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C 8158

:2012

(1)

目  次

ページ

序文  

1

1

  適用範囲  

1

2

  引用規格  

1

3

  用語及び定義  

2

4

  形式及び種別  

4

5

  寸法 

5

6

  一般要求事項  

5

7

  安全性要求事項  

5

8

  性能要求事項  

5

9

  検査 

6

10

  表示  

8

11

  ランプの外形データシート  

12

附属書 A(規定)光出力の特性(ちらつき)  

16

附属書 B(参考)白熱電球の代替表示  

17


C 8158

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(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,一般社団法人日本電球工業会(JELMA)及

び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出が

あり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 C

8158

:2012

一般照明用電球形 LED ランプ(電源電圧 50 V 超)

Self-ballasted LED-lamps for general lighting services by voltage > 50 V

序文 

この規格は,一般照明用電球形 LED ランプの安全性,性能,形式,種別などを規定した製品規格である。

安全性に関しては,JIS C 8156 を引用し,また,性能については,JIS C 8157 を引用している。

なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。

適用範囲 

この規格は,家庭用又はそれに類する一般照明用に用い,かつ,安定に点灯動作する装置と一体化した

電球形 LED ランプについて規定する。

この規格で適用する電球形 LED ランプの範囲を,次に示す。

−  定格ランプ電力:60 W 以下

−  定格入力電圧  :交流又は直流で 50 V を超え 250 V 以下

−  口金          :E 形(E26/25)

この規格は,意図的に,JIS Z 9112 に規定する“LED の光源色”以外の光源色をもつように生産された

電球形 LED ランプには適用しない。また,OLED(有機 EL)を光源とする電球形状のランプにも適用し

ない。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 7507

  ノギス

JIS C 7709-1

  電球類の口金・受金及びそれらのゲージ並びに互換性・安全性  第 1 部  口金

JIS C 7801

  一般照明用光源の測光方法

JIS C 8156

  一般照明用電球形 LED ランプ(電源電圧 50 V 超)−安全仕様

JIS C 8157

  一般照明用電球形 LED ランプ(電源電圧 50 V 超)−性能要求事項

JIS Z 8113

  照明用語

JIS Z 9015-1

  計数値検査に対する抜取検査手順−第 1 部:ロットごとの検査に対する AQL 指標型抜

取検査方式

JIS Z 9112

  蛍光ランプ・LED の光源色及び演色性による区分


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C 8158

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用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 8113 によるほか,次による。

3.1

電球形 LED ランプ(self-ballasted LED-lamp)

E 形,B 形又は GX53 口金のいずれかを備え,LED 単体又は LED モジュール,及びそれが安定に点灯動

作するために必要な付加装置を組み合わせ一体としたもので,恒久的に機能を損なわずには分解できない

ランプ。

3.2

形式(type)

同じ種別のランプを,光源色及び演色性によって区分したもの。

3.3

種別(group)

同じ口金で,電気特性,寸法及び始動方法が同じランプの区分。

3.4

定格入力電圧(rated voltage)

製造業者又は責任ある販売業者が指定する電圧又は電圧範囲。

注記  この規格の“製造業者又は責任ある販売業者”とは,電気用品安全法の“届出事業者”に類す

るもので,製品の日本国内での製造事業者及び輸入事業を行う販売(卸売など)業者である。

3.5

定格ランプ電力(rated wattage)

製造業者又は責任ある販売業者が指定する電力。

3.6

定格周波数(rated frequency)

製造業者又は責任ある販売業者が指定する周波数値。

3.7

下半球光束[downward flux (of a source)]

立体角 2π ステラジアン,すなわち光源を含む水平面下に放射する光源の累積光束。電球形 LED ランプ

の場合,製造業者又は責任ある販売業者が口金の位置を指定しない限り,口金の位置は,製品本体の上に

ある状態とする。単位は,ルーメン(lm)で表す。

3.8

光束維持率(lumen maintenance)

規定の条件で電球形 LED ランプを点灯したときの,寿命までの期間内で,特定の経過時間における電球

形 LED ランプの光束の初期値に対する比。光束維持率は,製造業者又は責任ある販売業者が指定し,一般

に百分率(%)で表す。

3.9

形式検査(type test)

