの試験をするために,自動車
を一定温度で,一定時間試験室に放置す
ること。
soak
6403
コールドスタ
ー卜
排出ガス試験で,エンジン及び排気浄
化装置が,常温の状態から計測を開始す
ること。
cold start
6404
ホットスター
ト
排出ガス試験で,暖機後に計測を開始
すること。
hot start
6405
走行サイクル 排出ガス試験のために定めた,試験自
動車の走行条件の組合せ。
driving cycle
6406
運転指示装置 定められた走行サイクルによる運転
をするために,必要な指示信号を自動車
の運転者や,データ処理装置に与えるた
めの装置。
drivers' aid
6407
重み係数
評価のためにある運転条件によって
得た測定値(平均濃度又は走行距離当た
りの質量)に乗じる係数。その運転条件
における排気ガス量の排気ガス総量へ
の比率などから定められる。
weighting factor
6408
補正係数
外部から空気の混入などに起因する
誤差を補正するために,排気ガス中の成
分濃度の測定値に乗じる係数。理論空燃
比におけるHC,CO2及びCOの各濃度
に一定の関係が成立するとして定めら
れる。
correction factor
22
D 0108-1985
番号
用語
意味
参考
対応英語
慣用語
関連規格
6409
希釈係数
CVS法における排気ガスの清浄空気
による希釈倍率を表す係数。
dilution factor
6410
湿度補正係数 NOxの排出量の測定値に,湿度による
補正を施すために用いる係数。吸入空気
に含まれる水分の絶対量によって定め
られる。
KHファクタと略称する。
humidity correction
factor,
KH factor
6411
劣化係数
耐久走行又は耐久運転を行って,ある
走行距離又は運転時間ごとに測定した
排出量の変化を示す係数。DFと略称す
る。
deterioration factor
6412
等価慣性質量 試験自動車荷重に相当する慣性質量
を,シャシダイナモメータのフライホイ
ールなどに設定するときの質量。
equivalent inertia
weight
6413
負荷設定
試験自動車の平たん路での定常走行
負荷又は定められた負荷をダイナモメ
ータに設定すること。
6414
高温雰囲気損
失
エンジンが停止した直後から,単位時
間の高温雰囲気期間に放出される燃料
蒸発ガス。
hot soak loss
6415
昼間呼吸損失 燃料系が日中の温度範囲にさらされ
ていた結果,放出される燃料蒸発ガス。
diurnal breathing
loss
6416
運転時損失
市街地での平均的走行又はその模擬
走行の結果,放出される燃料蒸発ガス。
running loss
(6.5) 規制
番号
用語
意味
参考
対応英語
慣用語
関連規格
6501
排出基準
排出物質中の特定物質の排出量を規
制するための許容限界値。
emission standards
6502
濃度規制
排出基準を排気ガス中の濃度で表し
た規制。単位は通常容量比 (%, ppm) で
表す。
6503
重量規制
排出基準を走行距離当たり,エンジン
出力×時間当たりなどの単位量当たり
の排出量(質量)で表した規制。
6504
最大値規制
測定方法を規定して,規制の対象とな
る排出物質の量又は濃度の最大値を制
限する規制。
6505
平均値規制
測定方法を規定して,規制の対象とな
る排出物質の量又は濃度の平均値を制
限する規制。
6506
アイドル規制 アイドリング運転中に排出される排
気ガス中のCO,HCに対する規制。
23
D 0108-1985
自動車 航空部会 自動車専門委員会 構成表
氏名
所属
(委員会長)
中 込 常 雄
社団法人自動車技術会
横 溝 眞一郎
工業技術院標準部
柴 藤 良 知
運輸省交通安全公害研究所
堤 富 男
通商産業省機械情報産業局
清 水 達 夫
運輸省地域交通陸上技術安全部
瀬 倉 久 男
防衛庁装備局
梅 澤 清 彦
東京工業大学
石 渡 正 治
財団法人日本自動車研究所
大 沼 広 洲
全日本トラック協会
佐 藤 武
慶応義塾大学
杉 浦 秀 昭
日本自動車整備振興会連合会
田 中 兼 吉
社団法人日本バス協会
轟 秀
社団法人日本自動車連盟
安 部 宏
株式会社本田技術研究所
改 田 護
トヨタ自動車株式会社
紅 谷 恒 雄
日産自動車株式会社
須 永 惇 一
いすゞ自動車株式会社
鈴 本 作 良
社団法人日本自動車部品工業会
高 原 昭 二
三菱自動車工業株式会社
西 原 孝 雄
マツダ株式会社
大 槻 耕 一
日野自動車工業株式会社
金 子 達 明
日本自動車輸入組合
(専門委員)
斎 藤 巌
財団法人日本規格協会
武 永 三 郎
日本道路公団
有 賀 久
日産ディーゼル株式会社
宇 藤 官
鈴木自動車工業株式会社
(事務局)
田 代 和 也
工業技術院標準部機械規格課
宗 像 保 男
工業技術院標準部機械現格課