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C 8282-2-6

:2007 (IEC 60884-2-6:1997)

(1)

目  次

ページ

序文

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

2

3

  用語及び定義

2

4

  一般要求事項

2

5

  試験に関する一般注意事項

2

6

  定格

3

7

  分類

3

8

  表示

3

9

  寸法検査

4

10

  感電に対する保護

4

11

  接地接続の手段

5

12

  端子及び終端

5

13

  固定形コンセントの構造

5

14

  プラグ及び可搬形コンセントの構造

6

15

  インターロックされたコンセント

6

16

  耐劣化性,外郭による保護及び耐湿性

7

17

  絶縁抵抗及び耐電圧

8

18

  接地極の動作

8

19

  温度上昇

8

20

  開閉容量

8

21

  通常動作

8

22

  プラグを引き抜くのに必要な力

9

23

  可とうケーブル及びその接続

9

24

  機械的強度

9

25

  耐熱性

9

26

  ねじ,通電部及び接続部

9

27

  沿面距離,空間距離及びシーリングコンパウンドを通しての絶縁距離

9

28

  絶縁材料の耐過熱性,耐火性及び耐トラッキング性

9

29

  耐腐食性

10

30

  絶縁スリーブ付きピンの追加試験

10

参考文献

11


C 8282-2-6

:2007 (IEC 60884-2-6:1997)

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本

工業規格である。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は

もたない。

JIS C 8282

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS

C

8282-1

第 1 部:通則

JIS

C

8282-2-1

第 2-1 部:ヒューズ付きプラグの個別要求事項

JIS

C

8282-2-2

第 2-2 部:機器用コンセントの個別要求事項

JIS

C

8282-2-3

第 2-3 部:固定配線用インターロックをもたないスイッチ付きコンセントの個別要求

事項

JIS

C

8282-2-5

第 2-5 部:アダプタの個別要求事項

JIS

C

8282-2-6

第 2-6 部:固定配線用インターロックをもつスイッチ付きコンセントの個別要求事項

JIS

C

8282-2-11

第 2-11 部:引掛形などの接続器の個別要求事項


日本工業規格

JIS

 C

8282-2-6

:2007

(IEC 60884-2-6

:1997

)

家庭用及びこれに類する用途の

プラグ及びコンセント−

第 2-6 部:固定配線用インターロックをもつ

スイッチ付きコンセントの個別要求事項

Plugs and socket-outlets for household and similar purposes

Part 2-6: Particular requirements for switched socket-outlets with interlock

for fixed electrical installations

序文

この規格は,1997 年に第 1 版として発行された IEC 60884-2-6 を基に,技術的内容及び対応国際規格の

構成を変更することなく作成した日本工業規格であり,JIS C 8282-1:2007  (家庭用及びこれに類する用途

のプラグ及びコンセント−第 1 部:通則)と併読する規格である。

1

適用範囲

この規格は,家庭用及びこれに類する用途の交流専用の固定電気設備用のインターロック付きスイッチ

式コンセントで,定格電圧が 50 V を超え 440 V 以下,定格電流が 32 A 以下の接地極付き又は接地極なし

で,屋内用又は屋外用のものに適用する。

この規格に基づくインターロック付きスイッチ式コンセントは,完成ユニットとして供給される JIS C 

8282-1

に基づくコンセント,JIS C 8281-1:2003 及び/又は JIS C 8281-2-1:2004 に基づくスイッチ付きイン

ターロックの組合せによって構成される。

ねじなし端子付固定形アクセサリの定格電流は,最大 16 A を限度とする。

この規格は,埋込形取付ボックスの要求事項は扱っていない。

ただし,この規格は,コンセントの試験に必要となる露出形取付ボックスに関する要求事項は扱う。

注記 1  取付ボックスの一般要求事項は,JIS C 8462 で扱う。

注記 2  JIS C 8211JIS C 8221,及び JIS C 8222 に基づく装置を組み込んでいるインターロックコン

セントは,この規格では扱わない。関係する場合には,この規格は,これらのアクセサリの要

求事項及び試験のガイドとして使用できる。

この規格は,次のコンセントには適用しない。

−  産業用途のインターロックコンセント

−  SELV(安全特別低電圧)用のインターロックコンセント

この規格に適合するアクセサリは,通常 25  ℃以下で,時々35  ℃に達する周囲温度で使用するのに適し

ている。


2

C 8282-2-6

:2007 (IEC 60884-2-6:1997)

