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D 0052 : 2001

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日

本工業規格である。

制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 9043 : 1991, Mopeds−Measurement

method for moments of inertia

及び ISO 9129 : 1988, Motorcycles−Measurement method for moments of inertia を

基礎として用いた。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

JIS D 0052

には,次に示す附属書がある。

附属書(参考)  JIS と対応する国際規格との対比表


日本工業規格

JIS

 D

0052

: 2001

二輪自動車−慣性モーメント測定方法

Two-wheeled vehicles

−Measurement method for moments of inertia

序文  この規格は,1991 年に第 1 版として発行された ISO 9043, Mopeds−Measurement method for moments

of inertia

及び 1988 年に第 1 版として発行された ISO 9129, Motorcycles−Measurement method for moments of

inertia

を翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変更の一覧表

をその説明を付けて,

附属書(参考)に示す。

1.

適用範囲  この規格は,二輪自動車(

1

)

(以下,二輪車という。

)の慣性モーメント測定方法について規

定する。ただし,側車付二輪自動車には適用しない。

(

1

)  JIS D 0101

による。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 9043 : 1991, Mopeds

−Measurement method for moments of inertia (MOD)

ISO 9129 : 1988, Motorcycles

−Measurement method for moments of inertia (MOD)

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版を適用する。

JIS B 7510

  精密水準器

JIS B 7512

  鋼製巻尺

JIS D 0051

  二輪自動車−重心位置測定方法

JIS D 0101

  自動車の種類に関する用語

JIS D 4901

  車両識別番号 (VIN)

JIS Z 8401

  数値の丸め方

3.

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,次による。

a)

路面固定座標系  (XYZ)    路面に固定された右手系直交座標系。軸及び 軸を水平面内にとり,

Z

軸は,上向きを正とする。

b)

二輪自動車固定座標系  (xyz)    二輪車の重心に原点をおく右手系直交座標系。平たん(坦)な路

面を一定車速で直進している状態で,軸は,二輪車の縦中心面に平行で,水平前向きを正とする。y

軸は,二輪車の進行方向に対して,左方向を正とし,軸は,上向きを正とする。この座標系は,二

輪車とともに並進運動と回転運動を行う。


2

D 0052 : 2001

なお,プラットホームに二輪車を固定した状態を想定して,プラットホームにもこの座標系を適用

する。

4.

測定条件

4.1

二輪車単体の場合  二輪車単体の場合の測定条件は,次による。ただし,測定の目的に応じて条件

を変更した場合には,測定結果記録表にその条件を記載する。

a)

二輪車は,土砂などの付着,変形などがなく,正常に作動できる状態とする。

b)

燃料は,取扱説明書に指定する最大容量とする。

c)

潤滑油及び冷却水は,取扱説明書に指定する量とする。

d)

タイヤ空気圧は,取扱説明書に指定する圧力とする。

e)

工具類は,正規の保管位置に装備する。

f)

前後の懸架装置は,静止状態で固定する。

g)

前輪は,軸方向に向けた状態とする。

4.2

乗員を乗せた状態の場合  乗員を乗せた状態の場合の測定条件は,次による。ただし,測定の目的

に応じて条件を変更した場合には,測定結果記録表にその条件を記載する。

a)

二輪車の測定条件は,4.1 による。

b)

乗員には,ダミー(

2

)

又は相当の人間を用いる。

(

2

) 49CFR

パート572,サブパート B に規定されたもの,又はこれに相当のもの。このダミーの質

量は,73.4kg である。

c)

乗員の位置は,次による。

1)

乗員は,二輪車の縦中心面に合わせる。

2)

乗員をシートの上に座らせて,その両手をハンドルバーの上に置き,両足をフットレストの上に置

く。

3)

S

(

3

)

と H 点(

4

)

とを結んだ線と,軸とのなす角度を求め,乗員の姿勢角とする。

(

3

)

乗員の胴部と腕部との回転中心を示す点。

(

4

)

乗員の胴部と大腿部との回転中心を示す点。

4)

前車軸から H 点までの 軸方向の距離を求め,乗員の着座位置とする。

5.

