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C 8281-2-1

:2012

(1)

目  次

ページ

序文 

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

2

3

  用語及び定義 

4

4

  一般要求事項 

8

5

  試験に関する一般注意事項 

8

6

  定格

8

7

  分類

9

8

  表示

10

9

  寸法検査

12

10

  感電に対する保護

12

11

  接地接続の手段 

14

12

  端子

14

13

  構造

14

14

  機構

16

15

  耐老化性,防水性及び耐湿性

16

16

  絶縁抵抗及び耐電圧

16

17

  温度上昇 

16

18

  開閉容量 

19

19

  平常動作 

21

20

  機械的強度 

23

21

  耐熱性

23

22

  ねじ,通電部及び接続部 

23

23

  沿面距離,空間距離及びシーリングコンパウンドを通しての絶縁距離

23

24

  絶縁材料の耐過熱性,耐火性及び耐トラッキング性 

25

25

  耐腐食性 

25

26

  電磁環境両立性(EMC

25

26.1

  イミュニティ 

25

26.2

  エミッション 

29

101

  異常状態 

29

102

  部品

32

102.1

  ヒューズ 

33

102.2

  コンデンサ 

33

102.3

  抵抗器 

33

102.4

  自動保護装置(ヒューズを除く) 

33


C 8281-2-1

:2012  目次

(2)

ページ

102.5

  変圧器(トランス) 

35

附属書 A(規定)試験に必要な試験品の一覧表

36

附属書 B(規定)可とうケーブルのための保持器具及びアウトレットをもつスイッチの追加規定 

37

附属書 AA(参考)電子スイッチの形式及び機能の例

38

附属書 JA(参考)JIS と対応国際規格との対比表 

39


C 8281-2-1

:2012

(3)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本配線

器具工業会(JEWA)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正

すべきとの申出があり,

日本工業標準調査会の審議を経て,

経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS C 8281-2-1:2004 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

JIS C 8281

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS C 8281-1

第 1 部:一般要求事項

JIS C 8281-2-1

第 2-1 部:電子スイッチの個別要求事項

JIS C 8281-2-2

第 2-2 部:電磁遠隔制御式スイッチ(RCS)の個別要求事項

JIS C 8281-2-3

第 2-3 部:遅延スイッチ(TDS)の個別要求事項


日本工業規格

JIS

 C

8281-2-1

:2012

家庭用及びこれに類する用途の固定電気設備用

スイッチ−第 2-1 部:電子スイッチの個別要求事項

Switches for household and similar fixed electrical installations-

Part 2-1:Particular requirements-Electronic switches

序文 

この規格は,2002 年に第 4 版として発行された IEC 60669-2-1 及び Amendment 1 (2008)を基に,我が国

固有の電線サイズ,定格電圧などを追加し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。この規

格は,JIS C 8281-1 の関連する各章の規定と併せて適用しなければならない。JIS C 8281-1 に追加する箇

条・細分箇条,図,表,注記などを,100 番台の番号で示す。ただし,追補(amendment)については,編

集し,一体とした。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一

覧表にその説明を付けて,

附属書 JA に示す。

適用範囲 

適用範囲は,JIS C 8281-1 の箇条 を,次に置き換える。

この規格は,家庭用及びこれに類する用途の屋内用又は屋外用の,固定電気設備に取り付ける電子スイ

ッチ及びそれに関連する電子式拡張ユニット(子器)に適用する。

この規格は,ランプ回路操作用,モータ回路操作用,ランプの照度制御(調光器)用,モータ(例えば,

換気扇に用いるもの)の速度制御用,その他の目的(例えば,暖房設備の温度制御)の電子スイッチで,

交流の定格電圧が 250 V 以下,かつ,定格電流が 16 A 以下のものに適用する。

上記の操作及び/又は制御は,人の意図的な接触,接近,回転,光,音,熱,その他の方法を用いて,

操作部,検出面又は検出装置を通じて行う。

この規格は,操作及び/又は制御が,光,温度,湿度,時間,風速,人体検知など,物理量の変化によ

って起動する自動機能を組み込んだ一般用電子スイッチにも適用する。

この規格は,埋込形電子スイッチ用の取付ボックスを除く,電子スイッチ用の取付ボックスにも適用す

る。

この規格は,定格電圧が 440 V 以下,かつ,定格電流が 25 A 以下の家庭用及びこれに類する用途の固定

電気設備用スイッチで,屋内用又は屋外用の電子 RCS(遠隔制御式スイッチ)及び電子 TDS(遅延スイッ

チ)にも適用する。

注記 1  抵抗器,コンデンサ,インダクタ,PTC 部品・NTC 部品,バリスタ,プリント配線板,コネ

クタなど,受動部品だけを含むスイッチは,電子スイッチとはみなさない。

注記 2  電子スイッチは,交流又は直流の定格制御電圧による制御回路をもってもよい。

この規格に適合する電子スイッチは,通常は 25  ℃以下,一時的に 35  ℃に達する周囲温度で使用するの


2

C 8281-2-1

:2012

に適する。

船舶,自動車などの中のような特別な条件がある場所及び爆発が起こるような危険な場所では,特別な

構造を要求する場合がある。

注記 3  この規格は,機器に組み込むように設計した装置,特別な機器とともに出荷するための装置,

並びに JIS C 9730 の規格群及び JIS C 4526-1 の適用範囲に入る装置には適用しない。

電子スイッチの形式及び機能の例を,

附属書 AA に示す。

注記 4  主回路に機械式スイッチを含まない電子スイッチは,

“切”の状態でも完全な開路状態とはみ

なさない。したがって,負荷側の回路は,充電部であるとみなす。

注記 5  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

IEC 60669-2-1:2002

,Switches for household and similar fixed electrical installations−Part 2-1:

Particular requirements−Electronic switches 及び Amendment 1:2008(MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“修正している”

ことを示す。

引用規格 

引用規格は,JIS C 8281-1 の箇条 によるほか,次による。

JIS C 0922

  電気機械器具の外郭による人体及び内部機器の保護−検査プローブ

注記  対応国際規格:IEC 61032,Protection of persons and equipment by enclosures−Probes for

verification(IDT)

JIS C 2814-2-1

  家庭用及びこれに類する用途の低電圧用接続器具−第 2-1 部:ねじ形締付式接続器具

の個別要求事項

注記  対応国際規格:IEC 60998-2-1,Connecting devices for low-voltage circuits for household and

similar purposes−Part 2-1: Particular requirements for connecting devices as separate entities with

screw- type clamping units(MOD)

JIS C 3215-0-1:1999

  巻線個別規格−第 0 部:一般特性−第 1 節:エナメル銅線

注記  対応国際規格:IEC 60317-0-1:1997,Specifications for particular types of winding wires−Part 0:

General requirements−Section 1: Enamelled round copper wire(MOD)

JIS C 3662-1:2009

  定格電圧 450/750 V 以下の塩化ビニル絶縁ケーブル−第 1 部:通則

JIS C 3662-5:2009

  定格電圧 450/750 V 以下の塩化ビニル絶縁ケーブル−第 5 部:可とうケーブル(コ

ード)

注記  対応国際規格:IEC 60227-5:1997,Polyvinyl chloride insulated cables of rated voltages up to and

including 450/750 V−Part 5: Flexible cables (cords)(MOD)

JIS C 3663-1:2010

  定格電圧 450/750 V 以下のゴム絶縁ケーブル−第 1 部:通則

JIS C 4003:2010

  電気絶縁−熱的耐久性評価及び呼び方

注記  対応国際規格:IEC 60085:1984,Thermal evaluation and classification of electrical insulation

(MOD)

JIS C 5101-14:2009

  電子機器用固定コンデンサ−第 14 部:品種別通則:電源用電磁障害防止固定コ

ンデンサ

注記  対応国際規格:IEC 60384-14:1993,Fixed capacitors for use in electronic equipment−Part 14:

Sectional specification: Fixed capacitors for electromagnetic interference suppression and connection


3

C 8281-2-1

:2012

to the supply mains(IDT)

JIS C 6065:2009

  オーディオ,ビデオ及び類似の電子機器−安全性要求事項

注記  対 応 国 際 規 格 : IEC 60065:2001 , Audio, video and similar electronic apparatus − Safety

requirements(MOD)

JIS C 6575

(規格群)  ミニチュアヒューズ

注記  対応国際規格:IEC 60127 (all parts),Miniature fuses(MOD)

JIS C 8281-1:2011

  家庭用及びこれに類する用途の固定電気設備用スイッチ−第 1 部:一般要求事項

注記  対応国際規格:IEC 60669-1:2007,Switches for household and similar fixed-electrical installations

−Part 1: General requirements(MOD)

JIS C 8281-2-2:2012

  家庭用及びこれに類する用途の固定電気設備用スイッチ−第 2-2 部:電磁遠隔制

御式スイッチ(RCS)の個別要求事項

注記  対応国際規格:IEC 60669-2-2:2006,Switches for household and similar fixed electrical installations

−Part 2-2: Paticular requirements−Electromagnetic remote-control switches (RCS)(MOD)

JIS C 8281-2-3:2012

  家庭用及びこれに類する用途の固定電気設備用スイッチ−第 2-3 部:遅延スイッ

チ(TDS)の個別要求事項

注記  対応国際規格:IEC 60669-2-3:2006,Switches for household and similar fixed electrical installations

−Part 2-3: Particular requirements−Time-delay switches (TDS)(MOD)

JIS C 9730

(規格群)  家庭用及びこれに類する用途の自動電気制御装置

注記  対応国際規格:IEC 60730 (all parts),Automatic electrical controls for household and similar use

(MOD)

JIS C 60664-1:2009

  低圧系統内機器の絶縁協調−第 1 部:基本原則,要求事項及び試験

注記  対応国際規格:IEC 60664-1:2007,Insulation coordination for equipment within low-voltage

systems−Part 1: Principles, requirements and tests(IDT)

JIS C 60664-3:2009

  低圧系統内機器の絶縁協調−第 3 部:汚損保護のためのコーティング,ポッティ

ング及びモールディングの使用

注記  対応国際規格:IEC 60664-3,Insulation coordination for equipment within low-voltage systems−

Part 3: Use of coating, potting or moulding for protection against pollution(IDT)

JIS C 61000-3-2:2011

  電磁両立性−第 3-2 部:限度値−高調波電流発生限度値(1 相当たりの入力電

流が 20 A 以下の機器)

注記  対応国際規格:IEC 61000-3-2:2000,Electromagnetic compatibility (EMC)−Part 3-2: Limits−

Limits for harmonic current emissions (equipment input current 16 A per phase)(MOD)

JIS C 61000-4-2:1999

  電磁両立性−第 4 部:試験及び測定技術−第 2 節:静電気放電イミュニティ試

注記  対応国際規格:IEC 61000-4-2:1995,Electromagnetic compatibility (EMC)−Part 4: Testing and

measurement techniques−Section 2: Electrostatic discharge immunity test(IDT)

JIS C 61000-4-3:2005

  電磁両立性−第 4-3 部:試験及び測定技術−放射無線周波電磁界イミュニティ

試験

注記  対応国際規格:IEC 61000-4-3:2002,Electromagnetic compatibility (EMC)−Part 4-3: Testing and

measurement techniques−Radiated,radio-frequency,electromagnetic field immunity test(IDT)

JIS C 61000-4-4:2007

  電磁両立性−第 4-4 部:試験及び測定技術−電気的ファストトランジェント/


4

C 8281-2-1

:2012

バーストイミュニティ試験

注記  対応国際規格:IEC 61000-4-4:1995,Electromagnetic compatibility (EMC)−Part 4: Testing and

measurement techniques−Section 4: Electrical fast transient/burst immunity test−Basic EMC

Publication(IDT)

JIS C 61000-4-5:2009

  電磁両立性−第 4-5 部:試験及び測定技術−サージイミュニティ試験

注記  対応国際規格:IEC 61000-4-5:1995,Electromagnetic compatibility (EMC)−Part 4: Testing and

measurement techniques−Section 5: Surge immunity test(IDT)

JIS C 61000-4-6:2006

  電磁両立性−第 4-6 部:試験及び測定技術−無線周波電磁界によって誘導する

伝導妨害に対するイミュニティ

注記  対応国際規格:IEC 61000-4-6:1996,Electromagnetic compatibility (EMC)−Part 4: Testing and

measurement techniques − Section 6: Immunity to conducted disturbances, induced by

radio-frequency fields(MOD)

JIS C 61000-4-8:2003

  電磁両立性−第 4 部:試験及び測定技術−第 8 節:電源周波磁界イミュニティ

試験

注記  対応国際規格:IEC 61000-4-8:1993,Electromagnetic compatibility (EMC)−Part 4: Testing and

measurement techniques−Section 8: Power frequency magnetic field immunity test(MOD)

JIS C 61000-4-11:2008

  電磁両立性−第 4-11 部:試験及び測定技術−電圧ディップ,短時間停電及び

電圧変動に対するイミュニティ試験

注記  対応国際規格:IEC 61000-4-11: 1994,Electromagnetic compatibility (EMC)−Part 4: Testing and

measurement techniques− Section 11: Voltage dips, short interruptions and voltage variations

immunity tests(IDT)

JIS C 61558-2-6:2012

  入力電圧 1 100 V 以下の変圧器,リアクトル,電源装置及びこれに類する装置

の安全性−第 2-6 部:安全絶縁変圧器及び安全絶縁変圧器を組み込んだ電源装置の個別要求事項

及び試験

注記  対応国際規格:IEC 61558-2-6,Safety of power transformers, power supply units and similar−Part

2: Paticular requirments for safety isolating transformers for general use(MOD)

JIS K 7206:1999

  プラスチック−熱可塑性プラスチック−ビカット軟化温度(VST)試験方法

注記  対応国際規格:ISO 306:1994,Plastics−Thermoplastic materials−Determination of Vicat softening

temperature (VST)(MOD)

IEC 60317 (all parts)

,Specifications for particular types of winding wires

IEC 61000-2-2:2002

,Electromagnetic compatibility (EMC)−Part 2-2: Environment−Compatibility levels for

low-frequency conducted disturbances and signalling in public low-voltage power supply systems

IEC 61000-3-3:1994

,Electromagnetic compatibility (EMC)−Part 3: Limits−Section 3: Limitation of voltage

fluctuations and flicker in low-voltage supply systems for equipment with rated current 16 A

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS C 8281-1 によるほか,次による。

JIS C 8281-1

の箇条 の第 1 段落の後に,次を追加する。

用語“電子スイッチ”は,電子式スイッチング装置及び電子式制御装置の両方を含む一般的な用語とし

て用いる。


5

C 8281-2-1

:2012

3.22

の用語及び定義の後に,次の用語及び定義を追加する。

3.101

定格負荷(rated load)

