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日本工業規格

JIS

 D

0102

-1996

自動車用語−

自動車の寸法,質量,荷重及び性能

Road vehicles

Dimensions, masses, weights and performances

−Vocabulary

1.

適用範囲  この規格は,路上走行自動車の寸法,質量,荷重及び性能に関する用語(以下,用語とい

う。

)並びにその定義について規定する。ただし,二輪自動車に関するものを除く。

備考1.  この規格の引用規格を,次に示す。

ISO 612

  Road vehicles−Dimensions of motor vehicles and towed vehicles−Terms and definitions

2.

この規格の対応国際規格を,次に示す。

ISO 612

  Road vehicles−Dimensions of motor vehicles and towed vehicles−Terms and definitions

ISO 1176

  Road vehicles−Masses−Vocabulary and codes

2.

分類  用語は,次の 4 分類に分ける。

(1)

基礎となる用語

(2)

寸法に関する用語

(3)

質量・荷重に関する用語

(4)

性能に関する用語

3.

用語及び定義  用語及び定義は,次のとおりとする。

なお,参考のために単位記号,慣用語及び対応外国語を示す。

備考1.  寸法,質量及び荷重に関する用語は,特記しない限り,水平面において直進姿勢で静止した

状態の自動車についていう。

また,寸法は,特記しない限り,空車状態のものについていう。

2.

用語の一部に, “(  )”  を付けてあるものは,この “(  )”  の中の用字を含めた用語と, “(  )”

の中の用字を省略した用語との二通りの用語を用いてよいことを示しているが, “(  )”  の

中の用字を含めた用語を優先する。

3.

用語の読みが紛らわしいものについては,用語の下に “[  ]”  を付けて読みを示す。

4.

慣用語は,従来,使用してきたが,今後は廃止したい用語である。

5.

対応外国語欄で,太字で示したものは,対応国際規格で定めた用語である。

また,特に区別しないものは,米英共通に使用しているものである。


2

D 0102-1996

(1)

基礎となる用語

番号

用語

定義

参考

単位

記号

慣用語

対応外国語

101 

(自動車の)縦中心面
[たてちゅうしんめん]

直進姿勢にある自動車の左右車輪間の中点
を通る鉛直面。

(自動車
の)中心

longitudinal median 

plane (of the 

vehicle),

longitudinal    plane

of symmetry,

zero Y plane

102 

車輪中心

車輪回転軸と車輪中心面との交点。

  wheel

center

103 

乾燥状態

意図した基本仕様を満足する必要最小限の
装置及び装備を備えた自動車の状態。

  ブレーキ液,その他の作動液などを含む場
合には,その旨を付記する。 
  タイヤの空気圧は,その自動車に指定され

た値とする。

104 

空車状態

乾燥状態に,次のものを加えた状態。冷却液,
潤滑油,燃料,予備タイヤ(

1

)

,消火器(

1

)

,標

準予備部品(

1

)

,車輪止め(

1

)

,携行工具(

1

)

(

1

)  

これらのものは,空車状態に含ま

ないこともある。

105 

最大積載状態

空車状態の自動車に,乗車定員及び最大積載
質量の荷物を均等に積載した状態。 
備考  ライトバンでは,座席を最大に利用し

た場合と折り畳んだ場合との 2 種類の
状態があることがあるので,その旨を

付記する。

fully

laden

106 

連結状態

セミトレーラトラクタ,トラックなどにトレ
ーラが連結された状態。

(2)

寸法に関する用語

番号

用語

定義

参考

単位
記号

慣用語

対応外国語

201 

全長

自動車の縦中心面に垂直,かつ,自動車の前

及び後の各々に接する 2 鉛直面間の距離
(l)。ただし,アウトサイドミラー,アンダミ
ラー,たわみ式アンテナなどを除く。 

m

motor vehicle length,
overall length


3

D 0102-1996

番号

用語

定義

参考

単位
記号

慣用語

対応外国語

202 

トレーラの全長

トレーラの縦中心面に垂直,かつ,トレーラ

の前及び後の各々に接する 2 鉛直面間の距
離。 
備考1.  けん引装置の長さを含む距離  (l),

及びけん引装置を含まない距離  (l'
で表す。 
例 5.500 (3.700)

2.

