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C 9300-7

:2007

(1)

目  次

ページ

序文 

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  用語及び定義 

2

4

  環境条件

4

5

  分類

4

5.1

  分類概要 

4

5.2

  プロセスによる分類

4

5.3

  ガイドの方法による分類 

4

5.4

  冷却方式による分類

4

5.5

  プラズマプロセスにおけるメインアークの起動方法による分類 

4

6

  試験

4

6.1

  試験条件 

4

6.2

  形式検査 

5

6.3

  定常検査 

5

7

  電撃の防護 

5

7.1

  電圧定格 

5

7.2

  絶縁抵抗 

6

7.3

  絶縁耐力 

6

7.4

  定常作業における電撃からの防護(直接接触) 

7

8

  温度要求事項 

7

8.1

  温度定格 

7

8.2

  温度上昇 

8

8.3

  温度上昇試験 

8

9

  気密試験

12

10

  耐熱性

12

11

  機械的要求事項 

13

11.1

  耐衝撃性

13

11.2

  接触可能部分 

13

12

  表示

13

13

  取扱説明書 

14

附属書 A(参考)補足用語

15

附属書 B(規定)温度上昇試験時の溶接トーチ姿勢

18

附属書 C(参考)温度上昇試験に用いる水冷銅ブロックの例

19

附属書 D(参考)温度上昇試験に用いる孔あき水冷銅ブロックの例 

20


C 9300-7

:2007

(2)

附属書 E(参考)温度上昇試験に用いる溝付水冷銅バーの例 

21

附属書 JA(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

22


C 9300-7

:2007

(3)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本溶接協会(JWES)及び財団法人

日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準

調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は

もたない。

JIS C 9300

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS

C

9300-1

第 1 部:アーク溶接電源

JIS

C

9300-3

第 3 部:アーク起動及びアーク安定化装置

JIS

C

9300-6

第 6 部:限定使用率被覆アーク溶接電源

JIS

C

9300-7

第 7 部:トーチ


日本工業規格

JIS

 C

9300-7

:2007

アーク溶接装置−第 7 部:トーチ

Arc welding equipment

Part 7: Torches

序文 

この規格は,2005 年に第 2 版として発行された IEC 60974-7 を基に作成した日本工業規格であるが,我

が国の実態に合わせるため,技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一

覧表にその説明を付けて,

附属書 JA に示す。

適用範囲 

この規格は,アーク溶接及び関連プロセスのために用いるトーチの,性能要件及び安全要件について規

定する。この規格において,トーチはトーチボディ,ケーブルホースアセンブリ及びその他の部品で構成

する。

なお,この規格は,被覆アーク溶接用溶接棒ホルダ,エアアーク切断トーチ及びエアアークガウジング

トーチには適用しない。

この規格は,JIS C 9300-1:2006 と関連して用いる。

注記 1  この規格において,“トーチ”と“ガン”とは同義語である。本文においては便宜的に“トー

チ”を用いる。

注記 2  この規格は,アーク溶接装置などに用いるトーチの特性について規定するものであるが,そ

の特性にかかわる規定は,トーチの電気的安全性を主体に規定するものであり,この規格に

よって適合性評価を行うことは意図していない。

注記 3  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

IEC 60974-7:2005

,Arc welding equipment−Part 7: Torches (MOD)

なお,対応の程度を表す記号(MOD)は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,修正していることを

示す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。

これらの引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追

補を含む。

)には適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS C 0920

  電気機械器具の外郭による保護等級(IP コード)

注記  対応国際規格:IEC 60529:2001,Degrees of protection provided by enclosures (IP Code) (IDT)

JIS C 1102-2

  直動式指示電気計器  第 2 部:電流計及び電圧計に対する要求事項

JIS C 1302

  絶縁抵抗計


2

C 9300-7

:2007

JIS C 9300-1:2006

  アーク溶接装置−第 1 部:アーク溶接電源

注記  対応国際規格:IEC 60974-1:2005,Arc welding equipment−Part 1: Welding power sources (MOD)

JIS C 9300-3

  アーク溶接装置−第 3 部:アーク起動及びアーク安定化装置

IEC 60974-2

,Arc welding equipment−Part 2: Liquid cooling systems

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS C 9300-1:2006 及び JIS C 9300-3 によるほか,次による。

注記  補足用語は,附属書 に示す。

3.1 

トーチ (torch) 

アーク溶接,切断又は関連プロセス(以下,溶接などという。

)のアークに必要なすべて(例えば,電流,

ガス,冷却液及び電極ワイヤ)を伝達するデバイス。

3.2 

ガン (gun) 

トーチと同義語。

3.3 

トーチボディ (torch body) 

ケーブルホースアセンブリ及び他の構成部品を接続する,トーチの主要部品。

3.4 

ハンドル (handle)

作業者が手に持つように設計した部品。

3.5 

ノズル (gas nozzle)

アークの周囲及び溶接溶融池上にシールドガスを導くためにトーチの先端部に取り付ける部品。

3.6 

非消耗電極 (non-consumable electrode)

溶加材を供給しないアーク溶接電極。

3.7 

電極ワイヤ (wire electrode) 

溶接電流を導通する,ソリッド又は管状の溶接ワイヤ。

3.8 

コンタクトチップ (contact tip)

電極ワイヤを案内するとともに溶接電流を供給する円筒形の導体で,トーチの先端に固定する交換可能

な金属部品。

3.9 

ケーブルホースアセンブリ (cable-hose assembly)

溶接などに必要なすべてをトーチ本体へ供給するための柔軟性のあるケーブル,ホース及びそれらの接

続部品。

3.10 

手動用トーチ (manual torch)