製造業者が電子スイッチに指定する負荷。

3.102

最小負荷(minimum load)

電子スイッチが正常に動作する最小負荷。

3.103

最小電流(minimum current)

電子スイッチが正常に動作する最小電流。

3.104

電気機械式駆動接点機構(electromechanically operated contact mechanism)

電気機械的に回路を開閉操作するために使用する部品を操作する構成部材。

3.105

半導体式スイッチング装置(semiconductor switching device)

電気回路において,半導体の導電率を制御してその回路を開閉するスイッチング装置。

注記 1  周期的に又はその他の方法で電流がゼロ点を通過する回路において,ゼロ点を通過後の電流

を“接続しない”という効果は,電流を遮断することと等価である。

注記 2  半導体スイッチング装置の代表的実例を,次に示す。

−  各半波のゼロ点交差又はその後,任意の位相角で電流を通じることによって,負荷を制

御するフェーズ  カット  オン方式(例えば,サイリスタによる。

)を用いた電子式スイッ

チング部品/装置。

−  各半波のゼロ点交差後の任意の位相角で電流を遮断することによって負荷を制御するフ

ェーズ  カット  オフ方式(例えば,ダイオードブリッジ回路の中に配置したトランジス

タによる。

)を用いた電子式スイッチ。

3.106

電子式モーメンタリスイッチ(electronic momentary contact switch)

動作後,最初の状態に自動的に復帰する電気機械式スイッチング機構又は半導体スイッチング装置をも

つ電子スイッチ。

3.107

機械式制御ユニット(mechanical control unit)

機械的手段(例えば,ポテンショメータ)によって直接調節可能な,電子部品を介して出力を制御する

装置。

3.108

電子式出力制御ユニット(electronic output control unit)

非機械的手段(例えば,検知ユニット)で調節可能な,電子部品を組み込み,電子部品を介して出力を

制御する装置。

3.109

電子式拡張ユニット(子器)(electronic extension unit)

離れたところから電子スイッチの制御ができるユニット。


6

C 8281-2-1

:2012

3.110

保護インピーダンス(protective impedance)

充電部と人とが接触するおそれがある導電部との間に接続し,通常の使用状態及び電子スイッチに起こ

るおそれがある故障状態において,電流を危険が生じるおそれがない値に制限し,その電子スイッチが使

用できる間,信頼性を維持できる構造のインピーダンス。

3.111

外部可とうケーブル(external flexible cable)

電子式出力制御ユニットまでの外部接続用ケーブル。

注記  ケーブルは,電源供給用又はアクセサリと附属品との接続用のいずれに用いてもよい。

3.112

RCS

(remote controlled switch)

離れたところから操作するためのスイッチ(リモートコントロールスイッチ)

3.112.1

電磁 RCS(electromagnetic RCS)

インパルスによって操作するコイル,又は制御回路によって常時通電するコイルをもつ RCS。

注記  このような装置は,JIS C 8281-2-2 で規定している。

3.112.2

電子 RCS(electronic RCS)

JIS C 8281-2-2

に従って機能,表示及び接続構成を提供し,電子部品及び/又は電子部品とコイルとの

組合せをもつ,電子式拡張ユニットによって操作する電子スイッチ。

注記  この電子 RCS は,例えば,JIS C 8281-2-2 に従った RCS の代替品のように用いることができる。

3.113

定格制御電圧(rated control voltage)

製造業者が外部制御回路に対して指定する電圧。

3.114

スイッチング回路(switching circuit)

電子スイッチを通して定格電流が流れる部分をもつ回路。

3.115

制御回路(control circuit)

スイッチング機構を作動させる電気部品をもつ回路。

3.116

制御機構(control mechanism)

電子スイッチの操作を目的とした全ての部品をもつ機構。

3.117

組込手動装置(incorporated hand-operated device)

スイッチング回路を直接又は間接に操作できるようにする,スイッチに組み込んだ装置。この装置は電

子スイッチの通常操作のためのものではない。

3.118

定格制御電流(rated control current)

製造業者が制御回路に指定した電子 RCS を起動するために必要な電流。


7

C 8281-2-1

:2012

3.119

双安定電子 RCS(bistable electronic RCS)

電気的起動又は機械的作動をしない場合に,動作位置に安定してとどまり,起動時又は作動時に動作位

置が変化する制御機構をもつ電子 RCS。

3.120

単安定電子 RCS(monostable electronic RCS)

電気的起動時又は機械的作動時にスイッチの動作位置が変化し,電気的起動中又は機械的作動中はこの

状態を維持し,電気的起動又は機械的作動をやめたときに電子 RCS の起動又は作動前の位置に戻る制御機

構をもつ電子 RCS。

3.121

優先電子 RCS(priority electronic RCS)

直接的又は間接的に,第 1 の負荷回路又は負荷回路群を操作する電子 RCS。この電子 RCS を用いるこ

とによって,第 1 の負荷回路又は負荷回路群のスイッチの操作を省略することができる。この電子 RCS の

制御回路は,電子 RCS の第 2 の回路による影響を受けるか,又は第 2 の回路へ接続しているときで第 2

の回路又は負荷回路群に通電を行っている間は,第 1 の負荷回路又は負荷回路群への通電を停止する。

注記  電子 RCS は,電子 RCS 制御回路の感度の調節手段をもつことがあり,電流コイルをもつ優先

スイッチについては,負荷回路各部に供給する合計負荷又は電流に応じて,電圧コイルをもつ

優先スイッチについては,第 2 負荷又は負荷回路群に供給する電圧を検出して,電子 RCS を起

動することができる。

3.122

TDS

(time delayed switch)

一定時間(遅延時間)作動する時間遅延装置を搭載したスイッチ(遅延スイッチ)

。手動によって作動す

る場合及び/又は遠隔操作によって電気的に起動する場合がある。

3.123

電子 TDS(electronic time delayed switch)

JIS C 8281-2-3

に従って機能,表示及び接続構成を提供する,電子部品を搭載した電子スイッチ。

注記  この電子 TDS は,例えば,JIS C 8281-2-3 に従った TDS の代替品のように用いることができる。

3.124

遅延時間(delay time)

スイッチング回路(又は複数のスイッチング回路)が閉路したままである時間。遅延時間の終わりに電

圧を減少させる(例えば,減光するための)時間は,遅延時間に含む。

3.125

遅延装置(delay device)

遅延時間に影響する全ての部品からなる装置。遅延時間を調節できてもよい。

3.125A

熱線式自動スイッチ(infrared sensor switch)

センサを内蔵し,人体から発生する赤外線などを検知して自動的に開閉するスイッチ。類似のスイッチ

として,赤外線,超音波などをスイッチから発して,人体の距離変位を検知して動作するものなどがある。


8

C 8281-2-1

:2012

一般要求事項 

一般要求事項は,JIS C 8281-1 の箇条 による。

試験に関する一般注意事項 

試験に関する一般注意事項は,JIS C 8281-1 の箇条 によるほか,次による。

JIS C 8281-1

の 5.4 に,次を追加する。

試験品の数は,

表 101 による。

表 101−試験品の数

箇条別の追加試験品の数

電子スイッチのタイプ

一般試験の 
試験品の数

18.2 19.101 

19.102 

箇条 24 

箇条 26 

箇条 101
箇条 102 

一つの定格電流及び次の

いずれかの表示がある。 
−  一つの電圧

 

3

 

3

a)

 

3

a)

 

3

a)

 

3

 

3

 

3

a)

−  二つの電圧 6

6

a)

 6

a)

 6

a)

 6  6  6

b)c)

a)

  機械式及び電気機械式スイッチング装置をもつ電子スイッチで,機械的な接点機構のものに適用する。

b)

  101.3 の試験で 3 個の追加の試験品が必要な場合がある。

c)

  箇条 26 の試験に合格した場合,その試験品は,これらの試験に用いることができる。

JIS C 8281-1

の 5.5 の後に,次を追加する。

5.101

測定は,目的に適した方法,かつ,波形などの要因によって測定値に影響がない方法で実施しな

ければならない。

注記  計測器は,真の実効値を指示するものを用いるよう,注意するのがよい。

5.102

電子回路が囲われており,電子回路構成部品の短絡又は開放が不可能又は困難な場合には,製造

業者は,測定,短絡などのためにリード線を接続した追加の試験品 1 個を準備する。ただし,ハイブリッ

ド及びモノリシック集積回路の内部にリード線を接続する必要はない。

5.103

試験のために,電子部品を取り外すことが必要な場合もある。

5.104

102.4.1

の試験のために,カットアウト(スイッチの保護用)を設けた電子スイッチは,更に 3 個

の追加の試験品を準備することが必要な場合もある。

5.105

電子 RCS 又は電子 TDS に組込手動装置がある場合は,箇条 19 に規定するように試験しなければ

ならない。

注記 1  開閉容量試験及び平常動作試験では,誤った結果となることを防ぐため,同一位相角でのス

イッチングを避けたほうがよい。

注記 2  同期モータ及びそれに類似した操作デバイスをもつ装置の組合せを用いる場合は,予防措置

をとることが望ましい。

5.106

制御回路とスイッチング回路とに同電位点がない電子 TDS の場合は,製造業者が指定する定格電

圧をスイッチング回路に供給して試験する。

定格 

定格は,JIS C 8281-1 の箇条 によるほか,次による。

JIS C 8281-1

の箇条 の末尾に,次を追加する。


9

C 8281-2-1

:2012

電子 RCS には,JIS C 8281-2-2 の箇条 を適用する。

電子 TDS には,JIS C 8281-2-3 の箇条 を適用する。

JIS C 8281-1

の 6.16.3 を,次の 6.16.3A に置き換える。

6.1

交流定格電圧は,100 V,110 V,120 V,130 V,200 V,220 V,230 V 及び 240 V とすることが望ま

しい。

6.2

JIS C 8281-1

のこの箇条は適用しない。

6.3

定格周波数は,50 Hz 及び/又は 60 Hz とすることが望ましい。

6.3A

熱線式自動スイッチの定格電流は,照明用,警報用(インターホンを含む。

,音響機器用,換気扇

用及び温風機器用は 3 A 以下でなければならない。ただし,手動強制開機能をもつ照明用及び換気扇用は

15 A 以下とする。

分類 

7.1

JIS C 8281-1

の 7.1 によるほか,次による。

JIS C 8281-1

の 7.1.1 に,次を追加する。

電子 TDS には,JIS C 8281-2-3 の 7.1.1 を適用する。

JIS C 8281-1

の 7.1.5 に,次を追加する。

−  タッチ式

−  近接式

−  光学式

−  音響式

−  その他の外部作用による

注記 101  スイッチの動作には,開閉動作及び/又はランプの明るさ又はモータの速度を制御するこ

とを含む。

電子 RCS には,JIS C 8281-2-2 の 7.1.5 を適用する。

電子 TDS には,JIS C 8281-2-3 の 7.1.5 を適用する。

JIS C 8281-1

の 7.1.6 に,次を追加する。

−  床上 1.7 m よりも高い場所にだけ設置することを意図した電子スイッチ

JIS C 8281-1

の 7.1.9B の後に,次を追加する。

7.1.101

電子スイッチによって制御する負荷の種類は,次による。

−  白熱灯

−  蛍光灯

−  モータ

−  製造業者が指定する負荷

制御する負荷の種類は,複数であってもよい。

7.2

JIS C 8281-1

の 7.2 は適用しない。

JIS C 8281-1

の箇条 の末尾に,次を追加する。


10

C 8281-2-1

:2012

7.101

電子 RCS には,JIS C 8281-2-2 の 7.101 を適用する。

7.102

電子 RCS には,JIS C 8281-2-2 の 7.102 を適用する。

7.103

電子 RCS 又は電子 TDS は,安全特別低電圧(以下,SELV という。

)回路又は保護特別低電圧(以

下,PELV という。

)回路をもつものがある。

表示 

表示は,JIS C 8281-1 の箇条 によるほか,次による。

JIS C 8281-1

の 8.1 を,次に置き換える。

8.1

電子スイッチには,次の表示を施さなければならない。

−  定格電圧(V)

−  定格電流(A)又は定格負荷(VA 又は W)

−  電源の種類の記号

−  製造業者又は責任ある販売業者の名称,商標又は識別記号

−  品番又はカタログ番号

−  該当する場合,ミニギャップ構造の記号(

表 20 を適用するものに限る。)

−  該当する場合,マイクロギャップ構造の記号(

表 20 を適用するものに限る。)

−  該当する場合,半導体スイッチング装置の記号(

表 20 を適用するものに限る。)

−  危険部分への接近又は外部固形物の有害な侵入に対する保護に関する第 1 特性数字が,3 以上の場合

は表示し,この場合は,第 2 特性数字(水の有害な浸入に対する保護等級)も表示する。

−  有害な水の浸入に対する保護に関する第 2 特性数字が 1 以上の場合は表示し,この場合は第 1 特性数

字(危険部分への接近又は外部固形物の侵入に対する保護等級)も表示する。

注記 1  電子スイッチの接続構成が分かりにくい場合には,7.1.1 による様式番号を表示することが望

ましい。この様式番号は,品番の中に組み入れてもよい。

注記 2  操作装置が分離している二つ以上のスイッチが,一つの器台にある場合には,様式番号を表

示することが望ましい。例えば,

“1+6”

“1+1+1”

注記 3  二つ以上の種類の定格負荷をもつ電子スイッチは,8.3 を参照する。

これらに加えて電子スイッチには,次の表示を施さなければならない。

−  電子スイッチが,50 Hz 及び 60 Hz の二重周波数定格でない場合には,定格周波数(Hz)

−  電子スイッチに組み込んだヒューズホルダ付きの交換できるヒューズの定格及び形式

−  負荷の種類の記号(8.2 参照)又は説明

−  該当する場合,用語“拡張ユニット(子器)

”をその製品を販売する国で理解できる言語で識別表示に

続けて表示する。

−  スイッチ取付けのための最小高さに制限がある場合には,製造業者の施工説明書に記載する(10.1 

照)

−  接続する電線の種類。この情報はカタログ及び/又は本体に記載しなければならない。

ねじなし端子付きスイッチは,単線だけを使用するもの又は非可とう導体だけを適用電線とする場合に

は,これを示す表示を施さなければならない。この表示は,スイッチの表面,及び/又は包装箱に施して

もよい。

一般用電子スイッチで,製造業者が指定する自動機能の操作数が 19.10119.102 及び 19.104 に示すもの

よりも多い場合,附属の説明書に操作数を記載しなければならない。


11

C 8281-2-1

:2012

電子 RCS には,JIS C 8281-2-2 の 8.1 を適用する。

電子 TDS には,JIS C 8281-2-3 の 8.1 を適用する。

8.2

JIS C 8281-1

の 8.2 

注記 の前に,次を追加する。

ボルトアンペア  VA

ワット W

ヘルツHz

制御負荷端子

負荷の種類

白熱灯

蛍光灯

モータ

特別低電圧白熱灯用電子式ステップダウンコンバータ(例えば,ハロゲンランプ)