製品の設計が関連する規格の要求事項に適合していることを確認するために,形式検査サンプルを用い

て行う一つ又は一連の検査。

3.10

形式検査サンプル(type test sample)


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形式検査のために製造業者又は責任ある販売業者が提供する,1 個のサンプル又は複数の同種のサンプ

ル。

3.11

寿命(個別の電球形 LED ランプ)[life (of an individual LED-lamp)]

既定の条件で電球形 LED ランプを点灯したときの光束が初期光束の 70 %以上(

注記 参照)を維持し

ている期間。寿命は,通常,製造業者又は責任ある販売業者が,故障率と組み合わせて公表する(

注記 4

及び 3.13 を参照)

注記 1  電球形 LED ランプの寿命特性は,従来のランプとは異なる。電球形 LED ランプは,突発的

な LED 単体の故障による不点灯がなく,一般的に時間の経過とともに徐々に暗くなる。

注記 2  組込形制御装置では,突然の寿命とみなす状態となる場合がある。3.11 の定義では,光を発

生しない電球形 LED ランプは,製造業者又は責任ある販売業者が公表する光束の最低値にお

ける動作を意味していないことから,寿命とみなす。

注記 3  光束維持率の減衰限度値は,電球形 LED ランプの用途によって異なる場合がある。この規格

では,一般照明用として 70 %(L

70

)の光束維持率を選定している。選定した維持率に関する

情報は,製造業者又は責任ある販売業者が提供する。

注記 4  電球形 LED ランプの寿命は,通常,電球形 LED ランプの 50 %が故障したときを F

50

として,

また,電球形 LED ランプの光束維持率が 70 %まで低下したときを L

70

として,これらを組み

合わせて,

L

70

F

50

”のように示す。専門家向けの製品については,

L

70

F

10

”が望ましい。

これは,定格ランプ寿命に達したとき,不点灯による故障を含めて初期光束の 70 %を維持で

きない電球形 LED ランプが,10 %発生する場合があることを意味する。

3.12

定格ランプ寿命(rated lamp life)

既定の条件で点灯したとき,電球形 LED ランプが定格光束の 70 %以上の光束を維持している期間。定

格ランプ寿命は,製造業者又は責任ある販売業者が故障率と組み合わせて公表する。

注記 1  3.11 の注記 1,注記 及び注記 を参照する。

注記 2  定格ランプ寿命は,製造業者又は責任ある販売業者の試験によるほか,LED 単体部品の製造

業者又は責任ある販売業者の LED の動作条件を表す温度及び電流,並びに光学的特性の維持

率の時間変化の関係を示した技術資料などから,理論的に導き出した推定値を採用する場合

もある。

3.13

故障率,F

x

(failure rate)

複数の同じ形式の電球形 LED ランプを試験したとき,所定の時間

1)

 内に寿命となった個数の,試験した

個数に対する割合。単位は,百分率(%)で表す。

注記 1  故障率は,点灯装置の故障を含む。

注記 2  一般に,故障率 10 %及び/又は 50 %を適用する。F

10

及び/又は F

50

と表記する。

1)

  所定の時間とは,一般的に,包装などに表示する定格ランプの寿命の時間である。ただし,製

造業者又は責任ある販売業者が,ある特定の時間における故障率を公表した場合,所定の時間

は,定格ランプの時間と異なる。


4

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形式及び種別 

形式は,

表 の第 1 項∼第 7 項によって表し,種別は,第 1 項∼第 3 項,及び第 5 項∼第 7 項によって

表す。電球形 LED ランプの形式及び種別の付与方法は,次による。

a)

第 1 項,及び第 3 項∼第 5 項は必ず表記し,第 2 項,第 6 項及び第 7 項は,必要に応じて表記する。

b)

第 1 項の“ランプの種類及び形状を表す記号”は,A 形,G 形及び T 形の 3 区分とし,それぞれ LDA,

LDG,及び LDT と表記する。

c)

第 2 項の“定格入力電圧を表す数値”は,定格入力電圧が 100 V の場合は表記しないで,100 V 以外

の定格入力電圧の場合は,

“○○○V”と表記する。

d)

第 3 項の“定格ランプ電力を表す数値”は,定格ランプ電力の小数点以下を四捨五入して整数で表記

し,1 W 未満は“1”と表記する。

e)

第 4 項の“光源色を表す記号”は,JIS Z 9112 による。

f)

