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C 8706

:2010

(1)

目  次

ページ

序文 

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  用語及び定義 

1

4

  測定器具

3

5

  蓄電池の形式及び表示 

4

5.1

  形式

4

5.2

  表示

5

6

  寸法

5

6.1

  種類 

5

6.2

  種類 II 

6

7

  特性

8

7.1

  充電条件 

8

7.2

  放電特性 

8

7.3

  低温放電特性 

9

7.4

  容量保存特性 

10

7.5

  サイクル寿命特性

10

7.6

  定電圧充電受入特性

11

7.7

  貯蔵特性 

11

7.8

  防まつ特性 

12

7.9

  最大放電電流特性

12

8

  形式検査及び受入検査 

12

8.1

  一般事項 

12

8.2

  形式検査及びその承認条件 

12

8.3

  受入検査及びその合格条件 

13

9

  取扱い上の注意事項

13

附属書 JA(規定)触媒栓式ニッケル・カドミウムアルカリ蓄電池 

15

附属書 JB(参考)JIS と対応国際規格との対比表 

19


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まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人電池工業

会(BAJ)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの

申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS C 8706:2003 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責

任はもたない。


日本工業規格

JIS

 C

8706

:2010

据置ニッケル・カドミウムアルカリ蓄電池

Stationary nickel-cadmium rechargeable single cells

序文 

この規格は,2001 年に第 4 版として発行された IEC 60623 を基に作成した日本工業規格であるが,国内

に流通する電池についての規定を追加するため,対応国際規格には規定されていない規定項目を日本工業

規格として追加している。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所及び

附属書 JA は,対応国際規格にはない事項

である。変更の一覧表にその説明を付けて,

附属書 JB に示す。

適用範囲 

この規格は,電気通信,電気機器,非常用電源などに使用する据置ニッケル・カドミウムアルカリ蓄電

池(以下,蓄電池という。

)の表示,性能及び試験方法について規定する。

対応国際規格に規定するベント形ニッケル・カドミウムアルカリ蓄電池は,この規格の本体に規定する。

対応国際規格にない触媒栓式ニッケル・カドミウムアルカリ蓄電池は,

附属書 JA に規定する。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

IEC 60623

:2001,Secondary cells and batteries containing alkaline or other non-acid electrolytes−

Vented nickel-cadmium prismatic rechargeable single cells

(MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“修正している”

ことを示す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 7516

  金属製直尺

JIS R 3505

  ガラス製体積計

JIS Z 9015-1

  計数値検査に対する抜取検査手順−第 1 部:ロットごとの検査に対する AQL 指標型抜

取検査方式

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。

3.1 

据置ニッケル・カドミウムアルカリ蓄電池(stationary nickel-cadmium rechargeable single cells)

正極にニッケル酸化物,負極にカドミウム,電解液に水酸化カリウムなどの水溶液を用いた構造で,通


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C 8706

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信用,発電所の制御・操作用,ビルの予備電源用などに定置して使用する蓄電池。

3.2 

単電池(single cell)

化学エネルギーの直接変換で電気エネルギー源となる基本的な機能単位の蓄電池。セルともいう。

3.3 

組電池(assembled battery)

単電池 2 個以上で構成する一組の電池。

3.4 

ベント形蓄電池(vented cell)

防まつ構造をもつ排気栓を用いて,アルカリ霧が脱出しないようにした蓄電池。使用中補水を必要とす

る。

3.5 

ポケット式極板(pocket type plate)

多数の細孔があるニッケルめっき薄鋼板で作った小箱(ポケット)中に活物質を充てんしたものを所要

数,枠体に配列し,保持させた極板。

3.6 

焼結式極板(sintered type plate)

金属粉を焼結した基質の孔に活物質を埋め込んだ極板。

3.7 

定格容量(rated capacity)

特定の条件下で放電したときに取り出せる,製造業者が定めた電気量。単位は,アンペア時(Ah)とな

る。

3.8 

容量(capacity)

蓄電池から特定の条件下で取り出せる電気量。

3.9 

n

時間率放電電流,I

n

(discharge current at the n hour discharge rate)

特定の条件下で単電池当たりの放電終止電圧が 1.00 V になるまで蓄電池を放電したときの放電持続時間

が,n h になるような放電電流。I

n

の単位は,アンペア(A)となる。n は 1 又は 5 となる。

3.10 

n

時間率定格容量,C

n

(rated capacity at the n hour discharge rate)

特定の条件下で蓄電池を I

1

の放電電流で,単電池当たりの放電終止電圧まで放電したときに取り出せる

製造業者によって定められた電気量。C

n

の単位は,アンペア時(Ah)となる。n は 1 又は 5 となる。C

n

と I

n

との間には,C

n

=n I

n

の関係がある。

3.11 

公称電圧(nominal voltage)

蓄電池電圧の表示に用いる電圧。一般に,起電力より若干低い値をとる。蓄電池の公称電圧は,単電池

当たり 1.2 V である。

3.12 

放電終止電圧(final voltage)


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放電を打ち切るときの蓄電池の端子電圧。

3.13 

高率放電特性(high rate discharge characteristics)

