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1

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本電機

工業会(JEMA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査

会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS C 9335-2-7:1999 は改正され,この規格に置き換えられる。

改正に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,IEC 60335-2-7:2002,Household and

similar electrical appliances−Safety−Part 2-7: Particular requirements for washing machine

を基礎として用いた。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

JIS C 9335-2-7:2004

には,次に示す附属書がある。

附属書 AA(規定)  洗剤及びリンス剤

附属書 BB(規定)  エラストマ部品の劣化試験

附属書1(参考)  JIS と対応する国際規格との対比表


日本工業規格

JIS

 C

9335-2-7

:2004

家庭用及びこれに類する電気機器の安全性―

第 2-7 部:電気洗濯機の個別要求事項

Household and similar electrical appliances

−Safety−Part 2-7: Particular

requirements for washing machine

序文  この規格は 2002 年に第 6 版として発行された IEC 60335-2-7(Household and similar electrical

appliances‐Safety−Part 2-7: Particular requirements for washing machine

)を翻訳し,

技術的内容を変更して作成

した日本工業規格であり,JIS C 9335-1:2003(家庭用及びこれに類する電気機器の安全性―第1部:一般

要求事項)と併読する規格である。

  なお,この規格で側線又は点線の下線を施している箇所は,原国際規格を変更している事項である。変

更の一覧表をその説明を付けて,附属書 1(参考)に示す。

1.

  適用範囲  この規格は,布及び織物を洗濯するための家庭用及び同等の目的の電気洗濯機であって,

定格電圧が単相機器の場合には 250 V 以下,その他の機器の場合には,480 V 以下のものの安全性につい

て規定する。

備考 101.  他の形式のエネルギーの供給を受ける洗濯機も,この規格の適用範囲内にある。

  通常,家庭で使用しない機器でも,店舗,軽工業及び農場で一般人が使用する機器のような,一般大衆

への危険源となる機器も,この規格の適用範囲である。

備考 102.  この種の機器の例としては,アパート又はコインランドリーの業務用の洗濯機である。

  この規格では,住宅の中及び周囲で,機器に起因して人が遭遇する共通的な危険性を可能な限り取り扱

っている。しかしながら次の状態については規定していない。

−  監視なしに幼児又は非健常者が機器を用いる場合

−  幼児が機器で遊ぶ場合

備考 103. この規格の適用に際しては,次のことに注意しなければならない。

−  車両,船舶又は航空機搭載用機器には,要求事項の追加が必要になる場合もある。

−  多くの国においては,厚生関係機関,労働安全所管機関,水道当局その他の当局によって,追加

要求事項を規定している。

備考 104.  この規格は,次のものには適用しない。

−  工業目的専用の機器。

−  腐食性又は爆発性の雰囲気(じんあい,蒸気又はガス)が存在するような特殊な状況にある場所で

使用する機器。

備考 105.  この規格の国際規格を,次に示す。


なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している),MOD(修

正している),NEQ(同等でない)とする。

IEC 60335-2-7:2002

,Household and similar electrical appliances−Safety− Part 2-7: Particular

requirements for washing machine(MOD)

2.

  引用規格    引用規格は,JIS C 9335-1 の 2.によるほか,次による。

JIS C 9811

  家庭用電気洗濯機の性能測定方法

ISO 1817:1999

  Rubber,vulcanized-Determination of the effect of liquids

3.

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,JIS C 9335-1 の 3.による。ただし,3.1.9 は,この規格に

よる。

3.1.9

通常動作  下記の状態による機器の動作。

  機器は,乾燥状態における質量が取扱説明書に記載した最大質量に等しい試験布,及びその設計最大水

量で満たす。  ただし,試験布の量を 50%だけ使用する時に,入力電力又は電流がより大きくなる場合は,

この負荷で機器を運転する。

  水の温度は

−  電熱素子のない機器では,65℃±5℃

ただし,水洗いを意図した洗濯機にあっては,常温の水で試験を行うことができる。

−  その他の機器では,15℃±5℃とする。

  機器がプログラムを組み込んでいない場合,初めの洗い行程を始める前に,水を 90℃±5℃又は,構造上

許容される最高温度のいずれか低い温度まで加熱する。

  試験布は,事前に洗濯された二重縁縫いの木綿シーツで,寸法はほぼ 70cm×70cm,質量は,乾燥状態で

140g/

㎡∼175g/㎡の間とする。

備考 101.  連続回転式インペラータイプの洗濯機中の試験布が,運転中正しく動かない場合,その量を

最大のモータ入力になるまで低減する。

備考 201.  試験布は,JIS C 9811 で規定する,ほぼ 91cm×91cm の寸法で乾燥状態の単位質量が

100±10g/m

2

のものを用いてもよい。

4.

一般要求事項  一般要求事項は,JIS C 9335-1 の 4.による。

5.

試験のための一般条件  試験のための一般条件は,JIS C 9335-1 の 5.による。ただし,5.3 及び 5.7 は,

この規格による。

5.3  JIS C 9335-1

の 5.3 によるほか,次による。

  15.101 の試験は,15.3 の試験の前に行う。

5.7  JIS C 9335-1

の 5.7 によるほか,次による。

備考 101.    水温が沸点の 6K 以内で,関連する部分の温度上昇と規定された限度値との間の差異が 25K

から室温を引いたものを上回らない場合,疑義があるとみなす。

6.

分類  分類は,JIS C 9335-1 の 6.による。ただし,6.1 及び 6.2 は,この規格による。

6.1

機器は,感電に対する保護に関し,クラス 0I,クラス I,クラス II,又はクラス III でなければならな

い。


  適否は,目視検査及び関連する試験によって判定する。

6.2  JIS C 9335-1

の 6.2 によるほか,次による。

  機器は IPX4 以上でなければならない。

7.

