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C 9300-6

:2013

(1)

目  次

ページ

序文  

1

1

  適用範囲  

1

2

  引用規格  

2

3

  用語及び定義  

2

4

  環境条件  

3

5

  試験 

4

5.1

  試験条件  

4

5.2

  測定器  

4

5.3

  構成部材の要求事項  

4

5.4

  形式検査  

4

5.5

  定常検査(製品検査)  

4

6

  電撃の防護  

5

6.1

  絶縁  

5

6.2

  定常作業における電撃からの防護(直接接触)  

5

6.3

  単一故障状態(間接接触)における電撃からの保護  

6

7

  温度要求事項  

7

7.1

  温度保護及び温度制限の機器  

7

7.2

  温度上昇試験  

8

7.3

  温度測定  

8

7.4

  温度上昇限度  

9

7.5

  負荷試験  

9

7.6

  整流子及びスリップリング  

10

8

  温度制限装置  

10

8.1

  構造  

10

8.2

  配置  

10

8.3

  動作  

10

8.4

  リセット  

10

8.5

  動作能力  

10

8.6

  表示  

10

9

  温度保護  

10

9.1

  構造  

10

9.2

  配置  

11

9.3

  動作  

11

10

  異常動作  

11

10.1

  一般  

11


C 9300-6

:2013  目次

(2)

ページ

10.2

  ファン停止試験  

11

10.3

  短絡試験  

11

10.4

  過負荷試験  

11

11

  一次入力への接続  

12

11.1

  一次入力  

12

11.2

  複数の入力電圧  

12

11.3

  入力回路への接続方法  

12

11.4

  一次入力端子  

12

11.5

  一次ケーブルの固定具  

12

11.6

  一次入力の挿入口  

12

11.7

  一次入力 ON/OFF 装置  

12

11.8

  入力ケーブル  

13

11.9

  入力結合装置(附属のプラグ)  

13

12

  出力  

13

12.1

  定格無負荷電圧(U

0

  

13

12.2

  標準負荷電圧の形式検査の試験値  

15

12.3

  出力を調整する機械的開閉装置  

16

12.4

  出力端子への接続  

16

12.5

  外部装置への電力供給  

16

12.6

  補助電源出力  

16

12.7

  溶接ケーブル  

16

13

  制御回路  

16

14

  危険低減装置  

17

15

  機械的要求事項  

17

15.1

  一般  

17

15.2

  外箱  

17

15.3

  運搬手段  

17

15.4

  落下耐量  

17

15.5

  傾斜安定性  

17

16

  補助装置  

17

16.1

  一般  

17

16.2

  ワイヤ送給装置  

17

16.3

  トーチ  

18

16.4

  溶接棒ホルダ  

18

16.5

  圧力調整器  

18

17

  定格銘板  

18

17.1

  一般  

18

17.2

  表示  

18

17.3

  内容  

19


C 9300-6

:2013

(3)

ページ

17.4

  許容値  

20

18

  出力調整  

21

19

  取扱説明及び注意書き  

21

19.1

  取扱説明  

21

19.2

  注意書き  

22

附属書 A(参考)検査プローブ  

24

附属書 B(参考)定格銘板の例  

25

附属書 C(参考)シンボルだけの予防ラベル  

26

附属書 JA(参考)JIS と対応国際規格との対比表  

28

C 9300-6

:2013  目次


C 9300-6

:2013  目次

(4)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,一般社団法人日本

溶接協会(JWES)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改

正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格であ

る。

これによって,JIS C 9300-6:2006 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

JIS C 9300

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS C 9300-1

  第 1 部:アーク溶接電源

JIS

C

9300-3

  第 3 部:アーク起動及びアーク安定化装置

JIS C 9300-5

  第 5 部:ワイヤ送給装置

JIS

C

9300-6

  第 6 部:限定使用率アーク溶接装置

JIS C 9300-7

  第 7 部:トーチ

JIS C 9300-10

  第 10 部:電磁両立性(EMC)要求事項(予定)

JIS C 9300-11

  第 11 部:溶接棒ホルダ

JIS C 9300-12

  第 12 部:溶接ケーブルジョイント

JIS C 9300-13

  第 13 部:溶接クランプ(予定)


日本工業規格

JIS

 C

9300-6

:2013

アーク溶接装置−第 6 部:限定使用率アーク溶接装置

Arc welding equipment-Part 6: Limited duty equipment

序文 

この規格は,2010 年に第 2 版として発行された IEC 60974-6 を基とし,我が国との配電系統の違いのた

め,技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一

覧表にその説明を付けて,

附属書 JA に示す。

適用範囲 

この規格は,非専門家が使用するために設計した,アーク溶接及び切断電源(以下,溶接電源という。

並びに補助装置

1)

の,安全要求事項及び性能要求事項について規定する。これらの溶接装置は,単相の定

格入力電圧が 100 V の場合は入力電流 20 A 以下,定格入力電圧が 200 V の場合は入力電流 30 A 以下の商

用低電圧配電系統に接続する装置,又は出力 7.5 kVA 以下のエンジン駆動式溶接電源を意図する。

注記 1  これらの装置は,一般的に住宅地域で非専門家が使用する。

注記 2  エンジン駆動式溶接電源の出力の計算式は,次による。

P

V

0max

×I

max

ここに,

P

出力(VA)

V

0max

最高無負荷電圧(V)

I

max

最大出力電流(A)

1)

  補助装置とは,溶接法及び切断法に応じて,溶接棒ホルダ,ワイヤ送給装置,トーチなどの溶

接電源と併用する機器をいう。

この規格は,次の機能を必要とする溶接電源には適用できない。

−  アーク起動及びアーク安定化装置

−  液体冷却システム

−  ガス・コンソール

−  三相入力

注記 3  これらは,工業用及び専門家の使用だけを意図している。

この規格は,次の溶接電源,並びに使用する附属装置には適用できない。

−  自動溶接及びロボット溶接の適用

−  サブマージアーク溶接プロセス

−  プラズマガウジングプロセス

−  プラズマ溶接プロセス

注記 4  これらは,JIS C 9300 規格群のその他の規格による。

注記 5  工業用及び専門家の使用のために設計した溶接電源,ワイヤ送給装置,トーチ及び溶接棒ホ


2

C 9300-6

:2013

ルダは,それぞれ JIS C 9300-1JIS C 9300-5JIS C 9300-7 及び JIS C 9300-11 がある。

注記 6  この規格には,電磁両立性(EMC)の要求事項は含まない。

注記 7  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

IEC 60974-6:2010

,Arc welding equipment−Part 6: Limited duty equipment(MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“修正している”

ことを示す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 6803

  溶断器用圧力調整器

注記  対応国際規格:ISO 2503,Gas welding equipment−Pressure regulators for gas cylinders used in

welding, cutting and allied processes up to 300 bar(MOD)

JIS C 0920

  電気機械器具の外郭による保護等級(IP コード)

注記  対応国際規格:IEC 60529,Degrees of protection provided by enclosures (IP Code)(MOD)

JIS C 0922

  電気機械器具の外郭による人体及び内部機器の保護−検査プローブ

注記  対応国際規格:IEC 61032:1997,Protection of persons and equipment by enclosures−Probes for

verification(MOD)

