>サイトトップへ >このカテゴリの一覧へ

C 9335-2-29

:2015

(1)

目  次

ページ

序文  

1

1

  適用範囲  

1

2

  引用規格  

2

3

  用語及び定義  

3

4

  一般要求事項  

3

5

  試験のための一般条件  

4

6

  分類 

4

7

  表示,及び取扱説明又は据付説明  

4

8

  充電部への接近に対する保護  

5

9

  モータ駆動機器の始動  

5

10

  入力及び電流  

5

11

  温度上昇  

6

12

  (規定なし)  

6

13

  動作温度での漏えい電流及び耐電圧  

6

14

  過渡過電圧  

6

15

  耐湿性等  

6

16

  漏えい電流及び耐電圧  

6

17

  変圧器及びその関連回路の過負荷保護  

6

18

  耐久性  

6

19

  異常運転  

6

20

  安定性及び機械的危険  

7

21

  機械的強度  

7

22

  構造  

7

23

  内部配線  

8

24

  部品  

8

25

  電源接続及び外部可とうコード  

8

26

  外部導体用端子  

8

27

  接地接続の手段  

8

28

  ねじ及び接続  

8

29

  空間距離,沿面距離及び固体絶縁  

8

30

  耐熱性及び耐火性  

9

31

  耐腐食性  

9

32

  放射線,毒性その他これに類する危険性  

9

附属書  

11

附属書 A(参考)製品検査の試験  

11


C 9335-2-29

:2015  目次

(2)

ページ

附属書 AA(規定)子供が用いるバッテリチャージャ  

12

参考文献  

15

附属書 JAA(参考)JIS と対応国際規格との対比表  

16


C 9335-2-29

:2015

(3)

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本

工業規格である。これによって,JIS C 9335-2-29:2004 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

JIS C 9335

の規格群には,約 100 規格に及ぶ部編成があるがこの規格では省略した。

なお,全ての部編成は,次に示す規格の“まえがき”に記載されている。

JIS C 9335-1

  第 1 部:通則


日本工業規格

JIS

 C

9335-2-29

:2015

家庭用及びこれに類する電気機器の安全性−

第 2-29 部:バッテリチャージャの個別要求事項

Household and similar electrical appliances-Safety-

Part 2-29: Particular requirements for battery chargers

序文 

この規格は,2002 年に第 4 版として発行された IEC 60335-2-29,Amendment 1(2004)及び Amendment

2

(2009)を基とし,我が国の配電事情を考慮したため,技術的内容を変更して作成した日本工業規格であ

る。ただし,追補(amendment)については,編集し,一体とした。

この規格は,JIS C 9335-1(家庭用及びこれに類する電気機器の安全性−第 1 部:通則)と併読する規格

である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一

覧表にその説明を付けて,

附属書 JAA に示す。

この規格の箇条などの番号は,JIS C 9335-1 と対応している。JIS C 9335-1 に対する変更は,次の表現を

用いた。

−  “

置換”は,JIS C 9335-1 の該当する箇所の要求事項を,この規格の規定に置き換えることを意味す

る。

−  “

追加”は,JIS C 9335-1 の該当する箇所の要求事項に,この規格の規定を追加することを意味する。

変更する箇所に関する情報が必要な場合には,

これらの表現に続く括弧書きで示す。

ただし,

JIS C 9335-1

の引用項目又は引用箇所は,この規格の作成時に最新版として発効されていた JIS C 9335-1:2014 を引用し

ている。このため,この規格の発効以降に発効された JIS C 9335-1 を引用する場合は,その引用項目又は

引用箇所が異なる場合があることに注意する。

JIS C 9335-1

に追加する細分箇条番号は,JIS C 9335-1 の箇条番号の後に“101”からの番号を付け,図

番号及び表番号は,

101”からの連続番号を付ける。追加する細別は,aa)bb)  などとし,追加する附属

書番号は,AABB などと記載する。

適用範囲 

置換(箇条 の全て)