3

C 9300-7

:2007

使用中,作業者の手で保持し,ガイドするトーチ。

3.11 

自動機用トーチ (mechanically guided torch)

使用中,機械装置に固定し,ガイドするトーチ。

3.12 

空冷トーチ (air-cooled torch) 

周囲の大気及び/又はシールドガスによって冷却するトーチ。

3.13 

水冷トーチ (liquid-cooled torch)

冷却液の循環によって冷却するトーチ。

3.14 

モータ装備トーチ (motorized torch)

溶接ワイヤ送給手段を備えたトーチ。

3.15 

スプールオントーチ (spool-on torch)

溶接ワイヤ供給源を搭載したモータ装備トーチ。

3.16 

アーク起動及びアーク安定化電圧 (arc striking and stabilizing voltage)

アークを点弧及び/又は維持するために出力回路に重畳した電圧。

3.17 

溶加材 (filler metal)

溶接中に付加する金属。

3.18 

溶接ワイヤ (filler wire)

溶接電流を導通する又は導通しない,ソリッド又は管状ワイヤの溶加材。

3.19 

プラズマチップ (plasma tip)

緊縮されたプラズマアークが通過する孔をもつ部品。

3.20 

目視検査 (visual inspection) 

外見上,この規格の要求事項に適合していることを確認する,肉眼による検査。

3.21 

プラズマ切断システム (plasma cutting system)

プラズマ切断又はプラズマガウジングに使用する電源,トーチ及び付随の安全装置の組合せ。

3.22 

プラズマ切断電源 (plasma cutting power source)

プラズマ切断又はプラズマガウジングに適した出力特性をもち,電流及び電圧の供給並びにガス及び冷

却液体の供給も行う装置。

注記  さらに,プラズマ切断電源は,他の装置及び補助機器に,補助電源,冷却液,ガスなどを供給

する。


4

C 9300-7

:2007

環境条件 

トーチは,次の環境条件のもとで動作能力がなければならない。

a) 

周囲温度

運転時:

−10∼+40  ℃ 

運搬,保管時及びその後:

−25∼+55  ℃

b) 

相対湿度

20

℃で 90  %以下

分類 

5.1 

分類概要 

トーチの分類は,次による。

a) 

プロセス  (5.2 参照) 

b)

ガイドの方法  (5.3 参照) 

c)

冷却方式  (5.4 参照) 

d)

プラズマプロセスにおけるメインアークの起動方法  (5.5 参照)

5.2 

プロセスによる分類 

プロセスによる分類は,次による。

a)

ミグ/マグ溶接  MIG/MAG 溶接とも表記する。

(以下,

“MIG/MAG 溶接”を用いる。

注記  MIG/MAG 溶接は,metal inert gas/metal active gas welding の略語である。

b) 

セルフシールドアーク溶接 

c)

ティグ溶接  TIG 溶接とも表記する。

(以下,

“TIG 溶接”を用いる。

注記  TIG 溶接は,tungsten inert gas welding の略語である。

d)

プラズマ溶接

e)

サブマージアーク溶接

f)

プラズマ切断又はプラズマガウジング

5.3 

ガイドの方法による分類 

ガイドの方法による分類は,次による。

a)

手動用

b)

自動機用

5.4 

冷却方式による分類 

冷却方式による分類は,次による。

a)

空冷トーチ  (3.12 参照)

b)

水冷トーチ  (3.13 参照)

5.5 

プラズマプロセスにおけるメインアークの起動方法による分類 

プラズマプロセスにおけるメインアークの起動方法による分類は,次による。

a)

アーク起動電圧による起動方法

b)

パイロットアークによる起動方法

c)

接触による起動方法

試験 

6.1 

試験条件 


5

C 9300-7

:2007

すべての試験は,通常用いるケーブルホースアセンブリを取り付け,新品で,完全に組み立てたトーチ

で行う。

すべての試験は,周囲温度が 10∼40  ℃の間で行う。

測定装置の精度は,次による。

a)

電気測定器  JIS C 1102-2 の階級 0.5 以上。ただし,絶縁耐力試験の電圧の測定は,JIS C 1102-2 の階

級 2.5 又はそれ以上の精度の電圧計による。絶縁抵抗の測定は,7.2 の規定による。

b)

温度計  ±2 K

6.2 

形式検査 

次に示すすべての形式検査は,同一のトーチで,次の順序で行う。

a) 

目視検査  (3.20 参照) 

b) 

湿度処理前の状態での絶縁抵抗(予備試験)

7.2 参照,ただし 7.2 a)を除く。

 

c) 

耐衝撃  (11.1 参照) 

d) 

耐熱  (箇条 10 参照) 

e) 

直接接触に対する保護  (7.4 参照) 

f) 

絶縁抵抗  (7.2 参照) 

g) 

絶縁耐力  (7.3 参照) 

h) 

目視検査  (3.20 参照)

8.3

に示す温度上昇試験は,別のトーチで行ってもよいが,続いて箇条 に示す気密試験を行わなければ

ならない。上記 a)h)以外の試験は,任意の順序で行ってもよい。

6.3 

定常検査 

次に示す定常検査は,各トーチについて,次の順序で行う。

a)

目視検査  (3.20 参照)

b)