第 5 項の“配光角を示す記号”は,H:準全般配光形(90°以上 180°未満)及び G:全般配光形(180°

以上)の 2 区分とし,ここでいう配光角は,口金上方鉛直点灯における下方光度の 2 分の 1 の範囲を

表す全角とする。また,第 5 項の前には“-”を付す。

g)

第 6 項の“口金の種類を表す記号”は,使用口金が E26/25 の場合は表記しないで,それ以外の口金の

場合に表記する。また,第 6 項の前には“-”を付す。

h)

第 7 項の“特殊仕様を示す記号”は,

“D:調光タイプなどの特殊仕様を示す”場合にだけ表記する。

また,第 7 項の前には“/”を付す。

表 1−形式及び種別

第 1 項

第 2 項

第 3 項

第 4 項

第 5 項

第 6 項

第 7 項

ラ ン プ の 種

類及び形状 
を表す記号

定 格 入 力 電

圧 を 表 す 数

定 格 ラ ン プ

電 力 を 表 す
数値

光 源 色 を 表

す記号

配 光 角 を 示

す記号

口 金 の 種 類

を表す記号

特 殊 仕 様 を

示す記号

LDA:A 形 
LDG:G 形 
LDT:T 形

100 V は表
記しない。 
 
100 V 以外
の 電 圧 に つ

い て 表 記 す
る。

1 W 以上は 
小 数 点 以 下

を 四 捨 五 入
し て 整 数 で
表記する。 
 
1 W 未満は
“1”と表記

する。

L:電球色 
WW:温白色
W:白色 
N:昼白色 
D:昼光色

H:準全般配
光形 
G:全般配光
形 
 
記号の前に 
“-(ハイフ
ン)

”を付す。

E26/25 は表
記しない。 
 
E26/25 以外
は表記する。 
 
記号の前に 
“-(ハイフ

ン)

”を付す。

D:調光タイ
プなど 
 
記号の前に 
“/”を付す。

A 形

G 形

T 形

例 1 LDA8L-H (A 形,定格入力電圧 100 V,定格ランプ電力 7.5 W∼8.4 W,電球色,準全般配光形,口金 E26/25)
例 2 LDA6N-G

(A 形,定格入力電圧 100 V,定格ランプ電力 5.5 W∼6.4 W,昼白色,全般配光形,口金 E26/25)