表示及び取扱説明  表示及び取扱説明は,JIS C 9335-1 の 7.によるほか,次による。  ただし,7.17.6

7.10

7.127.12.1 及び 7.14 は,この規格による。

7.1  JIS C 9335-1

の 7.1 によるほか,次による。

  自動水位調整装置がない機器は,最高水位の表示がなければならない。

動力駆動しぼり機の安全解除装置は,

その操作方法を指示する表示を付けていなければならない。

ただし,

その操作装置を,使用者が連続的に動作しなければならないときは,この限りでない。

備考 101  この表示は,その装置の近傍にあってもよい。

7.6  JIS C 9335-1

の 7.6 によるほか,次による。

7.10

  JIS C 9335-1 の 7.10 によるほか,次による。

  off 位置が文字だけで示される場合は,“off”又は“切”の語を使わなければならない。

7.12

  JIS C 9335-1 の 7.12 によるほか,次による。

  取扱説明書には,その機器が使用できる乾燥した布の最大質量(kg)を記載しなければならない。

  動力駆動しぼり機を組み込んでいる洗濯機の取扱説明書には,しぼり機を運転するときに伴う潜在的危

険に注意を促し,下記の内容を記載しなければならない。

−  しぼり機を使用しないときは,かみ合わせを外すか電源を切る。

−  機器は,子供が操作してはならない。

  IEC 60417-1 の記号 5036 を用いる場合,その意味を説明しなければならない。

7.12.1

  JIS C 9335-1 の 7.12.1 によるほか,次による。

  据付説明書には,次の内容を記載しなければならない。

−  機器は新しいホースを使って水道に接続しなければならないこと。また,古いホースは再使用しては

ならないこと

備考 101  この据付説明は,ホースが機器に永久的に取り付けられる場合は要求されない。

−  水道に接続する機器に対しては,最大許容給水圧(メガパスカル)

−  最小許容給水圧(メガパスカル)

。ただし,これが機器の適正な動作に必要であるときに限る

−  底部に通気口のある洗濯機に対しては,カーペットが通気口をふさいではならないこと。

7.14

  JIS C 9335-1 の 7.14 によるほか,次による。

  IEC 60417-1 の記号 5036 の記号の大きさは,その高さが 5 mm 以上でなければならない。

  適否は,測定によって判定する。

  水道に直接接続するための外付けのホースに組み込まれた電磁弁及び類似の部品の外郭は,それらの動

作電圧が特別低電圧を超える場合,IEC 60417 の記号 5036 を表示しなければならない。

備考  この記号は危険表示で,ISO 3864 の規則を適用する。

  適否は,目視検査によって判定する。

................危険電圧[記号  IEC60417-1 の記号 5036


8.

充電部への接近に対する保護  充電部への接近に対する保護は,JIS C 9335-1 の 8.による。ただし,

8.1.1

は,この規格による。

8.1.1  JIS C 9335-1

の 8.1.1 によるほか,次による。

備考 201    洗濯機の洗濯槽に設計最大水量の水を満たした状態で 40Kg を超える据置形のものは,傾け

ずに試験を行う。

9.

モータ駆動機器の始動  JIS C 9335-1 の 9.は,この規格では適用しない。

10.

入力及び電流  入力及び電流は,JIS C 9335-1 の 10.による。ただし,10.1 及び,10.2 は,この規格に

よる。

10.1 JIS C 9335-1

の 10.1 によるほか,次による。

備考 101  選定する代表的な工程は,その間の入力が最も高い工程である。

10.2 JIS C 9335-1

の 10.1 によるほか,次による。

備考 101  選定する代表的な工程は,その間の電流が最も高い工程である。

11.

温度上昇  温度上昇は,JIS C 9335-1 の 11.による。ただし, 11.7 は,この規格による。

11.7 JIS C 9335-1

の 11.7 によるほか,次による。

  プログラムを組み込んでいる機器は,最高の温度上昇となるプログラムを用いて 3 サイクルの間運転す

る。サイクル間に休止時間 4 分を設ける。

  その他の機器は,サイクル間に休止時間 4 分を設けて 3 サイクル運転する。

  それぞれのサイクルは以下の工程から成る

−  脱水装置のない機器は,洗濯

−  洗濯及び脱水用の単一ドラムをもつ機器は,洗濯に続いて脱水

−  同時には使用のできない,洗濯及び脱水用に別々のドラムをもつ機器は,休止時間 4 分で分けられた

洗濯と脱水

−  同時に使用できる,

洗濯及び脱水のための別々のドラムをもつ機器は,

同時に運転が終了するように,

脱水と同時に洗濯

−  動力駆動しぼり機を組み込んでいる機器は,洗濯に続いてしぼり

−  洗濯,脱水及び乾燥用の単一ドラムをもつ機器には

・ ドラムの中で,同一の量の試験布を洗濯及び乾燥することができる機器は,洗濯に続いて脱水,それ

に続いて乾燥

・ 取扱説明書に従って,洗濯された試験布の一部のみがドラムの中で乾燥できる機器は,洗濯に続いて

脱水,それに続いて,それぞれの乾燥工程の前に休止時間 4 分を追加して,2 つの乾燥工程。  この場

合,2 サイクルの運転のみ行われる。

  タイマーを組み込んでいる機器に対しては,洗濯時間,脱水時間及び乾燥時間は,タイマーが許容する

最高時間に等しい。


  タイマーのない機器は,

−  洗濯時間は

・ 連続回転式インペラタイプ(パルセータータイプ)の洗濯機は,6 分,

・ 撹拌式洗濯機は,18 分,

・ ドラム式洗濯機は,25 分。  ただし,取扱説明書により長い時間が指定されているときを除く

−  脱水時間は 5 分間とする。

  動力駆動しぼり機の,それぞれのしぼり時間は 8 分とする。  しぼり機には 1 分に 1 回,板をローラに通

過させることにより負荷をかける。ローラの圧力は最大値に調整する。  板は厚さが約 20mm,長さ約 80cm

で,その幅はローラの有効長さの 3/4 以上とする。  板には,一様に端に向かって,20cm の距離で約 3 ㎜

の厚さのテーパを付ける。

  休止時間は,ブレーキ時間を含み 4 分とする。

  規定の順序で動作した後,別のモーターによって駆動し,手動でオン・オフする排水ポンプは,各 4 分間の休止

時間を間に置いた 3 回の動作で運転する。  各動作時間は,通常の最高水位まで満たしたとき,機器を空にするの

に必要な時間の 1.5 倍に等しい。  排水パイプのアウトレットは床上 90 ㎝とする。

備考 101    手動しぼり機付きの洗濯機は,脱水装置のない機器として試験する。

12.