この規格は,安全特別低電圧又はクラス 0 絶縁変圧器を介した特別低電圧の出力をもつ,定格電圧が 250

V

以下の家庭用及びこれに類するバッテリチャージャの安全性について規定する。

通常,家庭で用いないバッテリチャージャでも,ガレージ,店舗,軽工業及び農場において,一般人が

用いるバッテリチャージャのような,一般大衆への危険源となるものも,この規格の適用範囲に含む。

この規格では,住宅の中及び周囲で,機器に起因して全ての人が遭遇する共通的な危険性を可能な限り


2

C 9335-2-29

:2015

取り扱う。ただし,通常,次の状態については想定しない。

−  次のような人(子供を含む。

)が監視又は指示のない状態で機器を用いる場合

・  肉体的,知覚的又は知的能力が低下している人

・  経験及び知識の不足している人

−  子供が機器で遊ぶ場合

注記 1  この規格の適用に際しては,次のことに注意する。

−  車両,船舶又は航空機搭載用機器には,要求事項の追加が必要になる場合がある。

−  厚生関係機関,労働安全所管機関,その他の当局によって,追加要求事項を規定する場合

がある。

注記 2  この規格は,次のものへの適用は意図していない。

−  埋込形バッテリチャージャ。ただし,トレーラハウス及び類似の車両の中に据え付けたも

のは除く。

−  機器と一体になっているバッテリチャージャで,そのバッテリに使用者が触れることがで

きないもの。

−  産業用のバッテリチャージャ

−  腐食しやすい場所又は爆発性の雰囲気(じんあい,蒸気又はガス)が存在するような特殊

な状況にある場所で用いるバッテリチャージャ

−  非常時用照明のためのバッテリチャージャ(JIS C 8105-2-22

−  電子機器用電源(JIS C 6065JIS C 6950-1

−  写真用エレクトロニックフラッシュ装置用のバッテリチャージャ及び電源ユニット(JIS C 

6065

注記 3  8 歳以上の子供が監督を受けることなく用いることを意図したバッテリチャージャの要求事

項は,

附属書 AA による。

注記 4  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

IEC 60335-2-29:2002

,Household and similar electrical appliances−Safety−Part 2-29: Particular

requirements for battery chargers

,Amendment 1:2004 及び Amendment 2:2009(MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“修正している”

ことを示す。

引用規格 

引用規格は,次を除き,JIS C 9335-1 の箇条 2(引用規格)による。

追加 

JIS C 9335-1

  家庭用及びこれに類する電気機器の安全性−第 1 部:通則

注記  対応国際規格:IEC 60335-1,Household and similar electrical appliances−Safety−Part 1: General

requirements

(MOD)

JIS C 60068-2-6

  環境試験方法−電気・電子−第 2-6 部:正弦波振動試験方法(試験記号:Fc)

注記  対応国際規格:IEC 60068-2-6,Environmental testing−Part 2-6: Tests−Test Fc: Vibration

(sinusoidal)

(IDT)

JIS C 61558-2-7:2012

  変圧器,電源装置,リアクトル及びこれに類する装置の安全性−第 2-7 部:玩

具用変圧器及び玩具用電源装置の個別要求事項及び試験


3

C 9335-2-29

:2015

注記  対応国際規格:IEC 61558-2-7:1997,Safety of power transformers, power supply units and similar

−Part 2-7: Particular requirements for transformers for toys

用語及び定義 

用語及び定義は,次を除き,JIS C 9335-1 の箇条 3(用語及び定義)による。

3.1.1

追加(説明文の後に,次を追加する。)

定格電圧は,定格入力電圧である。

3.1.6

追加(“モータ駆動”から始まる細別の後に,次を追加する。)

定格電流は,定格入力電流である。

3.1.9

置換(3.1.9 全て)

通常動作(normal operation)

次の条件の下での機器を運転したときの状態。

鉛蓄電池を充電するためのバッテリチャージャ及び 20 A 以下の定格直流出力電流をもつその他のバッ

テリチャージャについては,

図 101 の回路に接続する。バッテリチャージャを定格電圧で給電するとき,

回路内の電流 が定格直流出力電流となるように可変抵抗器を調節する。

充電電流をそのバッテリの充電状態によって制御する場合は,可変抵抗器及びコンデンサを取扱説明書

に記載する形式の中で最大容量をもつ放電したバッテリに置き換える。

その他のバッテリチャージャは,取扱説明書に記載する形式の中で最大容量をもつ放電したバッテリに

接続する。

注記  放電状態は,次の例による場合もできる。

−  鉛蓄電池に対しては,電解液の比重が 1.16 未満である場合。

−  ニッケル・カドミウムバッテリに対しては,セル当たり電圧が 0.9 V 未満である場合。

−  製造事業者による指定がある場合。

追加 

3.101 

定格直流出力電圧(rated d.c. output voltage)