5

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寸法 

電球形 LED ランプの寸法は,JIS B 7507 に規定するノギスなどを用いて測定し,製造業者又は責任ある

販売業者が指定した要求事項に適合しなければならない。電球形 LED ランプの最大外郭寸法は,関連する

ランプの外形データシート(11.2 参照)に規定する値に適合しなければならない。

一般要求事項 

電球形 LED ランプは,通常に使用したとき,使用者及び周囲に危害を与えないように設計し,かつ,製

造しなければならない。また,その性能が,通常,正常な使用において信頼性があるように設計しなけれ

ばならない。電球形 LED ランプは,この規格に規定する全ての要求事項に適合しなければならない。

この規格に規定する要求事項及び公差は,製造業者又は責任ある販売業者が提出する試料の検査に適用

する。検査に合格した試料と同じ工程で製造した製品は,この規格に適合するとみなす。ただし,製造に

はばらつきがあるため,個々の製品については要求事項に適合しないものが生じる可能性がある。

検査及びサンプリング方法は,箇条 9,及び JIS Z 9015-1 による。

電球形 LED ランプの口金寸法は,JIS C 7709-1 に適合しなければならない。

特に規定のない場合,全ての測定は,定格入力電圧及び定格周波数で,周囲温度 25±1  ℃の無風状態の

環境条件で行う。電球形 LED ランプに電圧範囲を表示する場合は,その中心値を定格入力電圧とする。

電球形 LED ランプは,分解すると安全性及び性能を損なう場合があるので,容易に分解できない構造と

する。また,いずれの試験においても,電球形 LED ランプを分解していない状態で行わなければならない。

安全性要求事項 

安全性要求事項は,

表 による。

表 2−安全性要求事項

安全性要求項目

要求事項

互換性

JIS C 8156

の箇条 6(互換性)による。

感電に対する保護

JIS C 8156

の箇条 7(感電に対する保護)による。

高湿放置後の絶縁抵抗及び耐電圧

JIS C 8156

の箇条 8(高湿放置後の絶縁抵抗及び耐電圧)による。

口金部の機械的強度

JIS C 8156

の箇条 9(口金部の機械的強度)による。

口金温度上昇

JIS C 8156

の箇条 10(口金温度上昇)による。

耐熱性

JIS C 8156

の箇条 11(耐熱性)による。

耐燃焼性

JIS C 8156

の箇条 12(耐燃焼性)による。

故障状態における安全性

JIS C 8156

の箇条 13(故障状態における安全性)による。

沿面距離及び空間距離

JIS C 8156

の箇条 14(沿面距離及び空間距離)による。

試験方法は,JIS C 8156 による。

性能要求事項 

性能要求事項は,

表 による。


6

C 8158

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表 3−性能要求事項

性能要求項目

要求事項

ランプ電力

JIS C 8157

の箇条 8(ランプ電力)による。

光束

a)

JIS C 8157

の箇条 9(光束)による。

光源色及び演色性による区分

a)

JIS C 8157

の箇条 11(光源色及び演色性による区分)による。

ランプ寿命

JIS C 8157

の箇条 12(ランプ寿命)による。

光出力の特性(ちらつき)

附属書 による。

試験方法は,JIS C 8157 による。

a)

  光学的特性(光束,光源色及び演色性)の試験は,JIS C 7801,及び JIS C 8157 の附属書 A(ランプ

特性の測定方法)によって,測定を行わなければならない。また,JIS C 8157 

附属書 における“電

球形 LED ランプの温度上昇”は,

“製造業者又は責任ある販売業者が指定する電球形 LED ランプの

温度測定点における温度上昇”に,及び“商用電源電圧”は“電源電圧”に,それぞれ読み替える。

検査 

9.1 

設計試作時検査 

設計試作時検査は,電球形 LED ランプの構造,使用材料などの主要な設計変更をする場合に行う。検査

項目,サンプル数及び合格判定基準は,

表 による。

9.2 

形式検査 

形式検査の検査項目,サンプル数及び合格判定基準は,

表 による。

9.3 

受渡検査 

9.3.1 

一般事項 

受渡検査は,要求がある場合に行い,次による。

試験では,JIS C 8157 の箇条 8(ランプ電力)によるランプ電力試験の後,絶縁抵抗試験に続いて耐電

圧試験を行う。また,耐電圧試験については,JIS C 8156 

表 2(口金の試験電圧)に規定する電圧の 120 %

の電圧を 1 秒間加えてもよい。また,9.3.2 における f)及び g)の測定条件は,常温常湿としてもよい。

注記  例えば,電球形 LED ランプの定格ランプ電圧として,電圧範囲“100-120 V”を表示した場合,

JIS C 8156

表 2(口金の試験電圧)に規定する試験電圧は,の値に,その電圧範囲の上限

電圧“120 V”を用いて,1 240 V(2U+1 000,U=120)とする。受渡検査では,その 120 %の

電圧として,1 488 V(1240×1.20)の電圧を 1 秒間加えてもよいことを規定している。

9.3.2 

検査項目 

検査項目は,次の項目について行う。

a)

互換性

b)

口金部の機械的強度(ねじりモーメント)

c)

ランプ電力

d)

光束

e)

寸法

f)

絶縁抵抗

g)

耐電圧

9.3.3 

検査方法 

サンプル数及び合格判定数は,受渡当事者間の協定による。また,品質管理(AQL)指標型抜取検査方

式を用いる場合は,JIS Z 9015-1 を適用することが望ましい。


7

C 8158

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表 4−設計試作時検査及び形式検査における検査項目,サンプル数及び合格判定基準(許容不適合数)

検査項目

サンプル数

合格判定数

(許容不適合数)

合格判定基準

実施の要否

設計試作時検査

形式検査

互換性 10

0

JIS C 8156

の箇条 による。 X

X

感電に対する保護 10

0

JIS C 8156

の箇条 による。 X

高湿放置後の絶縁抵抗及び耐電圧 10 0

JIS C 8156

の箇条 による。 X

口金部の機械的強度(ねじりモーメント)