絶縁耐力(7.3 参照)  ただし,試験電圧印加時間が 60  秒間の場合,試験電圧値の 120  %の電圧を 1

秒間印加して,これに代えることができる。

電撃の防護 

7.1 

電圧定格 

トーチは,

表 に示す分類によって定格付ける。さらに,アーク起動及びアーク安定化電圧を印加する

トーチは,これらの電圧によっても定格付ける。

表 1−トーチの電圧定格 

JIS C 0920

による保護等級

分類

電圧定格

V

peak 

絶縁抵抗

M

Ω

絶縁耐力

V r.m.s

ノズル開口部

ハンドル

他の部品

プラズマ切断トーチ以外の
手動用トーチ

113 1 1

000  IP0X  IP3X

IP3X

プラズマ切断トーチ以外の
自動機用トーチ

141 1 1

000  IP0X

非適用 IP2X

手動用プラズマ切断トーチ 500  2.5  2

100

プラズマチップ

7.4.2

による

IP4X IP3X

自動機用プラズマ切断トー

500 2.5 2

100  IP0X

非適用 IP2X


6

C 9300-7

:2007

7.2 

絶縁抵抗 

新品のトーチの絶縁抵抗は,湿度処理後,

表 に示す値以上でなければならない。

合否判定は,次の試験によって行う。

a) 

湿度処理  湿度槽は,温度( t )を 20∼30  ℃,相対湿度を 91∼95  %に保つ。

ケーブルホースアセンブリを取り付けたトーチ(水冷トーチの場合は,冷却液を除去した状態で)

の温度を t∼(t+4)  ℃にし,その状態で湿度槽内に 48 時間放置する。

b)

絶縁抵抗測定  湿度処理後すぐ,トーチハンドル及びケーブルホースアセンブリの各端部 1 m をきれ

いにふき,絶縁物の外表面を覆うように金属はく(箔)でしっかりと包む。

絶縁抵抗は,JIS C 1302 に規定する直流 500 V 絶縁抵抗計又はこれと同等の性能をもつ絶縁抵抗計

によって,次の箇所を測定する。

すべての帯電回路と金属はくとの間。

トーチの中で互いに絶縁するよう構成したすべての制御線と帯電回路との間。

なお,測定器が安定した後に読み取る。

7.3 

絶縁耐力 

絶縁は,いかなるフラッシオーバ又は絶縁破壊をも起こすことなく,

表 の試験電圧に耐えなければな

らない。

さらに,手動用プラズマ切断トーチの場合,ハンドルと切断回路との間の絶縁は,実効値 3 750 V の試

験電圧に耐えなければならない。

交流試験電圧は,周波数がほぼ 50 Hz 又は 60 Hz で,最大値が

表 の電圧の 1.45 倍を超えない適正な正

弦波電圧でなければならない。代替試験として,交流実効値試験電圧の 1.4 倍の直流試験電圧を用いても

よい。

さらに,アーク起動及び/又はアーク安定化電圧を印加するトーチでは,絶縁は,パルス幅 0.2∼8 µs,

周波数 50∼300 Hz で,定格のアーク起動及び/又はアーク安定化電圧よりも 20  %高い高周波試験電圧に

耐えなければならない。代替試験として,50 Hz 又は 60 Hz の適正な正弦波の交流試験電圧を用いてもよ

い。

プラズマ切断トーチの定格のアーク起動及び/又はアーク安定化電圧は,次のように決めなければなら

ない。

a) 

製造業者の推奨(例えば,適正な消耗品及びガスの使用)に従った安全システム[箇条 13 の m)によ

る。

]を形成するよう意図した各々のプラズマ切断電源を用いて,単一の故障条件下(7.4.2 

注記参

照)で行う。 

b) 

アーク起動及び/又はアーク安定化電圧は,トーチ終端で測定する。 

c) 

組み合わせるすべてのプラズマ切断電源のうちで測定した最大値を,定格のアーク起動及び/又はア

ーク安定化電圧とする。

合否判定は,次の試験によって行う。

水冷トーチは,冷却液を抜いた状態で試験する。

ハンドルは,金属はくでしっかりと包む。ケーブルホースアセンブリは,その全長にわたって導電体表

面に接触しておく。例えば,金属管の周りに巻き付け又は平らな金属表面上にコイル状にしておく。金属

はくと導電体表面とは電気的に接続する。

注記  プラズマ切断トーチの絶縁耐力試験時,電極とプラズマチップとは電気的に短絡する。

試験電圧の最大値を,次の箇所に 60 秒間印加する。


7

C 9300-7

:2007

a) 

導電体表面とすべての絶縁した回路との間 

b) 

互いに絶縁するよう構成したすべての回路の間

試験電圧は最大値まで徐々に上昇させてもよい。

絶縁耐力試験装置のトリップ電流の最大許容セット値は,100 mA とする。試験装置の変圧器によって,

トリップする電流までの規定電圧を印加する。電流検出トリップ装置のトリップは,フラッシオーバ又は

絶縁破壊とみなす。

注記  試験作業者の安全のため,絶縁耐力試験装置のトリップ電流の初期設定値は,10 mA とするの

がよい。

アーク起動及び/又はアーク安定化電圧を印加するトーチの場合,高周波試験電圧の最大値を,次の箇

所に 2 秒間印加する。

a) 

電極回路と導電体表面との間 

b) 

電極回路と他の絶縁した回路との間

フラッシオーバ又は絶縁破壊が起こってはならない。電圧低下を伴わない放電(コロナ)は無視する。

7.4 

定常作業における電撃からの防護(直接接触) 

7.4.1 

保護等級 

トーチは,

表 に示す保護等級に適合しなければならない。トーチは,雨,雪又はこれらと同様の状況

での使用を意図しない。

合否判定は,JIS C 0920 による。

7.4.2 

プラズマ切断トーチに対する追加要求事項 

プラズマ切断トーチと推奨する切断電源との組合せは,安全システムを形成しなければならない。

切断回路及び制御回路の帯電部は,

表 に示すように直接接触に対して保護しなければならない。

技術的理由によって直接接触に対して保護することができないプラズマチップが,定常作業及び単一の

故障条件において,次の要件を満たしているときは,十分に保護しているとみなす。

a) 