製造業者がバッテリチャージャに指定した出力電圧。

3.102 

定格直流出力電流(rated d.c. output current)

製造業者がバッテリチャージャに指定した出力電流。

3.103 

直流分電盤(d.c. distribution board)

コンセント又は端子に直流電力を分電するための回路をもつパネル。

3.103A 

クラス 絶縁変圧器(class 0 insulation transformer)

入出力間の回路が基礎絶縁以上で分離され,かつ,強化絶縁の耐電圧試験に適合する変圧器。

一般要求事項 

一般要求事項は,JIS C 9335-1 の箇条 4(一般要求事項)による。


4

C 9335-2-29

:2015

試験のための一般条件 

試験のための一般条件は,次を除いて,JIS C 9335-1 の箇条 5(試験のための一般条件)による。

5.2

追加(注記 の前に,次を追加する。)

21.101

に規定する試験を行う場合は,2 個の追加バッテリチャージャが必要である。

追加 

5.101

バッテリチャージャは,モータ駆動機器における試験のための一般条件を適用する。

分類 

分類は,JIS C 9335-1 の箇条 6(分類)による。

表示,及び取扱説明又は据付説明 

表示,及び取扱説明又は据付説明は,次を除いて,JIS C 9335-1 の箇条 7(表示,及び取扱説明又は据付

説明)による。

7.1

追加(注記 の前に,次を追加する。)

−  定格直流出力電圧(V)

−  定格直流出力電流(A)

注記 101  他の出力電流を表示しないようにする。

−  直流分電盤を用いるバッテリチャージャについては,直流分電盤中に組み込む保護装置の定格電流

(A)

−  出力の端子の極性。正極の端子は,IEC 60417 の記号 5005 及び負極の端子には,IEC 60417 の記号 5006

注記 102  極性の表示は,不適切な接続を防止しているバッテリチャージャに対しては要求しない。

−  タイムラグ形のヒューズリンクの時間−電流特性

−  出力が 20 VA 以上の場合は,次の事項を表示しなければならない。

・  充電前に,取扱説明書を読まなければならない。

・  “室内用”又は“雨にさらしてはならない。

。ただし,バッテリチャージャが,IPX4 以上の場合

は除く。

−  出力が 20 VA 以上であり,かつ,鉛蓄電池用バッテリチャージャの場合は,次の事項を表示しなけれ

ばならない。

・  バッテリの接続を行う前又は接続を切る前には,電源を遮断しなければならない。

・  “警告−爆発性ガスあり。火炎及び火花の禁止。充電中,十分な換気を行う。

エンジンの補助起動電流を給電することができるエンジン始動スイッチを組み込むバッテリチャージャ

には,次の事項を表示しなければならない。

−  最大“オン”時間

−  最小“オフ”時間,又は“オン”時間と“オフ”時間との間の最大比率

7.4

追加(“機器が異なった”から始まる段落の後に,次を追加する。)

バッテリチャージャが異なる定格直流出力電圧に調節が可能な場合,調節した出力電圧を明確に認識で

きなければならない。

7.6

追加(記号リストの最後に,次を追加する。)


5

C 9335-2-29

:2015

IEC 60417 の記号 5005)

プラス:正極

IEC 60417 の記号 5006)

マイナス:負極

7.12

追加(“この機器で”から始まる細別の後に,次を追加する。)

−  バッテリの形式を記載するか,又は充電できるバッテリの種類,セル数及び公称容量を明瞭に記載す

る。ただし,不適切な接続を防止しているバッテリチャージャの場合は除く。

−  警告:−非再充電形バッテリは再充電しない。

−  鉛蓄電池用バッテリチャージャは,バッテリを充電中十分に換気できる場所に置かなければならない。

−  屋外使用の可搬形クラス I バッテリチャージャは,接地付コンセントにだけプラグを挿入してもよい。

−  充電の開始,終了などの一部の機能を自動で行うバッテリチャージャは,充電を自動的に行う機能及

びその機能の終了の説明

自動車用バッテリチャージャの取扱説明書には,バッテリを安全に充電できる方法を記載しなければな

らない。

7.12.1

追加(“適否は,”から始まる段落の前に,次を追加する。)

