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C 9335-2-82

:2005

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日

本工業規格である。

制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,IEC 60335-2-82:2002,Household and

similar electrical appliances

−Safety−Part 2-82: Particular requirements for amusement machines and personal

service machines

を基礎として用いた。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。

JIS C 9335-2-82

には,次に示す附属書がある。

附属書 1(参考)JIS と対応する国際規格との対比表


C 9335-2-82

:2005

目  次

ページ

序文

1

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

2

3.

  定義

2

4.

  一般要求事項

3

5.

  試験のための一般条件

4

6.

  分類

4

7.

  表示及び取扱説明

4

8.

  充電部への接近に対する保護

5

9.

  モータ駆動機器の始動

5

10.

  入力及び電流

5

11.

  温度上昇

5

12.

  (規定なし)

6

13.

  動作温度での漏えい電流及び耐電圧

6

14.

  過渡過電圧

6

15.

  耐湿性

6

16.

  漏えい電流及び耐電圧

7

17.

  変圧器及びその関連回路の過負荷保護

7

18.

  耐久性

7

19.

  異常運転

7

20.

  安定性及び機械的危険

8

21.

  機械的強度

9

22.

  構造

9

23.

  内部配線

9

24.

  部品

10

25.

  電源接続及び外部可とうコード

10

26.

  外部導体用端子

11

27.

  接地接続の手段

11

28.

  ねじ及び接続

11

29.

  空間距離,沿面距離及び固体絶縁

11

30.

  耐熱性及び耐火性

11

31.

  耐腐食性

11

32.

  放射線,毒性その他これに類する危険性

12

附属書

13

附属書 1(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

14


C 9335-2-82

:2005  目次

(3) 

ページ

参考規格

21


C 9335-2-82

:2005

 

白      紙


日本工業規格

JIS

 C

9335-2-82

:2005

家庭用及びこれに類する電気機器の安全性−

第 2-82 部:サービス機器及びアミューズメント機器

の個別要求事項

Household and similar electrical appliances

−Safety−

Part 2-82: Particular requirements for amusement machines

and personal service machines

序文  この規格は,2002 年に第 2 版として発行された IEC 60335-2-82,Household and similar electrical

appliances

−Safety−Part 2-82: Particular requirements for amusement machines and personal service machines を

元に,技術的内容を変更して作成した日本工業規格であり,JIS C 9335-1:2003(家庭用及びこれに類する

電気機器の安全性−第 1 部:一般要求事項)と併読する規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変更の一覧

表をその説明を付けて,

附属書 1(参考)に示す。

1.

適用範囲  この規格は,定格電圧が単相機器に対して 250 V 以下の,その他の機器に対して 480 V 以

下の業務用アミューズメント機器及び業務用個人向け電気サービス機器の安全性について規定する。

備考 101.  この規格が適用される機器の例は,次による。

−  アミューズメント機器:

・ビリヤードテーブル機器,

・ボーリングゲーム機,

・ダーツゲーム機,

・運転シミュレーション機器,

・ゲーム機器,

・子供用乗り物,

・レーザ銃ゲーム機,

・ピンボール機,

・ビデオゲーム機,

−  個人向けサービス機器:

・カード再評価機器,

・両替機,

・手荷物ロッカ,

・体重計,

・靴磨き機器。


2

C 9335-2-82

:2005

102.

ある機器の部分が JIS C 6065 又は JIS C 6950 の適用範囲に入るものであれば,

その部分は,

関連する規格に適合しなければならない。

この規格では,可能な限り住居の中及び周囲で,すべての人が遭遇する機器に起因する共通的な危険性

を取り扱う。

備考 103.  この規格の適用に際しては,次のことに注意する。

−  車両,船舶又は航空機搭載用機器には,要求事項の追加が必要になる場合がある。

−  厚生関係機関,労働安全所管機関その他の当局によって,要求事項が追加されている

場合がある。

104.

この規格は,次のものには適用しない。

−  家庭用機器

−  産業用機器

−  腐食しやすい,又は爆発性の雰囲気(じんあい,蒸気又はガス)が存在する特殊な状

態の場所で使用する機器

−  自動車洗浄機

−  自動販売機(固形商品販売用,液状商品販売用)

JIS C 9335-2-75

−  ジュークボックス,家庭用ビデオゲーム機のような JIS C 6065 の適用範囲に入るもの

−  コピー機,自動券売機及び自動現金支払機のような JIS C 6950 の適用範囲に入るもの

−  ヴァーチャルリアリティシステムのような,訓練された係員がいる場所で使用する機

−  回転木馬のような,もっぱら広場で使用する機器

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

IEC 60335-2-82:2002

,Household and similar electrical appliances−Safety−Part 2-82: Particular

requirements for amusement machines and personal service machines

(MOD)

2.

引用規格  この規格で用いる引用規格は,JIS C 9335-1 の 2.

によるほか,次による。

JIS C 9335-2-34

  家庭用及びこれに類する電気機器の安全性−第 2-34 部:電動圧縮機の個別要求事項

備考  IEC 60335-2-34 , Household and similar electrical appliances− safety − Part 2-34: Particular

requirements for motor-compressors

からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

JIS C 60068-2-52:2000

  環境試験方法−電気・電子−塩水噴霧(サイクル)試験方法(塩化ナトリウ

ム水溶液)

備考  IEC 60068-2-52:1996,Environmental testing−Part 2: Tests−Test Kb: Salt mist,cyclic(sodium,

chloride solution

)がこの規格と一致している。

3.

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,JIS C 9335-1 の 3.