注記 3   この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

IEC 60884-2-6:1997

,Plugs and socket-outlets for household and similar purposes−Part 2-6: Particular

requirements for switched socket-outlets with interlock for fixed electrical installations (IDT)

なお,対応の程度を表す記号(IDT)は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,一致していることを示す。

2

引用規格

この規格で用いる引用規格は,JIS C 8282-1 によるほか,次による。

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。

これらの引用規格は,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。

)は適用しない。

JIS C 8281-1

:2003  家庭用及びこれに類する用途の固定電気設備用スイッチ−第 1 部:通則

注記  対応国際規格:IEC 60669-1 : 2000, Switches for household and similar fixed-electrical installations

−Part 1 : General requirements (MOD)

JIS C 8281-2-1

:2004  家庭用及びこれに類する用途の固定電気設備用スイッチ−第 2-1 部:電子スイ

ッチの個別要求事項

注記  対応国際 規格: IEC 60669-2-1 : 2002, Switches for household and similar fixed electrical

installations

−Part 2-1 : Particular requirements−Electronic switches (MOD)

JIS C 8282-1:2007 :

家庭用及びこれに類する用途のプラグ及びコンセント−第 1 部:通則

注記  対応国際規格:IEC 60884-1 : 2002, Plugs and socket-outlets for household and similar purposes−

Part 1 : General requirements (MOD)

3

用語及び定義

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS C 8282-1 によるほか,次による。

3.101

インターロック  (interlock)

プラグをコンセントに適切に差し込む前に,プラグのピン及び/又は接点が充電することを防止し,ピ

ン及び/又は接点が充電中にプラグを引き抜くことを防止する,又はプラグを引き抜く前にコンセントの

接点を充電部でなくす電気的,電子的,機械的又はこれらの組合せによる装置。

3.102

インターロック付きスイッチ式コンセント  (switched socket-outlet with interlock)

インターロック付きのコンセントを制御する統合スイッチ装置をもつコンセントで構成する工場組立ユ

ニット。

3.103

保持装置  (retaining device)

プラグが適切に差し込まれている場合に,プラグをその位置に保持し,意図せずに引き抜かれることを

防止する機械的機構。

4

一般要求事項

一般要求事項は,JIS C 8282-の箇条 による。

5

試験に関する一般注意事項


3

C 8282-2-6

:2007 (IEC 60884-2-6:1997)

試験に関する一般注意事項は,JIS C 8282-1 の箇条 によるほか,次による。

5.4

JIS C 8282-1

の 5.4 によるほか,次による。

(第 4 段落の後に次を追加)

箇条 15 の試験のために,三つの追加の試験品が必要になる場合がある。

6

定格

定格は,JIS C 8282-1 の箇条 による。

7

分類

分類は,JIS C 8282-1 の箇条 によるほか,次による。

7.2

JIS C 8282-1

の 7.2 によるほか,次による。

7.2.101

インターロック付きスイッチ式コンセントは,次のように分類する。

7.2.101.1

スイッチの作動方法に基づく分類:

−  回転

−  タンブラー

−  ロッカー

−  押しボタン

−  接触

−  近接

−  光

−  音響

−  その他の外部の影響

7.2.101.2

スイッチの極の数に基づく分類:

−  単極

−  二極

−  三極

−  中性の極を備えた三極

7.2.101.3

インターロックの種類に基づく分類:

−  機械的

−  電気的

−  電子的

−  上記の任意の組合せ

7.2.101.4

保持装置に基づく分類:

−  保持装置なし

−  保持装置あり

8

表示

表示は,JIS C 8282-1 の箇条 によるほか,次による。

8.1

JIS C 8282-1

の 8.1 によるほか,次による。

注記 の前に次を追加)


4

C 8282-2-6

:2007 (IEC 60884-2-6:1997)

−  該当する場合は,ミニギャップ構成の記号

−  該当する場合は,マイクロギャップ構成の記号

−  該当する場合は,半導体スイッチ装置の記号

8.2

JIS C 8282-1

の 8.2 によるほか,次による。

注記の前に次を追加)

−  ミニギャップ構成    ………………………………………… m

−  マイクロギャップ構成    …………………………………… µ

−  半導体スイッチ装置    ………………………………………(検討中)

−  “オフ位置”    ………………………………………………  ○

−  “オン位置”    ………………………………………………  |

8.101

接続方法が重要ではないか,自明であるか,配線図に示す場合を除き,相導体の接続を目的とす

るインターロック付きスイッチ式コンセントの端子は,識別しなければならない。当該識別は,文字 L の

形式とし,複数の端子の場合は,文字 L

1

,L

2

,L

3

などを使用する。これには,関連する端子を指す矢印を

付けることができる。

又は,当該端子の表面を裸の黄銅又は銅とし,その他の端子を別の色の金属層(めっき)で覆う。

これらの識別は,ねじ又はその他の簡単に取り外すことができる部品に表示してはならない。

8.102

インターロック付きスイッチ式コンセントは,異なる位置又は実際のスイッチ位置に対するアク

チュエータ(作動部材)の動きの方向を明確に示すように,表示しなければならない。

当該識別は,通常の使用時にカバー又はカバープレートで覆われるインターロック付きスイッチ式コン

セントでもはっきりと見えるようにしなければならない。カバー又はカバープレートにこれらの識別を表

示する場合は,表示が不正確になるような位置にカバー又はカバープレートを取り付けることができては

ならない。

操作手段の移動方向を示すために,記号“○”及び“|”を使用してもよい。

“オン”位置を示す短い直線は,回転式スイッチでは放射状とし,タンブラスイッチ及びロッカスイッ

チではドリーの回転軸に対して垂直とし,押しボタンスイッチでは意図した位置に垂直に取り付けた場合

に垂直としなければならない。

9

寸法検査

寸法検査は,JIS C 8282-1 の箇条 による。

10

感電に対する保護

感電に対する保護は,JIS C 8282-1 の箇条 10 によるほか,次による。

10.101

インターロック付きスイッチ式コンセントの操作スイッチ用のノブ,操作レバー,押しボタン,

ロッカなどは,絶縁材料製でなければならない。ただし,それぞれの接触可能な金属部を二重絶縁若しく

は強化絶縁によって機構の金属部品から分離している場合又は接地極のあるインターロック付きスイッチ

式コンセントを正しく接地している場合は,この限りではない。

適否は,目視検査並びに箇条 17 及び箇条 21 の試験によって判定する。

注記  “二重絶縁”及び“強化絶縁”の用語の定義については,IEC 60536:1976 を参照。

10.102

充電部から絶縁していないドリーの軸若しくはピボット又はロッカの軸若しくはピボットのよう

なスイッチ機構の金属部品は,外郭から突き出てはならない。


5

C 8282-2-6

:2007 (IEC 60884-2-6:1997)