アーク電流が流れていない場合  プラズマチップと母材との間及び/又は接地との間の電圧が,JIS C 

9300-1:2006

の 11.1.1 で規定する値以下のとき。又は,

プラズマ切断電源が,JIS C 9300-1:2006 の 13.に従った危険低減装置に適合しているとき。

かつ,

b) 

手動システムで,アーク電流が流れている場合  プラズマチップを平面に垂直に置いた状態で,プラ

ズマチップの側面が JIS C 0920 の関節付きテストフィンガによって触れることができないとき。

又は,

プラズマチップと母材との間及び/又は接地との間の直流電圧が,JIS C 9300-1:2006 の 11.1.1 で規定

する値以下のとき。

注記 1  故障条件例としては,絶縁部品の紛失による電極とプラズマチップとの接触,電極へのプ

ラズマチップの接触,プラズマチップと電極との間の導電材料の固着,不良部品,部品の

緩み,電極摩耗,間違った部品の挿入,過度の負荷,又は誤ったガスの流れによって生じ

る異常な状態がある。

注記 2  母材が接地されていない場合は,プラズマチップと母材との間及び接地との間の電圧を測

定する。

合否判定は,JIS C 0920 の関節付きテストフィンガで行う。

なお,JIS C 9300-1:2006 に適合したプラズマ切断電源で試験する。


8

C 9300-7

:2007

温度要求事項 

8.1 

温度定格 

トーチは,100  %,60  %及び 35  %のうち,少なくとも,いずれか一つの使用率で定格付ける。

8.2 

温度上昇 

作業者が握るハンドル部の外部表面は,どの点における温度上昇も 30 K を超えてはならない。

ケーブルホースアセンブリの外部表面は,どの点における温度上昇も 40 K を超えてはならない。

この試験の終了後,トーチの安全性及び操作性が損なわれてはならない。

合否判定は,8.3 による温度上昇試験による。

8.3 

温度上昇試験 

8.3.1 

温度測定 

トーチは,8.1 に示す定格使用率に合わせた定格電流を流さなければならない。

直流電流は平均値とし,電極の極性は 8.3.2 及び 8.3.3 に従って選ばなければならない。

温度は,次の最も高い点で測定しなければならない。

a) 

作業者が通常握る範囲でのハンドル表面

及び, 

b) 

ケーブルホースアセンブリ表面

温度測定器,ハンドル及びケーブルホースアセンブリは,すきま風及びふく(輻)射熱から保護しなけ

ればならない。

使用するトーチ取付装置は,熱損失などによって試験結果に重要な影響を与えてはならない。

水冷トーチは,製造業者が指定する最少流量及び最小冷却能力(IEC 60974-2 参照)で連続的に冷やさ

なければならない[箇条 13 の e)参照]

すべての温度試験は,30 分以上及び温度上昇率が 2 K/h 以下になるまで行わなければならない。

試験のサイクルタイムは,10 分とする。

連続負荷(100  %使用率)の場合,最後の 10 分間に周囲温度及びトーチの温度を同時に測定しなければ

ならない。連続負荷以外の場合,最後の負荷周期の中間で測定しなければならない。

周囲温度は,トーチと同じ高さで,2 m 離れた距離にある装置によって測定し,すきま風及びふく射熱

から保護しなければならない。

8.3.2 MIG/MAG

溶接トーチ又はセルフシールドアーク溶接トーチ 

溶接施工に適した直径及び長さの金属管(例えば,直径 400 mm,長さ 500 mm)を回転装置に水平に固

定する。管の内側は水冷する。

トーチは,ハンドルが低温側になるように,また,電極ワイヤが鉛直方向に対し 15

0

15

度となるように

管の軸に対し垂直な平面に配置する(

図 B.1 参照)。

トーチは,溶接ビードを形成するために管の中央線に対し平行に動かさなければならない。

a)

アルミニウム合金の MIG 溶接の試験条件は,次の事項及び

表 による。

−  電極ワイヤ:マグネシウムを 3∼5  %含有するアルミニウム

−  電圧の種別:直流

−  電極の極性:正(プラス)

−  シールドガス:アルゴン

−  管の材質:アルミニウム合金

−  負荷電圧及び溶接速度:安定したアーク及び連続した溶融池が得られるように調整


9

C 9300-7

:2007

表 2−アルミニウム合金の MIG 溶接の試験条件 

溶接電流

A

電極ワイヤの

公称直径

mm

コンタクトチップと 
金属管との間の距離

±20  %

mm

最大ガス流量

L/min

150

以下 0.8∼1.0 10

10

151

∼200 1.0∼1.2 15

12

201

∼300 1.2∼1.6 18

15

301

∼350 1.6

22

18

351

∼500 1.6∼2.4 26

20

500

を超える 2.4

28

20

b) 

軟鋼の MAG 溶接の試験条件は,次の事項及び

表 による。 

−  電極ワイヤ:銅めっき軟鋼(低炭素鋼)

−  電圧の種別:直流

−  電極の極性:正(プラス)

−  シールドガス:アルゴン/CO

2

混合ガス(15∼25  %CO

2

含有)

−  管の材質:軟鋼(低炭素鋼)