によるほか,次による。ただし,3.1.9

3.6.2

3.7.3 及び 3.8.5 は,この規格による。

3.1.9

通常動作(normal operation)  次の条件のもとでの機器の運転。

機器は,定常状態になるまで待機モードで操作し,その後,通常の使用の最も不利な条件下で操作する。

機器には,必要なときに,使用説明書又は維持管理のための取扱説明に従って補充し,その次の操作周


3

C 9335-2-82

:2005

期をできるだけ速やかに開始する。

通常の使用で人を支える機器には,以下に従って荷重をかける:

−  子供用乗り物,乗る各位置に対して 50 kg;

−  その他の機器,乗る第一番目の位置に対して 100 kg,また各追加の位置に対して 75 kg。

備考 101.  この乗る位置は,座って乗る人又は立って乗る人のための位置であってもよい。

説明書に極めて大きな荷重が許容されることを示す場合,機器にはそれに応じて荷重をかける。

音声増幅器は,JIS C 6065 に規定する通常動作状態に従って操作する。

3.6.2

着脱できる部分(detachable part)  工具を使用せずに取り外すことができる部品,たとえ取り外

しのために工具又は維持管理キーが必要でも,使用説明書又は維持管理のための取扱説明に従って取り外

される部品,又は 22.11 の試験を満たさない部品。

備考 101.  据付けのために部品を取り外さなければならない場合,たとえ取扱説明がその部品を取り

外さなければならないと明示しても,着脱できるものとはみなされない。

102.

開放することができる部分は,取り外すことができる部品とみなされる。

3.7.3

温度過昇防止装置(thermal cut-out)  異常動作時に自動的に回路を遮断したり又は電流を減らす

ことにより制御部の温度を制限する装置で,その設定が使用者又は維持管理者によって変えられないもの。

3.8.5

維持管理操作(maintenance operation)  使用説明書,維持管理のための取扱説明に示された又は

機器に表示された操作であって,使用者又は維持管理者が行うようにしたもの。

備考 101.  機器に表示された又は機器に添付された維持管理のための取扱説明は,使用者エリア及び

維持管理エリアにだけ適用する。

102.

維持管理操作には,新しい操作方法のために機器を準備及び注文することも含まれる。維

持管理操作には,保守点検エリアに行わなければならない操作は含まれない。

3.101

待機モード(stand-by mode)  電源が入っており,使用のための準備ができている機器のモード。

このとき,意図される負荷は満たされているが,キャッシュボックスは空の状態である。

3.102

維持管理キー(access key)  維持管理エリアにアクセスするためのキー又はその他の手段であっ

て,保守点検エリアにはアクセスできないもの。

備考  “その他の手段”には,工具による操作,光学的に又は磁気的に作られるコード又は信号によ

る操作が含まれる。

3.103

解除キー(override key)  インターロックを作動しないようにするために用いられるキー又はほか

の手段。

3.104

維持管理のための取扱説明(instructions for maintenance)  清掃,補充,コイン回収,制御装置

の設定又は類似の操作を行うやり方を説明する指示書。

3.105

維持管理者(maintenance person)  維持管理のための取扱説明に従って機器を維持管理する者。

3.106

使用者エリア(user area)  維持管理キー又は工具を使用しないでアクセスできる部分。

3.107

維持管理エリア(maintenance area)  維持管理キーの使用によってだけアクセスできる部分。

3.108

保守点検エリア(service area)  維持管理キーだけではアクセスできない部分。

3.109

子供用乗り物(kiddie ride)  大人の監視の下で,3∼10 歳程度の年齢の子供が一人又は二人で使

用するために固定した台を備えた動く機器。

4.

一般要求事項  一般要求事項は,JIS C 9335-1 の 4.

による。


4

C 9335-2-82

:2005

5.

試験のための一般条件  試験のための一般条件は,JIS C 9335-1 の 5.

によるほか,次による。ただし,

5.6

は,この規格による。

5.6

使用者エリアの制御装置及びスイッチ類は,最も不利な状態に調整する。

維持管理エリアの制御装置,スイッチ類又はその他の部品は,維持管理のための取扱説明に示された範

囲内で最も不利な状態に調整する。

備考 101.  保守点検エリアの制御装置又はスイッチ類は調整しない。

5.9

JIS C 9335-1

の 5.9 によるほか,次による。

機器の製造業者により,代替ソフトウエアが使用できる場合,機器は,最も好ましくない結果を与える

ソフトウエアにより試験を行う。

5.14  JIS C 9335-1

の 5.14 によるほか,次による。

維持管理エリア内では,高速形で定格感度電流が 15 mA 以下の漏電遮断器を機器に組み込んだ場合は,

回路電圧が 150 V 以下の部分に限り,非接地部分がクラス 0 構造であってもよい。

5.101 

維持管理エリアに対するこの規格の要求事項は,維持管理のための取扱説明に従った時に適用さ

れる。もし,解除キーで維持管理エリアにアクセスすることができ,そのキーの使用により,より不利な

状態になる場合,このキーを使用して試験を実施する。

5.102 

テストプローブ B を適用するようになっている場合は,使用者エリアには JIS C 0922 の試験プロ

ーブ 18 も適用する。

5.103 

モータ電子回路及びランプを組み込む機器には,電熱素子を組み込まなければ,モータ駆動機器と

して試験が行われ,電熱素子を組み込む場合は,複合機器として試験が行われる。

6.

分類  分類は,JIS C 9335-1 の 6.

によるほか,次による。

6.1

JIS C 9335-1

の 6.1 によるほか,次による。

機器はクラス 0Ⅰ,クラスⅠ,クラスⅡ,クラスⅢでなければならない。ただし,屋内用であって,かつ,

可搬形の場合はクラス 0 としてもよい。

6.2

JIS C 9335-1

の 6.2 によるほか,次による。

屋外使用の機器は,IPX4 以上でなければならない。

高圧水洗浄機によって洗浄するかもしれない,又は高圧水洗浄機を使うおそれがある場所に設置される

機器は,IPX5 以上でなければならない。

通常の使用で高圧水洗浄機を使用する機器は,高圧水洗浄機が電気部品の外郭に向けられる場合には,

IPX5

以上でなければならない。そうでなければ IPX4 であってもよい。

7.