JIS C 9300-1

  アーク溶接装置−第 1 部:アーク溶接電源

注記  対応国際規格:IEC 60974-1,Arc welding equipment−Part 1: Welding power sources(MOD)

JIS C 9300-5

  アーク溶接装置−第 5 部:ワイヤ送給装置

注記  対応国際規格:IEC 60974-5,Arc welding equipment−Part 5: Wire feeders(MOD)

JIS C 9300-7

  アーク溶接装置−第 7 部:トーチ

注記  対応国際規格:IEC 60974-7,Arc welding equipment−Part 7: Torches(MOD)

JIS C 9300-11

  アーク溶接装置−第 11 部:溶接棒ホルダ

注記  対応国際規格:IEC 60974-11,Arc welding equipment−Part 11: Electrode holders(MOD)

ISO 17846

,Welding and allied processes−Health and safety−Wordless precautionary labels for equipment

and consumables used in arc welding and cutting

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS C 9300-1 によるほか,次による。

3.1 

接触電流(touch current)

設備又は機器の,1 か所又は複数の接触可能部分に接触したとき,人体又は動物の体を通過する電流。

3.2 

限定使用率溶接電源(limited duty welding power source)

非専門家の使用を意図した溶接電源。切断電源を含む。

3.3 

非専門家(layman)

専門家として溶接をしたことのない人,及びアーク溶接の正式な指導をほとんど又は全く受けたことが


3

C 9300-6

:2013

ない人。

3.4 

実効入力電流 I

1eff

(effective supply current)

次の式による,入力電流の実効値。



×

+

×

=

600

3

1

600

3

ON

2

0

ON

2

max

1

eff

1

t

I

t

I

I

ここに,

I

1max

定格最大入力電流(

A

I

0

無負荷入力電流(

A

ON

t

断続するモードでの

1

時間当たりの定格最大溶接時間(

s

3.5 

オン時間 t

ON

ON time

定格出力で溶接電源の温度制限装置が溶接運転を許している期間。

3.6 

オフ時間 t

OFF

OFF time

溶接電源の温度制限装置が溶接運転停止を許している期間。

3.7 

1

時間における定格溶接時間      (

rated welding time in 1 hour

起動後最初のオフ時間(

t

OFF

)に続く

60

分間の,定格最大電流でのオン時間(

t

ON

)の合計。

3.8 

定格連続溶接時間 t

ON

(max)

rated continuous welding time

定格最大電流での,最初のオフ時間(

t

OFF

)前のオン時間(

t

ON

環境条件 

溶接電源及び補助装置は,次の環境条件下で,運転する能力をもっていなければならない。

a)

周囲温度範囲は,次による。

運転時:−

10

℃∼+

40

        ただし,エンジン駆動式溶接電源は,−

5

℃∼+

40

b)

大気の相対湿度は,次による。

 40

℃で

50 %

以下

 20

℃で

90 %

以下

c)

周辺大気に,異常な量の粉じん,酸性物,腐食性ガス,腐食性物質などを含まない。ただし,溶接作

業で発生したものを除く。

d)

標高は海抜

1 000 m

以下。

e)

傾斜

10

°までの設置場所。

溶接電源及び補助装置は,機能及び性能が損なわれることなく周囲温度−

20

℃∼+

55

℃の保管及び輸

送に耐えなければならない。

溶接電源及び補助装置は,

20

℃において定格連続溶接時間及び

1

時間における定格溶接時間を実現す

る能力がなければならない。

ON

t


4

C 9300-6

:2013

試験 

5.1 

試験条件 

温度上昇試験は,周囲温度

20

℃で行う。許容値は,7.2.2 e)

による。

その他の試験は,周囲温度が

10

℃∼

40

℃の間で行う。

5.2 

測定器 

JIS C 9300-1

の 5.2(測定器)による。

5.3 

構成部材の要求事項 

JIS C 9300-1

の 5.3(構成部材の要求事項)による。

5.4 

形式検査 

この規格で要求している試験は,形式検査であるが,試験条件が他に指定されることがある。

溶接電源は,試験結果に影響を及ぼすことが予測される補助装置及び附属装置を装備して試験する。

注記

附属装置とは,溶接及び切断電源に付随して使用する機器をいう。例えば,遠隔制御装置など

がある。

全ての形式検査は,その他の溶接電源を用いて試験してもよいと規定した場合を除き,同一の溶接電源

を用いて実施する。

次に示す試験は,次の順序で連続して実施する。f)g)

及び h)

の間では,乾燥時間を与えずに試験を

続ける。

a) 

総合目視検査

JIS C 9300-1

の 3.7(目視検査)参照

b) 

絶縁抵抗

6.1.4

参照(予備検査)

c) 

きょう(筐)体(外箱)

15.2

参照

d) 

つり上げ手段

15.3

参照

e) 

落下耐量

15.4

参照

f) 

外箱による防護

6.2.1

参照

g) 

絶縁抵抗

6.1.4

参照

h) 

絶縁耐力

6.1.5

参照

i) 

目視検査

JIS C 9300-1

の 3.7(目視検査)参照

この規格に含まれる a)i)

以外の試験は,適時適切な順序で行う。

5.5 

定常検査(製品検査) 

全ての定常検査は,各々の溶接電源に対して行う。推奨する順序は,次による。

a) 

目視検査

JIS C 9300-1

の 3.7(目視検査)参照

b) 

保護回路の連続性

JIS C 9300-1

の 10.4.2(保護回路の連続性)参照

c) 

絶縁耐力

6.1.5

参照

d) 

無負荷電圧 

1) 

定格無負荷電圧

12.1

参照

2) 

定格低減無負荷電圧

プラズマ切断電源の場合,JIS C 9300-1 の 13.2(電圧低減装置)参照。

e) 

定格最小出力値及び定格最大出力値  JIS C 9300-1 の 15.4 b)

及び 15.4 c)

を参照。製造業者は,標準

負荷,短絡負荷又はその他の検査条件を選択してもよい。

注記

短絡負荷及びその他の試験状態では,出力値が標準負荷値と異なることがある。


5

C 9300-6

:2013

電撃の防護 

6.1 

絶縁 

6.1.1 

一般 

JIS C 9300-1

の 6.1.1(一般)による。

6.1.2 

空間距離 

JIS C 9300-1

の 6.1.2(空間距離)による。

6.1.3 

沿面距離 

JIS C 9300-1

の 6.1.3(沿面距離)による。

6.1.4 

絶縁抵抗 

JIS C 9300-1

の 6.1.4(絶縁抵抗)による。

6.1.5 

絶縁耐力 

JIS C 9300-1

の 6.1.5(絶縁耐力)による。

6.2 

定常作業における電撃からの防護(直接接触) 