−  負荷電圧及び溶接速度:安定したアーク及び連続した溶融池が得られるように調整

取扱説明書中に,シールドガス CO

2

のための追加値を特定している場合,

表 による試験条件に従

い,このガスを用いた追加試験を行わなければならない。

表 3−軟鋼の MAG 溶接の試験条件 

溶接電流

A

電極ワイヤの

公称直径

mm

コンタクトチップと 
金属管との間の距離

±20  %

mm

最大ガス流量

L/min

150

以下 0.6∼1.0 10

10

151

∼250 1.0∼1.2 15

13

251

∼350 1.2∼1.6 18

15

351

∼500 1.4∼1.6 22

20

500

を超える 2.0∼2.4 26

25

c) 

フラックスコアードワイヤを用いた MAG 溶接の試験条件は,次の事項及び

表 による。 

−  電極ワイヤ:ルチール系

−  電圧の種別:直流

−  電極の極性:正(プラス)

−  シールドガス:アルゴン/CO

2

混合ガス(15∼25  %CO

2

含有)

−  管の材質:軟鋼(低炭素鋼)

−  負荷電圧及び溶接速度:安定したアーク及び連続した溶融池が得られるように調整


10

C 9300-7

:2007

表 4−フラックスコアードワイヤを用いた MAG 溶接の試験条件 

溶接電流

A

電極ワイヤの

公称直径

mm

コンタクトチップと 
金属管との間の距離

±20  %

mm

最大ガス流量

L/min

251

∼350 1.2∼1.6 25

15

351

∼500 1.4∼2.0 30

18

500

を超える 2.4

35

20

d) 

軟鋼のセルフシールドアーク溶接の試験条件は,次の事項及び

表 による。 

1) 

電極ワイヤ:

−  タイプ 1:全姿勢溶接用に急速冷却スラグを用いて設計されたワイヤ

−  タイプ 2:下向,横向及び立向姿勢溶接において高溶着効率用に設計されたワイヤ

2) 

電圧の種別:直流 

3) 

電極の極性:

−  タイプ 1:負(マイナス)

−  タイプ 2:正(プラス)

4) 

管の材質:軟鋼(低炭素鋼)

5) 

負荷電圧及び溶接速度:安定したアーク及び連続した溶融池が得られるように調整

表 5−軟鋼のセルフシールドアーク溶接の試験条件 

溶接電流

A

電極ワイヤの

タイプ

電極の公称直径

mm

コンタクトチップと 
金属管との間の距離

±20  %

mm

250

以下 1  1.2 以下 20

251

∼350 2  1.6∼2.0 50

351

∼500 2  2.4∼3.0 50

500

を超える 2

3.2

以上 60

8.3.3 TIG

溶接トーチ又はプラズマアーク溶接トーチ 

水冷又は非水冷の銅ブロック(例えば,

附属書 参照)を使用し,トーチは,銅ブロック上側水平面に

垂直に配置する(

図 B.2 及び B.3 参照)。

プラズマ溶接トーチのシールドガス種類及びガス流量は,取扱説明書で製造業者が指定するとおりとす

る。

試験装置は,

図 A.6 に示す器具を備え付ける。

トーチの定格交流溶接電流は,定格直流溶接電流値の 70  %と定義する。

70

%と異なる場合は,製造業者が試験条件を定め,それによる定格交流溶接電流を表示する。

a)  TIG

溶接の試験条件は,次の事項及び

表 による。 

−  電極の種類:タングステン合金

−  電極の直径:各試験電流において製造業者が推奨する最大径

−  電圧の種別:直流


11

C 9300-7

:2007

−  電極の極性:負(マイナス)

−  シールドガス:アルゴン

−  負荷電圧:安定したアーク及び連続した溶融池が得られるように調整

表 6TIG 溶接の試験条件 

溶接電流

A

最大ガス流量

L/min

ノズルと銅ブロック

との間の距離

±1 mm

mm

電極と銅ブロック

との間の距離

±1 mm

mm

150

以下 7

8

3

151

∼250 9

10

5

251

∼350 11

10

5

351

∼500 13

10

5

500

を超える 15

10

5

b) 

プラズマ溶接の試験条件は,次の事項及び

表 による。 

−  電圧の種別:直流

−  電極の極性:負(マイナス)

−  ガスの種類及びガス流量:製造業者の指定による

表 7−プラズマアーク溶接の試験条件 

溶接電流

A

プラズマチップと銅ブロックとの間の距離

±1 mm

mm

100

以下 3

101

∼150 4

151

∼200 6

201

∼280 8

280

を超える 10

8.3.4 

プラズマ切断トーチ 

トーチは,次のように試験しなければならない。

a) 

適応する定格使用率及び定格電流で行う(8.1 参照)

 

b)

製造業者が指定するガスの種類及び流量とする。

c)

次の試験装置の一つを用いて,製造業者が指定するプラズマチップと母材との間の距離で行う。

1) 75

A

以下の使用に適応する場合,

附属書 に示す孔のある銅ブロック又は同類のものを使用する。

トーチは,銅ブロックの上側水平面に垂直に,かつ,孔の中央に配置する。

2) 200

A

以下の使用に適応する場合,

附属書 に示す溝のある銅棒又は同類のものを使用する。

トーチは,銅棒の上面に垂直に,かつ,銅棒間の中央に配置する。そして約 500 mm の前進後退

動作を行う。

3)

すべての電流に適応する場合(実切断)

,トーチは,製造業者が指定する定格切断電流時の最大厚さ

の軟鋼板又は軟鋼管に垂直に配置する。切断速度は,材料を切断するのに十分な速度とする。スク

ラップを減らすために,アークが 1 パス当たりほぼ一つの切断幅分になるように切断しろ(代)を


12

C 9300-7

:2007

調整してもよい。

100

%より低い使用率に関しては,各サイクルの停止後,再起動を行わなければならない。

すべての切断は,鋼板の端から始めなければならない。

4)  1)