表示及び取扱説明  表示及び取扱説明は,JIS C 9335-1 の 7.

によるほか,次による。

7.1

JIS C 9335-1

の 7.1 によるほか,次による。

コンセントをもつ機器の場合,電圧,電源の種類及び電流又は出力電力をコンセントの近くに表示しな

ければならない。

7.3

JIS C 9335-1

の 7.3 によるほか,次による。

この要求事項は,維持管理者が調整を行わなければならないときにも適用される。

7.12.1  JIS C 9335-1

の 7.12.1 によるほか,次による。

設置説明書には,機器が屋外使用に適しているかどうかを明記しなければならない。

屋外使用の機器であって,IPX5 以上でない機器の場合,取扱説明書には高圧水洗浄機を使用するような


5

C 9335-2-82

:2005

場所へのその機器の設置は,適切でない旨を記載しなければならない。

動く乗り物の設置説明書には,機器の周囲に安全の操作のために必要な自由空間を明示しなければなら

ない。

子供用乗り物の設置説明書には,30 mA 以下の定格感度電流をもつ漏電遮断器(RCD)の取付けが望ま

しい旨を明記しなければならない。

7.12.101

維持管理操作中に特別の注意が必要な場合,これらの詳細を提供しなければならない。維持管

理のための取扱説明には,維持管理エリアにアクセスする方法を示すこと。これには,保守点検エリアに

アクセスする方法の説明を含んではならない。

適否は,目視検査により判定する。

7.12.101.1

機器インレットを含み,部分的に又は全体的に水に浸して洗浄できるような機器の維持管理の

ための取扱説明には,機器を洗浄する前にコネクタを外し,機器を再び使用する前に機器インレットを乾

かさなければならない旨を明記しなければならない。

もし機器が IPX5 以上でなければ,維持管理のための取扱説明には,機器を高圧水洗浄機により洗浄し

てはならない旨を記載しなければならない。

適否は,目視検査により判定する。

7.12.101.2

もし解除キーを使って可動部分にアクセスできる場合には,適切な警告文を維持管理のための

取扱説明に明記しなければならない。

適否は,目視検査により判定する。

7.12.101.3

維持管理のための取扱説明には,機器とともに使用する場合がある何らかの附属品を一覧表示

しなければならない。

適否は,目視検査により判定する。

7.12.101.4

水を使用する機器について,維持管理のための取扱説明には,凍結防止の方法又は凍結した場

合の安全な操作を確実にする方法について詳細を示さなければならない。

適否は,目視検査により判定する。

8.

充電部への接近に対する保護  充電部への接近に対する保護は,JIS C 9335-1 の 8.

によるほか,次に

よる。

8.1.2

JIS C 9335-1

の 8.1.2 によるほか,次による。

維持管理エリア内のクラス 0 構造が認められる部分に使用されているコネクタ,維持管理のための取扱

説明で維持管理中にコネクタを抜かない旨が記載されている場合は,コネクタ接続した状態でテストプロ

ーブ 13 を適用する。

8.2

JIS C 9335-1

の 8.2 によるほか,次による。

クラス 0I 又はクラスⅠ機器の維持管理エリア内のクラス 0 構造が認められる部分は,基礎絶縁への接触

が認められる。

9.

モータ駆動機器の始動  モータ駆動機器の始動は,この規格では規定しない。

10.

入力及び電流  入力及び電流は,JIS C 9335-1 の 10.

による。

11.

温度上昇  温度上昇は,JIS C 9335-1 の 11.

によるほか,次による。ただし,11.7 はこの規格による。


6

C 9335-2-82

:2005

JIS C 9335-2-34

附属書 AA を含む。)に適合した電動圧縮機の巻線の温度は,測定しない。

11.2  JIS C 9335-1

の 11.2 によるほか,次による。

通常床に固定されるか,40 kg を超える重さでキャスタ又はローラの付いていない機器は,設置のための

説明書に従って設置する。

備考 101.  もし何の説明も示されていない場合は,機器は,できるだけ壁に近接する床に置く。

固定形機器を除く他の機器は,できるだけ壁近くの床に置く。

11.7

機器は,定常状態になるまで通常動作で運転する。

補充時に温度が低下し定常状態が確立されない機器は,全物品の吐出状態まで行う。ディスペンサは,

品物がすべて吐出され,次の吐出まで一定時間を要するものは,その時間待機とする。

11.8  JIS C 9335-1

の 11.8 によるほか,次による。

通常の使用で連続的に持つハンドル及び類似の部品に適用される温度上昇の限界は,シートにも適用さ

れる。使用者エリアの表面の温度上昇は,通常の使用で短時間だけ持つハンドル及び類似の部品に規定さ

れる限界を超えてはならない。

備考 101.  使用者が触れるようにはなっていないガラス又はプラスチックの照明された表面は,使用

者エリアにはないとみなされる。

12.

規定なし)

13.

動作温度での漏えい電流及び耐電圧  動作温度での漏えい電流及び耐電圧は,JIS C 9335-1 の 13.

によ

るほか,次による。

13.2  JIS C 9335-1

の 13.2 によるほか,次による。

クラス 0Ⅰ機器に対しては,妨害雑音抑止用フィルタを取り付けた状態で 1 mA の限度値を適用してもよ

い。

14.

過渡過電圧  過渡過電圧は,JIS C 9335-1 の 14.

