>サイトトップへ >このカテゴリの一覧へ

C 9335-2-32

:2005

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て経済産業大臣が改正した日本

工業規格である。これによって,JIS C 9335-2-32:2000 は改正され,この規格に置き換えられる。

改正に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,IEC 60335-2-32:2002,Household and

similar electrical appliances

−Safety−Part 2-32:Particular requirements for massage appliances を基礎として用い

た。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。

JIS C 9335-2-32

には,次に示す附属書がある。

附属書 1(参考)JIS と対応する国際規格との対比表


C 9335-2-32

:2005

(2)

目  次

ページ

序文

1

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

2

3.

  定義

2

4.

  一般要求事項

2

5.

  試験のための一般条件

2

6.

  分類

2

7.

  表示及び取扱説明

3

8.

  充電部への接近に対する保護

3

9.

  モータ駆動機器の始動

3

10.

  入力及び電流

3

11.

  温度上昇

3

12.

  (規定なし)

3

13.

  動作温度での漏えい電流及び耐電圧

3

14.

  過渡過電圧

3

15.

  耐湿性

3

16.

  漏えい電流及び耐電圧

3

17.

  変圧器及びその関連回路の過負荷保護

4

18.

  耐久性

4

19.

  異常運転

4

20.

  安定性及び機械的危険

4

21.

  機械的強度

4

22.

  構造

4

23.

  内部配線

4

24.

  部品

4

25.

  電源接続及び外部可とうコード

5

26.

  外部導体用端子

5

27.

  接地接続の手段

5

28.

  ねじ及び端子

5

29.

  空間距離,沿面距離及び固体絶縁

5

30.

  耐熱性及び耐火性

5

31.

  耐腐食性

5

32.

  放射線,毒性その他これに類する危険性

5

附属書

6

附属書 1(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

7


日本工業規格

JIS

 C

9335-2-32

:2005

家庭用及びこれに類する電気機器の安全性−

第 2-32 部:マッサージ器の個別要求事項

Household and similar electrical appliances

Safety

Part 2-32:Particular requirements for massage appliances

序文  この規格は,2002 年に第 4 版として発行された IEC 60335-2-32,Household and similar electrical

appliances

−Safety−Part 2-32:Particular requirements for massage appliances を元に,技術的内容を変更して作

成した日本工業規格であり,JIS C 9335-1:2003  (家庭用及びこれに類する電気機器の安全性−第 1 部:一

般要求事項)と併読する規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変更の一覧

表をその説明を付けて,

附属書 1(参考)に示す。

1.

適用範囲  この規格は,家庭用及び類似の目的のための電気マッサージ器(定格電圧は,単相機器に

対しては 250 V,その他の機器に対しては 480 V 以下とする。

)の安全性について規定する。

備考 101.  この規格の範囲内の機器の例は,次のとおりである。

−  足マッサージャ

−  手持形マッサージャ

−  マッサージベッド

−  マッサージベルト

−  マッサージチェア

−  マッサージパッド

通常,家庭で使用しない機器であっても,店舗,軽工業及び農場において,一般の人が使用する場

合に危険要因となる機器も,この規格の適用範囲である。

備考 102.  備考 101.の機器の例は,美容院及びフィットネスセンタの中で使用される機器である。

この規格では,可能な限り住居の中及び周囲で,すべての人が遭遇する機器に起因する共通的な危険性

を取り扱っている。ただし,この規格では,通常,次の状態については規定していない。

−  監督のない状態で幼児又は非健常者が機器を使用する場合

−  幼児が器具で遊ぶ場合

備考 103.  この規格の適用に際しては,次のことに注意する。

−  車両,船舶又は航空機搭載用機器には,要求事項の追加が必要となる場合がある。

−  厚生関係機関,労働安全所管機関その他の当局によって,要求事項が追加されている

場合がある。

備考 104.  この規格は,腐食しやすい,又は爆発性の雰囲気(じんあい,蒸気又はガス)が存在する

特殊な状態の場所で使用する機器については,適用しない。


2

C 9335-2-32

:2005

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

IEC 60335-2-32:2002

,Household and similar electrical appliances−Safety−Part 2-32:Particular

requirements for massage appliances (MOD)

2.

