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C9318 : 1999

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日

本工業規格である。これによって JIS C 9318 : 1990 は改正れ,この規格に置き換えられる。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。通商産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

JIS C 9318 : 1999

には次に示す附属書がある。

附属書 A(参考)  ローリアクタンス・ケーブルの色分け

附属書 B(参考)  単線往復式ケーブルの色分け

附属書 C(参考)  この規格に用いられている記号リスト


C9318 : 1999

(1) 

目次

ページ

序文

1

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  定義

1

4.

  種類

2

5.

  標準使用状態

4

6.

  冷却水

4

6.1

  水温

4

6.2

  水質

4

7.

  特性

4

7.1

  電気的特性

4

7.1.1

  絶縁抵抗

5

7.1.2

  抵抗及びインピーダンス

5

7.1.3

  温度上昇

6

7.2

  機械的特性

6

7.2.1

  耐水圧性

6

7.2.2

  通水性

6

7.2.3

  可とう性

6

7.2.4

  ねじれ性

6

7.2.5

  耐久性

6

8.

  構造

6

8.1

  ローリアクタンス・ケーブル

6

8.1.1

  構成

6

8.1.2

  導線

7

8.1.3

  ホースカバー

7

8.1.4

  セパレータ

7

8.1.5

  ケーブル端子

7

8.2

  単線往復式ケーブル

8

8.2.1

  構成

8

8.2.2

  導線

8

8.2.3

  ホースカバー

8

8.2.4

  ケーブル端子

8

8.3

  材料

9

9.

  試験

9

9.1

  定義

9


C9318 : 1999

目次

(2) 

9.2

  電気的特性試験

9

9.2.1

  絶縁抵抗試験

9

9.2.2

  抵抗及びインピーダンス試験

9

9.2.2.1

  ケーブルの抵抗測定

9

9.2.2.2

  ケーブルのインピーダンスの測定

10

9.2.3

  温度試験

11

9.3

  機械的特性試験

13

9.3.1

  耐水圧試験

13

9.3.2

  通水性試験

13

9.3.3

  可とう性試験

14

9.3.4

  ねじれ性試験

15

9.4

  耐久性

16

10.

  検査

19

10.1

  形式検査(3)

19

10.2

  受渡検査(4)

19

11.

  製品の呼び方

19

12.

  表示

19

13.

  マーキング

20

14.

  発送条件

20

附属書 A(参考)

21

附属書 B(参考)

22

附属書 C(参考)  表 C  この規格に用いられている記号リスト

23


日本工業規格

JIS

 C9318

: 1999

ポータブル・スポット溶接機用

水冷二次ケーブル

Water-cooled secondary cables for portable spot welding machines

序文  この規格は,1993 年に第 1 版として発行された ISO 8205-1, Water-cooled secondary connection cables

for resistance welding

−Part 1 : Dimensions and requirements for double-conductor connection cables 及び ISO 

8205-2, Water-cooled secondary connection cables for resistance welding

−Part 2 : Dimensions and requirements for

single-conductor connection cables

並びに ISO 8205-3, Water-cooled secondary connection cables for resistance

welding

−Part 3 : Test requirements を元に作成した日本工業規格であるが,対応国際規格には規定されてい

ない規定項目及び規定内容を日本工業規格として追加している。

また,耐久試験の一部を変更して規定している。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にはない事項である。

1.

適用範囲  この規格は,主として,ポータブル・トランスとポータブル・ガンとを接続するために使

用するローリアクタンス及び単線往復式の水冷二次ケーブル

(以下,

ケーブルという。

について規定する。

備考  この規格の対応国際規格を次に示す。

ISO 8205-1 :  1993, Water-cooled secondary connection cables for resistance welding

−Part 1 :

Dimensions and requirements for double-conductor connection cables

ISO 8205-2 :  1993, Water-cooled secondary connection cables for resistance welding

−Part 2 :

Dimensions and requirements for single-conductor connection cables

ISO 8205-3 :  1993, Water-cooled secondary connection cables for resistance welding

−Part 3 : Test

requirements

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの規格は,その最新版(追補を含む)を適用する。

JIS C 9305

  抵抗溶接機通則

JIS C 9317

  ポータブル・スポット溶接機用溶接変圧器

3.

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,次による。

a)

ローリアクタンス・ケーブル  (Double-conductor connection cables)    溶接変圧器の二次側端子と溶接ガ

ンとの間を電気的に接続する相互に絶縁された 2 経路の導線を 1 本のホースに組み込んでできるだけ

リアクタンスを小さくした可とう性のある水冷式のケーブル。

b)

単線往復式ケーブル  (Single-conductor connection cables)    溶接変圧器の二次側端子と溶接ガンとの間


2

C9318 : 1999

を電気的に接続する 2 本から構成された可とう性のある水冷式のケーブル。

c)

公称断面積  1 経路の導体の各素線の断面積を合計した面積。

d)

ケーブル長さ  基準線間長さ(図 参照)。

備考1. AA'は4個のボルト穴の中心線である。

2. BB'

はねじ部端末線である。

図 1  ケーブル長さ

4.