6.2.1 

外箱による防護 

6.2.1.1 

一般 

溶接電源は,

JIS C 0920

の試験手段及び条件を用いた

IP21S

以上の保護等級に適合しなければならない。

溶接電源のための遠隔制御装置は,JIS C 0920 の試験手段及び条件を用いた

IP2X

以上の保護等級に適

合しなければならない。

6.2.1.2 

水の浸入保護 

外箱は,適切な排水処理のできる構造とする。水が入った場合でも,装置の正しい動作に干渉してはな

らず,かつ,安全性を損なってはならない。

合否判定は,次による。

溶接電源は,通電しない状態で適切な防水試験を行う。試験後すぐに,溶接電源は,安全な場所に移動

して絶縁抵抗及び絶縁耐力の試験を行う。

外箱の適切な排水処理は,目視検査によって確認する。

6.2.1.3 

横及び上面の開口部 

外箱は,長さ

50 mm

の試験ピンが下側を除いた各側面から次の箇所に接触するまで挿入できない構造と

する。

a)

入力回路の充電部品

b)

クラス

II

の溶接電源では,基礎絶縁だけで入力回路の充電部品から分離した全ての金属部分

合否判定は,JIS C 0922 の検査プローブ

12

図 A.1 参照)による。

6.2.1.4 

外箱の底の開口部 

外箱は,長さ

15 mm

の試験ピンが下側から次の箇所に接触するまで挿入できない構造とする。

a)

入力回路の充電部品

b)

クラス

II

の溶接電源では,基礎絶縁だけで入力回路の充電部品から分離した全ての金属部分

合否判定は,JIS C 0922 の検査プローブ

13

図 A.2 参照)による。

6.2.2 

コンデンサ 

JIS C 9300-1

の 6.2.2(コンデンサ)による。

6.2.3 

入力コンデンサの自動放電 

JIS C 9300-1

の 6.2.3(入力コンデンサの自動放電)による。


6

C 9300-6

:2013

6.3 

単一故障状態(間接接触)における電撃からの保護 

6.3.1 

保護条件 

JIS C 9300-1

の 6.3.1(保護条件)による。ただし,定格入力電圧が

100 V

の場合は保護クラス

0I

でもよ

く,保護クラス

0I

機器用プラグを使用する場合の最大実効入力電流は

15 A

以下とする。

注記 1

保護クラス

0I

は,JIS C 9335-1 に規定している。

注記 2

保護クラス

0I

機器用プラグは,JIS C 8282-1 に規定している。

6.3.2 

入力回路と出力回路との分離 

JIS C 9300-1

の 6.3.2(入力回路と出力回路との分離)による。ただし,始動電圧回路を除く。

6.3.3 

入力回路及び出力回路の巻線間の絶縁 

JIS C 9300-1

の 6.3.3(入力回路及び出力回路の巻線間の絶縁)による。

6.3.4 

内部導体及びその接続 

JIS C 9300-1

の 6.3.4(内部導体及びその接続)による。

6.3.5 

プラズマ切断システムに対する追加要件 

JIS C 9300-1

の 6.3.5(プラズマ切断システムに対する追加要件)による。

6.3.6 

可動巻線及び可動鉄心 

JIS C 9300-1

の 6.3.6(可動巻線及び可動鉄心)による。

6.3.7 

故障状態の接触電流 

重み付けした接触電流ピーク値は,外部保護導体が故障又は断線した場合,

7 mA

以下とする。

合否判定は,次の条件によって,

図 及び図 で示す回路を用いて測定する。

a)

溶接電源は,次による。

大地から絶縁

最大の定格入力電圧を供給

図 の接触電流測定回路を通さずに,保護接地に接続しない状態

b)

出力回路は無負荷状態とする。

c)

電磁障害抑制用のコンデンサは,切り離してはならない。

注記

試験者に対する警告!  この試験中,保護導体の接地を行わないので取扱いに注意が必要で

ある。


7

C 9300-6

:2013

 1

測定系統

A,B  測定回路の接続点

 2

溶接電源 L

ライン

 3

図 の回路 N

中性点

PE

保護接地

図 1−故障状態の接触電流の測定 

A,B  試験端子

C

S

 0.22

μF

R

S

 1

500

R

1

 10

000

R

B

 500

C

1

 0.022

μF

U

1

実効値電圧

U

2

ピーク値

重み付けした接触電流(知覚/反応)

500

2

U

(ピーク値)

図 2−接触電流測定回路 

温度要求事項 

7.1 

温度保護及び温度制限の機器 

溶接電源は,温度保護及び温度制限装置の二つの独立した機器を装備しなければならない。

温度制限装置は,回路を開又は電流を減少させることによって構成要素の温度を制限し,自動リセット


8

C 9300-6

:2013

し,かつ,箇条 に規定するように設計する。

温度制限装置が動作不良を生じた場合,箇条 に規定する温度保護が動作するように設計する。

7.2 

温度上昇試験 

7.2.1 

試験条件 

溶接電源は,冷えた状態から始まった定格最大出力電流

I

2max

,及び 12.2 による標準負荷電圧で動作しな

ければならない。

I

2max

において最高温度にならないことが分かっている場合,最悪条件の試験は,最高温度になる定格範

囲内の設定でも行う。

測定器は,製造業者が提供したカバープレート,点検用ドア,又は簡単に取外しができるパネルだけを

通して,設置する。測定器によって溶接電源の通常の通気を妨げたり,熱を授受する原因となってはなら

ない。

注記 1

構成部品の温度は,無負荷状態で最高になることがある。

注記 2

定格最大出力電流試験及び適切な最悪条件の試験は,溶接電源が周囲温度に戻るのを待たな

いで行ってもよい。

7.2.2 

試験条件の許容値 

7.2.3

による温度上昇試験において,次の許容範囲を維持する。

a) 

負荷電圧

適切な標準負荷電圧の

%

b) 

出力電流

適切な標準出力電流の

%

c) 

入力電圧

適切な定格入力電圧の±

5 %

d) 

エンジン速度

適切な定格速度の

%

e) 

温度

周囲温度の

K

7.2.3 

定格最大出力電流 

定格最大出力電流

I

2max

の試験方法は,次による。

a)

溶接電源を,周囲温度

20

℃に均衡させる[7.2.2 e)

の許容値参照]

b)

溶接電源は,定格最大出力電流で運転する。

c)

温度制限装置の最初の動作のオン時間の記録:定格連続溶接時間

t

ON

(max)

d)

温度制限装置をリセット後,直ちに

60

分間試験を繰り返す。

e)

それぞれの周期の

t

ON

のオン時間を記録する。

t

ON

30

秒間未満又は

t

ON

(max)

60

秒間未満の場合は,試験は不合格とする。

7.2.4 

計算 

次の定格値を計算する。

定格最大出力電流での

1

時間における定格溶接時間

t

ON

7.2.3

e)

参照]

ここに,

t

ON

は,それぞれの周期のオン時間。

t

ON

の最小値は,

60

秒間。

7.3 

温度測定 

7.3.1 

測定条件 

ピーク温度は,次によって決める。

a)

巻線は,抵抗法測定又は埋込温度センサによる。

b)

