>サイトトップへ >このカテゴリの一覧へ

D 0022 : 1998

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日

本工業規格である。これによって JIS D 0022-1984 は改正され,この規格に置き換えられる。

今回の改正では,日本工業規格と国際規格との整合化を図るために,ISO 3409-1975

  Passenger cars−

Lateral spacing of foot controls

を基礎として用いた。


日本工業規格

JIS

 D

0022

: 1998

自動車−ペダル類の配置測定方法

Automobiles

−Lateral spacing of foot controls

序文  この規格は,1975 年に発行された ISO 3409 : 1975, Passenger cars−Lateral spacing of foot controls を元

に,対応する部分(定義及びペダル類の配置とその測定方法)については対応国際規格を翻訳し,技術的

内容を変更することなく作成した日本工業規格であるが,対応国際規格には規定されていない規定項目を

日本工業規格として追加している。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にない事項である。

1.

適用範囲  この規格は,自動車のアクセル,ブレーキ及びクラッチペダルの配置及びペダル類の配置

の測定方法について規定する。ただし,二輪自動車には適用しない。

備考  この規格の対応国際規格を次に示す。

ISO 3409 : 1975, Passenger cars

−Lateral spacing of foot controls

2.

引用規格  次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによってこの規格の規定を構成する。

これらの引用規格は,記載の発行年の版だけがこの規格の規定を構成するものであって,その後の改正版・

追補には適用しない。

JIS D 0102-1979

  自動車用語(自動車の寸法,質量,荷重及び性能)

JIS D 0024-1985

  自動車における H 点の決め方

JIS D 0301-1982

  自動車室内寸法の測定方法

3.

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,次による。

a)

アクセルペダル  エンジン出力を可変させる機構にあって,運転者が足で操作する部分。

b)

ブレーキペダル(

1

)

  自動車を減速,停止させるように設計された機構にあって,運転者が足で操作す

る部分。

(

1

)

パーキングブレーキは除く。

c)

クラッチペダル  自動車の原動機の出力を,変速機と駆動輪に伝達,又は切断させるように設計され

た機構にあって,運転者が足で操作する部分。

d)

横平面  自動車の縦中心面に(

2

)

垂直な平面。

(

2

)  JIS D 0102

参照。

e)

Y

平面  自動車の縦中心面に平行な平面。

f)  A

点  B 点(

3

)

を中心に半径 200mm の円弧とアクセルペダル表面が交わるペダル面上の点

付図 参照)。

(

3

)  JIS D 0301

参照。


2

D 0022 : 1998

g)

B

点  運転者がアクセルペダルに足をのせた場合のかかとの位置に相当し,製造業者が定めた基準点

付図 参照)。

h)

基準面 P  A 点を通り,A 点と R 点(

4

)

を結ぶ直線に垂直な横平面(

付図 参照)。

(

4

)  JIS D 0024

参照。

i)

ペダル中心点  ペダル面の縦及び横の二等分線の交点となるペダル面上の点,又はこれに準じる製造

業者が定めたペダル面上の点。ただし,オルガンタイプのアクセルペダル並びにブレーキペダル及び

ペダル中心線が Y 平面に平行でない場合は,次による。

1)

オルガンタイプのアクセルペダルの場合,製造業者が定めた点又は B 点を中心に半径 200mm の円

弧とペダル中心線が交わるペダル面上の点。

2)

オルガンタイプのブレーキペダルの場合,製造業者が定めた点。

3)

ペダル中心線が Y 平面に平行でない場合,ペダル中心線を通る鉛直面上で定められる点。

4.

ペダル類の配置とその測定方法  ペダル類の配置及びその測定方法は,次による。

a)

ペダル類の配置  運転者から見て,左から右にクラッチペダル(

5

)

,ブレーキペダル,アクセルペダル

の順で並んでいなければならない。

(

5

)

クラッチペダルが装備されている場合。

b)

ペダル間の最小距離  基準面 P 上に投影した二つのペダル間の最小距離を測定する。

A

:アクセルペダルとブレーキペダル(

付図 2,付図 参照)

B

:ブレーキペダルとクラッチペダル(

6

)

付図 参照)

(

6

)

クラッチペダルが装備されている場合だけ,測定する。

c)

ペダル中心点間の距離  基準面 P 上に投影した二つのペダル中心点間の距離を測定する。

C

:アクセルペダルとブレーキペダル(

付図 2,付図 参照)

