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まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本電機

工業会  (JEMA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調

査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS C 9335-2-9:1998 は改正され,この規格に置き換えられる。

改正に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,IEC 60335-2-9:2002,Household and

similar electrical appliances

−Safety−Part 2-9 : Particular requirements for toasters, grills, roasters and similar

appliances

を基礎として用いた。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

JIS C 9335-2-9

:0000 には,次に示す附属書がある。

附属書 C(規定)  モータの劣化試験

附属書 1(参考)  JIS と対応する国際規格との対比表

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


日本工業規格

JIS

 C

9335-2-9

:2004

家庭用及びこれに類する電気機器の安全性−

第 2-9 部:可搬形ホブ,オーブン,トースタ及び

これらに類する機器の個別要求事項

Household and similar electrical appliances

−Safety−Part 2-9 : Particular

requirements for toasters, grills, roasters and similar appliances

序文  この規格は,2002 年に第 5 版として発行された IEC 60335-2-9(Household and similar electrical

appliances

−Safety−Part 2-9 : Particular requirements for toasters, grills, roasters and similar appliances)及び

Amendment 1

:2002 を翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格であり、JIS C 9335-1:2003(家

庭用及びこれに類する電気機器の安全性−第 1 部:一般要求事項)と併読する規格である。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変

更の一覧表をその説明を付けて,

附属書 1(参考)に示す。

1.

適用範囲  この規格は,家庭用のパン焼き,肉焼き及びグリルのような調理機能をもつ可搬形電気機

器の安全性について規定する。定格電圧は,250 V 以下とする。

備考 101.  この規格の適用範囲に含まれる機器の例は,次による。

−  屋内用バーベキュ台

−  接触グリル(焼き鉄板)

−  クッカ

−  食品脱水器

−  こんろ

−  可搬形オーブン

−  ラクレットグリル

−  放射グリル

−  ロースタ

−  回転式グリル

−  (回転焼きぐしの付いた)肉あぶり器  (rotisseries)

−  トースタ

−  オーブントースタ

−  ワッフルアイロン

実例は,

付図 101 の中で図解する。

この規格では,住居の中及び周囲で,機器に起因して人が遭遇する共通的な危険性を可能な限り取り扱っ

ている。ただし,この規格では,通常,次の状態については規定していない。

−  監視のない状態で幼児又は非健常者が機器を使用する場合。


−  幼児が機器で遊ぶ場合。

備考 102.  この規格の適用に際しては、次のことに注意する。

−  車両,船舶又は航空機搭載用機器には,要求事項の追加が必要になる場合もある。

−  多くの国においては,厚生関係機関,労働安全所管機関,水道当局その他の当局によっ

て,追加要求事項を規定している。

備考 103.  この規格は,次のものには適用しない。

−  据置形オーブン及び据置形グリル  (JIS C 9335-2-6)。

−  ウォーミングプレート  (JIS C 9335-2-12)。

−  フライパン及び深めのフライなべ  (JIS C 9335-2-13)。

−  電子レンジ  (JIS C 9335-2-25)。

−  屋外用バーベキュ台(JIS C 9335-2-78)。

−  商業用の仕出し機器。

−  腐食しやすい,又は爆発性の雰囲気(じんあい,蒸気又はガス)が存在する,特殊な状態

の場所で用いる機器。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD(修

正している)

,NEQ(同等でない)とする。 

IEC 60335-2-9

   Household and similar electrical appliances−Safety− Part 2-9 : Particular

requirements for toasters, grills, roasters and similar appliances (MOD)

2.

引用規格  引用規格は,JIS C 9335-1 の 2.による。

3.

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,JIS C 9335-1 の 3.によるほか,次による。ただし,3.1.9