けん引装置付の場合の長さは,ドロ
ーバアイの中心軸が鉛直な状態で
決定する。

m

trailer length
overall length of trailer

203 

セミトレーラの全長

セミトレーラの縦中心面に垂直,かつ,セミ
トレーラの前及び後の各々に接する 2 鉛直

面間の距離。 
備考  キングピン中心軸からトレーラ前端

までの長さ  (x)  を含む距離  (l)  と含

まない距離  (l')  で表す。 
例 10.800 (7.800)

m

semi-trailer

length

204 

連結全長

連結状態の自動車の縦中心面に垂直で,最前
部の車両の前及び最後尾の車両の後の各々
に接する 2 鉛直面間の距離。ただし,アウト

サイドミラー,アンダミラー,たわみ式アン
テナなどを除く。

m


4

D 0102-1996

番号

用語

定義

参考

単位
記号

慣用語

対応外国語

205 

全幅 
[ぜんぷく]

自動車の縦中心面に平行,かつ,縦中心面の

両側で自動車に接する 2 平面間の距離  (b)。
ただし,荷台及び換気装置は,閉じた状態と
し,アウトサイドミラー,アンダミラー,た

わみ式アンテナなどを除く。 

m

vehicle width
overall width

206 

全高 
[ぜんこう]

接地面と自動車最高部に接する水平面との

間の距離  (h)。ただし,

(1)

自動車の各部は通常の運行状態とする。

(2)

ポールアンテナ,換気孔のふたなどは最

も下げた状態,はしご自動車のはしごの
ように走行中格納される装置は,格納し
た状態とする。

(3)

アウトサイドミラー,アンダミラー,た
わみ式アンテナなどを除く。 
備考  最大積載状態のときには,その旨

を付記する。

m

vehicle height
overall height


5

D 0102-1996

番号

用語

定義

参考

単位
記号

慣用語

対応外国語

207 

軸距 
[じくきょ]

前後の車軸の軸中心間の水平距離。 
備考  3 軸車では,前車軸と中間の車軸との

間を第一軸距  (l),中間の車軸と最後
車軸との間を第二軸距  (l'),第一軸距

と第二軸距との和を最遠軸距  (L)  と
いう。

同様に 4 軸車では,第三軸距  (l″)  が

あり,この場合の最遠軸距  (L)  は,第
一軸距・第二軸距・第三軸距の和であ
る。

m

motor vehicle or 

trailer wheel space,

wheel base


6

D 0102-1996

番号

用語

定義

参考

単位
記号

慣用語

対応外国語

208 

セミトレーラの軸距

セミトレーラの第五輪キングピンの中心線

を鉛直にした場合の,第五輪中心から第一軸
の中心までの水平距離  (l)。 
備考  車軸が 2 軸以上ある場合には,

207  

距”に準じる。

m

semi-trailer wheel 

space,

semi-trailer  wheel

base

209 

軸距 
[りんきょ]

左右のタイヤの,接地面との接触面の中心間
の距離  (b)。 
  複輪の場合には,複輪間隔の中心間の距離
(b')。

m

track
tread(米)

210 

複輪

自動車の 1 車軸の片側に 2 個の車輪を付けた
状態。

dual

tyres,

dual tires(米), 
dual wheels

211 

複輪間隔

複輪の内外の車輪中心面の間隔  (a) [209 
図の 参照]

m

distance between center

lines of dual tyres,

distance between center

lines of dual tires
(米),

dual (wheel) spacing

212 

重心高さ

接地面から自動車の重心までの高さ。 
備考  積荷があるときには,その状態を付記

する。

m

重心高

height of gravitational

center


7

D 0102-1996

番号

用語

定義

参考

単位
記号

慣用語

対応外国語

213 

最大(安定)傾斜角

自動車を測定台上で左側及び右側に傾けた

場合に,反対側の全車輪が測定台床面を離れ
るときの,測定台床面と水平面との成す角
度。 
備考  空気ばね懸架式の自動車では,空気ば

ねの空気の給排装置が作動しない状
態で行ったときの角度。

…°

214 

床面地上高 
[ゆかめんちじょうこ
う]

接地面から床面の特定場所(バスの乗降口の
位置,トラックの最後部など)の高さ。 
備考  最大積載状態のときには,その旨を付

記する。

m

床面高さ floor height,

loading height 
(トラックの場合)

215 

フレーム地上高

接地面から,前車軸及び後車軸を含む鉛直面
におけるフレーム上面までの高さ(h

1

及び

h

2

備考1.  上記以外の部分における高さを示

す場合には,その場所を併記する。

2.  3

軸以上の場合には,最遠軸距の車

軸において測る。

3.