10 0

JIS C 8156

の箇条 による。 X

X

口金温度上昇 5

0

JIS C 8156

の箇条 10 による。 X

耐熱性 5

0

JIS C 8156

の箇条 11 による。 X

耐燃焼性 5

0

JIS C 8156

の箇条 12 による。 X

故障状態における安全性 5

0

JIS C 8156

の箇条 13 による。 X

ランプ電力 15

2

JIS C 8157

の箇条 による。 X

X

光束 15

2

JIS C 8157

の箇条 による。 X

X

光源色及び演色性による区分 3

0

JIS C 8157

の箇条 11 による。 X

X

ランプ寿命

光束維持 20

2

JIS C 8157

の箇条 12 による。 X

温度サイクル試験 10  0

点滅試験 10

0

高温動作試験 10

1

寸法 20

2

箇条 による。 X

X

表示 5

0

箇条 10 による。 X

X

光出力の特性(ちらつき) 5

0

附属書 による。 X

X

“X”は,検査を適用することを示し,“−”は,適用しなくてもよいことを示す。

注記  ランプ電力,光束,光源色及び演色性の試験方法は,JIS C 7801,及び JIS C 8157 の附属書 によって測定を行う。

2

C

 815

8


20
1

2


8

C 8158

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10 

表示 

10.1 

一般事項 

製品には,10.3.1 の内容を,見やすく,容易に消えない方法で記載しなければならない。

包装など(取扱説明書を含む。

)には,10.3.2 の内容を,明瞭に記載しなければならない。ただし,電球

形 LED ランプに直接に記載してもよい。

データシート又はリーフレットには,10.3.3 の内容を記載することが望ましい。

表示内容と表示場所との関係を,

表 に示す。

10.2 

試験方法 

表示の試験方法(合否判定を含む。

)は,次による。

a)  10.3.1

の表示事項の内容及び明瞭さは,目視で検査する。

b)  10.3.1

の表示事項の耐久性は,水でぬらした滑らかな布で 15 秒間(1 秒 1 往復程度の速さ)軽く拭き,

その後乾かしてからへキサンでぬらした布で,

更に 15 秒間軽く拭いて検査する。

表示事項は,

試験後,

判読できなければならない。

c)

10.3.2

の表示事項の読みやすさは,目視で検査する。

10.3 

表示事項 

10.3.1 

製品への表示事項 

製品への表示事項は,次による。

a)

製造業者に関する表示(製造業者名若しくは責任ある販売業者の名前又は商標。

b)

定格入力電圧又は入力電圧範囲(単位は,

“V”又は“volts”で表示する。

c)

定格ランプ電力(単位は,

“W”

“watts”又は“ワット”で表示する。

定格ランプ電力は,

“消費電力”と表示してもよい。必要に応じて,力率を表示する。

d)

定格周波数(単位は,

“Hz”で表示する。

e)

形式

10.3.2 

包装など(取扱説明書を含む。)への表示事項 

包装など(取扱説明書を含む。

)への表示事項は,次による。

a)  10.3.1

に規定する事項

b)

定格光束  定格光束は,全光束(lm)で表示する。必要に応じて,下半球光束を表示する。包装がな

い場合は,製品に表示しなければならない。

定格光束の表示に加え,白熱電球の代替表示をする場合は,

附属書 によることが望ましい。

c)

光源色  光源色は,区分記号(光源色の種類を表す記号)又は色温度(相関色温度)で表示する。区

分記号及び色温度は,JIS Z 9112 による。

色度点(x,y)を追加して表示してもよい。この場合は,範囲(公差など)を表示することが望まし

い。

平均演色評価数 R

a

なども合わせて表示することが望ましい。

注記  光源色及び演色性による区分は,JIS C 8157 の箇条 11(光源色及び演色性による区分)を参

照する。

d)

定格ランプ寿命(時間)[及びそれに関する光束維持率(L

x

)]

注記  光束維持率の L

x

については,3.11 

注記 を参照する。

e)

交換時の注意事項  電球形 LED ランプの質量が,白熱電球,電球形蛍光ランプなどより大きくなる場

合は,一般に照明器具の機械的安定性を損ねる可能性がある旨を表示する。


9

C 8158

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f)

点灯姿勢又は設置間隔の制限事項  点灯姿勢又は設置間隔に制限がある場合,図 に示す図記号を表

示する。表示方法は,次による。

1)

図記号の高さ:5.0 mm 以上

2)