適否は,目視検査によって判定する。必要に応じて,アクチュエータを取り除き又は壊す。

アクチュエータを壊す必要がある場合,適否は箇条 28 の試験の後に判定する。

10.103

ドリーの軸若しくはピボット又はロッカの軸若しくはピボットのようなスイッチ機構の金属部品

は,通常使用するようにインターロック付きスイッチ式コンセントを取り付けたときに,接触可能であっ

てはならない。

また,これらの金属部品は,接触可能な金属部から絶縁しなければならない。これには,通常金属ボッ

クスに取り付けられる埋込形インターロック付きスイッチ式コンセントのベースを支える金属フレームを

含む。さらに,ベースをその支持材に固定するために使用するねじからも,絶縁しなければならない。

沿面距離又は空間距離が,JIS C 8282-1 の 27.1 で指定する値の 2 倍以上になるように機構の金属部品を

充電部から分離している場合又はその代わりに接地極を備えたインターロック付きスイッチ式コンセント

を正しく接地している場合は,この追加要求事項は適用しない。

適否は,目視検査によって判定する。必要に応じて,箇条 17 及び箇条 20 の計測及び試験を行う。

11

接地接続の手段

接地接続の手段は,JIS C 8282-1 の箇条 11 による。

12

端子及び終端

端子及び終端は,JIS C 8282-1 の箇条 12 による。

13

固定形コンセントの構造

固定形コンセントの構造は,JIS C 8282-1 の箇条 13 によるほか,次による。

13.101

スイッチは,コンセントの極の数に一致するような構造にしなければならない。ただし,中性極

を切り替えないスイッチ付きコンセントの中性極を除く。

接地接点は,極とはみなさない。また,接地回路は,スイッチで切り替えてはならない。

スイッチ操作部の位置は,対応する一つ又は複数のプラグの適切な挿入を妨げたり,プラグの挿入によ

ってその正しい動作が妨げられないように配置しなければならない。

注記  これは,プラグ及びコンセントのシステムに関する適切なスタンダードシートを参照すること

によって確認できる。

適否は,目視検査及び手による試験によって判定する。

13.102

  回転スイッチのノブは,機構を操作するシャフト又は部品に確実に連結しなければならない。

適否は,次の試験によって判定する。

100 N

の軸方向の引張り力を,ノブに 1 分間加える。

この後,操作が一方向だけのスイッチのノブを,可能な場合には,無理な力を加えずに,反対方向に 100

回まわす。

試験中に,ノブが外れてはならない。

13.103

  スイッチのアクチュエータは,開放したとき,自動的に可動接点に対応する位置に追従しなけれ

ばならない。ただし,単一押しボタンスイッチの場合,アクチュエータは,単一の静止位置を占めてもよ

い。


6

C 8282-2-6

:2007 (IEC 60884-2-6:1997)