最大積載状態のときには,その旨を
付記する。

m

フレーム
高さ

height of chassis above

ground

216 

前バンパ地上高 
[まえばんぱちじょう
こう]

バンパ最前端の位置における接地面からの
高さ  (a)。 
  また,最前端部が上下に幅をもっていると

きには,その中央部までの高さ  (a)。 
備考  最大積載状態のときには,その旨を付

記する。

m

front bumper height


8

D 0102-1996

番号

用語

定義

参考

単位
記号

慣用語

対応外国語

217 

後バンパ地上高 
[うしろばんぱちじょ
うこう]

バンパ最 後端に おける 接地 面からの 高さ
(a)。 
  また,最後端部が上下に幅をもっていると
きには,その中央部までの高さ  (a)  (216 

図参照)

備考  最大積載状態のときには,その旨を付

記する。

m

rear bumper height

218 

最低地上高

接地面と自動車の中央部分(

2

)の最下部との

距離  (h)。 
(

2

自動車の縦中心面から等距離で,平行
な2平面の内に含まれる,車輪の内縁
間の距離  (b)  の80%の部分。

m

ground

clearance

219 

室内寸法

自動車の室内内部の各種の寸法。 m

interior

dimensions of

body

220 

荷物室の最大寸法

内部に突き出た部分を考慮しないで測定し

た,荷物室内部の長さ  (a),幅  (b)  及び高さ
(c)。 
備考1.  内部突起物(ホイールハウス,金具

など)がある場合には,その旨を付
記する。

2.

乗用車の荷物室には適用しない。

m

maximum

internal

dimensions of body

221 

荷物室の有効寸法

内部に突き出た部分を考慮して内部容積を
決定する場合の,荷物室内部の長さ  (a),幅
(b)  及び高さ  (c)。 
備考1.  内部突起物(ホイールハウス,金具

など)がある場合には,その旨を付
記する。

2.

乗用車の荷物室には適用しない。

m

usable

dimensions

of

body


9

D 0102-1996

番号

用語

定義

参考

単位
記号

慣用語

対応外国語

222 

荷台の最大寸法

内部に突き出た部分を考慮しないで測定し

た,荷台の内側の長さ,幅及び高さ。ただし,
あおりがある場合には,その内側の高さをい
う。 
備考  内部突起物(ホイールハウス,金具な

ど)がある場合には,その旨を付記す
る。

m

maximum

internal

dimensions of rear 
body

223 

荷台の有効寸法

内部に突き出た部分を考慮して内部容積を
決定する場合の,荷台の内側の長さ,幅及び

高さ。ただし,あおりがある場合には,その
内側の高さをいう。 
備考  内部突起物(ホイールハウス,金具な

ど)がある場合には,その旨を付記す
る。

m

usable

dimensions

of

rear body

224 

荷台オフセット

後車軸の中心軸と荷台床面の中心点との水
平距離  (l)。 
備考1.  後車軸 が2軸の 場合 の後 車 軸は,

前・後の車軸の中央。ただし,荷重
支点が車軸の中央にないものでは,
その荷重中心。

2.

荷台の中心が後車軸の前にある場
合を正  (+),後にある場合を負  (−) 
とする。

m

rear body offset

225 

(キャブ付シャシの)荷
台部分のフレーム有効
長さ

自動車の縦中心面に垂直で,荷台架装に使用
できる最前端部及びフレーム最後端部に接
する 2 鉛直面間の距離  (l)。 

m

maximum usable 

length of chassis 

behind cab   
(vehicle with cab)