トレーラハウス及び類似の車両の中に据え付けるためのバッテリチャージャの取扱説明書には,国の内

線(配線)規程に従って,主電源に接続していることを記載しなければならない。

追加 

7.101

直流分電盤には,次の事項を表示しなければならない。

−  各出力回路に対して,最大出力電流(A)

−  接続可能なその他の電源装置の形式

適否は,目視検査によって判定する。

充電部への接近に対する保護 

充電部への接近に対する保護は,JIS C 9335-1 の箇条 8(充電部への接近に対する保護)による。

モータ駆動機器の始動 

モータ駆動機器の始動は,この規格では規定しない。

10 

入力及び電流 

入力及び電流は,次を除き,JIS C 9335-1 の箇条 10(入力及び電流)による。

追加 

10.101

無負荷直流出力電圧は,42.4 V を超えてはならない。ただし,出力回路の充電部が 8.1.1 及び 8.1.2

に適合する場合を除く。

適否は,バッテリチャージャに定格電圧を給電し,無負荷直流出力電圧を測定して判定する。

10.102

出力電流の算術平均値は,定格直流出力電流の+10 %を超えてはならない。

適否は,

図 101 の回路にバッテリチャージャを接続することによって判定する。バッテリチャージャに

定格電圧を給電し,可変抵抗器で定格直流出力電圧となるように調節した状態で,出力電流を測定する。

 

 


6

C 9335-2-29

:2015

11 

温度上昇 

温度上昇は,次を除き,JIS C 9335-1 の箇条 11(温度上昇)による。

11.2

追加(“通常,天井に”から始まる細別の後に,次を追加する。)

バッテリチャージャは,電熱機器と同じ条件で試験枠に置く。

11.5

置換(11.5 全て)

バッテリチャージャには,定格電圧の 1.06 倍の電圧だけを供給する。

11.7

置換(11.7 全て)

バッテリチャージャは,定常状態に達するまで運転する。

12 

(規定なし) 

13 

動作温度での漏えい電流及び耐電圧 

動作温度での漏えい電流及び耐電圧は,JIS C 9335-1 の箇条 13(動作温度での漏えい電流及び耐電圧)

による。

14 

過渡過電圧 

過渡過電圧は,JIS C 9335-1 の箇条 14(過渡過電圧)による。

15 

耐湿性等 

耐湿性等は,JIS C 9335-1 の箇条 15(耐湿性等)による。

16 

漏えい電流及び耐電圧 

漏えい電流及び耐電圧は,JIS C 9335-1 の箇条 16(漏えい電流及び耐電圧)による。

17 

変圧器及びその関連回路の過負荷保護 

変圧器及びその関連回路の過負荷保護は,次を除き,JIS C 9335-1 の箇条 17(変圧器及びその関連回路

の過負荷保護)による。

追加(注記の前に,次を追加する。)

バッテリチャージャの出力端子を短絡する。

18 

耐久性 

耐久性は,この規格では規定しない。

19 

異常運転 

異常運転は,次を除き,JIS C 9335-1 の箇条 19(異常運転)による。

19.1

追加(“モータ駆動機器”から始まる段落の後に,次を追加する。)

バッテリチャージャは,19.1119.12 及び 19.10119.103 の該当する試験を行う。

19.13

追加(“試験中に”から始まる段落の後に,次を追加する。)

試験中,巻線の温度上昇は

表 に規定する値を超えてはならない。

バッテリは,破裂してはならない。


7

C 9335-2-29

:2015

追加 

19.101

バッテリチャージャは,定格電圧を給電し,通常動作の下で運転する。箇条 11 に規定する試験中

に動作する制御装置は,全て短絡する。

19.102

バッテリチャージャは,定格電圧を給電し,満充電したバッテリに接続する。接続は,通常使用

時の接続とは逆とする。バッテリは,取扱説明書に記載する形式の中で最大容量をもつものとする。ただ

し,鉛蓄電池の場合,70 Ah の容量とする。

19.103

直流分電盤と組み合わせたバッテリチャージャは,定格電圧で給電し,通常動作の下で定常状態

に達するまで運転する。その後,負荷を調整し,出力電流を 10 %上昇させ定常状態に達するまで運転する。

この試験は,保護装置が動作する又は回路短絡状態が確立するまで,出力電流を 10 %ずつ上昇させて繰り

返す。

20 

安定性及び機械的危険 

安定性及び機械的危険は,JIS C 9335-1 の箇条 20(安定性及び機械的危険)による。

21 

機械的強度 

機械的強度は,次を除き,JIS C 9335-1 の箇条 21(機械的強度)による。

21.1  

置換(“機器を堅固に”から始まる段落を,次に置換する。)