は,この規格による。

3.1.9

通常動作  (normal operation)    機器は,3.1.9.1013.1.9.110 に規定するように,運転する。

備考 101.  言及されていないにもかかわらず,機能の一つを果たす機器は,できる限りこの機能に対し

て記載された条件で運転する。 

3.1.9.101

  トースタは,取扱説明書の中に規定された,白パン片の最大枚数を負荷として入れ,運転周期

及び休止周期を含むサイクルで断続的に運転する。パンは,製造後約 24 時間のものであり,その一切れの

寸法は,ほぼ 120 mm×130 mm×20 mm とする。休止時間は,継続 30 秒間又は自動コントロール復帰のた

めに必要な最小時間のうちいずれか長い方の時間とする。パンの薄切りは,各休止時間ごとに取り替える。

操作時間は,そのパンが金褐色になるように調整された時間である。非自動制御トースタについては,各

操作時間は,パンの色が金褐色に変わった直後に終了する。

ロールパンの加熱装置を組み込んでいるトースタは,取扱説明書に示されたロールパンの最大数を負荷

する。トースタは周期的に運転し,それぞれの周期は,運転期間及びロールパンが回転するか又は置き換

わったときの 30 秒の休息期間からなる。コントロールは,取扱説明書に従って調節する。取扱説明書にな

い場合は,コントロールは,トースト動作に調節する。

サンドイッチを焼くときに取り付けるアタッチメントは,1 個以上のサンドイッチを入れて,取扱説明

書に従って操作したときに最悪の結果を招くようにする。それぞれのサンドイッチは,二切れの白パンで

作り,その間にはパンの一切れと同じ面積で,厚さが約 5 mm の適切なチーズ一片を挟んだものとする。


続けてトースタを取扱説明書に従って,操作及びこれに続く 30 秒の休止時間又は自動調整の復帰に必要な

最小時間のいずれか長い方を 1 サイクルとするサイクルで運転する。

備考  加工処理されたチーズ及び加熱すると容易に溶けるチーズが,適切である。

3.1.9.102

  回転式グリルは,おもりを付図 102 に示すように回転式焼きぐし上に置いて操作する。

備考  最大負荷が取扱説明書などに記載されているものは,その質量のおもりを用いなければならな

い。

3.1.9.103

  自動温度調節器付きのワッフルアイロンは,自動温度調節器を最高の設定値にして動かす。そ

の他のワッフルアイロンは,被加熱面の中心の温度を電源をオン及びオフに切り換えて,210 ℃±15 ℃に

維持するように操作する。

3.1.9.104

  オーブントースタ及びオーブンは,操作時間の始めから終わりまで,ドアを閉じた状態で動か

す。自動温度調節器付きのオーブンは,用いることができるオーブン空間の中心の平均温度が,240 ℃±4 ℃

か,又は自動温度調節器をその最高設定値にしたときの値のうち,いずれか低い方の温度に維持するよう

に操作する。その他のオーブンは,用いることができるオーブン空間の中心の温度が電源をオン及びオフ

に切り換えて,240 ℃±15 ℃に維持するように運転する。

3.1.9.105

  ロースタは,ふたを閉めた状態で運転する。容器の中心平均温度は 240 ℃±4 ℃に維持し,必要

がある場合,電源のオン及びオフ切換えを行う。

3.1.9.106

  放射形グリル,回転式グリル及びラクレット(ゆでたジャガイモに溶かしたチーズを添えたスイ

ス料理)用機器は,コントロールを取扱説明書に従って,又はこのような取扱説明書がない場合には,最高

の位置に設定した状態で運転する。ドア又はフードは,取扱説明書中に特に規定されていない場合は,開

放にする。

自動温度調節器付きの接触グリルは,その自動温度調節器を最高の設定値にして運転する。その他の接

触グリルは,被加熱面の中心部の温度が電源をオン及びオフに切り換えて,275 ℃±15 ℃に維持するよう

に運転する。

ラクレット用グリルは,空のまま運転する。ドア又はフードは開放にする。ただし,取扱説明書に別に

規定されているときは,この限りでない。平なべ(鍋)は置いたままにするか,又は取り外すか,いずれか

不利な条件とし,温度コントロールは,取扱説明書に従って設定する。

3.1.9.107

  バーベキュ台は,温度コントロールがある場合は最高設定値とし,カバーか又はシールドがあ

る場合は取扱説明書に従って正しい位置に置き,食品支持台は,最も低い位置に規定された状態で運転す

る。

備考  バーベキュ台は,たとえ水の使用が推奨されていても,水なしで運転する。

3.1.9.108

  誘導式こんろ以外のこんろは,水が入った容器を用いて運転する。容器は,未研磨の市販品質

のアルミ製で,底が平らで,ふたで覆う。適切な容器は,

付図 103 に記載する。熱コントロールは,水が

沸とう(騰)するまで最高設定に合わせ,その後は水が静かに沸とうし続けるように調整する。沸とう中は,

水位を維持するために水を加える。

備考 1.  蒸気が試験に影響を及ぼさないように,ふたの位置を決める。

誘導式こんろは,室温の調理油容量の約半分が入った

付図 104 に規定する容器を用いて運転する。熱コ

ントロールは,油温が 180 ℃±4 ℃に達するまで最高設定に合わせ,その後はこの温度を維持するように

調整する。油温は,容器の底の中央の部分から 1 cm 上の点で測定する。

容器の底の直径は,これらのこんろの調理域の直径にほぼ等しくし,液体の量は

表 101 に規定する。容

器は,調理域の中心に配置する。


表 101  容器の液体の量

調理域の直径

mm

水又は油の量

L

110

以下のもの 0.6

 110

を超え 145 以下のもの 1

 145

を超え 180 以下のもの 1.5

 180

を超え 220 以下のもの 2

 220

を超え 300 以下のもの 3

備考 2.  一つのこんろについて,幾つかの調理域が表示されている場合には,最も不利になる調理域

を試験に用いる。

3. 

非円形調理域については,こんろのふち,その他の容器を考慮しながら調理域をできる限り

覆う最小の非円形容器を用いる。液体の量は,調理域の短径をもとに決定する。

3.1.9.109

ラクレット機器は,取扱説明書に従ってコントロールを調節して運転するが,取扱説明書がな

い場合は,コントロールは最も高い設定に調節する。

3.1.9.110

食品脱水機(food dehydrator)  食品脱水機は,空で運転する。

3.101

トースタ(toaster)  放射熱によってパンの薄切りを焼く機器。

3.102

ワッフルアイロン(waffle iron)  丁番を付けた,2 個の加熱された板を含む機器であって,その形状

は緩い傾斜を含んでいる。

3.103

オーブン(oven)  ドアを備えている被加熱仕切り空間からできており,食品を棚の上又は容器中に

置くことができるような構造の機器。

3.104

ロースタ(roaster)  ふたを備えた被加熱容器をもち,食品を容器中に置くことができる構造の機器。

3.105

回転グリル(rotary grill)  放射電熱素子及び回転部でできた機器であって,その回転部中又は上で,

食品を支え放射熱にさらすことができるもの。

参考  回転式グリルは,また,回転電気くし焼き機ともいう。

3.106

放射グリル(radiant grill)  放射電熱素子及び食品を放射熱に暴露するように,食品をその上に置く

ことができる支持台で構成される機器。

備考  放射グリルは,ドアがついているか又はついていない仕切り空間のいずれに置いてもよい。

3.107

接触グリル(contact grill)  食品に接触させることができるか,又は食品をその上に置くことができ

る 1 個又は 2 個の加熱面を含む機器。食品をカバーする二つめの加熱面があってもよい。

参考  被加熱面が 1 個に限る接触グリルは,ホットプレートとして知られている。

3.108

サンドイッチ焼き用取付け器具(sandwich toasting attachment)  サンドイッチを焼くための,トース

タと一緒に用いる附属器具。

3.109

ラクレットグリル(raclette grill)  電熱素子の下にある小さい平なべに置いたチーズ片を溶かす機器。

備考  ラクレットグリルの表面は,グリドルのように用いることもできる。

3.110

ラクレット機器(raclette appliance)  大きなチーズ片の表面を溶かす目的の放射グリル。

3.111

バーベキュ台(barbecue)  その電熱素子が,食品支持物の下の位置にある放射グリル。

3.112

こんろ(hotplate)  調理のための容器を置くことができる単数又は複数の発熱体をもつ機器。

備考  こんろは,オーブン又はグリルを組み込まない。

3.113

誘導式こんろ(induction hotplate)  渦電流によって少なくとも一つの金属容器を加熱できるこん

ろ。

備考  コイルの電磁場によって,渦電流が容器の底に誘導される。


3.114

クッカ(cooker)  こんろ及びオーブンを組み込んだ機器。

備考  クッカは,グリルを組み込むことができる。

3.115

食品脱水機(food dehydrator)  発熱体で加熱した空気で食品を脱水するための機器。

備考  この機器は,ファンを組み込むことができる。

3.116

発熱体(heating unit)  独立の調理又は加熱機能を行う部分。

3.117

調理域(cooking zone)  食品を加熱するときに容器を置くこんろに表示された区域。 

3.118

タッチコントロール(touch control)  あまり又は全く接触面の移動なしに,指の接触又は近接によっ

て作動するコントロール。

3.201

フラットコントロール  指で押すことで機械的な接点が動き始動するコントロール。ただし,押圧

が 0.4 N 以下のものは,タッチコントロールとみなす。 

3.202 

オーブントースタ  主にスライスパン及び変形パン(ホットドック,ロールパンなど)を,箱形の

焼き室の焼き網に載せて焼き上げる器具。オーブントースタの適用項目は,オーブンの適用項目による。

4.

一般要求事項  一般要求事項は,JIS C 9335-1 の 4.による。

5. 

試験のための一般条件  試験のための一般条件は,JIS C 9335-1 の 5.によるほか,次による。ただし,

5.2

5.3 及び 5.6 は,この規格による。

5.2

JIS C 9335-1

の 5.2 によるほか,次による。

備考 101. 15.101 の試験が行われる場合は,3 個の追加サンプルが必要である。

5.3

JIS C 9335-1

の 5.3 によるほか,次による。

機器の構造から,一つの機能の試験がほかの試験よりも,よりよい結果をもたらすことが明らかである

場合は,この機能の試験は行わない。

5.6

JIS C 9335-1

の 5.6 によるほか,次による。

二個以上の調理機能を同時に果たすことができる場合,それらは同時に試験する。

5.101

誘導式こんろは,モータ駆動機器として運転する。特に規定されていない場合には,機器は,モー

タを組み込まれていたとしても,電熱機器として試験する。

6.

分類  分類は,JIS C 9335-1 の 6.による。

7.

表示及び取扱説明  表示及び取扱説明は,JIS C 9335-1 の 7.による。ただし,7.1 及び 7.12 は,この規

格による。

7.1 

JIS C 9335-1

の 7.1 によるほか,次による。

誘導式こんろの定格入力又は定格電流は,それもまた表示しなければならない。

−  清掃のために,部分的に水中に浸せきするような機器は,浸せきする最高レベルを表示し、さらに

次の趣旨を付記しなければならない。

“このレベルを超えて浸せきしてはならない。

7.12  JIS C 9335-1

の 7.12 によるほか,次による。

−  機器用インレットを組み込んでおり,掃除のために部分的又は完全に浸せきする機器の取扱説明書

には,コネクタは,機器を清掃する前に外さなければならない旨,及び機器用インレットは,機器

を再使用する前に乾燥していなければならない旨を,記載していなければならない。


−  自動温度調節器を組み込んでいるコネクタとともに用いる機器の取扱説明書は,適切なコネクタに

限って用いなければならない旨を,記載していなければならない。

−  オーブンの取扱説明書は,次の趣旨を含んでいなければならない。

“ドア又は外面の温度は,機器が作動しているときは高いことがある。

−  オーブントースタ及びトースタの取扱説明書は,次の趣旨を含んでいなければならない。

“パンは燃える可能性があるので,トースタは,カーテン又は可燃物質の,近傍か又は下で用い

てはならない。また,トースタから目を離してはいけない。

−  バーベキュ台の取扱説明書は,次の警告を含んでいなければならない。

警告:木炭又は同類の燃料は,この機器とともに用いてはならない。”

−  水とともに用いるバーベキュ台の取扱説明書は,その機器に注入しなければならない最大水量を述

べていなければならない。

−  こんろの上面がガラスセラミック又はこれに類する材質で,充電部を保護する場合,次の趣旨の警

告を取扱説明書に含めなければならない。

警告:表面が割れた場合には,感電の可能性を回避するために機器のスイッチを切って下さい。”

−  誘導式こんろの取扱説明書は,次の趣旨を含んでいなければならない。

“ナイフ,フォーク,スプーン及びふたといった金物は熱くなりますから,こんろに載せないで

下さい。

8.