その他の部分は,表面温度センサによる。

5

10

5

10

5

10

0

10


9

C 9300-6

:2013

ピーク温度は,

60

分間の温度上昇試験の最後のオン時間の間で測定する。

注記

溶接電源の設計は,絶縁クラスで定義した最大許容温度で運転する温度制限装置を基礎とする。

7.3.2 

表面温度センサ 

JIS C 9300-1

の 7.2.2(表面温度センサ)による。

7.3.3 

抵抗法 

JIS C 9300-1

の 7.2.3(抵抗法)による。

7.3.4 

埋込み温度センサ 

JIS C 9300-1

の 7.2.4(埋込み式温度センサ)による。

7.3.5 

周囲温度の決定 

JIS C 9300-1

の 7.2.5(周囲温度の決定)による。

7.3.6 

温度の記録 

JIS C 9300-1

の 7.2.6(温度の記録)による。

7.4 

温度上昇限度 

7.4.1 

巻線,整流子及びスリップリング 

巻線,整流子及びスリップリングの温度は,

表 に規定する絶縁クラスの動作温度以下とする。

いかなる部分も,たとえその部分が

表 に規定する値を満足していたとしても,その部分がその他の部

分に損傷を与える温度に到達してはならない。

表 1−絶縁クラスによる最高温度限度 

絶縁クラス

105(A)

120(E) 130(B)

155(F) 180(H)

動作温度(℃)

105 120 130 155 180

過負荷状態の最高温度(℃) 175 190 200 215 235

注記 1  過負荷状態の最高温度の値は,JIS C 6575-1 若しくは JIS C 8269-1 によるヒュ

ーズ以外の保護機器,又はサーキットブレーカ以外の保護機器に基づき,かつ,

JIS C 61558-1

表 3(短絡又は過負荷状態での温度の最高値)によることが望

ましい。

注記 2  動作温度とは,温度制限装置が動作する温度である。

合否判定は,7.3 に従った測定による。

7.4.2 

外部表面 

JIS C 9300-1

の 7.3.2(外部表面)による。

7.4.3 

その他の構成部材 

その他の構成部材の最高温度は,それぞれの適切な規格に基づく最高温度以下とする。

7.5 

負荷試験 

溶接電源は,損傷なし又は機能不良なしで,繰り返される負荷周期に耐えなければならない。

合否判定は,次の試験及び溶接電源の試験の間に発生する損傷又は機能不良の立証による。

冷温停止状態から起動し,溶接電源は,温度制限装置が動作するまで定格最大出力電流で動作させる。

温度制限装置のリセット後,直ちに次の試験を行う。

a)

垂下特性溶接電源の場合,定格最大出力電流を供給するように制御する。外部抵抗が

8 m

Ω∼

10 m

Ωの

短絡回路を用いて,

3

秒間の休止の後に

2

秒間通電するサイクルを,

60

回繰り返す。

b)

定電圧特性溶接電源の場合,最大負荷電圧の設定値で定格最大出力電流の

1.5

倍を

15

秒間通電する。


10

C 9300-6

:2013

7.6 

整流子及びスリップリング 

整流子及びスリップリング,並びにそれらのブラシには,エンジン駆動の溶接電源の全回転範囲で有害

な火花の形跡又は損傷があってはならない。

合否判定は,次の試験中に目視検査によって行う。

a)

7.2

による温度上昇試験

b)

7.5

による負荷試験

温度制限装置 

8.1 

構造 

温度制限装置は,次の事項がいずれもできない構造とする。

a)

温度設定を変更する。

b)

明白な物理的損傷を加えずにその動作を変更する。

合否判定は,目視検査による。

8.2 

配置 

温度制限装置は,確実に放熱できる方法で,溶接電源の内部に恒久的に配置する。

合否判定は,目視検査による。

8.3 

動作 

温度制限装置は,箇条 4 a)

に規定する周囲温度範囲において,溶接電源の巻線が

表 に規定する動作温

度,及び全ての構成部材の定格温度を超えることを,防止する。

合否判定は,7.2.1 の出力状態での溶接電源の運転中に行う。

8.4 

リセット 

温度制限装置は,オフ時間(

t

OFF

)に続く次の周期で,

t

ON

30

秒間以上になる温度に下がるまでリセッ

トしない。

合否判定は,温度上昇試験の間の各々の

t

ON

の測定による。

8.5 

動作能力 

温度制限装置は,溶接電源が定格最大出力電流を出力している状態で,破損することがなく,入力電流

又は溶接電流を

200

回連続で遮断できなければならない。

合否判定は,温度制限装置を用いている回路,又は電流及びリアクタンスが同じ電気的特性をもつ回路

の連続遮断要求回数を満たすことで行う。

試験後,温度制限装置は,8.3 及び 8.4 の規定に適合しなければならない。

8.6 

表示 

溶接電源には,

温度制限装置が溶接電源出力を低減又は遮断したことを表示する機能を備える。

表示は,

黄色の光(若しくは窓の黄色のフラグ)

,又は取扱説明書に,その意味を記載する記号若しくは単語を,表

示できる表示装置による。

合否判定は,目視検査による。

温度保護 

9.1 

構造 

温度保護装置は,次の事項がいずれもできない構造とする。

a)

温度設定を変更する。


11

C 9300-6

:2013

b)

明白な物理的損傷を加えないでその動作を変更する。

c)

自動又は手動でリセットする。

合否判定は,目視検査による。

9.2 

配置 

温度保護装置は,確実に放熱できる方法で,溶接電源の内部に恒久的に配置する。

合否判定は,目視検査による。

9.3 

動作 

温度保護装置は,温度上昇試験の間,動作してはならない。

温度保護装置は,溶接電源が

表 に規定する過負荷状態の最高温度を超えることを防止する。

合否判定は,温度上昇及び次の試験の間に行う。

溶接電源は,定格入力電圧又は定格回転速度で運転し,温度制限装置を無効にし,かつ,7.2.1 の出力状

態で溶接電源を運転する。試験の間,温度保護装置は,過負荷状態の最高温度を超える前に動作しなけれ

ばならない。

10 

異常動作 

10.1 

一般 

溶接電源は,10.210.4 に規定する試験の異常な運転状態において,危険な電気的破壊又は火災の危険

を起こしてはならない。これらの試験を,溶接電源各部の到達温度及び溶接電源が正常に機能しているか

どうかにかかわらず継続して行う。唯一の判定基準は,溶接電源が危険にならないことである。これらの

試験は,別の溶接電源で行ってもよい。

注記

例えば,ヒューズ,遮断器,温度保護などで内部を保護している溶接電源は,不安全な状態に

なる前に内蔵保護装置が動作する場合,この要求を満たしている。

合否判定は,次の試験による。

a)

乾いた脱脂綿の層を溶接電源の真下に置き,溶接電源の各側面から各

150 mm

外側に脱脂綿を広げて

敷く。

b)

溶接電源は,冷えた状態から通電を開始し,10.210.4 に従って運転する。

c)

この試験の間に,この綿を発火させる炎,溶融金属及びその他の物質が生じてはならない。

d)

この試験の後,

5

分間以内に JIS C 9300-1 の 6.1.5 b)