測定機器  慣性モーメントを測定するための測定機器は.次のもの,又はこれと同等以上の機能及び

精度をもつものを用いる。

a)

水準器  JIS B 7510 に規定する,0.1mm/1m (≒20″)  まで測定可能な精密水準器。

b)

鋼製巻尺  JIS B 7512 に規定する,長さ L (m)  において± {0.3+0.1 (L−1)} (mm)  の公差をもつ鋼製

巻尺。

c)

計量台  測定対象物をはかるのに十分な容量をもち,0.1kg まで測定できるもの。

d)

ストップウォッチ  周期を測定するもので,0.01 秒まで測定できるもの。

e)

プラットホーム  できるだけ高剛性で,かつ,軽量のもの。

f)

ナイフエッジ  ナイフエッジのエッジ部の丸みは,半径 1mm 以下(

5

)

,エッジ角度は 90°以下のもの

を推奨する。

(

5

)

エッジ部の丸みは,鋭利に仕上げたエッジに荷重をかけて丸みをもたせた状態での形状である。

g)

おもり  プラットホームを傾けるときに用いるもの。


3

D 0052 : 2001

6.

測定手順

6.1

重心位置の測定  プラットホーム,二輪車及びプラットホームに二輪車を載せたものの質量,並び

に重心位置を JIS D 0051 によって求める。

6.2

x

軸回りの慣性モーメントの測定(重力振り子法)

6.2.1

プラットホームだけの AB 軸回りの慣性モーメント  プラットホームだけの AB 軸回りの慣性モー

メントの測定手順は,次による(

図 参照)。

a)

ナイフエッジ A 及び B を支柱に載せ,AB 軸回りに自由に揺動できるようにする。

b)

プラットホーム全体を AB 軸回りに静かにゆっくりと揺らす。このときに最大振れ角は,5°以下とす

るのがよい。

c)

プラットホームが安定して揺れていることを確認して,50 往復に要する時間をストップウォッチで測

定する。これを 3 回繰り返し,それぞれの平均周期の平均値を求め,これを周期とする。

d)

プラットホームの AB 軸回りの慣性モーメント I

xp

を,次の式によって算出する。

g

m

y

c

T

I

p

2

p

2

p

2

xp

xp

2

×

+

×

÷÷ø

ö

ççè

æ

=

π

ここに,

I

xp

:  プラットホームの AB 軸回りの慣性モーメント (kg・m

2

)

T

xp

:  プラットホームが揺動する周期 (s)

c

p

:  ナイフエッジからプラットホームの重心までの 軸方向の距

離 (m)

y

p

:  ナイフエッジからプラットホームの重心までの 軸方向の距

離 (m)

m

p

:  プラットホームの質量 (kg)

π

:  円周率 (3.14)

g

:  重力の加速度 (9.80m/s

2

)


4

D 0052 : 2001

図 1  軸回りのプラットホームの慣性モーメントの測定

6.2.2

二輪車の 軸回りの慣性モーメント  二輪車(

6

)

の 軸回りの慣性モーメントの測定手順は,次によ

る(

図 参照)。

(

6

)

ここでは,二輪車単体の場合と乗員を乗せた場合との両方を兼ねて表す。

a)

二輪車をプラットホーム上に載せ,動かないように固定する。プラットホームに対する二輪車の横方

向傾き角は,0°±0.5°する。

b)

ナイフエッジ A 及び B を支柱に載せ AB 軸回りに自由に揺動できるようにする。

c)

プラットホーム全体を AB 軸回りに静かにゆっくりと揺らす。このときに全振れ角は,5°以下とする

のがよい。

d)

プラットホームが安定して揺れていることを確認して,50 往復に要する時間をストップウォッチで測

定する。これを 3 回繰り返し,それぞれの平均周期の平均値を求め,これを周期とする。

e)

二輪車の 軸回りの慣性モーメント I

xm

を,次の式によって算出する。

(

)

2

m

2

m

m

xp

T

2

T

2

T

2

T

xm

2

y

c

m

I

g

m

y

c

T

I

x

+

×

+

×

÷

ø

ö

ç

è

æ

=

π

ここに,

I

xm

:  二輪車の 軸回りの慣性モーメント (kg・m

2

)