文字の高さ  :1.2 mm 以上

ここに示す図記号は,過熱発生の可能性があるため,ランプの点灯方向を口金下向きから水平位置

までに限って認めることを示している。シンボルの近傍には,上下を誤読されることを防止するため

の文字表記(例えば,

“口金上向き使用不可”

)がなければならない。

図 1−点灯許可及び点灯禁止の姿勢表示(LDG の場合)

g)

特別の状態又は制限事項  例えば,調光回路に用いるランプでは,調光に関する操作について記載し

なければならない。ランプの調光を禁止する場合は,

図 の図記号を表示してもよい。

図 2−調光禁止

h)

注意又は警告が必要な事項  注意又は警告が必要な場合,区分及び図記号を,表 から選んで表示す

る。

1)

表示の場所  :使用者の見やすい場所

2)

指示文章の文字の大きさ:1.2 mm 以上

3)

区分及び図記号の大きさ:5 mm 以上

10.3.3 

データシート又はリーフレットへの表示事項 

データシート又はリーフレットへの表示事項は,次による。

a)  10.3.1

及び 10.3.2 に規定する事項

b)

平均演色評価数 R

a

c)

故障率(F

x

(定格ランプ寿命に対応)

d)

光束維持率区分(検討中)

注記  定格ランプ寿命における光束維持率の試験方法及び判定基準は,JIS C 8157 の 12.2(光束維

持)を参照する。

e)

入力(ランプ)電流(単位は,アンペア“A”で表示する。


10

C 8158

:2012

表 5−表示内容と表示場所との関係

表示内容

表示場所

a)

該当箇所 (A)

製品 (B)

包装など (C)

データシート又は

リーフレット

製造業者に関する表示

10.3.1

の a)

X X

X

定格入力電圧又は入力電圧範囲

10.3.1

の b)

X X

X

定格ランプ電力

10.3.1

の c)

X X

X

定格周波数

10.3.1

の d)

X X

X

形式

10.3.1

の e)

X X

X

定格光束

10.3.2

の b)

b)

 X

X

光源色

10.3.2

の c)

− X

X

定格ランプ寿命(時間)[及びそれに関す

る光束維持率(L

x

10.3.2

の d)

− X

X

平均演色評価数 R

a

10.3.3

の b)

− X

故障率(F

x

10.3.3

の c)

− X

光束維持率区分

10.3.3

の d)

− X

入力(ランプ)電流

10.3.3

の e)

− X

“X”は,表示場所であることを示し,

“−”は,表示場所でないことを示す。

注記 1  この表は,表示の必要性を示すものではなく,表示場所を示すものである。 
注記 2  専門家に向けた表示である列(C)は,10.1 のとおり,表示することが望ましい事項である。 

a)

  一般使用者に向けた表示は列(A)及び列(B)に,専門家に向けた表示は列(C)に,区分けしている。

b)

  包装がない場合は,製品に表示しなければならない。

表 6−包装又は取扱説明書への表示内容

No.

区分

図記号

指示文章

理由

措置

適用品種

1

警告

紙又は布でおおったり,燃えやすいものに
近づけたりしないでください。 
火災又は器具過熱の原因となります。

火災 
器具過熱

 LED 素子

が 露 出 す
るタイプ

2

警告

ランプの放熱穴には,金属類(ヘヤピンや
針金)を差し込んだり,穴を塞いだりしな
いでください。

感電又は発煙の原因となります。

感電 
発煙

放 熱 穴 を
もつ品種

3

警告

調光機能の付いた照明器具及び回路,非常

用照明器具,誘導灯器具並びに HID ランプ
用器具では絶対に使用しないでください。
ランプの破損,発煙又は点灯回路損傷の原

因となります。

発煙

破損 
点灯回路損

調 光 機 能

非 対 応 品

4

警告

非常用照明器具,誘導灯器具や HID ランプ
用器具では絶対に使用しないでください。

ランプの破損,発煙又は点灯回路損傷の原
因となります。

発煙 
破損

点灯回路損

調 光 機 能
対応品種

5

警告

直流電源では絶対に使用しないでくださ
い。 
ランプの破損,発煙又は点灯回路損傷の原

因となります。

発煙 
破損 
点灯回路損

6

警告

取付け,取外し又は器具清掃のときは,必

ず電源を切ってください。 
感電の原因となります。

感電


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:2012

表 6−包装又は取扱説明書への表示内容(続き)

No.

