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C 9335-2-211

:2007

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本ホー

ムヘルス機器協会(HAPI)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正す

べきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS C 9335-2-211:2004 及び追補 1(2006)は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は

をもたない。


C 9335-2-211

:2007

(2)

目  次

ページ

序文 

1

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  定義

1

4.

  一般要求事項 

2

5.

  試験のための一般条件 

2

6.

  分類

2

7.

  表示及び取扱説明

2

8.

  充電部への接近に対する保護

2

9.

  モータ駆動機器の始動 

2

10.

  入力及び電流 

2

11.

  温度上昇

2

12.

  (規定なし) 

3

13.

  動作温度での漏えい電流及び耐電圧 

3

14.

  過渡過電圧 

3

15.

  耐湿性

3

16.

  漏えい電流及び耐電圧 

3

17.

  変圧器及びその関連回路の過負荷保護 

3

18.

  耐久性

3

19.

  異常運転 

3

20.

  安定性及び機械的危険 

3

21.

  機械的強度 

3

22.

  構造

4

23.

  内部配線 

4

24.

  部品

4

25.

  電源接続及び外部可とうコード

4

26.

  外部導体用端子

5

27.

  接地接続の手段

5

28.

  ねじ及び接続 

5

29.

  空間距離,沿面距離及び固体絶縁 

5

30.

  耐熱性及び耐火性

5

31.

  耐腐食性 

5

32.

  放射線,毒性その他これに類する危険性 

5

附属書 

5


日本工業規格

JIS

 C

9335-2-211

:2007

家庭用及びこれに類する電気機器の安全性−

第 2-211 部:家庭用熱療法治療器の個別要求事項

Safety of household and similar electrical appliances

Part 2-211: Particular requirements for heat therapy apparatus for home use

序文  この規格は,JIS C 9335-1:2003(家庭用及びこれに類する電気機器の安全性−第 1 部:一般要求事

項)と併読する規格である。ただし,この規格は,一般要求事項に優先して用いる。

1.

適用範囲  この規格は,家庭用及び類似の目的の家庭用熱療法治療器で,定格電圧が単相の場合には

250 V

以下,その他の機器の場合には 480 V 以下の機器の安全性について規定する。

なお,この規格の範囲内の機器の例は,次による。

−  家庭用温熱治療器

−  温きゅう(灸)器

家庭用熱療法治療器は,モータ,電熱素子又はそれらの組合せを含む場合がある。

通常,家庭で使用しない場合であっても,店舗,軽工業及び農場において,一般の人が使用する場合に

危険要因となる機器も,この規格の適用範囲である。

この規格では,住宅の中及び周囲で,機器に起因して人が遭遇する共通的な危険性を,可能な限り取り

扱っている。ただし,この規格では,通常,次の状態については規定していない。

−  監視のない状態で幼児又は非健常者が機器を使用する場合。

−  幼児が機器で遊ぶ場合。

備考 101.  この規格は,次のものには適用しない。

−  産業用機器

−  腐食しやすい又は爆発性の雰囲気(例えば,じんあい,蒸気又はガス)が存在する特

殊な状態の場所で使用する機器

−  医用電気機器(JIS T 0601-1

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。この引用規格は,記載の年の版だけがこの規格の規定を構成するものであって,その後の改正版・追

補は適用しない。

JIS C 9335-1:2003

  家庭用及びこれに類する電気機器の安全性−第 1 部:一般要求事項

3. 

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,JIS C 9335-1 の 3.によるほか,次による。ただし,3.1.9

はこの規格による。 

3.1.9

通常動作


2

C 9335-2-211

:2007

−  機器は,導子部を開放した状態の運転。

−  水その他の液体を入れる容器をもつものは,容器に定格容量(定格容量の表示のないものは,容器の

容量の約 80  %)の水を入れた状態の運転。

−  パックは,導子部の面積に等しい大きさの布(タオル)などに水滴が落ちない程度に十分な水を含ま

せたもので覆った状態。

3.101

導子  治療のために,人体に熱刺激を供給する機器の部分及び附属品。

3.102

導子部  治療のために,人体に接触させることを目的とした導子の部分。 

備考  温きゅう(灸)器の場合,きゅう点部とする。

3.103 

パック  家庭用温熱治療器の導子部で内部に発熱体をもち,水を含ませた布(タオル)などととも

に患部に装着して暖めるもの。

3.104

家庭用熱療法治療器  発熱体などによる熱刺激を利用して家庭で治療する機器。

3.105

家庭用温熱治療器  電熱を利用して熱刺激を与え,患部を治療する[温きゅう(灸)器を除く。]

家庭用の機器。

3.106

温きゅう(灸)器  きゅう(灸)点部で熱刺激を患部に与えて治療する家庭用の機器。

4.