(規定なし)

13.

動作温度での漏えい電流及び耐電圧  動作温度での漏えい電流及び耐電圧は,JIS C 9335-1 の 13.によ

る。ただし,13.2 は,この規格による。

13.2 JIS C 9335-1

の 13.2 によるほか,次による。

  据置形クラス I 機器に対して規定される漏えい電流値の代わりに,次を適用する。

  据置形クラス I 機器に対しては,漏えい電流値は 3.5 mA か又は定格入力の 1 kW 当たり 1 mA のうち,

いずれか大きい方の値を超えてはならない。ただし,最大値は 5 mA とする。

14.

過渡過電圧  過渡過電圧は,JIS C 9335-1 の 14.による。

15.

耐湿性  耐湿性は,JIS C 9335-1 の 15.によるほか,次による。ただし,15.1 及び 15.2 は,この規格に

よる。

15.1

   JIS C 9335-1 の 15.1 によるほか,次による。

  水道に接続するための外付けのホースに組み込まれた電磁弁及び類似の部品は,IPX7 機器に対して規定

した試験を行う。

15.2

  機器は,通常の使用状態における液体のこぼれが,たとえ給水弁を閉じることができなくても,機

器の電気絶縁に悪い影響を与えないような構造でなければならない。

  適否は,次の試験によって判定する。

  X 形取付けの機器は,特別に製作したコードを用いるものを除き,表 13 に規定する最小断面積の可とう

コードのうち,最もグレードの低いものを取り付ける。

  使用者が水を満たす機器は,NaCl 含有率が約 1%の水で満たす。さらに,その機器の容量の 15 %か又は

0.25 L

のいずれか多い方の量の NaCl 水を 1 分間にわたり常時一定量注ぐ。


  その他の機器は最高水位に達するまで運転し,附属書 AA に規定する 5 g の洗剤をその機器中の水 1L ご

とに又は洗剤の取扱説明書に指示された量を追加する。  給水弁は開けたままとし,初めてあふれの形跡が

あった後 15 分間,又はその他の装置によって流入が自動的に停止するまで,給水する。

  前面から負荷を出し入れする機器については,ドアを開けて試験する。ただし,手動でドアのインタロ

ックシステムを損傷しないで試験できる場合に限る。

  作業面をもつ機器の場合,各種スイッチを on の位置に合わせた状態で,約 1%の NaCl と附属書 AA 

指定されている 0.6%のリンス剤を含んだ 0.5L の水を機器の最上部へかける。それから操作のできる全て

のスイッチ操作を行い,さらに 5 分間後にこの操作を繰り返す。

  この処理の後,機器は,16.3 に規定する耐電圧試験に耐え,かつ,目視検査の結果で沿面距離及び空間

距離が 29.の規定値以下への減少につながるおそれがある絶縁上に,水のこん(痕)跡があってはならない。

15.101

機器は,発泡が電気絶縁に影響を与えない構造でなければならない。

  適否は,15.2 の後直ちに実施する,次の試験によって判定する。

  機器を,11.に規定の状態の下で,最長の動作時間になるプログラムによって完全な 1 サイクルの間動作

する。通常の洗濯に必要な洗剤の量の 2 倍を加える。その組成は,附属書 AA による。

  洗剤投入器を内蔵する機器については,その溶液が通常自動的に投入されるであろうサイクル中の時点

において手動で加える。その他の機器に対しては,溶液を,そのサイクルを開始する前に追加する。

  その後,機器は,16.3 の耐電圧試験に耐えなければならない。

  機器は,15.3 の試験を行う前に,通常の雰囲気の試験室に 24 時間保持する。

16.

漏えい電流及び耐電圧  漏えい電流及び耐電圧は,JIS C 9335-1 の 16.による。

17.

変圧器及びその関連回路の過負荷保護  変圧器及びその関連回路の過負荷保護は,JIS C 9335-1 の 17.

による。

18.

耐久性  JIS C 9335-1 の 18.は,この規格では適用しない。

19.

異常運転  異常運転は,JIS C 9335-1 の 19.による。ただし,19.119.219.719.9 及び 19.13 は,こ

の規格による。

19.1

  JIS C 9335-1 の 19.1 によるほか,次による。

  プログラム又はタイマーを組み込んでいる機器は,19.2 及び 19.3 の試験は 19.101 の試験によって置き

換えられる。

19.7

の試験は,往復する攪拌機の可動部分を駆動するモータには実施しない。

19.2

  JIS C 9335-1 の 19.2 によるほか,次による。

  放熱の制限は,水を機器に入れない状態,又は電熱素子が十分に浸る水を入れた状態のいずれか不利な

方で行う。

19.7

  JIS C 9335-1 の 19.7 によるほか,次による。

  プログラム又はタイマーがない機器は,5 分間運転する。

  しぼり機の可動部分は,たとえ,ブレーキバー(トリップバー)がローラの回転を防止する場合であって

も固定する。

19.9

  JIS C 9335-1 の 19.9 は,適用しない。


19.13  JIS C 9335-1

の 19.13 によるほか,次による。

  試験布は着火してはならず,焦げ又は赤熱があってはならない。

備考 101    試験布につく淡い茶色又は煙の軽微な発生は無視する。

  19.101 の試験中に巻線の温度は,表 の値に規定した値以下でなければならない。

19.101

  機器は通常動作の下で定格電圧によって運転する。通常の使用状態で予想されるあらゆる故障状

態又は不意の動作を考慮する。

備考 1.  故障状態及び不意の動作の例は,次のとおりである。

あらゆる位置でのプログラム停止

プログラムの途中での電源の 1 相以上の遮断及び再接続

部品の開放又は短絡

電磁弁の故障

水位スイッチの機械的部分の故障又は閉そく

自動温度調節器の毛細管の破裂

2.

電熱素子を通電するために用いるスイッチの主接点が“on”位置に固定される状態は,故障状

態であるとみなす。ただし,その機器が 2 組以上の独立した接点をもつ場合を除く。

このことは,相互に独立して動作する 2 個のスイッチを設けるか,独立した 2 組の主接点

を動作させる 2 個の独立アマチュアを有する 1 個のスイッチを設けることによって達成して

もよい。

3.