の絶縁耐力試験を行い,溶接電源は,これに耐

えなければならない。

10.2 

ファン停止試験 

モータ駆動のファンを備えた溶接電源は,

箇条 の試験中最も温度が上がる 7.2.1 の出力状態でファンモ

ータを機械的に停止し,定格入力電圧又は定格回転速度で

2

時間運転する。ただし,エンジン駆動式溶接

電源の運転時間は,製造業者の指定による。

注記

この試験の趣旨は,ファンを備えた溶接電源を運転し,ファン及び溶接電源の両方の保護を確

認することである。

10.3 

短絡試験 

JIS C 9300-1

の 8.3(短絡試験)による。

10.4 

過負荷試験 

溶接電源は,温度制限装置を無効にし,7.2.1 の出力状態で,定格入力電圧又は定格回転速度で

2

時間運

転する。ただし,エンジン駆動式溶接電源の運転時間は,製造業者の指定による。


12

C 9300-6

:2013

注記

7.2.3

で動作を規定している温度制限装置は,動作温度を制御している。一方,温度保護装置は

異常な運転に対して装置を保護している。

試験の間,入力回路は,製造業者が指定した定格及び種類の外部ヒューズ又はサーキットブレーカで保

護する。外部の保護装置は,試験の間動作してはならない。

11 

一次入力への接続 

11.1 

一次入力 

11.1.1 

入力電圧 

溶接電源は,定格入力電圧の±

10 %

で運転できなければならない。

注記

これによって銘板の定格値からのずれを生じる可能性がある。

合否判定は,運転による。

11.1.2 

入力電流 

入力電流は,最低クレストファクタ(波高率)が

3

の真の実効値メータでの測定及び計算による。

合否判定は,運転による。

注記

測定は,入力回路のインピーダンスの影響を受ける(IEC 60974-1 

附属書 を参照)。

11.1.3 

エンジン駆動式溶接電源 

エンジン駆動式の溶接電源の場合,エンジンは,発電機が溶接性能に悪影響を与えることがなく,最大

負荷から無負荷までの負荷変動に耐えられる能力をもっていなければならない。

合否判定は,運転による。

11.2 

複数の入力電圧 

異なる入力電圧で運転できるように設計している溶接電源は,次のいずれかによる。

a)

それぞれが異なるプラグに適合している二つの入力ケーブル,及びプラグの使われていないピンが充

電しないようにする選択スイッチを装備している溶接電源。

b)

自動的に入力電圧に対応するよう,溶接電源を設定するシステム

合否判定は,運転による。

a)

の場合,選択スイッチに対して,11.7 による試験を追加して行う。

11.3 

入力回路への接続方法 

入力回路への接続方法は,次のいずれかによる。

a)

溶接電源に接続するフレキシブルな入力ケーブル

b)

溶接電源及びフレキシブルな入力ケーブルに合ったインレット器具

フレキシブルな入力ケーブルは,11.8 による。また,11.9 に規定するプラグを具備しなければならない。

合否判定は,目視検査による。

11.4 

一次入力端子 

JIS C 9300-1

の 10.4(一次入力端子)による。

11.5 

一次ケーブルの固定具 

JIS C 9300-1

の 10.5(一次入力ケーブルの固定具)による。

11.6 

一次入力の挿入口 

JIS C 9300-1

の 10.6(一次入力の挿入口)による。

11.7 

一次入力 ON/OFF 装置 

溶接電源は,一次入力

ON/OFF

装置を具備する。一次入力

ON/OFF

装置は,JIS C 9300-1 の 10.7(一次


13

C 9300-6

:2013

入力

ON/OFF

装置)による。

11.8 

入力ケーブル 

入力ケーブルは,次の事項を全て満たさなければならない。

a)

使用目的に適合し,法令及び日本工業規格を満足する。

注記

電気用品安全法,JIS C 3662 規格群,JIS C 3663 規格群などがある。

b)

最大実効入力電流

I

1eff

に対応した導体断面積をもつ。

c) 

外箱の電線出口から測定し,長さは

2 m

以上とする。

合否判定は,目視検査及び測定による。

11.9 

入力結合装置(附属のプラグ) 

入力結合装置の定格電流は,次の値を下回ってはならない。

a) 10.3

に規定する,短絡試験に要求されるヒューズの電流定格

b) 

最大実効入力電流

I

1eff

さらに,

100 V

の入力電源系統に対し,入力結合装置の定格電流は,定格最大入力電流の

70 %

を下回っ

てはならない。

合否判定は,目視検査,測定及び計算による。

12 

出力 

12.1 

定格無負荷電圧(U

0

 

12.1.1 

アーク溶接電源のための定格無負荷電圧 

a)

定格無負荷電圧は,次の値を超えてはならない。

1)

直流ピーク値が

113 V

2)

交流ピーク値が

68 V

,及び実効値が

48 V

b)

 200

ms

以内に,次の低減無負荷電圧許容値になる溶接電源は,

マークを付けてもよい。

1)

直流ピーク値が

60 V

2)

交流ピーク値が

50 V

,及び実効値が

35 V

c)

 200

ms

以内に低減無負荷電圧許容値にならない溶接電源は,

マークを付けてはならない。この

溶接電源は,前面パネル又は一次入力

ON/OFF

切替装置の近くに,

注意!:感電危険”を意味する

次のシンボルを明瞭,かつ,容易に消えないように表示する。

注記

アーク溶接電源が電圧低減装置を備えている場合,製造業者は,溶接プロセスに適用が可能な

限り,無負荷電圧を低くすることを考慮する。

合否判定は,12.1.3 に従った測定による。

12.1.2 

プラズマ切断電源のための定格無負荷電圧 

定格無負荷電圧は,直流ピーク値

350 V

以下とする。

合否判定は,固定抵抗器

200 Ω

と直列に接続した可変抵抗器

5 kΩ

を,固定抵抗器

5 kΩ

に置き換えても

よいことを除いて,12.1.3 に従った測定,運転及び目視検査によって行う。

直流ピーク値

113 V

を超える定格無負荷電圧は,次の事項を満たした場合だけ許容する。


14

C 9300-6

:2013

a)

トーチのプラズマチップが母材に接触し,トリガーを引き,かつ,切断回路のインピーダンスが

200 Ω

以下になったときに,アーク始動シーケンスを始動できる。

b)

トーチを分解した場合,又は切断電源から外した場合,それぞれのトーチを組み合わせたこれらの切

断電源は,無負荷電圧を出力しないようにする。

c)

トーチの電極と母材との間の電圧は,制御回路が開(例えば,起動スイッチの開放)又は切断回路の

インピーダンスが

200 Ω

を超えてから

2

秒間以内に,ピーク値で

68 V

以下になる。

d)

トーチチップと母材との間の電圧は,

切断回路のインピーダンスが

200 Ω

を超えた後

0.3

秒間以内に,

ピーク値で

68 V

以下になる。

合否判定は,

5 kΩ

以上の抵抗器を並列に接続した測定器又はオシロスコープを用いた測定によって行う。

12.1.3 

付加的要求事項 

12.1.1

12.1.2 に規定するいかなる設定においても,定格無負荷電圧は,

表 に規定する値を超えてはな

らない。

表 2−許容定格無負荷電圧のまとめ 

細分箇条

電源

定格無負荷電圧

12.1.1 

アーク溶接

感電注意シンボル付きの場合

  直流ピーク値で 113 V

  交流ピーク値で 68 V,及び実効値で 48 V 
感電注意シンボルなしの場合

  200 ms 以内に低減

  直流ピーク値で 60 V 
  交流ピーク値で 50 V,及び実効値で 35 V

12.1.2 

プラズマ切断

感電注意シンボル付きの場合

  直流ピーク値で 350 V

電子制御した溶接電源は,次のいずれかによる。

a) 

