>サイトトップへ >このカテゴリの一覧へ

C 8705

:2012

(1)

目  次

ページ

序文 

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  用語及び定義 

2

4

  許容差

2

4A

  測定器具

3

5

  電池の分類及び表示

3

5.1

  分類

3

5.2

  電池の接続用端子

5

5.3

  表示

5

6

  寸法

6

6.1

  小形角形電池及び円筒形電池

6

6.2

  ボタン形電池 

8

7

  電気的試験 

9

7.1

  試験のための充電

9

7.2

  放電特性 

10

7.3

  容量保存特性 

11

7.4

  耐久特性 

12

7.5

  定電圧における充電受入特性

18

7.6

  過充電特性 

18

7.7

  ガス排出機構の作動特性 

19

7.8

  長期放置特性 

20

7.9

  LTMT 又は HT 円筒形電池の 55  ℃における充電受入特性 

20

7.9A

  JT 円筒形電池のトリクル充電受入特性 

20

7.10

  内部抵抗 

21

8

  機械的試験 

22

9

  形式検査及び受渡検査 

22

9.1

  形式検査 

22

9.2

  受渡検査 

24

9A

  取扱い上の注意事項

25

9B

  電池の再生資源化への依頼 

25

附属書 JA(参考)JIS と対応国際規格との対比表 

26


C 8705

:2012

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人電池工業

会(BAJ)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの

申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。これによ

って,JIS C 8705:2006 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 C

8705

:2012

密閉形ニッケル・カドミウム蓄電池

Sealed nickel-cadmium rechargeable single cells

序文 

この規格は,2006 年に第 2.1 版として発行された IEC 61951-1 を基に,技術的内容を変更して作成した

日本工業規格である。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,

附属書 JA に示す。

適用範囲 

この規格は,小形角形,円筒形及びボタン形の密閉形ニッケル・カドミウム蓄電池(以下,電池という。

の試験方法及び要求事項について規定する。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

IEC 61951-1:2006

,Secondary cells and batteries containing alkaline or other non-acid electrolytes−

Portable sealed rechargeable single cells−Part 1: Nickel-cadmium(MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“修正している”

ことを示す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 7411

  一般用ガラス製棒状温度計

JIS B 7507

  ノギス

JIS C 1102-2

  直動式指示電気計器  第 2 部:電流計及び電圧計に対する要求事項

注記  対応国際規格:IEC 60051-2,Direct acting indicating analogue electrical measuring instruments and

their accessories. Part 2: Special requirement for ammeters and voltmeters(IDT)

JIS C 8500

  一次電池通則

注記  対応国際規格:IEC 60086 (all parts),Primary batteries(MOD)

JIS C 8515

  一次電池個別製品仕様

注記  対応国際規格:IEC 60086 (all parts),Primary batteries(MOD)

JIS C 8713

  密閉形小形二次電池の機械的試験

注記  対応国際規格:IEC 61959,Secondary cells and batteries containing alkaline or other non-acid

electrolytes−Mechanical tests for sealed portable secondary cells and batteries(MOD)

JIS Z 8806

  湿度−測定方法


2

C 8705

:2012

IEC 60410

,Sampling plans and procedures for inspection by attributes

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。

3.1 

密閉形ニッケル・カドミウム蓄電池(sealed nickel-cadmium rechargeable single cell)

正極にニッケル酸化物,

負極にカドミウム及び電解液に水酸化カリウムなどのアルカリ性水溶液を用い,

正負極両極板をセパレータで隔離して構成し,製造業者が指定する充電方法及び温度の限度以内で作動し

たときに,密閉状態を維持し,ガス又は液体を放出しない電池。この電池は,内部が危険な高い圧力にな

ることを防止するために,ガス排出機構を備えている。この電池の電解液は,補充を必要とせず,電池の

寿命までは最初の密閉状態のままで電池が作動する。

3.2 

小形角形電池(small prismatic cell)

電池の幅及び厚さの両方が 25 mm 以下である角柱状の電池。

3.3 

円筒形電池(cylindrical cell)

電池の総高が直径以上で,円筒形状の電池。

3.4 

ボタン形電池(button cell)

電池の総高が直径よりも小さい,円形の横断面をもつ電池。

3.5 

公称電圧(nominal cell voltage)

蓄電池の電圧表示に用いる電圧。この規格で規定する電池の公称電圧は,1.2 V である。

3.6 

定格容量(rated capacity)

製造業者が C

5

 Ah(アンペア時)で示す電気量。C

5

とは,20  ℃において約 5 時間で放電終了する電流値

によって放電したときの容量をいう。

3.7 

トリクル充電(trickle charge)

蓄電池の自己放電を補うため負荷から切り離した状態で,絶えず微少電流で行う充電方法。

許容差 

制御する値又は測定値の総合精度は,規定する値又は実際の値に対して,次の許容差の範囲内でなけれ

ばならない。

これらの許容差は,用いる測定器具及び測定技術,並びに試験の手順におけるその他全ての誤差の発生

源によって生じる総合的な精度である。

試験結果のいかなる報告にも,用いた器具類の許容差の詳細を記載する。

a)

電圧  ±1 %

b)

電流  ±1 %

c)

容量  ±1 %


3

C 8705

:2012

d)

温度  ±2  ℃

e)

時間  ±0.1 %

f)

寸法  ±0.1 mm

g)

湿度  ±5 %

4A 

測定器具 

試験に用いる測定器具は,測定値の大きさに応じて選択する。次に示す精度を常に確保するために,測

定器具を定期的に校正しなければならない。

a)

電圧の測定  電圧測定に用いる器具は,アナログ式の場合は,JIS C 1102-2 に規定する階級 0.5 級又は

これと同等の精度をもつ電圧計とする。デジタル式の場合は,アナログ式と同等の精度をもつ電圧計

を用いる。

なお,電圧計の抵抗値は,10 kΩ 以上とする。

b)

電流の測定  電流測定に用いる器具は,アナログ式の場合は JIS C 1102-2 に規定する階級 0.5 級又は

これと同等以上の精度をもつ電流計とする。デジタル式の場合は,アナログ式と同等の精度をもつ電

流計を用いる。この精度は,電流計,シャント抵抗及び導線を組み立てた電流の測定器によって維持

する。

c)

温度の測定  温度測定に用いる器具は,JIS B 7411 に規定する±1  ℃の許容差又はこれと同等の精度

をもつ温度計とする。

d)

時間の測定  時間測定に用いる器具は,±1 秒/時の許容差又はこれと同等以上の精度をもつ器具と

する。

e)

寸法の測定  寸法測定に用いる器具は,JIS B 7507 に規定するノギス(0.05 mm 目盛のもの)又はこ

れと同等以上の精度をもつ器具とする。

f)

湿度の測定  湿度測定に用いる器具は,JIS Z 8806 に規定する±5 %の許容差又はこれと同等以上の精

度をもつ器具とする。

電池の分類及び表示 

5.1 

分類 

5.1.1 

小形角形電池 

小形角形電池は,

“KF”の文字,及びそれに続く二つの斜線で区切った 3 群の数字で表す。

a)

最初の斜線の左側:2 桁の数字は,電池に規定する幅の最大値を示し,ミリメートル表示の小数点以

下を切り上げた整数で表す。

b)

斜線に囲まれた中央:2 桁の数字は,電池に規定する厚さの最大値を示し,ミリメートル表示の小数

点以下を切り上げた整数で表す。

c)

二つ目の斜線の右側:2 桁の数字は,電池に規定する総高の最大値を示し,ミリメートル表示の小数

点以下を切り上げた整数で表す。

分類の表し方の例を,次に示す。

例 KF

18/07/49 は,小形角形電池で幅の最大値が 18 mm,厚さの最大値が 7 mm 及び総高の最大値が

49 mm を示す。

5.1.2 

円筒形電池 

円筒形電池は,

“KR”の文字,それに続く L,M,J,H 又は X の文字及びそれに続く斜線で区切った 2


4

C 8705

:2012

群の数字で表す。L,M,J,H 及び X の意味は,それぞれ次のとおりとする。

−  L:低率放電性能

−  M:標準率放電性能

−  J:標準率放電性能と高率放電性能との中間

−  H:高率放電性能

−  X:超高率放電性能

注記 1  これらの記号は,通常,次の放電率で用いる。

−  L は 0.5 I

t

 A まで

−  M は 3.5 I

t

 A まで

−  J は 5 I

t

 A まで

−  H は 7 I

t

 A まで

−  X は 15 I

t

 A まで又はそれ以上

注記 2  I

t

 A は,次の式によって求めることができる(IEC 61434 参照)。

h

1

Ah

A

5

t

= 

C

I

電池を 40  ℃を超える高温で連続充電しながら使用する場合,文字 L,M,J 及び H の後に文字“T”を

付ける。

電池を 50  ℃を超える高温で連続充電しながら使用する場合,文字 L,M 及び H の後に文字“U”を付

ける。

電池を 1  I

t

  A で急速充電できるものの場合,文字 L,M,J,H 及び X の後に文字“R”を付ける。その

後に続く斜線で区切った 2 群の数字は,次による。

a)

斜線の左側:2 桁の数字は,電池に規定する直径の最大値を示し,ミリメートル表示の小数点以下を

切り上げた整数で表す。

b)