蓄電池の容量に対して比較的大きな電流で放電をした場合の放電特性。

3.14 

最大放電電流(maximum discharge current)

変形,外観異常,極柱の溶断などを生じないで,放電可能な最大電流。

3.15 

容量保存特性(storage characteristics)

蓄電池を,特定の条件下で開路状態で放置した後,その蓄電池がなお容量を保有する特性。

3.16 

防まつ特性(splash guard characteristics)

充電時に,蓄電池内で発生するアルカリ霧が外部へ脱出するのを抑制する特性。

3.17 

触媒栓(catalyst plug)

蓄電池を充電したときに発生する酸素ガス及び水素ガスを,触媒反応によって水に戻す機能をもつ栓。

通常,防爆構造及び防まつ構造をもつ。

3.18 

触媒栓式蓄電池(cell with catalyst plug)

ベント形蓄電池の排気栓の代わりに触媒栓を取り付け,減液を少なくして,使用中の補水を少なくした

蓄電池。

3.19 

密閉反応効率(gas recombination efficiency)

水分解によって発生する酸素ガス及び水素ガスが,触媒反応などによって水に戻る効率。触媒栓式の場

合には還流効率ともいう。

3.20 

貯蔵特性(storage characteristics)

蓄電池を特定の条件下で貯蔵した後,再充電したときの放電特性。

測定器具 

測定器具は,この規格に規定がない限り,次のものを用いる。

a) 

温度計  温度計は,±2  ℃の精度をもつ温度計とする。

b) 

電圧計及び電流計  電圧計及び電流計は,±1 %の精度をもつ計器とする。

c) 

ビュレット又はメスシリンダー  ビュレット又はメスシリンダーは,JIS R 3505 に規定するもので,

ビュレットは体積許容差±0.05 ml のもの,メスシリンダーは体積許容差±0.5 ml のもの又はこれらと

同等以上の精度をもつビュレット若しくはメスシリンダーとする。

d) 

時間の計測  時間を計測する測定器は,±0.1 %の精度をもつ計器とする。

e) 

寸法の測定  寸法を測定する器具は,JIS B 7516 に規定する等級 1 級以上の直尺又はこれと同等以上

の精度をもつ測定器具とする。

f) 

容量の計測  容量を計測する測定器は,±1 %の精度をもつ計器とする。これらの精度は,使用する


4

C 8706

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測定機器,測定技術及び試験方法で生じるその他すべての誤差を合わせたものとする。

蓄電池の形式及び表示 

5.1 

形式 

5.1.1 

種類 

蓄電池は,種類 I 及び種類 II に大別する。

注記  対応国際規格で規定する蓄電池を種類 I とし,日本独自に規定する蓄電池を種類 II としている。

5.1.2 

種類 

種類 I は,放電特性によって

表 のとおり区分する。

種類 I の形式は,放電特性による区分を示す記号,及びその記号の次に蓄電池の定格容量をアンペア時

(Ah)で示した数値を付けて表す。プラスチック電槽を用いた蓄電池は,数値の後に文字“P”を付ける。

例 KH185P(種類 I の蓄電池,高率放電特性,定格容量:185 Ah,プラスチック電槽)

注記  放電特性による区分を示す記号の最初の文字 K は,種類 I の蓄電池であることを示す。

表 1−種類 の放電特性記号及び定格容量区分 

放電特性

放電特性記号

定格容量区分

低率放電特性 KL

C

5

標準率放電特性 KM

C

5

高率放電特性 KH

C

5

超高率放電特性 KX

C

5

注記  これらの形式の蓄電池には,次の放電電流値を推奨する。

KL 2.5I

5

(0.5C

5

)A 以下

KM 17.5I

5

(3.5 C

5

)A 以下

KH 35I

5

(7.0 C

5

)A 以下

KX 35I

5

(7.0 C

5

)A 超え

5.1.3 

種類 II 

種類 II は,放電特性によって

表 のとおり区分する。

種類 II の形式は,放電特性による区分を示す記号,及びその記号の次に蓄電池の定格容量をアンペア時

(Ah)で示した数値を付けて表す。負極及び正極が,ポケット式極板又は焼結式極板の場合には,次に示

す記号を数値の後に付ける。

−  負極及び正極がポケット式極板:P

−  負極及び正極が焼結式極板:S

例 AM100P(種類 II の蓄電池,標準率放電特性,定格容量:100 Ah,負極及び正極がポケット式極

板)

注記  放電特性による区分を示す記号の最初の文字 A は,種類 II の蓄電池であることを示す。

表 2−種類 II の放電特性記号及び定格容量区分 

放電特性

放電特性記号

定格容量区分

標準率放電特性 AM

C

5

標準率放電特性と高率放電特性との中間 AMH

C

5

高率放電特性 AH

C

5

超高率放電特性 AHH

C

1


5

C 8706

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5.2 

表示 

単電池又は組電池には,次の事項を適切な方法で表示しなければならない。

a)

形式

b)

定格容量(時間率)

c)

公称電圧

d)

正極表示

e)

製造業者名又はその略号

f)