電子回路にいかなる故障が生じても,

表 に規定する定格無負荷電圧を超えないように設計する。

b) 

0.3

秒間以内に出力端子電圧を遮断し,自動的にリセットしない保護システムを備える。

無負荷電圧が 12.1.1 に規定する値よりも大きい場合,プラズマ切断電源は,危険低減装置を箇条 14 に従

い装備する。

整流器形直流溶接電源は,整流器の故障(例えば,回路開放,回路短絡,位相故障など)の場合でも許

容値を超えてはならない。

合否判定は,測定及び回路分析及び/又は故障シミュレーションによる。

12.1.4 

測定回路 

実効値の測定には,真の実効値計及び外部溶接回路に最大許容範囲±

5 %

5 kΩ

の抵抗器を接続した

3

に示す回路を用いる。


15

C 9300-6

:2013

U

0

  無負荷電圧

V  実効値電圧計

図 3−実効値の測定 

再現性のあるピーク値測定のため,危険のないインパルスは無視し,

図 に示す測定回路を用いる。

  1  ダイオード  1N4007 又は相当品

図 4−ピーク電圧値の測定回路 

電圧計は,平均値を表示するもので,測定レンジは,できるだけ無負荷電圧の実際の値に近いものを選

ぶ。電圧計は,最低

1 MΩ

の内部抵抗をもつ。

測定回路に用いる構成部品の許容範囲は,±

5 %

以下とする。

形式検査は,

200 Ω

5.2 kΩ

の負荷に対して最も高いピーク電圧値を測定するために,

0 Ω

5 kΩ

の範囲

で可変抵抗器を調整する。次に,測定機器の

2

か所の接続を逆にしてこの測定を繰り返す。

形式検査によって最高の電圧値を示す抵抗値を求め,その抵抗値及び極性によって定常検査を行っても

よい。

12.2 

標準負荷電圧の形式検査の試験値 

12.2.1 

被覆溶接棒による被覆アーク溶接 

U

2

(18

0.04 I

2

) V

12.2.2 TIG

溶接 

U

2

(10

0.04 I

2

) V

12.2.3 MIG/MAG

及びセルフシールドフラックス入りワイヤアーク溶接 

U

2

(14

0.05 I

2

) V

12.2.4 

プラズマ切断 

U

2

(80

0.4 I

2

) V

製造業者は,標準的切断条件を基にエアープラズマ切断のための負荷電圧を決めてもよい。


16

C 9300-6

:2013

12.2.5 

付加的要求事項 

全ての出力調整範囲において,溶接電源は,12.2.112.2.4 に従った標準負荷電圧(

U

2

)で標準溶接電流

I

2

)を出力できなければならない。

合否判定は,十分な測定による(IEC 60974-1 

附属書 参照)。

12.3 

出力を調整する機械的開閉装置 

JIS C 9300-1

の 11.3(出力を調整する機械的開閉装置)による。ただし,試験回数は,

3 000

回とする。

12.4 

出力端子への接続 

12.4.1 

不用意な接触からの防護 

JIS C 9300-1

の 11.4.1(不用意な接触からの防護)による。

12.4.2 

接続口の位置 

JIS C 9300-1

の 11.4.2(接続口の位置)による。

12.4.3 

出力開口部 

JIS C 9300-1

の 11.4.3(出力開口部)による。

12.4.4 

表示 

JIS C 9300-1

の 11.4.5(表示)による。

12.4.5 

プラズマ切断トーチの接続 

JIS C 9300-1

の 11.4.6(プラズマ切断トーチの接続)による。

12.5 

外部装置への電力供給 

JIS C 9300-1

の 11.5(外部装置への電力供給)による。

12.6 

補助電源出力 

エンジン駆動式溶接電源だけ補助電源出力を装備することができる。

JIS C 9300-1

の 11.6(補助電源出力)による。

12.7 

溶接ケーブル 

JIS C 9300-1

の 11.7(溶接ケーブル)による。

13 

制御回路 

出力回路に接続していない制御回路は,次の要求を満たさなければならない。

a)

制御回路の動作電圧は,

277 V

を超えてはならない。

b)

溶接電源の外箱の外側にある制御回路の動作電圧は,JIS C 9300-1 の 3.56 による安全特別低電圧(以

下,

SELV

という。

)とする。

c)

過電流保護を装備する。

d)

安全を損ねる単一故障条件を評価する。

e)

補助変圧器の二次回路は,

SELV

を除いて接地する。

f)

束になった導体の絶縁は,導体のいずれかの最も高い電圧に耐える。

g)

ソフトウエア及び論理回路は,安全に悪影響を与えてはならない。

h)

溶接電源の外箱の外側にある制御回路は,二重絶縁又は強化絶縁によって入力回路から絶縁する。

合否判定は,適切な分析及び測定による。

注記

制御回路のタイプを,次に示す。

a)

製造業者が設計した,溶接電源と外部装置との間の接続を意図した制御回路。

b)

溶接電源とその他のタイプの補助装置との間の接続を意図した制御回路。


17

C 9300-6

:2013

14 

危険低減装置 

危険低減装置は,定格無負荷電圧が

113 V

を超えるプラズマ切断電源だけに適用する。危険低減装置は,

当該環境下で許容する定格無負荷電圧を超えた無負荷電圧による感電の危険を低減できる。

要求事項は,

表 による。

表 3−プラズマ切断電源のための危険低減装置の要求事項 

低減していない無負荷電圧

V

低減した無負荷電圧

V

動作時間

s

113∼350 113  0.3

危険低減装置の合否判定は,該当する場合,JIS C 9300-1 の 13.(危険低減装置)による。

15 

機械的要求事項 

15.1 

一般 

JIS C 9300-1

の 14.1(一般的要求事項)による。

15.2 

外箱 

15.2.1 

外箱材料 

JIS C 9300-1

の 14.2.1(外箱材料)による。

15.2.2 

外箱強度 

JIS C 9300-1

の 14.2.2(外箱強度)による。

15.3 

運搬手段 

JIS C 9300-1

の 14.3(つり上げ手段)による。

15.4 

落下耐量 

JIS C 9300-1

の 14.4(落下耐量)による。

15.5 

傾斜安定性 

JIS C 9300-1

の 14.5(傾斜安定性)による。

16 

補助装置 

16.1 

一般 

非専門家が使用するために設計した溶接電源に使用する補助装置は,この規格の要求事項による。

16.2 

ワイヤ送給装置 

16.2.1 

一般 

ワイヤ送給装置は,外付け又は溶接電源に内蔵し,かつ,16.2.216.2.4 を除外した JIS C 9300-5 の要求

事項による。

16.2.2 

試験条件 

試験条件は,5.1 による。

16.2.3 

温度要求事項 

温度要求事項は,箇条 による。

16.2.4 

故意でない接触に対する保護 

ワイヤ送給装置は,溶接電圧を印加している部品との故意でない接触に対して,保護策をとる。その保


18

C 9300-6

:2013

護策は,丁番を付けたカバー又は保護ガードで行うことができる。

合否判定は,目視検査による。

16.3 

トーチ 

16.3.1 

一般 

トーチは JIS C 9300-7 の要求事項による。ただし,16.3.2 及び 16.3.3 を除外する。

16.3.2 

試験条件 

試験条件は,5.1 による。

16.3.3 

温度要求事項 

温度要求事項は,箇条 による。

16.4 

溶接棒ホルダ 

溶接棒ホルダは,JIS C 9300-11 に規定する

A

形ホルダによる。

16.5 

圧力調整器 

圧力調整器は,JIS B 6803 による。

17 

定格銘板 

17.1 

一般 

JIS C 9300-1

の 15.1(一般的要求事項)による。

17.2 

表示 

定格銘板には表形式で枠を設けて,次の情報及びデータを表示する。

a)