区分

図記号

指示文章

理由

措置

適用品種

7

注意

紙又は布でおおったり,燃えやすいものに

近づけたりしないでください。 
火災又は器具過熱の原因となります。

火災

器具過熱

 LED 素子

が 露 出 し
な い タ イ

8

注意

雨若しくは水滴のかかる状態又は湿度の高
いところで使用しないでください。

破損又は絶縁不良の原因となることがあり
ます。

破損 
絶縁不良

防水構造の器
具を使用して

ください。

9

注意

落としたり,物をぶつけたり,無理な力を
加えたり,きずをつけたりしないでくださ
い。特に器具清掃のときはご注意ください。

破損した場合,ランプの落下や破片が飛散
しけがの原因となることがあります。

けが 
破損 
ランプ落下

破片飛散

10

注意

点灯中又は消灯後しばらくは,ランプが熱
いので絶対に手又は肌を触れないでくださ
い。

やけどの原因となることがあります。

やけど

交 換 や 清 掃
は,十分に冷
えてから行っ

てください。

11

注意

引火する危険性のある雰囲気(ガソリン,
可燃性スプレー,シンナー,ラッカー,粉

じんなど)で使用しないでください。 
火災又は爆発の原因となることがありま
す。

火災 
爆発

防爆構造の器
具を使用して

ください。

12

注意

振動又は衝撃のあるところでは,一般器具
によるランプの使用はしないでください。

ランプ落下,破損によるけが又は器具過熱
の原因となることがあります。

けが 
破損

ランプ落下
器具過熱

耐振構造を考
慮した設計に

し て く だ さ
い。

13

注意

酸などの腐食性雰囲気のところでは,一般
器具によるランプの使用はしないでくださ
い。

ランプ落下,口金腐食及び漏電の原因とな
ることがあります。

漏電 
ランプ落下
口金腐食

耐食構造の器
具を使用して
ください。

14

注意

粉じんの多いところでは,一般器具による
ランプの使用はしないでください。 
器具過熱の原因となることがあります。

器具過熱

防じん構造の
器具を使用し
てください。

15

注意

ソケットに確実に取り付けてください。 
ランプ落下の原因となることがあります。

ランプ落下

16

注意

ランプの大きさ(外径,長さ)及び重さを
十分考慮し,必ず適した器具を使用してく
ださい。

落下の原因となることがあります。

器具落下

17

注意

電球スタンド又は多灯用器具では,ランプ

が重いため器具の転倒及び落下の原因とな
ることがあります。

転倒

器具落下

器具の強度や

天井への取付
強度を確認し
てください。


12

C 8158

:2012

11 

ランプの外形データシート 

11.1 

ランプの外形データシート No.の一般法則 

ランプの外形データシートのデータシート No.は,3 組の番号及び/又は記号をハイフン“-”でつなぎ,

次による。

a)

最初の番号は,この規格の番号“JIS C 8158”を表す。

b)  2

番目の文字は,形式の第 1 項を表す。

c)

3 番目の数字は,データシートの版番号を表す。

JIS C 8158    -    LD□    -    X

 

最初の番号

形式の第 1 項

(ランプの種類

及び形状を表す

記号)

版番号

11.2 

ランプの外形データシート 

11.2.1 

ランプの外形データシートのリスト 

ランプの外形データシートのリストを,

表 に示す。

表 7−ランプの外形データシートのリスト

ランプの

外形データシート No.

形式の 
第 1 項

形状

JIS C 8158-LDA-1

LDA

A 形

JIS C 8158-LDG-1

LDG

G 形

JIS C 8158-LDT-1

LDT

T 形


13

C 8158

:2012

2012

電球形 LED ランプ

ランプの外形データシート

口金  E26/25                                    LDA形) 

ページ 1/1

この図は,ランプの最大外郭寸法を示すだけのものである。

 

JIS C 8158-LDA-1


14

C 8158

:2012

2012

電球形 LED ランプ

ランプの外形データシート

口金  E26/25                                  LDG形) 

ページ 1/1

この図は,ランプの最大外郭寸法を示すだけのものである。

JIS C 8158-LDG-1


15

C 8158

:2012

2012

電球形 LED ランプ

ランプの外形データシート

口金  E26/25                                    LDT形) 