種類  ローリアクタンス・ケーブル及び単線往復式ケーブルの種類は,公称断面積及びケーブルの長

さによって,

表 1-1,表 1-2,表 1-3,表 1-4 のように定める。

表 1-1  ローリアクタンス・ケーブルの種類  (タイプ)

種類

公称断面積

mm

2

長さ

m

種類

公称断面積

mm

2

長さ

m

K150-10

150 1.0  K160-10

160 1.0

K150-15

 1.5  K160-15

 1.5

K150-20

 2.0  K160-20

 2.0

K150-24

 2.4  K160-24

 2.4

K150-25

 2.5  K160-25

 2.5

K200-10

200 1.0  K250-10

250 1.0

K200-15

 1.5  K250-15

 1.5

K200-20

 2.0  K250-20

 2.0

K200-24

 2.4  K250-24

 2.4

K200-25

 2.5  K250-25

 2.5

K315-10 315

1.0

K315-15

1.5

K315-20

2.0

K315-24

2.4

K315-25

2.5

備考  種類の欄に示す記号は

第 1 字目  K:ローリアクタンス 
初めの数字:導体の公称断面積 
末尾の数字:ケーブルの長さ


3

C9318 : 1999

表 1-2  ローリアクタンス・ケーブルの種類  (タイプ)

種類

公称断面積

mm

2

長さ

mm

種類

公称断面積

mm

2

長さ

mm

A-2

×160- 1 000

160

1 000

A-2

×200- 1 000

200

1 000

A-2

×160- 1 250

1 250

A-2

×200- 1 250

1 250

A-2

×160- 1 600

1 600

A-2

×200- 1 600

1 600

A-2

×160-(1 800)

(1 800)

A-2

×200-(1 800)

(1 800)

A-2

×160- 2 000

2 000

A-2

×200- 2 000

2 000

A-2

×160-(2 240)

(2 240)

A-2

×200-(2 240)

(2 240)

A-2

×160- 2 500

2 500

A-2

×200- 2 500

2 500

A-2

×160-(2 800)

(2 800)

A-2

×200-(2 800)

(2 800)

A-2

×160- 3 150

3 150

A-2

×200- 3 150

3 150

A-2

×160-(3 550)

(3 550)

A-2

×200-(3 550)

(3 550)

A-2

×160- 4 000

4 000

A-2

×200- 4 000

4 000

A-2

×250- 1 000

250

1 000

A-2

×315- 1 000

315

1 000

A-2

×250- 1 250

1 250

A-2

×315- 1 250

1 250

A-2

×250- 1 600

1 600

A-2

×315- 1 600

1 600

A-2

×250-(1 800)

(1 800)

A-2

×315-(1 800)

(1 800)

A-2

×250- 2 000

2 000

A-2

×315- 2 000

2 000

A-2

×250-(2 240)

(2 240)

A-2

×315-(2 240)

(2 240)

A-2

×250- 2 500

2 500

A-2

×315- 2 500

2 500

A-2

×250-(2 800)

(2 800)

A-2

×315-(2 800)

(2 800)

A-2

×250- 3 150

3 150

A-2

×315- 3 150

3 150

A-2

×250-(3 550)

(3 550)

A-2

×315-(3 550)

(3 550)

A-2

×250- 4 000

4 000

A-2

×315- 4 000

4 000

備考  種類の欄に示す記号は

第 1 字目  A:A タイプ又は B タイプ,ローリアクタンス・ケーブルの分類を示す。 

表 10  分類参照)

参考  括弧内に示す長さはなるべく使用しないことがのぞましい。

表 1-3  単線往復式ケーブルの種類  (タイプ)

種類

公称断面積

mm

2

長さ

m

種類

公称断面積

mm

2

長さ

m

S150-06 150

0.6

S160-06 160

0.6

S150-10

1.0

S160-10

1.0

S150-15

1.5

S160-15

1.5

S150-20

2.0

S160-20

2.0

S150-25

2.5

S160-25

2.5

S180-06 180

0.6

S200-06 200

0.6

S180-10

1.0

S200-10

1.0

S180-15

1.5

S200-15

1.5

S180-20

2.0

S200-20

2.0

S180-25

2.5

S200-25

2.5

S250-06 250

0.6

S315-06 315

0.6

S250-10

1.0

S315-10

1.0

S250-15

1.5

S315-15

1.5

S250-20

2.0

S315-20

2.0

S250-25

2.5

S315-25

2.5


4

C9318 : 1999

備考  種類の欄に示す記号は

第 1 字目  S:単線往復式

初めの数字:導体の公称断面積 
末尾の数字:ケーブルの長さ

表 1-4  単線往復式ケーブルの種類  (タイプ)

種類

公称断面積

mm

2

長さ

mm

種類

公称断面積

mm

2

長さ

mm

C-160-  500

160

 500

C-200-  500

200

 500

C-160-  630

 630

C-200-  630

 630

C-160-  800

 800

C-200-  800

 800

C-160- 1 000

1 000

C-200- 1 000

1 000

C-160- 1 250

1 250

C-200- 1 250

1 250

C-160- 1 600

1 600

C-200- 1 600

1 600

C-160-(1 800)

(1 800)

C-200-(1 800)

(1 800)

C-160- 2 000

2 000

C-200- 2 000

2 000

C-160-(2 240)

(2 240)

C-200-(2 240)

(2 240)

C-160- 2 500

2 500

C-200- 2 500

2 500

C-160-(2 800)

(2 800)

C-200-(2 800)

(2 800)

C-160- 3 150

3 150

C-200- 3 150

3 150

C-160-(3 550)

(3 550)

C-200-(3 550)

(3 550)

C-160- 4 000

4 000

C-200- 4 000

4 000

C-250-  500

250

 500

C-315-  500

315

 500

C-250-  630

 630

C-315-  630

 630

C-250-  800

 800

C-315-  800

 800

C-250- 1 000

1 000

C-315- 1 000

1 000

C-250- 1 250

1 250

C-315- 1 250

1 250

C-250- 1 600

1 600

C-315- 1 600

1 600

C-250-(1 800)

(1 800)

C-315-(1 800)

(1 800)

C-250- 2 000

2 000

C-315- 2 000

2 000

C-250-(2 240)

(2 240)

C-315-(2 240)

(2 240)

C-250- 2 500

2 500

C-315- 2 500

2 500

C-250-(2 800)

(2 800)

C-315-(2 800)

(2 800)

C-250- 3 150

3 150

C-315- 3 150

3 150

C-250-(3 550)

(3 550)

C-315-(3 550)

(3 550)

C-250- 4 000

4 000

C-315- 4 000

4 000

備考  種類の欄に示す記号は

第 1 字目  C:C 形又は D 形,ケーブル端子の分類を示す。

図 4  ケーブル端子参照)

参考  括弧内に示す長さはなるべく使用しないことがのぞましい。

5.