特別低電圧白熱灯用鉄心変圧器(例えば,ハロゲンランプ)

注記 の後に,次を追加する。

注記 101  ヒューズの定格及び形式は,記号を用いて表示してもよい(JIS C 6575 の規格群参照)。

他の特定の記号を用いるときは,施工説明書の中で説明する。

電子 RCS には,JIS C 8281-2-2 の 8.2 を適用する。

電子 TDS には,JIS C 8281-2-3 の 8.2 を適用する。

8.3

JIS C 8281-1

の 8.3 によるほか,次による。

第 1 段落を,次に置き換える。

次の表示を,電子スイッチの主要部分に表示しなければならない。

−  定格電流又は定格負荷,定格電圧,電源の種類の記号,定格周波数(8.1 によって必要とするとき)

一つ以上の(接続できる)負荷の種類,ヒューズホルダ付の交換形(交換を意図した)の組込ヒュー

ズの定格及び形式(これらをヒューズホルダ又はヒューズの近傍に表示しなければならない。

−  製造業者又は責任ある販売業者の名称,商標又は識別記号

−  ねじなし端子の場合,電線の絶縁被覆を取り除く長さ

−  該当する場合,ミニギャップ構造,マイクロギャップ構造,又は半導体スイッチング素子の記号(JIS 

C 8281-1

表 20 を適用するものに限る。)

−  品番

注記 1  品番は,そのシリーズ製品の記号だけでもよい。

JIS C 8281-1

の 8.3 の末尾に,次を追加する。

二つ以上の負荷の種類に適しており,電子スイッチに表示がないときは,負荷の種類の表示を附属の説

明書に記載しなければならない。さらに,それぞれの負荷の最小及び最大電流,又は最小及び最大負荷を,

ボルトアンペア又はワットで,負荷の種類ごとに表示しなければならない。

鉄心トランスとともに用いることを意図した電子スイッチの場合,この電子スイッチとともに用いるこ

とを意図するトランス以外を用いてはならないという情報を,附属の説明書に記載しなければならない。

8.4

JIS C 8281-1

の 8.4 の末尾に,次を追加する。

3 個以上の端子がある場合には,負荷端子は,端子から出る矢印記号又は 8.2 による記号のいずれか一つ


12

C 8281-2-1

:2012

を表示し,他の端子は,施工説明書に対応する端子の表示を行う。ただし,他の端子については,対応す

る端子の表示を器具に表示してもよい。

電子スイッチへの電線の接続方法が端子の記号の表示によっても分かりにくい場合には,結線図を各ス

イッチに付ける。

電子 RCS には,JIS C 8281-2-2 の 8.4 を適用する。

電子 TDS には,JIS C 8281-2-3 の 8.4 を適用する。

8.6

JIS C 8281-1

の 8.6 の末尾に,次を追加する。

箇条 10 によって,負荷側が,

“切”状態でも充電部とみなされるときは,記号“○”を表示してはなら

ない。

8.6.101

ランプの明るさを制御する電子スイッチは,次のいずれかの方法によって,使用状態が見てすぐ

に分かるようにすることが望ましい。

−  “入”状態(閉路)/“切”状態(開路)の位置に関する表示を設ける。

−  表示灯を設ける。

−  調光器を最小の制御状態にして,定格電圧の 90 %とした状態でも,まだランプの光が見えるようにす

る。

注記 101  まだ光が見えていることの試験方法は,考慮中である。

スイッチの状態表示を負荷のランプだけによって行う場合には,最小の制御状態の調節は,次による。

−  負荷のランプが白熱灯の場合には,調光器の調節は,製造業者が行わなければならない。工具を用い

ないで,最小の設定値を更に低くすることができてはならない。

−  負荷のランプが蛍光灯の場合には,調光器の調節は,製造業者が行わなければならない。ただし,調

節方法を施工説明書に指示しているときには,施工者によって最小の設定値を変えることができても

よい。

8.8

JIS C 8281-1

の 8.8 によるほか,次による。

第 2 段落の後に,次を追加する。

床上 1.7 m よりも高い位置に設置することを意図する検出ユニット用の窓(レンズなど)がある電子ス

イッチは,そのことを,施工説明書に記載する。

注記 に,次を追加する。

−  該当する場合,外部のヒューズ及び/又は電流制限素子に関する情報

寸法検査 

寸法検査は,JIS C 8281-1 の箇条 の末尾に,次を追加する。

電子スイッチは,それを取り付ける適切なボックスとともに供給する場合,スタンダードシートに規定

する寸法以外のものでもよい。

10 

感電に対する保護 

感電に対する保護は,JIS C 8281-1 の箇条 10 によるほか,次による。

10.1  JIS C 8281-1

の 10.1 の末尾に,次を追加する。

注記 101  この規格においては,保護インピーダンス(10.2 参照)を使用して充電部と接続する金属

製の検出面は,充電部とみなさない。


13

C 8281-2-1

:2012

第 7 段落及び第 8 段落(周囲温度 35  ℃±5  ℃に保持した状態で外郭等に実施する追加試験の試験方法)

を次に置き換える。

この追加の試験の間,スイッチに,検査プローブ 11(JIS C 0922 参照)の先端で,力を 1 分間加える。

絶縁材料が変形することによって,電子スイッチの安全性を阻害する(感電の)おそれがある全ての部

分に対して電気表示器に接続した検査プローブによって 75 N の力を加える。その部分が薄いノックアウト

の場合は,10 N の力を適用する。

床上 1.7 m よりも高いところに取り付ける電子スイッチの検出ユニット用の窓,又は類似のもの(表示

用など)には,30 N の力を加える。

検査プローブによる試験は,遮蔽膜などには適用しない。これらの部品は,13.15.1 によって試験する。

注記 102  この規格では,交流 25 V 又は直流 60 V 以下のリップルフリーの SELV に接続する部分は,

危険な充電部とはみなさない。

10.2  JIS C 8281-1

の 10.2 の末尾に,次を追加する。

タッチ式電子スイッチの関連する保護インピーダンスは,箇条 16 及び箇条 23 の要求事項に適合しなく

てよい。

7.1.4

の第 1 ダッシュ(−)において,電子スイッチの操作のために人が接触する必要がある部分(例え

ば,検知面)を充電部に接続してもよい。その場合,充電部との接続は,保護インピーダンスによって行

う。

保護インピーダンスは,同一の公称値の 2 個以上の抵抗器,独立したコンデンサ又はそれらの複合品を

直列に接続して構成する。抵抗器は,102.3 の要求事項に適合しなければならない。またコンデンサは,102.2

の要求事項に適合しなければならない。

電子スイッチが破損するか又は使用できない状態とならない限り,保護インピーダンスを取り外すこと

ができてはならない。

適否は,目視検査及び次の試験による。

測定は,定格電圧で定格負荷を接続し閉路状態及び開路状態で,

並びに最小及び最大の設定値のときに,

人が触れる金属部の 1 か所又は人が触れる金属部を任意に組み合わせた部分と大地との間に 2 kΩ の無誘導

抵抗器を接続して実施する。各抵抗器及び保護インピーダンスに含む全ての部品は,順番に 1 個ずつ短絡

して(同時に複数個を短絡することはしない。

)測定する。

測定した電流は,1 kHz 以下の交流に対しては 0.7 mA(ピーク値)又は直流に対しては 2 mA を超えて

はならない。

1 kHz を超える周波数のときの限度値は,0.7 mA にキロヘルツ(kHz)単位の周波数の値を乗じた値と

する。ただし,その値は,70 mA 以下でなければならない。

JIS C 8281-1

の 10.7 の後に,次を追加する。

10.101

カバー,カバープレート又はヒューズが工具を使用しないで取り外せるとき,及び保守目的でヒ

ューズを交換するときに使用者のための取扱説明書に工具を使用してカバー又はカバープレートを外すこ

とを記載しているとき,カバー又はカバープレートを取り外した後でも充電部に接触できないようになっ

ていなければならない。

ヒューズ交換のために,電子スイッチを取付手段から取り外す必要があるときは,この要求事項は適用

しない。

注記  ヒューズ交換のときの条件は,製造業者の説明書で指定するのがよい。


14

C 8281-2-1

:2012

適否は,JIS C 0922 の検査プローブ B によって,10 N の力を加えて判定する。このとき検査プローブ B

は,充電部に接触してはならない。

10.102

電子スイッチの設定を調節する孔があり,その旨を表示しているとき,その調節を行うことによ

って感電のおそれがあってはならない。

適否は,孔を通して

図 101 のテストピンを当てることによって判定する。テストピンは,充電部に接触

してはならない。

単位  mm

図 101−感電に対する保護を検査するためのテストピン

10.103

充電部の上の換気用開口部は,通常の使用状態でスイッチを取り付けた場合に,これらの開口部

に入る異物が充電部に接触しないようにしなければならない。

適否は,開口部に JIS C 0922 の検査プローブ 13 を当てることによって判定する。検査プローブは,充

電部に接触してはならない。

11 

接地接続の手段 

接地接続の手段は,JIS C 8281-1 の箇条 11 によるほか,次による。

JIS C 8281-1

の 11.1 の前に,次を追加する。

SELV 用の電子スイッチ(SELV を開閉するスイッチ)には,適用しない。

12 

端子 

端子は,JIS C 8281-1 の箇条 12 によるほか,次による。

12.1  JIS C 8281-1

の 12.1 の第 3 段落の後に,次を追加する。

JIS C 2814-2-1

によるねじ止め式端子を用いてもよい。

JIS C 2814-2-1

によるねじ止め式端子を JIS C 8281-1 

表 に従って選択し適用したものは,12.2.6

12.2.8

を除き 12.2 の要求事項及び試験に適合しているとみなす。

注記 101  主回路(負荷回路)以外の回路用端子の接続容量は,スイッチの定格電流に適合していな

くてもよい。外部検出ユニットに至る導体用端子は,必ずしもスイッチの電源側端子及び

負荷側端子と同一の接続容量がなくてもよい。

12.2  JIS C 8281-1

の 12.2 

表 の注

b)

