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日本工業規格

JIS

 D

0030

-1982

自動車の 3 次元座標方式

Three-dimensional Reference System for Automobiles

1.

適用範囲  この規格は,自動車の寸法を定義するために用いる 3 次元座標方式及び基準マークについ

て規定する。ただし,モータサイクル及びモペットには適用しない。

引用規格: 

JIS D 0102

  自動車用語(自動車の寸法,質量,荷重及び性能)

2.

用語の意味  この規格に用いる主な用語の意味は,次による。

(1)  3

次元座標方式  自動車の設計,製造,検査などにおいて,縦中心面を含めた互いに直交する 3 平面

からなる 3 次元座標を用いて,対象となる点,線,面の位置を表す方式。

(2)

基準マーク  自動車の各部の位置,寸法を決める基準とする具体的な点を表すマーク。

(3)

車輪中心面  単輪の場合には,車輪のリムの両端から等距離にある平面。複輪の場合には,一方の車

輪のリム内側端と他方の車輪のリム外側面から等距離にある平面。

3.

3

次元座標方式の設定  互いに直交する 3 平面からなる座標方式を,自動車製造業者が最初の設計段

階において,次により設定する(

図参照)。

(1)

ゼロ 平面  同一の車軸にあり,かじ取り車輪又は駆動車輪である左右車輪において,車輪の中心軸

と車輪中心面との交点をそれぞれ A, B とする。線分 AB の中点を通り,線分 AB に直交する鉛直面を

ゼロ Y 平面とする(

図参照)。

備考  このゼロ Y 平面は,JIS D 0102〔自動車用語(自動車の寸法,質量,荷重及び性能)〕に定める

〔自動車の〕縦中心面に一致する。

図  ゼロ 平面


2

D 0030-1982

(2)

ゼロ 平面  ゼロ Y 平面に直交する鉛直面をゼロ X 平面とする。

(3)

ゼロ 平面  ゼロ Y 平面及び X 平面に直交する水平面をゼロ Z 平面とする。

4.

基準マーク  自動車の車体上の物理的な 3 個以上の点(穴,面,マーク又は刻み目)を基準マークと

して,自動車製造業者が設定する。これらの点は,3 次元座標方式によって位置決めする。

5.

3

次元座標方式の用い方  3 次元座標方式及び基準マークの用い方の基準は,次による。

(1)

接地面に関連する寸法を除いて,自動車の各点は,3 次元座標方式による X, Y 及び Z 座標で決める。

(2)

ゼロ X 平面より前側,ゼロ Y 平面より左側及びゼロ Z 平面より下側の寸法は,負の寸法として扱う。

(3)

ゼロ X 平面及びゼロ Z 平面は,自動車の輪郭の外側に置いてよい。

(4)

基準マークは,種々の荷重条件における接地面に関連する自動車の位置を決めるためにも用いる。

付図  次元座標方式