製造年月又はその略号

寸法 

6.1 

種類 

種類 I の寸法は,

表 3a 及び表 3b による。幅,総高さ及び長さは,図 による。

注記 1  表 3a 及び表 3b の寸法は,望ましい代表値を示す。

注記 2  表 3a 及び表 3b の幅は,取っ手の厚さを除いた蓄電池の全幅寸法を表す。マイナスの許容差

は,

表 に示す。

注記 3  表 3a 及び表 3b の総高さは,端子上端又は閉じた蓄電池栓上端までの全高さ寸法を示す。下

限界値は,規定しない。

注記 4  表 3a 及び表 3b の寸法は,蓄電池容量とは関係しない。この寸法は,種類 I のすべての蓄電

池(KL,KM,KH 及び KX 形)に適用する。

表 3a−鋼製電槽入りの蓄電池寸法 

単位  mm

(最大)

総高さ

(最大)

長さ

 81

291

83

105 350

91

,130

131 409

36

,50,56,66,78,94

148 409

52

,76,100

157 409

66

,84,95,116,134,143,147,

166

,200,225,242,410

188 409

128


6

C 8706

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表 3b−プラスチック電槽入りの蓄電池寸法 

単位  mm

(最大)

総高さ

(最大)

長さ

 62

178

28

 78

285

50

 81

241

28

,36,43,48

 87

273

47

,86

123 273

28

,40,50,61

138 406

48

,55,61,70,77,85,105,

115

,265

147 285

53

,78,102

165 406

42

,66,75,105,110,130,160

173 375

122

,197,287,392,517

195 406

29

,34,40,50,64,80,94,115

表 4−測定許容差 

単位  mm

測定許容差(幅及び長さに適用)

 60

以下

−2∼0

 60

を超え 120 以下

−3∼0

 120

を超えるもの

−4∼0

6.2 

種類 II 

種類 II の寸法は,

表 による。幅,総高さ,箱高さ及び長さは,図 による。


7

C 8706

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表 5−プラスチック電槽入りの蓄電池寸法及び適用する定格容量 

外形寸法

mm

適用する定格容量

Ah

±3

総高さ

(最大)

箱高さ

±3

長さ

±3

AM

□P AMH□P

AH

□P AH□S AHH□P AHH□S

 77

285

243

 49

 20

143 285 243

52

 30

 40

 50

 20

 30

 40

 50

 20

 30

 40

 20

 30

 40

 50

 60

 80

 20

 20

 30

 40

 50

 60

 80

143 285 243

76

 60

 80

 50

 60

 80

 40

 50

 60

 80

100

120

 30

 40

 50

 60

 80

100

120

150

145 285 243 100

100

120

 80

100

120

 60

 80

120

150

 50

 60

 80

100

120

150

200

170 375 325 120

120

150

200

250

100

120

150

200

100

120

150

200

250

 80

100

120

120

150

200

250

170 375 325 195

250

300

350

400

200

250

300

350

400

200

250

300

300

350

400

450

120

150

200

200

250

300

350

400

450

500

170 375 325 285

400

450

500

600

350

400

450

500

300

350

400

450

450

500

200

250

300

350

350

400

450

500

600

700

170 375 325 390

600

700

800

500

600

700

800

450

500

600

600

700

800

900

300

350

400

450

500

600

700

800

900

1 000

170 375 325 515

900

1 000

700

800

900

1 000

600

700

800

900

1 000

1 200

400

450

700

800

900

1 000

注記 1  □は,定格容量数値を示す。 
注記 2  総高さは,端子上端又は閉じた蓄電池栓上端までの全高さ寸法を示す。下限界値は,規定しない。


8

C 8706

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注記  この図は測定箇所を示すもので,蓄電池の外形を規

定するものではない。

図 1−測定箇所 

特性 

7.1 

充電条件 

この規格において他に規定がない限り,計画した種々の放電に先立って行う充電は,種類 I の場合は周

囲温度 20  ℃±5  ℃,種類 II の場合は周囲温度 25  ℃±5  ℃とし,AHH 形の蓄電池では 0.2I

1

(0.2C

1

 A

AHH

形以外の蓄電池では 1.0I

5

 A

(0.2C

5

 A

)の一定電流で 7∼8 h 行う。

7.2 

放電特性 

試験条件は,次による。

a) 

充電  充電は,7.1 による。

b) 

放電開始の時期  充電完了後,1 h 静置した後とする。

静置時の温度は,種類 I の場合は 20  ℃±5  ℃,種類 II の場合は 25  ℃±5  ℃とする。

c) 

放電電流  放電電流は,表 に示す一定電流とする。

d) 

放電終止電圧  放電終止電圧の値は,表 による。

e) 

放電時の周囲温度  種類 I は 20  ℃±5  ℃,種類 II は 25  ℃±5  ℃とする。

f)