に,次を追加する。

この要求事項は,二つの分離した取付具をもつ端子を使用することで達成できる。

13 

構造 

構造は,JIS C 8281-1 の箇条 13 によるほか,次による。


15

C 8281-2-1

:2012

13.4  JIS C 8281-1

の 13.4 によるほか,次による。

第 1 段落の後に,次を追加する。

10.102

及び 10.103 に規定する開口部は,あってもよい。

JIS C 8281-1

の 13.5 を,次に置き換える。

13.5

電子スイッチのつまみが緩むことによって危険を生じるおそれがある場合には,通常の使用状態に

おいて緩まないような確実な方法で固定しなければならない。

つまみによってスイッチの操作状態を示すとき,つまみを誤った位置に取り付けて操作をすると危険を

生じるおそれがある場合には,つまみを誤った位置に固定できてはならない。

適否は,目視検査及び次の試験によって判定する。

通常の使用状態で,軸方向の引張力を加えることが可能であるときには,つまみに軸方向の引張力を引

き外す方向に 1 分間加える。

通常は 15 N の引張力を加えるが,通常の使用状態で引張力が加わる場合は,引張力を 30 N に増加する。

その後,軸を押す方向に 1 分間 30 N の力を全てのつまみに加える。

試験中及び試験後,スイッチが損傷したり,つまみがこの規格に適合しなくなるように動いてはならな

い。

注記  自己硬化性樹脂以外の,例えばシーリングコンパウンドなどは,緩みを防止するのに十分であ

るとはみなさない。

JIS C 8281-1

の 13.15.1 を,次に置き換える。

13.15.1

遮蔽膜,レンズ及び類似のものは,確実に固定し,通常の使用状態で発生する機械的及び熱的ス

トレスによって変位してはならない。

適否は,次の試験によって判定する。

遮蔽膜,レンズ及び類似のものは,スイッチに取り付けて試験する。

電子スイッチに,15.1 によって処理した遮蔽膜,レンズ及び類似のものを取り付ける。

電子スイッチは,15.1 の恒温槽の中に 2 時間放置する。温度は,40±2  ℃に維持する。

この直後に,JIS C 0922 の検査プローブ 11 の先端で 30 N の力を,遮蔽膜,レンズ及び類似の各部品に

5 秒間ずつ加える。

これらの試験中,遮蔽膜,レンズ及び類似の部品は,充電部が可触となるほどの変形をしてはならない。

遮蔽膜,レンズ及び類似の部品は,通常の使用状態で軸方向に引っ張られそうなものは,30 N の力で軸

方向に 5 秒間引っ張る。

この試験中,遮蔽膜,レンズ及び類似の部品は外れてはならない。

この試験は,何の処理もしていない遮蔽膜,レンズ及び類似の部品でも繰り返す。

JIS C 8281-1

の 13.15 の後に,次を追加する。

13.101

ランプ回路用の電子スイッチに組み込む自動保護装置は,少なくともマイクロギャップ構造でな

ければならない(

表 20 を適用するものに限る。)。

モータ速度制御回路用又はモータ回路操作用の電子スイッチに使用するカットアウトは,非自己復帰形

のものでなければならない。

適否は,目視検査によって判定する。

13.102

特別低電圧白熱灯(例えば,ハロゲンランプ)用の鉄心変圧器の電圧制御装置用電子スイッチは,

正半波と負半波との間の位相制御角の許容差は±2°でなければならない。


16

C 8281-2-1

:2012

注記 1  これよりも大きい許容差は,鉄心変圧器の巻線中の温度上昇に影響を与える直流を発生する

可能性がある。

注記 2  正半波と負半波との間の位相制御角の許容差は,直接又は定格電圧の百分率で表した直流電

圧で測定できる。これは,90°のとき,定格電圧のピーク電圧の 1.1 %に相当する。

適否は,測定によって判定する。

13.103

電子 TDS には,JIS C 8281-2-3 の 13.101 を適用する。

14 

機構 

機械式開閉機構をもった電子スイッチは,JIS C 8281-1 の箇条 14 によるほか,次による。

JIS C 8281-1

の 14.6 の後に,次を追加する。

14.101

電子 RCS は,JIS C 8281-2-2 の 14.101 を適用する。

電子 TDS には,JIS C 8281-2-3 の 14.101 を適用する。

15 

耐老化性,防水性及び耐湿性 

耐老化性,防水性及び耐湿性は,JIS C 8281-1 の箇条 15 による。

16 

絶縁抵抗及び耐電圧 

絶縁抵抗及び耐電圧は,JIS C 8281-1 の箇条 16 によるほか,次による。

第 1 段落の後に,次を追加する。

10.2

による保護インピーダンスを外した状態で,絶縁抵抗及び耐電圧の測定を行う。

JIS C 8281-1

表 14 に,次を追加する。

試験電圧

V

絶縁測定箇所

絶縁抵抗の

最小値

MΩ

定格電圧が 130 V

以下のスイッチ

定格電圧が 130 V

を超えるスイッチ

9

スイッチング回路と制御回路とを電気的に分離し
ている場合の両者間

5  2 000  3 000

10 SELV/PELV 回路と,SELV/PELV よりも高い電圧を

印加する他の回路との間

7  2 500  3 750

11  二つの SELV/PELV 回路間 5

500

500

注記 101   3 に関する試験は,機械式スイッチを組み合わせた電子スイッチだけについて実施する。

17 

温度上昇 

温度上昇は,JIS C 8281-1 の箇条 17 を,次に置き換える。

電子スイッチは,通常の使用状態で過度の温度上昇がないような構造でなければならない。

該当する場合,接点の金属及び機構は,電子スイッチの開閉動作が酸化,その他の劣化による悪影響を

受けないようにしなければならない。

電子スイッチの機構及び材質は,通常の使用状態での温度上昇によって,内部の材質及び部品に悪影響

を与えてはならない。

適否は,次の試験によって判定する。


17

C 8281-2-1

:2012

電子スイッチでタイプ 1 の場合は,

表 15 によって導体を付ける。導体の断面積は,1.5 mm

2

以上とする。

タイプ 2 の場合は,

表 15A によって導体を付ける。端子部の端子ねじ又はナットは,12.2.8 に規定するト

ルクの 2/3 に等しいトルクで締め付ける。

白熱灯(ランプは商用電圧で使用するもの)用の電子スイッチは,定格電圧において定格負荷を得るよ

うに,200 W の白熱灯(より低い定格値の白熱灯又は抵抗器があるときは,それを使用してもよい。

)を組

み合わせて負荷とする。

蛍光灯用及びモータ用の電子スイッチは,製造業者の説明書に従って負荷を接続する。

その他の電子スイッチは,製造業者の説明書による種類の負荷を接続する。

注記 1  定格負荷は,電子スイッチを短絡した状態で適合するように調整する。

電子 TDS には,JIS C 8281-2-3 の 17.1 を適用する。

注記 2  電子スイッチは,異なる種類の負荷を接続することを意図しているのであれば,その負荷の

種類ごとに試験を実施することが望ましい。

電子スイッチは,定格電圧の 0.9∼1.1 倍の範囲で最も不利な条件となる電圧で,定常温度に達するまで

負荷を加える。

調光器及び速度制御装置の設定は,温度上昇が最大となるように調節する。

埋込形電子スイッチは,埋込形ボックスに取り付ける。埋込形ボックスは,その前縁が松の角材の前面

表面から突き出ない,かつ,松の角材の前面表面から 5 mm 以上低くならないように松の角材の中に置く。

埋込形ボックスと松の角材との間を,石こうで充塡する。

注記 3  試験用に組み立てた装置は,最初に作ったときは 7 日間以上乾燥した後に使用するのがよい。

松の角材は,二つ以上の部分で構成してもよいが,その寸法は,石こうの周囲で厚さ 25 mm 以上でなけ

ればならない。石こうの厚さは,埋込形ボックスの側面及び裏面の最大寸法部で,10∼15 mm でなければ

ならない。

注記 4  松の角材に囲まれた空洞部分の側面は,ボックスに合わせて円筒形でもよい。

電子スイッチに接続するケーブルは,ボックスの上部から挿入する。引込口は,空気が循環しないよう

に封止する。ボックス内の各導体の長さは,80±10 mm とする。導体の長さを 80±10 mm まで短くできな

い場合には,可能な限り短い導体を接続する。

露出形電子スイッチは,厚さ 20 mm,幅 500 mm,高さ 500 mm 以上である木板の表面の中心に,通常の

使用状態で取り付ける。

その他の形式の電子スイッチは,製造業者の説明書に従って取り付ける。説明書がない場合には,通常

の使用状態で,最も不利な条件となるように取り付ける。

組み込んだ試験装置は,試験の間,通風がない環境に配置しなければならない。

温度は,溶融粒子(特定の温度に達すると溶ける粒子)

,色変化温度表示器又は熱電対を使用し,測定す

るが,それらが温度判定に影響を与えないように選択し,そのように取り付ける。

試験中に,電子スイッチの状態は変化してはならない。ヒューズ,その他の保護装置は,作動してはな

らない。

表 102 の箇条 17 の欄において決定する許容温度上昇値を超えてはならない。

この試験の後,電子スイッチは動作可能な状態でなければならない。

シーリングコンパウンドを使用しているとき,シーリングコンパウンドは,充電部が露出するほどに流

出してはならない。

適否は,目視検査によって判定する。

注記 5  JIS C 8281-1 の 21.3 の試験のために,通電部分及び接地回路の部品に接触してはいるが,そ


18

C 8281-2-1

:2012

れらを正しい位置に保持するためには必要でない絶縁材料でできた外側部分の温度上昇値も

決定する。

注記 6  接点の過度の酸化は,すり合わせ動作又は銀接点若しくは銀めっき接点を用いることによっ

て,防止できる。

注記 7  直径 3 mm の蜜ろうペレット(溶融点 65  ℃)を溶融粒子として用いてもよい。

注記 8  複数の電子スイッチの組合せの場合には,試験はそれぞれの電子スイッチごとに,別々に行

う。

102.2

102.3 及び 102.4.1 の試験において,電子スイッチ内の構成部品周囲の参照温度は,試験中に部品

上で測定した最大温度上昇値に 25  ℃を加算したものとする。

表 102−許容温度上昇値

(この表は,JIS C 6065 

表 を基にしている。)

単位  K

許容温度上昇値

電子スイッチの部分

箇条 17

箇条 101

外部部品

つまみ,ハンドル,感知面など 40

75

  金属部

外郭

a)

50 75

つまみ,ハンドル,感知面など

b)

 60

75

  非金属部

外郭

a)b)

70 75

絶縁材料製の外郭の内部

c) c) 

巻線

d)

クラス A のもの 
クラス E のもの

クラス B のもの 
クラス F のもの 
クラス H のもの

クラス 200 のもの 
クラス 220 のもの 
クラス 250 のもの

75 
90 
95

115

140 
160 
180 
210

115

130 
140 
155 
175 
195 
215 
245

積層鉄心

巻線の種類による。

電源ケーブル及び配線ケーブル

普通の塩化ビニル絶縁

h)

−  機械的ストレスがない場合 
−  機械的ストレスがある場合

天然ゴム絶縁

 

70 
55 
55

 

110 
110 
110

その他の絶縁物

d)g)

ただし,熱可塑性材料を除く。

非含浸紙 
非含浸ボール紙 
含浸した綿,絹,紙及び繊維,ユリア(尿素)樹脂 
フェノール−ホルムアルデヒド樹脂接着積層板,セルロース充塡フェノール−ホルムア 
ルデヒド成形品 
無機充塡材入りフェノール−ホルムアルデヒド成形品 
エポキシ樹脂接着積層板

天然ゴム

65 
70 
80 
95

105 
130

55

80 
90

100 
120

140 
160

110

熱可塑性材料

e)

f) 

取付状態でケーブルの絶縁体と接触する端子及び部品 55

110


19

C 8281-2-1

:2012

表 102−許容温度上昇値(続き)

温度上昇値は,周囲温度 25  ℃に基づく。測定は通常動作状態で行う。

a)

 5

cm

2

以下で,通常の使用状態で接触するおそれがない部分に対して,通常動作状態で 75 K までの温度上昇

を認める。

b)

  この部分の温度上昇が,関連する絶縁階級の絶縁物に対する許容値よりも高い場合には,それを認めるか否

かについては,絶縁物の材質による。

c)

  絶縁材料の外郭の内部に対する許容温度上昇は,関連材料に対して示す温度上昇とする。

d)

  この規格の目的に対しては,許容温度上昇は JIS C 4003 の推奨規格に基づく(上記の材料は,実例としてだ

け示す。

JIS C 4003 に規定する材料以外の材料を使用する場合の最高温度は,問題がないと認めた温度を

超えてはならない。

例示していない材料で,通常動作状態において,電気用品の技術上の基準を定める省令(昭和 37 年通商産

業省令 85 号)別表第四 1(1)ロの細則 3 に適合するものは,問題がないと認める。

電源電線及び配線に関する表の限度値は,JIS C 3662-1 又は JIS C 3663-1 に規定する電線に適用する。

その他の電線は,通常動作状態において,電気用品の技術上の基準を定める省令(昭和 37 年通商産業省令

85 号)別表第四 1(1)ロの細則 3 に適合しなければならず,故障状態の下では 100 K を超えてはならない。

e)

  天然ゴム及び合成ゴムは,熱可塑性材料とみなさない。

f)

  温度上昇値を定めていない熱可塑性材料は,次を適用する。

1)

材料の軟化温度は,JIS K 7206 に規定する条件を次のように修正し,個別の試験品で測定する。

−  侵入量は,0.1 mm とする。

− 10

N の押圧を加え,ダイアルゲージをゼロに設定するか,又はその最初のゲージ値を記録する。

2)

温度設定値を求めるときの許容限度温度は,次による。

−  通常動作状態においては,1)で得る軟化温度よりも 10  ℃低い温度。

−  故障状態においては,軟化温度。

g)

  関連する JIS 又は IEC 規格によって別途規定する部品には,この表を適用しない。

h)

  耐熱性塩化ビニル電線の温度上昇限界値を引き上げることは,考慮中である。

18 

開閉容量 

開閉容量は,JIS C 8281-1 の箇条 18 によるほか,次による。

JIS C 8281-1

の箇条 18 の本文を,次に置き換える。

電子スイッチは,適切な開閉容量をもたなければならない。

注記 1  JIS C 8281-1 の中で使用する用語“スイッチ”は,用語“接点機構”に適宜読み替える。

注記 2  リレーを用いた電子スイッチの場合,リレーは,通常の使用状態で,適切な負荷を用いて規

定する操作速度で操作する。

この試験は,機械的に又は電気機械的に作動する接点機構をもつ電子スイッチについて実施する。

接点機構は,適切な開閉容量をもたなければならない。

試験は,完全な接点機構をもつ 3 個の試験品で行う。

適否は,次の試験によって判定する。

−  蛍光灯負荷用電子スイッチは,18.1 の試験

−  モータ速度制御回路用電子スイッチ(モータ回路操作も含む。

)は,18.1 及び 18.101 に規定する試験

−  特別低電圧白熱灯用の鉄芯変圧器の電圧制御用電子スイッチは,18.1 及び 18.2 並びに 18.102 に規定す

る試験

−  特別低電圧白熱灯用の電子ステップダウンコンバータの電圧制御用電子スイッチは,18.2 に規定する

試験

−  その他の負荷を制御する電子スイッチに対しては,18.1 及び 18.2 の試験

注記 3  電子スイッチの繰返し動作が,その用途(例えば,赤外線受光,遅延スイッチ)によって制


20

C 8281-2-1

:2012

限を受ける場合,試験中の操作速度は,製造業者が指定してもよい。

試験は,

図 12 に示す原理の装置で,通常動作を模擬するように配置した装置によって行う。

接続は,

図 13 に示すとおりとする。

電子スイッチは,箇条 17 の試験用の導体を取り付ける。

電子 RCS には,JIS C 8281-2-2 の箇条 18 を適用する。

18.1  JIS C 8281-1

の 18.1 によるほか,次による。

第 2 段落(操作回数及び速度に関する規定)の後に,次を追加する。

電子スイッチの繰返し動作が,その用途(例えば,赤外線受光,遅延スイッチ)によって制限を受ける

場合,操作速度は,次による。電子スイッチは,可能な限り最短時間に設定する。スイッチは,各サイク

ルの終わりから 2±0.5 s 以内に再起動する。

電子 TDS には,次の条件において JIS C 8281-2-3 の 18.1 の第 2 段落(操作回数及び操作速度に関する規

定)を適用する。

電子 TDS の繰返し動作が,その用途(例えば,温度,光センサ)によって制限を受ける場合,操作速度

は,次による。電子 TDS は,可能な限り最短時間に設定する。スイッチは,各サイクルの終わりから 2

±0.5 s 以内に再起動する。

その他全ての電子 TDS には,次の一様な速度で 200 回の操作をする。

−  定格電流が 10 A 以下の場合は,30 回/分の操作

−  定格電流が 10 A を超え 25 A 未満の場合は,1 分間に 15 回/分の操作

−  定格が 25 A 以上の場合は,7.5 回/分の操作

JIS C 8281-1

の 18.2 の後に,次を追加する。

18.101

接点機構は,定格電圧及び 18.1 に規定する操作速度で,次の方法によって各々50 サイクルの動作

試験を行う。

−  9I

n

(cosφ=0.8±0.05)の電流が流れるようにした回路を接点機構によって閉路する。この電流は,各

閉路の 50∼100 ms 後に外部スイッチによって遮断する。

−  6I

n

(cosφ=0.6±0.05)の電流が流れるようにした回路を外部スイッチによって閉路し,各閉路の 300

∼500 ms 後に接点機構によって開路する。

注記 1  I

n

は,電子スイッチの定格電流である。

注記 2  電子スイッチが定格電流の代わりに定格負荷をもつとき,I

n

は,モータ負荷の力率(cosφ)