斜線の右側:2 桁の数字は,電池に規定する総高の最大値を示し,ミリメートル表示の小数点以下を

切り上げた整数で表す。

製造業者が,乾電池と互換性がある寸法及び許容誤差によって電池を設計する場合,

表 に規定する分

類を電池上に表示することもできる。

例 1 KRL

33/62 は,低率放電性能の円筒形電池で,直径の最大値が 33 mm 及び総高の最大値が 61.5

mm を示す。

例 2 KRLT

33/62 は,40  ℃を超える高温で連続充電に使用する低率放電性能の円筒形電池で,直径

の最大値が 33 mm 及び総高の最大値が 61.5 mm を示す。

例 3 KRHR

23/43 は,急速充電に使用する高率放電性能の円筒形電池で,直径の最大値が 23 mm 及

び総高の最大値が 43 mm を示す。

乾電池と寸法上の互換性がある電池は,L,M 又は R の文字及びそれに続く次の 1 桁又は 2 桁の数字で,

その寸法を表す。

20−D サイズ

14−C サイズ

6−AA サイズ

03−AAA サイズ

分類の表し方の例を,次に示す。


5

C 8705

:2012

例 4 KRMR

03 は,急速充電に使用する,標準率放電性能の円筒形ニッケル・カドミウム蓄電池であ

り,かつ,寸法上乾電池とも互換性があり,AAA で表す。

5.1.3 

ボタン形電池 

ボタン形電池は,

“KB”の文字及び,それに続く L,M 又は H の文字及びそれに続く斜線で区切った 2

群の数字で表す。L,M 及び H の意味は,それぞれ次のとおりとする。

−  L:低率放電性能

−  M:標準率放電性能

−  H:高率放電性能

3 文字からなる 1 群に続く斜線で区切った 2 群の数字は,次による。

a)

斜線の左側:3 桁の数字は,電池に規定する直径の最大値を示し,ミリメートル表示の小数点第 2 位

を切り上げた小数点第 1 位まで数値で表す。

b)

斜線の右側:3 桁の数字は,電池に規定する総高の最大値を示し,ミリメートル表示の小数点第 2 位

を切り上げた小数点第 1 位まで数値で表す。

分類の表し方の例を,次に示す。

例 KBL

116/055 は,低率放電性能のボタン形電池で,直径の最大値が 11.6 mm 及び総高の最大値が

5.5 mm を示す。

5.2 

電池の接続用端子 

この規格では,小形角形電池,円筒形電池又はボタン 1 形電池の接続用端子は,規定しない。

5.3 

表示 

5.3.1 

小形角形電池及び円筒形電池 

接続用端子がない絶縁被覆付き電池には,少なくとも次の事項を表示する。この表示は,長期にわたり

明瞭に,かつ,容易に消えてはならない。

−  密閉形ニッケル・カドミウム蓄電池を表す名称

例 1  ニッケル・カドミウム蓄電池,Sealed rechargeable nickel-cadmium battery 又は Ni-Cd

−  5.1 に規定する電池の分類

例 2 KRM

15/51,KF 18/07/49

−  定格容量

−  公称電圧

−  推奨充電電流及び推奨充電時間,又は“T”及び“U”電池に対する推奨連続充電電流

−  極性(+及び/又は−)

−  製造時期(年,及び月又は週を明瞭に表示する。表示は,記号又は略号でもよい。

−  製造業者若しくは供給者の名称,又はそれらの登録商標若しくはその略号

−  電池の資源有効利用促進のためのマーク表示

1)

注記  小形角形電池又は円筒形電池を組電池に使用する場合,一般的に,それぞれの電池に上記の

情報を表示する必要はない。この場合,組電池側に上記の情報を表示する。

1)

  マーク表示は,“資源の有効な利用の促進に関する法律(平成三年四月二十六日法律第四十八

号)

”に基づく。

5.3.2 

ボタン形電池 

接続用端子がない各ボタン形電池には,少なくとも次の事項を表示する。この表示は,長期にわたり明

瞭に,かつ,容易に消えてはならない。


6

C 8705

:2012

−  5.1 に規定する電池の分類

例 KB

116/055

−  極性(+及び/又は−)

−  製造時期(年,及び月又は週を明瞭に表示する。表示は,記号又は略号でもよい。

−  製造業者若しくは供給者の名称,又はそれらの登録商標若しくはその略号

−  電池の資源有効利用促進のためのマーク表示

寸法 

6.1 

小形角形電池及び円筒形電池 

6.1.0A 

一般事項 

電池の寸法(絶縁被覆を含む。

)は,

図 及び図 に示す箇所を測定する。

a)

  小形角形電池の幅は,厚さより大きいか又は同等である。

図 1−円筒形電池 

図 2−小形角形電池 

6.1.1 

小形角形電池 

小形角形電池の寸法(絶縁被覆を含む。

)は,

表 による。


7

C 8705

:2012

表 1−小形角形電池の寸法(絶縁被覆を含む)

単位  mm

厚さ

総高

分類

基準寸法

許容差

基準寸法

許容差

基準寸法

許容差

  KF 18/07/41

17.3

6.1

40.2

  KF 18/07/49

17.3

6.1

48.2

  KF 18/09/49

17.3

8.3

48.2

0

−1.0

  KF 18/07/68

17.3

6.1

67.3

  KF 18/09/68

17.3

8.3

0

−0.7

67.3

  KF 18/11/68

17.3

10.5

67.3

  KF 18/18/68

17.3

17.3

67.3

  KF 23/15/68

23.0

0

−1.0

14.7

0

−1.0

67.3

0

−1.5

6.1.2 

円筒形電池 

6.1.2.1 

乾電池と互換性のある円筒形電池 

乾電池と互換性がある円筒形電池は,

表 による。全ての寸法は,JIS C 8515 に適合しなければならな

い。

表 2−乾電池と互換性のある円筒形電池

分類

a)

対応する JIS C 8515 の乾電池

b)

寸法

  KR 03

R03,LR03

  KR 6

R6,LR6

  KR 14

R14,LR14

  KR 20

R20,LR20

全ての寸法は JIS C 8515
に適合しなければならな
い。

a)

  分類は,JIS C 8500 の命名法規則による。

b)

  一部の国では,AAA(R03),AA(R6),C(R14)及び D(R20)とも呼んでいる。

6.1.2.2 

乾電池と互換性のない円筒形電池 

乾電池と互換性がない円筒形電池の寸法(絶縁被覆を含む。

)は,

表 による。


8

C 8705

:2012

表 3−乾電池と互換性のない円筒形電池の寸法(絶縁被覆を含む)

単位  mm

直径

総高

分類

a)

基準寸法

許容差

基準寸法

許容差

KR 8/43

7.8

42.5

KR 11/16

10.5

16.0

KR 11/45

10.5

44.5

KR 12/30

12.0

30.0

KR 15/18

14.5

17.5

KR 15/29 14.5 28.7 
KR 15/30

14.5

30.0

KR 15/43

14.5

43.0

KR 15/48 14.5 48.0 
KR 15/49 14.5 49.0 
KR 15/51

14.5

50.5

KR 15/65 14.5 65.0 
KR 17/18

17.0

17.5

KR 17/29

17.0

28.5

KR 17/43

17.0

43.0

KR 17/50

17.0

50.0

KR 17/66

17.0

66.0

KR 17/67 17.0

 0

  −0.7

67.0

KR 23/27

23.0

26.5

KR 23/34

23.0

34.0

KR 23/43

23.0

43.0

KR 23/50 23.0 50.0 
KR 26/31

25.8

31.0

 0

  −1.5

KR 26/50

25.8

50.0

KR 33/36

32.1

36.3

KR 33/44

33.0

44.0

KR 33/62

33.0

61.5

 0

  −2.0

KR 33/91

33.0

 0

  −1.0

91.0

KR 44/71

43.5

71.0

KR 44/91

43.5

91.0

KR 44/146

43.5

 0

  −2.5

146.0

 0

  −2.5

a)

  文字 KR の後に,L,M,J,H 又は X のいずれかを続

け,T,U 又は R に適応する場合には,更にその後に T,
U 又は R を続ける(5.1.2 参照)。

6.2 

ボタン形電池 

ボタン形電池の寸法は,

図 に示す設計 I 又は設計 II による。


9

C 8705

:2012

a)

  設計 I

a)

        b)  設計 II 

a)

  設計 I の極性は,規定しない。

図 3−ボタン形電池

ボタン形電池の寸法は,

表 による。

表 4−ボタン形電池の寸法

単位  mm

直径(d

総高(h

分類

a)

基準寸法

許容差

基準寸法

許容差

KB 116/055

b)

 11.6

5.5

KB 156/048

15.6

4.8

KB 156/061

15.6

6.1

KB 222/050

22.2

5.0

KB 229/055

22.9

5.5

KB 232/030

23.2

3.0

KB 232/055

23.2

5.5

KB 232/067

23.2

0

−0.3

6.7

KB 252/064

25.2

6.4

KB 252/077

25.2

7.7

0

−0.6

KB 252/095

25.2

9.5

0

−1.0

KB 346/055

34.6

5.5

0

−0.6

KB 346/098

34.6

9.8

KB 432/081

43.2

8.1

KB 505/105

50.5

0

−0.4

10.5

0

−1.0

a)

  文字 KB の後に L,M 又は H を続ける(5.1.3 を参照)。

b)

 KB

116/055 は,一次電池 R44 と形状互換性のある場合

がある。

電気的試験 

充電電流及び放電電流は,定格容量に基づく。7.7 を除く全ての試験で,電解液の漏出が生じてはならな

い。

7.1 

試験のための充電 

この規格に,その他の規定がない場合,試験のための充電は,周囲温度 20±5  ℃において,0.1 I

t

 A の一

定電流で 16 時間行う。

充電の前に,電池を周囲温度 20±5  ℃において,0.2 I

t

 A の一定電流で 1.0 V の放電終止電圧まで放電す

る。


10

C 8705

:2012

7.2 

放電特性 

次の放電試験を,順に実施する。

7.2.1 20 

℃の放電特性 

電池を,7.1 によって充電する。充電の後,電池を周囲温度 20±5  ℃で 1∼4 時間静置する。次に,電池

を周囲温度 20±5  ℃で,

表 5,表 又は表 に規定する放電条件によって一定電流で放電する。放電終止

電圧が

表 5,表 又は表 に規定する電圧になる放電持続時間は,それぞれの表 5,表 又は表 に規定

する最小放電持続時間以上でなければならない。

放電電流が 0.2 I

t

 A の試験は,定格容量を確認するために行う。

表 5−小形角形電池の 20  ℃の放電特性

放電条件

放電電流

放電終止電圧

A V

最小放電持続時間

      0.2 I

t

a)

 1.0

5 時間

      1 I

t

 0.9

42 分間

a)