機器を堅固に支え,外郭の弱そうな箇所全てに 3 回ずつ 1.0±0.05 J の衝撃力を加える。

追加 

21.101

質量 5 kg 以下の埋込形以外のバッテリチャージャは,次の試験を 3 台の機器を用いて行う。

バッテリチャージャは,高さ 1 m からコンクリート床面に落とす。各機器は,異なる姿勢で落とす。

バッテリチャージャは,8.115.1.116.3 及び箇条 29 の規定に適合しなくなるような損傷が生じてはな

らない。

21.102

トレーラハウス又は類似の車両の中に据え付けるバッテリチャージャは,それらに加わるおそれ

がある振動に耐えなければならない。

適否は,JIS C 60068-2-6 で規定する振動試験を,次の状態の下で実施することによって判定する。

−  バッテリチャージャは,厚さ約 20 mm の合板製の外郭に埋め込む。内部の寸法は,据付説明書に記載

する最小値とする。

−  外郭は,バッテリチャージャをその通常の使用状態の姿勢で,振動試験装置に確実に固定する。

−  振動方向は,垂直とする。

−  振動振幅は,0.35 mm とする。

−  掃引振動数範囲は,10∼55 Hz とする。

−  試験時間は,30 分間とする。

バッテリチャージャは,8.115.1.116.3 及び箇条 29 の規定に適合しなくなるような損傷が生じてはな

らない。また,接続が緩んではならない。

22 

構造 

構造は,次を除き,JIS C 9335-1 の箇条 22(構造)による。


8

C 9335-2-29

:2015

22.26

置換(22.26 全て)

対応国際規格の規定は,適用せず,JIS C 9335-1 の規定を適用する。

追加 

22.101

(削除)

22.102

直流分電盤から給電する各出力回路には,過負荷保護装置を組み込まなくてはならない。

適否は,目視検査によって判定する。

22.103

トレーラハウス及び類似の車両の中に据え付けるバッテリチャージャは,支持台に確実に固定で

きる構造とする。ただし,キーホール溝,フック及び類似の手段は,不注意によって取り外されることを

防止する手段を併設しない限り,バッテリチャージャを支持台に確実に固定するための適切な手段である

とはみなさない。

適否は,目視検査によって判定する。

注記  対応国際規格の注記は,規定であるため本文に移した。

23 

内部配線 

内部配線は,JIS C 9335-1 の箇条 23(内部配線)による。

24 

部品 

部品は,JIS C 9335-1 の箇条 24(部品)による。

25 

電源接続及び外部可とうコード 

電源接続及び外部可とうコードは,次を除き,JIS C 9335-1 の箇条 25(電源接続及び外部可とうコード)

による。

25.7

追加(“クラス III 機器以外”から始まる段落の後に続けて,次を追加する。)

ただし,天然ゴムの電源コードは,自動車用バッテリを充電するためのバッテリチャージャに用いては

ならない。

26 

外部導体用端子 

外部導体用端子は,次を除き,JIS C 9335-1 の箇条 26(外部導体用端子)による。

26.5

追加(“X 形取付け”から始まる段落の後に,次を追加する。)

この要求事項は,出力回路の端子には適用しない。

27 

接地接続の手段 

接地接続の手段は,JIS C 9335-1 の箇条 27(接地接続の手段)による。

28 

ねじ及び接続 

ねじ及び接続は,JIS C 9335-1 の箇条 28(ねじ及び接続)による。

29 

空間距離,沿面距離及び固体絶縁 

空間距離,沿面距離及び固体絶縁は,JIS C 9335-1 の箇条 29(空間距離,沿面距離及び固体絶縁)によ

る。


9

C 9335-2-29

:2015

30 

耐熱性及び耐火性 

耐熱性及び耐火性は,次を除き,JIS C 9335-1 の箇条 30(耐熱性及び耐火性)による。

30.2.2

置換(30.2.2 全て)