一般に,試験は最も不利な結果を与え得ると予想される故障状態に限定する。部品故障のシ

ミュレーションは,使用者を危険にさらすおそれがある故障だけに限定する。

4.

機器に水を入れないで運転することが,何らかのプログラムを開始するために,より厳しい

条件である場合,そのプログラムによる試験は,給水停止状態で行う。プログラムが開始し

た後で,給水停止状態とはしない。

5.

機器がそのプログラムの途中で停止した場合,その故障状態での試験は終了したとみなす。

6.

下記の故障状態は,次の項目による。

−  自動給水装置の開放は,15.2

−  温度制御装置の短絡は,19.4

−  モータキャパシタの短絡又は開放は,19.7

20.

安定性及び機械的危険  安定性及び機械的危険は,JIS C 9335-1 の 20.によるほか,次による。ただし,

20.1

は,この規格による。

20.1

  JIS C 9335-1 の 20.1 によるほか,次による。

  機器を空にするか又は,通常動作で規定したとおりに満たすかの,いずれか不利となる状態にする。ド

ア及びふたは閉じて,キャスタはすべて最も不利な姿勢になるように向きを変える。

20.101

  ヒンジがあるふたの開口部を通して,上から洗濯物を入れるドラム式の洗濯機は,ふたの開口部

が 50 mm を超える前に,モータを遮断するインタロックを組み込まなければならない。

  取外し式又はスライド式のふたを備えている場合,

モータは,

ふたが外されるか位置を変えるとすぐに,

遮断しなければならない。また,ふたが閉じた位置にあるときを除いて,モータを起動することが可能で

あってはならない。


  インタロックは,ふたが閉じた状態にない場合,機器の予期しない動作が,起こり得ないような構造で

なければならない。

  適否は,目視検査,測定及び手動試験によって判定する。

備考 1    JIS C 0922 のテストプローブ B によって解放できるインタロックは,この要求事項に適合す

るとはみなさない。

20.102

  前面から洗濯物を入れるドラム式洗濯機は,ドアの開口部が 50 mm を超える前にモータを遮断す

るインタロックを組み込まなければならない。

  インターロックは,ふたが閉じた状態にない場合,機器の予期しない動作が,起こり得ないような構造

でなければならない。

備考 1  JIS C 0922 のテストプローブ B によって解放できるインタロックは,この要求事項に適合す

るとはみなさない。

  機器中の水位がドアの開口部の低い方の縁を超えているとき,機器が動作している間,単純な操作によ

ってドアを開放することができてはならない。

備考 2   インタロックされたドア及びキーか 2 個の別の動作(例えば,押しと回転)によって開放される

ドアは,この要求事項に適合するとみなす。

  適否は,目視検査,測定及び手動試験によって判定する。

20.103

  動力駆動しぼり機は,ローラ間の圧力が,使用者によって保持されるような構造でなければなら

い。ただし,容易に触れることができる安全解除装置,又は他の保護装置を組み込んでいる場合は,この

限りでない。

  解除装置は,いかなる部分も急激に排除することなしに容易に動作できなければならない。また,直ち

にローラ上の圧力を除去できなければならない。ローラは両端で 45 mm 以上,又は 1 端で 25 mm 以上,

他端で 75 mm 以上離れなければならない。

  安全解除装置は,たとえ両手の指がローラの間に捕えられても,しぼり機に関して,任意の通常作業姿

勢で立っている人によって,動作できなければならない。

  動力駆動しぼり機は,ローラとフレームとの間で指を押しつぶすことを防止するような構造でなければ

ならない。

動力駆動しぼり機能は,容易に触れることができるスイッチによって制御できなければならない。

備考  洗濯機を制御するスイッチは,しぼり機も制御してもよい。

  適否は,目視検査,測定,手動試験及び次の試験によって判定する。

  ローラ間の圧力を,その最高値に調節する。11.7 に規定した板を,ローラの間に通し,しぼり機は,板

がおよそ半分通過したとき停止する。力を徐々に安全解除装置の動作手段に加える。解除装置は,力が 70 N

を超える前に動作しなければならない。

21.

機械的強度  機械的強度は,JIS C 9335-1 の 21.による。

22.

構造  構造は,JIS C 9335-1 の 22.によるほか,次による。ただし,22.6 は,この規格による。

22.6

  JIS C 9335-1 の 22.6 によるほか,次による。

  色付きの水の代わりに,蒸留水 1 L 当たり,附属書 AA に規定した洗剤の 5 g 又は洗剤の取扱説明書に

記載された量の溶液を使用する。

備考 101.    附属書 BB に規定した劣化試験に耐える部品は,水漏れが起こるおそれがある部品とはみ


10 

なさない。

22.101

  機器は,通常の使用状態で予想される水圧に耐えなければならない。

  適否は,最大許容給水圧の 2 倍又は 1.2 MPa  (12bar)  のうち,いずれか高い方の静水圧の給水源に機器

を 5 分間接続することによって判定する。

  給水ホースを含めて,いかなる部分からも水漏れがあってはならない。

22.102

  機器は,布が電熱素子に接触することができないような構造でなければならない。

  適否は,目視検査によって判定する。

22.103

通常の使用時にフィルター仕切り室を開けると 50℃以上の温水が流出する場合は,

同仕切り室を簡

単に開けられない機器の構造としなければならない。

備考 1.  インタロックされたカバー及びキーか 2 個の別の動作(例えば,押しと回転)によって開放

されるカバーは,この要求事項に適合するとみなす。

2

. 180°以上回転する動作は簡単な操作とみなされない。

  適否は,目視検査及び手動試験によって判定する。フィルタ仕切り室を開けられる場合,水の流出は

0.51/min

以下でなければならない。

23.

内部配線  内部配線は,JIS C 9335-1 の 23.によるほか,次による。

23.101

  水道に接続するための外付けのホースに組み込まれた電磁弁及び,類似の部品の電源用の内部配

線は,絶縁体及びシースが軟質ポリ塩化ビニルシース可とうコード(コード分類  JIS C 3662-5 に規定する

記号 60227 IEC 52)と同等以上でなければならない。

  適否は,目視検査によって判定する。

備考  JIS C 3662 シリーズに規定されている機械的特性は検査しない。

24.