10

D 0102-1996

番号

用語

定義

参考

単位
記号

慣用語

対応外国語

226 

バッファクリアランス

最大積載状態における懸架部のストッパの

余裕透き間  (h)。

m

vertical

clearance,

buffer clearance

227 

前オーバハング

最前車輪中心を通り,縦中心面に直角な鉛直
面から,自動車の最前部までの水平距離  (l)。
備考  バンパ,フックなど自動車に固着して

あるものは,すべてこの中に含める。

m

front overhang 

228 

後オーバハング

最後車輪中心を通り,縦中心面に直角な鉛直
面から,自動車の最後部までの水平距離  (l)。
備考  けん引装置,バンパなど自動車に固着

してあるものは,すべてこの中に含め
る。

m

rear overhang 

229 

前ボデーオーバハング

最前車輪中心を通り,縦中心面に直角な鉛直

面から,ボデー最前端(バンパ及びその附属
物を除き,フロントグリルを含む。

)までの

水平距離  (l)。 

m

front body overhang


11

D 0102-1996

番号

用語

定義

参考

単位
記号

慣用語

対応外国語

230 

後ボデーオーバハング

最後車輪中心を通り,縦中心面に直角な鉛直

面から,ボデー最後端(バンパ及びその附属
物を除く。

)までの水平距離  (l)。

m

rear body overhang

231 

アプローチアングル

自動車の前部下端から前輪タイヤ外周への
接平面が,地面となす最小角度  (

α

)。

備考  自動車のいかなる固着部分も,この角

度内には存在しない範囲である。

…° 前オーバ

ハング角

approach angle 

232 

デパーチャアングル

自動車の後部下端から後輪タイヤ外周への

接平面が,地面と成す最小角度  (

α

)。

備考  自動車のいかなる固着部分も,この角

度内には存在しない範囲である。

…° 後オーバ

ハング角

departure angle 

233 

ランプアングル

自動車の縦中心面に投影した自動車の輪郭
において,前・後のタイヤの外周にそれぞれ
接する 2 直線の交点が自動車の下側輪郭上

にあるときの,2 直線が成す角の補角の最小
値  (

β

)。

…° ランプ角  ramp angle 

235 

(最大)かじ取り角

自動車の方向転換に際して,かじ取り車輪軸
の接地面への投影が旋回移動する最大角度。
備考  普通,自動車の旋回内側の車輪の最大

値をいう。

…°  steering

angle


12

D 0102-1996

番号

用語

定義

参考

単位
記号

慣用語

対応外国語

236 

オーバオールステアリ
ング比

実だ(舵)角(

3

)

の単位変化量を得るためのハ

ンドル角の変化量。 
(

3

)

自動車の縦中心面と車輪中心面の路
面交線との成す角度。

左右かじ取り車輪の平均値でいう

場合もある。

overall steering ratio

237 

ステアリングギヤ比

かじ取り歯車装置における減速比。

steering gear ratio

238 

ハンドル最大回転数

左側最小旋回半径の位置から右側最小旋回

半径に至るまでの,ステアリングホイールの
回転の回数。

steering turning

numbers from rock 
to rock

239 

(車輪)最小旋回半径

自動車が最大かじ取り角で徐行したときに,

タイヤ接地中心の描く軌跡の半径。 
備考1.  最も外側になるタイヤによるもの

(r

1

)  を外側車輪最小旋回半径,最も

内側になるタイヤによるもの  (r

2

)

を内側車輪最小旋回半径という。

2.

一般自動車では,外側車輪最小旋回

半径を,単に最小旋回半径ともい
う。

3.  ISO 612

では,上記の軌跡の直径を

採用している(turning circles とい
う。)。国によっては,この直径を
turning locks という場合もある。

m

最小回転

半径

minimum turning

radius,

minimum turning outer

radius,

minimum turning inner

radius


13

D 0102-1996

番号

用語

定義

参考

単位
記号

慣用語

対応外国語

240 

車体最小旋回半径

自動車が最大かじ取り角で徐行したときに,

車体の部分の描く軌跡の半径。 
備考1.  最 も 外 側 に な る 部 分 に よ る も の

(r

1

)  を外側車体最小旋回半径,最も

内側になる部分によるもの  (r

2

)  を

内側車体最小旋回半径という。

2.  ISO 612

では,上記の軌跡の直径を

採 用 し て い る ( turning clearance 
circle という。)。

m

 
外側クリ
アランス

最小旋回
半径, 
内側クリ

アランス
最小旋回
半径

minimum turning

clearance radius,

minimum turning

clearance outer 
radius,

minimum turning

clearance inner 
radius

241 

トーイン

(1)

車輪中心の高さで測った,左右タイヤ踏
面の中心線間の寸法の前後の差  (ba)。

(2)

自動車の縦中心面と,かじ取り車輪の水

平直径との成す角度  (

α

)。

備考1.  車輪の前方が後方より狭まってい

るときを正  (+),逆の場合を負  (−)

とする。

2. 

負の場合に,特にトーアウトという
こともある。

mm

…°

 toe-in

(length)

      [(1)の意味], 
toe-in (angle) 
      [(2)の意味], 
toe-in


14

D 0102-1996

番号

用語

定義

参考

単位
記号

慣用語

対応外国語

242 

キャスタ角

自動車の縦中心面に投影されたキングピン

の中心線の,鉛直線に対する傾き角度  (

α

)。

備考  キングピン中心線の上部が下部より

後方にある場合を正  (+),前方にある

場合を負  (−)  とする。

…° キャスタ castor

angle

243 

キャスタ(オフセット) 自動車の縦中心面に,車輪中心を通る鉛直線

とキングピンの中心線とを投影したときの,
その接地面上における距離  (a)。 
備考  キングピンの中心線の下方延長が車

輪の中心軸を通る鉛直線の前方にあ
る場合を正  (+),後方にある場合を負
(−)  とする。

mm トレール  castor,

castor offset, 
trail

244 

キャンバ角

車輪中心面と鉛直線との成す角度  (

α

)。

備考1.  これは車輪回転軸の中心線が水平

面と成す角度に等しい。

2.