2)又は 3)と同等であるとみなされる他の手段。

気密試験 

水冷トーチの液体冷却システムは,70  ℃の液体温度で,0.5 MPa の圧力に漏れなしで耐えなければなら

ない。

合否判定は,8.3 の温度上昇試験に引き続き,すぐに測定し,目視検査によって確認する。

10 

耐熱性 

ハンドル及びケーブルホースアセンブリ(接続部を除く。

)の絶縁は,発火又は不安全になることなく,

高温物体及び通常量の溶接スパッタの影響に耐える能力をもたなければならない。

この規定は,トーチの最終取付け段階で保護するように意図した自動機用トーチには適用しない。

合否判定は,

図 に従った装置を用いて行う。

単位  mm

図 1−高温物体に対する耐力試験装置 

金属棒の温度

θ

 

が 250

5

0

+

℃の定常状態に達するまで,電流(約 23 A)を流す。試験の間,加熱金属棒

の温度を維持する。この温度は,接触温度計又は熱電対によって測定する。次に,水平状態の加熱金属棒

を,2 分間,絶縁の最も弱い箇所に当てる(例えば,絶縁最小肉厚部と帯電部との最短距離部)

。加熱金属

棒が,絶縁体を貫通し帯電部に接触してはならない。

ハンドル部においては,加熱金属棒を,ハンドルの最小肉厚部及び内部の帯電部がハンドル表面に最も

近い箇所に当てる。加熱金属棒の接触領域において発生するかもしれないガスに電気スパーク又は小さい

火炎によって引火を試みる。そのガスが可燃性である場合,金属棒を取り除いたら直ちに燃焼が止まらな

ければならない。

試験後,ハンドル及びケーブルホースアセンブリは,箇条 の規定を満たさなければならない。


13

C 9300-7

:2007

11 

機械的要求事項 

11.1 

耐衝撃性 

この箇条は,スプールオントーチ,自動機用トーチ及びモータ装備トーチには適用しない。

トーチは,要求事項に従って使用したとき,安全性又は操作性を損なう損傷が発生しないことを保証す

るだけの機械的強度をもたなければならない。

セラミックノズルなど壊れやすい部品は,安全性でなく操作性を損なった場合には,試験後交換しても

よい。

合否判定は,次の衝撃試験及び目視検査によって行う。

トーチのケーブルホースアセンブリを全長 3 m に延ばし,トーチのハンドルが 1 m の高さになるように

持ち上げる。すなわち,

図 に示すようにケーブルホースアセンブリを固定する点の高さより 0.2 m 上方

とする。

トーチのハンドルを初速度なしで離し,堅く,柔軟性のない表面,例えば鉄板の上に落下させる。トー

チが異なる部分で落ちるように 10 回繰り返す。

試験の後に,トーチは箇条 の規定に適合し,操作可能でなければならない。

図 2−衝撃試験装置 

11.2 

接触可能部分 

身体に接触可能な部分は,きずを生じるような鋭いエッジ,

粗悪な表面又は突起部があってはならない。

合否判定は,目視検査によって行う。

12 

表示 

トーチには,次の項目を明確に,かつ,消えないように表示しなければならない。

a)

製造業者,販売業者又は輸入業者の名称若しくは登録商標

b)

製造業者が与える形式(識別番号)

c)

規格番号

 

製造業者名  −  形式  −  規格番号


14

C 9300-7

:2007

  XXX  −  YYY  −  JIS C 9300-7

合否判定は,目視検査及び JIS C 9300-1:2006 の 15.の試験による。

13 

取扱説明書 

各トーチは,取扱説明書を附属していなければならない。この取扱説明書には,該当する場合,最小限

次の情報を含まなければならない。

a)

プロセス(5.2 参照)

b)

ガイドの方法(5.3 参照)

c)

表 による電圧定格(7.1 参照)  定格アーク起動電圧及びアーク安定化電圧を含む。

d)

次の関係(例えば,表にして)

1)

定格電流及び対応する定格使用率(8.1 参照)

2)

シールドガスの種類[例えば,アルゴン,CO

2

又は含有量(%)表示をした混合ガス]

又は,

プラズマ切断トーチの場合,ガスの種類,流量及び/又は動作圧力

3)

ケーブルホースアセンブリの長さ

4)

電極(電極ワイヤ又は非消耗電極)の種類及び直径範囲

又は,

プラズマ切断トーチの場合,プラズマチップ,ノズル及び電極の種類の適切な組合せ

e)

冷却方式(5.4 参照)

水冷トーチの場合

1)

最少流量  L/min

2)

最小及び最大の入口圧力    MPa

3)  IEC 60974-2

に規定する最小冷却能力

f)

トーチに組み込まれた電気制御の定格

g)

トーチ接続のための要件

h)

トーチの安全操作に関する重要な情報(環境条件を含む。

i)

適用規格

j)

特別な事前注意を払われなければならない条件(例えば,電撃の危険が増す環境,燃えやすい周囲物,

可燃性の製品,高所作業,換気,雑音,閉そく容器など)

プラズマ切断トーチのための追加事項

k)

最大及び最小のガス入口圧力

l)

プラズマ切断トーチの安全作業並びに接続装置及び安全装置の機能についての不可欠な情報,例えば

製造業者がシステムに使用するために推奨する適切なプラズマ切断システムの構成要素品の一覧で,

製造元,形式,カタログ及び/又はシリアルナンバーを明記しているもの。一覧表記載の各構成要素

品は,初めから作業者に保護水準を与えるようなものでなければならない(安全装置及び/又は保護

回路の互換性,無負荷電圧,アーク起動電圧,トーチ及びプラズマ切断電源の安全な接続)

m)

プラズマ切断トーチと接続して安全なシステムを形成するプラズマ切断電源の形式(識別番号)

合否判定は,取扱説明書を読むことによって行う。


15

C 9300-7

:2007

附属書 A

(参考) 
補足用語

序文 

この附属書は,補足用語について記載するものであって,規定の一部ではない。次の用語(

表 A.1 参照)

及び図(

図 A.1∼図 A.7 及び図 B.1B.3 参照)は,トーチの構成又は設計の理解を補助するためのもので

ある。

A.1 

用語一覧 

表 A.1−用語一覧 

No.