機器の識別名

b)

溶接出力

c)

電源入力

データの表示方法は,通常,

図 による(例として,附属書 を参照)。

定格銘板の寸法は規定せず,自由に選択できる。

使用者が,より読みやすく便利な場所に貼付するため,前述の部分をそれぞれ分離してもよい。

注記

追加の情報も記載することができる。より有効な情報としては,例えば,製造業者の提供する

技術資料にある絶縁クラス,汚染度,力率などがある(箇条 19 を参照)


19

C 9300-6

:2013

a)

  機器の識別名

1) 
2) 3) 
 4)

b)

  溶接出力

5)

8) 
7) 9) 10) 11) 12)

6)

7a) 9a) 10a) 11a) 12a)

c)

  エネルギー入力及びその他

13) 14)

15) 16)

17a) 17b)

18)

図 5−定格銘板の原則 

17.3 

内容 

次の説明は,

図 に示す番号を付けた表形式の枠に関することを示す。

a) 

機器の識別名 

1)

  製造業者,供給業者又は輸入業者の名前及び住所,並びに,必要がある場合,商標及び生産国

2)

  製造業者の形式名(識別名)

3)

  設計及び製造のトレーサビリティ,例えば,製造番号

4)

  溶接電源が要求事項に適合していることを確認するための規格番号

b) 

溶接出力 

5)

  溶接プロセスのシンボル。その例を,次に示す。

被覆アーク溶接

TIG

アーク溶接

フラックス入りワイヤを含む

MIG/MAG

溶接

セルフシールドフラックス入りワイヤアーク溶接

プラズマ切断


20

C 9300-6

:2013

6)

  出力電流シンボル。その例を,次に示す。

直流

交流,定格周波数は,

Hz

で表す。例えば,∼

50 Hz

直流及び交流両出力,定格周波数は,

Hz

で表す。

7)

U

0

…V

定格無負荷電圧

a)

  直流の場合,ピーク値

b)

  交流の場合,実効値

8) …A

…V

定格最小出力電流/その時の標準負荷電圧∼定格最大出力電流/その時の標

準負荷電圧

9a)

I

2max

…A

定格最大出力電流

10a)  U

2

…V

標準負荷電圧

11a)

定格最大出力電流における連続モードの定格最大溶接時間

t

ON

(max)

  

7.2.3

c) 

参照。分及び秒の単位で表す。

12a)

連続した

60

分間の定格最大出力電流における断続モードの定格最大溶接時

t

ON

7.2.3

e) 

参照。分及び秒の単位で表す。 

9a)

∼枠

12a)

における値は,周囲温度

20

℃における定格最大出力電流及びサイクル時間

c) 

エネルギー入力 

13)

  エネルギー入力シンボル。その例を,次に示す。

入力回路,相

(1)

の数字,交流のためのシンボル及び定格周波数

(例えば,

50 Hz

又は

60 Hz

エンジン

14)

U

1

…V

定格入力電圧

15)

I

1max

…A

定格最大入力電流

16)

I

1eff

…A

最大実効入力電流

17a)

“雨からの保護”

ISO 7000-0626

17b) IP…

保護等級。例えば,

IP21S

又は

IP23S

18)

該当する場合,クラス

II

装置のシンボル

17.4 

許容値 

製造業者は,構成要素及び製造許容値を管理することによって,定格銘板の値を,次の許容値以内にす

る。

a)

  U

0

定格無負荷電圧“

V

。ただし,12.1 によって測定した許容値±

5 %

を含む。いかなる場合も,

表 に規定する値を超えてはならない。


21

C 9300-6

:2013

b) 

I

2min

定格最小出力電流

A

U

2min

定格最小標準負荷電圧

V

 b)

の値は,定格銘板の値よりも大きくなってはならない。

c) 

I

2max

定格最大出力電流

A

U

2max

定格最大標準負荷電圧

V

 c)

の値は,定格銘板の値よりも小さくなってはならない。

d) 

n

0

定格無負荷回転速度

min

1

±

5 %

e) 

P

1max

最大入力電力

kW

10

0

+

%

f) 

I

1max

最大入力電流

A

±

10 %

g) 

t

ON

(max)

連続モードの定格最大時間

±

10 %

ON

t

断続モードの定格最大時間

±

10 %

合否判定は,標準溶接条件の下で測定することによって確認する[JIS C 9300-1 の 3.17(標準出力状態)

参照]

18 

出力調整 

JIS C 9300-1

の 16.(出力調整)による。

19 

取扱説明及び注意書き 

19.1 

取扱説明 

19.1.1 

一般 

それぞれの溶接電源には,取扱説明書及び安全のための指示を添付する。

19.1.2 

取扱説明書 

取扱説明書には,次の事項(適用可能なものにつき)を含める。

a)

一般事項

b)

ワイヤ送給装置,ガスボンベ及び圧力調整器の注意事項

c)

指示,表示及びシンボル記号の意味

d)

入力配電系統,ヒューズ及び/又は回路遮断器の定格に関する情報

e)

溶接電源(例えば,冷却要求,場所,制御装置,指示器,燃料タイプなど)に関連した正しい使用上

の操作

f)

溶接能力,並びに温度制限装置の制限及び説明

g)

使用制限:溶接電源は,降雨中又は降雪中の使用には適さない。

h)

溶接電源を維持する方法(例えば,清掃)

i)

推奨する予備部品及び消耗品のリスト

j)

溶接電源を斜面に置いた場合の,ぐらつきに対する注意

k)

この溶接電源に使用する補助装置のタイプ(形式)を記載する。

l)

凍結パイプの解凍に溶接電源を使用することに対する警告

m)

シールドガスの圧力,流量及びタイプ

n)

出力電流のステップ又は範囲,及びセット値としてこれに対応するガス

o)

EMC

要件が異なるため,削除した。


22

C 9300-6

:2013

p)

周囲温度

20

℃における定格出力,及び高温における溶接時間の減少

19.1.3 

安全のための指示 

安全のための指示には,作業範囲にいる全ての人の身体的危険に対して,次の基本的ガイドライン又は

同等の保護を含める。

a) 

感電の危険  溶接電極からの感電は,死亡することがあり,降雨中又は降雪中は,溶接をしない。乾

いた絶縁手袋を着用する。素手で溶接棒に触れない。ぬれた又は損傷のある手袋を着用しない。母材

から人体を絶縁することによって人体を感電から保護する。装置の外箱を開けない。

b) 

