C 8934 : 2005
(1)
まえがき
この追補は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日
本工業規格の追補である。これによって JIS C 8934:1995 は改正され,JIS C 8934:1995 の 1.
,2.,3.1,
4.
,5.1 及び 5.2 はこの追補によって変更される。
日本工業規格
JIS
C
8934
: 2005
アモルファス太陽電池セル出力測定方法
(追補 1)
Measuring method of output power for amorphous solar cells
−Amendment 1
序文 この追補は JIS C 8934:1995 と併用されるものであり,JIS C 8934:1995 の一部は改正され,この
追補に置き換えられる。
JIS C 8934
:1995 を次のように改正する。
1
適用範囲
備考を次に置き替える。
備考 この規格の引用規格を,次に示す。
JIS C 1102-1
直動式指示電気計器 第 1 部:定義及び共通する要求事項
JIS C 1102-2
直動式指示電気計器 第 2 部:電流計及び電圧計に対する要求事項
JIS C 8910
一次基準ス太陽電池セル
JIS C 8913
結晶系太陽電池セル出力測定方法
JIS C 8931
二次基準アモルファス太陽電池セル
JIS C 8933
アモルファス太陽電池測定用ソーラシミュレータ
JIS C 8937
アモルファス太陽電池出力電圧・出力電流の温度係数測定方法
JIS Z 8103
計測用語
JIS Z 8113
照明用語
JIS Z 8120
光学用語
2.
用語の定義
本文を次に置き替える。
この規格で用いる主な用語の定義は,JIS C 1102-1,JIS C 1102-2,JIS C 8910,JIS C 8913,JIS C 8931,
JIS C 8933
,JIS Z 8103,JIS Z 8113 及び JIS Z 8120 の規定によるほか,次による。
3.1
標準状態
(1)
を次に置き替える。
(1)
セル温度 15〜35 ℃
4.
測定装置
2
C 8934 : 2005
−
(1)及び(3)を次に置き替える。
(1)
計測器は, JIS C 1102-1 及び JIS C 1102-2 に規定する 0.5 級又はこれと同等の許容差のものとす
る。
(3)
温度を測定する温度計の確度は,±1 ℃とする。
−
図 1 の注(
2
)
を次に置き換える。
注(
2
)
B 点の電流値は 6.2 に規定する補正をした後でも,負であるように設定しなければならない。
5.1
測定項目
(2)
を次に置き替える。
(2)
開放電圧 V
oc
(mV 又は V)
5.2
測定方法
(2)
を次に置き替える。
(2) I-V
特性曲線の測定は,
図 2 の回路を使用し,次のいずれかの方法による。この場合,I-V 特性曲線の
短絡電流 I
sc
(
図 1 の C 点)から開放電圧 V
oc
(
図 1 の D 点)までの間で 30 点以上を測定する。
図 2 I-V 特性曲線の測定
(a)
電圧・電流の測定端子を X-Y レコーダ等に接続し,バイアス電圧を連続的に変化させながら I-V 特
性曲線を描く方法。
(b)
バイアス電圧をステップ状に変化させる場合は,電圧・電流の測定出力を記録し,測定値を基に I-V
特性曲線を描く方法。バイアス電圧をステップ状に変化させる場合は,電圧及び電流のサンプリン
グ遅延時間を測定する太陽電池セルの時定数の 4 倍以上とする。
等