が 0.6 であると仮定して計算する。

試験中に,持続するアークが発生してはならない。

試験後,試験品は,その後の使用に支障がある損傷があってはならない。

18.102

特別低電圧白熱灯(例えば,ハロゲンランプ)用の鉄芯変圧器の電圧制御用電子スイッチについ

ては,次の試験を行う。

この試験は,3 個の試験品に対して実施する。

接点機構は,定格電圧及び 18.1 に規定する操作速度で,各々50 回の閉路動作を行う。

試験回路は,スイッチの閉路状態を模擬するため,電源周波数の 1/2 サイクルの間,電子スイッチの定

格電流の 10 倍の試験電流に調整する。

試験中,持続するアークが発生してはならない。

試験後,試験品は,その後の使用を損なう損傷があってはならない。

注記  無負荷状態の変圧器を操作することができるスイッチの試験方法は,考慮中である。


21

C 8281-2-1

:2012

19 

平常動作 

平常動作は,JIS C 8281-1 の箇条 19 を,次に置き換える。

電子スイッチは,過度の破損,その他の有害な影響なしに,通常の使用状態で起こる機械的,電気的及

び熱的応力に耐えなければならない。

適否は,19.10119.105 の試験によって判定する。その間,電子スイッチは,箇条 17 に規定する定格電

圧及び負荷で試験する。ただし,特に規定がない場合に限る。

自動機能を組み込んだ一般用電子スイッチの場合,19.10119.102 及び 19.104 の試験の動作回数は対応

する各細分箇条で指定した回数とする。対応する各細分箇条に示す回数よりも多い回数を製造業者が指定

する場合は,指定する値に従って試験を行わなければならない。

注記 1  この試験の目的のため,自動動作を模擬する特殊回路をもつ試験品を,製造業者が提供でき

る。

1 個以上の電子式拡張ユニット(子器)の接続装置をもつ電子スイッチは,1 個の電子式拡張ユニット(子

器)を接続して試験する。接続電線は,長さ 1±0.1 m とする。

注記 2  電子スイッチの繰返し動作が,その用途(例えば,赤外線受光,遅延スイッチ)によって制

限を受ける場合,試験中の操作速度は,製造業者が指定してもよい。

電子 RCS には,JIS C 8281-2-2 の 19.1 を適用する。

電子 TDS には,JIS C 8281-2-3 の 19.1 を適用する。

試験中に,試験品は正しく機能しなければならない。

試験後,試験品は,次に耐えなければならない。

−  箇条 16 に規定する 4 000 V の試験電圧は,1 000 V 減少し,その他の試験電圧は,500 V 減少した耐電

圧試験。ただし,19.102 で試験した試験品に対しては,耐電圧試験を実施しない。

−  箇条 17 に規定する温度上昇試験

試験後,試験品は,次のようなことがあってはならない。

−  更なる使用を損なう摩耗

−  操作部の位置を表示しているとき,操作部の位置と可動接点の位置との間の不一致

−  電子スイッチが更に動作できない又は箇条 10 の要求事項に適合しないほどの外郭,絶縁用内張又は隔

壁の劣化

−  電気的又は機械的な接続の緩み

−  シーリングコンパウンドの漏れ

−  様式番号 2 のスイッチの可動接点の相対的な位置のずれ

注記 3  15.3 による試験ごとの湿気処理は,この項目の耐電圧試験の前には繰り返さない。

注記 4  試験中,試験品に注油しない。

JIS C 8281-1

の 19.2 の最初のダッシュ(−)の文章を,次に置き換える。

図 14 に示すコンデンサ C

1

の容量は,

表 103 による。コンデンサは,2.5 mm

2

の断面積の可能な限り短

い導体を用いて接続する。


22

C 8281-2-1

:2012

表 103−定格電流とコンデンサ容量との関係

定格電流

A

コンデンサ容量

μF

1 以下 12

  1 を超え  2 以下 24 
  2 を超え  3 以下 35 
  3 を超え  4 以下 48 
  4 を超え  5 以下 58 
  5 を超え  6 以下 70 
  6 を超え  7 以下 77 
  7 を超え  8 以下 96 
  8 を超え  9 以下 105 
  9 を超え 10 以下 140

JIS C 8281-1

の 19.2 

注記の下 5 番目の段落の規定を,次に置き換える。

操作回数は,次による。

定格電流 10 A 以下の蛍光灯負荷用電子スイッチは,30 回/分で,10 000 回とする。

JIS C 8281-1

の 19.2 の後に,次を追加する。

19.101

白熱灯回路用電子スイッチに組み込んだ接点機構(主回路の開閉を直接行う機械式接点機構)は,

次の試験を実施する。

試験は,完全な接点機構をもつ 3 個の個別の試験品について行う。

回路の詳細及び(

図 13 に示す試験回路の)切換スイッチ S の操作方法は,特に規定がない限り,18.1

による。

操作回数は,40 000 回とする。

操作速度は,18.1 による。

左右の方向に回転操作するロータリスイッチの場合,

操作部は,

全操作回数の半分を一方向に回転させ,

残りの半分を逆方向に回転させる。

一つのパートで実施している間は,他方は“切”状態とする。さらに適用できるときは,14.3 の試験を

続けて行う。

モータ速度制御回路用及びモータ回路操作用電子スイッチに組み込んだ接点機構(主回路の開閉を行

う。

)は,19.101 の白熱灯回路用電子スイッチと同様に試験する。このとき接点機構は,6×I

n

(cosφ=0.65

±0.05)の電流が流れる回路状態で閉路し,I

n

(cosφ=0.65±0.05)の電流が流れる回路状態で開路する。

回復電圧 U

s

の定格動作電圧 U

e

に対する比率は,1.00(±10 %)とする。

19.102

蛍光灯又は他のコンデンサ負荷(例えば,電子式安定器)用電子スイッチに組み込んだ接点機構

(主回路の開閉を行う。

)は,JIS C 8281-1 の 19.2 に次の変更を加えた内容によって試験する。

この試験は,ステップダウンコンバータ用の調光器には適用しない。これらは,19.101 に従った試験を

適用する。

19.103

電子スイッチに組み込んだ半導体スイッチング装置及び/又は電子式調整ユニットについては,

次の試験を行う。

注記  電子式調整ユニットの例は,時間調節,明るさ調節又は感度調節に使う制御装置である。

電子スイッチには,定格電圧の 1.1 倍で,一定温度に達するまで定格負荷をかける。


23

C 8281-2-1

:2012

検出面又は検出ユニットによって,スイッチの状態を 10 回変更する。設定値がある場合には,全範囲に

わたって最小から最大に,次に最小に戻す操作を 10 回繰り返す。

さらに,適切な場合には,電子式拡張ユニット(子器)によって,スイッチの状態を 10 回変更する。設

定値がある場合には,全範囲にわたって最小から最大に,次に最小に戻す操作を 10 回繰り返す。

19.104

電子スイッチに組み込んだ機械式制御ユニットは,次の試験を行う。

電子スイッチに定格負荷を接続し,その後,電圧を定格電圧の 1.1 倍に増加する。制御ユニットによっ

て,設定を全範囲にわたって最小から最大に操作し,次に最小に戻す操作を 10 000 回繰り返す。操作速度

は,毎分 10∼15 回とする。

機械式制御ユニットの押しボタンスイッチ,ポテンショメータなどは,手動で操作する。

通常の使用状態で使用者が操作できない部分には,適用しない。

19.105

製造業者が最小負荷又は最小電流を指定する電子スイッチの特性に対しては,定格電圧を 0.9 倍

にした状態で,最小負荷又は最小電流による次の追加試験を行う。

スイッチの状態を 10 回変更する。設定がある場合には,全範囲にわたって最小から最大に,次に最小に

戻す操作を 10 回繰り返す。

さらに,適切な場合には,電子式拡張ユニット(子器)によって,スイッチの状態を 10 回変更する。設

定値は,全範囲にわたって最小から最大に,次に最小に戻す操作を 10 回繰り返す。

19.106

電子 RCS には,JIS C 8281-2-2 の 19.101 を適用する。

電子 TDS には,JIS C 8281-2-3 の 19.101 を適用する。

19.107

電子 TDS には,JIS C 8281-2-3 の 19.102 を適用する。

19.108

電子 TDS には,JIS C 8281-2-3 の 19.103 を適用する。

20 

機械的強度 

機械的強度は,JIS C 8281-1 の箇条 20 による。

21 

耐熱性 

耐熱性は,JIS C 8281-1 の箇条 21 よる。

22 

ねじ,通電部及び接続部 

ねじ,通電部及び接続部は,JIS C 8281-1 の箇条 22 による。

23 

沿面距離,空間距離及びシーリングコンパウンドを通しての絶縁距離 

沿面距離,空間距離及びシーリングコンパウンドを通しての絶縁距離は,JIS C 8281-1 の箇条 23 による

ほか,次による。

表 20 の前に,次を追加する。

表 20 の項目 1,2,6 及び 7 の値は,外部導体用端子には適用するが,十分な遮断容量をもつ直接接続し

たヒューズ,その他の電流制限装置によって,箇条 101 を満足するように保護した電子スイッチの他の充

電部には適用しない。ヒューズを接続していない,又はその他の電流制限装置がないとき,電子スイッチ

は,

表 20 に適合しなければならない。

注記 1  直接接続するヒューズ,その他の電流制限装置は,電子スイッチの保護を主な機能として回

路に挿入した装置である。


24

C 8281-2-1

:2012

注記 2  直接接続するヒューズ,その他の電流制限装置は,電子スイッチと一体になっていなくても

よい。

表 20 のそれぞれの欄に,次を追加する。

絶縁距離の詳細 mm

沿面距離 
101

交流又は直流で生じる 50 V 以下の公称電圧で,かつ,JIS C 61558-2-6 に従った安全絶縁変圧
器又は同等の有効性をもつ方法で商用電源から電気的に分離した電源からの供給によって,回
路に発生する電圧が加わる沿面距離

A)B)

は,次による。

−  プリント配線材料上  −  汚損度 1 
−  プリント配線材料上  −  汚損度 2 
−  その他の絶縁材料上  −  材料グループ I の絶縁材料を横断して

−  その他の絶縁材料上  −  材料グループ II の絶縁材料を横断して 
−  その他の絶縁材料上  −  材料グループ III の絶縁材料を横断して

 
 
 

0.025
0.04 
0.6 
0.85 
1.2

空間距離 
102

交流又は直流で生じる 50 V 以下の公称電圧で,かつ,JIS C 61558-2-6 に従った安全絶縁変圧
器又は同等の有効性をもつ方法で商用電源から電気的に分離した電源からの供給によって,回
路に発生する電圧が加わる空間距離

A)

は,次による。

−  汚損度 1 
−  汚損度 2

 
 
 

0.1 
0.2

注記 101  空間距離の値は,次の条件を用いたときの JIS C 60664-1 の表 F.2 の値に基づいている。

−  交流又は直流 50 V の充電線の対地間電圧,過電圧カテゴリ III 及びケース A(不平等電界)として,

JIS C 60664-1

表 F.1 に由来する 800 V の定格インパルス電圧

−  汚損度 1 及び 2

沿面距離の値は,JIS C 60664-1 

表 F.4 に基づいており,表 F.3a の電力供給系統の公称電圧 50 V の場

合に対応した

表 F.4 の集約した実効値 50 V の区分による。

注記 102  公称電圧の定義については,IEC 60050-601(IEV 601-01-21)を参照。 

A)

  この規格においては,次を適用する(JIS C 60664-1 から引用)。

−  ミクロ環境:沿面距離の規定値の決定に特に影響を及ぼす絶縁物の近傍の環境(JIS C 60664-1 の 3.12.2

−  汚損度:ミクロ環境の予測できる汚損の特徴を示す数値(JIS C 60664-1 の 3.13

−  汚損度 1:どのような汚損も発生しないか又は乾燥状態で非導電牲の汚損だけを発生する。この汚損は,

どのような影響も及ぼさない(JIS C 60664-1 の 4.6.2 参照)

プリント配線基板が,結露の発生,又は導電性,吸湿性若しくは水溶性の堆積物からの影響を受けない場

合には,電子スイッチのプリント配線板に対して汚損度 1 の使用を認める。これは通常,プリント配線板及
び/又は回路をコーティングし,そのコーティングが JIS C 60664-3 の規定に適合し,更に封止している場合,

又は保護コーティングによって,プリント配線板アセンブリ全体を密閉している場合にだけ実現可能となる。
−  汚損度 2:非導電性の汚損だけは発生するが,結露によって一時的に導電性を引き起こすことが予測でき

る(JIS C 60664-1 の 4.6.2 参照)

プリント配線板及び/又は回路をコーティングし,そのコーティングが JIS C 60664-3 の規定に適合してい

る場合,電子スイッチのプリント配線板に対して汚損度 2 の使用を認める。

この規格では,絶縁材料をその PTI 値によって,四つのグループに分類している。

−  材料グループ I 600

≦ PTI

−  材料グループ II 400

≦ PTI < 600

−  材料グループ IIIa 175

≦ PTI < 400

−  材料グループ IIIb 100

≦ PTI < 175

材料グループ III には,材料グループ IIIa 及び材料グループ IIIb を含む。 
材料は,JIS C 2134 の方法に従って溶液 A を用いて測定したその PTI が,当該グループで指定した低い方

の値以上であることを基準として,上記の四つのグループのいずれかに該当しなければならない。

B)

  プリント配線板の沿面距離の値は,汚損度 1 及び 2 について示している。その他の絶縁材料については,汚

損度 2 の沿面距離の値だけを許容する。


25

C 8281-2-1

:2012

JIS C 8281-1

の 23.2 の後に,次を追加する。

23.101

表 20 を適用する場合,SELV への接続に適する制御回路をもつ電子スイッチで,スイッチング回

路に SELV よりも高い電圧を供給するものは,制御回路とスイッチング回路との間の空間距離及び沿面距

離が 5.5 mm 以上でなければならない。

7.103

に従って分類する電子 RCS 及び電子 TDS の場合,SELV と商用電源との間の空間距離及び沿面距

離については,JIS C 8281-2-2 及び JIS C 8281-2-3 の関連する要求事項を参照する。

23.102

表 20 を適用する場合,エナメル線のエナメルの厚さが少なくとも JIS C 3215-0-1 の Grade 1 であ

るときは,制御コイルの電線と異極充電部及び露出した導電部との間の空間距離は,エナメルがないとき

の 2/3 まで減少してもよい。

24 

絶縁材料の耐過熱性,耐火性及び耐トラッキング性 

絶縁材料の耐過熱性,耐火性及び耐トラッキング性は,JIS C 8281-1 の箇条 24 による。

25 

耐腐食性 

耐腐食性は,JIS C 8281-1 の箇条 25 による。

26 

電磁環境両立性(EMC 

電磁環境両立性(EMC)は,JIS C 8281-1 の箇条 26 を,次に置き換える。

電子スイッチは,使用を意図する電磁環境の下で正しく動作するように設計しなければならない。これ

は特に,IEC 61000-2-2 による両立性レベルで定義する電源システムに対する妨害を考慮しなければならな

い公共電源システムの交流低電圧を接続する電子スイッチに適用する。

試験は,3 個の新しい試験品によって行う(

表 101 参照)。

製造業者は,電子スイッチの負荷に関連する全ての詳細を明らかにしなければならない。

適否は,26.1 及び 26.2 の試験によって判定する。

26.1 

イミュニティ 

電子スイッチは,スイッチの状態(

“入”又は“切”

)及び/又は設定値が妨害に対して保護されるよう

に設計しなければならない。

次の試験のため,電子スイッチは,適切なボックスに通常の使用状態で,又は製造業者の指定がある場

合はそのように取り付け,箇条 17 に規定するとおり,定格電圧で定格負荷が得られるように負荷を与え,

試験を行う。

この試験の目的のために,電子スイッチは,測定した又は計算した出力電力(実効値)を設定して試験

を行う。

±10 %未満の変化は,設定値の変化とはみなさない。

各電子スイッチは,該当する場合,次の状態で試験を行う。

a)