  この試験は,要求事項を満たすまで,同じ試料を用いて最大 5 回繰り返し

て行う。

表 6−円筒形電池の 20  ℃の放電特性

放電条件

最小放電持続時間

放電電流

放電終止電圧

分類

A V

L/LT/LU

M/MT/MU

J JT H/HT/HU  X

    0.2 I

t

a)

 1.0

5 時間

5 時間

  5 時間

  5 時間

  5 時間

5 時間

    1 I

t

 0.9

− 42 分間 48 分間

43 分間

48 分間 54 分間

    5 I

t

b)

 0.8

  6 分間

  9 分間

    10 I

t

b)

 0.7

  4 分間

a)

  この試験は,要求事項を満たすまで,同じ試料を用いて最大 5 回繰り返して行う。

b)

  必要な場合は,5 I

t

 A 及び 10 I

t

 A の試験の前に調整用のサイクルを行ってもよい。この調整用サイ

クルとは,7.1 によって 0.1 I

t

 A で充電を行い,7.2.1 によって周囲温度 20±5  ℃において,0.2 I

t

 A

の一定電流で放電することをいう。

表 7−ボタン形電池の 20  ℃の放電特性

放電条件

最小放電持続時間

放電電流

放電終止電圧

分類

A V

L

M

H

    0.2 I

t

a)

 1.0

5 時間

  5 時間

  5 時間

    1 I

t

 1.0  − 48 分間 51 分間

    5 I

t

b)

 0.8

  6 分間

a)

  この試験は,要求事項を満たすまで,同じ試料を用いて最大 5 回繰り返して行う。

b)

  必要な場合は,5 I

t

 A の試験の前に調整用のサイクルを行ってもよい。この調整用サ

イクルとは,7.1 によって 0.1 I

t

 A で充電を行い,7.2.1 によって周囲温度 20±5  ℃に

おいて,0.2 I

t

 A の一定電流で放電することをいう。

7.2.2 

18  ℃の放電特性 

電池を周囲温度−18±2  ℃で,

表 8,表 又は表 10 に規定する条件によって放電する。放電持続時間は,


11

C 8705

:2012

表 8,表 又は表 10 に規定する値以上でなければならない。

表 8−小形角形電池の−18  ℃の放電特性

放電条件

放電電流

放電終止電圧

A V

最小放電持続時間

      0.2 I

t

 1.0

3 時間

      1 I

t

 0.9

15 分間

表 9−円筒形電池の−18  ℃の放電特性

放電条件

最小放電持続時間

放電電流

放電終止電圧

分類

A V

L/LT/LU

M

MT/MU

J H

HT/HU

X

0.2 I

t

 1.0

2 時間

3 時間

2 時間

3 時間

  3 時間

  2 時間

  4 時間

I

t

 0.9

− 15 分間

10 分間

− 30 分間

20 分間 36 分間

I

t

a)

 0.8 −

  9 分間

6 分間 13 分間

I

t

a)

 0.8 −

  7 分間

a)

  必要な場合は,2 I

t

 A 及び 3 I

t

 A の試験の前に調整用のサイクルを行ってもよい。この調整用サ

イクルとは,7.1 によって 0.1  I

t

  A で充電を行い,7.2.1 によって周囲温度 20±5  ℃において,

0.2 I

t

 A の一定電流で放電することをいう。

表 10−ボタン形電池の−18  ℃の放電特性

放電条件

最小放電持続時間

放電電流

放電終止電圧

分類

A V  L

M

H

    0.2 I

t

 1.0

2 時間 45 分

  3 時間

    1 I

t

 0.9  − 12 分間 30 分間

    2 I

t

a)

 0.8

  9 分間

a)

  必要な場合は,2  I

t

  A の試験の前に調整用のサイクルを行ってもよい。この調整用

サイクルとは,7.1 によって 0.1 I

t

 A で充電を行い,7.2.1 によって周囲温度 20±5  ℃

において,0.2 I

t

 A の一定電流で放電することをいう。

7.2.3 R

円筒形電池(急速充電用電池)の放電特性 

R 円筒形電池を周囲温度 20±5  ℃において,1 I

t

 A の一定電流で 1 時間 12 分充電した後,又は電池製造

業者が推奨する充電制御方法によって充電した後に,0.1 I

t

 A の一定電流で 2 時間充電する。充電後,電池

を 7.2.1 及び 7.2.2 に規定する条件で静置し,放電する。

放電持続時間は,周囲温度が 20±5  ℃の場合は

表 に,及び周囲温度が−18±2  ℃の場合は表 に,そ

れぞれ規定する最小放電持続時間以上でなければならない。

7.3 

容量保存特性 

7.3.0A 

一般事項 

容量保存特性試験は,7.1 によって充電した後,電池を開路状態で 28 日間静置する。平均周囲温度は,

20±2  ℃とする。保存中,短期間であれば,静置中に周囲温度が,20±5  ℃の範囲内で変化してもよい。

その後,電池を 0.2 I

t

 A の一定電流で 7.2.1 に規定する条件で放電する。

周囲温度 20  ℃で 28 日間静置した後の放電持続時間は,次の値以上でなければならない。


12

C 8705

:2012

a)

小形角形電池は,3 時間

b)

円筒形電池は,3 時間 15 分

c)

H ボタン形電池は,3 時間 15 分

d)  L

及び M ボタン形電池は,3 時間 45 分

7.3.0B R

円筒形電池(急速充電用電池)の容量保存特性 

R 円筒形電池の容量保存特性試験は,7.2.3 によって充電した後,電池を開路状態で 28 日間静置する。

平均周囲温度は,20±2  ℃とする。保存中,短期間であれば,静置中に周囲温度が,20±5  ℃の範囲内で

変化してもよい。

電池を 0.2 I

t

 A の一定電流で 7.2.1 に規定する条件で放電する。

周囲温度 20  ℃で 28 日間静置した後の放電持続時間は,2 時間 42 分以上でなければならない。

7.4 

耐久特性 

7.4.1 

サイクル耐久特性 

7.4.1.0A

  一般事項 

サイクル耐久特性試験の前に,電池を 0.2 I

t

 A の一定電流で 1.0 V の放電終止電圧まで放電する。

電池の分類にかかわらず,次の耐久試験を周囲温度 20±5  ℃で行う。充電及び放電は,

表 11∼表 15 

規定する条件によって一定電流で行う。試験中に電池容器の温度が 35  ℃を超えて上昇しないように予防

措置をする。必要がある場合,強制的な通風によって電池を冷却する。

注記  電池特性は,周囲温度ではなく,実際の電池の温度で決まる。

7.4.1.1 

小形角形電池及び円筒形電池 

表 11−小形角形電池及び円筒形電池のサイクル耐久特性試験の 単位の手順

サイクル数

充電

充電状態における静置

放電

        1

  0.1 I

t

 A で 16 時間

なし

  0.25 I

t

 A で 2 時間 20 分

a)

        2∼48

  0.25 I

t

 A で 3 時間 10 分

なし

  0.25 I

t

 A で 2 時間 20 分

a)

      49

  0.25 I

t

 A で 3 時間 10 分

なし

  0.25 I

t

 A で 1.0 V まで

      50

  0.1 I

t

 A で 16 時間

1∼4 時間

  0.2 I

t

 A で 1.0 V まで

b)

a)

  電池の放電電圧が 1.0 V 未満に低下したときには,放電を停止する。

b)

 51 サイクル目の試験開始の都合に合わせて実施できるように,50 サイクル目の放電停止後に,開

路状態で十分な休止時間をとってもよい。同じ手順を 100,150,200,250,300,350,400 及び
450 サイクル目に行ってもよい。

表 11 の 50 サイクル目の放電持続時間が 3 時間未満になるまで,表 11 の 1∼50 サイクルの試験を 1 単位

として,その単位を繰り返す。

表 11 の 50 サイクル目の放電持続時間が 3 時間未満になった段階で,表 11 の 50 サイクル目に規定する

手順で,放電持続時間の測定をもう 1 回行う。サイクル耐久特性試験は,この 2 回の放電持続時間がいず

れも 3 時間未満であるときに,完了する。

試験が完了するときのサイクル数は,次の値以上でなければならない。

a)

小形角形電池は,400。

b) L/LR

,M/MR,J/JR,H/HR 及び X/XR の円筒形電池は,500。

c) LT/LU

,MT/MU,JT 及び HT/HU の円筒形電池は,50。

7.4.1.1A

  円筒形電池(急速充電用電池) 

サイクル耐久特性試験の前に,電池を 0.2 I

t

 A の一定電流で 1.0 V の放電終止電圧まで放電する。


13

C 8705

:2012

表 11A の 50 サイクル目の放電持続時間が 2 時間 42 分未満になるまで,表 11A の 1∼50 サイクルの試験

を 1 単位として,その単位を繰り返す。

表 11A の 50 サイクル目の放電持続時間が 2 時間 42 分未満になった段階で,表 11A の 50 サイクル目に

規定する手順で,放電持続時間の測定を更に 4 回,合計 5 回まで行う。サイクル耐久特性試験は,この 5

回の放電持続時間がいずれも 2 時間 42 分未満であるときに,完了する。

試験が完了するときのサイクル数は,500 以上でなければならない。

表 11A円筒形電池のサイクル耐久特性試験の 単位の手順

サイクル数

充電

充電状態における静置

放電

    1

 1 I

t

 A で 1 時間 30 分

なし 0.25

I

t

 A で 2 時間 20 分

      2∼48

0.3

I

t

 A で 2 時間 40 分

なし 0.25

I

t

 A で 2 時間 20 分

   49

 0.3 I

t

 A で 2 時間 40 分

なし 0.25

I

t

 A で 1.0 V まで

   50

 1 I

t

 A で 1 時間 30 分

1 時間 0.2

I

t

 A で 1.0 V まで

7.4.1.2 

円筒形電池(加速試験手順) 