による。

15.

耐湿性  耐湿性は,JIS C 9335-1 の 15.

によるほか,次による。

15.2  JIS C 9335-1

の 15.2 によるほか,次による。

適否はまた,15.2.10115.2.104 の試験において,約 1

%の食塩水を使用することにより判定する。

15.2.101

床上 2 m より低い位置に外部表面をもち,その上に容器,例えば,カップを置くことができる

機器は,その表面に 0.5 L の食塩水を素早くかけることによって試験を行う。

備考  二つ以上の表面があれば,順番に試験を行う。

15.2.102

床上 2 m より低い位置に可触開口部をもつ機器は,各開口部に 0.25 L の食塩水をゆっくり注い

で試験を行う。その開口部が垂直表面にある場合は,溶液を開口部に向かって誘導する。

備考  可触開口部とは,コイン(メダル)用の投入口又はカード挿入口を意図しており,ゲームの機

能上必要な孔又は通風口等は含まれない。

15.2.103

液体の使用が含まれる維持管理動作を 3 回行う。

15.2.104

洗浄される可能性のある部分は,食塩水をたっぷり含ませたほぼ 150 mm×75 mm×50 mm の寸

法のスポンジを使って拭き取る。スポンジを,各表面に約 10 秒間,あまり力を加えないで当てる。

備考  この試験は,清掃方法の指示がある維持管理エリアの表面には適用しない。


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C 9335-2-82

:2005

15.3  JIS C 9335-1

の 15.3 によるほか,次による。

備考  機器を調湿槽に入れることができない場合は,別々に試験を行う。

16.

漏えい電流及び耐電圧  漏えい電流及び耐電圧は,JIS C 9335-1 の 16.

によるほか,次による。

16.2  JIS C 9335-1

の 16.2 によるほか,次による。

クラス 0Ⅰ機器に対しては,妨害雑音抑止用フィルタを取り付けた状態で 1 mA の限度値を適用してもよ

い。

17.

変圧器及びその関連回路の過負荷保護  変圧器及びその関連回路の過負荷保護は,JIS C 9335-1 の 17.

による。

18.

耐久性  耐久性は,この規格では規定しない。

19.

異常運転  異常運転は,JIS C 9335-1 の 19.

によるほか,次による。

19.1  JIS C 9335-1

の 19.1 によるほか,次による。

機器は,19.101 の試験も行う。

使用者エリアの着脱できる部分は,最も好ましくない位置に置くか,取り外す。

維持管理エリアの着脱できる部分は,維持管理動作に従って通常位置に配置する。容器は,最も好まし

くないレベルまで満たす。

19.2  JIS C 9335-1

の 19.2 によるほか,次による。

備考 101.  限られた熱放散を達成する例は,次のとおりである:

−  水なしで運転する,

−  扇風機のスイッチを切る,

−  換気口を覆う。

19.4  JIS C 9335-1

の 19.4 によるほか,次による。

備考 101.  制御装置が他の役目をするならば,温度を制御する部分だけを回路短絡する。

19.7  JIS C 9335-1

の 19.7 によるほか,次による。

この試験は,JIS C 9335-2-34 に適合する電動圧縮機には適用しない。

機器は,供試モータの最も好ましくないサイクルで運転する。

19.8  JIS C 9335-1

の 19.8 によるほか,次による。

この試験は,JIS C 9335-2-34 に適合する三相の電動圧縮機には適用しない。

19.9  JIS C 9335-1

の 19.9 によるほか,次による。

この試験は,制御の方法に関係なく子供用乗り物に対して適用する。

19.11.2  JIS C 9335-1

の 19.11.2 によるほか,次による。

故障状態のシミュレーションは,定常状態が得られるまで続ける。

19.13  JIS C 9335-1

の 19.13 によるほか,次による。

試験中,溶けたプラスチックを放出してはならない。

試験の後で,15.1 及び 15.2 との適合性が損なわれてはならない。

JIS C 9335-2-34

に適合しない電動圧縮機の外郭温度は,試験終了時に測定し,150

℃を超えてはならな

い。


8

C 9335-2-82

:2005

19.101

機器は,定格電圧で給電され,通常動作で運転する。機器の使用中に起こりうる故障状態又は予

期しない動作が導入される。

備考1.  各試験の後で,損傷した部品又は部分は取り換えてもよい。

2.

故障状態又は予期しない動作の例は,次のとおりである:

−  機器の欠陥:

・任意の位置でのプログラマの停止;

・プログラムの任意の部分の最中での電源の一相以上の遮断及び再接続;

・部品の開回路又は短絡;

・電熱素子に電源に使用される場合,コンタクタの主接点を“オン”位置に固定するこ

と。ただし,二組以上の独立した接点を備えていれば,この欠陥は導入しない。これ

は,互いに独立して作動する二つのコンタクタを設けて又は二つの独立した組みの主

接点を作動させる二つの独立したアーマチュアをもつ一つのコンタクタを設けて達成

してもよい;

・空気圧又は液圧コントローラの不良;

・コイン又は賞品の通路の封鎖。

−  使用者又は維持管理者による誤った操作:

・ノブ,ハンドル,スイッチ又はプッシュボタンの間違った作動;

・ドア又はふた(蓋)の間違った開,閉;

・維持管理のための取扱説明の不適切な適用;

・制御装置,スイッチ又はプログラマを最も好ましくない位置に設定;

・間違った負荷;

・間違ったコイン収集;

−  使用者による乱用:

・開口部をふさ(塞)ぐ;

・可動部分を押さえることが危険を伴う場合に,敢えて押さえつける。

3.

一般に,試験は最も好ましくない結果を与えると想定されるような故障状態に限定される。

20.