車輪中心面の上方が外開きの場合
を正  (+),反対の場合を負  (−)  と

する。

…° キャンバ  camber angle 


15

D 0102-1996

番号

用語

定義

参考

単位
記号

慣用語

対応外国語

245 

キングピン傾角 
[きんぐぴんけいかく]

自動車の縦中心面に垂直な鉛直面へ投影さ

れたキングピン中心線の,鉛直線に対する傾
き角度  (

α

)。

…° キングピ

ンアング
ル, 
キングピ

ン傾き

kingpin inclination 

246 

キングピンオフセット

キ ン グ ピ ン の 中 心線 と 路 面と の 交 点 (A)

と,車輪中心面,路面及び車輪回転軸を含む
鉛直面との交点 (C) を,縦中心面に直角な
鉛直面に投影したときの 2 点間の距離  (b)。
備考  図は,正  (+)  の場合を示す。

mm 車輪のか

じ取り半
径, 
(かじ取

り 車 輪
の)スイ
ベル半径

kingpin offset

247 

車輪の内面オフセット

車輪のリムの中心面と円板内面との間の距

離  (a)。

mm 車輪の取

付面オフ
セット

248 

車輪の外面オフセット

車輪のリムの中心面と円板外面との間の距
離  (b)  (247 の図参照)

mm 車輪の円

板面オフ

セット

249 

タイヤの静荷重半径

適用リムを用いて,規定の空気圧,キャンバ

角 0°及び非転動状態で,水平面上に置いた
場合の,車輪中心とタイヤ接地部中心との距
離。

mm

static loaded radius

250 

タイヤの動荷重半径

適用リムを用いて,タイヤを自動車に装着
し,規定の空気圧及び荷重で定速度で走行さ
せたときの,タイヤ 1 回転当たりの走行距離

を 2

π

で除した値。

mm

dynamic rolling 

radius,

dynamic loaded radius


16

D 0102-1996

番号

用語

定義

参考

単位
記号

慣用語

対応外国語

251 

けん引装置の長さ

けん引棒のピン穴の鉛直軸線と,フルトレー

ラの前車輪の軸心を通る鉛直面との間の距
離  (l)。 

m

drawgear length 

252 

けん引棒の長さ

けん引棒のピン穴の鉛直軸線と,フルトレー
ラにけん引棒を固定するピンの軸心を通る
鉛直面との間の距離  (l')  (251 の図参照)

m

drawbar length 

253 

第五輪のオフセット

セミトレーラトラクタの第五輪中心と後車
軸の中心線との間の水平距離  (l

2

)。

備考1.  後車軸が2軸の場合の後車軸の中心

線は,前・後の車軸の中央。ただし,
荷重支点が車軸の中央にないもの

では,その荷重中心。

2.

第五輪中心が後車軸中心線の前に
ある場合を正  (+),後にある場合を

負  (−)  とする。

m

fifth wheel lead for 

calculation of load 

distribution,

fifth wheel lead

254 

(第五輪の)カプラ面地
上高

セミトレーラトラクタの第五輪のキングピ
ンの座の中心の,接地面からの高さ  (h)。 
備考  座の上面は,測定時に,水平状態であ

ること。

m

セミトレ
ーラトラ

クタの第
五輪高さ

height of coupling 

face,

height of seat of fifth

wheel


17

D 0102-1996

番号

用語

定義

参考

単位
記号

慣用語

対応外国語

255 

セミトレーラトラクタ
の前周り半径 
[まえまわりはんけい]

第五輪の中心を通る鉛直線から,第五輪水平

面より上の部分においてセミトレーラトラ
クタの構造物までの最短水平距離  (R

f

)。

m

front fitting radius of

semi-trailer tractor

256 

セミトレーラトラクタ
のすそ周り半径

第五輪の中心を通る鉛直線から,セミトレー
ラトラク タの後 部最外 側ま での水平 距離
(R

r

)  (255 の図参照)。

m

lower

fitting

radius

of

semi-trailer tractor

257 

セミトレーラの前周り
半径

第五輪のキングピン中心を通る鉛直線から,
セミトレーラの前面最外側までの水平距離
(R)。

m

front fitting radius

of semi-trailer 

258 

セミトレーラのすそ周
り半径

第五輪のキングピン中心を通る鉛直線から,
対応する第五輪水平面より下の部分におい
てセミトレーラグースネック部までの最短

水平距離  (R)。 

m

rear tractor clearance   

radius of 

semi-trailer 

259 

燃料容量

燃料タンクに収容できる燃料の最大容量。た

だし,補助タンクにつながるものは,その容
量も含む。

L

l

 fuel

capacity

260 

潤滑油容量

機関,変速機,減速歯車室,かじ取り歯車室

などの潤滑系統に収容できる潤滑油のそれ
ぞれの基準容量。ただし,補助タンクにつな
がるものは,その容量も含む。

L

l

lubricating oil capacity

261 

冷却水容量

機関,放熱器系統に収容できる冷却水の最大
容量。ただし,ヒータ併用の放熱器の容量も

含む。

L

l

cooling water capacity


18

D 0102-1996

(3)