充電部への接近に対する保護  充電部への接近に対する保護は,JIS C 9335-1 の 8.による。ただし,

8.1.1

は,この規格による。

8.1.1

JIS C 9335-1

の 8.1.1 によるほか,次による。

パン片用のトレー(クラムトレー)を装備したトースタに対しては,テストフィンガは,パン片用のトレ

ー(クラムトレー)のすき間を通しては,両切りスイッチの作動によって切り離される充電部に対して当て

られない。しかし,これらの部分に IEC 61032 のテストプローブ 41 で接触することが可能であってはなら

ない。

9.

モータ駆動機器の始動  JIS C 9335-1 の 9.は,この規格では適用しない。

10.

入力及び電流  入力及び電流は,JIS C 9335-1 の 10.による。ただし,10.1 及び 10.2 は,この規格によ

る。

10.1  JIS C 9335-1

の 10.1 によるほか,次による。

誘導式こんろの入力は別途測定し,モータ駆動機器に関する許容範囲を適用する。

10.2  JIS C 9335-1

の 10.2 によるほか,次による。

誘導式こんろの電流は別途測定し,モータ駆動機器に関する許容範囲を適用する。

11.

温度上昇  温度上昇は,JIS C 9335-1 の 11.による。ただし,11.211.311.411.7 及び 11.8 は,この

規格による。

11.2  JIS C 9335-1

の 11.2 によるほか,次による。

前面から負荷されるべき放射グリル及びラクレット用グリル並びに回転式グリル,オーブン,こんろ及

びクッカは,試験枠の壁の一つにできる限り近づけ,その他の壁からは離して配置する。


その他の機器は,壁から離して配置する。

11.3  JIS C 9335-1

の 11.3 によるほか,次による。

備考 101.  誘導式こんろの磁場が結果に不当な影響を与える場合には,よった接続ワイヤ又は同等の

手段をもつ高抵抗プラチナ抵抗を用いて温度上昇を決定することができる。

11.4  JIS C 9335-1

の 11.4 によるほか,次による。

モータ,変圧器又は電子回路を組み込んでいる機器の内部で温度が上昇限度値を超過し,また,入力が

定格入力より小さいときは,試験は,その機器に定格電圧の 1.06 倍の電圧で,給電した状態で繰り返す。

11.7  JIS C 9335-1

の 11.7 は,次の内容に置き換える。

トースタは,通常操作で 15 分間運転する。2 枚以上のパンのスライス(薄切り)を同時に焼き上げる構造

になっているトースタに対しては,パンの単一スライスを最も都合が悪い結果を生じるように挿入した状

態で,更に 5 分間連続して行う。

ロールパンを焼くことができるトースタは,5 回運転する。

サンドイッチ焼き用取付け器具がついたトースタは,通常操作で更に 5 サイクル運転し,それからその

サンドイッチを最も不利な姿勢にした状態で 1 サイクル運転する。

放射グリルは,30 分,取扱説明書に示された最大限の時間又はタイマによって許される最大限の時間の

うち,いずれか長い時間運転するが,その調節装置は,それらの最高の位置に設定する。

オーブン,ロースタ及びロータリグリルは,定常状態が確立されるまで又は 60 分間のうち,いずれか短

い方の時間運転する。タイマ付きの回転式グリルに対しては,タイマは,定常状態が確立するのに必要な

回数だけ何回も再設定する。

自動温度調節器を装備している接触グリルは,定常状態が確立されるまで運転する。その他の接触グリ

ルは,加熱面の中心が温度 275 ℃に達した後,30 分間運転する。

ワッフルアイロンは,定常状態が確立するまで,又は加熱面の中心が温度 210 ℃に到達した後 30 分間の

うち,いずれか短い方の時間運転する。

ラクレット用グリル,バーベキュ台及び食品脱水機は,定常状態に達するまで運転する。

誘導式こんろは,30 分間運転する。ほかのこんろは,60 分間運転する。

クッカの場合,発熱体のスイッチを規定された時間入れて,同時に通電できる発熱体の組合せを一緒に

試験する。

備考 101.  機器を二つ以上の試験にかける場合,それぞれの試験の前に室温に冷却する。

11.8  JIS C 9335-1

の 11.8 によるほか,次による。

放射グリル,ロータリグリル,ラクレットグリル,こんろ及びクッカの場合,試験枠の壁の温度上昇が,

65 K

ではなく,75 K 以下でなければならない。

機器用コネクタが自動温度調節器を組み込んでいるときは,差し込み口のピンに対する温度上昇限度値

は適用しない。

電子回路におけるモータ,変圧器又は部品及びそれらによって直接影響を受ける部分の温度上昇は,そ

の機器が定格入力の 1.15 倍で運転するときには超過してもよい。

サンドイッチ焼き用附属器具でチーズを用いるものは,沿面距離及び空間距離が,29.に示される値を下

回って減少する危険がある場所にチーズが流れ出てはならない。

12.

(規定なし)


13.

動作温度での漏えい電流及び耐電圧  動作温度での漏えい電流及び耐電圧は,JIS C 9335-1 の 13.によ

るほか,次による。ただし,13.113.3 は,この規格による。

13.1  JIS C 9335-1

の 13.1 によるほか,次による。

オーブンにグリルが組み込まれている場合,オーブンか又はグリルか,いずれか不利になる方を運転す

る。

13.2  JIS C 9335-1

の 13.2 によるほか,次による。

充電部とこんろのガラスセラミック又はこれに類する材質の表面との間にアースされた金属がある場合,

アースされた金属と各容器を順次接続し,容器と充電部間の漏えい電流を測定する。漏えい電流は,0.75 mA

以下でなければならない。充電部とガラスセラミック又はこれに類する材質の表面との間にアースされた

金属がない場合,充電部と各容器との間で順次漏えい電流を測定し,その漏えい電流が 0.25 mA 以下でな

ければならない。

13.3  JIS C 9335-1

の 13.3 によるほか,次による。

充電部とこんろのガラスセラミック又はこれに類する材質の表面との間にアースされた金属がある場合,

アースされた金属に接続したすべての容器と充電部との間に 1 000 V の試験電圧を印加する。充電部とガ

ラスセラミック又はこれに類する材質の表面との間にアースされた金属がない場合,充電部と容器との間

に 3 000 V の試験電圧を印加する。

14.

過渡過電圧  過渡過電圧は,JIS C 9335-1 の 14.による。

15.