安定性及び機械的危険  安定性及び機械的危険は,JIS C 9335-1 の 20.

によるほか,次による。

20.1  JIS C 9335-1

の 20.1 によるほか,次による。

機器は,維持管理エリアのドア,ふた(蓋)及び類似の部品を通常の使用位置に置いて試験を行う。子

供用の乗り物と運転シミュレーション機器には,通常動作に規定したとおりに負荷をかける。

次に,子供用乗り物と運転シミュレーション機器は,10°の角度に傾けた平面に置いた状態で,定格電

圧を給電し,通常動作で運転する。

機器を 15°の角度に傾ける試験は行わない。

ただし,機器を 5°の角度に傾け,維持管理エリアのドア,ふた(蓋)及び類似の部品を最も好ましくな

い位置に置いて,試験を繰り返す。

20.2  JIS C 9335-1

の 20.2 によるほか,次による。

使用者エリアにおいて,運動エネルギーが 4 J を超える運動部分を覆うカバーは,工具を使ってしか取

り外すことができない場合を除いて,運動部分が停止しているときにだけ取外しが可能となるようにイン

ターロックを設けなければならない。


9

C 9335-2-82

:2005

子供用乗り物の場合,適否は,直径 150 mm の球状のプローブを使用することでもチェックされる。プ

ローブは,いかなる部分の動きによっても引っかかってはならない。

21.

機械的強度  機械的強度は,JIS C 9335-1 の 21.

によるほか,次による。

維持管理エリアに 0.5 J の衝撃エネルギーを加える。使用者エリアには,その値を以下に増やす。

−  床埋込形機器の場合,2.0 J

−  その他の機器の場合,1.0 J

22.

構造  構造は,JIS C 9335-1 の 22.

によるほか,次による。

22.7  JIS C 9335-1

の 22.7 によるほか,次による。

過圧防止安全装置は,通常製造業者しか利用できない工具を使うことなしには作動させることができな

い構造又はより高い圧力に設定できないような構造でなければならない。

適否は,目視検査により判定する。

22.14  JIS C 9335-1

の 22.14 によるほか,次による。

この要求事項は,維持管理エリアの維持管理操作中に触れられる可能性のある部分にも適用される。

22.101

規格に適合するためにインターロックが必要ならば,機器は,解除キーを使うことなしにはイン

ターロックを作動させることができないような構造でなければならない。

使用者エリアから温度過昇防止装置を復帰することができてはならない。

適否は,目視検査,手動試験及び JIS C 0922 のテストプローブ B を使用することにより判定する。

22.102

保守点検エリアには,維持管理エリア用の維持管理キーだけの使用でアクセスできてはならない。

適否は,目視検査及び手動試験により判定する。

22.103

レーザを組み込む機器は,JIS C 6065 の 6.2 に適合しなければならない。

適否は,目視検査及び関連する試験により判定する。

22.104

コインボックス及び他の支払手段のための容器は,詰め過ぎた場合に危険が起きないように配置

するか,保護しなければならない。

適否は,目視検査により判定する。

22.105

子供用乗り物の座席は,床から 1.5 m を超える高さまで調節することができてはならない。調節可

能な座席を備える子供用乗り物は,乗客を拘束する手段を備えなければならない。子供が落ちないように

設けられた柵のすき(隙)間は,すべて,60∼75 mm の範囲でなければならない。

備考  拘束手段の例には,つかまる部分,フートウェル,シートベルト及びラップバーがある。

適否は,目視検査及び測定により判定する。

23.

内部配線  内部配線は,JIS C 9335-1 の 23.

によるほか,次による。

23.3  JIS C 9335-1

の 23.3 によるほか,次による。

この要求事項は,維持管理操作にも適用される。

屈曲回数は

−  通常の使用中に曲げられる導体の場合には,200 000 回;

−  維持管理操作中に曲げられる導体の場合には,10 000 回,その他の場合には,2 000  回とし,1 分間に

24

回の割合で屈曲させる。

備考  維持管理操作とは景品の補充,コインの回収等である。


10

C 9335-2-82

:2005

23.101

簡単に交換することができる内部配線用の留め具の構造と配置は,次のとおりでなければならな

い。

−  留め具の締付けねじが可触の位置にある場合で,可触金属部分から付加絶縁によって分離されていな

い場合には,配線がこれらのねじに触れることができないようにする,

−  配線に直接関係する金属ねじで,配線を締め付けないようにする,

−  クラスⅠ,及びクラス 0Ⅰ適用の場合,留め具は,配線の絶縁の不良が可触金属部分に電流を導く場

合には,絶縁材料製とするか,絶縁ライニングを設けるようにする,

−  クラスⅡ,及びクラス 0 適用の場合,留め具は,絶縁材料製とするか,金属製ならば,留め具を付加

絶縁,ただしクラス 0 にあっては基礎絶縁で可触金属部分から絶縁分離するようにする。

適否は,目視検査により判定する。

23.102

維持管理エリア内の可触の位置にある内部配線で,通常の動作中に移動する内部配線は,25.13

25.14

25.15 及び 25.21 に適合しなければならない。

適否は,関連試験によって判定する。

24.

部品  部品は,JIS C 9335-1 の 24.

によるほか,次による。

24.1  JIS C 9335-1

の 24.1 によるほか,次による。

電動圧縮機がこの規格の要求事項に適合している場合,JIS C 9335-2-34 に従って,電動圧縮機を別々に

試験する必要はない。また,JIS C 9335-2-34 の全要求事項を満足する必要もない。

24.2  JIS C 9335-1

の 24.2 によるほか,次による。

安全超低電圧で作動するスイッチや自動制御装置は,維持管理エリアの相互接続コードに取り付けても

よい。

24.101

相互接続コードの接続器は,もしそれらがその機器の他の接続手段と交換可能であり,かつ,こ

のことによって危険を伴うような場合には,正しい組合せが識別できるようにしなければならない。

備考  識別のためにカラーコードを用いてもよい。

24.102

インタロックスイッチは,合理的である限り JIS C 4526-1 に適合しなければならず,かつ,全極

遮断を確実にしなければならない。ただし,機械的危険に対する保護の場合は,単極遮断が許容される。

適否は,JIS C 4526-1 の関連する項目に従ってスイッチに試験を行うことにより判定するが,17.