T

xT

:  二輪車を載せたプラットホームが揺動する周期 (s)

c

T

:  ナイフエッジから二輪車とプラットホームとを合わせた重

心までの 軸方向の距離 (m)

y

T

:  ナイフエッジから二輪車とプラットホームとを合わせた重


5

D 0052 : 2001

心までの 軸方向の距離 (m)

m

T

:  二輪車の質量とプラットホームの質量との和 (kg)

m

m

:  二輪車の質量 (kg)

c

m

:  ナイフエッジから二輪車の重心までの 軸方向の距離 (m)

y

m

:  ナイフエッジから二輪車の重心までの 軸方向の距離 (m)

図 2  軸回りの二輪車の慣性モーメントの測定

6.3

y

軸回りの慣性モーメントの測定(重力振り子法)

6.3.1

プラットホームだけの CD 軸回りの慣性モーメント  プラットホームだけの CD 軸回りの慣性モー

メントの測定手順は,次による(

図 参照)。

a)

ナイフエッジ C 及び D を支柱に載せ,CD 軸回りに自由に揺動できるようにする。

b)

プラットホーム全体を CD 軸回りに静かにゆっくりと揺らす。このときに全振れ角は,5°以下とする

のがよい。

c)

プラットホームが安定して揺れていることを確認して,50 往復に要する時間をストップウォッチで測

定する。これを 3 回繰り返し,それぞれの平均周期の平均値を求め,これを周期とする。

d)

プラットホームの CD 軸回りの慣性モーメント I

yp

を,次の式によって算出する。


6

D 0052 : 2001

g

m

y

c

T

I

p

2

p

2

p

2

yp

yp

2

×

+

×

÷÷ø

ö

ççè

æ

=

π

ここに,

I

yp

:  プラットホームの CD 軸回りの慣性モーメント (kg・m

2

)

T

yp

:  プラットホームが揺動する周期 (s)

c

p

:  ナイフエッジからプラットホームの重心までの 軸方向の距

離 (m)

x

p

:  ナイフエッジからプラットホームの重心までの 軸方向の距

離 (m)

m

p

:  プラットホームの質量 (kg)

図 3  軸回りのプラットホームの慣性モーメントの測定 

6.3.2

二輪車の 軸回りの慣性モーメント  二輪車(

6

)

の 軸回りの慣性モーメントの測定手順は,次によ

る(

図 参照)。

a)

二輪車をプラットホーム上に載せ,動かないように固定する。プラットホームに対する二輪車の横方

向傾き角は,0°±0.5°する。

b)

ナイフエッジ C 及び D を支柱に載せ,CD 軸回りに自由に揺動できるようにする。

c)

プラットホーム全体を CD 軸回りに静かにゆっくりと揺らす。このときに全振れ角は,5°以下とする


7

D 0052 : 2001

のがよい。

d)

プラットホームが安定して揺れていることを確認して,50 往復に要する時間をストップウォッチで測

定する。これを 3 回繰り返し,それぞれの平均周期の平均値を求め,これを周期とする。

e)

二輪車の 軸回りの慣性モーメント I

ym

を,次の式によって算出する。

(

)

2

m

2

m

m

p

T

2

T

2

T

2

T

ym

2

y

c

m

I

g

m

y

c

T

I

y

y

+

×

+

×

÷÷ø

ö

ççè

æ

=

π

ここに,

I

ym

:  二輪車の 軸回りの慣性モーメント (kg・m

2

)

T

yT

:  二輪車を載せたプラットホームが揺動する周期 (s)

c

T

:  ナイフエッジから二輪車とプラットホームとを合わせた重

心までの 軸方向の距離 (m)

x

T

:  ナイフエッジから二輪車とプラットホームとを合わせた重

心までの 軸方向の距離 (m)

m

T

:  二輪車の質量とプラットホームの質量との和 (kg)

m

m

:  二輪車の質量 (kg)

c

m

:  ナイフエッジから二輪車の重心までの 軸方向の距離 (m)

x

m

:  ナイフエッジから二輪車の重心までの 軸方向め距離 (m)