13.104

  スイッチは,可動接点が“オン”又は“オフ”の位置だけに静止できるような構造にしなければ

ならない。ただし,アクチュエータの中間位置に対応し,固定接点と可動接点との間の絶縁が十分な場合

は,中間位置を許容する。

中間位置にある場合に,固定接点と可動接点との間の絶縁は,スイッチギャップ間に,周波数 50 Hz 又

は 60 Hz の実質的に正弦波の電圧を 1 分間かけることによって検査する。試験電圧は,定格電圧が 130 V

以下のインターロック付きスイッチ式コンセントは 1 250 V,定格電圧が 130 V を超えるインターロック付

きスイッチ式コンセントは 2 000 V とする。

13.103

及び 13.104 の要求事項への適否は,目視検査,手による試験及び中間位置のあるスイッチは上記

の電気試験によって判定する。

13.105

  スイッチは,ゆっくりと操作した場合に,過度なアーク放電が発生することがないような構造で

なければならない。

適否は,箇条 21 の試験の後で,スイッチによって回路を更に 10 回遮断し,アクチュエータを 2 秒間か

けて手でゆっくりと動かし,可能な場合には,可動接点を中間位置で停止し,次にアクチュエータを解放

することによって,判定する。

試験中,持続するアーク放電が発生してはならない。

13.106

  複数の極を操作するスイッチを備えたインターロック付きスイッチ式コンセントは,実質的に同

時にすべての極を接続及び遮断しなければならない。ただし,複数の極を操作し,中性極の開閉を行うス

イッチの場合,中性の極は,ほかの極の後に接続したり,ほかの極の前に遮断してはならない。

適否は,目視検査及び手による試験によって判定する。

13.107

  設置のためにカバー又はカバープレートを取り外すことができる場合,機構の動作は,当該カバ

ー又はカバープレートの有無に無関係でなければならない。

適否は,カバー又はカバープレートなしで,インターロック付きスイッチ式コンセントのスイッチをラ

ンプに直列に接続し,無理な力を加えずにアクチュエータを通常どおり押すことによって判定する。

試験中に,ランプが点滅してはならない。

14

プラグ及び可搬形コンセントの構造

プラグ及び可搬形コンセントの構造は,この規格では規定しない。

15

インターロックされたコンセント

インターロックされたコンセントは,この規格による。

インターロック付きスイッチ式コンセントは,その刃受けが充電中の間は,プラグの挿入及び引き抜き

ができてはならない。また,コンセントの刃受けは,プラグがほぼ完全にかん(嵌)合するまでは充電し

ない構造でなければならない。

適否は,箇条 21 の試験の後に,適用できる場合,15.1 又は 15.2 の試験を実施することによって判定す

る。

15.1

  保持装置のないインターロック付きスイッチ式コンセントは,次によらなければならない。

−  プラグを抜くときに,プラグのピンがコンセントのソケット接点から離れる前,又はそれと実質的に

同時に遮断するように,スイッチの可動接点がコンセントと機械的に連結する構造とする。

−  適切なプラグを差し込んだ後に,インターロックが正しく動作するように設計する。

−  インターロックの動作が,プラグの通常の摩耗によって損なわれないように設計する。


7

C 8282-2-6

:2007 (IEC 60884-2-6:1997)