この規格では,規定しない。

31 

耐腐食性 

耐腐食性は,JIS C 9335-1 の箇条 31(耐腐食性)による。

32 

放射線,毒性その他これに類する危険性 

放射線,毒性その他これに類する危険性は,JIS C 9335-1 の箇条 32(放射線,毒性その他これに類する

危険性)による。


10

C 9335-2-29

:2015

A

:平均値電流計

B

:バッテリチャージャ

C

:次の式で算出する容量(F)のコンデンサ

r

r

5

.

12

U

f

p

I

I

:出力電流

R

:可変抵抗器

T

:バッテリチャージャの出力端子

V

:平均値電圧計

ここに,

I

r

:  定格直流出力電流(A)

p

:  半波整流の場合,1

  全波整流の場合,2

f

:  電源周波数(Hz)

U

r

:  定格直流出力電圧(V)

注記 1  コンデンサ容量の許容差は,上記の算出値の±20 %がよい。 
注記 2  バッテリチャージャを運転する前に,コンデンサをあらかじめ充電してもよい。

図 101−バッテリチャージャの試験回路 


11

C 9335-2-29

:2015

附属書

附属書は,次を除き,JIS C 9335-1 

附属書による。

附属書 A

(参考)

製品検査の試験

附属書 は,次を除き,JIS C 9335-1 の附属書 A(製品検査の試験)による。

A.2 

耐電圧試験      追加 

入力回路と出力回路の間で耐電圧試験を行う。試験電圧は,次による。

−  定格電圧 150 V 以下のバッテリチャージャの場合,2 000 V

−  その他のバッテリチャージャの場合,2 500 V


12

C 9335-2-29

:2015

追加 

附属書 AA

(規定)

子供が用いるバッテリチャージャ

8

歳以上の子供が監督を受けることなく用いることを意図したバッテリチャージャは,この規格に適合

しなければならない。このとき,本体をこの附属書によって修正して適用する。このバッテリチャージャ

は,30 V 以下の安全特別低電圧の直流出力をもち,かつ,定格出力は 50 VA 以下でなければならない。

注記 1  この附属書の対象となるバッテリチャージャは,玩具ではない。

注記 2  この附属書の追加の細分箇条及び注記には,201 から始まる番号を付ける。

試験のための一般条件 

追加 

5.201

バッテリを用いる場合,最も不利な条件を示す一般で入手可能な充電式バッテリを使用する。

分類 

6.1 

修正 

屋外使用を意図したバッテリチャージャは,クラス III とする。その他のバッテリチャージャは,クラス

II

又はクラス III とする。

6.2 

追加 

屋外使用を意図したバッテリチャージャは,IPX7 以上とする。

追加 

6.201

外郭は,外来固形物の侵入に対する保護等級を IP3X 以上とする。

適否は,目視検査によって判定する。

表示,及び取扱説明又は据付説明 

7.1 

追加 

屋内使用だけを意図したバッテリチャージャは,IEC 60417 の記号 5957 を表示するか,又は次の内容を

表示しなければならない。

“屋内使用専用”