図 4  軸回りの二輪車の慣性モーメントの測定 


8

D 0052 : 2001

6.4

z

軸回りの慣性モーメントの測定(二本つり振り子法)

6.4.1

プラットホームだけの底面の中心 を通る垂直軸回りの慣性モーメント  プラットホームだけの

底面の中心 E を通る垂直軸回りの慣性モーメントの測定手順は,次による(

図 参照)。

a)

プラットホームの重心がプラットホームの中心 E を通る鉛直線上に位置するように,質量 m

d1

のおも

りを設置する。おもりの設置位置は,次の式によって算出する。

d1

p

p

1

d

d1

p

p

1

d

m

y

m

y

m

x

m

x

=

=

ここに,

x

d1

プラットホームの中心から質量 m

d1

のおもりまでの 軸方向

の距離 (m)

y

d1

プラットホームの中心から質量解 m

d1

のおもりまでの 軸方

向の距離 (m)

m

p

プラットホームの質量 (kg)

x

p

ナイフエッジからプラットホームの重心までの 軸方向の
距離 (m)

y

p

ナイフエッジからプラットホームの重心までの 軸方向の
距離 (m)

m

d1

プラットホームの重心位置調整のために設置するおもりの
質量 (kg)

ただし,プラットホームの中心と重心とが一致しているときには,
これらすべての値を 0 とする。

b)

プラットホームを 2 本の同じ長さのワイヤでつるす。

c)

プラットホーム全体を,E 点を通る垂直軸回りに揺動させる。このときに全振れ角は,5°以下とする

のがよい。

d)

プラットホームが安定して揺れていることを確認して,50 往復に要する時間をストップウォッチで測

定する。これを 3 回繰り返し,それぞれの平均周期の平均値を求め,これを周期とする。

e)

プラットホームの 軸回りの慣性モーメント I

zp

を,次の式によって算出する。

λ

p

2

x

p

2

y

P

2

λ

d1

2

x

d1

2

y

d1

2

(

)

2

1

d

1

d

2

p

p

1

d

p

2

p

p

2

λ

λ

m

m

g

m

m

h

ad

T

I

z

z

+

×

×

÷÷ø

ö

ççè

æ

=

π

ここに,

λ

p

プラットホームの中心からプラットホーム単体の重心まで
の距離 (m)

λ

d1

プラットホームの中心からおもり m

d1

までの距離 (m)

I

zp

プラットホームの 軸回りの慣性モーメント (kgm

2

)

T

zp

プラットホームが揺動する周期 (s)

a

プラットホームをつるワイヤの下側固定点間の距離の

2

1

(m)

b

プラットホームをつるワイヤの上側固定点間の距離

2

1

(m)

h

プラットホームをつるワイヤの上下固定点間の 軸方向の
距離 (m)


9

D 0052 : 2001

図 5  軸回りのプラットホームの慣性モーメントの測定 


10

D 0052 : 2001

6.4.2

二輪車の 軸回りの慣性モーメント  二輪車(

6

)

の 軸回りの慣性モーメントの測定手順は,次によ

る(

図 参照)。

a)

プラットホーム上に二輪車を載せ,動かないように固定する。プラットホームに対する二輪車の横方

向傾き角は,0°±0.5°する。このときに二輪車の重心点がプラットホームの E 点の鉛直線上にくる

ように位置を合わせる。もし合わせられない場合には,質量 m

d2

のおもりを

図 に示すように設置す

る。おもりの設置位置は,次の式によって算出する。

d2

m

m

d2

d2

m

m

d2

m

y

m

y

m

x

m

x

=

=

ここに,

x

d2

プラットホームの中心から質量

m

d2

のおもりまでの

x

軸方向

の距離 (m)

y

d2

プラットホームの中心から質量

m

d2

のおもりまでの

y

軸方向

の距離 (m)

m

m

二輪車の質量 (kg)

x

m

ナイフエッジから二輪車の重心までの

x

軸方向の距離 (m)

y

m

プラットホームの中心から二輪車の重心までの

y

軸方向の

距離 (m)

m

d2

二輪車の重心位置調整のために設置するおもりの質量 (kg)