閉路状態で設定値を最大にする。

b)

閉路状態で設定値を最小にする。

c)

開路状態にする。

試験のための各種の値は,

表 104 による。


26

C 8281-2-1

:2012

表 104−イミュニティ試験

外的要因

試験条件

試験方法

細分箇条

電圧ディップ/短時間停電

表 105 

JIS C 61000-4-11 

26.1.1 

サージ

±1 kV 及び±2 kV(波形 1.2/50

μs)

JIS C 61000-4-5 

26.1.2 

ファストトランジェント

(バースト)

表 106 

JIS C 61000-4-4 

26.1.3 

静電気放電

±4 kV  接触放電

±8 kV  気中放電

JIS C 61000-4-2 

26.1.4 

放射電磁界試験 3

V/m

JIS C 61000-4-3 

26.1.5

a)

無線周波数電圧 3

V(実効値)

JIS C 61000-4-6 

26.1.6

a)

電源周波数磁界 3

A/m,50 Hz

JIS C 61000-4-8 

26.1.7

b)

a)

  この試験は,赤外線(IR)受信装置,無線周波受信装置,受動赤外線(PIR)装置,マイクロプロセッ

サをもつ装置などを含む電子スイッチだけに適用する。

b)

  この試験は,磁場に敏感な装置(例えば,ホール素子,電気力学によるマイクロホン,その他)を含む

電子スイッチだけに適用する。

注記  次の細分箇条(26.1.126.1.7)において,“初期状態”とは,試験前の状態をいう。

26.1.1 

電圧ディップ及び短時間停電試験 

電子スイッチは,26.1 に規定するように,JIS C 61000-4-11 で規定する試験用機器で

表 105 に従って試

験を行う。試験と次の試験との間隔を 10 秒間以上とし,電圧ディップ及び短時間停電の試験を 3 回繰り返

す。

供給電圧の急激な変動は,ゼロクロス時に発生させる。

試験電圧発生器の出力インピーダンスは,電圧の変動中でも低くなければならない。

試験電圧 U

T

と変動電圧との間の変化は,急激にする。

注記 100

%U

T

は,定格電圧と同じである。

試験レベル 0 %は,全電圧の遮断に相当する。

表 105−電圧ディップ/短時間停電の試験値

試験レベル

U

T

電圧ディップ/短時間停電

U

T

継続時間

(定格周波数によるサイクル数)

0 100

10

40 60

10

70 30

10

試験中,電子スイッチの状態は,変化してもよい。

試験中の時折のランプのちらつき又はモータの不規則な動作は,無視する。

試験後,電子スイッチは,初期状態にあり,設定値が変化してはならない。ただし,試験後の状態が初

期状態と異なる場合でも,次に示すものは,試験後に状態が変化してもよい。これらの詳細は,スイッチ

に添付する取扱説明書に示さなければならない。

−  試験中及び試験後,開路状態となる,様式番号 6,6/2 及び 7 以外の電子スイッチ

試験後,自動機能を組み込んだ一般用電子スイッチは,目的どおりに動作しなければならない。

26.1.2 1.2/50 

μ波形インパルスによるサージイミュニティ試験 

電子スイッチは,スイッチの開閉及び雷による過渡現象による過電圧によって引き起こされる単極性の

サージに対する耐性について試験を行う。


27

C 8281-2-1

:2012

試験は,放電頻度 60±5 秒,開回路試験電圧 1 kV(レベル 2)で,位相角 0°,90°及び 270°の各々に

ついて,2 回の正極性放電及び 2 回の負極性放電を JIS C 61000-4-5 に従って実施する。

通常の使用状態で,金属製取付具が表面に出ている場合には,電源ラインと接地(金属製取付具)との

間で,2 kV の試験電圧で試験を繰り返す。

試験中,電子スイッチの状態は,変化してもよい。

試験中の時折のランプのちらつき又はモータの不規則な動作は,無視する。

試験後,電子スイッチは,初期状態にあり,設定値が変化してはならない。ただし,試験後の状態が初

期状態と異なる場合でも,次に示すものは,試験後に状態が変化してもよい。これらの詳細は,スイッチ

に添付する取扱説明書に示さなければならない。

−  試験中及び試験後,開路状態となる,様式番号 6,6/2 及び 7 以外の電子スイッチ

試験後,自動機能を組み込んだ一般用電子スイッチは,目的どおりに動作しなければならない。

26.1.3 

電気的ファストトランジェント/バースト試験 

電子スイッチは,電源並びに制御端子及び端末への繰返しファストトランジェント/バーストに対する

耐性を試験する。

試験は,JIS C 61000-4-4 に従って,次の仕様で実施する。

電子スイッチの電源並びに制御端子及び端末に結合する,多くのバーストによって構成する繰返しファ

ストトランジェントの値は,

表 106 による。

表 106−ファストトランジェント試験値

開回路出力試験電圧±10 %

電源端子/端末

制御端子/端末

1 kV

0.5 kV

試験の継続時間は,正極性及び負極性の各々に対し 1 分

5
0

秒とする。

試験中,電子スイッチの状態は,変化してもよい。

試験中の時折のランプのちらつき又はモータの不規則な動作は,無視する。

試験後,電子スイッチは,初期状態にあり,設定値が変化してはならない。ただし,試験後の状態が初

期状態と異なる場合でも,次に示すものは,試験後に状態が変化してもよい。これらの詳細は,スイッチ

に添付する取扱説明書に示さなければならない。

−  試験中及び試験後,開路状態となる,様式番号 6,6/2 及び 7 以外の電子スイッチ

試験後,自動機能を組み込んだ一般用電子スイッチは,目的どおりに動作しなければならない。

26.1.4 

静電気放電試験 

通常の使用状態に設置した電子スイッチは,静電気の接触放電及び気中放電に耐えなければならない。

試験は,白熱灯負荷を接続して実施する。電子スイッチの負荷として白熱灯を意図しないときは,製造業

者の指定する負荷を一つだけ用いて試験する。

試験は,順放電 10 回,逆放電 10 回を次の方法によって,JIS C 61000-4-2 に従って実施する。

−  導電性表面及び結合板に対する接触放電

−  適用できるならば,絶縁性表面に対する気中放電

静電気放電は,電子スイッチの通常の使用状態で接触できる表面及び箇所に対してだけ実施する。

静電気放電は,製造業者が設計し,あらかじめ選定した箇所に適用する。また,その箇所に異なる材質

の部品がある場合は,それらを含める。


28

C 8281-2-1

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次の試験値を適用する。

−  接触放電の試験電圧:4 kV

−  気中放電の試験電圧:8 kV

試験中,電子スイッチの状態は,変化してもよい。

試験中の時折のランプのちらつき又はモータの不規則な動作は,無視する。

試験後,電子スイッチは,初期状態にあり,設定値が変化してはならない。ただし,試験後の状態が初

期状態と異なる場合でも,次に示すものは,試験後に状態が変化してもよい。これらの詳細は,スイッチ

に添付する取扱説明書に示さなければならない。

−  試験中及び試験後,開路状態となる,様式番号 6,6/2 及び 7 以外の電子スイッチ

表面に検知ユニットをもつタッチスイッチは試験後,状態及び/又は設定値が変化してもよいが,目的

どおりに電子スイッチを操作できなければならない。

注記  調節可能な時間遅延装置をもつ特定の電子スイッチ,例えば,受動赤外線スイッチ(PIR スイ

ッチ)は,遅延時間が試験時間を上回るように調節するのがよい。

試験後,自動機能を組み込んだ一般用電子スイッチは,目的どおりに動作しなければならない。

26.1.5 

放射電磁界試験 

この試験は,赤外線(IR)受信装置,無線周波受信装置,受動赤外線(PIR)装置,マイクロプロセッ

サをもつ装置などを含む電子スイッチだけに適用する。

電子スイッチは,放射電磁界イミュニティ試験に耐えなければならない。

試験は,周波数範囲 80∼1 000 MHz の電界強度 3 V/m で JIS C 61000-4-3 に従って実施する。

試験中,電子スイッチの状態は,変化してはならない。

試験中,ランプのちらつき又はモータの不規則な動作があってはならない。試験手順にある,試験装置

の周波数変更による過渡現象によって生じるランプのちらつき及びモータの不規則な動作は無視する。

電子 TDS は,遅延後,初期状態に戻らなければならない。

試験後,電子スイッチは,初期状態にあり,設定値が変化してはならない。ただし,試験中及び試験後

の状態が初期状態と異なる場合でも,次に示すものは,試験中及び試験後に状態が変化してもよい。これ

らの詳細は,スイッチに添付する取扱説明書に示さなければならない。

−  試験中及び試験後,開路状態となる,様式番号 6,6/2 及び 7 以外の電子スイッチ

試験後,自動機能を組み込んだ一般用電子スイッチは,目的どおりに動作しなければならない。

26.1.6 

無線周波数電圧試験 

この試験は,赤外線(IR)受信装置,無線周波数受信装置,受動赤外線(PIR)装置,マイクロプロセ

ッサをもつ装置などを含む電子スイッチだけに適用する。

電子スイッチは,無線周波数電圧によるイミュニティ試験に耐えなければならない。

試験は,無線周波数電圧 3 Vr.m.s(実効値)の電源ライン及び制御ラインへの注入を JIS C 61000-4-6 

従って実施する。

試験中,電子スイッチの状態は,変化してはならない。

試験中,ランプのちらつき又はモータの不規則な動作があってはならない。試験手順にある,試験装置

の周波数変更による過渡現象によって生じるランプのちらつき及びモータの不規則な動作は無視する。

試験後,電子スイッチは,初期状態にあり,設定値が変化してはならない。

ただし,試験中及び試験後の状態が初期状態と異なる場合でも,次に示すものは,試験中及び試験後に

状態が変化してもよい。これらの詳細は,スイッチに添付する取扱説明書に示さなければならない。


29

C 8281-2-1

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−  試験中及び試験後,開路状態となる,様式番号 6,6/2 及び 7 以外の電子スイッチ

試験後,自動機能を組み込んだ一般用電子スイッチは,目的どおりに動作しなければならない。

26.1.7 

電源周波数磁界試験 

この試験は,磁場に敏感な装置(例えば,ホール素子,電気力学によるマイクロホン,その他)を含む

電子スイッチに適用する。

電子スイッチは,電源周波数磁界試験に耐えなければならない。

試験は,磁界 3 A/m で 50 Hz において JIS C 61000-4-8 に従って実施する。

試験中,電子スイッチの状態は,変化してはならない。

試験中,ランプのちらつき又はモータの不規則な動作があってはならない。試験手順にある,試験装置

の周波数変更による過渡現象によって生じるランプのちらつき及びモータの不規則な動作は無視する。

試験後,電子スイッチは,初期状態にあり,設定値が変化してはならない。ただし,試験中及び試験後

の状態が初期状態と異なる場合でも,次に示すものは,試験中及び試験後に状態が変化してもよい。これ

らの詳細は,スイッチに添付する取扱説明書に示さなければならない。

−  試験中及び試験後,開路状態となる,様式番号 6,6/2 及び 7 以外の電子スイッチ

試験後,自動機能を組み込んだ一般用電子スイッチは,目的どおりに動作しなければならない。

26.2 

エミッション 

26.2.1 

低周波エミッション 

電子スイッチは,回路網に過度の妨害を引き起こさないように設計しなければならない。

電子スイッチは,JIS C 61000-3-2 及び IEC 61000-3-3 に適合しているならば,要求事項を満たしている

とみなす。

注記 1  点弧角度を変動させるための自動制御装置(例えば,ダンスホール,ディスコなどで使用す

る自動システム)を組み込んだ電子スイッチ以外は,試験を実施しなくとも IEC 61000-3-3

に適合しているとみなす。

注記 2  JIS C 61000-3-2 の C.6 によって,1 000 W 以下の独立形の白熱灯用調光器には試験を適用し

ない。負荷電流を半導体スイッチング装置によって制御する電子スイッチは,調光器とみな

す。

電気機械的接点機構(例えば,リレー)をもつ電子スイッチは,高調波電流エミッションを引き起こさ

ないため,試験を実施しなくとも JIS C 61000-3-2 に適合しているとみなす。

26.2.2 

無線周波数エミッション 

(削除)