バッテリチャージャには,外来固形物の侵入に対する保護等級に従って IP コードを表示しなければなら

ない。

バッテリチャージャは,8+と合わせて笑った顔の記号を表示しなければならない。

7.6 

追加 

IEC 60417

の記号 5957………屋内使用専用

(笑った顔)………8 歳以上の子供が用いるのに適している。


13

C 9335-2-29

:2015

7.12 

追加 

取扱説明書には,次の趣旨を記載しなければならない。

−  注意:8 歳以上の子供だけに,バッテリチャージャの使用を認める。子供がバッテリチャージャを安

全な方法で用いるように十分な指示を与え,また,これが玩具ではなく,これで遊んではなら

ないことを説明する。

−  破裂の危険があるので,非充電式の電池を再充電しないように子供に指導する。

−  バッテリチャージャの損傷について,特に,コード,プラグ及び外郭を定期的に検査する。バッテリ

チャージャが損傷を受けた場合,修理するまで,使用してはならない。

クラス III のバッテリチャージャに関する取扱説明書には,

玩具用変圧器から電源の供給を受けることを

明記しなければならない。

7.14 

追加 

機器に表示する記号の高さは 10 mm 以上とし,文字の高さは 3 mm 以上とする。

適否は,測定によって判定する。

充電部への接近に対する保護 

8.1.1 

修正 

外郭の部品を取り外すために工具を用いた後であっても,充電部又は基礎絶縁だけで充電部から分離し

た金属部分への接近が可能であってはならない。

JIS C 0922

に規定する検査プローブ B の適用を規定しているが,検査プローブ 18 も適用する。

10 

入力及び電流 

10.101 

追加 

出力電圧は,42.4 V ピークを超えてはならない。

11 

温度上昇 

11.8 

追加 

JIS C 0922

に規定する検査プローブ 18 が接触する部品の温度上昇は,次の値を超えてはならない。

−  金属の場合,25 K

−  その他の材料の場合,35 K

注記 201  金属に対する温度上昇限度値は,バッテリの表面に適用する。

17 

変圧器及びその関連回路の過負荷保護 

追加 

JIS C 0922

に規定する検査プローブ 18 が接触する部品の温度上昇は,次の値を超えてはならない。

−  金属の場合,45 K

−  その他の材料の場合,55 K

19 

異常運転 

19.13 

追加 

JIS C 0922

に規定する検査プローブ 18 が接触する部品の温度上昇は,次の値を超えてはならない。


14

C 9335-2-29

:2015

−  金属の場合,45 K

−  その他の材料の場合,55 K

21 

機械的強度 

追加 

21.201

バッテリチャージャには,JIS C 60068-2-75 に規定する試験 Eha(振り子ハンマ試験)に従ったハ

ンマ試験を行う。衝撃エネルギーは,2 J とする。長方形のバッテリチャージャの場合,4 面及び 4 か所の

エッジに衝撃を与える。その他の形状のバッテリチャージャの場合,外郭の周辺に沿った等間隔の 8 か所

に衝撃を与える。

次に,バッテリチャージャには,JIS C 60068-2-31 に規定する自然落下試験−方法 1 を行う。落下高さ

は,500 mm とする。バッテリチャージャは,通常使用の姿勢にして落下させる。

バッテリチャージャに,この規格に規定する要求事項への適合性を損なうおそれがある損傷があっては

ならない。特に,充電部が可触になってはならない。

22 

構造 

追加 

22.201

バッテリチャージャは,単一の定格電圧又は定格電圧範囲をもたなければならない。バッテリチ

ャージャは,出力電圧を手動で調節する手段を組み込んではならない。

適否は,目視検査によって判定する。

22.202

バッテリチャージャは,バッテリの充電状態にかかわらず,逆充電を防止する構造でなければな

らない。この要求事項は,バッテリを逆極性で差し込んだ場合にも適用する。

適否は,目視検査及び測定によって判定する。

24 

部品 

追加 

24.201

玩具用変圧器に関する関連規格は,JIS C 61558-2-7 である。この変圧器試験が必要な場合,JIS C 

61558-2-7

の 7.220.7.120.101 及び箇条 15(短絡及び過負荷に対する保護)に従って試験を行う。

注記  対応国際規格の“20.5.1”は,JIS C 61558-2-7 の 2008 年度版では,“20.7.1”となっているが,

規定内容に差異がないため,この規格でも“20.7.1”を引用した。

25 

電源接続及び外部可とうコード 

25.1 

修正 

バッテリチャージャは,差込プラグ付きの電源コード又はコンセントに直接差し込むピンを備えていな

ければならない。

25.5 

修正 

バッテリチャージャは,Y 形取付け又は Z 形取付けとする。


15

C 9335-2-29

:2015

参考文献

参考文献は,次を除き,JIS C 9335-1 

参考文献による。

追加 

JIS C 8105-2-22

  照明器具−第 2-22 部:非常時用照明器具に関する安全性要求事項

注記  対応国際規格:IEC 60598-2-22,Luminaires−Part 2-22: Particular requirements−Luminaires for

emergency lighting

(MOD)

IEC 61851

(all parts)

,Electric vehicle conductive charging system


16

C 9335-2-29

:2015

附属書 JAA

(参考)