ただし,プラットホームの中心と重心とが一致しているときには,
これらすべての値を 0 とする。

b)

プラットホーム全体を,E 点を通る鉛直軸回りに揺動させる。このときに全振れ角は,5°以下とする

のがよい。

c)

プラットホームが安定して揺れていることを確認して,50 往復に要する時間をストップウォッチで測

定する。これを 3 回繰り返し,それぞれの平均周期の平均値を求め,これを周期とする。

d)

二輪車の

z

軸回りの慣性モーメント

I

zm

を,次の式によって算出する。

λ

m

2

x

m

2

y

m

2

λ

d2

2

x

d2

2

y

d2

2

(

)

2

d2

d2

2

m

m

p

2

d

m

1

d

p

2

T

m

2

λ

λ

m

m

I

g

m

m

m

m

h

b

a

T

I

z

z

z

+

+

+

×

×

÷

ø

ö

ç

è

æ

=

π

ここに,

λ

m

プラットホームの中心から二輪車の重心までの距離 (m)

λ

d2

プラットホームの中心からおもり

m

d2

までの距離 (m)

I

zm

二輪車の

z

軸回りの慣性モーメント (kg・m

2

)

T

zt

二輪車を載せたプラットホームが揺動する周期 (s)


11

D 0052 : 2001

図 6  軸回りの二輪車の慣性モーメントの測定 


12

D 0052 : 2001

7.

測定結果の記録  測定結果は,付表 に示す様式の慣性モーメント測定結果記録表に記録する。

なお,慣性モーメントの測定結果は,JIS Z 8401 によって有効数字 3 けたに丸める。

付表 1  慣性モーメント測定結果記録表の様式

慣性モーメント測定結果記録表

製造業者

試験期日                年    月    日

形式名称

試験場所

車台番号(

7

)

測定者

二輪車の質量                        kg

タイヤ空気圧

乗員(

11

)

      なし  ・  ダミー  ・  人間

  前輪                            kPa

  ダミーの型式

  後輪                            kPa

kg

懸架装置の設定位置(可変式の場合)           着座位置(

12

)

                          mm

  前

姿

(

13

)

                              °

  後

周期測定の条件(

14

)

                                          °

  前(

8

)

                             mm

慣性モーメントの値

  後(

9

)

                            mm

Ix

m

(

15

)

                            kg・m2

 

 

 

 

 

  I

ym

(

16

)

                            kg・m2

その他記載すべき測定条件等(

10

)

I

zm

(

17

)

                            kg・m2

(

7

)

車台番号の記入は,JIS D 4901による。

(

8

)

ヘッドパイプ中心から地面までの距離。ただし,測定できない場合には,車両前側

のばね上の参考点を記載し,この点から地面までの距離とする。

(

9

)

後側の懸架装置の上側取付ボルト中心から地面までの距離。ただし,測定できない

場合には,車両後側のばね上の参考点を記載し,この点から地面までの距離とする。

(

10

)

本体 4.に記載した条件のうち,追加又は変更した測定条件を記載する。

(

11

)

表中の,なし,ダミー,人間のうち,該当しないものを抹消する。

(

12

)

前車軸から H 点までの

z

軸方向の距離。

H

点は,乗員の胴部と大腿部との回転中心を示す点。

(

13

)

  S

点と H 点とを結んだ線と,

x

軸とのなす角。

S

点は,乗員の胴部と腕部との回転中心を示す点。

(

14

)

周期の測定は,50 回の揺動を 3 回繰り返す。それぞれの平均周期の平均値を求め,

これを周期とする。この条件と異なる場合には,その測定条件を記載する。

(

15

)

二輪車の

x

軸回りの慣性モーメント。

(

16

)

二輪車の

y

軸回りの慣性モーメント。

(

17

)

二輪車の

z

軸回りの慣性モーメント。


13

D 0052 : 2001

関連法規  49CFR パート 572,サブパート B (National Highway Traffic Safety Administration


 

14

D

 0052 :

 20
01

附属書(参考)  JIS と対応する国際規格との対比表 

JIS D 0052 : 2001

  二輪自動車一貫性モーメント測定方法

ISO 9043 : 1991 Mopeds

−Measurement method for moments of inertia

ISO 9129 : 1988 Motorcycles

−Measurement method for moments of inertia

(I) JIS

の規定 (III)

国際規格の規定 (IV)

JIS

と国際規格との技術的差異の項目

ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本文,附属書

  表示方法:点線の下線

項目

番号

内容

(II)

国 際 規 格 番

ISO 9043

ISO 9129

項 目

番号

内容

項目ごとの

評価

技術的差異の内容

(V)  JIS

と国際規格との技術的差異の理由及

び今後の対策

1.