試験を加速するために,又は実際の用途に近いサイクル条件で行うために,

表 11 及び表 11A の手順に

変えて,

表 12,表 13 又は表 14 の代替手順の一つを選択してもよい。

7.4.1.2.1 H

又は 円筒形電池 

H 又は X 円筒形電池のサイクル耐久特性試験の 1 単位の手順は,表 12 による。

表 12又は 円筒形電池のサイクル耐久特性試験の 単位の手順

放電

サイクル数

充電

充電状態における

静置

条件

放電後の休止を含む合計時間

   1

0.1 I

t

 A で 16 時間 30 分間

1

I

t

 A で 1.0 V まで 90 分間

    2∼48 0.3

I

t

 A で 4 時間 30 分間

1

I

t

 A で 1.0 V まで 90 分間

  49 0.3

I

t

 A で 4 時間 24 時間

1

I

t

 A で 1.0 V まで 90 分間

  50 0.1

I

t

 A で 16 時間

1∼4 時間

0.2

I

t

 A で 1.0 V まで

a) 

a)

 51 サイクル目の試験開始の都合に合わせて実施できるように,50 サイクル目の放電停止後に,開路状

態で十分な休止時間をとってもよい。同じ手順を 100,150,200,250,300,350,400 及び 450 サイク
ル目に行ってもよい。

表 12 の 49 サイクル目の放電終止電圧が 1.0 V になる放電持続時間が 30 分間未満,又は 50 サイクル目

の放電終止電圧が 1.0 V になる放電持続時間が 3 時間未満になるまで,

表 12 の 1∼50 サイクルの試験を 1

単位として,その単位を繰り返す。

表 12 の 49 サイクル目の放電終止電圧が 1.0 V になる放電持続時間が 30 分間未満,又は 50 サイクル目

の放電終止電圧が 1.0 V になる放電持続時間が 3 時間未満になった段階で,更に

表 12 の 50 サイクル目に

規定する手順で,放電持続時間の測定を行う。サイクル耐久特性試験は,この 2 回の放電持続時間が 3 時

間未満であるときに,完了する。

試験が完了するときのサイクル数は,500 以上でなければならない。

7.4.1.2.2 X

円筒形電池 

X 円筒形電池のサイクル耐久特性試験の 1 単位の手順は,表 13 による。 


14

C 8705

:2012

表 13円筒形電池のサイクル耐久特性試験の 単位の手順

放電

サイクル数

充電

充電状態におけ

る静置

条件

放電後の休止を含む合計時間

   1

0.1 I

t

 A で 16 時間 30 分間

5

I

t

 A で 0.8 V まで 42 分間

      2∼48 1

I

t

 A で 1 時間 30 分間

5

I

t

 A で 0.8 V まで 42 分間

    49

I

t

 A で 1 時間 24 時間

5

I

t

 A で 0.8 V まで 42 分間

  50

0.1 I

t

 A で 16 時間

1∼4 時間

0.2

I

t

 A で 1.0 V まで

a) 

a)

 51 サイクル目の試験開始の都合に合わせて実施できるように,50 サイクル目の放電停止後に,開路状

態で十分な休止時間をとってもよい。同じ手順を 100,150,200,250,300,350,400 及び 450 サイク

ル目に行ってもよい。

表 13 の 49 サイクル目の放電終止電圧が 0.8 V になる放電持続時間が 5 分間未満,又は 50 サイクル目の

放電終止電圧が 1.0 V になる放電持続時間が 3 時間未満になるまで,

表 13 の 1∼50 サイクルの試験を 1 単

位として,その単位を繰り返す。

表 13 の 49 サイクル目の放電終止電圧が 0.8 V になる放電持続時間が 5 分間未満,又は 50 サイクル目の

放電終止電圧が 1.0 V になる放電持続時間が 3 時間未満になった段階で,更に

表 13 の 50 サイクル目に規

定する手順で,放電持続時間の測定を行う。サイクル耐久特性試験は,この 2 回の放電持続時間が 3 時間

未満であるときに,完了する。

試験が完了するときのサイクル数は,500 以上でなければならない。

7.4.1.2.3 HR

又は XR 円筒形電池 

HR 又は XR 円筒形電池のサイクル耐久特性試験の 1 単位の手順は,表 14 による。

表 14HR 又は XR 円筒形電池のサイクル耐久特性試験の 単位の手順 

放電

サイクル数

充電

充電状態における

静置

条件

放電後の休止を含む合計時間

   1

0.1 I

t

 A で 16 時間 30 分間 1

I

t

 A で 1.0 V まで 90 分間

      2∼48 1

I

t

 A で

a)

 30 分間 1

I

t

 A で 1.0 V まで 90 分間

    49

I

t

 A で

a)

 24 時間 1

I

t

 A で 1.0 V まで 90 分間

    50

I

t

 A で

a)

及び 0.1 I

t

 A で 2 時間

1∼4 時間 0.2

I

t

 A で 1.0 V まで

b) 

a)

  製造業者が推奨する充電制御方法で停止。推奨がない場合は,1 時間 12 分の充電。

b)

 51 サイクル目の試験開始の都合に合わせて実施できるように,50 サイクル目の放電停止後に,開路状態

で十分な休止時間をとってもよい。同じ手順を 100,150,200,250,300,350,400 及び 450 サイクル
目に行ってもよい。

表 14 の 49 サイクル目の放電終止電圧が 1.0 V になる放電持続時間が 30 分間未満,又は 50 サイクル目

の放電終止電圧が 1.0 V になる放電持続時間が 3 時間未満になるまで,

表 14 の 1∼50 サイクルの試験を 1

単位として,その単位を繰り返す。

表 14 の 49 サイクル目の放電終止電圧が 1.0 V になる放電持続時間が 30 分間未満,又は 50 サイクル目

の放電終止電圧が 1.0 V になる放電持続時間が 3 時間未満になった段階で,更に

表 14 の 50 サイクル目に

規定する手順で,放電持続時間の測定を行う。サイクル耐久特性試験は,この 2 回の放電持続時間が 3 時

間未満であるときに,完了する。

試験が完了するときのサイクル数は,500 以上でなければならない。


15

C 8705

:2012

7.4.1.3 

ボタン形電池 

ボタン形電池のサイクル耐久特性試験の 1 単位の手順は,

表 15 による。

表 15−ボタン形電池のサイクル耐久特性試験の 単位の手順

サイクル数

充電

充電状態における静置

放電

 1

0.1 I

t

 A で 16 時間

5 時間

    0.2 I

t

 A で 3 時間

  2∼48 0.1

I

t

 A で 8 時間

1 時間

    0.2 I

t

 A で 3 時間

 49

0.1 I

t

 A で 8 時間

1 時間

    0.2 I

t

 A で 1.0 V まで

a)

 50

0.1 I

t

 A で 16 時間

1 時間

    0.2 I

t

 A で 1.0 V まで

a)

a)

  続きのサイクルの試験開始の都合に合わせて実施できるように,49 サイクル目又は

50 サイクル目の放電停止後に,開路状態で十分な休止時間をとってもよい。同じ手
順を 100,150,200,250,300 及び 350 サイクル目に行ってもよい。

表 15 の 50 サイクル目の放電終止電圧が 1.0 V になる放電持続時間が 3 時間未満になるまで,表 15 の 1

∼50 サイクルの試験を 1 単位として,その単位を繰り返す。

表 15 の 50 サイクル目の放電終止電圧が 1.0 V になる放電持続時間が 3 時間未満になった段階で,更に

表 15 の 50 サイクル目に規定する手順で,放電持続時間の測定を行う。サイクル耐久特性試験は,この 2

回の放電持続時間が 3 時間未満であるときに,完了する。

試験が完了するときのサイクル数は,M 及び H のボタン形電池の場合は 400 以上,L ボタン形電池の場

合は 300 以上でなければならない。

7.4.2 

連続充電耐久特性 

7.4.2.1 

小形角形電池 

小形角形電池の連続充電耐久特性試験は,規定しない。

7.4.2.2 L

MH

又は 円筒形電池,及び L又は ボタン形電池 

試験前に電池を 0.2 I

t

 A の一定電流で 1.0 V の放電終止電圧まで放電する。

次の連続充電耐久試験を周囲温度 20±5  ℃で行う。充電及び放電は,円筒形電池の場合は

表 16 に,ボ

タン形電池の場合は

表 17 に,それぞれ規定する条件によって一定電流で行う。

表 16LM又は 円筒形電池の連続充電耐久特性

サイクル数

充電

放電

a)

1 0.05

I

t

 A で 91 日間 0.2

I

t

 A で 1.0 V まで

2 0.05

I

t

 A で 91 日間 0.2

I

t

 A で 1.0 V まで

3 0.05

I

t

 A で 91 日間 0.2

I

t

 A で 1.0 V まで

4 0.05

I

t

 A で 91 日間 0.2

I

t

 A で 1.0 V まで

a)

  放電は,充電完了後直ちに行う。

L,M,H 又は X 円筒形電池の場合,試験中に電池容器の温度が 25  ℃を超えて上昇しないように予防措

置をする。必要な場合は強制的な通風によって電池を冷却する。

4 サイクル目の放電持続時間は,3 時間以上でなければならない。


16

C 8705

:2012

表 17L又は ボタン形電池の連続充電耐久特性

サイクル数

L 又は M ボタン形電池の充電

H ボタン形電池の充電

放電

a)

1 0.01

I

t

 A で 91 日間 0.05

I

t

 A で 91 日間 0.2

I

t

 A で 1.0 V まで

2 0.01

I

t

 A で 91 日間 0.05

I

t

 A で 91 日間 0.2

I

t

 A で 1.0 V まで

3 0.01

I

t

 A で 91 日間 0.05

I

t

 A で 91 日間 0.2

I

t

 A で 1.0 V まで

4 0.01

I

t

 A で 91 日間 0.05

I

t

 A で 91 日間 0.2

I

t

 A で 1.0 V まで

a)

