>サイトトップへ >このカテゴリの一覧へ

C 9300-3

:2007

(1)

目  次

ページ

序文 

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  用語及び定義 

1

4

  環境条件

2

5

  試験条件

2

5.1

  形式検査 

2

5.2

  定常検査 

2

6

  電撃の防護 

2

6.1

  空間距離 

3

6.2

  沿面距離 

3

6.3

  入力回路と出力回路との絶縁

3

6.4

  絶縁耐力 

3

7

  温度要求事項 

3

8

  異常操作

4

9

  温度保護

4

10

  一次入力への接続

4

11

  出力 

4

11.1

  定格ピーク電圧 

4

11.2

  インパルス電流 

4

11.3

  平均エネルギー 

6

11.4

  出力回路の静電容量の放電 

7

12

  制御回路 

7

13

  機械的要求事項

7

14

  定格銘板 

7

15

  取扱説明及び注意書き 

8

15.1

  取扱説明 

8

15.2

  注意書き 

8

附属書 A(参考)アーク起動及びアーク安定化装置のカップリングシステムの例 

9

附属書 B(参考)定格銘板の例 

10

附属書 JA(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

11


C 9300-3

:2007

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本溶接協会(JWES)及び財団法人

日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準

調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は

もたない。

JIS C 9300

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS

C

9300-1

第 1 部:アーク溶接電源

JIS

C

9300-3

第 3 部:アーク起動及びアーク安定化装置

JIS

C

9300-6

第 6 部:限定使用率被覆アーク溶接電源

JIS

C

9300-7

第 7 部:トーチ


日本工業規格

JIS

 C

9300-3

:2007

アーク溶接装置−

第 3 部:アーク起動及びアーク安定化装置

Arc welding equipment

Part 3: Arc striking and stabilizing devices

序文 

この規格は,2003 年に第 1 版として発行された IEC 60974-3 を基に作成した日本工業規格であるが,配

電系統など我が国の実態と合わないために技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一

覧表にその説明を付けて,

附属書 JA に示す。

適用範囲 

この規格は,アーク溶接並びに類似のプロセスに用いられるアーク起動及びアーク安定化装置(以下,

この装置という。

)の安全にかかわる構造及び性能について規定する。

この装置には,分離した溶接電源に接続して外付けで使用する装置,又は溶接電源とともに一つの外箱

に内蔵された装置がある。

この規格には,電磁両立性(EMC)の要求事項は含まない。

注記 1  代表的な類似のプロセスには,例えば,プラズマアーク切断又はアーク溶射がある。

注記 2  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

IEC 60974-3:2003

,Arc welding equipment−Part 3: Arc striking and stabilizing devices (MOD)

なお,対応の程度を表す記号(MOD)は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,修正していることを

示す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS C 9300-1

  アーク溶接装置−第 1 部:アーク溶接電源

注記  対応国際規格:IEC 60974-1:2005,Arc welding equipment−Part 1: Welding power sources (MOD)

JIS C 9300-7

  アーク溶接装置−第 7 部:トーチ

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS C 9300-1 及び JIS C 9300-7 によるほか,次による。

3.1 

アーク起動装置  (arc striking device) 


2

C 9300-3

:2007

アークを点弧するために出力回路に電圧を重畳する装置。

3.2 

アーク安定化装置  (arc stabilizing device) 

アークを維持するために出力回路に電圧を重畳する装置。

3.3 

アーク起動電圧  (arc striking voltage) 

アークを点弧するために無負荷電圧に重畳した電圧。

3.4 

アーク安定化電圧  (arc stabilizing voltage) 

アークを維持するために負荷電圧に重畳した電圧。

3.5 

アーク起動期間  (arc striking period) 