質量・荷重に関する用語

番号

用語

定義

参考

単位

記号

慣用語

対応外国語

301 

シャシ乾燥質量

乾燥状態のシャシ(

4

)

の質量。

(

4

シャシとは,自動車から車体及びぎ

(艤)装品を除き,走行に必要な装置
を備えた状態の未完成車をいう。

kg

bare chassis dry mass

302 

シャシ乾燥荷重

乾燥状態のシャシに働く重力。 
備考  シャシ乾燥荷重は,シャシ乾燥質量と

標準重力加速度との積である。

N

シャシ乾
燥重量

bare chassis dry 

weight 

303 

シャシ空車質量

空車状態のシャシの質量。 kg

bare chassis kerb 

mass,

bare chassis curb mass

(米)

304 

シャシ空車荷重

空車状態のシャシに働く重力。 
備考  シャシ空車荷重は,シャシ空車質量と

標準重力加速度との積である。

N

bare chassis kerb

weight,

bare chassis curb

weight(米)

305 

キャブ付シャシ乾燥質

運転台を取り付けた乾燥状態のシャシの質
量。

kg

chassis and cab dry 

mass 

306 

キャブ付シャシ乾燥荷

運転台を取り付けた乾燥状態のシャシに働
く重力。 
備考  キャブ付シャシ乾燥荷重は,キャブ付

シャシ乾燥質量と標準重力加速度と
の積である。

N

chassis and cab dry

weight

307 

キャブ付シャシ空車質

運転台を取り付けた空車状態のシャシの質
量。

kg

chassis and cab kerb 

mass,

chassis and cab curb

mass(米)

308 

キャブ付シャシ空車荷

運転台を取り付けた空車状態のシャシに働
く重力。 
備考  キャブ付シャシ空車荷重は,キャブ付

シャシ空車質量と標準重力加速度と
の積である。

N

chassis and cab kerb

weight,

chassis and cab curb

weight(米)

309 

空車質量

空車状態の自動車の質量。 kg

空 車 重
量,車両

重量

complete vehicle kerb 

mass,

complete vehicle curb

mass(米)

310 

空車荷重

空車状態の自動車に働く重力。 
備考  空車荷重は,空車質量と標準重力加速

度との積である。

N

空 車 重

量,車両
重量

complete vehicle kerb

weight,

complete vehicle curb

weight(米)

311 

最大積載質量

トラックなどの法規上許容された最大の積
載質量。

kg  最大積載

maximum authorized

freight mass,

maximum authorized   

pay mass 


19

D 0102-1996

番号

用語

定義

参考

単位
記号

慣用語

対応外国語

312 

最大積載荷重

最大積載質量の荷物に働く重力。 
備考1.  最大積載荷重は,最大積載質量と標

準重力加速度との積である。

2.

セミトレーラトラクタにおいては

第五輪に許容された最大荷重を,最
大積載荷重として取り扱う。

N

最大積載

maximum authorized

payload

313 

自動車総質量

最大積載状態の自動車の質量。 kg

自動車総
重量, 
車両総重

maximum authorized   

total mass 

314 

自動車総荷重

最大積載状態の自動車に働く重力。 
備考  自動車総荷重は,自動車総質量と標準

重力加速度との積である。

N

自動車総

重量, 
車両総重

maximum authorized

total weight,

gross vehicle weight

315 

自動車連結総質量

最大積載状態のセミトレーラ又はフルトレ
ーラと,最大積載状態のセミトレーラトラク
タ又はトラックとの,連結状態における合計

質量。

kg  自動車連

結総重量

maximum authorized

mass of a road train,

maximum authorized

mass of an 
articulated vehicle,

maximum authorized

gross combination 
mass,

maximum authorized 

mass of vehicle 

combination 

316 

自動車連結総荷重

連結状態における最大積載状態のセミトレ
ーラ又はフルトレーラに働く標準重力と,最
大積載状態のセミトレーラトラクタ又はト

ラックに働く標準重力との合計標準重力。
備考  自動車連結総荷重は,自動車連結総質

量と標準重力加速度との積である。

N

自動車連
結総重量

maximum autborized

weight of a road 
train,

maximum authorized

weight of an 
articulated vehicle,

maximum authorized

gross combination 
weight

317 

軸荷重

車輪を通じて接地面にかかる,各車軸当たり
の荷重。

N

軸重 axle

weight,

axle load 

318 

最大軸荷重

道路,橋りょう(梁)などの構造や強度を考
慮して,道路を走行する一般自動車に法規上
定められた軸荷重の限度。

N

maximum

authorized

axle weight,

maximum authorized 

axle load 

319 

前軸荷重 
[ぜんじくかじゅう]