耐湿性  耐湿性は,JIS C 9335-1 の 15.によるほか,次による。ただし,15.2 は,この規格による。

15.2  JIS C 9335-1

の 15.2 によるほか,次による。

オーブンの場合,約 1 %の塩化ナトリウムを含む水 0.5 L を被加熱空間の底面に一様に注ぐ。

こんろ及びクッカは,上面が水平になるように配置する。調理域の直径以下で,

付図 103 に示された最

大径をもつ容器に,約 1 %の塩化ナトリウムを含む水を一杯に入れて,その容器を調理域の中心に置く。

さらに,約 0.5 L の溶液を 15 秒間にわたり,一様に容器に注ぎ入れる。機器から残留溶液を除去してから,

各調理域について,別々に試験を行う。

こんろの発熱体に熱コントロールが組み込まれている場合,0.02 L の食塩水を調理域に注いで,食塩水

がコントロールの上を流れるようにする。次いで,容器を調理域に置いて,可動部を押し下げる。

加熱面に換気口があるこんろは,0.2 L の食塩水を漏斗を用いて堅実に換気口に注ぐ。漏斗は,注ぎ口の

直径が 8 mm で,加熱面の上 200 mm に注ぎ口がくるように水平に置く。漏斗を換気口の上に置き,機器

にとって最も不利な方法で食塩水を注ぐ。

備考 101.  開口部が保護されている場合,漏斗は過熱面からできるだけ近くに食塩水を落とすことが

できる開口部の上に置く。

通常の使用で,容器を発熱体の上に置くほかの機器の場合,いっ(溢)水試験は,1 分間にわたり加熱面

に一様に水を注ぐことによって実施する。水は約 1 %の塩化ナトリウムを含み,その量は加熱面 100 cm

2

当たり 0.1 L に等しい。

ロースタについては,こぼれ試験は行わない。

15.101

掃除のために,部分的に又は完全に水中に浸せきするような機器は,浸せきの影響に対して十分

保護していなければならない。

適否は,次の試験によって判定する。この試験は,3 個の追加機器について行う。


10 

機器は,自動温度調節器が初めて作動するまで,定格入力の 1.15 倍の入力で通常操作で運転する。自動

温度調節器がない機器は,定常状態が確立するまで運転する。また,機器が最大浸せきレベルを表示して

いない場合(この場合,このレベルより 5 cm 上まで浸せきする。),コネクタを引き抜くか,又は電源をそ

の他の方法で遮断し,機器を直ちに温度 10∼25 ℃の水に完全に浸せきする。

1

時間後,機器を水から取り出し,乾燥し,16.2 の漏えい電流試験を行う。

備考  すべての湿気が,機器用インレットのピンの周囲の絶縁部から除かれることを保証するように注

意する。

この試験は,更に 4 回実施する。その後,機器は,

表 に規定された電圧で 16.3 の耐電圧試験に耐えな

ければならない。

5

番目の浸せきの後,最高の漏えい電流をもつ機器を分解し,29.に規定した値以下で,沿面距離及び空

間距離を低減するおそれがある絶縁物上に,水のこん跡がないことを検査によって証明しなければならな

い。

残りの 2 個の機器は,定格入力の 1.15 倍で 240 時間通常動作で運転する。この期間の後,電源から機器

を切り離し,再度1時間水に浸す。その後,機器は,

表 に規定された電圧で 16.3 の耐電圧試験に耐えな

ければならない。

検査は,29.の値以下に沿面距離及び空間距離を低減するおそれがある絶縁物上に,水のこん跡がないこ

とを証明しなければならない。

16.

漏えい電流及び耐電圧  漏えい電流及び耐電圧は,JIS C 9335-1 の 16.による。ただし,16.116.3 は,

この規格による。

16.1  JIS C 9335-1

の 16.1 によるほか,次による。

こんろの場合,通常動作で規定された容器を各調理域に置いて試験を行う。

16.2  JIS C 9335-1

の 16.2 によるほか,次による。

充電部とこんろのガラスセラミック又はこれに類する材質の表面との間にアースされた金属がある場合,

アースされた金属と各容器を順次接続し,容器と充電部間の漏えい電流を測定する。漏えい電流は,0.75 mA

以下でなければならない。充電部とガラスセラミック又はこれに類する材質の表面との間にアースされた

金属がない場合,充電部と各容器との間で順次漏えい電流を測定し,その値は 0.25 mA 以下でなければな

らない。

16.3  JIS C 9335-1

の 16.3 によるほか,次による。

充電部とこんろのガラスセラミック又はこれに類する材質の表面との間にアースされた金属がある場合,

アースされた金属に接続したすべての容器と充電部との間に 1 250 V の試験電圧を印加する。充電部とガ

ラスセラミック又はこれに類する材質の表面との間にアースされた金属がない場合,充電部と容器との間

に 3 000 V の試験電圧を印加する。

17.

変圧器及びその関連回路の過負荷保護  変圧器及びその関連回路の過負荷保護は,JIS C 9335-1 の 17.

による。

18.

耐久性  JIS C 9335-1 の 18.は,この規格では適用しない。


11 

19.

異常運転  JIS C 9335-1 の 19.によるほか,次による。ただし,19.119.219.419.819.10 及び 19.13

は,この規格による。

19.1  JIS C 9335-1

の 19.1 によるほか,次による。

次の機器だけ,19.4 及び 19.5 を行う

−  食品脱水機

−  タイマをもっているもの又は 1 時間以上の調理動作のために用いる次の機器。

・  オーブン

・  ロースタ

・  回転式グリル

・  こんろ

・  クッカ

トースタは,追加して 19.101 及び 19.102 の試験を行う。

誘導式こんろの場合,19.103 及び 19.104 の試験によっても適否を判定する。

19.2  JIS C 9335-1

の 19.2 によるほか,次による。

前面から負荷を加える放射グリル及びラクレットグリル並びに回転式グリル,オーブン,こんろ及びク

ッカは,試験枠の床にできるだけ壁に近づけた状態で置く。

機器を空で試験する。ふた,ドア及びフードは,開けるか又は閉めるかいずれか不利な方にする。着脱

できる部分は,規定位置に置くか又は外すかいずれか不利な方にする。

こんろは,コントロールを最高設定に合わせて容器なしに運転する。

誘導式こんろは,11.の条件のもとで空の容器を置いて運転する。コントロールを最高設定に合わせる。

クッカの場合,必ず,最も不利な状況が生じる発熱体を用い,そのコントロールを最高設定に合わせて

試験を行う。オーブンのスイッチが入っていることを示す表示灯がないオーブンが機器に組み込まれてい

る場合,オーブンもそのコントロールを最高設定に合わせて運転する。

備考 101.  ドアを通して見ることができ,オーブンとともに自動的に点灯及び消灯する,オーブンを

照明するためのランプは,表示灯とみなす。

19.4  JIS C 9335-1

の 19.4 によるほか,次による。

食品脱水機の空気循環用のファンは,停止させておく。

19.8

  JIS C 9335-1 の 19.8 は,この規格では適用しない。

19.10

  JIS C 9335-1 の 19.10 は,この規格では適用しない。

19.13  JIS C 9335-1

の 19.13 によるほか,次による。

19.102

の試験中,パンからの炎又は煙は無視する。

誘導式こんろの巻線の温度上昇は,19.7 に規定する数値以下でなければならない。

誘導式こんろの耐電圧試験は,スイッチを切った直後に行う。

19.101

トースタは,通常動作のもとで定格入力で運転するが,パンは用いず,6 サイクルの運転を行う。

そのとき機器は,ほぼ室温に冷却する。

この試験は,500 回実施する。

このメカニズムは,満足できる動作をしなければならず,持続アークが発生してはならない。電気接続

は緩んではならず,機器は,16.3 の耐電圧試験に耐えなければならない。

備考 1.  強制冷却を用いてもよい。

2.

  機器を動作させるのに模擬負荷が必要な場合もある。


12 

3.

  19.13 は,適用しない。

19.102

通常,操作用に規定したパンを負荷としたトースタを,定格入力で運転する。パン飛出し装置は

パンを放出しないようにし,タイマがそのサイクルを完了した後も,電熱素子への給電は維持する。試験

は,火がすべて消えた後終了し,その後残りのパンをすべてトースタから取り出す。

19.103

誘導式こんろに定格電圧を印加し,スチールディスクを調理域の中心に置いて運転する。ディス

クは厚さが 6 mm で,直径が機器の運転を可能にするセンチメートル以下を切り上げた最小直径である。

19.104

誘導式こんろに定格電圧を印加し,通常運転状態で 11.の試験中に熱コントロールをしている装置

を短絡して運転する。

備考  二つ以上の装置がある場合は,交互に試験する。 

油の温度上昇は,270 K 以下でなければならない。

20.

安定性及び機械的危険  安定性及び機械的危険は,JIS C 9335-1 の 20.によるほか,次による。

20.101

質量が 7 kg を超えるオーブンの下側の縁で水平の丁番をもち,そして荷重が加えられることが多

いドアをもつオーブンは,そのドアを開けて負荷をかけたときに十分な安定性をもたなければならない。

適否は,次の試験によって判定する。

オーブンは,ドアを開放し水平面上に置き,3.5 kg の質量を,ドアの幾何的中心に穏やかに置く。

備考  砂袋を用いてもよい。

オーブンを,傾斜してはならない。

この試験は,オーブンの下側の縁で水平の丁番があり,その丁番から反対側の縁まで,225 mm 未満のド

アが付いたオーブン及び完全に開けた位置で,大皿を支えることができないドアのオーブンについては実

施しない。

21. 