  放電は,充電完了後直ちに行う。

L,M 又は H ボタン形電池の場合,試験中に電池容器の温度が 30  ℃を超えて上昇しないように予防措

置をする。必要な場合は強制的な通風によって電池を冷却する。

4 サイクル目の放電持続時間は,3 時間以上でなければならない。

7.4.2.3 LT

MT

又は HT 円筒形電池 

連続充電耐久特性試験は,

表 18 に規定するように次の 3 項目で構成する。

− 40 ℃における充電受入特性試験

− 70 ℃における 6 か月間の連続充電期間

−  連続充電後の電池の性能を検査するための最終の充電受入特性試験

注記 1 70

℃における 6 か月間の連続充電は,40  ℃で 4 年間の連続充電を想定した概算である。

試験前に,電池を周囲温度 20±5  ℃において,0.2  I

t

 A の一定電流で 1.0 V の放電終止電圧まで放電し,

周囲温度 40±2  ℃で 16∼24 時間静置する。

電池は,

表 18 に規定する条件によって,周囲温度を 40±2  ℃又は 70±2  ℃に維持した状態で,一定電

流で充電及び放電を行う。

放電条件の放電 A 又は放電 B は,使用者の要求に合うように選択してもよい。放電は,充電完了後直ち

に行う。

40  ℃における最初の充電受入特性試験を終了した電池は,周囲温度 70±2  ℃で 16∼24 時間静置する。

70  ℃における 6 か月間の連続充電期間中,電池の温度が 75  ℃を超えて上昇しないように予防措置をす

る。必要な場合は,強制的な通風によって電池を冷却する。

注記 2  電池特性は,周囲温度ではなく,実際の電池の温度で決まる。

70  ℃における 3 サイクルの放電持続時間を,記録する。この試験中,電解液の漏出が生じてはならない。

充放電期間を終了した電池は,周囲温度 40±2  ℃で 16∼24 時間静置する。さらに,

表 18 に規定する条

件によって,最終の充電受入特性試験を 40  ℃で 3 サイクル行う。

放電持続時間は,

表 18 に規定する値以上でなければならない。


17

C 8705

:2012

表 18LTMT 又は HT 円筒形電池の連続充電耐久特性

放電 A

放電 B

最小放電持続時間

サイク

ル数

周囲温度

充電

LT,MT 又は HT

円筒形電池

MT 又は HT

円筒形電池

LT,MT 又は

HT 円筒形電池

MT 又は HT

円筒形電池

1

0.05

I

t

 A で 48 時間 0.2

I

t

 A で 1.0 V まで 1 I

t

 A で 1.0 V まで

2 40±2  ℃ 0.05

I

t

 A で 24 時間 0.2

I

t

 A で 1.0 V まで 1 I

t

 A で 1.0 V まで

3 時間 45 分 42 分間

3

0.05

I

t

 A で 24 時間 0.2

I

t

 A で 1.0 V まで 1 I

t

 A で 1.0 V まで

3 時間 45 分 42 分間

4

0.05

I

t

 A で 60 日間 0.2

I

t

 A で 1.0 V まで 1 I

t

 A で 1.0 V まで

5 70±2  ℃ 0.05

I

t

 A で 60 日間 0.2

I

t

 A で 1.0 V まで 1 I

t

 A で 1.0 V まで

6

0.05

I

t

 A で 60 日間 0.2

I

t

 A で 1.0 V まで 1 I

t

 A で 1.0 V まで

7

0.05

I

t

 A で 48 時間 0.2

I

t

 A で 1.0 V まで 1 I

t

 A で 1.0 V まで

8 40±2  ℃ 0.05

I

t

 A で 24 時間 0.2

I

t

 A で 1.0 V まで 1 I

t

 A で 1.0 V まで

2 時間 30 分 24 分間

9

0.05

I

t

 A で 24 時間 0.2

I

t

 A で 1.0 V まで 1 I

t

 A で 1.0 V まで

2 時間 30 分 24 分間

7.4.2.3A JT

円筒形電池 

連続充電耐久特性試験の前に,電池を 0.2 I

t

 A の一定電流で 1.0 V の放電終止電圧まで放電する。

連続充電耐久特性試験は,次の事項を順次実施し,放電持続時間が 2 回連続して 30 分間未満に低下する

直前までの充放電回数を求める。

周囲温度 55±2  ℃で 16∼24 時間静置した後,0.033 I

t

 A の一定電流で 28 日間充電を行う。充電完了後,

直ちに同一の周囲温度で,1 I

t

 A の一定電流で 1.1 V の放電終止電圧まで放電を行い,放電持続時間を求め

る。

放電持続時間が 2 回連続して 30 分間未満に低下する直前までの充放電回数は,6 回以上でなければなら

ない。

7.4.2.4 LU

MU

又は HU 円筒形電池 

連続充電耐久特性試験は,

表 18A に規定するように次の 3 項目で構成する。

− 50 ℃における充電受入特性試験

− 70 ℃における 12 か月間の連続充電期間

−  連続充電後の電池の性能を検査するための最終の充電受入特性試験

注記 1 70

℃における 12 か月間の連続充電は,50  ℃で 4 年間の連続充電を想定した概算である。

試験前に,電池を周囲温度 20±5  ℃において,0.2  I

t

 A の一定電流で 1.0 V の放電終止電圧まで放電し,

周囲温度 50±2  ℃で 16∼24 時間静置する。

電池は,

表 18A に規定する条件によって,周囲温度を 50±2  ℃又は 70±2  ℃に維持した状態で,一定

電流で充電及び放電を行う。

放電条件の放電 A 又は放電 B は,使用者の要求に合うように選択してもよい。放電は,充電完了後直ち

に行う。

50  ℃における最初の充電受入特性試験を終了した電池は,周囲温度 70±2  ℃で 16∼24 時間静置する。

70  ℃における 12 か月間の連続充電期間中,電池の温度が 75  ℃を超えて上昇しないように予防措置を

する。必要な場合は,強制的な通風によって電池を冷却する。

注記 2  電池特性は,周囲温度ではなく,実際の電池の温度で決まる。

70  ℃における 3 サイクルの放電持続時間は,記録する。この試験中,電解液の漏出が生じてはならない。

連続充電期間を終了した電池は,周囲温度 50±2  ℃で 16∼24 時間静置する。

表 18A に規定する条件に

よって,最終の充電受入特性試験を 50  ℃で 3 サイクル行う。


18

C 8705

:2012

放電持続時間は,

表 18A に規定する値以上でなければならない。

表 18ALUMU 又は HU 円筒形電池の連続充電耐久特性

放電 A

放電 B

最小放電持続時間

サイク

ル数

周囲温度

充電

LU,MU 又は HU

円筒形電池

MU 又は HU

円筒形電池

LU,MU 又は

HU 円筒形電池

MU 又は HU

円筒形電池

1

0.05

I

t

 A で 48 時間 0.2

I

t

 A で 1.0 V まで 1 I

t

 A で 1.0 V まで

2 50±2  ℃ 0.05

I

t

 A で 24 時間 0.2

I

t

 A で 1.0 V まで 1 I

t

 A で 1.0 V まで

3 時間 45 分 42 分間

3

0.05

I

t

 A で 24 時間 0.2

I

t

 A で 1.0 V まで 1 I

t

 A で 1.0 V まで

3 時間 45 分 42 分間

4

0.05

I

t

 A で 120 日間 0.2

I

t

 A で 1.0 V まで 1 I

t

 A で 1.0 V まで

5 70±2  ℃ 0.05

I

t

 A で 120 日間 0.2

I

t

 A で 1.0 V まで 1 I

t

 A で 1.0 V まで

6

0.05

I

t

 A で 120 日間 0.2

I

t

 A で 1.0 V まで 1 I

t

 A で 1.0 V まで

7

0.05

I

t

 A で 48 時間 0.2

I

t

 A で 1.0 V まで 1 I

t

 A で 1.0 V まで

8 50±2  ℃ 0.05

I

t

 A で 24 時間 0.2

I

t

 A で 1.0 V まで 1 I

t

 A で 1.0 V まで

2 時間 30 分 24 分間

9

0.05

I

t

 A で 24 時間 0.2

I

t

 A で 1.0 V まで 1 I

t

 A で 1.0 V まで

2 時間 30 分 24 分間

7.5 

定電圧における充電受入特性 

定電圧における充電は推奨しないため,

この規格では,

定電圧における充電受入特性試験を規定しない。

7.6 

過充電特性 

7.6.1 

小形角形電池 

電池の過充電特性試験は,次による。

過充電特性試験の前に,電池を周囲温度 20±5  ℃において,0.2 I

t

 A の一定電流で 1.0 V の放電終止電圧

まで放電する。

その後,電池を周囲温度 20±5  ℃において,0.1 I

t

 A の一定電流で 48 時間充電する。充電完了後,周囲

温度 20±5  ℃で 1∼4 時間静置した後に,0.2 I

t

 A の一定電流で 1.0 V の放電終止電圧まで放電する。

放電持続時間は,5 時間以上でなければならない。

7.6.2 L

MH

又は 円筒形電池及びボタン形電池 

電池の過充電特性試験は,次による。

過充電特性試験の前に,電池を周囲温度 20±5  ℃において,0.2 I

t

 A の一定電流で 1.0 V の放電終止電圧

まで放電する。

その後,電池を周囲温度 20±5  ℃において,0.1 I

t

 A の一定電流で 28 日間充電する。充電完了後,周囲

温度 20±5  ℃で 1∼4 時間静置した後に,0.2 I

t

 A の一定電流で 1.0 V の放電終止電圧まで放電する。

放電持続時間は,次の値以上でなければならない。

a)

円筒形電池は 5 時間

b)

ボタン形電池は 4 時間 15 分

7.6.3 LT/LU

MT/MU

又は HT/HU 円筒形電池 

電池の過充電特性試験は,周囲温度 0±2  ℃の循環空気中で,次による。

過充電特性試験の前に,電池を周囲温度 20±5  ℃において,0.2 I

t

 A の一定電流で 1.0 V の放電終止電圧

まで放電し,周囲温度 0±2  ℃で 16∼24 時間静置する。

充電及び放電は,

表 19 に規定する条件によって一定電流で行う。放電条件の放電 A 又は放電 B は,使

用者の要求に合うように選択してもよい。


19

C 8705

:2012

表 19LT/LUMT/MU 又は HT/HU 円筒形電池の 0  ℃における過充電特性

放電 A

a)