  部品  部品は,JIS C 9335-1 の 24.によるほか,次による。  ただし,24.1.4 はこの規格による。

24.1.4  JISC9335-1

の 24.1.4 によるほか,次による。

  プログラマの開閉回数は,3,000 とする。

24.101

  19.4 へ適合するために洗濯機に組み込まれた温度過昇防止装置は,自己復帰形であってはならな

い。

  適否は,目視検査によって判定する。

25.

電源接続及び外部可とうコード  電源接続及び外部可とうコードは,JIS C 9335-1 の 25.による。

26.

外部導体用端子  外部導体用端子は,JIS C 9335-1 の 26.による。

27.

アース接続の手段  アース接続の手段は,JIS C 9335-1 の 27.による。

28.

ねじ及び接続  ねじ及び接続は,JIS C 9335-1 の 28.による。

29.

  空間距離,沿面距離及び固体絶縁  空間距離,沿面距離及び固体絶縁は,JIS C 9335-1 の 29.による

ほか次による。


11 

29.2

  JIS C 9335-1 の 29.2 によるほか次による。

  マイクロ環境が汚損度 3 とし,絶縁物は,CTI が 250 以上でなければならない。

  ただし,絶縁物が機器の通常使用中に次の汚染にさらされることがないように囲まれている又は配置さ

れている場合を除く

−  機器により発生する結露

−  洗浄剤又は布地の柔軟剤のような化学物質

30.

耐熱性及び耐火性  耐熱性及び耐火性は,JIS C 9335-1 の 30.による。ただし,30.2 は,この規格によ

る。

30.2

  JIS C 9335-1 の 30.2 によるほか,次による。

プログラム又はタイマーを組み込んでいる機器に対しては,30.2.3 を適用する。その他の機器に対しては,

30.2.2

を適用する。

31.

耐腐食性  耐腐食性は,JIS C 9335-1 の 31.による。

32.

放射線,毒性その他これに類する危険性  放射線,毒性その他これに類する危険性は,JIS C 9335-1

の 32.による。


12 

附属書 

JIS C 9335-1

の附属書 A∼附属書 及び附属書1によるほか,次による。


13 

附属書 AA(規定)

洗剤及びリンス剤

AA.1

洗剤

洗剤の組成は次のとおりとする。

構成要素

質量による割合%

線状アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウ

ム(アルキン連鎖平均長C11.5) 
エトキシル獣脂アルコール(14 EO) 
ナトリウム石鹸(連鎖長C12−16:13%∼2 
6%

及び  C18−22:74%∼87%)

トリポリ燐酸ナトリウム 
ケイ酸ナトリウム(SiO2:76.75% 及び N 
a2O:23.25%)

ケイ酸マグネシウム

カルボキシメチルセルローズ

エチレンジアミン四酢酸ナトリウム

ケイ光増白漂剤(ダイモルホルノスチルベ

ン型)

硫酸ナトリウム(付随物質として,又は

添加)

四水過ホウ酸ナトリウム(別に供給)

6.4

2.3

2.8

35.0

6.0

1.5

1.0

0.2

0.2

16.8

7.8

20.0

備考1.取扱説明書に指定した洗剤を使用してもよい。しかし,試験結果に疑義がある場合

は,この組成を使用すること。

2

.洗剤の組成はIEC 60456からの抜粋である。

AA.2

リンス剤

リンス剤の組成は次のとおりとする:

構成要素

質量比

Plurafac LF 221

1

スルホン酸(40%溶液)

クエン酸(無水)

脱イオン化水

15.0

11.5

3.0

70.5

リンス剤は次の特性をもっている。

−  粘度,17mPas;

−  pH,  2.2(水に1%いれた場合)

備考1  市販のリンス剤を使用してもよいが,試験結果に疑義がある場合は,この組成

を使用すること。

2

.  リンス剤の組成はIEC 60436からの抜粋である。

                                                                                  

1)Plurafac LF 221は,BASFにより提供された製品の商品名である。この情報は,国際規格の使用

者の簡便性のために提供され,この製品のIEC及びJISによる承認はされていない。


14 

附属書BB(規定)  エラストマ部品の劣化試験

  エラストマ製部品の劣化試験は,高い温度で洗剤溶液に浸せきする前後に,それらの硬度及び質量を測

定することによって実施する。

  試験は,各部品の 3 個以上のサンプルで実施する。サンプル及び試験手順は,ISO 1817 に規定したとお

りとするが,次の修正を考慮する。

4.

試験溶液  試験溶液は蒸留水1L当たり,附属書AAに規定した洗剤5gを溶かすことによって得

られる。

備考  浸せきした試験片の全質量が,溶液の 1L に対して 100gを超えないこと,試験片を完全に浸せ

きすること,及びそれらの全表面を溶液に自由にさらすことを確実に行うように留意すること。

試験中,試験片を直接光にさらさない。異なるコンパウンドの試験片を,同一溶液中に同時に

浸せきしない。

5.

試験片

5.4

試験片の状態調節  温度は23℃±2℃及び,相対湿度は(50±5)%である。

6.

試験溶液への浸せき

6.1

温度  溶液は,試験片を浸せきした状態で 1 時間以内に温度 75

+5

0

℃まで加熱し,

この値に保持する。

溶液は,24 時間ごとに更新し,同様に加熱する。

備考  溶液の過度の蒸発を回避するために,溶液の更新に対しては,閉回路システム又は類似の方法

を使用することを推奨する。

6.2

期間  試験片は,総合計で 48

+1

0

時間浸せきする。

  試験片は,直ちに周囲温度に保持した新しい溶液中に浸せきする。試験片は 45 分±15 分浸せきする。

  溶液から取り出した後,試験片は 15℃±5℃の冷水中ですすぎ,吸い取り紙で乾かす。

7.