の試験

に適用する操作サイクルの回数は 10 000 回とする。ただし,スイッチが 1 操作サイクルにつき 1 回操作さ

れるならば,操作サイクルの回数は 100 000 回である。

備考  この要求事項は,この規格への適合が必要なインタロックスイッチだけに適用する。

24.103  19.

の適合のために組み込まれており,電熱素子を遮断する温度過昇防止装置は,非自己復帰形で

なければならなず,かつトリップフリー機構を備えていなければならない。

適否は,目視検査と手動試験により判定する。

25.

電源接続及び外部可とうコード  電源接続及び外部可とうコードは,JIS C 9335-1 の 25.

によるほか,

次による。

25.7  JIS C 9335-1

の 25.7 によるほか,次による。

屋外での使用が意図された機器の電源コードは,ポリクロロプレンで被覆しなければならず,通常のグ

レードのポリクロロプレン被覆コードよりも軽いものであってはならない(コード分類 60245 IEC 57)

ただし,これらの機器を地面に置くことが意図されているならば,電源コードは,グレードの高いポリク


11

C 9335-2-82

:2005

ロロプレン被覆コードよりも軽いものであってはならない(コード分類 60245 IEC 66)

。ただし,関連法

規においてその使用が認められているものは,除く。

参考  関連法規には,“電気設備に関する技術上の基準を定める省令(平成 9 年通商産業省令第 52 号)”

がある。

25.15  JIS C 9335-1

の 25.15 によるほか,次による。

内部配線に試験を実施するとき,機器の質量に関係なく,引く力は 30 N,トルクは 0.1 Nm とする。

内部配線に対して,機器内部に配線を押すとき,30 N の力を適用する。

26.

外部導体用端子  外部導体用端子は,JIS C 9335-1 の 26.

による。

27.

接地接続の手段  接地接続の手段は,JIS C 9335-1 の 27.

による。

28.

ねじ及び接続  ねじ及び接続は,JIS C 9335-1 の 28.

によるほか,次による。

28.1  JIS C 9335-1

の 28.1 によるほか,次による。

この要求事項は,維持管理操作中に取り外すことがあるねじにも適用する。

試験は,維持管理操作中に締め付けることもあるねじにも適用する。

28.3  JIS C 9335-1

の 28.3 によるほか,次による。

この要求事項は,維持管理者により操作されるねじにも適用する。

29.

空間距離,沿面距離及び固体絶縁  空間距離,沿面距離及び固体絶縁は,JIS C 9335-1 の 29.

によるほ

か,次による。

電動圧縮機が JIS C 9335-2-34 に適合している場合,その電動圧縮機のこの項に関する部分については,

適否判定は行わない。JIS C 9335-2-34 に適合しない電動圧縮機に関しては,JIS C 9335-2-34 に規定された

追加及び修正が適用される。

29.1  JIS C 9335-1

の 29.1 によるほか,次による。

可触表面に加えられる力を,100 N に増やす。

29.2  JIS C 9335-1

の 29.2 によるほか,次による。

可触表面に加えられる力を,100 N に増やす。

30.

耐熱性及び耐火性  耐熱性及び耐火性は,JIS C 9335-1 の 30.

による。ただし,30.2.2 は,適用しない。

31.

耐腐食性  耐腐食性は,JIS C 9335-1 の 31.

によるほか,次による。

屋外で使用する機器については,適否は,JIS C 60068-2-52 の塩水噴霧試験によって判定する。厳しさ 2

を適用する。

試験の前に,先端の角度が 40°の円すい(錐)形をした硬い鋼製のピンを用いて引っかききずを付ける。

その先端は,0.25 mm±0.02 mm の半径をもつように丸める。ピンには,その軸に沿って加えた力が 10 N

±0.5 N になるように荷重を掛ける。引っかききずは,塗装表面に沿って約 20 mm/s の速度でピンを引張っ

て付ける。五つの引っかききずを,最低 5 mm 間隔で,端から最低 5 mm の場所に付ける。

試験の後で,機器は,この規格との,特に 8.

と 27.

との適合性が損なわれる程度まで劣化してはならな

い。塗装は,破れてはならず,金属表面から離れてしまってはならない。


12

C 9335-2-82

:2005

32.

放射線,毒性その他これに類する危険性  放射線,毒性その他これに類する危険性は,JIS C 9335-1

の 32.

による。


13

C 9335-2-82

:2005

附属書

附属書は,JIS C 9335-1 

附属書による。


14

C 9335-2-82

:2005

附属書 1(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

JIS C 9335-2-82

:2005  家庭用及びこれに類する電気機器の安全性−第 2-82 部:サー

ビス機器及びアミューズメント機器の個別要求事項

IEC 60335-2-82

:2002,Household and similar electrical appliances−Safety−Part

2-82: Particular requirements for amusement machines and personal service machines

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅱ )  国 際

規格番号

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の項目

ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体

  表示方法:点線の下線

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

項目

番号

内容

項目

番号

内容

項 目 ご と

の評価

技術的差異の内容

2.