D

:ブレーキペダルとクラッチペダル(

6

)

付図 参照)

d)

ペダル中心点とステアリングコラム間の距離  A 点と R 点を結ぶ直線に平行で 100mm 上方の横平面

より下にステアリングコラムの部分がある場合,次の距離を測定する。すなわち,ペダルの金ストロ

ークを考慮して,ペダル中心点を通り基準面 P に平行な横平面内でペダル中心点とステアリングコラ

ムの最小距離を測定する。

E

:クラッチペダル(

6

)

とステアリングコラム(

付図 参照)

F

:ブレーキペダルとステアリングコラム(

付図 2,付図 参照)

G

:アクセルペダルとステアリングコラム(

付図 2,付図 参照)

e)

クラッチペダルと固定部位(

7

)

間の距離(

8

)

  基準面 P 上に投影したクラッチペダルと基準面 P が固定部

位と交わる交線との最小距離を測定する。

H

:クラッチペダルと固定部位(

付図 参照)

(

7

)

フロアトンネル,ホイールハウス,エアコンディショナ,暖房機など。ただし,トリム面を考

慮する。

(

8

)

クラッチペダルを装備していない場合は,ブレーキペダルで測定する。

f)

ペダルの最小横方向空間  基準面 P 上に投影した各ペダルに左右隣接する他のペダル及び関係する固

定部位(

7

)

間の最小距離を測定する。

I

:アクセルペダルの最小横方向空間(

付図 2,付図 参照)

J

:ブレーキペダルの最小横方向空間(

付図 2,付図 参照)


3

D 0022 : 1998

K

:クラッチペダル(

6

)

の最小横方向空間(

付図 参照)

付図 1  側面図(基準点及び基準面)

付図 2  各記号(基準面 上の図:クラッチペダルを装備している場合)

A

:アクセルペダルとブレーキペダル間の最小距離

B

:ブレーキペダルとクラッチペダル間の最小距離

C

:アクセルペダルとブレーキペダル中心点間の距

D

:ブレーキペダルとクラッチペダル中心点間の距

E

:クラッチペダル中心点とステアリングコラム間

の距離

F

:ブレーキペダル中心点とステアリングコラム間

の距離

G

:アクセルペダル中心点とステアリングコラム間

の距離

H

:クラッチペダルと固定部位間の距離

I

:アクセルペダルの最小横方向空間

J

:ブレーキペダルの最小横方向空間

K

:クラッチペダルの最小横方向空間


4

D 0022 : 1998

付図 3  各記号(基準面 上の図:クラッチペダルを装備していない場合)

A

:アクセルペダルとブレーキペダル間の最小距離

C

:アクセルペダルとブレーキペダル中心点間の距

F

:ブレーキペダル中心点とステアリングコラム間

の距離

G

:アクセルペダル中心点とステアリングコラム間

の距離

H

:ブレーキペダルと固定部位間の距離

I

:アクセルペダルの最小横方向空間

J

:ブレーキペダルの最小横方向空間

社団法人自動車技術会規格委員会基本部会  コントロール類配置分科会  構成表

氏名

所属

(分科会長)

吉  原  康  夫

マツダ株式会社商品企画部

(幹事)

高  山  雅  年

マツダ株式会社企画設計部

(委員)

阿久戸  淳  一

日産ディーゼル工業株式会社パワートレイン実験部

麻  生      勤

財団法人日本自動車研究所

川  上  健  司

ダイハツ工業株式会社実験部

木  島  孝  一

運輸省自動車交通局

藤  原  賢  二

スズキ株式会社四輪車体設計部

佐  藤      修

いすゞ自動車株式会社小型研究実験部

清  水  則  男

運輸省交通安全公害研究所自動車審査部

武  正  伸  一

日野自動車工業株式会社車両 RE 部

谷  口  哲  夫

運輸省交通安全公害研究所

長  野      永

富士重工業株式会社車両研究実験第一部

中  道  博  志

三菱自動車工業株式会社機能実験部

西  山  淳  一

株式会社本田技術研究所栃木研究所

津  金  秀  幸

工業技術院標準部

浜  田  誠  一

トヨタ自動車株式会社第 3 実験部

吉  次  律  俊

日産自動車株式会社ボディー実験部

(事務局)

久津見      都

社団法人自動車技術会