標準使用状態  ケーブルの使用状態は,JIS C 9305 による。

6.

冷却水

6.1

水温  ケーブルに使用する冷却水の水温は,給水口において 30℃以下とする。

6.2

水質  ケーブルに使用する冷却水の水質は,工業用水又はこれに準じたものとする。

7.

特性

7.1

電気的特性  電気特性は,断面積の一つの関数及び長さとしての理論的値として示される。理論的

値とは,ケーブルを流れる許容溶接電流及び電圧降下を算出するだけに与えられ,合格判定値ではない。


5

C9318 : 1999

7.1.1

絶縁抵抗  新しい乾燥したローリアクタンス・ケーブルの基準線間絶縁抵抗は,9.2.1 の方法で測

定したとき,1M

Ω以上でなければならない。

7.1.2

抵抗及びインピーダンス  表 1-1 のローリアクタンス・ケーブル及び表 1-3 の単線往復式ケーブル

の抵抗は,9.2.2.1 a)の A

方式で測定したとき,25℃に換算された抵抗値が,表 1-1 のケーブルは表 2-1,表

1-3

のケーブルは

表 2-3 の値以下でなければならない。ただし,この抵抗値は往復経路合計の値とする。

また,

表 1-2 のローリアクタンス・ケーブル及び表 1-4 の単線往復式ケーブルの抵抗は,9.2.2.1 b)の B

方式で測定したとき,表 1-2 のケーブルは表 2-2,表 1-4 のケーブルは表 2-4 の値以下でなければならない。

表 2-1  ローリアクタンス・ケーブルの抵抗値  (タイプ)

単位

µΩ,温度 25  ℃

公称断面積

 (mm

2

)

長さ (m)

1.0 1.5 2.0 2.4 2.5

150

260 390 520 625 650

160

245 365 490 490 615

200

195 295 390 470 490

250

155 235 310 370 390

315

125 190 250 300 310

表 2-2  ローリアクタンス・ケーブルの抵抗値  (タイプ) 

単位

µΩ,温度 30  ℃

公称断面積

 (mm

2

)

長さ (m)

1.0 1.25 1.6  1.8  2.0 2.24 2.5  2.8 3.15 3.55 4.0

160

245 305 390 440 490 550 615 685 770 870 980

200

195 245 310 350 390 435 490 545 615 690 780

250

155 195 250 280 310 345 390 435 490 550 620

315

125 155 200 225 250 280 310 350 395 445 500

表 2-3  単線往復式ケーブルの抵抗値  (タイプ) 

単位

µΩ,温度 25  ℃

公称断面積

(mm

2

)

長さ (m)

0.6 1.0 1.5 2.0 2.5

150

155 260 390 520 650

160

145 245 365 490 615

180

135 220 330 440 545

200

120 195 295 390 490

250

95  155 235 310 390

315

75  125 190 250 310


6

C9318 : 1999

表 2-4  単線往復式ケーブルの抵抗値  (タイプ)

単位

µΩ,温度 30  ℃

公称断面積

 (mm

2

)

長さ (m)

0.5 0.63

0.8  1.0 1.25

1.6

1.8

2.0

2.24

2.5

2.8 3.15 3.55 4.0

160

125 155

175 245 305

390

440

490

550

615

685 770 870 980

200

100 125

155 195 245

315

350

390

440

490

545 645 655 780

250

80 100

125 155 195

250

280

310

350

390

435 490 550 620

315

65

80

100 125 155

200

225

250

280

310

350 395 445 500

表 1-1 のローリアクタンス・ケーブルのインピーダンスは,9.2.2.2 で測定したとき,25℃に換算された

インピーダンス値が,

表 の値以下でなければならない。

表 3  ケーブルのインピーダンス値

単位

µΩ,温度 25  ℃

公称断面積

 (mm

2

)

長さ

 (m)

 1.0

1.5 1.8 2.0 2.4 2.5

150 270 (275) 405 (410)

485 (495)

540 (550)

645 (655) 670 (680)

160 255

(260)

380 (385)

460 (470)

505 (510)

610 (620) 630

(640)

200 205

(210)

310 (320)

370 (380)

410 (420)

495 (505) 515

(525)

250 165

(170)

250 (260)

295 (305)

330 (340)

395 (405) 410

(420)

315 135

(140)

200 (205)

245 (250)

265 (270)

315 (325) 330

(340)

備考  インピーダンスの値は 50Hz 電源に対するものとし,括弧内は 60Hz 電源に対する

ものとする。

7.1.3

温度上昇  ケーブルの温度上昇は,その冷却水の入口温度と出口温度の差で表し 9.2.3 の方法で測

定したとき,その値が 45℃を超えてはならない。

7.2

機械的特性

7.2.1

耐水圧性  ケーブルの耐水圧性は,9.3.1 の方法で試験をしたとき,ホースカバーの破裂,又は,

各々の接続部にいかなる水漏れもあってはならない。

7.2.2

通水性  ケーブルの通水性は 9.3.2 の方法で測定したとき,ケーブル中での圧力損が 70kPa 以下で

なければならない。

7.2.3

可とう性(ローリアクタンス・ケーブルにだけ適用)  ケーブルの可とう性は 9.3.3 の方法で測定

する。それぞれの曲げ力の値は,A

方式は受渡当事者間の協定によるものとし,方式は曲率半径を相対

比較とする。

7.2.4

ねじれ性(ローリアクタンス・ケーブルにだけ適用)  ケーブルのねじれ性は 9.3.4 の方法で測定

する。そのねじり力の値は,受渡当事者間の協定によるものとする。

7.2.5

耐久性  ケーブルの耐久性は,9.4 の方法で試験を行う。必要耐久回数は,受渡当事者間の協定に

よるものとする。

8.