適否は,15.1.1 及び箇条 21 の試験によって判定する。

15.1.1

インターロック付きスイッチ式コンセントは,

図 101 に示すように接続する。

試験は,次のように行う。

プラグを差し込まずに,スイッチ装置を閉じようとしたときに,スイッチ接点が閉じてはならない。

これは,コンセントの供給端子と接触組立部品との間の導通試験によって判定する。

図 101 のように接続したプラグを差し込み,次にスイッチ装置を閉じる。ランプ A1 は,点灯してはな

らず,ランプ A2 は点灯しなければならない。

次に,最も望ましくない方向に,ゆっくりとプラグを引き抜いたとき,ランプ A1 は,点灯しなければ

ならない。

以上の条件を満たした場合に,試験に合格したとみなす。

注記 1  ランプ A1 の点灯中に,ランプ A2 の輝度が低下することがある。

注記 2  ランプの点灯時間をはっきりと確認できない場合は,オシロスコープを使用して試験を繰り

返してもよい。

上記の試験は,三つの試験品に対して各 3 回行う。

注記 3  この試験用に,製造業者が特別に用意した試験品を使用してもよい。

15.2

保持装置を備えたインターロック付きスイッチ式コンセントは,次によらなければならない。

−  インターロックがスイッチ装置の動作と機械的に連動し,接点の充電中にプラグをコンセントから

引き抜いたり,スイッチ装置が ON の位置にあるときにプラグを差し込むことができないような構

造にする。

−  補完アクセサリ付で,インターロックが正しく動作するように設計する。

適否は,目視検査,手による試験及び 15.2.1 の試験によって判定する。

15.2.1

プラグをコンセントにロックする機械的な保持装置を備えたインターロック付きスイッチ式コン

セントは,次の試験を行う。

機械的な保持装置をロック位置にして,インターロック付きスイッチ式コンセントに差し込んだ適切な

プラグに軸方向の引張り力を加える。インターロック付きスイッチ式コンセントは,刃受けの軸が垂直に

なり,プラグのピンを差し込む穴が下を向くように,JIS C 8282-1 

図 18 に示す装置の取付板 A に固定す

る。

関連するスタンダードシートに基づく試験プラグは,精細に研磨した硬化鋼鉄のピンをもち,各ピンは,

それぞれの有効長にわたって表面の粗さが 0.8 µm 以下で,許容差±0.05 mm の公称寸法で配置する。

丸いピンの直径又は他の種類のピンの接触面間の距離は,許容差

0.01

0

+

mm

で,関連するスタンダードシ

ートに示す最低寸法による。

ピンは,使用する前に潤滑油をふき取る。

試験プラグは,10 回コンセントに抜き差しする。次に,再び差し込み,適切な締め具 D によっておもり

を付ける。プラグ,締め具及び基材の総質量によって,120 N の引張り力を加える。

試験中に,プラグがコンセントから外れてはならず,機械的な保持装置は,ロック位置にとどまらなけ

ればならない。

試験後に,

インターロック付きスイッチ式コンセントは,

この規格の意味する損傷が生じてはならない。

この試験の目的から,接地接点は一つの極とみなす。

16

耐劣化性,外郭による保護及び耐湿性


8

C 8282-2-6

:2007 (IEC 60884-2-6:1997)

耐劣化性,外郭による保護及び耐湿性は,JIS C 8282-1 の箇条 16 による。

17

絶縁抵抗及び耐電圧

絶縁抵抗及び耐電圧は,JIS C 8282-1 の箇条 17 によるほか,次による。

17.1

  (この項の最後に次を追加)

17.1.1

の g)及び h)で,絶縁抵抗は,2 MΩ未満であってはならない。

17.1.1

注記 の前の段落を次に置換)

インターロック付きスイッチ式コンセントのスイッチは,次の部分間の絶縁抵抗を連続して測定する。

f)

  スイッチを“オン”の位置にして,互いに接続したすべての極と本体との間

g)

  スイッチを“オン”の位置にして,各極と本体に接続したその他のすべての極との間を順次

h)

  スイッチを“オフ”の位置にして,スイッチが“オン”の位置にある場合に互いに電気的に接続され

る端子の間

用語“器体”には,人が触れる金属部,埋込形インターロック付きスイッチ式コンセントのベースを支

える金属フレーム,操作用キー,人が触れる外部部分の外側表面及び絶縁材料製の操作用キーに接触する

金属はく(箔)

,コードの固定点,スイッチを操作するチェーン又はロッド,固定ねじ(ベース,カバー又

はカバープレートを固定するもの)

,外側にある組立ねじ,接地端子及び充電部から絶縁する必要がある機

構部の金属部分を含む(10.102 参照)

18

接地極の動作

接地極の動作は,JIS C 8282-1 の箇条 18 による。

19

温度上昇

温度上昇は,JIS C 8282-1 の箇条 19 による。

20

開閉容量

開閉容量は,JIS C 8282-1 の箇条 20 によるほか,次による。

20.101

インターロック付きスイッチ式コンセントに組み込まれるスイッチは,JIS C 8281-1 又は JIS C 

8281-2-1

に従わなければならない。

21

通常動作

通常動作は,この規格による。

インターロック付きスイッチ式コンセントは,過度な摩耗又はその他の有害な影響,通常の使用で生じ

る機械的,電気的及び熱的ストレスに耐えなければならない。

適否は,次の試験によって判定する。

a)

  スイッチは,JIS C 8281-1 又は JIS C 8281-2-1 の適切な条項に適合する。

b)

  試験品は,インターロック装置を動作させ,力率 0.8±0.05 の定格電圧及び定格電流で,5 000 負荷サ

イクルを実行することによって検査する。

試験中,試験品に潤滑油を使用せず,試験品は,正しく機能しなければならない。

試験後に,試験電流を定格電流値に下げた状態で,試験品は,箇条 17 に規定する耐電圧試験及び箇条

19

に規定する温度上昇試験に耐えなければならない。


9

C 8282-2-6

:2007 (IEC 60884-2-6:1997)