放電 B

a)

充電

LT/LU,MT/MU 又は HT/HU 円筒形電池

MT/MU 又は HT/HU 円筒形電池

0.05 I

t

 A で 28 日間 0.2

I

t

 A で 1.0 V まで 1

I

t

 A で 1.0 V まで

a)

  放電は,充電完了後直ちに行う。

放電持続時間は,放電 A の場合は 4 時間 15 分以上,放電 B の場合は 36 分間以上でなければならない。

7.6.3A J

円筒形電池 

この試験の前に,電池を周囲温度 20±5  ℃において,0.2 I

t

 A の一定電流で 1.0 V の放電終止電圧まで放

電し,周囲温度 5±2  ℃で 16∼24 時間静置する。

電池の過充電特性試験は,周囲温度 5±2  ℃において,0.1 I

t

 A の一定電流で 48 時間充電を行う。充電完

了後,周囲温度 20±5  ℃で 16∼24 時間静置した後に,0.2  I

t

 A の一定電流で 1.0 V の放電終止電圧まで放

電を行う。

放電持続時間は,5 時間以上でなければならない。

7.6.3B JT

円筒形電池 

この試験の前に,電池を周囲温度 20±5  ℃において,0.2 I

t

 A の一定電流で 1.0 V の放電終止電圧まで放

電し,周囲温度 5±2  ℃で 16∼24 時間静置する。

電池の過充電特性試験は,周囲温度 5±2  ℃において,0.05 I

t

 A の一定電流で 96 時間充電を行う。充電

完了後,周囲温度 20±5  ℃で 16∼24 時間静置した後に,1 I

t

 A の一定電流で 1.1 V の放電終止電圧まで放

電を行う。

放電持続時間は,37 分間以上でなければならない。

7.6.4 R

円筒形電池(急速充電用電池) 

電池の過充電特性試験は,次による。

過充電特性試験の前に,電池を周囲温度 20±5  ℃において,0.2 I

t

 A の一定電流で 1.0 V の放電終止電圧

まで放電する。

その後,電池を周囲温度 20±5  ℃において,1 I

t

 A の一定電流で 1 時間 12 分充電する,−ΔV などの充

電終了制御を行うか又は製造業者が推奨する充電終了制御を行う。この後,同じ周囲温度において,0.1 I

t

A の一定電流で 28 日間充電する。充電完了後,周囲温度 20±5  ℃で 1∼4 時間静置した後に,0.2 I

t

 A の一

定電流で 1.0 V の放電終止電圧まで放電する。

放電持続時間は,5 時間以上でなければならない。

7.7 

ガス排出機構の作動特性 

ガス排出機構の作動特性試験は,内部圧力が臨界値を超えるときに,ガス排出機構が働いて,ガスを放

出することを確認するために実施する。

注記  一部のボタン形電池は,ガス排出機構をもっていない。この種の電池には,この試験を実施し

ないほうがよい。

電池を周囲温度 20±5  ℃において,0.2 I

t

 A の一定電流で 0 V の放電終止電圧まで強制的に放電する。

次に,電流を 1 I

t

 A に増加し,同じ周囲温度 20±5  ℃で 60 分間,同じ方向に通電を続行する。

電池は,この放電の途中及び終了時に破裂又は爆発してはならない。電解液の漏出及び電池の変形は許

容する。

警告  この試験を実施するときは,爆発する可能性があるため,最大限の注意を払わなければならな


20

C 8705

:2012

い。電池は,個別に試験しなければならない。また,電流を遮断した後でも,爆発する可能性

があるため,留意しなければならない。

このため,試験は,適切な防護容器内などの安全を確保した状態で実施する。

7.8 

長期放置特性 

長期放置特性試験は,製造業者が推奨する方法によって行う。推奨のない場合には,次による。

長期放置特性試験の前に,電池を周囲温度 20±5  ℃において,0.2 I

t

 A の一定電流で 1.0 V の放電終止電

圧まで放電する。

次に,電池を平均温度 20±5  ℃,相対湿度(65±20)%において,開路状態で 12 か月間放置する。

放置期間中に,周囲温度は,いかなるときも 20±10  ℃の限界を超えて変動してはならない。

放置期間が完了した後,電池を次の条件で充電する。

a)

ボタン形電池,小形角形電池,及び L/LT/LU,M/MT/MU,J/JT,H/HT/HU 又は  X 円筒形電池は,7.1

による。

b)  R

円筒形電池は,7.2.3 による。

その後,電池を 7.2.1 に規定する電池の分類に応じ,7.2.1 に規定する一定電流で放電する。この試験は,

5 サイクルまで行ってよい。試験は,要件を満たした最初のサイクルが終了したときに終える。

放電持続時間は,

表 5,表 又は表 に規定する値の 80 %以上でなければならない。

注記  供給者と購入者との間で取り決めた品質受入手順で評価試験を行った場合には,長期放置特性

試験で満足する結果を得るまでは,電池性能について仮承認を与えてもよい。

7.9 LT

MT

又は HT 円筒形電池の 55  ℃における充電受入特性 

この試験は,要求事項ではない。この試験は,性能の参考情報として行うものであり,LT,MT 及び HT

円筒形電池にだけ適用する。

電池を周囲温度 20±5  ℃において,0.2 I

t

 A の一定電流で 1.0 V の放電終止電圧まで放電し,周囲温度 55

±2  ℃で 16∼24 時間静置する。

充電受入特性試験は,周囲温度 55±2  ℃で行う。充電及び放電は,

表 20 に規定する条件によって一定

電流で行う。放電条件の放電 A 又は放電 B は,使用者の要求に合うように選択してもよい。

表 20LTMT 又は HT 円筒形電池の 55  ℃における充電受入特性

サイクル数

充電

放電 A

放電 B

LT,MT 及び HT 円筒形電池

MT 及び HT 円筒形電池

1 0.05

I

t

 A で 48 時間

0.2 I

t

 A で 1.0 V まで 1

I

t

 A で 1.0 V まで

2

a)

 0.05

I

t

 A で 24 時間

0.2 I

t

 A で 1.0 V まで 1

I

t

 A で 1.0 V まで

3

a)

 0.05

I

t

 A で 24 時間

0.2 I

t

 A で 1.0 V まで 1

I

t

 A で 1.0 V まで

a)

  2 サイクル目及び 3 サイクル目の放電持続時間は記録し,試験結果として報告する。

7.9A JT

円筒形電池のトリクル充電受入特性 

JT 円筒形電池のトリクル充電受入特性試験は,トリクル充電受入特性 A(45  ℃),トリクル充電受入特

性 A(5  ℃)

,トリクル充電受入特性 B(45  ℃)及びトリクル充電受入特性 B(5  ℃)の 4 項目の試験を,

次の条件で順次実施し,放電持続時間を求める。

電池を周囲温度 20±5  ℃において,0.2 I

t

 A の一定電流で 1.0 V の放電終止電圧まで放電し,表 20A に規

定する周囲温度で,16∼24 時間静置した後に充電を開始する。充電完了後,直ちに同じ周囲温度において,

I

t

 A の一定電流で 1.1 V の放電終止電圧まで放電し,放電持続時間を求める。


21

C 8705

:2012

放電持続時間は,

表 20A に規定する値以上でなければならない。

表 20AJT 円筒形電池のトリクル充電受入特性

項目

周囲温度

充電

放電

最小放電持続時間

トリクル充電受入特性 A(45  ℃) 45±2  ℃ 0.033

I

t

 A で 48 時間

I

t

 A で 1.1 V まで 37 分間

トリクル充電受入特性 A(5  ℃)

5±2  ℃ 0.033

I

t

 A で 48 時間

I

t

 A で 1.1 V まで 37 分間

トリクル充電受入特性 B(45  ℃) 45±2  ℃ 0.04

I

t

 A で 24 時間 1

I

t

 A で 1.1 V まで 25 分間

トリクル充電受入特性 B(5  ℃)

5±2  ℃ 0.04

I

t

 A で 24 時間 1

I

t

 A で 1.1 V まで 25 分間

7.10 

内部抵抗 

小形角形電池又は円筒形電池の内部抵抗は,交流(a.c.)法又は直流(d.c.)法のいずれかによって調べ

る。

同一の電池について,交流法及び直流法の両方で内部抵抗を測定する必要が生じる場合には,最初に交

流法を用い,次に直流法を用いる。この場合,交流法と直流法とを実施する間に,電池の放電及び充電を

行う必要はない。

測定の前に,電池を 0.2 I

t

 A の一定電流で 1.0 V の放電終止電圧まで放電する。次に,電池を 7.1 によっ

て充電する。充電後,電池を周囲温度 20±5  ℃で 1∼4 時間静置する。

内部抵抗の測定は,周囲温度 20±5  ℃で行う。

7.10.1 

交流内部抵抗(インピーダンス)の測定 

交流内部抵抗は,電池に周波数 1.0±0.1 kHz の交流実効電流 I

a

を 1∼5 秒間通電して,交流実効電圧 U

a

を測定する。

交流内部抵抗 R

ac

は,次の式によって求める。

a

a

ac

I

U

R

=

ここに,

R

ac

交流内部抵抗(Ω)

U

a

交流実効電圧(V)

I

a

交流実効電流(A)

注記 1  交流電流で測定する場合,重畳する交流ピーク電圧は 20 mV 未満が望ましい。

注記 2  この方法は,規定する周波数の範囲において,抵抗にほぼ等しいインピーダンスの測定に用

いる。

7.10.2 

直流内部抵抗の測定 

直流内部抵抗は,電池を

表 21 に規定する値 I

1

の一定電流で放電する。10 秒間の放電の最後に負荷がか

かった状態で放電電圧 U

1

を測定して記録する。その後,直ちに,放電電流を

表 21 に規定する値 I

2

の一定

電流に増加させ,3 秒間の放電の最後に負荷がかかった状態で,放電電圧 U

2

を測定して記録する。

全ての電圧の測定は,通電に用いる接点とは別に,電池の端子で行う。

直流内部抵抗 R

dc

は,次の式によって求める。

1

2

2

1

dc

I

I

U

U

R

=

ここに,

R

dc

直流内部抵抗(Ω)