引用規格  この規格で用いる引用規格は,JIS C 9335-1 の 2.  による。

3.

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,JIS C 9335-1 の 3.  による。ただし,3.1.9 は,この規格に

よる。

3.1.9

通常動作  (normal operation)  機器は,次の条件下での機器の動作。

手持形機器は,バイブレータヘッドによる荷重以外,いかなる外部荷重もかけてはならない。

座っている者の足の下で使用するように設計された機器は,片足当たり質量 5 kg(面積 100 mm×300 mm

にわたり均一分布)を載せた台とともに運転する。電熱素子を組み込んでいる機器は,2  枚の断熱シート

を足台において運転する。断熱シートは,連続気泡ポリエーテル製で,約 300 mm×100 mm×15 mm の寸法

をもつ。それらを並べて置き,均一に分布した質量 10 kg の負荷をかける。液体容器をもつ機器は,取扱

説明書に従って水を入れ,10 kg の質量をかける。

備考 101.  連続気泡ポリエーテルは,次の特性をもつ。

気泡数    18

2
0

+

per cm;

比質量    30 kg/m

3

10

0

+

%;

硬度      ISO 2439 に従って測定したとき,圧こん(痕)40  %で 120∼170 N

立っている者の足の下で使用するように設計された機器の場合には,

90 kg

の質量のある台を使って動作

させ,また,その 90 kg は 200 mm×300 mm の面積に均等に分布していなければならない。

マッサージベルトに力 200 N を負荷した状態で運転する。力は,ローラによって,水平方向に加えられ

る。ベルトは,ローラとは,ほぼ左右対称になるようにする。

マッサージパッドは,パッドを 2  枚のフェルトの間に配置して運転され,水平な平たんな面上におかれ

る。フェルトは,ほぼ 25 mm の厚さがあり,質量は 4 kg/m

2

±0.4 kg/m

2

であり,フェルトは少なくとも,

パットの端から 15 mm 以上長くなければならない。フェルトの上層は,面積 300 mm×300 mm にわたり均

一に分布している,90 kg の質量の負荷をかける。

マッサージチェアは,無負荷で運転する。

マッサージベッドは,0.5 m×2 m にわたり均一に分布した質量 90 kg の負荷をかける。

4.

一般要求事項  一般要求事項は,JIS C 9335-1 の 4.  による。

5.

試験のための一般条件  試験のための一般条件は,JIS C 9335-1 の 5.  による。

6.

分類  分類は,JIS C 9335-1 の 6.  によるほか,次による。

6.1

JIS C 9335-1

の 6.1 によるほか,クラス分類は次に修正する。

−  可搬形機器はクラス 0,クラス II 又はクラス III でなければならない。


3

C 9335-2-32

:2005

−  据置形機器はクラス 0I,クラス I,クラス II 又はクラス III でなければならない。

7.

表示及び取扱説明  表示及び取扱説明は,JIS C 9335-1 の 7.  によるほか,次による。

7.12  JIS C 9335-1

の 7.12 によるほか,次による。

肌に触れる加熱部分をもつ機器のための取扱説明書には,次の主旨を含まなければならない。

“この機器は表面が熱くなるため,熱に敏感でない人は,十分注意を払って使用する。

8.

充電部への接近に対する保護  充電部への接近に対する保護は,JIS C 9335-1 の 8.  による。

9.

モータ駆動機器の始動  モータ駆動機器の始動は,この規格では規定しない。

10.

入力及び電流  入力及び電流は,JIS C 9335-1 の 10.  による。

11.