以上の試験の後で,試験品に次の状況が生じてはならない。

−  その後の使用を妨げる摩耗

−  アクチュエータの位置が示されている場合,アクチュエータの位置と可動接点との位置間の不一致

−  スイッチが動作しなくなるか,箇条 10 の要求事項を満たさなくなるほどの外郭,絶縁裏打又は隔壁の

劣化

−  電気的又は機械的接触の緩み

−  シーリングコンパウンドの漏出

−  スイッチの可動接点の相対的な移動

JIS C 8282-1

の 16.3 に基づく湿度処理は,この細則の耐電圧試験の前には繰り返さない。

次に,箇条 15 の試験を行い,インターロック機構を確認する。

22

プラグを引き抜くのに必要な力

プラグを引き抜くのに必要な力は,JIS C 8282-1 の箇条 22 によるほか,次による。

(第 3 段落の下に次の

注記を追加)

注記  保持装置を備えたインターロック付きスイッチ式コンセントは,保持装置のロックを解除して

試験を行う。

23

可とうケーブル及びその接続

可とうケーブル及びその接続は,この規格では規定しない。

24

機械的強度

機械的強度は,JIS C 8282-1 の箇条 24 による。

25

耐熱性

耐熱性は,JIS C 8282-1 の箇条 25 による。

26

ねじ,通電部及び接続部

ねじ,通電部及び接続部は,JIS C 8282-1 の箇条 26 による。

27

沿面距離,空間距離及びシーリングコンパウンドを通しての絶縁距離

沿面距離,空間距離及びシーリングコンパウンドを通しての絶縁距離は,JIS C 8282-1 の箇条 27 による

ほか,次による。

27.101

インターロック付きスイッチ式コンセントに組み込まれるスイッチで,沿面距離,空間距離及び

シーリングコンパウンドを通じての距離は,JIS C 8281-1 又は JIS C 8281-2-1 の関連条項に従わなければ

ならない。

適否は,測定によって判定する。

28

絶縁材料の耐過熱性,耐火性及び耐トラッキング性

絶縁材料の耐過熱性,耐火性及び耐トラッキング性は,JIS C 8282-1 の箇条 28 による。


10

C 8282-2-6

:2007 (IEC 60884-2-6:1997)

29

耐腐食性

耐腐食性は,JIS C 8282-1 の箇条 29 による。

30

絶縁スリーブ付きピンの追加試験

絶縁スリーブ付きピンの追加試験は,この規格では規定しない。

図 10115.1 の試験用回路


11

C 8282-2-6

:2007 (IEC 60884-2-6:1997)

参考文献

JIS C 8211

:2004  住宅及び類似設備用配線用遮断器

注記    対応国際規格:IEC 60898-1:2002,Electrical accessories−Circuit-breakers for overcurrent

protection for household and similar installations Part 1: Circuit-breakers for a.c. operation (MOD)

JIS C 8221

:2004  住宅及び類似設備用漏電遮断器−過電流保護装置なし (RCCBs)

注記    対応国際規格:IEC 61008-1:1996,Residual current operated circuit-breakers without integral

overcurrent protection for household and similar uses (RCCBs)

−Part 1: General rules (MOD)

JIS C 8222

:2004  住宅及び類似設備用漏電遮断器−過電流保護装置付き (RCBOs)

注記    対応国際規格:IEC 61009-1:1996,Residual current operated circuit-breakers with integral

overcurrent protection for household and similar uses (RCBOs)

−Part 1: General rules (MOD)

JIS C 8462

:1999  家庭用及びこれに類する用途の固定電気設備アクセサリのエンクロージャに関する一

般要求事項

注記    対応国際規格:IEC 60670 : 1989,General requirements for enclosures for accessories for household

and similar fixed electrical installations (IDT)

IEC 60536

:1976,Classification of electrical and electronic equipment with regard to protection against electric

shock