I

1

I

2

直流一定電流(A)

U

1

U

2

負荷状態で測定する電圧(V)


22

C 8705

:2012

表 21−直流内部抵抗の測定に用いる直流電流

分類

電流

KF,KRL

a)

 KRM

a)

,KRJ

a)

,KRH

a)

 KRX

I

1

 0.2

I

t

 A

0.5 I

t

 A

I

t

 A

I

2

 2

I

t

 A

I

t

 A

10 I

t

 A

a)

  T 電池及び R 電池にも適用する。

機械的試験 

機械的試験は,JIS C 8713 による。

形式検査及び受渡検査 

形式検査及び受渡検査の内容は,供給者と購入者との間で取り決める。供給者と購入者との間で取決め

がない場合は,次による。

9.1 

形式検査 

9.1.1 

小形角形電池の形式検査 

形式検査は,

表 22 に規定する試験手順及び試料数を用いる。電池は,A,B,C,D,E 及び F の 6 グル

ープに区分し,試験する。形式検査に必要な電池の数の合計は,27 とする。この合計電池数には,製造上

の原因以外で生じる不適合品の発生を考慮して,余分の電池を含む。

試験は,それぞれの電池の区分ごとに実施する。全ての電池は,区分 A の試験を実施し,その後,

表 22

に規定する試料数によって無作為に 5 区分に分割する。

各区分及び全体における不適合品の許容数は,

表 22 による。電池は,一区分の一部又は全体の試験で要

求事項に適合しなかった場合に不適合品とする。

表 22−小形角形電池の形式検査の試験手順及び試料数

不適合品許容数

区分

試料数

参照箇条

検査及び試験

区分ごと

全体

 5.3 

表示

 6.1 

寸法

 7.2.1 

20  ℃,0.2 I

t

 A 放電

A 27

 7.2.1 

20  ℃,1 I

t

 A 放電

0

 7.2.2 

−18  ℃,0.2 I

t

 A 放電

B 5

 7.2.2 

−18  ℃,1 I

t

 A 放電

1

 7.6 

過充電特性

C 5

 7.7 

ガス排出機構の作動特性

0

D 5

 7.4.1 

サイクル耐久特性 1

E 6

 7.3 

容量保存特性 1

 7.8 

長期放置特性

F 5

 7.2.1 

20  ℃,0.2 I

t

 A 放電

1

3

9.1.2 

円筒形電池及びボタン形電池の形式検査 

形式検査は,

表 23 及び表 24 の試験手順及び試料数を用いる。電池は,A,B,C,D,E,F 及び G の 7

グループに区分し,試験する。形式検査に必要な電池の数の合計は,32 とする。この合計電池数には,製

造上の原因以外で生じる不適合品の発生を考慮して,余分の電池を含む。


23

C 8705

:2012

試験は,それぞれの電池の区分ごとに実施する。全ての電池は,最初に区分 A の試験を実施し,その後,

表 23 及び表 24 に規定する試料数によって無作為に 6 区分に分割する。

各区分及び全体における不適合品の許容数は,

表 23 及び表 24 による。電池は,一区分の一部又は全体

の試験で要求事項に適合しなかった場合に不適合品とする。

表 23−円筒形電池の形式検査試験手順及び試料数

不適合品許容数

区分

試料数

参照箇条

検査及び試験

区分ごと

全体

 5.3 

表示

 6.1 

寸法

 7.2.1 

20  ℃,0.2 I

t

 A 放電

A 32

 7.2.1 

20  ℃,1 I

t

 A 放電(M,J,H 及び X 円筒形電池)

a)

 5

I

t

 A 放電(H 及び X 円筒形電池)

a)

 10

I

t

 A 放電(X 円筒形電池)

0

 7.2.2 

−18  ℃,0.2 I

t

 A 放電

B

5

 7.2.2 

−18  ℃,1 I

t

 A 放電(M,H 及び X 円筒形電池)

a)

 2

I

t

 A 放電(H 及び X 円筒形電池)

a)

 3

I

t

 A 放電(X 円筒形電池)

1

 7.6 

過充電特性

C

5

 7.7 

ガス排出機構の作動特性

0

D

5

 7.4.1 

サイクル耐久特性 1

 7.4.2 

連続充電耐久特性 1

E

5

 7.7 

ガス排出機構の作動特性 0

F

6

 7.3 

容量保存特性 1

 7.8 

長期放置特性

 7.2.1 

20  ℃,0.2 I

t

 A 放電

G

5

 7.2.1 

20  ℃,1 I

t

 A 放電(M,J,H 及び X 円筒形電池)

a)

 5

I

t

 A 放電(H 及び X 円筒形電池)

a)

 10

I

t

 A 放電(X 円筒形電池)

1

3

a)

  T 電池,U 電池及び R 電池にも適用する。


24

C 8705

:2012

表 24−ボタン形電池の形式検査試験手順及び試料数

不適合品許容数

区分

試料数

参照箇条

検査及び試験

区分ごと

全体

 5.3 

表示

 6.2 

寸法

 7.2.1 

20  ℃,0.2 I

t

 A 放電(L,M 及び H 電池)

A 32

 7.2.1 

20  ℃,1 I

t

 A 放電(M 及び H 電池)

 5

I

t

 A 放電(H 電池)

0

B 5

 7.2.2 

−18  ℃,0.2 I

t

 A 放電(M 及び H 電池)

 1

I

t

 A 放電(M 及び H 電池)

 2

I

t

 A 放電(H 電池)

1

 7.6 

過充電特性

C 5

 7.7 

ガス排出機構の作動特性

0

D 5

 7.4.1 

サイクル耐久特性 1

E 5

 7.4.2 

連続充電耐久特性 1

F 6

 7.3 

容量保存特性 1

 7.8 

長期放置特性

 7.2.1 

20  ℃,0.2 I

t

 A 放電(L,M 及び H 電池)

G 5

 7.2.1 

20  ℃,1 I

t

 A 放電(M 及び H 電池)

 5

I

t

 A 放電(H 電池)

1

3

9.2 

受渡検査 

受渡検査は,個々の電池の納入に適用する。

試料抜取りの手順は,IEC 60410 の規定による。供給者と購入者との間で特に取決めがない場合,

表 25

に推奨する検査水準及び AQL を用いて,検査及び試験を行う。

表 25−受渡検査の推奨する試験の手順

推奨値

区分

参照箇条

検査及び試験

検査水準 AQL(%)

外観検査

−  機械的損傷があってはならない。 II

4

−  ケース及び端子に腐食があってはならない。 II

4

取決めによる。  −  接続タブの数,位置及び溶接強度。 S3

1

A

−  ケース及び端子に液状電解液の付着があってはならない。 II

0.65

物理的検査

箇条 6

−  寸法 S3

1

取決めによる。  −  質量 S3

1

B

5.3 

−  表示 S3

1

電気的検査

取決めによる。  −  開路電圧及び極性 II

0.65

7.2.1 

−  20  ℃,0.2 I

t

 A 放電 S3

1

−  20  ℃放電

         1 I

t

 A 放電(M,MT,MU 及び MR 電池) S3

1

         5 I

t

 A 放電(H,HT,HU 及び HR 電池) S3

1

C

7.2.1 

        10 I

t

 A 放電(X 電池) S3

1

注記  同一電池における複数の不適合品は累積しない。最も厳しい AQL だけに該当するように考慮する。 


25

C 8705

:2012

9A 

取扱い上の注意事項 

電池を取り扱うに当たって,必要に応じて使用者が適正な状態で使用できるように,次のような主旨の

注意事項及び禁止事項を,電池本体,取扱説明書などに適切な方法で表示する。

a)

電池をショートしてはならない。

b)

電池に直接はんだ付けしてはならない。

c)

電池を加熱したり火の中に入れたりしてはならない。

d)

電池を分解してはならない。

e)

乾電池又はその他の種類の電池と混用してはならない。

f)

電池の極性(+)

(−)を間違って使用してはならない。

g)

指定の充電条件又は指定の充電器で充電する。

h)

その他,電池を適切な状態で使用するために必要な事項。

9B 

電池の再生資源化への依頼 

電池の資源有効利用促進のために,使用者及び消費者に再生資源化への協力を依頼する“文章”を電池

本体,取扱説明書などに表示することが望ましい。

注記  電池本体への表示は,5.3 に規定している。

参考文献 IEC 

60050-482:2004

,International Electrotechnical Vocabulary−Part 482: Primary and secondary cells

and batteries 

IEC 61434

,Secondary cells and batteries containing alkaline or other non-acid electrolytes−Guide to

designation of current in alkaline secondary cell and battery standards

IEC/TR 62188:2003

,Secondary cells and batteries containing alkaline or other non-acid electrolytes−

Design and manufacturing recommendations for portable batteries made from sealed secondary

cells


附属書 JA

(参考)

JIS

と対応国際規格との対比表

JIS C 8705:2012

  密閉形ニッケル・カドミウム蓄電池

IEC 61951-1:2006

  Secondary cells and batteries containing alkaline or other

non-acid electrolytes − Portable sealed rechargeable single cells − Part 1: 
Nickel-cadmium

(I)JIS の規定

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条

ごとの評価及びその内容

箇条番号

及び題名

内容

(II)