温度上昇  温度上昇は,JIS C 9335-1 の 11.  によるほか,次による。ただし,11.7 は,この規格によ

る。

11.2  JIS C 9335-1

の 11.2 によるほか,次による。

複合形機器は,モータ駆動機器と同じ位置付けとし,その規定に従う。

11.7

手持形機器は,20 分間運転する。

他の機器は,安定した状態になるまで運転する。

リクライニングモータに対しては,背もたれを最大に倒した状態からすぐに起こし,その後 10 秒間の休

止時間後に,再び背もたれを倒す動作を繰り返す。ただし,15 分間ごとに 5 分間の休止時間を設ける。

11.8  JIS C 9335-1

の 11.8 によるほか,次による。

皮膚か毛髪に接触している部分の温度上昇限度値は,使用中常に握っているハンドルに対して定められ

た温度上昇の限度値を超えてはならない。

備考 101.  電熱素子をもつマッサージパッドに対しては,JIS C 9335-2-17 で規定する加熱パッドのた

めに定められた温度限度による。

12.

規定なし)

13.

動作温度での漏えい電流及び耐電圧  動作温度での漏えい電流及び耐電圧は,JIS C 9335-1 の 13.  

よるほか,次による。

13.2  JIS C 9335-1

の 13.2 によるほか,クラスⅠ据置形機器の一部を次に修正する。

固定形機器を除くクラス I 据置形機器の場合には,漏えい電流は 0.75 mA を超えてはならない。

14.

過渡過電圧  過渡過電圧は,JIS C 9335-1 の 14.  による。

15.

耐湿性  耐湿性は,JIS C 9335-1 の 15.  による。

16.

漏えい電流及び耐電圧  漏えい電流及び耐電圧は,JIS C 9335-1 の 16.  によるほか,次による。

16.2  JIS C 9335-1

の 16.2 によるほか,次による。


4

C 9335-2-32

:2005

固定形機器を除くクラス I 据置形機器の場合には,漏えい電流は 0.75 mA を超えてはならない。

17.

変圧器及びその関連回路の過負荷保護  変圧器及びその関連回路の過負荷保護は,JIS C 9335-1 の 17. 

による。

18.

耐久性  耐久性は,この規格では規定しない。

19.

異常運転  異常運転は,JIS C 9335-1 の 19.  によるほか,次による。ただし,19.9 は,この規格では

適用しない。

19.1  JIS C 9335-1

の 19.1 によるほか,次による。

液体を入れた容器を使用した機器で,

通常の使用時に使用者が液体を入れる必要があるものの場合には,

19.101

の試験を行わなければならない。

19.7  JIS C 9335-1

の 19.7 によるほか,タイマプログラムをもつ機器を除くその他の機器は,次に修正す

る。

座っている者の足の下で使用される意図の機器,マッサージパッド,マッサージチェア及びマッサージ

ベッドは,安定した状態になるまで動作させる。その他の機器は 30 秒間動作させる。

19.10    JIS C 9335-1

の 19.10 によるほか,次による。

着脱できる部分がある場合には,それを取り付けた状態でも試験を行う。

19.13    JIS C 9335-1

の 19.13 によるほか,次による。

19.101

の試験中,容器の表面の温度上昇は,60 K を超えてはならない。

19.101

液体を入れた容器を使用した機器で,通常の使用時に使用者が液体を入れる必要があるものの場

合には,定格電圧で給電され,液体を入れないで動かす。

20.

安定性及び機械的危険  安定性及び機械的危険は,JIS C 9335-1 の 20.  による。

21.

機械的強度  機械的強度は,JIS C 9335-1 の 21.  によるほか,次による。

座っている者の足の下で使用される意図の機器は,通常の操作の場合には,規定どおりとするが,質量

を 90 kg に増加する。質量は 30 秒間適用する。

22.

構造  構造は,JIS C 9335-1 の 22.  によるほか,次による。

22.33    JIS C 9335-1

の 22.33 によるほか,次による。

クラス 0 機器であっても可搬形機器の水が触れている部分は,クラス II 構造でなければならない。

22.101

機器は,毛髪が機器の中に引き込まれるか,可動部分に絡むことができないような構造にしなけ

ればならない。

適否は,目視検査によって判定する。

23.

内部配線  内部配線は,JIS C 9335-1 の 23.  による。

24.