アーク起動電圧が無負荷電圧に重畳している期間。

3.6 

定格ピーク電圧 

定格入力電圧を供給したとき,この装置の出力回路に重畳した極性にかかわらないアーク起動及びアー

ク安定化電圧の最高のピーク電圧の定格値。

環境条件 

JIS C 9300-1

の箇条 による。

注記 IEC 

60974-1

の箇条 は,JIS C 9300-1 の箇条 の規定と異なる。

試験条件 

JIS C 9300-1

の箇条 による。ただし,高電圧プローブ及び測定装置の精度は,最大±5  %でなければ

ならない。

5.1 

形式検査 

JIS C 9300-1

の 5.4 で規定する項目に加えて,定格アーク起動及びアーク安定化ピーク電圧を,11.1 に従

って測定しなければならない。測定順序は,機械的要求事項の前であればどの順序でもよい。

この規格に含まれ,試験順序を規定していない形式検査は,任意の順序で行ってもよい。

5.2 

定常検査 

外付けで使用する装置は,すべての定常検査項目を次の方法,かつ,順序で行わなければならない。

a)

目視検査

JIS C 9300-1 の 3.7 参照)

b)

保護回路の連続性

JIS C 9300-1 の 10.4.2(適用可能な場合)及びこの規格の箇条 10 参照]

c)

絶縁耐力

JIS C 9300-1 の 6.1.5 参照)

d)

高電圧回路の検査

6.4 参照)

注記 1  無負荷電圧及び母材側のリード線の接続部は,接地していても又は絶縁していても,動作

電圧に影響を与える。

注記 2  定常検査の用語定義は,JIS C 9300-1 による。

電撃の防護 


3

C 9300-3

:2007

JIS C 9300-1

の箇条 によるほか,次の形式検査による。

6.1 

空間距離 

高電圧部品の最小空間距離は,

表 による。

合否判定は,測定及び目視検査による。

6.2 

沿面距離 

アーク起動及びアーク安定化回路の最小沿面距離は,

表 による。

合否判定は,測定及び目視検査による。

表 1−アーク起動及びアーク安定化回路の最小空間距離及び最小沿面距離 

定格ピーク電圧

a)

kV

最小空間距離

b)

mm

最小沿面距離

b)

mm

 3

 3

 6.3

 6

 5.5

10

 8

 8

12.5

10 11 16

12 14 20

15 18 25

18 25 30

20 30 35

これらの値は,この規格のエネルギーが制限された回路に適用する。

a)

定格ピーク電圧は,11.1 に従って測定する。

b)

補間することができる。

6.3 

入力回路と出力回路との絶縁 

出力回路は,公共の電源系統から最大定格入力電圧に応じた二重絶縁又は強化絶縁によって,電気的に

絶縁しなければならない。

図 A.1 に,この装置のカップリングシステムの例を示す。

合否判定は,目視検査による。

6.4 

絶縁耐力 

この装置の出力回路及びカップリング部品(例えば,カップリング変圧器又はカップリングコンデンサ)

の絶縁は,定格ピークアーク起動電圧より,20  %高い電圧に耐えなければならない。

なお,同じピーク電圧のほぼ正弦波の 50 Hz 又は 60 Hz の交流試験電圧を使用してもよい。

合否判定は,次の検査によって行う。

アーク起動及びアーク安定化電圧での使用を意図したカップリング部品の試験電圧の条件は,

次による。

電極に接続する点と次に示す箇所との間に,定格ピークアーク起動電圧の 1.2 倍の電圧を 60 秒間加えなけ

ればならない。

a)

露出導電部

b)

他の絶縁された回路

放電又は絶縁破壊を起こしてはならない。いかなる電圧降下を伴わない放電(コロナ)も認められない。

温度要求事項 

この装置に組み込まれた出力電流が流れる部品は,次の場合,製造業者が指定した定格出力電流を流す

ことができなければならない。


4

C 9300-3

:2007

a)