溶接の煙による危険  溶接の煙を吸うことは,健康に有害。頭部を煙から遠ざける。広々とした場所

で装置を使用する。煙を取り除く換気扇を使用する。

c) 

溶接の火花による危険  溶接の火花は,爆発又は火事を引き起こすことがあり,溶接から可燃物を遠

ざける。可燃物の近くで溶接しない。

溶接の火花は,火事を引き起こすことがあり,近くに消火器を準備し監視人を置く。ドラム缶又は

閉じた容器を溶接しない。

d) 

アークによる危険  アーク光は,目を焼いたり,皮膚を傷つけることがあるため,帽子及び保護めが

ねを着用する。耳保護及びボタンシャツ襟を使用する。正しい遮光フィルタ及び溶接ヘルメットを使

用する。完全な身体保護具を着用する。

e) 

電磁界による危険  溶接電流は,電磁界を生じる。埋込式医療機器の使用者には,溶接電源を使用さ

せない。人体の周囲に決して溶接ケーブルを巻き付けない。溶接ケーブルは,母材ケーブルに沿わせ

て配置する。

エンジン駆動電源には,次の安全指示も含める。

f) 

排煙によって引き起こす危険  エンジンの排気ガスによって死亡することがあり,たとえドア及び窓

が開いていても,家,ガレージ又はその他囲われている内部では決して使用しない。窓,ドア及び通

気口から離して使用する。

19.2 

注意書き 

各溶接電源には,明瞭で容易に消えないように,次のシンボル又は同等の組合せを用いて表示する。

警告!取扱説明書を読むこと。

溶接電極からの感電によって死亡することがある。

溶接の煙を吸引することによって健康を害することがある。

溶接の火花によって爆発又は火災の原因になることがある。


23

C 9300-6

:2013

アークの光によって目を焼いたり,皮膚を傷つけることがある。

電磁界(

EMF

)は,埋込式医療機器の機能不全を引き起こすことがある。

エンジン駆動式溶接電源には,明瞭で見えやすく,かつ,容易に消えないように,次のシンボル又は同

等の組合せの表示をしなければならない。

エンジンの排気ガスによって死亡することがある。

溶接電源には,明瞭で見えやすく,かつ,容易に消えないように安全のための指示を含む予防ラベルを

付けなければならない。予防ラベルは,文章だけ,文章及びシンボル,又はシンボルだけで構成する。推

奨するシンボルだけの予防ラベルは,ISO 17846 の規定による。シンボルだけの予防ラベルの例は,

附属

書 を参照。

合否判定は,目視検査及び 17.1 の検査による。


24

C 9300-6

:2013

附属書 A

(参考)

検査プローブ

検査プローブは,

図 A.1 及び図 A.2 による。

単位  mm

図 A.1JIS C 0922 の検査プローブ 12 

単位  mm

図 A.2JIS C 0922 の検査プローブ 13 


25

C 9300-6

:2013

附属書 B

(参考)

定格銘板の例

定格銘板の例を次に示す。

1)

  製造業者                                            商標

    所在地

2)

  形式

 3)

  製造番号

 4)

JIS C 9300-6

5)

8)

  15 A / 18.6 V

140 A/ 23.6 V

7) 
    U

0

9)

I

2max

10)

U

2

11)

12)

6)

7a) 
 
  48V

9a) 

140 A

10a) 

23.6 V

11a)  

2

30

12a)  

7

36

13)

1

50 Hz

14) 

U

1

230 V

15) 

I

1max

27 A

16) 

I

1eff

8 A

17a)

17b) 
 
          IP23S

18)


26

C 9300-6

:2013

附属書 C 
(参考)

シンボルだけの予防ラベル

シンボルだけの予防ラベルは,

図 C.1 による。

図 C.1−予防ラベルの例(エンジン駆動被覆アーク溶接装置の場合) 


27

C 9300-6

:2013

参考文献

JIS C 3662

規格群  定格電圧

450/750 V

以下の塩化ビニル絶縁ケーブル

JIS C 3663

規格群  定格電圧

450/750 V

以下のゴム絶縁ケーブル

JIS C 6575-1

  ミニチュアヒューズ−第

1

部:ミニチュアヒューズに関する用語及びミニチュア

ヒューズリンクに対する通則

注記

対応国際規格:IEC 60127-1

Miniature fuses

Part 1: Definitions for miniature fuses and

general requirements for miniature fuse-links

MOD

JIS C 8269-1

  低電圧ヒューズ−第

1

部:一般要求事項

注記

対応国際規格:IEC 60269-1

Low-voltage fuses

Part 1: General requirements

IDT

JIS C 8282-1

  家庭用及びこれに類する用途のプラグ及びコンセント―第

1

部:一般要求事項

JIS C 9335-1

  家庭用及びこれに類する電気機器の安全性−第

1

部:一般要求事項

JIS C 61558-1

  変圧器,電源装置,リアクトル及びこれに類する装置の安全性−第

1

部:通則

及び試験

注記

対応国際規格:IEC 61558-1

Safety of power transformers, power supplies, reactors and

similar products

Part 1: General requirements and tests

MOD

ISO 7000

Graphical symbols for use on equipment

Index and synopsis


附属書 JA

(参考)

JIS

と対応国際規格との対比表

JIS C 9300-6:2013

  アーク溶接装置−第 6 部:限定使用率アーク溶接装置

IEC 60974-6:2010

,Arc welding equipment−Part 6: Limited duty equipment

(I)JIS の規定

(II)

国際規格

番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条

ごとの評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

箇 条 番 号

及び題名

内容

箇条番号

内容

箇 条 ご と

の評価

技術的差異の内容

1  適 用 範

入 力 電 流 を 制 限 し
ている

 1 規定していない

追加

定格入力電圧に応じた入力電
流制限を規定

我が国の低圧配電系統の違いに
よる。

4  環 境 条

4 a) エンジン駆動
式 溶 接 電 源 の 周 囲

温度

 4 規定していない

追加

エンジン駆動式溶接電源の周

囲温度を規定した。

JIS C 9300-1

の規定に合わせる。

6  電 撃 の
防護

6.3.1  保護条件

6

JIS

にほぼ同じ

変更

保護クラス 0I の使用を認め
た。

我が国の低圧配電系統の違いに
よる。

10  異常動

10.2  フ ァ ン 停 止 試

 10

規定していない

追加

製造業者の指定によることを

規定した。

燃料タンクが小容量のエンジン

駆動式溶接電源では,2 時間運転

できない場合があるため。

 10.4

エ ン ジ ン 駆 動

式 溶 接 電 源 の 運 転

時間

 10

規定していない

追加

製造業者の指定によることを
規定した。

燃料タンクが小容量のエンジン
駆動式溶接電源では,2 時間運転

できない場合があるため。

19  取扱説
明 及 び 注
意書き

19.1.2 o)

19

o)  IEC 60974-10 による
EMC 分類

削除

我が国の EMC 要件が異なるた

め。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:IEC 60974-6:2010,MOD

28

C

 930

0-6


201

3


注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

    −  削除……………… 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。 
    −  追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

    −  変更……………… 国際規格の規定内容を変更している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

    −  MOD……………  国際規格を修正している。

29

C

 930

0-6


201

3