部品  部品は,JIS C 9335-1 の 24.  によるほか,次による。

24.2  JIS C 9335-1

の 24.2 によるほか,次による。


5

C 9335-2-32

:2005

マッサージパッドは,可とうコードに中間スイッチを取り付けてもよい。

25.

電源接続及び外部可とうコード  電源接続及び外部可とうコードは,JIS C 9335-1 の 25.  によるほか,

次による。

25.7  JIS C 9335-1

の 25.7 によるほか,次による。

平形平行金糸コード(コード分類 60227 IEC 41)は,手持形マッサージ機に対して許容する。この場合

には,再配線不可能のプラグを取り付けなければならない。

26.

外部導体用端子  外部導体用端子は,JIS C 9335-1 の 26.  による。

27.

接地接続の手段  接地接続の手段は,JIS C 9335-1 の 27.  による。

28.

ねじ及び端子  ねじ及び端子は,JIS C 9335-1 の 28.  による。

29.

空間距離,沿面距離及び固体絶縁  空間距離,沿面距離及び固体絶縁は,JIS C 9335-1 の 29.  による。

30.

耐熱性及び耐火性  耐熱性及び耐火性は,JIS C 9335-1 の 30.  によるほか,次による。ただし,30.2.3

は,この規格では適用しない。

31.

耐腐食性  耐腐食性は,JIS C 9335-1 の 31.  による。

32.

放射線,毒性その他これに類する危険性  放射線,毒性その他これに類する危険性は,JIS C 9335-1

の 32.  による。


6

C 9335-2-32

:2005

附属書

附属書は,JIS C 9335-1 の附属書によるほか,次による。


7

C 9335-2-32

:2005

7

C

 9335-

2-32


2

005

7

C

 9335-

2-32


2

005

附属書 1(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

JIS C 9335-2-32

:2005  家庭用及びこれに類する電気機器の安全性−第 2-32 部:マッサ

ージ器の個別要求事項

IEC 60335-2-32

:2002    Household and similar electrical appliances−Safety−Part

2-32

:Particular requirements for massage appliances

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の項目

ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体 
  表示方法:点線の下線

項目
番号

内容

(

Ⅱ )  国 際

規格番号

項目
番号

内容

項 目 ご と
の評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ) JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

6.1

感電に対する保護分類

6.1

JIS

に同じ

追加

可搬形機器はクラス 0,クラ
ス II 又はクラス III でなけれ
ばならない。

据置形機器はクラス 0I,クラ
ス I,クラス II 又はクラス III
でなければならない。

日本の配電事情による。

11.7

温度試験期間

11.7

JIS

に同じ

追加

リクライニングモータに対
しては,背もたれを最大に倒

した状態からすぐに起こし,
その後 10 秒間の休止時間後
に,再び背もたれを倒す動作

を繰り返す。ただし,15 分
間ごとに 5 分間の休止時間
を設ける。

リクライニングマッサージ器の運
転時間が不明確であるため,実際

の運用を調べて記載した。国際的
に問題があれば,IEC への提案を
検討する。

22.33

クラス 0 機器の水が触れる部
分の構造

IEC 

60335-2-32

22.33

規定なし

追加

クラス 0 機器であっても可
搬形機器の水が触れている

部分は,クラス II 構造でなけ
ればならない。

6.1

においてクラス 0 を追加した

が,クラス 0 であっても乾燥して

いない部分には,クラス II 構造を
要求した。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:MOD


8

C 9335-2-32

:2005

8

C

 9335-

2-32


2

005

8

C

 9335-

2-32


2

005

備考1.  項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

2.

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  MOD……………  国際規格を修正している。


9

C 9335-2-32

:2005

参考規格

参考規格は,JIS C 9335-1 

参考規格によるほか,次による。

IEC 60335-2-17

,Household and similar electrical appliances – Safety – Part 2-17: Particular requirements for

blankets

,pads and similar flexible heating appliances

ISO 2439

:1980,Flexible cellular polymeric materials – Determination of hardness (indentation technique)