通電部品の温度定格を超えないとき。

及び

b)  JIS C 9300-1

表 に規定する表面温度を超えないとき。

水冷の装置においては,製造業者が推奨する最小流量,最高温度の冷却水を用いて検査を行う。

合否判定は,JIS C 9300-1 の 7.2 による。

異常操作 

JIS C 9300-1

の箇条 によるほか,次による。

外付けで使用するこの装置の場合には,適切な異常操作試験を行わなければならない。

この装置が特定の溶接電源とともに使用するように設計している場合には,この装置とその溶接電源を

接続して,異常操作試験を実施しなければならない。

アーク安定化装置は,トーチ及びケーブルを接続しないで,平衡状態に達するまで出力を短絡しなけれ

ばならない。

例えば,自動的に遮断するなどの保護機能を備えたこの装置においては,不安全な状態になる前に保護

装置が動作すれば,この試験に合格とする。

温度保護 

適用できる場合には,JIS C 9300-1 の箇条 による。

10 

一次入力への接続 

JIS C 9300-1

の箇条 10 によるほか,次による。

この装置が安全特別低電圧(SELV)以下の定格入力電圧の場合,又は入力電圧を出力回路から供給する場

合には,露出導電部の接地は要求しない。

11 

出力 

11.1 

定格ピーク電圧 

この装置の定格ピーク電圧は,

表 に示す最大値を超えてはならない。

表 2−定格ピーク電圧 

トーチのタイプ

定格ピーク電圧

手動トーチ 15

kV

機械的に保持するトーチ及びプラズマ切断トーチ 20

kV

合否判定は,十分な帯域幅のオシロスコープ及び高電圧プローブを用いた測定による。

定格ピーク電圧は,トーチ及びケーブルを接続せずに,220 pF のコンデンサの両端で測定する。

11.2 

インパルス電流 

11.2.1 

電荷量 

極性にかかわらず,任意の半サイクルのインパルス電流の最大電荷量が次の値を超えてはならない(

1

参照)

−  手動トーチを使用する装置は,8 µC


5

C 9300-3

:2007

又は

−  機械的に保持するトーチ及びプラズマ切断トーチを使用する装置は,15 µC

a)

交流パルス

b)

直流パルス

図 1−インパルス電流の電荷量の測定 

11.2.2 

電撃の危険 

この装置は,設計によってインパルス電流による電撃の危険が次の状況下で生じることがある。

−  人体とこの装置の出力とが直接接触された状態(11.2.3 参照)

−  人体とアーク間げきとが直列に出力回路の一部として接触された状態(11.2.4 参照)