JIS C 8281-1

の箇条 26 の後に,次の箇条を追加する。

101 

異常状態 

電子スイッチは,異常状態でも危険な状態を生じてはならない。

適否は,101.1101.3 に規定する試験によって判定する。

注記  これらの試験に対しては,電子スイッチの追加部品が必要な場合もある。

101.1

電子スイッチは,異常状態となった場合でも,電子スイッチの周囲に対して火災の危険が生じるお

それのある温度になってはならない。

適否は,101.1.1 に規定するように,電子スイッチの故障状態を模擬して温度上昇試験を行うことによっ

て判定する。


30

C 8281-2-1

:2012

試験中に,

温度上昇は,

表 102 の許容温度上昇値欄の箇条 101 に関する列に示す値を超えてはならない。

101.1.1

特に規定がない限り,電子スイッチは,箇条 17 に規定するように取り付け,接続し,負荷を加

えた状態で試験を行う。

101.1.1.1

及び 101.1.1.2 に示す異常状態を,順番に適用する。

注記  試験中,直接の結果として生じるその他の故障が発生する場合がある。

異常条件は,試験に最も適切な順序で適用する。

101.1.1.1

次の故障状態を,模擬する。

−  箇条 23 の規定に適合するものを除き,沿面距離及び空間距離を短絡する。ただし,JIS C 6065 

10

(プリント基板の最小空間距離及び沿面距離)に示す値未満であるときに限る。

−  例えば,ラッカー又はエナメルで構成する絶縁塗装部分の短絡。

このような塗装は,沿面距離及び空間距離の評価のときに無視する。

エナメルが電線の絶縁体を形成し,JIS C 3215-0-1 の 13.の Grade 2 に対して規定する電圧試験に耐

える場合,エナメルは,沿面距離及び空間距離の内の 1 mm に相当するとみなす。

注記 1 Grade

2 の変更は,考慮中である。

−  半導体部品の短絡又は開放

注記 2  電子スイッチの制御回路に用いる半導体部品(マイクロコントローラ,IC など)の短絡又

は開放は,電源供給側ピン部だけで行う。

−  電解コンデンサの短絡

−  箇条 102 の規定に適合しないコンデンサ又は抵抗器の短絡又は開放

−  負荷側の端子の短絡

試験中に模擬した故障状態が,その他の故障状態に影響する場合には,これらの全ての故障状態を同時

に適用する。

電子スイッチの温度を自動保護装置(ヒューズを含む。

)の動作によって制限する場合には,その装置の

動作の 2 分後に温度を測定する。

温度制限装置が動作しない場合には,温度が安定状態に達したとき又は 4 時間後のいずれか短い方の時

間の後に温度を測定する。

ヒューズによって温度を制限する場合で,疑義があるときには,次の追加試験を行う。

ヒューズを短絡状態にして故障状態における電子スイッチの電流値を測定する。測定した電流によって

JIS C 6575

の規格群で規定する形式のヒューズ又は 102.1 によるヒューズの特性に応じて最大不溶断時間

を求め,相当する最大不溶断時間の間,電子スイッチを作動する。通電完了の 2 分後に温度を測定する。

101.1.1.2

該当する場合には,次の試験を行う。

温度制御装置及びヒューズを組み込んでいない電子スイッチの検証に使用する保護装置(ヒューズ,自

動保護装置など)の作動電流は,電子スイッチの保護を目的として製造業者が指定する保護装置の定格電

流に関連しなければならない。製造業者は,電子スイッチの保護を目的として保護装置に関する情報を説

明書で指定することが望ましい(JIS C 8281-1 の 8.8 参照。

製造業者の説明書で指定しない場合には,定格電流が 20 A 以下の電子スイッチについては,定格電流が

20 A の配線用遮断器,定格電流が 20 A を超える電子スイッチについては,定格電流が 30 A の配線用遮断

器を用いる。

温度制限装置及びヒューズを組み込んでいない電子スイッチは,据付部で電子スイッチを保護する装置

(ヒューズなど)の協約不溶断電流を 1 時間加える。配線用遮断器の場合は,定格電流の 1.25 倍の電流を


31

C 8281-2-1

:2012

1 時間加える。

内蔵する自動保護装置(ヒューズを含む。

)によって保護する構造の電子スイッチは,保護装置が 1 時間

後に遮断する電流の 0.95 倍の電流を加える。

温度上昇は,温度が安定状態に達したとき又は 4 時間後のいずれか短い方の時間の後に測定する。

JIS C 6575

の規格群に適合するヒューズを組み込み,それによって保護する電子スイッチは,それらの

ヒューズをインピーダンスが無視できるリンク導体に取り替え,ヒューズの定格電流の 2.1 倍の電流を流

す。

電子スイッチは,30 分間負荷電流を通電した後で,温度上昇を測定する。

包装ヒューズ及び自動保護装置の両方によって保護する電子スイッチは,上記のように,組込ヒューズ

又は他の自動保護装置のいずれかに負荷を加える。ただし,より低い方の負荷が必要な試験を選ぶ。

過負荷の場合に限って,短絡する自動保護装置によって保護する電子スイッチは,自動保護装置付きの

電子スイッチ及び自動保護装置がない電子スイッチの両方とみなして試験しなければならない。

101.2

故障状態で電子スイッチを使用したとしても,感電に対する保護が必要となる。

適否は,101.1 の試験後,箇条 10 の試験によって判定する。

101.3

電子スイッチは,負荷側が短絡したときに,その周囲を危険にさらすことがないような状態で耐

えなければならない。

適否は,次の試験によって判定する。

電子スイッチは,非誘導回路で負荷インピーダンス及び固有通過値 I

2

t

(ジュール積分)を制限する装置

に直列に接続して試験する。

試験における電源の固有短絡電流は,電子スイッチの定格電圧に等しい電圧で,1 500 A(実効値)とす

る。

固有通過値 I

2

t

(ジュール積分)は,15 000 A

2

s でなければならない。

注記 1  固有電流は,電子スイッチ,電流制限装置及び負荷インピーダンスを,回路には他の変化を

与えずに,インピーダンスが無視できるリンク導体に交換したときに,その回路に流れる電

流である。

注記 2  固有通過値 I

2

t

(ジュール積分)は,電子スイッチ及び負荷インピーダンスをインピーダンス

が無視できるリンク導体と交換したときに,制限装置を通過する値である。I

2

t

値は,開放形

ワイヤヒューズ,イグナイトロン又は他の適切な装置を用いることによって制限できる。

注記 3 15

000

A

2

s の I

2

t

値は,固有短絡電流が 1 500 A のとき,16 A の小形遮断器を通過する最大の

値に相当する。

電子スイッチを試験する回路図を,

図 102 に示す。

インピーダンス Z

1

(短絡インピーダンス)は,規定の固有短絡電流を加えることができるように調節可

能とする。

インピーダンス Z

2

(負荷インピーダンス)は,その電子スイッチに規定する最小負荷又は定格負荷の約

10 %のうちのいずれか高い方で負荷できるように調節する。

注記 4  負荷は,電子スイッチを閉路状態とするために必要である。

回路は,次の許容差に校正する。

電流:0∼+5 %,電圧:0∼+10 %,周波数:±5 %,I

2

t

値:±10 %

製造業者が推奨する組込ヒューズがある場合には,負荷をかける電子スイッチ中に挿入する。可変制御

装置があれば,最大出力の位置に設定する。


32

C 8281-2-1

:2012

短絡は,補助スイッチ A によって閉路して 6 回発生させる。このとき電圧波形に同期していなくてもよ

い。

注記 5  電圧波形の 1 点に同期させて短絡させるのは困難であるので,6 回の試験を行う。

注記 6  これらの試験のうち少なくとも 1 回の試験は,経験的に最大 I

2

t

値に近くなる。

試験中,炎又は燃焼している小片の放出があってはならない。

試験後,人が接触するおそれがある金属部が充電してはならない。

試験中及び試験後に試験品が動作可能である必要はない。ただし,電子スイッチが明らかに使用できな

い場合を除き,組み込んだ自動保護装置の接点は,溶着してはならない。

6 回の試験は,同一試験品に対して行ってもよい。ただし,組込ヒューズを交換することによって電子

スイッチが依然として動作可能であるときに限る。そうでない場合には,6 回の試験は,その都度新しい

試験品を使用しなければならない。

Z

1

 :固有短絡回路電流(非誘導性)調整用のインピーダンス

Z

2

 :負荷(非誘導性)調整用のインピーダンス

L  :固有通過電流 I

2

t

の制限装置

S  :試験品 
A :短絡用の補助スイッチ

図 102101.3 に従って電子スイッチを試験するための回路図

101.4

電子 RCS には,JIS C 8281-2-2 の箇条 101 を適用する。

電子 TDS には,JIS C 8281-2-3 の箇条 101 を適用する。

102 

部品 

部品が故障することによって電子スイッチに危険を生じるおそれがある部品は,適用できる限り,関連

規格に規定する安全性要求事項に適合しなければならない。

電子スイッチの中で用いる構成部品に動作特性の表示がある場合には,この規格中で特に例外規定があ

る場合を除き,これらの表示に従って用いなければならない。

他の規格に適合しなければならない構成部品の試験は,

通常,

関連規格に従って次のように個別に行う。

部品に表示があり,その表示に従って用いる場合,試験品の数は,関連規格で要求する数とする。

規格がない,部品に表示がない,又は表示に従った使用をしていないとき,部品は,電子スイッチの中

で生じる条件で試験を行う。試験品の数は,通常,関連規格で要求する数とする。

電気用品の技術上の基準を定める省令(昭和 37 年通商産業省令第 85 号)の適用を受け,定められた技

術基準に適合する部品は,

その定格に従って正しく使用していることを確認しなければならない。

さらに,

その部品は,電子スイッチの一部としてこの規格の該当する試験を実施しなければならない。ただし,そ


33

C 8281-2-1

:2012

の試験が部品の技術基準の一部であるときは除く。

電子スイッチに組み込んだ部品は,電子スイッチの一部としてこの規格の全ての試験を行う。

102.1 

ヒューズ 

ヒューズがある場合,JIS C 6575 の規格群又は他の関連する規格に適合し,1 500 A の定格遮断容量をも

つもの(故障電流を 35 A に制限するときを除く。

)又は電気用品の技術上の基準を定める省令(昭和 37

年通商産業省令第 85 号)別表第三に適合するものでなければならない。

102.2 

コンデンサ 

コンデンサは,次の場合,JIS C 5101-14 に適合し,かつ,

表 107 によらなければならない。

−  短絡又は開放において,故障状態の要求事項を満足せず,感電又は火災の危険がある場合

−  コンデンサの端子を短絡したときに 0.5 A 以上の電流が流れる場合

−  電磁妨害雑音防止に用いるのもの

注記  JIS C 5101-14 の 4.12 による高温高湿(定常)試験で,21 日間以上の試験に合格したコンデン

サは,この要求事項に適合している。

コンデンサには,定格電圧をボルト(V)

,定格容量をマイクロファラッド(

μF),参照温度(温度上昇

値+25  ℃)を摂氏(℃)で表示しなければならない。

電流は,ヒューズ及び関連するコンデンサが短絡したとみなして決定する。

他の保護装置の場合,抵抗素子を等価のインピーダンスに置き換える。

表 107−コンデンサ

JIS C 5101-14

に基づく適合形式

125 V<U

n

≦250 V

コンデンサの適用箇所

U

n

≦125 V

過電流保護なし

過電流保護付き

a)

充電部(L 又は N)と接地(PE)との間

Y4 Y2 Y2

充電部間 
(L と N 又は L1 と L2 との間)

−  インピーダンスの直列接続なし

 

X2

 

X1

 

X2

−  インピーダンスを直列に接続しており,コンデンサ

を短絡したとき,電流値が次の場合

・ 0.5

A 以上

 

X3

 

X2

 

X3

・ 0.5

A 未満

指定なし

指定なし

指定なし

a)

  過電流保護素子(例えば,ヒューズ抵抗)をコンデンサの外部又は内部に組み込んだもの。

102.3 

抵抗器 

抵抗器の開路又は短絡によって,感電又は火災のおそれがある抵抗器は,電子スイッチの中で生じる過

負荷条件の下で,適切な一定の値をもたなければならない。

これらの抵抗器は,電子スイッチの中の抵抗器の参照温度(箇条 17 参照)に関し修正を加えた JIS C 6065

の 14.1 の要求事項に適合しなければならない。

注記  複合形抵抗器のための追加の要求事項については,考慮中である。

102.4 

自動保護装置(ヒューズを除く) 

自動保護装置は,JIS C 9730 の規格群に適合しなければならない。ただし,JIS C 9730 の規格群が適用

できるときに限る。さらに,追加要求事項として,電流を遮断する自動保護装置(以下,カットアウトと

いう。

)は 102.4.1 に適合し,電流を減少させるだけの自動保護装置は 102.4.2 に適合しなければならない。

102.4.1

カットアウトは,十分な開閉容量をもたなければならない。


34

C 8281-2-1

:2012

適否は,3 個の試験品を 102.4.1.1 又は 102.4.1.2 の試験によって判定する。

電子スイッチの中のカットアウトが,箇条 17 に従った参照温度が 55  ℃を超える場合には,試験品はこ

の参照温度で試験する。

試験中,他の条件は,電子スイッチの中で起こる条件と類似のものでなければならない。

試験中,持続するアークが発生してはならない。

試験後,試験品は,更なる使用ができなくなるか又は電子スイッチの安全性を損なう損傷があってはな

らない。

カットアウトの故障よって大きな危険が生じない場合には,カットアウトのスイッチング周波数は,電

子スイッチに固有の通常のスイッチング周波数を超えて増加してもよい。

カットアウトを個別に試験することができない場合には,カットアウトを使用する電子スイッチの追加

の試験品を用意する必要がある。

102.4.1.1

電子スイッチの負荷回路の中の非自己復帰形カットアウトは,電子スイッチの定格電圧の 1.1

倍の電圧及び次の負荷で試験する。

カットアウトは,動作ごとに復帰させ,連続して 10 回動作させる。

−  白熱灯用電子スイッチの中のカットアウトは,非誘導回路の中で試験し,保護ヒューズの定格電流の

2.1 倍(ヒューズが JIS C 6575 の規格群に規定するものの場合),又はその他のヒューズに対しては,

関連する協約不溶断電流を流す。

−  蛍光灯用の電子スイッチの中のカットアウトは,白熱灯用電子スイッチの中のカットアウトと同様に

試験を行う。

−  速度制御回路用電子スイッチの中のカットアウトは,10 回の動作を 2 回連続で行う。

第 1 の試験品群において試験するカットアウトは,

9I

n

(cosφ=0.8±0.05)の電流を流す回路を閉路する。

この電流は,各閉路の後,50∼100 ms の間に補助スイッチによって遮断する。

第 2 の試験品群においては,6I

n

(cosφ=0.6±0.05)の電流を流す回路を補助スイッチによって閉路し,

試験するカットアウトによって開路する。

注記 1  6I

n

及び 9I

n

は,暫定値である。

注記 2  “I

n

”は,電子スイッチの定格電流である。電子スイッチが定格電流の代わりに定格負荷を

もつ場合には,I

n

は負荷力率 cosφ=0.6 であると仮定して計算する。

102.4.1.2

電子スイッチの負荷回路の中の自己復帰形カットアウトは,電子スイッチの定格電圧の 1.1 倍

の電圧及び次の負荷で試験する。

−  白熱灯用電子スイッチの中のカットアウトは,非誘導回路の中で自動的に 200 サイクル動かし,保護

ヒューズの定格電流の 2.1 倍の電流(ヒューズが JIS C 6575 の規格群に規定するものの場合)

,又はそ

の他のヒューズに対しては,関連する協約不溶断電流を流す。

注記  蛍光灯用電子スイッチのカットアウトの試験は,考慮中である。

102.4.1

の試験中に,持続するアークが発生してはならない。

102.4.1

の試験後に,試験品は,更なる使用ができなくなるか又は電子スイッチの安全性を損なう損傷が

あってはならない。

カットアウトは,開路した接点の間で,次の試験電圧に 1 分間耐えなければならない。

−  白熱灯回路用電子スイッチの中のカットアウト:500 V

−  速度制御回路用電子スイッチの中のカットアウト:定格電圧 130 V 以下に対しては 1 200 V,及び 130

V を超える定格電圧に対しては 2 000 V


35

C 8281-2-1

:2012

102.4.2

電子スイッチに流す電流を減少させるだけの自動保護装置は,次のように試験する。

電子スイッチは,箇条 17 に示す電流を 4 時間流す。この通電の終わりに補助スイッチを閉路することに

よって,電子スイッチに流す固有電流を保護ヒューズの定格電流の 2.1 倍(ヒューズが JIS C 6575 の規格

群に規定するものの場合)

又はその他のヒューズに対しては,

関連する協約不溶断電流に電流を増加する。

補助スイッチを 30 分間閉路し,次に電子スイッチを通る電流が初期の値に安定するまで開路する。その

後,再び補助スイッチを閉路する。

この手順を 10 回繰り返す。

この試験後,自動保護装置は,正しく機能しなければならない。

適否は,箇条 17 による追加試験によって判定する。

102.5 

変圧器(トランス) 