手順

7.2

質量変化  試験片の質量の増加は,浸せきの前に測定した値の10%を超えてはならない。

7.6

硬度変化  マイクロ硬度試験を適用する。

  試験片の硬度の変化は,8 IRHDを超えて変化してはならない。それらの表面は,粘着質になって

はならず,裸眼で見ることができるクラック又はその他の劣化があってはならない。


15 

附属書1(参考)  JIS と対応する国際規格との対比表

JIS C 9335-2-7:2004

家庭用及びこれに類する電気機器の安全性

第 2-7 部:電気洗濯機の個別要求事項

IEC 60335-2-7:2002 Household and similar electrical appliances-Safety- 
 Part2-7:Paticular requirements for  washing machines

(I)JIS

の規定

(

Ⅱ ) 国 際

規格番号

(

Ⅲ)国際規格の規定

(

Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の項目ごとの

評価及びその内容

表示箇所: 
表示方法:

(

Ⅴ)JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

項目番号

内容

項目
番号

内容

項目ごとの
評価

技術的差異の内容

1.

適用範囲  定格電圧が単相 250V 以

下、その他 480V 以下の家
庭用電気洗濯機の安全性

IEC60335

-2-7 

1

JIS

に同じ IDT

2.

引 用 規

本文で引用される規格

ISO 1817JIS C    9811

IEC60335

-2-7 

2

ISO

規格を引用

IEC 60436 

MOD/

追加

JIS C 9811

(家庭用電気洗濯機の性

能測定方法)を追加。

3.1.9

項でデビエーションとして

引用したため。


16 

JIS C 9335-2-7:2004

家庭用及びこれに類する電気機器の安全性

第 2-7 部:電気洗濯機の個別要求事項

IEC 60335-2-7:2002 Household and similar electrical appliances-Safety- 
 Part2-7:Paticular requirements for  washing machines

(I)JIS

の規定

(

Ⅱ ) 国 際

規格番号

(

Ⅲ)国際規格の規定

(

Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の項目ごとの

評価及びその内容 
表示箇所:

表示方法:

(

Ⅴ)JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

項目番号

内容

項目

番号

内容

項目ごとの

評価

技術的差異の内容

3.

定義

通常動作の定義 
水温

−  電熱素子のない機器
に対しては、65℃±5℃; 
ただし、水洗いを意図し

た洗濯機にあっては、常
温の水で試験を行うこと
ができる。

−  その他の機器に対し
ては、15℃±5℃ 
試験布

寸法約 70cm×70cm で、乾
燥状態の比質量が 140g/㎡
−175g/㎡の木綿シート。

渦 巻 式 洗 濯 機 の 試 験 布
は、性能試験(JISC9811)
で定められている,寸法

が 91 cm×91 cm で乾燥状
態における質量が 90 g/m

2

∼110 g/m

2

の布を負荷と

して用いる。

IEC60335

-2-7 

3

通常動作の定義 
−  電熱素子のない機器

に対しては、65℃±5℃; 
−  その他の機器に対し
ては、15℃±5℃

試験布 
寸法約 70cm×70cm で、乾
燥状態の比質量が 140g/㎡

−175g/㎡の木綿シート。

MOD/

追加 (1)水洗い洗濯機の水温を追加。

(2)

試験布については、JIS C 9811

の布も適用可とした。

(1)

日本では 65℃の高温を用いて

の洗濯習慣が無い。

IEC へ提案

中。

(2)IEC

で規定された布では最大

容量に見合う布を用いた時、性能

規格に定められる性能を十分に
満たす事が出来ない(性能規格に
おける容量表示と安全規格によ

る容量表示が異なる)可能性ある
為、性能規格と同じ布が使用でき
るようにした。また、JIS 布の方

が日本の生活習慣で使用される
標準的な洗濯物を模擬している。
IEC へ提案中)

4.

一 般 要

求事項

安全の原則

IEC60335

-2-7 

4

JIS

に同じ IDT

5.

試験のた

め の 一 般

条件

試験順序、試験温度など

IEC60335

-2-7 

5

JIS

に同じ IDT


  17 

JIS C 9335-2-7:2004

家庭用及びこれに類する電気機器の安全性

第 2-7 部:電気洗濯機の個別要求事項

IEC 60335-2-7:2002 Household and similar electrical appliances-Safety- 
 Part2-7:Paticular requirements for  washing machines

(I)JIS

の規定

(

Ⅱ ) 国 際

規格番号

(

Ⅲ)国際規格の規定

(

Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の項目ごとの

評価及びその内容 
表示箇所:

表示方法:

(

Ⅴ)JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

項目番号

内容

項目

番号

内容

項目ごとの

評価

技術的差異の内容

6.

分類 6.1

感電に対する保護分類に

ついて、クラス 0I 以上を
要求

6.2

IPX4

以上を要求

IEC60335

-2-7 

6 6.1

感電に対する保護分類に

ついて、クラス I 以上を要

6.2

JIS

に同じ

MOD/

追加

JIS

はクラス 0I 機器を認めた。

クラス0I 機器の扱いは、日本配
電事情(コンセントにアースな

し)による。

7.

表 示 及

び 取 扱 説

Off

位置の表示、最大洗濯

容量等の取扱説明書及び
水道に直接接続する洗濯
機に関する注意表示

IEC60335

-2-7 

7

JIS

に同じ

ただし、OFF 位置が文字だ
けで示される場合は、“off”
の語を使わなければならな
い。

MOD/

追加

JIS

では“off”に加えて“切”の使

用ができる。

日本語の表示を認めた。

8.