このため,インパルス電流の最大電荷量を与える適切な試験を選択しなければならない。

11.2.3 

直接接触 

合否判定は,

図 に示す回路によって,トーチ及びケーブルを接続せず,十分な帯域幅のオシロスコー

プ及び高電圧プローブを用いた電圧測定による。

1

溶接電源又は切断電源 4

高電圧プローブ

2

アーク起動及びアーク安定化装置 5

できる限り小形の負荷

3

オシロスコープ

a

できる限り短い接続線

図 2−直接接触の測定回路 

トーチの静電容量を模擬するために,C

T

の値は,次による。

−  トーチ若しくは母材ケーブルの長さが 10 m 以下で使用することを意図した装置は,220 pF

又は


6

C 9300-3

:2007

−  トーチ若しくは母材ケーブルの長さが 10 m を超えて使用することを意図した装置は,1 000 pF

人体抵抗を模擬するために,無誘導抵抗器 R

B

の値は,次による。

−  感電の危険性が高くない環境,若しくは機械的に保持するトーチを使用することを意図した装置は,1

k

Ω

又は

−  感電の危険性が高い環境で使用することを意図した装置は,500  Ω

インパルス電流の値は,測定した電圧値を抵抗器 R

B

の値で除することによって得られる。

11.2.4 

間げきを介した接触 

合否判定は,

図 に示す回路によって,トーチ及びケーブルを接続せず,十分な帯域幅のオシロスコー

プ及び高電圧プローブを用いた電圧測定による。

アーク間げき(6)(

図 参照)は,放電が一貫して生じる最大の距離に調節する。

トーチの静電容量を模擬するために,C

T

の値は,次による。

−  トーチ若しくは母材ケーブルの長さが 10 m 以下で使用することを意図した装置は,220 pF

又は

−  トーチ若しくは母材ケーブルの長さが 10 m を超えて使用することを意図した装置は,1 000 pF

人体抵抗を模擬するために,無誘導抵抗器 R

B

の値は,次による。

−  感電の危険性が高くない環境,若しくは機械的に保持するトーチを使用することを意図した装置は,1

k

Ω

又は

−  感電の危険性が高い環境で使用することを意図した装置は,500  Ω

インパルス電流の値は,測定した電圧値を抵抗器 R

B

の値で除することによって得られる。

1

溶接電源又は切断電源 5

できる限り小形の負荷

2

アーク起動及びアーク安定化装置 6

アーク間げき

3

オシロスコープ

a

できる限り短い接続線

4

高電圧プローブ

図 3−間げきを介した接触の測定回路 

11.3 

平均エネルギー 

この装置によって生成され,人体抵抗を模擬した無誘導抵抗器で消費する任意の 1 秒間の平均エネルギ

ーは,次の値を超えてはならない。


7

C 9300-3

:2007

−  手動トーチを使用する装置は,4 J

又は

−  機械的に保持するトーチ,及びプラズマ切断トーチを使用する装置は,20 J

合否判定は,11.2 に従った試験による。

11.4 

出力回路の静電容量の放電 

この装置の出力が遮断又は無効になった 1 秒後の出力電圧は,113 V を超えてはならない。

合否判定は,

図 に示す回路によって,オシロスコープ及び高電圧プローブを用いた電圧測定による。

1

溶接電源又は切断電源 4

高電圧プローブ

2

アーク起動及びアーク安定化装置 5

できる限り小形の負荷

3

オシロスコープ

a

できる限り短い接続線

図 4−静電容量の放電の測定回路 

トーチの静電容量を模擬するために,C

T

の値は,次による。

−  トーチ若しくは母材ケーブルの長さが 10 m 以下で使用することを意図した装置は,220 pF

又は

−  トーチ若しくは母材ケーブルの長さが 10 m を超えて使用することを意図した装置は,1 000 pF

12 

制御回路 

JIS C 9300-1

の箇条 12 による。

13 

機械的要求事項 

外付けで使用する装置だけに適用し,JIS C 9300-1 の箇条 14 による。

14 

定格銘板 

外付けで使用するこの装置には,少なくとも次の情報(

図 参照)を含み,明りょうで消えない方法で

記した定格銘板を,確実に固定するか又は印刷しなければならない。

なお,定格銘板の例を

附属書 に示す。


8

C 9300-3

:2007

a)

機器の識別名

1)

製造業者

2)

形式

3)

製造番号

4)

 JIS C 9300-3

b)

出力

5)

6)

 X

6)

a)

6)

b)

6)

c)

7)

 I

2

7)

a)

7)

b)

7)

c)

c)

エネルギー入力

8) 9)

10)

オプション

11)

該当する場合

図 5−表示内容 

枠 1)  製造業者,供給業者又は輸入業者の名前及び住所。さらに,必要であれば,商標及び生産国

枠 2)  製造業者の形式名(識別名)

枠 3)  設計及び製造データの追跡(例えば,製造番号)

枠 4)  適合するこの規格番号

枠 5)  U

p

定格ピーク電圧

枠 6)  X…%

使用率

枠 7)  I

2

定格出力電流

枠 8)  U

1

定格入力電圧及び周波数

枠 9)  I

1

最大負荷における定格入力電流

枠 10) IP..