機械的強度  機械的強度は,JIS C 9335-1 の 21.によるほか,次による。

機器が,ガラス管に封入されている可視赤熱電熱素子をもっており,次の条件を満たす場合,衝撃は,

機器の管が取り付けてある部分に適用する。

−  オーブンのトップに位置し,JIS C 0922 のテストプローブ 41 で接触可能な場合。

−  その他の場所に位置し,JIS C 0922 のテストプローブ B で接触可能な場合。

−  焼き網(網受け皿に焼き網を載置する構成を含む。

)が,ドアに連動して前に出るオーブントースタ,

ロースタなどの箱形調理器具については,JIS C 0922 のテストプローブ 41 で接触可能な場合。ただ

し,取扱説明書に,食品を置く網を取り外すときは電源プラグを抜いてから行う旨を記載している

場合は,その網が着脱できる部分であっても取り外さない。また,同箱形調理器具の上方ガラス管

ヒータについて,次の条件を満たす場合,上記を適用しない。

a)

開口部の水平方向の投影範囲内にガラス管ヒータがないもの。

b)

上方ガラス管ヒータのヒータ直下全域から,ヒータ手前端より 15 mm に至る全域のヒータ接触

危険域内の一部に,印加荷重幅 60 mm・印加荷重 1 N を中央部に印加しヒータ下端より下方に

位置する保護棒を配置したもの。

備考  開口部は,食品の出入れ口の天面,側壁及び焼き網で囲まれる範囲をいう。

ガラス磁器などの材料でできているホブ表面については,21.101 の試験中,衝撃にさらされない表面部

分に 3 回ブローを加えるが,衝撃エネルギーは,0.70J±0.05に増す。ノブの 20 mm 以内の表面にはブロ

ーを加えない。


13 

備考 101.

外枠を除いて,ホブ表面がシングルピースでできている場合,試験は行わない。

21.101

ガラスセラミック又はこれに類する材質のこんろの表面は,通常の使用で発生しがちな応力に耐

えなければならない。

適否は,次の試験によって判定する。

コントロールを最高設定に合わせて,定格入力でこんろを運転する。誘導式こんろは,11.に規定された

とおりに運転する。定常状態に達したら,こんろのスイッチを切って,底の平らな容器を 150 mm の高さ

から調理域上に落下する。容器は,直径 120 mm±10 mm にわたり,平らな銅又はアルミニウムの底をも

ち,

その縁は少なくとも 10 mm の半径で丸める。

総質量が 1.80 kg±0.01 kg となるように,

少なくとも 1.3 kg

の砂又は散弾を一様に容器に入れる。

容器は,調理領域に 10 回落下させる。その後,機器は,定常状態まで定格入力で運転する。

約 1 %の塩化ナトリウムを含む 1

1

.

0

0

+

 L

の水をこんろに一様に注ぎかける。

次いで,機器を電源から切る。15 分後にすべての余分な水を除去して,機器をほぼ室温に冷却させる。

同量の食塩水をこんろに注ぎかけ,次いで余分な水を再び除去する。

こんろの表面が破損してはならず,機器は,16.3 の耐電圧試験に耐えなければならない。

22.

構造  構造は,JIS C 9335-1 の 22.によるほか,次による。ただし,22.24 は,この規格による。

22.24

JIS C 9335-1

の 22.24 によるほか,次による。

電熱素子は,それらが,その機器の取扱いを含む通常の使用状態において,変位することがないように

組み立てられ,又は支えられていなければならない。

適否は,目視検査によって判定する。

22.101

放射グリルは,電熱素子の動作を遅らせる目的のタイマを装備してはならない。ただし,それら

が自動温度調節器を装備し,オーブン,その他の仕切り空間の中に組み込まれているときは除く。

適否は,目視検査によって判定する。

22.102

バーベキュ台は,裸の電熱素子を装備してはならない。

オーブンの裸の電熱素子は,加熱される仕切り空間の頭上だけに置く。

適否は,目視検査によって判定する。

22.103

オーブンの穴は,それらが沿面距離及び空間距離に悪い影響を与えるような湿気及びグリースを

放出しない構造でなければならない。

適否は,目視検査によって判定する。

22.104

オーブンは,棚がその支えの中で容易に滑ることができ,極端に側面位置に置いても,落下しな

いように組み立てられていなければならない。

適否は,目視検査及び手による試験によって判定する。

22.105

機器は,下面に小さなものが入り込み,充電部に触れられるような開口部をもっていてはならな

い。

適否は,目視検査及び開口部を通しての支持台表面と充電部との間の距離を測定することによって判定

する。この距離は,少なくとも 6 mm なければならない。ただし,脚を備える機器の場合,距離は,机の

上に立てておく機器の場合は 10 mm に,床の上に立てておく機器の場合は 20 mm に増加する。

22.106

グリル及びバーベキュ台は,それらの電熱素子を正しい位置に固定するか,又は通常の使用位置

にないときには,作動しないように組み立てられていなければならない。


14 

適否は,目視検査によって判定する。

22.107

こんろは,発熱体が垂直軸を中心とする回転を防止し,発熱体がその支持物のあらゆる調節位置

で適切に支持する構造でなければならない。

備考  発熱体がナットで中心スタッドにクランプされている場合には,発熱体の回転を防止するため

に追加手段が必要である。

適否は,目視検査によって判定する。

22.108

こんろは,不注意によるタッチコントロールの操作が,次のために危険な状況を生じ得る場合,

操作上そのような可能性がない構造でなければならない。

−  容器の吹きこぼれによって生じるものを含めて,液体のこぼれ。

−  制御盤に置かれた湿った布。

適否は,機器に定格電圧を印加して行う次の試験によって判定する。

多く注いでも 2 mm 以上の深さにならないうちに,制御盤を完全に覆うのに十分な,少なくとも 140 ml

の水を制御盤に一様に注ぎかけて,タッチパッドの組合せの間に橋絡が生じるようにする。

各発熱体に順次に通電し,次いでどの発熱体にも通電せずに,試験を行う。

質量が 140 g/m

2

と 170 g/m

2

との間で,寸法が 400 mm×400 mm の布に水を十分に含ませ,その布を 4

回折り畳んで正方形のパッドにして,任意の位置で制御盤の上に置く。

不注意による発熱体の動作は,10 秒以下でなければならない。

22.109

タッチコントロールを組み込んだこんろは,発熱体のスイッチを入れるには少なくとも二つの手

動操作を必要とし,発熱体のスイッチを切るには一つの手動操作だけで切れるようにしなければならない。

備考  接触面の同一箇所に 2 回タッチすることは,2 回の操作とはみなさない。

適否は,手動試験によって判定する。

22.110

誘導式こんろは,適切な容器を調理域に置かないと運転できない構造でなければならない。

適否は,機器に定格電圧を印加して行い,次の試験によって判定する。

厚さが 2 mm で,

寸法が 100 mm×20 mm の鉄棒を調理域の最も不利になる位置に置く。

コントロールは,

最高設定に合わせる。

鉄の温度上昇は,35 K 以下でなければならない。

22.201

フラットコントロールをもつものは,電源スイッチ又は電源プラグをもち,フラットコントロー

ルを押したとき,又はヒータが ON するときにブザーが鳴らなければならない。

適否は,目視検査によって判定する。

22.202

こんろは,スイッチを“入”から“切”に操作したとき回り止め,光,色,音などによって,確

実に“切”の状態となることが確認できる構造をもつものでなければならない。

適否は,目視検査によって判定する。

23.

内部配線  内部配線は,JIS C 9335-1 の 23.による。ただし,23.3 はこの規格による。

23.3  JIS C 9335-1

の 23.3 によるほか,次による。

二つの位置まであけることができる機器に対しては,1 000 回の屈曲が,その部分を十分に開放した位置

まで動かした状態で行い,残りの屈曲回数で,その部分を別の位置まで動かす。

24.