構造

8.1

ローリアクタンス・ケーブル

8.1.1

構成  ケーブルは少なくとも往復導線,セパレータ,ホースカバー,冷却水などからなるケーブル

部分と,両端に付くケーブル端子とで構成される。ケーブル部分の断面の例を

図 に示す。


7

C9318 : 1999

図 2  断面形状例

8.1.2

導線  導線は銅細線をよ(撚)り合わせたもので,可とう性が良好でなければならない。また,そ

の合計断面積は,公称断面積以上でなければならない。

8.1.3

ホースカバー  ホースカバーは可とう性及び絶縁性が良好で,その外面は耐摩耗性をもつものでな

ければならない。

8.1.4

セパレータ  セパレータは耐熱性及び耐摩耗性をもち,可とう性及び絶縁性が良好なものでなけれ

ばならない。

8.1.5

ケーブル端子  ケーブル端子の寸法は,図 の a),図 の b),表 のとおりとする。

なお,導体を区別するための極性識別記号(+又は−)を,対応するケーブル両端子上に明示しなけれ

ばならない。

図 3  ケーブル両端子(ローリアクタンス・ケーブル)

表 4  形端子の寸法

断面積 (mm

2

)

b (mm)

φ

d (mm)

160 35

∼38 56

200 42

∼45 56

250 45

∼48 63

315 45

∼48 63


8

C9318 : 1999

8.2

単線往復式ケーブル

8.2.1

構成  ケーブルは少なくとも導線とホースカバーからなるケーブル部分と,両端に付くケーブル端

子とで構成される。

8.2.2

導線  導線は銅細線をよ(撚)り合わせたもので,可とう性が良好でなければならない。

また,その合計断面積は公称断面積以上でなければならない。

8.2.3

ホースカバー  ホースカバーは可とう性及び絶縁性が良好で,その外面は耐摩耗性をもつものでな

ければならない。

8.2.4

ケーブル端子  ケーブル端子の接続部分の寸法は,変圧器側端子は,図 の a),ガン側端子は図 4

の b)

図 の c),図 の d),図 の e)のとおりとする。

(

1

)

ねじは左ねじとし,その山数は,25.4mm につき14山とする。基本山形及び寸法は,

4の c)による。

図 4  ケーブル端子(単線往復式ケーブル) 


9

C9318 : 1999

図 4  ケーブル端子(単線往復式ケーブル) 

表 5  形端子及び 形端子の寸法

断面積 (mm

2

)

φ

a (mm)

b (mm)

φ

d

1

 (mm)

φ

d

2

 (mm)

160 15 27 25 35

200 15 27 25 35

250 18 30 28 40

315 32 32 32 42

8.3

材料  材料の選択は,製造業者の判断に任せるものとする。ケーブルはシリコンが含まれてはなら

ない。

絶縁カバー及び二つの端子の絶縁部は,損傷を受けてはならない。さらに,最高 100℃の温度まで損傷

なく耐えるものとする。

9.

試験

9.1

定義  すべての試験は形式試験である。

9.2

電気的特性試験

9.2.1

絶縁抵抗試験  この試験はケーブルの冷却路中に水がない状態で行い,直流電圧 48V 以上の絶縁

抵抗計によって,往復間の絶縁抵抗を測定する。

9.2.2

抵抗及びインピーダンス試験

9.2.2.1

ケーブルの抵抗測定

a)  A

方式  ローリアクタンス・ケーブルの抵抗は図 の a)に示す端子の基準線位置間において片線ずつ

測定し,単線往復式ケーブルの抵抗は

図 の b)に示す端子の基準線位置間において測定する。

測定は,

図 に示すように,ケーブル端子間に 10A の直流電流(

2

)

を流したとき,ケーブル端子の基

準線位置の側面間の電圧(

2

)

を測定して,式(1)によって抵抗値を求める。

(

2

)

測定用直流電流計,直流電圧計の精度は0.5級以上とする。

10

V

R

t

=

 (1)

ここに,

R

t

求めるケーブルの抵抗値(測定値)

  (

µΩ)

V

測定された直流電圧

  (

µV)

ローリアクタンス・ケーブルの場合,片線ずつ測定しその和を求め,往復の値とする。単線往復式

の場合は,この測定値を

2

倍した値を往復値とする。


10

C9318 : 1999

なお,ケーブルは

図 のように通水し,冷却されている状態で測定するものとし,得られた値を

25

に換算した値で表示する。換算には式(2)を用いる。

)

25

(

385

00

.