保護等級,

(例えば IP21,IP23)

枠 11)

保護クラスⅡの記号,

(該当する場合。

合否判定は,目視検査による。

内蔵形のこの装置の場合には,溶接電源の定格銘板に枠 5)を追加しなければならない。

15 

取扱説明及び注意書き 

15.1 

取扱説明 

次の事項を加えるほか,JIS C 9300-1 の 17.1 による。

製造業者は,取扱説明書に次の事項を明記しなければならない。

−  定格ピーク電圧

−  この装置が手動用として設計しているか,又は機械的に保持するように設計しているか

長いトーチ又は母材ケーブルを使用することによって,インパルス電流による感電の危険(箇条 11 参照)

が増加する場合には,製造業者は,最大長(m)及びトーチの仕様を指定しなければならない。さらに,次の

警告を行わなければならない。

警告:トーチ及び溶接ケーブルの長さを xx m より長くすると,電撃の危険性が増加する。

15.2 

注意書き 

外付けで使用する装置だけ適用し,JIS C 9300-1 の 17.2 による。


9

C 9300-3

:2007

附属書 A

(参考)

アーク起動及びアーク安定化装置のカップリングシステムの例

序文 

この附属書は,アーク起動及びアーク安定化装置のカップリングシステムの例について記載するもので

あって規定の一部ではない。

A.1 

アーク起動及びアーク安定化装置のカップリングシステムの例 

アーク起動及びアーク安定化装置のカップリングシステムの例を

図 A.1 に示す。

1

溶接電源又は切断電源 5

電圧発生器

2

アーク起動及びアーク安定化装置 6

チョークコイル

3

出力 7

入力カップリング巻線

4

電圧供給 8

ブロッキングダイオード

図 A.1−アーク起動及びアーク安定化装置のカップリングシステムの例 


10

C 9300-3

:2007

附属書 B

(参考)

定格銘板の例

序文 

この附属書は,定格銘板の例について記載するものであって規定の一部ではない。

B.1 

外付けで使用する装置 

定格銘板の例を

図 B.1 に示す。

a)

機器の識別名

1)

製造業者

2)

形式

3)

製造番号

4)

 JIS C 9300-3

b)

出力

5)

 U

pk

=8.5 kV

6)

                X

6 a)

              35

6 b)

              60

6 c)

            100

7)

                I

2

7 a)

            300 A

7 b)

            220 A

7 c)

            180 A

c)

エネルギー入力

8)

            U

1

=200 V

9)

            I

1

=0.5 A

10)

            IP23

11)

図 B.1−外付けで使用する装置 


11

C 9300-3

:2007

附属書 JA

(参考)

JIS

と対応する国際規格との対比表

JIS C 9300-3 : 2007

  アーク溶接装置−第 3 部アーク起動及びアーク安定化装置  IEC 60974-3 : 2003,Arc welding equipment−Part 3: Arc striking and stabilizing devices

(Ⅰ)JIS の規定

(Ⅲ)国際規格の規定

(Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の箇条

ごとの評価及びその内容

箇条番号

及び名称

内容

(Ⅱ)

国際 
規格 
番号

箇条番号

内容

箇条ごと

の評価

技術的差異の内容

(Ⅴ)JIS と国際規格との技術的差異の

理由及び今後の対策

1

適用範囲

1

一致

2

引用規格

3

用語及び定義

3

JIS

にほぼ同じ

3.6

定格ピーク電圧

追加

定格ピーク電圧を追加

分かりにくい用語の定義を追加したの
で,実質的差はない。

4

環境条件

JIS C 9300-1

箇条 4 を引用

 4  IEC 60974-1

の箇

条 4 を引用

変更

温 度 範 囲 エ ン ジ ン 駆 動 式 だ

け,IEC 規格は−10∼+40  ℃
に対し,JIS は−5∼+40  ℃に
変更。

エンジン溶接機の使用環境における日

本の一般的な気候は−5∼+40  ℃で対
応できるため,温度範囲を変更した。

IEC 60974-1

の箇

条 5 を引用

変更

絶縁耐力試験装置,絶縁抵抗
計精度指定

安全上,我が国の配電系統に対応した
測定器を明確するために引用した。

5

試験条件

JIS C 9300-1

箇条 5 を引用

 5

追加

試験条件区分 J を追加

我が国では配電系統が違うので,試験
条件区分 J を用いても安全上問題が生
じないため。

5.2 b)