部品  部品は,JIS C 9335-1 の 24.によるほか,次による。ただし,24.1.324.1.5 は,この規格による。

24.1.3  JIS C 9335-1

の 24.1.3 によるほか,次による。


15 

こんろの発熱体を制御するスイッチに,50 000 サイクルの操作を加える。

24.1.4  JIS C 9335-1

の 24.1.4 によるほか,次による。

−  エネルギーレギュレータ

・自動作用の場合 100

000

・手動作用の場合

10

000

−  ガラスセラミックこんろの発熱体の自己復帰形温度過昇防止装置  100 000

24.1.5

   JIS C 9335-1 の 24.1.5 によるほか,次による。

自動温度調節器,温度過昇防止装置又はヒューズをコネクタ中に組み込んでいる機器用カプラは,

IEC 60320

に適合しなければならない。ただし,次は除く。

−  コネクタの接地極は触れることができても構わない。ただし,この接点がコネクタの挿入又は引き

抜き中,つかまれるおそれがないときに限る。

−  18.の試験に対して要求される温度は,この規格の 11.の温度試験中の,機器用インレットのピン上

での測定値である。

−  19.の遮断容量試験は,機器のインレットを用いて実施する。

−  21.に規定された通電部分の温度上昇は,測定しない。

備考 101.  熱コントロールは,IEC 60320-1 の標準シートを満足するコネクタの中に組み込んではな

らない。

24.101 OFF

位置が組み込まれた自動温度調節器及びエネルギーレギュレータは,周囲温度の変化の結果

として ON になってはならない。

適否は,三つの装置について行う,次の試験によって判定する。

OFF

位置にセットした装置を−20

0

5


℃の周囲温度,次いで次の温度に 2 時間置く。

−  t ℃,T 表示に基づく温度。

− 55

℃,T 表示がない装置の場合。

試験中,OFF 位置を維持しなければならない。

接点の間に,500 V の試験電圧を 1 分間印加する。ブレークダウンが生じてはならない。

24.102  19.4

に適合するために食品脱水機に組み込まれた温度過昇防止装置は,非自己復帰形でなければ

ならない。

適否は,目視検査によって判定する。

25.

電源接続及び外部可とうコード  電源接続及び外部可とうコードは,JIS C 9335-1 の 25.による。ただ

し,25.1 及び 25.22 は,この規格による。

25.1  JIS C 9335-1

の 25.1 によるほか,次による。

IEC 60320-1

の標準化された機器用インレット以外のインレットを組み込んでいる機器は,コードセッ

トで給電しなければならない。

25.22

JIS C 9335-1

の 25.22 によるほか,次による。

電源コードに過度の張力が加わった場合,やけどなどの傷害に特につながるおそれがある機器は,マグ

ネットプラグを用いてもよい。

26.

外部導体用端子  外部導体用端子は,JIS C 9335-1 の 26.による。


16 

27.

接地接続の手段  接地接続の手段は,JIS C 9335-1 の 27.による。ただし,27.1 はこの規格による。

27.1  JIS C 9335-1

の 27.1 によるほか,次による。

接地の連続性は,可とう金属チューブ,コイルばね又はコード止めに依存してはならない。

28.

ねじ及び接続  ねじ及び接続は,JIS C 9335-1 の 28.による。

29.

空間距離,沿面距離及び固体絶縁  空間距離,沿面距離及び固体絶縁は,JIS C 9335-1 の 29.による。

ただし,29.2 及び 29.3 は,この規格による。

29.2  JIS C 9335-1

の 29.2 によるほか,次による。

マイクロ環境は,絶縁が囲まれているか又は機器の通常使用中に汚損にさらされるおそれがない場所に

位置している場合を除いて,汚染度 3 とする。

29.3  JIS C 9335-1

の 29.3 によるほか,次による。 

この要求事項は,JIS C 0922 のテストプローブ 41 によって触れることができない可視赤熱電熱素子のシ

ースには適用しない。

30.

耐熱性及び耐火性  耐熱性及び耐火性は,JIS C 9335-1 の 30.による。ただし,30.1 及び 30.2 は,この

規格による。

30.1  JIS C 9335-1

の 30.1 によるほか,次による。

19.101

の試験中に発生する温度上昇は,考慮しない。

30.2  JIS C 9335-1

の 30.2 によるほか,次による。

30.2.3

は,タイマをもっているか又は1時間以上の調理のために用いるオーブン,ロースタ,回転式グ

リル及び食品脱水機に適用する。

30.2.2

は,その他の機器に適用する。

31.

耐腐食性  耐腐食性は,JIS C 9335-1 の 31.による。

32.

放射線,毒性その他これに類する危険性  放射線,毒性その他これに類する危険性は,JIS C 9335-1

の 32.による。


17 

付図 101  機器の例 

ワッフルアイロン

こんろ

オーブン

バーベキュー台

放射グリル

回転グリル

接触グリル

グリドル

ロースタ

サンドイッチ

焼き用取付け器具

ラクレット機器

ラクレットグリル

食器脱水機

クッカ


18 

単位  mm

備考  固定ねじが,くしの直径に接触するようにおもりを回転ぐしに載せる。

付図 102  回転ぐしの試験用荷重 

質量:約 4.5 kg

おもりの軸

固定ねじの軸

固定ねじ


19 

調理域の直径

mm

a

Mm

b

mm

c

mm

≦110 110

140

8

>110  ≦145 145

140

8

>145  ≦180 180

140

9

>180  ≦220 220

120

10

>220  ≦300 300

100

10

備考  容器の底の最大くぼみ面は 0.05 mm 以下である。

容器の底は,凸面であってはならない。

付図 103  こんろ試験用容器

備考  容器は,0.08 %以下の炭素を含有した低炭素鋼でできている。それは,金属製の柄

又は突出した部分がない円筒状の形である。容器の底の平らな部分の直径は,調理

域の直径以上でなければならない。

  容器の底の最大くぼみ は,容器の底の平らな部分の直径 の 0.006 倍以下でな
ければならない。

  容器の底は,凸面であってはならない。

付図 104  誘導式こんろの試験用容器

底と外郭の厚さ

1.5 mm∼2.5 mm

C

最大くぼみ

φ d

2 mm

c

φ a

b


20 

附属書 

JIS C 9335-1

附属書による。ただし,附属書 は,この規格による。


21 

附属書 C(規定)  モータの劣化試験

JIS C 9335-1

附属書 によるほか,次による。

p

値=2 000。


22 

附属書 1(参考)  JIS と対応する国際規格との対比表

JIS C 9335-2-9

:2003

家庭用及びこれに類する電気機器の安全性

第 2-9 部:可搬形ホブ,オーブン,トースタ及びこれらに類する機器の個別要求事項

IEC 60335-2-9

:2002 Household and similar electrical appliances-Safety-

Part2-9:Paticular requirements for toasters, grills, roasters and similar appliances

(I)JIS

の規定

(

Ⅱ)国際規

格番号

(

Ⅲ)国際規格の規定

(

Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の項目ごと

の評価及びその内容

表示箇所: 
表示方法:

(

Ⅴ)JIS と国際規格との技術的

差異の理由及び今後の対策

項目番号

内容

項目

番号

内容

項目ごとの

評価

技術的差異の内容

1.

適用範囲

定格電圧が 250 V 以下の家庭

用トースタ及びグリルのよ
うな調理機能をもつ可搬形
機器の安全性

IEC 60335

-2-9 

1. JIS

に同じ。

ただし,オーブントースタを
追加。

MOD/

追加

JIS

では,日本で用いられてい

るオーブントースタを定義に
追加し,適用を明確にした。

2.

引用規格

JIS C 9335-1

による。

IEC 60335

-2-9 

2. JIS

に同じ。 IDT

3.