一般要求事項  一般要求事項は,JIS C 9335-1 の 4.による。

5.

試験のための一般条件  試験のための一般条件は,JIS C 9335-1 の 5.によるほか,次による。

5.101 

この規格で取り扱う機器は,電熱機器として試験する。ただし,モータ駆動機器及び電熱機器の両

方の特性をもつものは複合機器として試験する。

6.

分類  分類は,JIS C 9335-1 の 6.によるほか,次による。

6.1 

JIS C 9335-1

の 6.1 によるほか,次による。

人体に水その他の液体を直接触れて使用するものは,クラス 0 機器であってはならない。ただし,機器

の外部に金属が露出していないものは除く。

7.

表示及び取扱説明  表示及び取扱説明は,JIS C 9335-1 の 7.による。

8.

充電部への接近に対する保護  充電部への接近に対する保護は,JIS C 9335-1 の 8.による。

9.

モータ駆動機器の始動  モータ駆動機器の始動は,この規格では規定しない。

10.

入力及び電流  入力及び電流は,JIS C 9335-1 の 10.による。

11.

温度上昇  温度上昇は,JIS C 9335-1 の 11.  によるほか,次による。ただし,11.7 はこの規格による。

11.7

温きゅう(灸)器は,1 時間,その他のものは,各部(コントローラをもつものは,コントローラの

各部を含む。

)の温度上昇がほぼ一定になるまで連続運転する。

11.8  JIS C 9335-1

の 11.8 によるほか,次による。

家庭用温熱治療器の導子部表面の最大通常温度上昇値は,50 K とする。


3

C 9335-2-211

:2007

12. 

(規定なし) 

13.

動作温度での漏えい電流及び耐電圧  動作温度での漏えい電流及び耐電圧は,JIS C 9335-1 の 13.によ

る。

14.

過渡過電圧  過渡過電圧は,JIS C 9335-1 の 14.による。 

15.

耐湿性  耐湿性は,JIS C 9335-1 の 15.による。

16.

漏えい電流及び耐電圧  漏えい電流及び耐電圧は,JIS C 9335-1 の 16.による。

17.

変圧器及びその関連回路の過負荷保護  変圧器及びその関連回路の過負荷保護は,JIS C 9335-1 の 17.

による。

18.

耐久性  家庭用熱療法治療器の導子部の折り畳み性能は,次による。 

導子部を折り畳めるものは,

容易に折り畳むことができる程度に折り畳み,

最後の折り目に直径約 25 mm

の丸棒を当て,丸棒を内側にして 1 000 回折り畳む操作を行ったとき,各部に異常が生じてはならない。

なお,この場合,丸棒を当てる位置は,90°異なる 2 方向(1 方向だけ折り畳んで使用されるものは,1

方向。

)の位置とし,それぞれの位置について 1 000 回折り畳む操作を行わなければならない。

適否は,目視検査によって判定する。

19.

異常運転  異常運転は,JIS C 9335-1 の 19.によるほか,次による。

19.2

JIS C 9335-1

の 19.2 によるほか,次による。

放熱を制限して行う試験は,次による。

−  水その他の液体を入れる容器をもつものは,容器に水その他液体を入れない。

その他のものは,機器を厚さ 5 cm の綿ふとん又は 5 cm の耐熱性ポリウレタンフォームで覆う。

−  導子部を折り畳んで使用するおそれのあるものは,容易に折り畳むことができる程度(折り畳んだと

きに導子部の片側の面積が 200 cm

2

となることを標準とする。

)に折り畳む。

20. 

安定性及び機械的危険  安定性及び機械的危険は,JIS C 9335-1 の 20.による。

21. 