0

1

25

t

R

R

t

=

 (2)

ここに,

R

t

:  式

(1)

で求めた抵抗値  (

µΩ)

t

:  測定時の水温  (℃)

R

25

: 25℃に換算された抵抗値  (

µΩ)

t

は出側の水温を測定する。

図 5  抵抗測定方法

b)

B

方式

  端子に直流電圧 をかけ,ケーブルを流れる電流の強さ を測定することによって,水が入

っていない状態における 30℃のケーブルの抵抗値を決定する。抵抗 は式

(3)

で得られる。

I

V

R

=

 (3)

9.2.2.2

ケーブルのインピーダンスの測定

  ケーブルのインピーダンスは,ケーブルが冷却されている状

態で測定する。その測定方法を

図 6

に示す。

a) 

片方の端部を

図 7

に示す純銅ボルトを用いた方法で短絡する。

b) 

ケーブル両端に,周波数 50Hz 又は 60Hz のできる限り正弦波に近い交流電圧を加え,溶接変圧器を通

じてケーブルに 100A∼500A の二次電流を流す。

c)

ケーブルの入側両端子間の電圧と二次電流を測定する。なお,測定時には 7l/min 以上の水を流してケ

ーブルの温度上昇を防ぐ。

図 6  インピーダンス測定方法

d)

測定時のケーブルのインピーダンスは,式

(4)

によって求める。

6

2

2

10

×

=

I

V

Z

t

 (4)

ここに,

Z

t

:  測定時のケーブルのインピーダンス  (

µΩ)


11

C9318 : 1999

V

2

:  ケーブルの入側両端子間の電圧 (V)

I

2

:  二次電流 (A)

参考

ケーブルの力率 (cos

θ)  は,式

(5)

によって求める。

25

25

cos

Z

R

=

θ

 (5)

ここに,  Z

25

: 25℃に換算したインピーダンス  (

µΩ)

R

25

9.2.2.1 a)

の式

(2)

で求めたケーブルの抵抗値  (

µΩ)

Z

25

を求める際,抵抗分の換算は

9.2.2.1 a)

の式

(2)

による。なお,この場合の測定時の水温値には出

側水温を当てるものとする。

図 7  ケーブル端子の短絡方法

備考

図 3

b)

B

に基づくケーブルのインピーダンスの決定

端子に周波数 50Hz 及び 60Hz,の正弦波の交流電圧をかけ,校正した電流計,電圧計により,

ケーブルを流れる電流の強さ I,電圧 を測定することによって,30℃でのケーブルのインピ

ーダンスを決定する。インピーダンス は,式

(6)

で得られる。

I

V

Z

=

 (6)

9.2.3

温度試験

  温度試験における給水,給電方法は

図 8

による。

a)

ローリアクタンス・ケーブルの場合

  ローリアクタンス・ケーブルは 7l/min の冷却水を流し,

表 1-1

のケーブルは

表 6-1

表 1-2

のケーブルは

表 6-2

に示すできる限り正弦波に近い等価連続電流を流し,

そのときの入口水温と出口水温を測定する。

b)

単線往復式ケーブルの場合

表 1-3

の単線往復式ケーブルは片線に 3l/min の冷却水を流し,

表 6-3


12

C9318 : 1999

示すできる限り正弦波に近い等価連続電流を流し,そのときの入口水温と出口水温を測定する。

また,

表 1-4

の単線往復式ケーブルは片線に 4l/min の冷却水を流して,

表 6-4

に示すできる限り正

弦波に近い等価連続電流を流し,そのときの入口水温と出口水温を測定する。

図 8  温度試験における給水,給電方法

備考

等価連続電流 I

2P

の値を

表 6-1

表 6-4

に示す。任意の使用率 における二次電流 I

X

は,式

(7)

から算出することができる。

X

I

I

P

X

100

2

=

 (7)

なお,誘導発熱が発生したり,他から誘導発熱の影響を受ける場合,その値が低下すること

も考慮しなければならない。

表 6-1  ローリアクタンス・ケーブルの公称断面積に対する等価連続電流  (タイプ)

単位 A

長さ (m)

公称断面積

 (mm

2

)

1.0 1.5 2.0 2.4 2.5

150

8

200

6 700 5

600 5

300 5

200

160

8

350

6

850 5

950 5

450 5

350

200

9

200

7

550 6

500 5

900 5

850

250 10

300

8

350 7

200 6

600 6

450

315

11 250

9 300 8

100 7

350 7

200

表 6-2  ローリアクタンス・ケーブルの公称断面積に対する等価連続電流  (タイプ)

単位 A

断面積 (mm

2

)

長さ

 (mm)

2

×160 2×200 2×250 2×315

1 000

8 000

9 000

10 000

11 200

1 250

7 100

8 000

9 000

10 000

1 600

6 300

7 100

8 000

9 000

(1 800)

6 000

6 700

7 500

8 500

2 000

5 600

6 300

7 100

8 000

(2 240)

5 300

6 000

6 700

7 500

2 500

5 000

5 600

6 300

7 100

(2 800)

4 750

5 300

6 000

6 700

3 150

4 500

5 000

5 600

6 300

(3 550)

4 250

4 750

5 300

6 000

4 000

4 000

4 500

5 000

5 600

備考  水の流量 7l/min,入口温度 30℃,出口温度 70℃として算出。


13

C9318 : 1999

表 6-3  単線往復式ケーブルの公称断面積に対する等価連続電流  (タイプ)

単位 A

長さ (m)

公称断面積

 (mm

2

)

0.6 1.0 1.5 2.0 2.5

150 10

300

8 200 6

700 5

600 5

200

160

180 11

200

8 800 7

100 6

100 5

700

250 11

800

9 200

7 550

6 500

5 850

315 12

900

10 300

8 350

7 200

6 450

表 6-4  単線往復式ケーブルの公称断面積に対する等価連続電流  (タイプ)

単位 A

長さ

(mm)

断面積 (mm

2

)