定義 

各製品の通常動作,製品の定

3.1.9.101 

トースタのパンの大きさは,

120 mm

×130 mm×20 mm

3.1.9.102 

回転式グリルの負荷として,
最大負荷が取扱説明書など
記載されているものは,その

質量のおもりを用いなけれ
ばならない。

3.201 

フラットコントロール:指で
押すことで機械的な接点が
動き始動するコントロール。

IEC 60335

-2-9 

3. 3.1.9.101 

トースタのパンの大きさは,

100 mm

×100 mm×10 mm

3.1.9.102 

回転式グリルの負荷として,
付図 102 を適用。 

フラットコントロールの定
義なし。

MOD/

変更・追加

3.1.9.101 

JIS

では,日本の食パン 6 枚切り

を標準とした。 

3.1.9.102 

JIS

では,回転式グリル機器の最

大負荷がその取扱説明書に記載

されている機器は,その質量で行
う。

3.201 

JIS

では,マイクロスイッチ(機

能的接点をもつもの)を利用した
スイッチは,

“タッチコントロー

ル”と区別して定義した。

3.1.9.101

IEC

の大きさのパンは,日本

のパンより小さいため,標準
トースタで焼くことができな
い。 
3.1.9.102 
IEC

規格は,大形オーブンを

想定しているが,日本の小形
機器では,質量 4.5 kg のおも
り を 駆 動 で き な い 機 器 が あ
る。 
3.201 
機械的接点があるスイッチは
ON

させるときに操作感覚が

あるので,“タッチコントロ
ール”のような安全機構(異
なる 2 種類の操作で ON)は必


23 

JIS C 9335-2-9

:2003

家庭用及びこれに類する電気機器の安全性

第 2-9 部:可搬形ホブ,オーブン,トースタ及びこれらに類する機器の個別要求事項

IEC 60335-2-9

:2002 Household and similar electrical appliances-Safety-

Part2-9:Paticular requirements for toasters, grills, roasters and similar appliances

(I)JIS

の規定

(

Ⅱ)国際規

格番号

(

Ⅲ)国際規格の規定

(

Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の項目ごと

の評価及びその内容

表示箇所: 
表示方法:

(

Ⅴ)JIS と国際規格との技術的

差異の理由及び今後の対策

項目番号

内容

項目

番号

内容

項目ごとの

評価

技術的差異の内容

ただし,押圧が 4 N 以下のも

のは,タッチコントロールと
みなす。

要ないことから,定義を区別
した。IEC に提案を検討。

4.

一 般 要

求事項

安全の原則

IEC 60335

-2-9 

4. JIS

に同じ。 IDT

5.

試 験 の

た め の 一
般条件

サンプル数,機器の形など

IEC 60335

-2-9 

5. JIS

に同じ。

IDT

6.

分類

JIS C 9335-1

による。

IEC 60335

-2-9 

6. JIS

に同じ。 IDT

7.

表 示 及

び 取 扱 説

定格表示,各機器の取扱説明

書への記載内容

IEC 60335

-2-9 

7. 7.12 

オーブントースタを追加

MOD/

追加

取扱説明書の内容を追加する適

用範囲に,オーブントースタを追
加した。

8.

充 電 部

へ の 接 近
に 対 す る
保護

試験指及びテストプローブ

による検査

IEC 60335

-2-9 

8. JIS

に同じ。 IDT

9.

モ ー タ

駆 動 機 器
の始動

適用しない。

IEC 60335

-2-9 

9. JIS

に同じ。 IDT

10.

入力及

び電流

誘導式こんろは,モータ駆動
機器の規定を適用

IEC 60335

-2-9 

10. JIS

に同じ。 IDT

11.

温度上

設置条件,試験時間,試験電

圧,温度測定箇所などを規定

IEC 60335

-2-9 

11. JIS

に同じ。 IDT


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家庭用及びこれに類する電気機器の安全性

第 2-9 部:可搬形ホブ,オーブン,トースタ及びこれらに類する機器の個別要求事項

IEC 60335-2-9

:2002 Household and similar electrical appliances-Safety-

Part2-9:Paticular requirements for toasters, grills, roasters and similar appliances

(I)JIS

の規定

(

Ⅱ)国際規

格番号

(

Ⅲ)国際規格の規定

(

Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の項目ごと

の評価及びその内容

表示箇所: 
表示方法:

(

Ⅴ)JIS と国際規格との技術的

差異の理由及び今後の対策

項目番号

内容

項目

番号

内容

項目ごとの

評価

技術的差異の内容

12. 

欠如

規定なし

IEC 60335

-2-9 

12. JIS

に同じ。 IDT

13. 

動作温

度 で の 漏
え い 電 流
及 び 耐 電

運転状態における漏えい電
流及び耐電圧試験

IEC 60335

-2-9 

13. JIS

に同じ。 IDT

14.

過渡過

電圧

空間距離の既定値を満たさ

ない箇所に対するインパル
ス試験による代替え試験

IEC 60335

-2-9 

14. JIS

に同じ。 IDT

15. 

耐湿性

溢水試験,耐湿試験及び水中
への浸水試験

IEC 60335

-2-9 

15. JIS

に同じ。 MOD/追加

16.

漏えい

電 流 及 び
耐電圧

耐湿試験後の絶縁性の評価

IEC 60335

-2-9 

16. JIS

に同じ。 IDT

17.

変圧器

及 び そ の
関 連 回 路
の 過 負 荷
保護

変圧器が過負荷又は短絡状
態を模擬した温度試験

IEC 60335

-2-9 

17. JIS

に同じ。 IDT

18.

耐久性

適用しない。

IEC 60335

-2-9 

18. JIS

に同じ。 IDT

19.

異常運

放熱制限,トースタのパンを

IEC 60335

19. 

JIS

に同じ。 IDT


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家庭用及びこれに類する電気機器の安全性

第 2-9 部:可搬形ホブ,オーブン,トースタ及びこれらに類する機器の個別要求事項

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Part2-9:Paticular requirements for toasters, grills, roasters and similar appliances

(I)JIS

の規定

(

Ⅱ)国際規

格番号

(

Ⅲ)国際規格の規定

(

Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の項目ごと

の評価及びその内容

表示箇所: 
表示方法:

(

Ⅴ)JIS と国際規格との技術的

差異の理由及び今後の対策

項目番号

内容

項目

番号

内容

項目ごとの

評価

技術的差異の内容

飛出し装置の固定,誘導こん

ろの異常運転など

-2-9 

20.

安定性

及 び 機 械
的危険

オーブンのドアを開けたと

きの安定性 
質量が 7 kg を超えるものが
対象

IEC 60335

-2-9 

20. JIS

に同じ。

ただし,質量制限なし。

MOD/

変更

JIS

では,7 kg を超えるオーブン

に限定して適用。

IEC

は,大形オーブンを想定

しており,日本独自のオーブ
ントースタは,質量が軽いた
め(通常 2∼3 kg),規定(質量

3.5 kg

の皿を置台を兼ねた扉

の上に置く。)を満足できない。

3.5 kg

以下のオーブンまでは,

規定を満足できないと推定さ
れるので,試験の対象から除
外した。

IEC

提案を検討する。

21.

機械的

強度

ガラス及び磁器材料(ドア及

びホブ表面)の強度試験 
ガラス管ヒータのインパク

トハンマの適用は,焼き網

(

網受け皿に焼き網を載置す

る構成を含む。)が,ドアに
連動して前に出るオーブン

トースタ,ロースタなどの箱
形調理器具については,IEC 

61032

のテストプローブ 41

で接触可能な範囲。ただし,

IEC 60335

-2-9 

21. 