国際規
格番号

箇条番号

内容

箇条ごと

の評価

技術的差異の内容

(V)JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

3  用語及
び定義

3.1  密閉形ニッケル・カ
ドミウム蓄電池

 3.3.4

密閉形電池

変更 

密閉形電池を密閉形ニッケル・
カドミウム蓄電池に変更。

密閉形電池は本体中で言及がな
く,密閉形ニッケル・カドミウム

蓄電池を使用しているため変更。
利用者の理解を助けるために,用
語の追加を IEC に提案する。

3.3.6

携帯用電池

削除

携帯用電池の定義を削除。

携帯用電池は本体中で言及がな
いため,削除。IEC に提案する。

3.7  トリクル充電

追加

トリクル充電の定義について追
加。

JT 円筒形電池の特性を規定する
ために追加した。IEC に提案する。

4  許容差 f)  寸法

g)  湿度

 4  −

追加

寸法及び湿度の許容差を追加。

寸法及び湿度規定があるので,項

目を追加。IEC に提案する。

4A  測 定
器具

a)  電圧の測定 
b)  電流の測定 
c)  温度の測定 
d)  時間の測定 
e)  寸法の測定 
f)  湿度の測定

 4  箇条 4 に,アナログ及び

デジタルの測定器具につ

いて推奨 IEC 規格を提
示。

追加

各測定項目ごとに測定器具を追
加規定。

総合精度を容易に得るために,測
定器具の精度を規定した。寸法規

定があるので,測定器具を追加し
た。IEC に提案する。

5  電池の
分類及び
表示

5.1  分類 
次の電池の呼び方につ
いて規定。 
5.1.1  小形角形電池

 5.1 JIS と同じ。

追加 5.1.2 に J 円筒形電池を追加。

我が国で普及している J 円筒形電

池を追加。IEC に提案中。

26

C

 870

5


2

012


(I)JIS の規定

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

箇条番号

及び題名

内容

(II) 
国際規
格番号

箇条番号

内容

箇条ごと

の評価

技術的差異の内容

(V)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

5.1.2  円筒形電池 
5.1.3  ボタン形電池

 5.1.2

円筒形電池の分類及び表

示を規定。

変更 40

℃及び 50  ℃を超える高温

で連続充電しながら使用す る
電池から,

X 円筒形電池を削除。

実在しない電池の分類を規定して

いるため削除。IEC に提案する。

5  電池の
分類及び
表示 
(続き)

5.3.1  小 形 角 形 電 池 及
び円筒形電池 
表示について 9 項目を
規定。 
5.3.2  ボタン形電池 
表示について 5 項目を
規定。

 5.3.1

 
 
 
5.3.2 

小形角形電池及び円筒形

電池 
表示について 8 項目を規
定。

ボタン形電池 
表示について 4 項目を規
定。

追加

JIS

は,電池の資源有効利用促

進のためのマーク表示を追加。

国内法(資源の有効な利用の促進

に関する法律)に対応するため追
加。

6  寸法

6.1.2.1  乾電池と互換性
のある円筒形電池につ

いて規定。

 6.1.2.1

追加

表 2 に LR 円筒形電池を追加。

我が国で普及している LR 円筒形
電池を追加。IEC に提案中。

6.1.2.2  乾電池と互換性
のない円筒形電池

寸法について 31 機種を
規定。

 6.1.2.2

乾電池と互換性のない円
筒形電池

寸法について 25 機種を規
定。

追加

表 3 に国内で流通している 6 機
種を追加。

表 3 の注に J 円筒形電池を追加。

我が国で普及している機種を記載
した。追加機種は IEC に提案中。

我が国で普及している J 円筒形電
池を追加。IEC に提案中。

7  電気的
試験

7.2.1

20  ℃の放電特性

次の電池の 20  ℃の放
電特性について規定。 
a)  小形角形電池 
b) L/LT/LU,M/MT/MU,
J,JT,H/HT/HU 及び X
円筒形電池 
c)  ボタン形電池

 7.2.1

次の電池の 20  ℃の放電
特性について規定。 
a)  小形角形電池 
b) L/LT/LU,M/MT/MU,
H/HT/HU 及び X 円筒形電
池 
c)  ボタン形電池

追加

表 6 に J 及び JT 円筒形電池を追
加。

我が国で普及している J 及び JT 円
筒形電池を追加。IEC に提案中。

27

C

 870

5


20
1

2


(I)JIS の規定

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

箇条番号

及び題名

内容

(II) 
国際規
格番号

箇条番号

内容

箇条ごと

の評価

技術的差異の内容

(V)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

7  電気的
試験 
(続き)

7.2.2  −18  ℃の放電特
性 
次 の 電 池 の − 18  ℃ 放
電特性について規定。 
a)  小形角形電池 
b) L/LT/LU,M,MT/MU,
J,H,HT/HU 及び X 円
筒形電池 
c)  ボタン形電池

 7.2.2

次 の 電 池 の − 18  ℃ 放 電

特性について規定。 
a)  小形角形電池 
b) L/LT/LU,M,MT/MU,
H,HT/HU 及び X 円筒形
電池 
c)  ボタン形電池

追加 

表 9 に J 円筒形電池を追加。

我が国で普及している J 円筒形電

池を追加。IEC に提案中。

7.3.0B  R 円筒形電池 
R 円筒形電池の容量保
存特性について規定。

追加

R 円筒形電池専用の条件を追
加。

我が国で普及している R 円筒形電

池を追加。IEC に提案中。

7.4.1.1  小形角形電池及
び L/LR,M/MR,J/JR,
H/HR,X/XR,LT/LU,
MT/MU,JT 及び HT/HU
円筒形電池のサイクル
耐 久 特 性 に つ い て 規

定。

 7.4.1.1

小形角形電池及び L/LR,
M/MR , H/HR , X/XR ,
LT/LU , MT/MU 及 び
HT/HU 円筒形電池のサイ
クル耐久特性について規
定。

追加 b)に J/JR 円筒形電池を追加。

c)に JT 円筒形電池を追加。

我が国で普及している J/JR 及び
JT 円筒形電池を追加。IEC に提案
中。

7.4.1.1A  R 円筒形電池
のサイクル耐久特性に

ついて規定。

追加

R 円筒形電池専用の条件を追
加。

我が国で普及している R 円筒形電
池の充電条件に対応した。IEC 

提案中。

7.4.2.3A  JT 円筒形電
池の連続充電耐久特性
について規定。

追加 JT 円筒形電池専用の条件を追

加。

我が国で普及している JT 円筒形

電池を追加。IEC に提案中。

7.6.3A  J 円筒形電池の
過充電特性について規
定。

追加

J 円筒形電池専用の条件を追加。 我が国で普及している J 円筒形電

池を追加。IEC に提案中。

 
 

28

C

 870

5


2

012


(I)JIS の規定

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

箇条番号

及び題名

内容

(II) 
国際規
格番号

箇条番号

内容

箇条ごと

の評価

技術的差異の内容

(V)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

7  電気的
試験 
(続き)

7.6.3B  JT 円筒形電池
の過充電特性について
規定。

追加 JT 円筒形電池専用の条件を追

加。

我が国で普及している JT 円筒形

電池を追加。IEC に提案中。

7.7  ガス排出機構の作
動特性

 7.7 安全装置の作動特性につ

いて規定。

変更

IEC

の Safety device operation を

ガ ス 排 出 機 構 の 作 動 特性 とし
た。

具体的な機能を用語として使用

しなければならないことを,IEC
に提案中。

7.8  長期放置特性   7.8  −

追加 a)に J 及び JT の円筒形電池を追

加。

我が国で普及している J 及び JT
円筒形電池を追加。

IEC

に提案中。

7.8

変更

放 置 劣 化 を 考 慮 し て 劣化 率を
80 %に変更した。

我が国の長期放置を考慮して変

更した。

7.9A  JT 円筒形電池の
トリクル充電受入特性
について規定。

追加 JT 円筒形電池専用の条件を追

加。

我が国で普及している JT 円筒形

電池を追加。IEC に提案中。

7.10.2  直流内部抵抗の
測定について規定。

 7.10.2

JIS

と同じ。

追加

表 21 の電池の分類に KRJ 円筒

形電池を追加。

我が国で普及している J 及び JT

円筒形電池を追加。

IEC

に提案中。

9  形式検
査及び受
渡検査

形式検査及び受渡検査

の内容は,供給者と購
入者との間で取り決め
ることについて規定。

 9  −

追加

形 式 検 査 及 び 受 渡 検 査の 内容

は,供給者と購入者との間で取
り決めることを追加。

JIS

は購入者の利益を重んじ,供

給者と購入者との間での取決め
を優先。IEC に提案中。 

9.1.2  円 筒 形 電 池 及 び
ボタン形電池の形式検
査 の 手 順 に つ い て 規

定。

 9.1.2

円筒形電池及びボタン形
電池の形式検査の手順に
ついて規定。

追加

表 23 の試験項目に J 円筒形電池
を追加。

我が国で普及している J 円筒形電
池を追加。IEC に提案中。

9.2  受渡検査 
受渡検査の推奨する試
験 の 手 順 に つ い て 規
定。

 9.2 受渡検査の推奨する試験

の手順について規定。

追加

表 25 の C 区分の条項(開路電

圧及び極性)に“取決めによる。

を追加。

JIS

は購入者の利益を重んじるた

め,

“取決めによる。

”という記載

を追加することを IEC に提案す
る。

 
 
 

29

C

 870

5


20
1

2


(I)JIS の規定

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

箇条番号

及び題名

内容

(II) 
国際規
格番号

箇条番号

内容

箇条ごと

の評価

技術的差異の内容

(V)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

9A  取 扱
い上の注
意事項

注意事項を電池本体,

取扱説明書などで表示
することを規定。

追加

JIS

は取扱い上の注意事項とし

て 8 項目を規定。

JIS

は,購入者の危険性を回避す

るための取扱い上の注意事項を
規 定 し , 2003 年 に 発 行 さ れ た

IEC/TR 62188

に同内容を反映。

9B  電 池
の再生資
源化への

依頼

電池の再生資源化促進
のためのマーク表示及
び 協 力 依 頼 の た め の

“文章”表示の推奨。

追加

再生資源化促進のための依頼表
示を追加。

資源有効利用促進法を考慮し追
加。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:IEC 61951-1:2006,MOD

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

    −  削除……………… 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。

    −  追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
    −  変更……………… 国際規格の規定内容を変更している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

    −  MOD……………  国際規格を修正している。

30

C

 870

5


2

012