160 200 250 315

  500

14 000

16 000

18 000

20 000

  630

12 500

14 000

16 000

18 000

  800

11 200

12 500

14 000

16 000

1 000

10 000

11 200

12 500

14 000

1 250

  9 000

10 000

11 200

12 500

1 600

  8 000

  9 000

10 000

11 200

(1 800)

  7 500

  8 500

  9 500

10 600

2 000

  7 100

  8 000

  9 000

10 000

(2 240)

 6 700

 7 500

 8 500

 9 500

2 500

 6 300

 7 100

 8 000

 9 000

(2 800)

 6 000

 6 700

 7 500

 8 500

3 150

 5 600

 6 300

 7 100

 8 000

(3 550)

 5 300

 6 000

 6 700

 7 500

4 000

 5 000

 5 600

 6 300

 7 100

備考  水の流量 4l/min,入口温度 30℃,出口温度 70℃として算出。

9.3

機械的特性試験

9.3.1

耐水圧試験

図 9

に示すように,ケーブル下流側の水路を閉じ,上流側から給水し,ケーブルに十

分冷却水が満たされたことを確認した後,上流側の排水路を閉じ,

735kPa

の水圧を

6

分間供給する。

図 9  耐水圧試験方法(ローリアクタンス・ケーブルの場合の例)

9.3.2

通水性試験

  通水性試験は

A

方式

又は

B

方式

のいずれかによる。

a)

  A

方式

図 10

に示すように,流量調整弁によって,冷却水量が,

表 1-1

のローリアクタンス・ケーブ

ルは

7l/min

表 1-3

の単線往復式ケーブルは

3l/min

となるよう調整したときの圧力損を、入口側と出

口側の圧力計によって測定する。


14

C9318 : 1999

図 10  通水性試験方法(ローリアクタンス・ケーブルの場合の例)

b)

  B

方式

図 11

に示すように,流量調整弁によって,冷却水量が,

表 1-2

のローリアクタンス・ケーブ

ルでは

7l/min

表 1-4

の単線往復式ケーブルは

4l/min

となるよう調整したときの圧力損を,入口側と

出口側の圧力計によって測定する。この試験は,次の

2

種類の場合について行わなければならない。

1)

直線状態

  [

図 11 a)

2)

屈曲状態

  [

図 11 b)

図 11  通水性試験方法

9.3.3

可とう性試験

  可とう性試験は

A

方式

又は

B

方式

のいずれかによる。

a)

  A

方式

1)

  90

°端曲げ力試験

90

°端曲げ力試験は

図 12-1

a)

直角方向,

図 12-1

b)

平行方向の

2

種類につ

いて行うものとし,ケーブルを表面が滑らかな定盤に水平に取り付け,ターミナル部をばねばかり

などによって引っ張り,

90

°となったときの曲げ力を読み取る。

L

寸法を

300mm

から

100mm

ずつ

増やして,

500mm

までの値を測定する。

図 12-1  90°端曲げ力試験方法

2)

  180

°中央部曲げ力試験

  試験はケーブルを表面が滑らかな定盤に水平に取り付け,

図 12-2

のよう

にケーブルを

180

°曲げ,中央部の曲げ力をばねばかりなどで測定する。

R

寸法を

100mm

から

50mm

ずつ増やして,

200mm

までの値を測定する。


15

C9318 : 1999

図 12-2  180°中央部曲げ試験方法

b)

  B

方式  (両端部の曲率半径,両端部の可とう性試験)

  この試験は断面積

200mm

2

,長さ

2 500mm

のローリアクタンス・ケーブルを用いて

図 4

d)C

図 4

e)D

で規定する断面積又は長さを持

つ同じ仕様のケーブルを典型的ケーブルとみなして実施する。

1)

ケーブルの固定

1

点の座標を測定するための,外端が自由に突き出るようにした(

図 13

参照)

縦と横に伸びる目盛付き定規を取り付けた装置に,ケーブルをその一端のケーブル端子の一つで固

定する。ケーブルの両端をそれぞれ試験する。

2)

測定値

  二つの目盛付き定規を用い,

A

B

及び

C

の各点での

x

座標が

0mm

150mm

300mm

に対

応するそれぞれの

y

座標値を測定する。座標の原点

A

は,ケーブル端子にある固定穴の軸とその正

中面との交点であり,

B

点及び

C

点はケーブルの軸上に位置している(

図 13

参照)

3)

試験結果の解釈

A

B

及び

C

3

点を通る円の円弧を幾何学的構成によって判断する。円弧の半

径は,曲率半径とみなさなければならない(

図 13

b)

参照)

備考  C

点の縦座標が

0.30m

以上になる場合,

B

点の縦座標が

0

と異なるとすれば,曲率半径は

0.30m

以下とみなされる。

図 13  曲率半径の測定

9.3.4

ねじれ性試験

  ねじれ性試験は

A

方式

又は

B

方式

のいずれかによる。

a)

  A

方式

図 14-1)

のようにケーブルをセットし,時計回り,逆時計回り交互に

180

°まで回転させ,

30

°


16

C9318 : 1999

ごとにそのねじり力をばねばかりなどで測定する。

b)

  B

方式

1)

図 14-2)

のように,

±

180

°の回転を生じさせるために必要なトルクは,

25N

m

でなければならない。

2)

この試験では,断面積

200mm

2

,長さ

1 250mm

のローリアクタンス・ケーブルを用いる。これを

4

d)C

で規定する断面積又は,長さをもつ同じ仕様のケーブルの典型的ケーブルとみなして試

験される。

3)

エンドラグを回転運動及び上下運動に関して動かないとみなし,ケーブルをこのエンドラグで固定

して垂直に吊り下げる。ケーブルのケーブル端子に

500N

±

50N

の力を回転フォークカップリングと

圧力シリンダーによって加える。ケーブルには

150kPa (1.5bar)