引用規格

IEC 

60335-2-82

2

JIS

に同じ

追加

JIS C 9335-2-34

  家庭用及び

これに類する電気機器の安全

性−第 2-34 部:電動圧縮機の
個別要求事項 
備考  IEC 60335-2-34

Household and similal electrical

appliances

−safety−Part 2-34:

Particular requirimens for motor

-compreessors

からの引用事項

は,この規格の該当事項と同
等である。

電動圧縮機の規格(JIS C 9335-2- 

34

)を関連項目で引用したので,

引用規格リストに加えた。

5.14

漏電遮断器を組み込んだ

機器の非接地部分の構造

5.14

第 1 部による

追加

維持管理エリア内では,高速

形で定格感度電流が 15 mA 以
下の漏電遮断器を機器に組み
込ん だ 場合 は ,回 路 電圧 が

150 V

以下の部分に限り,非

接地部分がクラス 0 構造であ
ってもよい。

日本の機器は,維持管理エリアと

保守点検エリアが区分けされてい
ないものがあるが,明確になって
いない場合でも人が維持管理中に

触れることができる部分には,感
電保護を要求する。ただし,条件
付きでクラス 0 構造(基礎絶縁だ

け)でもよいとした。

 
 

2

C 9335-2-82


2005


15

C 9335-2-82

:2005

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅱ )  国 際

規格番号

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の項目

ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体

  表示方法:点線の下線

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

項目

番号

内容

項目

番号

内容

項 目 ご と

の評価

技術的差異の内容

6.1

感電に対する保護分類

6.1

JIS

に同じ

追加

機器はクラス 0Ⅰ,クラスⅠ,
クラスⅡ,クラスⅢでなけれ

ばならない。ただし,屋内用
であって,かつ,可搬形の場
合はクラス 0 としてもよい。

日本の配電事情による。

7.12.1

取扱説明書への記載事項   

7.12.1

JIS

に同じ

追加

屋外使用の機器であって IPX5
以上でない機器の場合,取扱
説明書には高圧水洗浄機を使

用するような場所へのその機
器の設置は,適切でない旨を
記載しなければならない。

高圧水洗浄機の用途からみて,こ
の記載が必要な機器は,屋外用の
ものに限定できることを明確化し

た。

8.1.2

テストピン(テストプロ
ーブ 13)による充電部へ
の接近の確認

8

JIS

に同じ

追加

維持管理エリア内のクラス 0
構造が認められる部分に使用
されているコネクタ,維持管

理のための取扱説明で維持管
理中にコネクタを抜かない旨
が記載されている場合は,コ

ネクタ接続した状態でテスト
プローブ 13 を適用する。

維持管理エリアのコネクタは標準
化されていないが,大きな電流を
流す回路に使用されているもの

は,ほとんど標準サイズになって
いる。このため,早急に対応する
ことが困難である及びこれらのコ

ネクタを維持管理のために抜くこ
とは考えにくいため,テストピン
はコネクタの接続状態で適用する

こととした。

8.2

基礎絶縁への接触

8.2

JIS

に同じ

追加

クラス 0Ⅰ又はクラスⅠ機器

の維持管理エリア内のクラス

0

構造が認められる部分は,

基礎絶縁への接触が認められ

る。

5.14

で追加した内容を補うため,

関連する要求事項内でも明確にし
た。

 
 

2

C

 9335-2-82


2005


16

C 9335-2-82

:2005

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅱ )  国 際

規格番号

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の項目

ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体

  表示方法:点線の下線

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

項目

番号

内容

項目

番号

内容

項 目 ご と

の評価

技術的差異の内容

11.

温度上昇

11

JIS

に同じ

選択

JIS C 9335-2-34

附属書 AA

を含む)に適合した電動圧縮

機の巻線の温度は,測定しな
い。

この規格の適用範囲にある機器で
冷却装置を内蔵するものがあるた

め,自動販売機(JIS C 9335-2-75
と同様に電動圧縮機の規格(JIS C 

9335-2-34

)を適用する。

11.7

通常温度試験時間

11.7

JIS

に同じ

追加

補充時に温度が低下し定常状
態が確立されない機器は,全

物品の吐出状態まで行う。デ
ィスペンサは,品物がすべて
吐出され,次の吐出まで一定

時間を要するものは,その時
間待機とする。

冷却装置を内蔵するものについて
は , 自 動 販 売 機 の 規 格 ( JIS C 

9335-2-75

)と試験時間を合わせ

た。

13.2

動作温度での漏えい電流   

13.2

第 1 部による

選択

クラス 0Ⅰ機器に対しては,妨
害雑音抑止用フィルタを取り
付けた状態で 1 mA の限度値

を適用してもよい。

IEC

規格では,妨害雑音抑止用フ

ィルタを取り外した状態で漏えい
電流を測定する(第 1 部参照)が,

この規格の機器は回路が複雑であ
り,フィルタだけを取り外すこと
が困難な機器があるため,フィル

タをつけた状態でも測定可とし
た。ただし,限度値は IEC 規格の
倍の規定値とした(冷却装置内蔵

のものを考慮)

 

15.2.102

開口部へ意図的な注水に

対する保護

15.2.102

JIS

に同じ

追加

備考  可触開口部とは,コイ

ン(メダル)用の投入口又は
カー ド 挿入 口 を意 図 して お
り,ゲームの機能上必要な孔

又は通風口等は含まれない。

この項は,意図的に水を開口部か

らそそぐ試験であるが,可触開口
部という表現では対象範囲が不明
確であるため,意図的に水を入れ

る可能性がある部分に限定した。

2

C 9335-2-82


2005


17

C 9335-2-82

:2005

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅱ )  国 際

規格番号

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の項目

ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体

  表示方法:点線の下線

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

項目

番号

内容

項目

番号

内容

項 目 ご と

の評価

技術的差異の内容

16.2

耐湿試験後の漏えい電流   

16.2

第 1 部による

選択

クラス 0Ⅰ機器に対しては,妨
害雑音抑止用フィルタを取り

付けた状態で 1 mA の限度値
を適用してもよい。

IEC

規格では,妨害雑音抑止用フ

ィルタを取り外した状態で漏えい

電流を測定する(第 1 部参照)が,
この規格の機器は回路が複雑であ
り,フィルタだけを取り外すこと

が困難な機器があるため,フィル
タをつけた状態でも測定可とし
た。ただし,限度値は IEC 規格の

倍の規定値とした(冷却装置内蔵
のものを考慮)