SELV 回路を意図した変圧器は,安全絶縁変圧器でなければならず,JIS C 61558-2-6 の関連する要求事

項に適合しなければならない。

注記 SELV 及び PELV の使用に関しては,JIS C 0365 及び JIS C 60364-4-41 を参照する。


36

C 8281-2-1

:2012

附属書 A

(規定)

試験に必要な試験品の一覧表

試験に必要な試験品の一覧表は,JIS C 8281-1 

附属書 及びこの規格の表 1015.4 参照)による。


37

C 8281-2-1

:2012

附属書 B

(規定)

可とうケーブルのための保持器具及び

アウトレットをもつスイッチの追加規定

可とうケーブルのための保持具及びアウトレットをもつスイッチの追加規定は,次を除き,JIS C 8281-1

附属書 を適用する。

13 

構造 

JIS C 8281-1

附属書 の 13.16 の第 1 段落の後に,次を追加する。

電子スイッチと関連する制御装置又は類似の装置との間を接続する外部可とうケーブルの断面積は,電

流を制限する手段によって制限している場合には,小さくてもよい。この最小断面積を,

表 101a に示す。

可とうケーブルは,JIS C 3663-4 による 60245 IEC 66 又は JIS C 3662-5 による 60227 IEC 53 に適合しなけ

ればならない。

注記  これらのケーブルの絶縁に対する要求事項は,SELV で供給する可とうケーブルには適用しな

い。

表 101a−最大電流及び最小断面積

最大電流

A

最小断面積

mm

2

0.2 以下

要求事項なし

 0.2 を超え  6 以下 0.75 
  6 を超え 10 以下 1.0 
 10 を超え 16 以下 1.5


38

C 8281-2-1

:2012

附属書 AA

(参考)

電子スイッチの形式及び機能の例

電子スイッチの形式

機能

電子操作形半導体式スイッチング装置

タッチスイッチなど

電子操作形機械式スイッチング装置

電子式制御回路付きの機械操作形調節器

調光器など

速度制御装置など

電子式制御回路付きの電子操作形調節器

電子式制御回路及び機械式スイッチング装置をもつ機械操作形調節器

電子式制御回路及び電子操作形機械式スイッチング装置をもつ機械操作形調節器

電子式制御回路及び半導体式スイッチング装置をもつ機械操作形調節器

電子式制御回路及び半導体式スイッチング装置をもつ電子操作形調節器

スイッチ付調光器など 
スイッチ付速度制御装置など

電子式制御回路及び電子操作形機械式スイッチング装置をもつ電子操作形調節器

電子操作形半導体式スイッチング装置

熱又は光センサを組み込んだ

電子スイッチ

電子操作形機械式スイッチング装置

注記  電子スイッチは,補助制御回路によって操作できてもよい。

参考文献

JIS C 0365

  感電保護−設備及び機器の共通事項

注記  対応国際規格:IEC 61140,Protection against electric shock−Common aspects for installation and

equipment(IDT)

JIS C 4526-1

  機器用スイッチ−第 1 部:一般要求事項

注記  対応国際規格:IEC 61058-1,Switches for appliances−Part 1: General requirements(MOD)

JIS C 60364-4-41

  低圧電気設備−第 4-41 部:安全保護−感電保護

注記  対応国際規格:IEC 60364-4-41,Low-voltage electrical installations−Part 4-41: Protection for safety

−Protection against electric shock(IDT)

IEC 60050-601:1985

,International Electrotechnical Vocabulary−Chapter 601: Generation,transmission and

distribution of electricity−General


39

C 8281-2-1

:2012

附属書 JA

(参考)

JIS

と対応国際規格との対比表

JIS C 8281-2-1:2012

  家庭用及びこれに類する用途の固定電気設備用スイッチ−

第 2-1 部:電子スイッチの個別要求事項

IEC 60669-2-1:2002

  Switches for household and similar fixed electrical installations−

Part 2-1: Particular requirements−Electronic switches 

(I)JIS の規定 (III)国際規格の規定 (IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条ごとの評価

及びその内容

箇条番号 
及び題名

内容

(II) 
国際

規格
番号

箇条 
番号

内容

箇条ごと
の評価

技術的差異の内容

(V)JIS と国際規格との技術的差異の理
由及び今後の対策

1  適用範囲

家庭用及び類似用
途の固定電気設備
用電子スイッチ

 1  JIS とほぼ同じ 追加

“モータ回路操作用”を追加した。

速度制御を行わない開閉操作だけのス
イッチがあることを明確にするため追
加した。

この規格で使用す
る用語の定義

 3.114

3.116 
3.117

JIS

とほぼ同じ

変更

“RCS 又は TDS”を“電子スイッチ”に
変更した。

この規格の適用範囲は,電子スイッチで
あることから変更した。

3  用語及び定

3.125A

追加

熱線式自動スイッチを追加した。

我が国で一般的に使用している電子ス
イッチの定義を追加した。

定格電圧,定格電
流,定格周波数な

 6.1 JIS とほぼ同じ 追加

定格電圧に 100 V 及び 200 V を追加した。 我が国の配電事情によって,定格電圧が

異なるため追加した。

6  定格

6.3A

追加

熱線式自動スイッチの定格電流は 3 A 以
下(照明用及び換気扇用で手動強制開機

能がある場合は,15 A 以下)である旨を
追加した。

我が国の配電事情によって,電気用品の
技術上の基準を定める省令(昭和 37 年

通商産業省令第 85 号)第 1 項の別表第
四,1 共通の事項(2)構造イの規定で“通
常の使用で危険が生じるおそれのない”

ことに対する解釈を追加した。

7  分類

スイッチの分類   7.1.101

JIS

とほぼ同じ

追加

制御する負荷の種類は,兼用できること

を追加した。

我が国では,種類の異なる負荷(例えば,

白熱灯と蛍光灯)を制御できる電子スイ
ッチがあることから追加した。

39

C

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2012


40

C 8281-2-1

:2012

(I)JIS の規定 (III)国際規格の規定 (IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条ごとの評価

及びその内容

箇条番号

及び題名

内容

(II) 
国際
規格

番号

箇条

番号

内容

箇条ごと

の評価

技術的差異の内容

(V)JIS と国際規格との技術的差異の理
由及び今後の対策

追加

接点間ギャップの表示は,JIS C 8281-1 

表 20 を適用するものに限るとした。

電気用品の技術上の基準を定める省令

(昭和 37 年通商産業省令第 85 号)第 1
項の別表第四(附属書 JA)を用いるスイ
ッチは,接点間ギャップによる分類がな

いため。

追加

ヒューズ定格及び形式の表示は,ヒュー
ズホ ルダ付きの 交換形のもに限 るとし

た。

交換できないヒューズについては,表示
を行うことを必要としない。

追加

負荷の種類については,

“記号”だけでは

なく,

“説明”による場合も追加した。

我が国では,なじみのない記号のため,

説明文などによる方法を追加した。

変更

拡張 ユニットの 識別表示に用い る言語
を,その国で理解できる言語とした。

“ON/OFF”など,公用語以外も理解で
きるものは使用可能とした。

追加

接続する電線の種類をカタログ及び/又
は本体に記載することを追加した。

接続する電線の種類が,電気用品の技術
上の基準を定める省令第 1 項と省令第 2

項によるものとがあるため,区分が必要
である。

8.1

JIS

とほぼ同じ

追加

ねじなし端子の適合電線が,単線だけの

場合も表示することを規定した。

我が国のねじなし端子は,単線専用のも

のが一般的である。

追加

ヒューズ定格及び形式の表示は,ヒュー

ズホルダ付きの交換形のものに限るとし
た。

交換できないヒューズについては,表示

を行うことを必要としない。

8.3

JIS

とほぼ同じ

追加

接点間ギャップの表示は,JIS C 8281-1 

表 20 を適用するものに限るとした。

電気用品の技術上の基準を定める省令

第 1 項の別表第四(附属書 JA)を用いる
スイッチは,接点間ギャップによる分類
がないため。

8  表示

表示要求事項

 8.4 JIS とほぼ同じ 追加

負荷端子以外の端子表示を器具に表示で
きることを追加した。

負荷端子以外の端子表示を機器に表示
できることを明確にするため追加した。

40

C

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2012


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C 8281-2-1

:2012

(I)JIS の規定 (III)国際規格の規定 (IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条ごとの評価

及びその内容

箇条番号

及び題名

内容

(II) 
国際
規格

番号

箇条

番号

内容

箇条ごと

の評価

技術的差異の内容

(V)JIS と国際規格との技術的差異の理
由及び今後の対策

JIS

とほぼ同じ

追加

ランプ回路用の電子スイッチに組み込む

自動保護装置のギャップ構造に対する要
求事項は,JIS C 8281-1 の表 20 を適用す
るものに限るとした。

電気用品の技術上の基準を定める省令

第 1 項の別表第四(附属書 JA)を用いる
スイッチは,接点間ギャップによる分類
がない。

13  構造

電子スイッチの構

造及び試験方法

13.101

JIS

とほぼ同じ

追加

“モータ回路操作用”を追加した。

速度制御を行わない開閉操作だけのス
イッチがあることを明確にするため追
加した。

JIS

とほぼ同じ

追加

接続電線の種類によってタイプ 1 とタイ
プ 2 とに区分した。また,タイプ 2 の場

合は,JIS C 8281-1 の表 15A に規定する
導体を付けることを追加した。

我が国の配電事情によって,タイプ 2 の
スイッチに使用する電線サイズを追加

した。

17

JIS

とほぼ同じ

追加

試験用導体の長さを 80±10 mm にできな

い場合は,可能な限り短い導体を接続す
る旨を追加した。

スイッチの大きさによって,規定値以上

の長さの導体が必要な場合がある。

17  温度上昇

温度上昇の試験方

表 102 

d)

JIS

とほぼ同じ

追加

例示していないケーブル,その他の絶縁
物及び熱可塑性材料について,電気用品
の技術基準に適合するものを認める旨を

追加した。

電気用品の技術上の基準を定める省令
第 1 項に適合した部品を使用することが
ある。

 19.101

JIS

とほぼ同じ

追加

“モータ回路操作用”を追加した。

速度制御を行わない開閉操作だけのス
イッチがあることを明確にした。

19  平常動作

平常動作による開
閉試験の方法

 19.104

JIS

とほぼ同じ

追加

“通常の使用状態で使用者が操作できな
い部分には,適用しない。

”を追加した。

組み込んだ機械式制御ユニットで,試験
の適用除外の条件を明確にした。

 23.101

JIS

とほぼ同じ

追加

JIS C 8281-1 の表 20 を適用する場合,

を追加した。

JIS C 8281-1

の 7.1.9B に従い,表 20 を

適用するスイッチに対する絶縁距離で
ある旨を明確にした。

23  沿面距離,
空間距離及び
シーリングコ

ンパウンドを
通しての絶縁
距離

充電部に対する沿
面,絶縁距離の規

 23.102

JIS

とほぼ同じ

追加

JIS C 8281-1 の表 20 を適用する場合,

を追加した。

JIS C 8281-1

の 7.1.9B に従い,表 20 を

適用するスイッチに対する絶縁距離で

ある旨を明確にした。

41

C

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2012


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C 8281-2-1

:2012

(I)JIS の規定 (III)国際規格の規定 (IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条ごとの評価

及びその内容

箇条番号

及び題名

内容

(II) 
国際
規格

番号

箇条

番号

内容

箇条ごと

の評価

技術的差異の内容

(V)JIS と国際規格との技術的差異の理
由及び今後の対策

 26.1.1

26.1.2 
26.1.3 
26.1.4

JIS

とほぼ同じ

追加

試験後の状態が“開路”になるものは,

初期状態と異なっても適合とすることを
追加した。

試験後に初期状態と異なり開路となり

通電を停止することを意図したスイッ
チなどは許容されるべきであることか
ら,判定条件を追加した。

 26.1.5

26.1.6 
26.1.7

JIS

とほぼ同じ

追加

試験中及び試験後の状態が“開路”にな
るものは,初期状態と異なっても適合と
することを追加した。

試験中及び試験後に初期状態と異なり
開路となり通電を停止することを意図
したスイッチなどは許容されるべきで

あることから,判定条件を追加した。

26  電磁環境 
両立性(EMC)

イミュニティ試験

及びエミッション
試験の規定

 26.2.2

削除

この細分箇条全体を削除した。

電気用品の技術上の基準を定める省令

第 2 項の表 2.

“雑音の強さに関する基準”

CISPR 14 及び CISPR 15 に準拠する基
準を含む。)と重複し,二重規制になる

ため,この規格から削除した。

 101.1.1.

1

JIS

とほぼ同じ

追加

ヒューズの種類に

“102.1 によるヒューズ”

を追加した。

電気用品の技術上の基準を定める省令
第 1 項に適合したヒューズも使用するこ

とがある。

JIS

とほぼ同じ

追加

定格電流が 20 A 以下の電子スイッチにつ

いては,定格電流が 20 A の配線用遮断器,
定格電流が 20 A を超える電子スイッチに
ついては,定格電流が 30 A の配線用遮断

器を用いることを追加した。

製造業者が電子スイッチの保護のため

に用いる保護装置に関する情報を,製造
業者の説明書で指定しない場合には,我
が国の配線事情によって,配線用遮断器

を用いる旨を明記した。

101  異常状態

異常使用状態での
試験方法

101.1.1.
2

JIS

とほぼ同じ

追加

配線用遮断器の場合は,配線用遮断器の
定格電流の 1.25 倍を 1 時間加えることを

追加した。

温度制御装置,又は電子スイッチの保護
装置で,配線用遮断器を用いる場合の試

験条件を明記した。

102  部品

電子スイッチに使

用される部品に関
する規定

 102

102.1

JIS

とほぼ同じ

追加

電気用品の技術上の基準の省令の適用を

受ける部品は,その規定を満足しなけれ
ばならないことを追加した。

電気用品の技術上の基準を定める省令

第 1 項に適合した部品を使用することが
ある。

附属書 A

(規定)

試験に用いる試料

数に関する規定

附 属 書
A

JIS

とほぼ同じ

追加

附属書 A の規定で,

“試験に必要な試験

品の一覧表は,JIS C 8281-1 の附属書 A
による。

”としていたが,そこに“この規

格の表 101(5.4 参照)

”を追加した。

この規格の 5.4 にも試験品の一覧を記載

している。

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C

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C 8281-2-1

:2012

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:IEC 60669-2-1:2002,MOD

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。 

−  追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

−  変更 国際規格の規定内容を変更している。

−  削除 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。 

−  MOD 国際規格を修正している。

43

C

 8281-2-1


2012