保 護 回 路

の連続性

JIS C 9300-1

10.4.2

を引用

IEC 60974-1

10.4.2

を引用

追加

保護導体端子の表示方法を追

安全上の混乱を避けるため,従来の表
示方法を追加した。

11

C

 930

0-

3


2

007


12

C 9300-3

:2007

(Ⅰ)JIS の規定

(Ⅲ)国際規格の規定

(Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

箇条番号

及び名称

内容

(Ⅱ) 
国際 
規格

番号

箇条番号

内容

箇条ごと

の評価

技術的差異の内容

(Ⅴ)JIS と国際規格との技術的差異の
理由及び今後の対策

5.2 c)

絶縁耐力

JIS C 9300-1

6.1.5

を引用

IEC 60974-1

6.1.4

を引用

変更

JIS

は絶縁耐力試験電圧の補

間を認める。細分箇条番号変
更。

我が国では配電系統が違うため。

ま た , こ の IEC 規 格 で は , IEC 

60974-1:1998

の 6.1.4 を参照している

が,IEC 60974-1:2005 では,該当する

引用細分箇条番号が 6.1.4 から 6.1.5 に
変更になったため。

IEC 60974-1

の箇

条 6 を引用

変更

絶縁耐力試験電圧の補間を認

める。

我が国では配電系統が違うため。

6

電撃の防護

JIS C 9300-1

箇条 6 を引用

 6

追加

一次漏えい電流の計測時の電

圧計の規定を追加

我が国では配電系統が違うので,安全

上,精度良く電圧の計測を行うため。

7

温度要求事項

7

一致

8

異常操作

JIS C 9300-1

箇条 8 を引用

 8  IEC 60974-1

の箇

条 8 を引用

追加

出力電流条件にタイプ J の定
格出力電流を追加。

我が国では配電系統が違うので,タイ
プ J の定格出力電流を用いても安全上

問題が生じないため。

9

温度保護

JIS C 9300-1

箇条 9 を引用

 9  IEC 60974-1

の箇

条 9 を引用

追加

出力電流条件にタイプ J の定
格出力電流を追加。

我が国では配電系統が違うので,タイ
プ J の定格出力電流を用いても安全上

問題が生じないため。

10

一次入力への

接続

JIS C 9300-1

箇条 10 を引用

 10  IEC 60974-1

の箇

条 10 を引用

追加

保護導体の表示方法の追加。

我が国では配電系統が違うので,安全

上混乱が起きないように従来の表示方
法を追加した。

11

出力

11

一致

12

制御回路

12

一致

13

機械的要求事

JIS C 9300-1

箇条 14 を引用

 13  IEC 60974-1

の箇

条 14 を引用

変更

JIS

は,つり上げ手段合否判

定,計算による方法も認めた。

安全性を考慮したため。

14

定格銘板

14

一致

12

C

 930

0-

3


2

007


13

C 9300-3

:2007

(Ⅰ)JIS の規定

(Ⅲ)国際規格の規定

(Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

箇条番号

及び名称

内容

(Ⅱ) 
国際 
規格

番号

箇条番号

内容

箇条ごと

の評価

技術的差異の内容

(Ⅴ)JIS と国際規格との技術的差異の
理由及び今後の対策

IEC 60974-1

17.1

を引用

追加

我が国の実情に合わせた項目

を追加。

電力会社などとの取引上必要なため。

15

取扱説明及び

注意書き

JIS C 9300-1

17.1

を引用

 15

削除 EMC クラスの表示を削除。

我 が 国 で は 配 電 系 統 実 情 に 適 合 し た

EMC

測定方法が確立していないので,

安全上,EMC のクラス表示が意味をも
たないため。

附属書 A(参考)

附属書 A

附属書 B(参考)

附属書 B

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:IEC 60974-3:2003,MOD

関連する法規

電気用品安全法技術基準

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

    −  一致  技術的差異がない。

    −  削除  国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。 
    −  追加  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
    −  変更  国際規格の規定内容を変更している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

    −  MOD 国際規格を修正している。

13

C

 930

0-

3


2

007