ページ 1/1

この図は,ランプの最大外郭寸法を示すだけのものである。

JIS C 8158-LDT-1


16

C 8158

:2012

附属書 A

(規定)

光出力の特性(ちらつき)

A.1 

一般事項 

この附属書は,電球形 LED ランプの光出力の特性(ちらつき)について規定する。

A.2 

光出力の特性(ちらつき) 

光出力の特性(ちらつき)は,次の a)又は b)とする。

a)

光出力に欠落部(光出力のピーク値の 5 %以下の部分)がなく,繰返し周波数が 100 Hz 以上である。

b)

光出力の繰返し周波数が,500 Hz 以上である。


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C 8158

:2012

附属書 B

(参考)

白熱電球の代替表示

B.1 

一般事項 

電球形 LED ランプにおいて,白熱電球の代替表示をする場合は,次に従うことが望ましい。

B.2 

代替表示方法 

B.2.1 

一般照明用電球 

一般照明用電球(E26 口金)の代替表示をする場合,製造業者又は責任ある販売業者が表示する定格光

束の値に対応した区分を指定する(

表 B.1 参照)。また,その表示は,

“電球 XX 形相当”とする。例えば,

定格光束が 485∼639 lm の電球形 LED ランプは,

“電球 40 形相当”と表示する。

注記  表 B.1 は,JIS C 7501 の白色仕上げタイプ及びそれを補完するために追加したリストである。

表 B.1−一般照明用電球(E26 口金)の代替表示区分

代替表示区分

定格光束

lm

電球 20 形相当

170 以上 325 未満

電球 30 形相当

325 以上 485 未満

電球 40 形相当

485 以上 640 未満

電球 50 形相当

a)

640 以上 810 未満

電球 60 形相当

810 以上  1 160 未満

電球 80 形相当

a)

1 160 以上  1 520 未満

電球 100 形相当

1 520 以上  2 400 未満

電球 150 形相当

a)

2 400 以上  3 330 未満

電球 200 形相当

a)

  3 330 以上

a)

  JIS C 7501 を補完した市販ランプを示す。

B.2.2 

小形一般照明用電球 

小形一般照明用電球(E17 口金)の代替表示をする場合,製造業者又は責任ある販売業者が表示する定

格光束の値に対応した区分を指定する(

表 B.2 参照)。また,その表示は,

“小形電球 XX 形相当”とする。

例えば,定格光束が 230∼439 lm の電球形 LED ランプは,

“小形電球 25 形相当”と表示する。

注記  表 B.2 は,JEL 118 小形一般照明用電球(日本電球工業会規格)に基づき,白色塗装又は内面

艶消しタイプの定格光束のリストである。

表 B.2−小形一般照明用電球(E17 口金)の代替表示区分

代替表示区分

定格光束

lm

小形電球 25 形相当

230 以上 440 未満

小形電球 40 形相当

440 以上 600 未満

小形電球 50 形相当

600 以上 760 未満

小形電球 60 形相当

760 以上  1 000 未満

小形電球 75 形相当

1 000 以上  1 430 未満

小形電球 100 形相当  1 430 以上


18

C 8158

:2012

B.2.3 

ボール形一般照明用電球 

ボール形一般照明用電球(E26 口金及び E17 口金)の代替表示をする場合,製造業者又は責任ある販売

業者が表示する定格光束の値に対応した区分を指定する(

表 B.3 参照)。また,その表示は,“ボール電球

XX 形相当”とする。例えば,定格光束が 700∼1 339 lm の電球形 LED ランプは,“ボール電球 60 形相当”

と表示する。

注記  表 B.3 は,JIS C 7530 の白色塗装タイプ又は白色薄膜塗装タイプ以上の定格光束のリストであ

る。

表 B.3−ボール形一般照明用電球(E26 口金及び E17 口金)の代替表示区分

代替表示区分

定格光束

lm

ボール電球 25 形相当

180 以上 400 未満

ボール電球 40 形相当

400 以上 700 未満

ボール電球 60 形相当

700 以上  1 340 未満

ボール電球 100 形相当  1 340 以上

参考文献  JIS C 7501  一般照明用白熱電球

JIS C 7530

  ボール電球

JEL 118

  小形一般照明用電球