用語例

IEC 60974-7

対応英語

1

ノズル,カップ gas

nozzl

2

インシュレータ insula

3

コンタクトチップ contact tip

4

チップアダプタ,チップボディ

tip adapter with or without gas diffuser

5

トーチボディ

neck

6

トーチボディ,トーチヘッド

torch body

7

ハンドル,取手

handle

8

ケーブルホースアセンブリ

cable-hose assembly

9

―――

body housing

10

ヒートシールド,アークカバー

hand shield

11

ガスレンズフィルタ

gas lens filter

12

ガスレンズ付コレットボディ

gas lens

13

コレットボディ

collet body

14

ノズルパッキン,ガスケット

heat shield

15

コレット

collet

16

電極

electrode

17

キャップ(短)

back cap (short)

18

キャップ(長)

back cap (long)

19

プラズマチップ

plasma tip

20

―――

gas distributor

21

―――

gas diffuser

22

流量計

flow meter

23

温度計

thermometer

24

冷却液供給ポンプ

inlet pressure

25

冷却液

cooling liquid

26

シールドガス

shielding gas

27

プラズマガス

plasma gas

28

ワイヤ送給装置

wire feeder

29

トーチ

torch

30

位置調整機構

adjustment unit

31

金属管

metal tube

32

銅ブロック

copper block

注記 1  No.29∼32 は附属書 の図に示す。 
注記 2  No.1∼21 はトーチを構成する部品の用語例で,具体的には製造業者が付与する。


16

C 9300-7

:2007

A.2 

トーチ構成図 

図 A.1MIG/MAG 溶接トーチ又は 

セルフシールドアーク溶接トーチ(例 1 

図 A.2MIG/MAG 溶接トーチ又は 

セルフシールドアーク溶接トーチ(例 2 

図 A.3TIG 溶接トーチ 

図 A.4−プラズマ溶接トーチ 

図 A.5−プラズマ切断トーチ 

図 A.6−供給ユニット 


17

C 9300-7

:2007

図 A.7−自動機用プラズマトーチ 

注記  図中の No.は

表 A.1

参照


18

C 9300-7

:2007

附属書 B

(規定)

温度上昇試験時の溶接トーチ姿勢

序文 

この附属書は,温度上昇試験時の溶接トーチ姿勢について規定する。

B.1 

温度上昇試験時の溶接トーチ姿勢 

図 B.1MIG/MAG 溶接トーチ 

図 B.2TIG 溶接トーチ 

図 B.3−プラズマ溶接トーチ 


19

C 9300-7

:2007

附属書 C 
(参考)

温度上昇試験に用いる水冷銅ブロックの例

序文 

この附属書は,温度上昇試験に用いる水冷銅ブロックの例を記載するものであって,規定の一部ではな

い。

C.1 

温度上昇試験に用いる水冷銅ブロックの例 

単位  mm

図 C.1−温度上昇試験に用いる水冷銅ブロックの例 


20

C 9300-7

:2007

附属書 D 
(参考)

温度上昇試験に用いる孔あき水冷銅ブロックの例

序文 

この附属書は,温度上昇試験に用いる孔あき水冷銅ブロックの例を記載するものであって,規定の一部

ではない。

D.1 

温度上昇試験に用いる孔あき水冷銅ブロックの例 

単位  mm

図 D.1−温度上昇試験に用いる孔あき水冷銅ブロックの例 


21

C 9300-7

:2007

附属書 E

(参考)

温度上昇試験に用いる溝付水冷銅バーの例

序文 

この附属書は,温度上昇試験に用いる溝付水冷銅バーの例を記載するものであって,規定の一部ではな

い。

E.1 

温度上昇試験に用いる溝付水冷銅バーの例 

単位  mm

図 E.1−温度上昇試験に用いる溝付水冷銅バーの例 


22

C 9300-7

:2007

附属書 JA

(参考)

JIS

と対応する国際規格との対比表

JIS C 9300-7:2007

  アーク溶接装置−第 7 部:トーチ

IEC 60974-7:2005

,Arc welding equipment−Part 7: Torches

(Ⅰ)JIS の規定

(Ⅲ)国際規格の規定

(Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の箇

条ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号

及び名称

内容

(Ⅱ)

国際規格
番号 

箇 条

番号

内容

箇 条 ご

と の 評

技術的差異の内容

(Ⅴ)JIS と国際規格との技術的差異

の理由及び今後の対策

1

適 用 範

1

一致

2

引 用 規

2

3

用 語 及

び定義

3.2

ガン

3.14

モー

タ 装 備 ト

ーチ

 3

JIS

にほぼ同じ

変更

変更

IEC

規格が箇条 1 でガンはトー

チと同義語としている。 
電極ワイヤを溶接ワイヤに変
更した。

3.15

スプールオントーチの定義との

整合性を図った。IEC に提案する。

4

環 境 条

 4

注記  受渡当事者間で,別
の環境条件を取り決めても
よい。

削除

注記を削除した。

注記ではあるが,受渡当事者間で別
の環境条件を取り決めても,動作確
認方法があいまいで確認できないた

め削除した。

IEC

に提案する。 

5

分類

5

一致

22

C 9

3

0

0

-7


2

007

22

C

 930

0-

7


2

007


23

C 9300-7

:2007

(Ⅰ)JIS の規定 

(Ⅲ)国際規格の規定 

(Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の箇
条ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号