機械的強度  機械的強度は,JIS C 9335-1 の 21.によるほか,  次による。

床上で使用するものは,次の a)の試験,また,可搬形機器で質量が 4 kg 以下のものは,次の b)の試験を

行ったとき,これに適合しなければならない。

a)

静荷重試験  試験品を厚さが 10 mm 以上の表面が平らな木台の上に通常の使用状態に置き,底面の形

状が正方形であって,その 1 辺の長さが 100 mm,質量が 60 kg のおもりを上部に 1 分間置いたとき,

各部にひび,割れ,その他の異常が生じてはならない。

適否は,目視検査によって判定する。

b)

落下試験  コンクリート床上に置いた厚さが 30 mm の表面が平らなラワン板の中央部に,機器の底面

がラワン板の面に平行になるように機器をひもでつり下げたものを,70 cm の高さから落とし,異常


4

C 9335-2-211

:2007

が生じてはならない。

適否は,次の試験によって判定する。

充電部の露出及び短絡を生じず,かつ,500 V 絶縁抵抗計で測定した充電部と機器の表面との間の

絶縁抵抗は,0.1 MΩ以上でなければならない。

なお,治療マットをもつものは,導子部の表面に導子部と同じ大きさの金属はくを当て,充電部と

金属はくとの間の絶縁抵抗を測定する。

22. 

構造  構造は,JIS C 9335-1 の 22.によるほか,次による。

a)

ふた及び外郭は,容易に取り外すことができない構造でなければならない。ただし,取り外したとき

に充電部及び導子部以外の発熱部が露出しないものは,この限りでない。

適否は,目視検査によって判定する

b)

蒸気発生用のタンクをもつものは,圧力安全弁が作動しなければならない。

適否は,次の試験によって判定する。

タンクに水を入れ,水蒸気の噴出孔を閉じた状態で,定格電圧に等しい電圧を連続して加える。

c)

パックをもつものは,パックに防水処理を施してあり,かつ,通常の使用状態において,充電部に水

がかからない構造でなければならない。

適否は,目視検査及び次の試験によって判定する。

浸水絶縁試験  絶縁耐力試験の後,機器のカバーを取り除き,電源電線などの接続部以外の部分

を清水中に 3 分間浸し,500 V 絶縁抵抗計によって測定した充電部と清水との間の絶縁抵抗は,

二重絶縁構造のものは 1 MΩ以上,その他のものは 0.3  MΩ以上でなければならない。この試験

の後に機器を乾燥し,500 V 絶縁抵抗計によって測定した充電部と機器の表面との間の絶縁抵抗

は,二重絶縁構造のものは 3 MΩ以上,その他のものは 1  MΩ以上でなければならない。

耐湿絶縁試験  電源電線などの接続部については,45  ℃±3  ℃で 4 時間機器を放置した後,周囲

温度が 40  ℃±3  ℃,相対湿度が 88  %以上 92  %以下の状態に,二重絶縁構造のものは 48 時間,

その他のものは 24 時間保った後に機器の外郭表面に付着した水分をふきとり,500 V 絶縁抵抗計

によって測定した充電部と機器の表面との間の絶縁抵抗は,二重絶縁構造のものは 1 MΩ以上,

その他のものは 0.3  MΩ以上でなければならない。

通常動作試験  通常動作において,充電部とパック表面の十分な水分をもつものとの間に 1 000 V

の交流電圧を 1 分間印加したとき,これに耐えなければならない。

d)

感熱線を使用するものは,これらを発熱体の各部から 30 cm 以内に取り付ける。

適否は,寸法測定によって判定する。

e)

水蒸気の噴出孔をもつものは,水を入れ,定格電圧に等しい電圧を連続して加えたとき,水滴が水蒸

気とともに噴出してはならない。

適否は,目視検査によって判定する。

23. 

内部配線  内部配線は,JIS C 9335-1 の 23.による。

24. 

部品  部品は,JIS C 9335-1 の 24.による。

25. 

電源接続及び外部可とうコード  電源接続及び外部可とうコードは,JIS C 9335-1 の 25.による。


5

C 9335-2-211

:2007

26. 

外部導体用端子  外部導体用端子は,JIS C 9335-1 の 26.による。

27. 

接地接続の手段  接地接続の手段は,JIS C 9335-1 の 27.による。

28. 

ねじ及び接続  ねじ及び接続は,JIS C 9335-1 の 28.による。

29. 

空間距離,沿面距離及び固体絶縁  空間距離,沿面距離及び固体絶縁は,JIS C 9335-1 の 29.による。

30. 

耐熱性及び耐火性  耐熱性及び耐火性は,JIS C 9335-1 の 30.による。

31. 

耐腐食性  耐腐食性は,JIS C 9335-1 の 31.による。

32. 

放射線,毒性その他これに類する危険性  放射線,毒性その他これに類する危険性は,JIS C 9335-1

の 32.による。

附属書

附属書は,JIS C 9335-1 の附属書による。

参考規格

JIS C 9335-1

の参考規格によるほか,次による。

JIS T 0601-1

  医用電気機器−第 1 部:安全に関する一般的要求事項