前車軸の軸荷重。

N

front axle weight, 
front axle load 

320 

後軸荷重 
[こうじくかじゅう]

後車軸の軸荷重。 N

rear

axle

weight,

rear axle load 


20

D 0102-1996

番号

用語

定義

参考

単位
記号

慣用語

対応外国語

321 

荷重配分比

各車軸に配分される自動車の荷重の百分比。
備考  空車か,最大積載かを付記する。

例  (前軸)  (後軸)

25%  :75%(最大積載) 
47%  :53%(空車) 
46%  :27%27%(空車)

重量配分

weight distribution

ratio

322 

最大接地圧

最大積載状態の自動車のタイヤにかかる荷
重をタイヤの全接地面積で除した値。

Pa

maximum

ground

contact pressure

323 

ばね上質量 
[ばねうえしつりょう]

自動車の質量に基づく重力荷重のうち,シャ
シばねに支持される荷重に相当する部分の
質量。 
備考1.  推進軸,懸架装置,ブレーキ装置,

かじ取り装置のように,その質量の
うちの幾らかがばね上質量を構成

するものは,その構造に従い相当質
量として加算する。

2.

自動車の質量とばね下質量との差

に当たる。

kg

sprung

mass

324 

ばね下質量 
[ばねしたしつりょう]

各車軸に取り付けられている部分の質量。
備考  推進軸,懸架装置,ブレーキ装置,か

じ取り装置のように,その質量のうち
の幾らかがばね下質量を構成するも
のは,その構造に従い相当質量として

加算する。

kg

unsprung

mass

325 

乗車定員

座席,立席から割り出された乗車できる最大

人数。

定員 riding

capacity

326 

乗客定員

乗車定員から運転手,助手,車掌などの乗務
員を除いた人数。

passenger

capacity

327 

座席定員

乗客定員のうち,座席に座ることのできる人
数。 
備考  座席には,補助席を含む。

seating

capacity

328 

立席定員

乗客定員のうち,立ったまま乗車することを
法規上許容された人数。

standing

capacity

(4)

性能に関する用語

番号

用語

定義

参考

単位
記号

慣用語

対応外国語

401 

自動車(走行)性能線図  自動車の走行速度に対する駆動力曲線,走行

抵抗曲線及び各変速における機関回転速度
を一つの線図にまとめたもの。

automobile

performance 
diagram

402 

車速線図

各変速段階において機関回転速度と自動車
走行速度との関係を表した線図。

speed

diagram

403 

駆動力曲線

自動車の走行速度と各変速段階において最
大駆動力との関係を表した曲線図。

driving force curve

404 

走行抵抗曲線

自動車の走行速度と走行抵抗との関係を,各

こう配ごとに表した曲線図。

running

resistance

curve


21

D 0102-1996

番号

用語

定義

参考

単位
記号

慣用語

対応外国語

405 

走行抵抗

自動車が走行する際に受ける抵抗。 
備考  走行抵抗は,転がり抵抗,空気抵抗及

びこう配抵抗から成る。

N

running

resistance

406 

転がり抵抗

自動車が水平路面上を転がり移動するとき
に受ける抵抗を総括したもの。 
備考  転がり抵抗は,次の各種の抵抗から成

る。

1.

タイヤが路面を転がるときにタイ
ヤを変形させる抵抗。

2.

自動車各部の摩擦抵抗。

3.

路面を変形させる抵抗。

N

rolling

resistance

407 

空気抵抗

自動車が走行する際の空気による抵抗。 
備考  一般に空気抵抗 Ra は,次の式で求め

る。

R

a

RAV

2

ここに,  R: 空気抵抗係数

  A

: 自動車の前面投影面積

  V

:  空気に対する自動車の

相対速度

N

air

resistance

408 

こう配抵抗

自動車が坂道を登るときに,重力の進行方向

の分力によって,自動車の重心に後向きに作
用する一種の抵抗。 
備考  こう配抵抗 R

a

は,次の式で求める。

R

a

mgsin

θ

ここに,  m: 自動車の質量

 

g

: 標準重力加速度

 