放電持続時間  放電持続時間は,表 の値以上でなければならない。ただし,放電持続時間が表 

値未満であった場合は,同様の試験を繰り返し,5 回以内に

表 の値以上でなければならない。


9

C 8706

:2010

表 6−放電特性 

放電条件

放電持続時間

種類 I

種類 II

電流

A

終止電圧

V

/セル

KL KM KH KX AM AMH AH AHH

1I

5

(0.2C

5

1.00

5 h

5 h

5 h

5 h

5 h 5

h 5

h

1I

1

(1C

1

1.00

− 60

min

5I

5

(1C

5

1.00

40 min

50 min

55 min

− 40

min

10I

5

(2C

5

1.00

− 21

min

4I

1

(4C

1

1.00

− 11

min

25I

5

(5C

5

0.80

4 min

7 min

50I

5

(10C

5

0.80

− 2

min

注記  放電電流 25I

5

 A

(5C

5

 A

)以上の試験を実施する前に,必要に応じてコンディショニングのためのサイクル充

放電を行ってもよい。このサイクル充放電は,I

5

A

(0.2C

5

 A

)の電流値で,種類 I は 20  ℃±5  ℃,種類 II は

25

℃±5  ℃の周囲温度で行う。

7.3 

低温放電特性 

種類 I は 5  ℃及び/又は−18  ℃の温度条件で,種類 II は 5  ℃の温度条件で試験を行う。

試験条件は,次による。

a) 

充電  充電は,7.1 による。

b) 

放電開始の時期  充電完了後,次に示す周囲温度で 16∼24 h 静置した後とする。

1)

種類 I の場合:5  ℃±2  ℃又は−18  ℃±2  ℃

2)

種類 II の場合:5  ℃±3  ℃

c) 

放電電流  放電電流は,表 に示す一定電流とする。

d) 

放電終止電圧  放電終止電圧の値は,表 による。

e) 

放電時の周囲温度 

1)

種類 I の場合:5  ℃±2  ℃又は−18  ℃±2  ℃

2)

種類 II の場合:5  ℃±5  ℃

f)