及び名称

内容

(Ⅱ) 
国際規格
番号

箇 条

番号

内容

箇 条 ご

と の 評

技術的差異の内容

(Ⅴ)JIS と国際規格との技術的差異
の理由及び今後の対策

6

試験

6.1

試 験

条件

6.3

定 常

検査

b)

絶縁耐力

 6

 
− 
 
 
 
b)

製造業者が定める機能

試験

追加 

 
 
変更

JIS

は,電気測定器の精度要求

に JIS C 1102-2 を適用するよう

に追加した。 

b)

の内容を変更した。

電気測定値を保障するために,電流
計及び電圧計の規格を追加した。

 
 
製造業者が定める機能試験は,試験

内容があいまいなため,製品及び安
全の確認の観点から削除し,JIS C 

9300-1

と整合させるため絶縁耐力に

変更した。IEC  に提案する。

7

電 撃 の

防護

7.1

電 圧

定格

7.2

絶 縁

抵抗

トーチ

 7

JIS

にほぼ同じ

 
TIG

トーチ

変更 
 

 
 
追加

TIG

トーチをトーチに変更し

た。

JIS

は,電気測定器の精度要求

に JIS C 1302 を適用するよう
に追加した。

アーク起動及びアーク安定化電圧が
印加されるトーチは,TIG トーチに 
限定されないため変更した。IEC  

提案する。

絶縁抵抗値を保障するために,絶縁

抵抗計の規格を追加した。

23

C 9

3

0

0

-7


2

007

23

C

 930

0-

7


2

007


24

C 9300-7

:2007

(Ⅰ)JIS の規定

(Ⅲ)国際規格の規定

(Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の箇

条ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号
及び名称

内容

(Ⅱ)

国際規格
番号 

箇 条
番号

内容

箇 条 ご
と の 評

技術的差異の内容

(Ⅴ)JIS と国際規格との技術的差異

の理由及び今後の対策

8

温 度 要

求事項

8.3.2

8.3.3

MIG/MAG

溶 接 ト ー

チ又はセルフシール

ドアーク溶接トーチ
の試験条件を規定

TIG

溶接トーチ又は

プラズマアーク溶接
トーチの試験条件を

規定

 8

JIS

にほぼ同じ

表 2

溶接電流

A

公称直径

mm

150

以下

0.8

151

∼200

1.0

201

∼300

1.2

301

∼350

1.6

351

∼500

2.0

500

超 2.4

表 3

溶接電流

A

公称直径

mm

150

以下

0.8

151

∼250

1.0

251

∼350

1.2

351

∼500

1.6

500

超 2.0

表 4

溶接電流

A

公称直径

mm

251

∼350

1.2

∼1.4

351

∼500

1.6

∼2.0

500

超 2.4

− 

 
変更 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

追加

 
試験条件表 2,表 3,表 4 に規
定の電極ワイヤの公称直径の

範囲を拡大した。

70

%と異なる場合の表示を追

加した。

 
我が国における使用実態を考慮し追
加した。試験結果に影響を及ぼさな

い,また,安全上も差異がない。IEC 
に提案する。 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

最新の溶接電源を用いた場合,70  %
は実態に合わず,代替試験が必要な
ためで,IEC  に提案する。

24

C

 930

0-

7


2

007

24

C

 930

0-

7


2

007


25

C 9300-7

:2007

(Ⅰ)JIS の規定 

(Ⅲ)国際規格の規定 

(Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の箇
条ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号

及び名称

内容

(Ⅱ) 
国際規格
番号

箇 条

番号

内容

箇 条 ご

と の 評

技術的差異の内容

(Ⅴ)JIS と国際規格との技術的差異
の理由及び今後の対策

9

気 密 試

9

一致

10

耐熱性

図 1

試験装置を規定

10

JIS

にほぼ同じ

追加

試験装置に用いる 18/8 クロム
ニッケル鋼線に,φ2.6±0.05 を
追加した。

国内で入手可能な鋼線は JIS G 4309
に従っているためで,IEC に提案す 
る。

11

機械的

要求事項

11

一致

12

表示

12

一致

13

取扱説

明書

c)

 
 
定格電圧

13

JIS

にほぼ同じ

 
 
変更

TIG

トーチの場合という表現を

削除した。

7.1

電圧定格の変更内容に整合した。

IEC

に提案する。

附属書 A 
(参考)

補足用語

附属書 B 
(規定)

温度上昇試験時の溶
接トーチ姿勢

一致

附属書 C 
(参考)

温度上昇試験に用い
る水冷銅ブロックの

附属書 D

(参考)

温度上昇試験に用い

る孔あき水冷銅ブロ
ックの例

附属書 E

(参考)

温度上昇試験に用い

る溝付水冷銅バーの

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:IEC 60974-7:2005:MOD

25

C 9

3

0

0

-7


2

007

25

C

 930

0-

7


2

007


26

C 9300-7

:2007

関連する法規

電気用品安全法技術基準

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

    −  削除……………… 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。 
    −  追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

    −  変更……………… 国際規格の規定内容を変更している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

    −  MOD……………  国際規格を修正している。

26

C 9

3

0

0

-7


2

007

26

C

 930

0-

7


2

007