θ

: こう配面が水平面と成

す角

N

hill climbing resistance

409 

前面投影面積

自動車の縦中心面に直角な鉛直面に自動車

を投影してできる面積。

m

2

frontal projected area

410 

動力伝達効率

機関で発生した軸出力と,クラッチ変速機,
減速機などの全動力伝達装置を通って駆動

輪に伝えられた出力との比 (%)。

伝動機械
効率

mechanical efficiency

of power 
transmission

411 

駆動力

駆動輪接地点において,自動車の駆動に利用

できる機関からの力。

N

driving

force

412 

抵抗力

走行抵抗に相当する力で,全車輪における力
の総和。

N

resistance

force

413 

余裕力

駆動力と抵抗力との差。 
備考  余裕力が加速力,けん引力,登坂力に

なって現れる。

N

excess

force

414 

けん引力

他の車や物体をけん引しているときに,けん
引に使われる力。

N

tractive

force

415 

登坂能力 
[とはんのうりよく]

自動車が,最大積載状態において坂路を登る
ことができる能力で,その最大傾斜角の正接

÷

ø

ö

ç

è

æ

a

b

で表したもの。

hill climbing ability, 
gradability


22

D 0102-1996

番号

用語

定義

参考

単位
記号

慣用語

対応外国語

416 

加速能力

自動車の平地走行での加速できる最大余裕

力。 
備考  一般に発進加速能力と追い抜き加速

能力とが使われる。

accelerating

ability

417 

発進加速能力

自動車が,停止状態から適宜変速して一定距
離を走行する時間から求められる最大加速

能力。

accelerating

ability

from standstill

418 

追い抜き加速能力

自動車が,ある初速度から変速しないで一定

速度まで加速する時間から求められる最大
加速能力。

passing

ability

419 

けん引能力

最大積載状態の自動車が,けん引できる最大

余裕力。

N

tractive

ability

420 

最高速度

最大積載状態の自動車が,水平平たん路面に

おいて出すことができる最大の速度。

km/h  maximum

speed

421 

惰行能力

最大積載状態の自動車が,変速機を中立とし
たときに水平平たん路上を惰行することが

できる能力。

coasting

ability

422 

燃料消費量

自動車が,ある走行距離の間に又はある時間

内に消費する燃料の量。

fuel

consumption

423 

(自動車の)燃料消費率  自動車が,単位走行距離若しくは単位時間当

たりに消費する燃料の量,又は自動車が燃料

の単位容量当たりに走行できる距離。

l/km

l/h

km/l

L/km

L/h

km/L

rate of fuel

consumption

424 

潤滑油消費量

自動車が,ある走行距離の間に又はある時間

内に消費する潤滑油の量。

lubricating

oil

consumption

425 

(自動車の)潤滑油消費

自動車が,単位走行距離若しくは単位時間当
たりに消費する潤滑油の量又は潤滑油の単

位容量当たりに走行できる距離。

l/km

l/h

km/l

L/km

L/h

km/L

rate of lubricating oil

consumption

426 

変速比

変速機の入力軸と出力軸との回転数の比で

あって,走行状態に応じて選択できるもの。
備考  副変速機を含めた場合には,その旨を

付記する。

change gear ratio, 
transmission gear ratio

427 

減速比

変向機,減速機,動力取出装置などにおいて,
入力軸の回転数と出力軸の回転数との比。
備考  普通は減速機の減速比を指す。

reduction gear ratio

428 

全減速比

機関の回転速度と駆動輪の回転速度との比。

総減速比  total reduction gear

ratio


23

D 0102-1996

社団法人  自動車技術会基本部会用語・外回り寸法測定方法分科会  構成表

氏名

所属

(分科会長)

馬  場  正  勝

いすゞ自動車株式会社小型研究実験部

(幹事)

高  宮      淳

いすゞ自動車株式会社大型研究実験部

阿  部  泰  夫

日野自動車工業株式会社車両 RE 部

荒  田  守  男

三菱自動車工業株式会社乗用車開発本部管理部

稲  垣  泰  夫

株式会社本田技術研究所栃木研究所第 7 設計ブロック

大  野  守  之

スズキ株式会社四輪車体設計部

戒  能  一  也

通商産業省機械情報産業局自動車課

萓  野  弘  巳

ダイハツ工業株式会社技術管理部認証室

菊  田  正  昭

日産自動車株式会社環境・安全技術部国内認証課

久  保  義  男

社団法人日本自動車車体工業会

小  島  克  己

社団法人日本自動車部品工業会技術部

笹  尾  照  夫

工業技術院標準部機械規格課

戸  崎      誠

富士重工業株式会社車両研究実験第一部

西  見  智  雄

財団法人日本自動車研究所研究主管室

林          宏

社団法人日本自動車タイヤ協会技術部

広  瀬      潔

トヨタ自動車株式会社試作部認定試験課

広  瀬  浩  二

マツダ株式会社開発調査部

(事務局)

久津見      都

社団法人自動車技術会規格部門