放電持続時間は,

表 の値以上でなければならない。


10

C 8706

:2010

表 7−低温放電特性 

放電条件

放電持続時間

種類 I

種類 II

5

−18  ℃ 5

電流

A

終止

電圧

V

/セル

KL KM KH KX KL KM

KH KX AM AMH AH AHH

1I

5

(0.2C

5

1.00

4.25 h  4.42 h  4.58 h  4.75 h

2.5 h

3 h

3.5 h

4 h

2.5I

5

(0.5C

5

1.00

− 63

min

5I

5

(1C

5

1.00

− 31

min

43

min

52

min

− 31

min

5I

5

(1C

5

0.90

− 15

min

25

min

35

min

10I

5

(2C

5

1.00

− 12

min

22

min

− 12

min

10I

5

(2C

5

0.90

− 7.5

min

12

min

4I

1

(4C

1

1.00

− 6.5

min

25I

5

(5C

5

0.90

− 5.5

min

25I

5

(5C

5

0.80

− 3.5

min

注記  放電電流 10I

5

  A

(2C

5

  A

)以上の試験を実施する前に,必要に応じてコンディショニングのためのサイクル充

放電を行ってもよい。このサイクル充放電は,I

5

 A

(0.2C

5

 A

)の電流値で,種類 I は 20  ℃±5  ℃,種類 II は

25

℃±5  ℃の周囲温度で行う。 

7.4 

容量保存特性 

容量保存特性は,7.1 による充電状態の蓄電池を,28 日間静置し,7.2 の条件で,AHH 形の蓄電池では

0.2I

1

 A

(0.2C

1

 A

,AHH 形以外の蓄電池では 1.0I

5

 A

(0.2C

5

 A

)の放電電流で放電終止電圧 1.00 V/セルま

で放電し,放電持続時間を求める。放電持続時間は KL,KM,KH,KX,AM,AMH 及び AH 形について

は 4 h 以上,AHH 形については,42 min 以上でなければならない。静置時及び放電時の周囲温度は,種類

I

では 20  ℃±5  ℃,種類 II では 25  ℃±5  ℃とする。

7.5 

サイクル寿命特性 

7.5.1 

一般事項 

サイクル寿命特性は,7.5.2 によって試験を行い,50 サイクルごとに容量試験を行い放電容量を求める。

その放電容量は,定格容量の 70 %以上でなければならない。

7.5.2 

サイクル寿命試験 

サイクル寿命試験は,次の充放電を繰り返して行う。サイクル試験中の周囲温度は,25  ℃±5  ℃とする。

a) 1

サイクル 

−  充電  AHH 形の蓄電池では 0.25I

1

 A

(0.25C

1

 A

,AHH 形以外の蓄電池では 1.25I

5

 A

(0.25C

5

 A

)の

      一定電流で 6 h。

−  放電  AHH 形の蓄電池では 0.25I

1

 A

(0.25C

1

 A

,AHH 形以外の蓄電池では 1.25I

5

 A

(0.25C

5

 A

)の


11

C 8706

:2010

      一定電流で 2.5 h。

b) 2

48 サイクル 

−  充電  AHH 形の蓄電池では 0.25I

1

 A

(0.25C

1

 A

,AHH 形以外の蓄電池では 1.25I

5

 A

(0.25C

5

 A

)の

      一定電流で 3.5 h。

−  放電  AHH 形の蓄電池では 0.25I

1

 A

(0.25C

1

 A

,AHH 形以外の蓄電池では 1.25I

5

 A

(0.25C

5

 A

)の

      一定電流で 2.5 h。

c) 49

サイクル 

−  充電  AHH 形の蓄電池では 0.25I

1

 A

(0.25C

1

 A

,AHH 形以外の蓄電池では 1.25I

5

 A

(0.25C

5

 A

)の

一定電流で 6 h。

−  放電  AHH 形の蓄電池では 0.2I

1

 A

(0.2C

1

 A

,AHH 形以外の蓄電池では 1.0I

5

 A

(0.2C

5

 A

)の一定

電流で放電終止電圧 1.00 V/セルまで。

d) 50

サイクル 

−  充電  AHH 形の蓄電池では 0.2I

1

 A

(0.2C

1

 A

,AHH 形以外の蓄電池では 1.0I

5

 A

(0.2C

5

 A

)の一定

電流で 7∼8 h。

−  放電  AHH 形の蓄電池では 0.2I

1

 A

(0.2C

1

 A

,AHH 形以外の蓄電池では 1.0I

5

 A

(0.2C

5

 A

)の一定

電流で放電を行う。終止電圧 1.00 V/セルまでの放電時間に,放電電流値を乗じて,放電容量(Ah)

を求める。

e)

a)

d)  の手順を繰り返し,500 サイクル目まで行う。

7.6 

定電圧充電受入特性 

この特性試験は種類 I だけに適用する。

この試験は,周囲温度 20  ℃±5  ℃で行う。

0.2I

1

 A

(0.2C

1

 A

)の電流で放電終止電圧 1.00 V/セルまで放電した後,

表 に示す定電圧で充電する。

充電電流は,0.2I

1

 A

(0.2C

1

 A

)以下とし,充電時間は 24 h とする。

充電後,1∼4 h 蓄電池を静置する。

放電は,0.2I

1

 A

(0.2C

1

 A

)の電流で放電終止電圧 1.00 V/セルまで行う。

放電持続時間は,4 h 以上でなければならない。

表 8−充電電圧 

単位  V/セル

蓄電池形式

充電電圧

KX 1.425

±0.005

KM

,KH 1.455±0.005

KL 1.495

±0.005

7.7 

貯蔵特性 

7.7.1 

一般事項 

貯蔵特性は,7.7.2 によって試験したとき,7.2 f)  を満足しなければならない。

7.7.2 

貯蔵試験 

貯蔵試験は,まず蓄電池を製造業者の指示に従い,長期間保管状態にする。その後,相対湿度(65±20)%

の状態で 12 か月    日貯蔵する。

+10 
   0


12

C 8706

:2010

貯蔵時の周囲温度は,種類 I では 20  ℃±5  ℃,種類 II では 25  ℃±5  ℃とする。

貯蔵後の試験は,7.2 a)e)  による。

なお,試験対象蓄電池は,未使用のものを用いる。

7.8 

防まつ特性 

防まつ特性は,7.1 による充電状態の蓄電池を,AHH 形の蓄電池では 0.05I

1

 A

(0.05C

1

 A

,AHH 形以外

の蓄電池では 0.25I

5

 A

(0.05C

5

 A

)の一定電流で過充電を行う。2 h 以上経過した後,全量 1/200 mol 硫酸溶

液を満たし直列に接続した吸収瓶 3 個に脱出するガスを導く。捕集開始後から 2 h 経過後,1/200 mol 硫酸

溶液中に吸収されたかせいカリ量を測定し,通電電気量 1 Ah 当たりの脱出アルカリ霧量を求める。

通電電気量 1 Ah 当たりの脱出アルカリ霧は,0.05 mg 以下でなければならない。

7.9 

最大放電電流特性 

最大放電電流特性は,7.1 による充電状態の蓄電池を

表 の放電電流で 5 s 放電する。放電中は蓄電池電

圧を連続的に記録する。この後,外観の状態を調べ,導電部の溶断,変形及びその他外観上の異常があっ

てはならない。また,記録された蓄電池電圧に不連続点があってはならない。

表 9−放電電流 

単位  A

蓄電池形式

放電電流

AM

,KL

30I

5

(6C

5

AMH

,KM

50I

5

(10C

5

AH

,KH

75I

5

(15C

5

AHH

20I

1

(20C

1

KX

100I

5

(20C

5

形式検査及び受入検査 

8.1 

一般事項 

種類 I の形式検査及び受入検査の内容は,供給者と購入者との間で取り決める。供給者と購入者との間

でほかに取決めがない場合,8.2 及び 8.3 に従って行う。

種類 II の形式検査及び受入検査の内容は,供給者と購入者との間で取り決める。

種類 I 及び種類 II の受入検査は,納入後 3 か月以内に実施する。

8.2 

形式検査及びその承認条件 

形式検査の検査項目,試験数,試験順序及び承認条件(許容不良蓄電池数)は,

表 10 による。

蓄電池はすべて A グループの試験を受けた後,無作為に B,C,D 又は E の 4 グループに分ける。各グ

ループごと及び全体で許容される不良蓄電池数は,

表 10 に示す。1 グループの試験の一部の要求事項を満

足しないときは,その蓄電池は不良とする。


13

C 8706

:2010

表 10−形式検査内容 

許容不良蓄電池数

グループ

(サンプル数)