適用範囲

1.

Scope IDT

2.

引用規格

JIS B 7510

  精密水準器

JIS B 7512

  鋼製巻尺

JIS D 0051

  二輪自動車−

重心位置測定方法

JIS D 0101

  自動車の種類

に関する用語

JIS D 4901

車両識別番号

(VIN)

JIS Z 8401

数値の丸め方

 2.

Normative

references

MOD

/ 追

規定内容に相当する JIS があ
るものは JIS を引用した。

国内規格の参照を容易にした。

2.

引用規格

JIS D 0051

二輪自動車−重

心位置測定方法

 2.

Normative

reference

ISO 9130, Motorcycles

−Measurement

method for location of

centre of gravity

MOD

/ 変

JIS

を引用するように変更し

た。

関連する JIS どうしを対応させた。

2.

引用規格

2.

Normative

references

ISO 3779 : 1983, Road

vehicles

−Vehicle

iden-tification number

(VIN)

−Content and

structure

IDT


 

15

D

 0052 :

 20
01

(I) JIS

の規定 (III)

国際規格の規定 (IV)

JIS

と国際規格との技術的差異の項目

ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本文,附属書

  表示方法:点線の下線

項目

番号

内容

(II)

国 際 規 格 番

ISO 9043

ISO 9129

項 目

番号

内容

項目ごとの

評価

技術的差異の内容

(V)  JIS

と国際規格との技術的差異の理由及

び今後の対策

2.

引用規格

2.

Normative

references

49 CFR Part 572,

subpart B [Code of

Federal Regulations,

issued by the

National Highway

Traffic Administ-

ration (NHTSA)]

MOD

/ 変

引用規格から削除し,本体の
末尾に記載した。

規格ではなく法規であるため引用規格から
除外した。

ISO

には,参考とするよう提案する。

3.

定義

3.

Definition of axis systems IDT

4.

測定条件

4.

Measurement

conditions

IDT

5.

測定機器 
  水準器

  鋼製巻尺

 5.

Measuringinstruments

MOD

/ 追

規格内容に相当する JIS があ
るため JIS を引用併記した。

国内規格の参照を容易にした。

6.

測定手順

6.

Measuring

procedure

IDT

7.

測定結果の記録 
  付表 1

7.

Test results Annex A

MOD

/ 変

規格内容に相当する JIS があ
るため JIS を引用した。

国内規格の参照を容易にした。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:ISO/DIS 9043ISO/DIS 9129 共に MOD

備考1.  項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

−IDT 技術的差異がない。

−MOD/追加国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
−MOD/変更国際規格の規定内容を変更している。

2.  JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

−MOD国際規格を修正している。


16

D 0052 : 2001

社団法人自動車技術会二輪部会二輪重心位置測定法分科会  構成表

氏名

所属

(分科会長)

佐  藤  恭  司

ヤマハ発動機株式会社

(幹事)

飯  尾  博  孝

ヤマハ発動機株式会社

今  泉  博  英

東京大学工学部

根  岸  喜代春

工業技術院標準部

平  井  隆  志

運輸省自動車交通局技術安全部

山  野      敦

スズキ株式会社

黒  岩      修

株式会社本田技術研究所

徳  見  郁  夫

川崎重工業株式会社

小  林      隆

財団法人日本自動車研究所

浅  川  和  仁

社団法人日本自動車工業会

村  岡  良  三

社団法人日本自動車部品工業会

鈴  木  雅  美

ヤマハ発動機株式会社

(事務局)

武  藤      博

社団法人自動車技術会

※は途中交代の委員