の圧力で水を満たす。

図 14

2)B

方式

参照]

図 14  ねじれ性試験方法

9.4

耐久性

a)

ローリアクタンス・ケーブルの耐久性は

図 15

の試験装置例に示すように,ケーブルの一端を

JIS C 

9317

に規定するポータブル・スポット溶接機用溶接変圧器二次端子に接続し,他端は試験装置の所定

の位置にボルトで締めつけ,短絡して試験を行う。ケーブルの公称断面積に応じて

表 7

に示す条件を


17

C9318 : 1999

調整する。冷却水量は

7l/min

とする。

表 7  耐久性試験条件

公称断面積

mm

2

電流

A

通電時間

(サイクル)

1

分当たりの回数

使用率

%

1

回の溶接サイクル

s

150

160

16 000

12

(14.4)

13

5.2  4.6

200 19

000  20

(24)

13

8.6  4.6

250 19

000  20

(24)

15 10.0  4.0

315 24

000  25

(30)

10

8.3  6.0

備考  通電時間,使用率の値は 50Hz 電源に対するものとし,括弧内は 60Hz 電源に対するものと

する。

b)

耐久性試験の試験サイクル

  試験サイクルは,

次のように設定する。

1

試験サイクルは

2

25

秒とし,

各試験サイクルには,次の動作を含むものとする。

1)

表 8

に定められた始動位置から,

表 9

に定められた台車移動距離以上,台車が前進移動:

1

2)

 90

°以上の前方ねじりと,元の位置に戻るための後方ねじり移動:各

15

3)

 90

°以上の前方動揺と,元の位置に戻るための後方動揺運動:各

10

4)

通電:

30

5)

元の位置に戻るための台車の後退移動:

1

表 8  台車始動位置

ケーブル長さ

(m)

1.0 1.5 2.0 2.4 2.5

台車始動位置 (mm)

(溶接変圧器中心からの距離)

600

850

1 050

1 100

表 9  台車移動距離

ケーブル長さ (m)

1.0

1.5

2.0

2.4

2.5

台車移動距離 (mm)

(始動位置から)

− 0 350

450

450

c)

図 16

に,

1

試験サイクルのチャートを示す。試験サイクルの初めは,前進運動のための台車始動時で

あり,試験サイクルの終わりは,台車が元の位置に戻ったときである。前方ねじりと前方動揺の角度

については,受渡当事者間の協定によるものとする。試験の期間中,すべての打点のインピーダンス

を測定し,インピーダンスと試験サイクル数との関係のグラフを描くものとする。試験は水漏れか,

ケーブルの破断が起きたとき,又は受渡当事者間で協定した所定のインピーダンス値になったときの

試験サイクル回数で評価する。


18

C9318 : 1999

図 15  耐久試験装置例 

台  車

台車前進

台車後退

ねじり

前方ねじり

後方ねじり

揺  動

前方揺動

後方揺動

通  電

図 16  試験サイクルのチャート


19

C9318 : 1999

10.

検査

10.1

形式検査(

3

)

  形式検査は,

9.

によって同一試験品について次の順序で行い,

7.

8.

の規定に適合しな

ければならない。

a)

絶縁抵抗試験

b)

耐水圧性試験

c)

通水性試験

d)

可とう性試験

e)

ねじれ性試験

f)

温度試験

g)

抵抗及びインピーダンス試験

h)

耐久性試験

(

3

)

形式検査

とは,製品の品質が設計で示されたすべての特性を満足するかどうかを判定するため

の検査をいう。

10.2

受渡検査(

4

)

受渡検査は

9.3.2

の方法によって行い,

7.2.2

の規定に適合しなければならない。ただ

し,受渡当事者間の協定によって,省略することができる。

(

4

)

受渡検査

とは,既に形式検査に合格したものと同じ設計及び製造による製品の受渡しに際して,

必要と認められる特性が満足するものであるかどうかを判定するための検査をいう。

11.

製品の呼び方

a)

表 1-1 及び表 1-3

のケーブルに適用する呼び方

(ケーブルの形式の記号)  [公称断面積

 (mm

2

)

]−[ケーブルの長さ

 (deca-m)

ローリアクタンス・ケーブルで,公称断面積

150mm

2

,ケーブルの長さ

2.4m

のものの製品の呼び

方は,

K150-24

となる。

b)

表 1-2

及び

表 1-4

のケーブルに適用する呼び方は,

以下の順に以下の情報が含まれているものとする。

1)

記述ブロック

  [例えば,

“ローリアクタンス・ケーブル

  (Double-conductor connection cables.)

“単

線往復式ケーブル

  (Single-conductor connection cables.)

2)

接続ケーブルの分類

  (例えば,ローリアクタンス・ケーブルの場合は

A

又は

B

,単線往復式ケー

ブルの場合は

C

又は

D

3)

平方ミリメートルで示すケーブルの断面積

4)

ミリメートルで示す長さ

1.

断面積が

2

×

200mm

2

,長さが

2 500mm

分類 A

のローリアクタンス・ケーブルの場合,呼び方

は次のようになる。

ローリアクタンス・ケーブル  A-2×200-2 500

2.

断面積が

200mm

2

,長さが

2 500mm

分類 C

の単線往復式ケーブルの場合,呼び方は次のよう

になる。

単線往復式ケーブル  C-200-2 500

12.