要求事項の規定

箇条

検査項目

グループごと

全体

A

(21)

5.2 

7.2 

表示 
寸法

20

℃での放電特性

0

B

(5)

7.3 

7.9 

5

℃及び/又は−18  ℃での

放電特性

最大放電電流特性

1

C

(5)

7.5 

サイクル寿命特性 1

D

(5)

7.4 

7.6 

7.8 

容量保存特性

定電圧充電受入特性 
防まつ特性

1

E

(5)

7.7 

貯蔵特性 1

2

8.3 

受入検査及びその合格条件 

受入検査の内容及び推奨する合格条件[検査水準及び AQL(合格品質水準)

]は,

表 11 による。

一つの蓄電池に 2 個以上の欠陥があっても,累積はしない。最低 AQL に相応する欠陥だけを考慮する。

サンプリング方法は,JIS Z 9015-1 による。

表 11−受入検査内容 

推奨

グループ

要求事項の

規定箇条

検査項目

検査水準 AQL

%

A

外観検査 
−  機械的損傷があってはならない 
−  電槽及び端子に腐食があってはならない

II

II

4

4

B

5.3 

物理的検査 
−  寸法

−  質量

a)

−  表示

S-3

S-3

S-3

1

1

1

C

7.2 

電気的検査 
−  開路電圧及び極性

a)

−  20  ℃での放電特性

II

S-3

0.65

1

a)

質量,開路電圧及び極性の要求事項及び試験方法は,受渡当事者間の協定による。

取扱い上の注意事項 

使用者が適正な状態で蓄電池を使用できるように,次の趣旨の注意事項及び禁止事項を,取扱説明書な

どに記載しなければならない。

a)

火気厳禁

b)

液面に注意

c)

換気に注意

d)

短絡禁止及び感電に注意


14

C 8706

:2010

e)

充電電圧に注意

f)

電解液に注意

g)

静電気に注意

h)

めがねなどの保護具の着用

i)

爆発に注意

j)

使用済蓄電池の処理方法

k)

使用温度範囲

周囲温度−20∼+45  ℃

l)

据付時のボルト及びナットの締付注意

m)

定期点検の実施


15

C 8706

:2010

附属書 JA

(規定)

触媒栓式ニッケル・カドミウムアルカリ蓄電池

JA.1

  序文 

この附属書は,据置ニッケル・カドミウムアルカリ蓄電池の中で,種類 II の触媒栓式ニッケル・カドミ

ウムアルカリ蓄電池について規定する。

JA.2

  蓄電池の形式及び表示 

蓄電池の形式は,

5.1.3

に規定する種類 II の形式に従い,

その他の記号に続いて触媒栓付きを示す記号

“E”

を付ける。

例 AM100PE(種類 II の蓄電池,標準率放電特性,定格容量:100 Ah,負極及び正極がポケット式極

板,触媒栓付き)

表示は,5.2 による。

JA.3

  寸法 

触媒栓式ニッケル・カドミウムアルカリ蓄電池の寸法及び適用する定格容量は,

表 JA.1 による。


16

C 8706

:2010

表 JA.1−プラスチック電槽入りの蓄電池寸法及び適用する定格容量 

外形寸法

mm

適用する蓄電池定格容量

Ah

±3

総高さ

(最大)

箱高さ

±3

長さ

±3

AM

□PE AMH□PE

AH

□PE AH□SE AHH□PE AHH□SE

 77

385

243

49

(60)

20

143 385 243

52

(60)

 30

 40

 50

 20

 30

 40

 50

 20

 30

 40

 20

 30

 40

 50

 60

 80

 20

 20

 30

 40

 50

 60

 80

143 385 243

76

 60

 80

 50

 60

 80

 40

 50

 60

 80

100

120

 30

 40

 50

 60

 80

100

120

150

145 385 243 100

100

120

 80

100

120

 60

 80

120

150

 50

 60

 80

100

120

150

200

170 475 325 120

120

150

200

250

100

120

150

200

100

120

150

200

250

 80

100

120

120

150

200

250

170 475 325 195

250

300

350

400

200

250

300

350

400

200

250

300

300

350

400

450

120

150

200

200

250

300

350

400

450

500

170 475 325 285

400

450

500

600

350

400

450

500

300

350

400

450

450

500

200

250

300

350

350

400

450

500

600

700

170 530 325 285  600

500

− 500

170 530 325 390

600

700

800

500

600

700

800

450

500

600

600

700

800

900

300

350

400

450

500

600

700

800

900

 1

000

170 530 325 515

900

 1

000

700

800

900

 1

000

600

700

800

900

 1

000

 1

200

400

450

700

800

900

 1

000

注記 1  □は,定格容量数値を示す。 
注記 2  総高さは,端子又は閉じた蓄電池栓までの全高さ寸法を示す。下限界値は,規定しない。


17

C 8706

:2010

JA.4

  特性 

特性は,箇条 によるほか,a)c)  で規定する密閉反応効率試験を行ったとき,密閉反応効率が,85 %

以上でなければならない。

a)