充 電 部

へ の 接 近

に 対 す る
保護

試験指及びテストピンに
よる検査

IEC60335

-2-7 

8

JIS

に同じ

ただし、40kg 以下の質量の

ものについては傾けて底
面についても検査する。

IDT

JIS

では、据置形洗濯機について

は、洗濯槽に設計最大容量の水を

追加入れた状態で 40kg を超える場
合は、傾けない。

槽に水をためる据置形の洗濯機
は通常動作では、水がこぼれるこ

とから傾けられることはない。ま
た、通常はホースが接続されてお
り、傾けることは考えにくい。

なお、IEC の規定とした場合、構
造的に解決する方法として、

 1)

内部配線・電装部品を二重絶

縁構造(クラスⅡ構造)とする。

 2)

機体底部開口を塞ぐの 2 つが

あるが、これらのいずれの場合も

問題が生じる。

(特に全自動洗濯

機)

1)

を実施した場合の問題点


18 

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家庭用及びこれに類する電気機器の安全性

第 2-7 部:電気洗濯機の個別要求事項

IEC 60335-2-7:2002 Household and similar electrical appliances-Safety- 
 Part2-7:Paticular requirements for  washing machines

(I)JIS

の規定

(

Ⅱ ) 国 際

規格番号

(

Ⅲ)国際規格の規定

(

Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の項目ごとの

評価及びその内容 
表示箇所:

表示方法:

(

Ⅴ)JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

項目番号

内容

項目

番号

内容

項目ごとの

評価

技術的差異の内容

全自動洗濯機の場合、その構造
上、水槽と外郭(フレーム)間を

渡る配線が必要であり、この部分
の内部配線はついては、運転時の
水槽の移動に対応できる様、弛み

を持たせてあり、また運転時の振
動に耐え得る柔軟性が必要であ
るが、この部分に対し、付加絶縁

物として、たとえ柔軟性のあるチ
ューブを使用したとしても、内部
配線の弛み(曲がり)に対し、チ

ューブが追従しない為、チューブ
が屈折し、いわゆる腰折れ状態と
なる。

この屈折は、チューブの柔軟性と
は関係なく、チューブが中空であ
り、かつ内部配線(複数本のリー

ド線束)の太さに対し、  チュー
ブの径が大きい為に発生する。

(

リード線束の太さよりチューブ

径が大きくないと、リード線束を
チューブに通せない為。

この状態で運転時の振動が加わ

った場合、チューブの屈折部分で
内部配線が集中的に屈曲される
為、内部配線が断線する可能性あ


  19 

JIS C 9335-2-7:2004

家庭用及びこれに類する電気機器の安全性

第 2-7 部:電気洗濯機の個別要求事項

IEC 60335-2-7:2002 Household and similar electrical appliances-Safety- 
 Part2-7:Paticular requirements for  washing machines

(I)JIS

の規定

(

Ⅱ ) 国 際

規格番号

(

Ⅲ)国際規格の規定

(

Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の項目ごとの

評価及びその内容 
表示箇所:

表示方法:

(

Ⅴ)JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

項目番号

内容

項目

番号

内容

項目ごとの

評価

技術的差異の内容

る。

 2)

を実施した場合の問題点

全自動洗濯機においては、水槽は
機体内部に吊下げられている為、

輸送時の振動及び偶発的な落下
に耐え得る様、梱包部品によっ
て、水槽の上部及び下部を固定し

ている。

その為、梱包部品に乗せて固定

できる様、現行の全自動洗濯機機

体下部は開口させている。 
機体底部開口を塞いだ場合、水槽
下部をボルト等により固定する

必要があるが、この場合、設置時
に機体を傾け、設置者により固定
用部品を外す作業が必要となる。

(現梱包構造では、開梱・機体を
梱包部品から降ろすだけで、水槽
下部の  固定は解除される。

販売業者により設置される場合、
設置に関する知識を有している
ので問題はないが、    一般消費者

により設置される場合、この固定
部品を外し忘れたまま運転され
るケースは容易に想定できる。


20 

JIS C 9335-2-7:2004

家庭用及びこれに類する電気機器の安全性

第 2-7 部:電気洗濯機の個別要求事項

IEC 60335-2-7:2002 Household and similar electrical appliances-Safety- 
 Part2-7:Paticular requirements for  washing machines

(I)JIS

の規定

(

Ⅱ ) 国 際

規格番号

(

Ⅲ)国際規格の規定

(

Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の項目ごとの

評価及びその内容 
表示箇所:

表示方法:

(

Ⅴ)JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

項目番号

内容

項目

番号

内容

項目ごとの

評価

技術的差異の内容

また、運転前に固定部品を外す
旨、設置説明を記載しても、一般

消費者がそれを読み、実行する保
証はない。しかも、同項記載の

40kg

以下の、特に小型機の方が、

一般消費者により設置される可
能性がより高い。 
固定部品を外し忘れたまま運転

された場合、特に脱水時において
異常振動を起こし、機体が転倒
し、使用者に負傷、または周辺家

財に損傷を負わせる可能性があ
る。

上記理由により、当面の間は電安
法省令第一項レベルの規定とし
た。

より十分な対策検討がなされた
後に、代替え案を IEC に提案す
る方向で検討する。

9.

モ ー タ

駆 動 機 器

の始動

適用しない

IEC60335

-2-7 

9

JIS

に同じ IDT

10.

入力及

び電流

定格入力又は定格電流の
表示値と測定値の許容差

及び測定する行程

IEC60335

-2-7 

10

JIS

に同じ

IDT


  21 

JIS C 9335-2-7:2004

家庭用及びこれに類する電気機器の安全性

第 2-7 部:電気洗濯機の個別要求事項

IEC 60335-2-7:2002 Household and similar electrical appliances-Safety- 
 Part2-7:Paticular requirements for  washing machines

(I)JIS

の規定

(

Ⅱ ) 国 際

規格番号

(

Ⅲ)国際規格の規定

(

Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の項目ごとの

評価及びその内容 
表示箇所:

表示方法:

(

Ⅴ)JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

項目番号

内容

項目

番号

内容

項目ごとの

評価

技術的差異の内容

11.

温度上

設置条件、試験時間、温
度測定箇所を規定

IEC60335

-2-7 

11

JIS

に同じ

IDT

12.

欠如

規定なし

IEC60335

-2-7 

12

JIS

に同じ IDT

13.

動 作 温

度 で の 漏
え い 電 流

及 び 耐 電

運転状態における漏えい
電流及び耐電圧試験

IEC60335

-2-7 

13

JIS

に同じ IDT

14.

過渡過

電圧

空間距離の既定値を満た
さない箇所に対するイン
パルス試験による代替え

試験

IEC60335

-2-7 

14

JIS

に同じ IDT

15.