表示

  ケーブルの見やすいところに,次の事項を記載するか,又はこれを示す銘板を付けなければな

らない。

a)

表 1-1 及び表 1-3 のケーブルに適用する表示


20

C9318 : 1999

1)

名称

2)

種類

3)

力率(分類)

4)

公称断面積 (mm

2

5)

長さ (deca-m) 

6)

製造業者名/供給業者の名称又は商標

b)

表 1-2 及び表 1-4 のケーブルに適用する表示

1)

記述ブロック

(例えば

“ローリアクタンス・ケーブル”

2)

接続ケーブルの分類

(例えば

ローリアクタンス・ケーブル

の場合,

A

又は

B

3)

公称断面積 (mm

2

4)

長さ (mm)  

13.

マーキング

a)

ローリアクタンス・ケーブル

表 1-2

のローリアクタンス・ケーブルの表示は,消えない方法によっ

て一方の端末のケーブル端子上に表示をマーキングするものとするが,ただし

記述ブロック

(例えば

“ローリアクタンス・ケーブル”

)の表示は除外する。

A-2

×200-2 500

ケーブルは製造業者/供給業者の名称又は商標を明確にマーキングするものとする。

色分けを用いている場合,接続ケーブルは

附属書 A

に従ってマーキングしなければならない。

b)

単線往復式ケーブル

表 1-4

の単線往復式ケーブルは,消えない方法によって一方の端末のケーブル

端子上に表示をマーキングするものとするが,ただし

記述ブロック

(例えば

“単線往復式ケーブル”

の表示は除外する。

C-200-2 500

ケーブルは製造業者/供給業者の名称又は商標を明確にマーキングするものとする。

色分けを用いている場合,接続ケーブルは

附属書 B

に従ってマーキングしなければならない。

c)

分類

  ローリアクタンス・ケーブルは,リアクタンスと抵抗との関係によって力率

cos

θに応じて下表

に示す

A

B

二つのタイプに区分される。

表 10

A

タイプ cos

θ

>0.95

B

タイプ cos

θ

<0.95

14.

発送条件

  ケーブルは特に端子部と水冷穴に適切な保護をして,出荷しなければならない。


21

C9318 : 1999

附属書 A(参考)

表 A  ローリアクタンス・ケーブルの色分け

断面積

mm

2

2

×160 2×200 2×250 2×315

番号

ケーブル長

mm

1 2 3 4

1 600

1 800

2 000

だいだい

2 240

2 500

2 800

3 150

3 550

4 000

1 000

及び 1 250mm の長さの場合,色分けは行わない。

附属書 A

は色分けが行われている場合に使用するものとし,さらにケーブルのタイプがカバー上に示され

ていなければならない。

色付けはテープを利用,又はケーブルのゴムカバーで加硫してもよい。

色付けは,ケーブルを

1

年間通常に使用しても識別できるようにしなければならない。

ケーブルタイプ,

A2

×

200-1 800

の色分け

図 A.1 


22

C9318 : 1999

附属書 B(参考)

表 B  単線往復式ケーブルの色分け

断面積

mm

2

160 200 250 315

番号

ケーブル長

mm

1 2 3 4

1 600

1 800

2 000

だいだい

2 240

2 500

2 800

3 150

3 550

4 000

1 000

及び 1 250mm の長さの場合,色分けは行わない。

附属書 B

は色分けが行われている場合に使用するものとし,さらにケーブルのタイプがカバー上に示され

ていなければならない。

色付けはテープを利用,又はケーブルのゴムカバーで加硫してもよい。

色付けは,ケーブルを

1

年間通常に使用しても識別できるようにしなければならない。

ケーブルタイプ,

C-200-1 800

の色分け

図 B.1 


23

C9318 : 1999

附属書 C(参考) 

表 C  この規格に用いられている記号リスト

記号

記述

章,節

I

電流

9.2.2.1

I

2

二次電流

9.2.2.2

I

2P

等価連続電流

9.2.3

I

X

任意の使用率 における二次電流

9.2.3

R

抵抗

9.2.2.1

R

t

求めるケーブルの抵抗値(測定値)

9.2.2.1

R

25

 25

℃に換算された抵抗値

9.2.2.1

t

測定時の水温

9.2.2.1

V

測定された直流電圧

9.2.2.1

V

2

ケーブルの入側両端子間の電圧

9.2.2.2

X

使用率

9.2.3

Z

インピーダンス

9.2.2.2

Z

t

測定時のケーブルのインピーダンス

9.2.2.2

Z

25

 25

℃に換算されたインピーダンス

9.2.2.2

cos

θ

ケーブルの力率

9.2.2.2

改正原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

大  嶋  健  司

埼玉大学工学部電気電子工学科

(幹  事)

中  根      豊

大阪電気株式会社

(委  員)

佐  藤  次  彦

大阪工業大学

伊  藤      章

通商産業省機械情報産業局電気機器課

兼  谷  明  男

工業技術院標準部情報電気規格課

山  村  修  蔵

財団法人日本規格協会技術部

西  脇  敏  博

 OBARA

株式会社

青  木  欣  一

株式会社木村電熔機製作所

永  井  啓  彦

ナストーア株式会社近江工場標準設計

Gr

佐  藤  啓  二

株式会社中央製作所製品開発部設計

3

長谷川  和  芳

株式会社電元社製作所機械技術部機械開発課

小笠原  幸  生

トヨタ自動車株式会社第

2

生技部技術管理室

平  松  良  一

東急車輛製造株式会社横浜製作所生産技術課

金  志  真  彦

ホンダエンジニアリング株式会社技術部

加  藤  和  彦

三菱自動車工業株式会社材料技術部鋼材

G

高  橋  靖  雄

新日本製鐵株式会社鉄鋼研究所接合研究センター

田  辺  勝  二

 OBARA

株式会社技術部

(事務局)

池  原  平  晋

社団法人日本溶接協会