周囲温度 25  ℃±5  ℃とし,AHH 形の蓄電池では 0.2I

1

 A

(0.2C

1

 A

,AHH 形以外の蓄電池では 1.0I

5

 A

(0.2C

5

 A

)の一定電流で 7∼8 h 充電を行う。

b)

図 JA.1 に示す方法で,ガス捕集を行う。

図 JA.1−ガス捕集方法 

a) 

による充電完了後,AHH 形の蓄電池では 0.002I

1

 A

(0.002C

1

 A

,AHH 形以外の蓄電池では 0.01I

5

A

(0.002C

5

 A

)の一定電流で充電し,1 h ごとに 3 回測定した充電電圧及び充電電流が十分安定したこ

とを確認した後,ガスの捕集を開始する。

ガス捕集時間は,2 h(通電中)とする。

蓄電池の周囲温度は,25  ℃±5  ℃とする。

c) b)

で捕集した放出ガス量から,式(JA.1)によって通電電気量 1 Ah 当たりの 25  ℃,かつ,101.3 kPa に

換算した放出ガス量を求め,式(JA.2)によって,密閉反応効率を算出する。

Q

V

t

P

P

v

×

+

×

=

273

298

0

 (JA.1)

ここに, 

v

通電電気量

1 Ah

当たり

25

℃・

101.3 kPa

に換算した放出

ガス量(

ml/Ah

P

測定時の大気圧(

kPa

P

0

101.3 kPa

とする。

t

メスシリンダーの周囲温度(℃)

V

捕集した放出ガス量(

ml

Q

ガス捕集期間中の通電電気量(

Ah

100

684

1

×

=

v

η

 (JA.2)

ここに,

η

密閉反応効率(%)

684

通電電気量 1 Ah 当たりの 25  ℃・101.3 kPa での理論ガス
発生量(ml)


18

C 8706

:2010

JA.5

  形式検査及び受入検査 

形式検査及び受入検査は,箇条 による。

JA.6

  取扱い上の注意事項 

取扱い上の注意事項は,箇条 による。

ただし,箇条 9 k)  の使用温度範囲は,次の温度とする。

触媒栓式:周囲温度−5∼+45  ℃


附属書 JB

(参考)

JIS

と対応国際規格との対比表

JIS C 8706:2010

  据置ニッケル・カドミウムアルカリ蓄電池

IEC 60623:2001

  Secondary cells and batteries containing alkaline or other non-acid

electrolytes

−Vented nickel-cadmium prismatic rechargeable single cells

(I)JIS の規定

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号
及び題名

内容

(II) 
国際規格

番号

箇条番号

内容

箇 条 ご と
の評価

技術的差異の内容

(V)JIS と国際規格との技術的差異の
理由及び今後の対策

1

適 用 範

蓄電池の表示,性能
及 び 試 験 方 法 を 規
定。

1.1

JIS

とほぼ同じ。

追加

触媒栓式を附属書に規定する
ことを追記。

国内で流通している蓄電池について
も適用範囲とした。

2

引 用 規

3

用 語 及

び定義

IEC

規格の 3 項目

(ベント形蓄電池,
公 称 電 圧 及 び 定 格

容量)を含む 20 項
目を規定

1.3

ベント形蓄電池,公称電
圧及び定格容量の 3 項目
を規定。

追加

IEC

規格にはない 17 項目の用

語の定義を追加した。

今後 IEC へ提案する。

4

測 定 器

測 定 器 具 及 び 精 度
を規定

1.4

JIS

とほぼ同じ。ただし,

測定精度として規定。

追加

ビュレット・メスシリンダー
は,防まつ試験に必要なため規
定を追加した。寸法測定器具

は,寸法測定に必要なため規定
を追加した。

今後時期を見て提案する予定。

5

蓄 電 池

の 形 式 及
び表示

5.1.1

種類

2.1

JIS

とほぼ同じ。ただし,

種類 II の規定なし。

追加

国際規格に対応する種類 I に

加え,国内で使用されている種
類 II を規定。

国内で流通している蓄電池について

も規定した。

 5.1.2

種類 I

2.1

JIS

とほぼ同じ。

変更

IEC

規格では,定格容量の放電

率を定格容量の定義の項で規
定している。定格容量と放電特

性区分との関連が分かるよう
に種類の項で規定した。

種類 II の定格容量の放電率の関係を
種類の項で規定したため,種類 II と
表現を整合するために種類の項で規

定した。

19

C

 870

6


20
1

0


(I)JIS の規定

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条

ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号
及び題名

内容

(II)

国際規格
番号

箇条番号

内容

箇 条 ご と
の評価

技術的差異の内容

(V)JIS と国際規格との技術的差異の

理由及び今後の対策

5

蓄 電 池

の 形 式 及

び表示 
(続き)