ガラス管ヒータのインパク

トハンマ適用範囲 
− オーブンのトップに位置

し,IEC 61032 のテストプ

ローブ 41 で接触可能な場
合。

− その他の場所に位置し,

IEC 61032

のテストプロ

ーブ B で接触可能な場合。

MOD/

追加

JIS

では,ガラス管ヒータに対す

るインパクトハンマの適用範囲
を緩和した。

IEC

では想定されていないが,

日本のコンパクトなオーブン
ト ー ス タ の ガ ラ ス 管 ヒ ー タ
は,ガードによって保護され

ていない。したがって,ある
程度は弱くてもろいものとい
う認識がある。また,ガラス

管をガードで覆うと性能ダウ
ン,コストの大幅アップなど
の負担がかかるため,規定を

除外していた。しかしながら,


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(I)JIS

の規定

(

Ⅱ)国際規

格番号

(

Ⅲ)国際規格の規定

(

Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の項目ごと

の評価及びその内容

表示箇所: 
表示方法:

(

Ⅴ)JIS と国際規格との技術的

差異の理由及び今後の対策

項目番号

内容

項目

番号

内容

項目ごとの

評価

技術的差異の内容

取扱説明書に食品を置く網

を取り外すときは,電源プラ
グを抜いてから行う旨を記

全くガードがなくてもよいと

いうことは安全上説明ができ
ないため,今回,一気に改正

載している場合は,その網が
着脱できる部分であっても
取り外さない。また,次の条
件を満たす上方ガラス管ヒ
ータには,適用しない。 
a)

開口部の水平方向の投影
範囲内にガラス管ヒータ
がないもの。

b)

上方ガラス管ヒータのヒ
ータ直下全域から,ヒータ
手前端より 15 mm に至る
全域のヒータ接触危険域
内の一部に,印加荷重幅
60 mm

・印加荷重 1 N を中

央部に印加しヒータ下端
より下方に位置する保護
棒を配置したもの。

された IEC に整合させるので

はなく,当面は,下部のヒー
タに対してガードの目の大き
く す る こ と が で き る よ う に

し,また,清掃も考慮した。
さらに,上部のヒータに対し
ては,調理物を出し入れする

ときの安全性を考慮した構造
のものは適用しないとした。

22. 

構造

構造一般,機器底面からの危
険物侵入の防止,スイッチの
不意な ON 状態禁止など 
22.201

フラットコントロー

ルをもつものにあっては,電
源スイッチをもち,フラット
コントロールスイッチを押

IEC 60335

-2-9 

22. JIS

に同じ。

ただし,フラットコントロー
ル及び機械的スイッチの確

認規定要求はしていない。

MOD/

追加

JIS

では,フラットコントロール

及び機械的スイッチについて,動
作が確認できる構造を要求。

フラットコントロールは定義
を追加し,タッチコントロー
ルと区別したことによって規

定を追加した。 
その他の機械的スイッチにつ
いても,日本における住宅事


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Part2-9:Paticular requirements for toasters, grills, roasters and similar appliances

(I)JIS

の規定

(

Ⅱ)国際規

格番号

(

Ⅲ)国際規格の規定

(

Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の項目ごと

の評価及びその内容

表示箇所: 
表示方法:

(

Ⅴ)JIS と国際規格との技術的

差異の理由及び今後の対策

項目番号

内容

項目

番号

内容

項目ごとの

評価

技術的差異の内容

したとき,又はヒータが ON
するときにブザーが鳴らな
ければならない。

情 と 火 災 実 績 か ら 火 災 予 防

上,スイッチの入り確認は必
要とした。

22.202

こんろは,スイッチを

“入”から“切”に操作した
とき回り止め,光,色,音な
どによって,確実に“切”の
状態となることが確認でき
る構造をもつものでなけれ
ばならない。適否は,目視検
査によって判定する。

23.

内部配

内部配線の屈曲試験など

IEC 60335

-2-9 

23. JIS

に同じ。 IDT

24. 

部品

スイッチ及び自動制御装置

の開閉試験 
サーモインプラグの規定 
自動温度調節器の周囲温度

の変化による自動 ON 禁止

IEC 60335

-2-9 

24. JIS

に同じ。 IDT

25.

電源接

続 及 び 外
部 可 と う
コード

電源コードの種類,断面積及

びマグネットプラグの使用
など。

IEC 60335

-2-9 

25. JIS

に同じ。

ただし,マグネットプラグの
使用については,記載してい
ない。

MOD/

追加

JIS

では,マグネットプラグの使

用を明確に認めた。

IEC 60320-1

では,マグネット

プラグの使用を認めていない
が,やけど防止の観点から電
源コードを引っかけてやけど
につながるおそれがある機器
に限って,マグネットプラグ
の使用を認めることにした(事
実上,アース線不要の 100 V 機
器だけのため)。日本の家屋で


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(I)JIS

の規定

(

Ⅱ)国際規

格番号

(

Ⅲ)国際規格の規定

(

Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の項目ごと

の評価及びその内容

表示箇所: 
表示方法:

(

Ⅴ)JIS と国際規格との技術的

差異の理由及び今後の対策

項目番号

内容

項目

番号

内容

項目ごとの

評価

技術的差異の内容

の使用形態(畳の上に置く。)
を考えると,やけど防止の安
全対策上,マグネットプラグ
は必要。

26.

外部導

体用端子

JIS C 9335-1

による。

IEC 60335

-2-9 

26. JIS

に同じ。 IDT

27.

接地接

続の手段

JIS C 9335-1

による。

ただし,連続性をコイルばね

などに依存してはならない。

IEC 60335

-2-9 

27. JIS

に同じ。 IDT

28.

ねじ及

び接続

JIS C 9335-1

による。

IEC 60335

-2-9 

28. JIS

に同じ。 IDT

29.

空間距

離,沿面距
離 及 び 固
体絶縁

空間距離,沿面距離,固体絶
縁の厚さ 
汚損度 3 を適用する。 
可視電熱素子は,テストプロ
ーブが触れない箇所には固
体絶縁の厚さを適用しない。

IEC 60335

-2-9 

29. JIS

に同じ。 IDT

30.

耐熱性

及 び 耐 火

ボールプレッシャ試験,グロ
ーワイヤ試験,ニードルフレ

ーム試験

IEC 60335

-2-9 

30. JIS

に同じ。 IDT

31. 

耐腐食

JIS C 9335-1

による。

IEC 60335

-2-9 

31. JIS

に同じ。 IDT

32. 

放射線,

毒性その他
これに類す
る危険性

特に規定なし

IEC 60335

-2-9 

32. JIS

に同じ。 IDT


29 

JIS C 9335-2-9

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家庭用及びこれに類する電気機器の安全性

第 2-9 部:可搬形ホブ,オーブン,トースタ及びこれらに類する機器の個別要求事項

IEC 60335-2-9

:2002 Household and similar electrical appliances-Safety-

Part2-9:Paticular requirements for toasters, grills, roasters and similar appliances

(I)JIS

の規定

(

Ⅱ)国際規

格番号

(

Ⅲ)国際規格の規定

(

Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の項目ごと

の評価及びその内容

表示箇所: 
表示方法:

(

Ⅴ)JIS と国際規格との技術的

差異の理由及び今後の対策

項目番号

内容

項目

番号

内容

項目ごとの

評価

技術的差異の内容

附属書

JIS C 9335-1

による。

ただし,

附属書 表 の P

の値(通電時間係数)は,2 000
とする。 

IEC 60335

-2-9 

附属

JIS

に同じ。 

IDT

附属書 AA

機器の例

IEC 60335

-2-9 

附属

AA

JIS

に同じ。 IDT

JIS と国際規格との対応の程度の全体評価  MOD

備考 1.  項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

−IDT  技術的差異がない。

−MOD/追加  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

−MOD/変更  国際規格の規定内容を変更している。

2.  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

−IDT・  国際規格と一致している。

−MOD 国際規格を修正している。

−NEQ  技術的内容及び構成において,国際規格と同等でない。


30 

参考規格

この参考規格

は,JIS C 9335-1 の参考規格によるほか,次による。

JIS C 9335-2-6

家庭用及びこれに類する電気機器−安全−第 2-6 部:電気レンジ,テーブル,オーブン

及びこれに類する機器の個別要求事項 

JIS C 9335-2-12

家庭用及びこれに類する電気機器−安全−第 2-12 部:ウォームプレート及びこれに類

する機器の個別要求事項

JIS C9335-2-13 

家庭用及びこれに類する電気機器−安全−第 2-13 部:深めのフライなべ,フライパン

及びこれに類する機器の個別要求事項

JIS C 9335-2-25 

家庭用及びこれに類する電気機器−安全−第 2-25 部:電子レンジの個別要求事項

JIS C9335-2-78 

家庭用及びこれに類する電気機器−安全−第 2-78 部:屋外用バーベキュ台の個別要求

事項