耐湿性 IP 試験、溢水試験及び耐

湿試験

IEC60335

-2-7 

15

JIS

に同じ

ただし、溢水試験の洗剤の

使用量を5g/Lに統一。

MOD/

追加

JIS

では洗剤の量が取扱説明書に

記載されている場合は、その量を

使用することとした。

日本の水質,水温,水量が IEC
の想定と異なるため通常使用さ

れる洗剤の種類が附属書 AA と
は異なる。こため,日本国内の市
販洗剤を使用する場合は、取扱説

明書に記載された量とすること
とした。

IEC も附属書 AA 以外

の洗剤を使用することは認めて

いる。

16.

漏えい

電 流 及 び
耐電圧

耐湿試験後の絶縁性の評

IEC60335

-2-7 

16

JIS

に同じ IDT


22 

JIS C 9335-2-7:2004

家庭用及びこれに類する電気機器の安全性

第 2-7 部:電気洗濯機の個別要求事項

IEC 60335-2-7:2002 Household and similar electrical appliances-Safety- 
 Part2-7:Paticular requirements for  washing machines

(I)JIS

の規定

(

Ⅱ ) 国 際

規格番号

(

Ⅲ)国際規格の規定

(

Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の項目ごとの

評価及びその内容 
表示箇所:

表示方法:

(

Ⅴ)JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

項目番号

内容

項目

番号

内容

項目ごとの

評価

技術的差異の内容

17.

変圧器

及 び そ の

関 連 回 路
の 過 負 荷
保護

変圧器が過負荷又は短絡
状態を模擬した温度試験

IEC60335

-2-7 

17

JIS

に同じ IDT

18.

耐久性  適用しない

IEC60335

-2-7 

18

JIS

に同じ IDT

19.

異常運

放熱制限、モータ拘束、
電子部品の故障及びプロ
グラム故障等

IEC60335

-2-7 

19

JIS

に同じ IDT

20.

安定性

及 び 機 械

的危険

安定性、インタロック及
び動力駆動絞り機の可動

部保護

IEC60335

-2-7 

20

JIS

に同じ IDT

21.

機械的

強度

インパクトハンマー試験

IEC60335

-2-7 

21

JIS

に同じ IDT

22.

構造

構造一般及び水圧試験な

IEC60335

-2-7 

22

JIS

に同じ IDT

23.

内部配

内部配線の屈曲、耐電圧
及びホース内の内部配線
など

IEC60335

-2-7 

23

JIS

に同じ IDT

24.

部品

温度過昇防止装置は非自
己復帰形を要求

IEC60335

-2-7 

24

JIS

に同じ IDT

25.

電源接

続 及 び 外
部 可 と う

コード

電源コードの種類、断面
積など

IEC60335

-2-7 

25

JIS

に同じ IDT


  23 

JIS C 9335-2-7:2004

家庭用及びこれに類する電気機器の安全性

第 2-7 部:電気洗濯機の個別要求事項

IEC 60335-2-7:2002 Household and similar electrical appliances-Safety- 
 Part2-7:Paticular requirements for  washing machines

(I)JIS

の規定

(

Ⅱ ) 国 際

規格番号

(

Ⅲ)国際規格の規定

(

Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の項目ごとの

評価及びその内容 
表示箇所:

表示方法:

(

Ⅴ)JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

項目番号

内容

項目

番号

内容

項目ごとの

評価

技術的差異の内容

26.

外部導

体用端子

端子ねじの緩み防止、端
子ねじの大きさなど

IEC60335

-2-7 

26

JIS

に同じ IDT

27.

アース

接 続 の 手

アース線の緩み防止、耐
腐食性、アース導通試験

など

IEC60335

-2-7 

27

JIS

に同じ IDT

28.

ねじ及

び接続

ねじの耐久性、種類、緩
み止めなど

IEC60335

-2-7 

28

JIS

に同じ IDT

29.

空間距

離、沿面距

離 及 び 固
体絶縁

空間距離、沿面距離、固
体絶縁の厚さ

汚損度3及び CTI250 以上
を要求

IEC60335

-2-7 

29

JIS

に同じ IDT

30.

耐熱性

及 び 耐 火

ボールプレッシャ試験、

グローワイヤ試験、ニー
ドルフレーム試験

IEC60335

-2-7 

30

JIS

に同じ IDT

31.

耐 腐 食

腐食に対する保護対策

IEC60335

-2-7 

31

JIS

に同じ IDT

32.

放射線、

毒 性 そ の
他 こ れ に
類 す る 危

険性

特に規定なし

IEC60335

-2-7 

32

JIS

に同じ IDT

附属書

JIS C 9335-1

による

IEC60335

-2-7 

附属

JIS

に同じ IDT

附属書 AA

洗剤及びリンス剤

IEC60335

-2-7 

附属
書A

A

JIS

に同じ IDT

技術的差異はないが,特定の商品
を認めていない注意は,JIS も同

様であることを追加。


24 

JIS C 9335-2-7:2004

家庭用及びこれに類する電気機器の安全性

第 2-7 部:電気洗濯機の個別要求事項

IEC 60335-2-7:2002 Household and similar electrical appliances-Safety- 
 Part2-7:Paticular requirements for  washing machines

(I)JIS

の規定

(

Ⅱ ) 国 際

規格番号

(

Ⅲ)国際規格の規定

(

Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の項目ごとの

評価及びその内容 
表示箇所:

表示方法:

(

Ⅴ)JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

項目番号

内容

項目

番号

内容

項目ごとの

評価

技術的差異の内容

附属書 BB

エラストマ部品の老化試

IEC60335

-2-7 

附属
書B

JIS

に同じ IDT

JIS と国際規格との対応の程度の全体評価  MOD

備考1.項目ごとの評価欄の記号の意味は、次のとおりである。

−IDT・・・・・・・・・・・・・技術的差異がない。

−MOD/追加・・・・・・国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

備考2.JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は、次のとおりである。

−IDT・・・・・・・・・・・・・国際規格と一致している。

−MOD・・・・・・・・・・・国際規格を修正している。

−NEQ・・・・・・・・・・・・技術的内容及び構成において、国際規格と同等でない。


25 

参考規格 

参考規格は

JIS C 9335-1の参考規格によるほか,次による。

IEC 60436

,電気食器洗機の性能測定方法

IEC 60456

,家庭用電気衣類洗濯機−性能測定方法

ISO 3864

,安全色及び安全標識