5.1.3

種類 II

規定なし。

追加

IEC

規格には,国内で使用され

ている種類 II は規定されてい

ない。定格容量と放電特性区分
との関連が分かるように種類
の項で規定した。

国内で流通している蓄電池について
も規定した。

 5.2

表示

2.3

形式(定格容量含む),製
造業者名,正極表示(単
電池又はモノブロック電

池に対しての規定)

追加/ 
変更

製造年月を追加。 
公称電圧を表示項目として規
定。

組電池での表示を追加。

製造年月の表示は国内では以前から
定着しており,IEC 規格になくても,
製品のトレーサビリティとして世界

的に普及している ISO 9001 で要求さ
れているため必要。 
国内では,単電池では表示せず,組

電 池 で だ け 表 示 す る 項 目 が あ る た
め,組電池での表示を追加した。

6

寸法 6.1

種類 I

3

JIS

と同じ。

一致

 6.2

種類 II

規定なし。

追加

国内で使用されている種類 II

を規定。

国内で流通している蓄電池について

も規定した。

7

特性 7.1

充電条件

4.1

JIS

とほぼ同じ。

追加

 7.2

放電特性

4.2.1

JIS

とほぼ同じ。

追加

 7.3

低温放電特性

4.2.2

4.2.3

JIS

とほぼ同じ。

追加

 7.4

容量保存特性

4.3

JIS

とほぼ同じ。

追加

種類 II についての条件を追加。 国内で流通している蓄電池について

も規定した。

 7.5

サイクル寿命特

4.4

JIS

とほぼ同じ。

追加

試験の周囲温度が,IEC 規格で
は 20  ℃であるのに対し,JIS
では 25  ℃である。

国内での使用環境を想定して規定し
た。

変更 49 サイクルの充電時間が,IEC

規格では 3.5 h であるのに対
し,JIS では 6 h である。

49

サイクルでもサイクル中の充電不

足分を補える条件に変更した。

20

C

 870

6


2

010


(I)JIS の規定

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条

ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号
及び題名

内容

(II)

国際規格
番号

箇条番号

内容

箇 条 ご と
の評価

技術的差異の内容

(V)JIS と国際規格との技術的差異の

理由及び今後の対策

7

特性

(続き)

7.6

定電圧充電受入

特性

4.5

JIS

とほぼ同じ。 

追加

種類 I だけを規定している旨
を追加。規定内容は IEC 規格

と一致している。

分かりやすくするため,適用する種
類を明記した。

 7.7

貯蔵特性

4.9

JIS

とほぼ同じ。

追加

種類 II についての条件を追加。

12

か月の公差を追加。

次回の IEC 規格の見直し時に提案す
る。

 7.8

防まつ特性

4.8

JIS

とほぼ同じ。

追加

種類 I 及び II について漏れ量を
規定した。

国内で流通している蓄電池について
も規定した。

 7.9

最大放電電流特

4.2.4

JIS

とほぼ同じ。

追加

種類 II についての条件を追加。 国内で流通している蓄電池について

も規定した。

8

形 式 検

査 及 び 受
入検査

8.1

一般事項

7.1

JIS

とほぼ同じ。ただし,

供給者と購入者との間で
の取り決めを追加。

追加

JIS

では,形式検査及び受入検

査の内容は供給者と購入者と
の間で取り決める,との規定を

追加した。

IEC

規格の形式検査は,日本の購入

者が事実上容認できない高い欠陥発
生率を許容しているので,JIS には供

給者と購入者との間での取決めの規
定を追加した。今回の IEC 規格改正
作業でも提案してきたが,今後も時

期を見て提案していく予定。

 8.2

形式検査及びそ

の承認条件

一致

 8.3

受入検査及びそ

の合格条件

7.2

サ ン プ リ ン グ 方 法 は ,

IEC 60410

による。

変更

JIS

でサンプリング方法を規定

している JIS Z 9015-1(対応国

際規格は ISO 2859-1 を引用。)
を引用した。

技術的に差異はない。

9

取 扱 い

上 の 注 意
事項

取 扱 い 上 の 注 意 事

項の表示を規定

2.4

JIS

とほぼ同じ。ただし,

IEC 61438

を引用。

追加

JIS

では,13 項目の具体的な注

意事項を規定した。IEC 規格で
は,詳細は IEC 61438 参照とし
ている。

IEC

規格に対応する JIS がないため,

IEC

規格を反映した具体的注意事項

として追加した。

21

C

 870

6


20
1

0


(I)JIS の規定

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条

ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号
及び題名

内容

(II)

国際規格
番号

箇条番号

内容

箇 条 ご と
の評価

技術的差異の内容

(V)JIS と国際規格との技術的差異の

理由及び今後の対策

附属書 JA
(規定)

触 媒 栓 式 ニ ッ ケ
ル・カドミウムアル

カ リ 蓄 電 池 に つ い
て規定

追加

IEC

規格では規定していない。 触媒栓式蓄電池は,日本独自の製品

であり,日本国内では広く使用され

ているため,附属書として規定を追
加した。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:IEC 60623:2001,MOD

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

    −  一致……………… 技術的差異がない。

    −  追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
    −  変更……………… 国際規格の規定内容を変更している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

    −  MOD……………  国際規格を修正している。

22

C

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2

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