JIS

と対応国際規格との対比表

JIS C 9335-2-29

:2015  家庭用及びこれに類する電気機器の安全性−第 2-29 部:バ

ッテリチャージャの個別要求事項

IEC 60335-2-29

:2002,Household and similar electrical appliances−Safety−Part

2-29 : Particular requirements for battery chargers

, Amendment 1:2004 及 び

Amendment 2:2009

(I)JIS の規定

(II)

国際規格

番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条

ごとの評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

箇 条 番 号

及び題名

内容

箇条番号

内容

箇 条 ご と

の評価

技術的差異の内容

1

適用範囲

1

JIS

とほぼ同じ。

追加

通則の 8.1.4 に“安全特別低電
圧”と併せて“クラス 0 機器の

場合の強化絶縁の耐電圧試験

に適合する絶縁変圧器”を追加
し,通則に合わせた。

クラス 0 機器を明確化した。クラ
ス 0 機器の追加は,TBT 例外事項

である。

3.1.9

通常動作

3.1.9

JIS

とほぼ同じ。

変更

主に当てはまる種々のバッテ

リについての記載がないため

注記を変更した。

バッテリの放電した状態につい

ては,一律に規定できないことを

例示を示し明確化した。

3.103A

クラス 0 絶縁変圧器
の定義

追加

必要である“クラス 0 絶縁変圧
器”を定義した。

7.12

バ ッ テ リ の 取 扱 説

明書への記載要求

 7.12

JIS

とほぼ同じ。

追加

現状に合わせ,形式を表示して

いるバッテリと表示していな

いバッテリとを区別し,明確化
した。また,互換性のない接続

器を用いているバッテリを適

用から除外した。

バッテリチャージャの使用者へ

の安全性向上を図るため。

16

C

 933

5-2

-29

2

015


17

C 9335-2-29

:2015

(I)JIS の規定

(II) 
国際規格

番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

箇 条 番 号

及び題名

内容

箇条番号

内容

箇 条 ご と

の評価

技術的差異の内容

7.12

自 動 車 用 バ ッ テ リ

チ ャ ー ジ ャ の 取 扱
説 明 書 へ の 記 載 要

 7.12

JIS

とほぼ同じ。

変更

自動車用バッテリチャージャ

の充電方法について,IEC 規格
では自動車にバッテリを乗せ

たまま充電する方法を取扱説

明書に書かなければならない
旨を要求しているが,この方法

は安全上望ましくないため,変

更した。

国際規格の見直しの際,改正提案

を検討する。

10.101

無 負 荷 直 流 出 力 電

 10.101

JIS

とほぼ同じ。

追加

バッテリチャージャの出力回
路の充電部が,検査プローブ

13

で接触できないような構造

の場合,EN 規格では,42.4 V
を超えてもよいという規格の

運用がされているため追加し

た。

国際規格の見直しの際,改正提案
を検討する。

10.102

定 格 直 流 出 力 の 許
容差

 10.102

JIS

とほぼ同じ。

変更

IEC

規格では,定格直流出力電

流の許容差を±10 %以内とし

ているが,JIS では,+10 %に

変更した。

負側の許容値を規定していない
場合は,出力電流を大きく表示で

きるが,その表示電流で温度試験

等を行うことになるので,安全上
は特に問題はない。国際規格の見

直しの際,改正提案を検討する。

22.26 SELV

回路と他の回

路との分離

 22.26

JIS

とほぼ同じ。

削除

IEC

規格の要求事項は,クラス

II

構造を意図した規定であり,

JIS

ではクラス 0 機器を認めて

いるため,IEC 規格の第 2 部の

規定を削除した。 
  なお,クラス 0 機器を考慮し

た場合,通則の 8.1.4 で本項と

同等の内容がカバーできるた
め通則を適用した。

国際規格の見直しの際,改正提案

を検討する。

17

C

 933

5-2

-29

2

015


18

C 9335-2-29

:2015

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:

IEC 60335-2-29:2002,Amd.1:2004,Amd.2:2009,MOD)

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

    −  削除……………… 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。

    −  追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
    −  変更……………… 国際規格の規定内容を変更している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

    −  MOD……………  国際規格を修正している。

18

C

 933

5-2

-29

2

015