 

19.7

モータの拘束試験

19.7

JIS

に同じ

選択

この試験は,JIS C 9335-2-34
に適合する電動圧縮機には適
用しない。

電動圧縮機の拘束試験は,JIS C 

9335-2-34

を適用する方が合理的

であり,これを選択可能とした。

19.8

三相電動圧縮機の欠相試

19.8

第 1 部による

選択

この試験は,JIS C 9335-2-34

に適合する三相の電動圧縮機
には適用しない。

三相電動圧縮機の欠相試験は,JIS 

C 9335-2-34

を適用する方が合理

的であり,これを選択可能とした。

19.13

異常運転時に適用する判
定基準

19.13

JIS

に同じ

選択

JIS C 9335-2-34

に適合しない

電動圧縮機の外郭温度は,試
験終了時に測定し,150

℃を

超えてはならない。

電動圧縮機の外郭の温度限度を明
確化した。

20.2

運動部分の保護

20.2

JIS

に同じ

追加

使用者エリアにおいて,運動
エネルギーが 4 J を超える運
動部分を覆うカバーは,工具

を使ってしか取り外すことが
できない場合を除いて,可動
部分が停止しているときにだ

け取外しが可能となるように
インターロックを設けなけれ
ばならない。

運動エネルギーが 4 J を超える運
動部分に維持管理エリアが含まれ
ると考えると,例えば,機能的に

運動部分が必要なメダル落としゲ
ームなどは不適合になるため,使
用者エリアに限定する規定である

ことを明確化した。

2

C

 9335-2-82


2005


18

C 9335-2-82

:2005

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅱ )  国 際

規格番号

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の項目

ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体

  表示方法:点線の下線

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

項目

番号

内容

項目

番号

内容

項 目 ご と

の評価

技術的差異の内容

23.3

内部配線の屈曲試験

23.3

JIS

に同じ

追加

その他の場合には,2 000 回
とし,1 分間に 24 回の割合で

屈曲させる。 
備考  維持管理操作とは景品
の補充,コインの回収等であ

る。

維持管理操作は頻繁に行う(1 日 1
回以上)操作を意図しているが,

保守点検において,月に数回程度
の開け閉めを行うものがある。そ
れらに対する規定を明確にすると

ともに維持管理操作の代表的な例
を追加して,その他の場合と区別
した。

23.101

内部配線用の留め具の構

23.101

JIS

に同じ

追加

−  クラスⅠ,及びクラス 0Ⅰ
適用の場合,留め具は,配線

の絶縁の不良が可触金属部分
に電流を導く場合には,絶縁
材料製とするか,絶縁ライニ

ングを設けるようにする, 
−  クラスⅡ,及びクラス 0
適用の場合,留め具は,絶縁

材料製とするか,金属製なら
ば,留め具を付加絶縁,ただ
しクラス 0 にあっては基礎絶

縁で可触金属部分から絶縁分
離するようにする。

6.1

で追加した感電保護レベルに

対する規定を追加した。

 
 
 
 
 
 
 

2

C 9335-2-82


2005


19

C 9335-2-82

:2005

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅱ )  国 際

規格番号

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の項目

ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体

  表示方法:点線の下線

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

項目

番号

内容

項目

番号

内容

項 目 ご と

の評価

技術的差異の内容

24.1

電動圧縮機に関する扱い   

24.1

第 1 部による

選択

JIS C 9335-1

の 24.1 によるほ

か,次による。

電動圧縮機がこの規格の要求
事項に適合している場合,JIS 

C 9335-2-34

に従って,電動圧

縮機を別々に試験する必要は
ない。また,JIS C 9335-2-34
の全要求事項を満足する必要

もない。

電動圧縮機の部品規格の扱いを明
確化した。

25.7

電源コードのグレード

25.7

JIS

に同じ

追加

ただし,関連法規においてそ
の使用が認められているもの
は,除く。

参考  関連法規には,

“電気設

備に関する技術上の基準を定
める省令(平成 9 年通商産業

省令第 52 号)

”がある。

電気設備基準に従って使用される
電源コードを認める。

29.

空間距離,沿面距離及び
固体絶縁に対する規定

29.

JIS

に同じ

選択

電動圧縮機が JIS C 9335-2-34
に適合している場合,その電
動圧縮機のこの項に関する部

分については,適否判定は行
わない。JIS C 9335-2-34 に適
合しない電動圧縮機に関して

は,JIS C 9335-2-34 に規定さ
れた追加及び修正が適用され
る。

電動圧縮機の空間距離,沿面距離
及び固体絶縁に対する規定は,部
品規格を適用する。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:MOD

2

C

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2005


20

C 9335-2-82

:2005

備考1.  項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  追加………………国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
    ―  選択………………国際規格の規定内容と別の選択肢がある。

2.  JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  MOD……………  国際規格を修正している。

2

C 9335-2-82


2005


21

C 9335-2-82

:2005

参考規格

参考規格は,JIS C 9335-1 

参考規格によるほか,次による。

JIS C 9335-2-75

,家庭用及びこれに類する電気機器の安全性−第 2-75 部:業務用ディスペンサ及び自

動販売機の個別要求事項