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C 8147-2-13

:2014

(1)

目  次

ページ

序文  

1

1

  適用範囲  

1

2

  引用規格  

1

3

  用語及び定義  

3

4

  一般要求事項  

4

5

  試験上の一般的注意事項  

5

6

  分類 

5

7

  表示 

5

7.1

  強制表示  

5

7.2

  該当する場合に提供する情報  

5

8

  充電部との偶発接触からの保護  

5

9

  端子 

5

10

  保護接地  

5

11

  耐湿性及び絶縁性  

6

12

  耐電圧  

6

13

  巻線の熱耐久性試験  

6

14

  故障状態  

6

15

  トランス温度上昇  

6

15.0A

  一般事項  

6

15.1

  通常動作  

6

15.2

  異常動作  

6

16

  構造  

7

17

  沿面距離及び空間距離  

7

18

  ねじ,通電部及び接続  

7

19

  耐熱性,耐火性及び耐トラッキング性  

7

20

  耐食性  

7

附属書 A(規定)導電部が電撃を生じる充電部であるかどうかを決めるための試験  

8

附属書 B(規定)熱的保護機能付きランプ制御装置の個別要求事項  

8

附属書 C(規定)過熱保護手段付き電子ランプ制御装置の個別要求事項  

8

附属書 D(規定)熱的保護機能付きランプ制御装置の加熱試験方法  

8

附属書 E(規定)t

w

試験での 4 500 以外の定数 の使用  

8

附属書 F(規定)風防容器  

9

附属書 G(規定)パルス電圧の値の由来の説明  

9

附属書 H(規定)試験  

9

附属書 I(規定)直流又は交流電源用 LED モジュール用 SELV 制御装置の個別追加要求事項  

10


C 8147-2-13

:2014  目次

(2)

ページ

附属書 JA(参考)耐インパルスカテゴリ III の制御装置の耐電圧試験電圧  

21

附属書 JB(規定)二重絶縁又は強化絶縁のために使用される絶縁材料の要求事項  

22

附属書 JC(規定)追加の安全性要求事項  

26

附属書 JD(参考)JIS と対応国際規格との対比表  

27


C 8147-2-13

:2014

(3)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,一般社団法人日本

照明工業会(JLMA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を

改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格で

ある。これによって,JIS C 8147-2-13:2008 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

JIS C 8147

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS

C

8147-1

  第 1 部:通則及び安全性要求事項

JIS

C

8147-2-1

  第 2-1 部:始動装置の個別要求事項(グロースタータを除く)

JIS

C

8147-2-2

  第 2-2 部:直流又は交流電源用低電圧電球用電子トランスの個別要求事項

JIS

C

8147-2-3

  第 2-3 部:交流及び直流電源用蛍光灯電子安定器の個別要求事項

JIS

C

8147-2-8

  第 2-8 部:蛍光灯安定器の個別要求事項

JIS

C

8147-2-9

  第 2-9 部:放電灯安定器個別要求事項(蛍光灯安定器を除く)

JIS

C

8147-2-10

  第 2-10 部:管形冷陰極放電ランプ(ネオン管)の高周波動作用電子インバータ及び

変換器の個別要求事項

JIS

C

8147-2-11

  第 2-11 部:照明器具用のその他の電子回路の個別要求事項

JIS

C

8147-2-12

  第 2-12 部:直流又は交流電源用放電灯電子安定器の個別要求事項(蛍光灯電子安定

器を除く)

JIS

C

8147-2-13

  第 2-13 部:直流又は交流電源用 LED モジュール用制御装置の個別要求事項


日本工業規格

JIS

 C

8147-2-13

:2014

ランプ制御装置−第 2-13 部:直流又は交流電源用

LED

モジュール用制御装置の個別要求事項

Lamp controlgear-Part 2-13: Particular requirements

for d.c. or a.c. supplied electronic controlgear for LED modules

序文 

この規格は,2006 年に第 1 版として発行された IEC 61347-2-13 を基とし,技術的内容を変更して作成し

た日本工業規格である。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,

附属書 JD に示す。また,附属書 JA∼附属書 JC は対応国際規格には

ない事項である。

適用範囲 

この規格は,定格入力電圧が直流 250 V 以下,及び交流 1 000 V 以下の 50 Hz 又は 60 Hz の交流電源で使

用し,出力電圧が直流又は電源周波数を含む交流である LED モジュール用制御装置の個別要求事項につい

て規定する。この規格に規定する LED モジュール用制御装置は,SELV(安全特別低電圧)

,又はそれ以上

の定電圧及び定電流を供給するように設計する。また,定電圧及び定電流以外の出力特性をもつ制御装置

に関しても,この規格を適用する。JIS C 8147-1 の附属書は,この規格に従って適用することができ,JIS 

C 8147-1

の附属書で使用する“ランプ”には,LED モジュールも含むものとする。

SELV 制御装置の個別要求事項は,附属書 による。

性能の要求事項は,JIS C 8153 による。

照明器具の一部をなすプラグイン制御装置は,器具内用制御装置として照明器具規格の追加要求事項に

規定する。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

IEC 61347-2-13:2006

,Lamp controlgear−Part 2-13: Particular requirements for d.c. or a.c. supplied

electronic controlgear for LED modules(MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“修正している”

ことを示す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。

は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS C 4003:1998

  電気絶縁の耐熱クラス及び耐熱性評価


2

C 8147-2-13

:2014

注記  対応国際規格:IEC 60085:1984,Thermal evaluation and classification of electrical insulation(IDT)

JIS C 5101-14

  電子機器用固定コンデンサ−第 14 部:品種別通則:電源用電磁障害防止固定コンデン

注記  対応国際規格:IEC 60384-14:2005,Fixed capacitors for use in electronic equipment−Part 14:

Sectional specification: Fixed capacitors for electromagnetic interference suppression and connection

to the supply mains(IDT)

JIS C 6065:2013

  オーディオ,ビデオ及び類似の電子機器−安全性要求事項

注記  対 応 国 際 規 格 : IEC 60065:2001 , Audio, video and similar electronic apparatus − Safety

requirements(MOD)

JIS C 6950-1

  情報技術機器−安全性−第 1 部:一般要求事項

注記  対応国際規格:IEC 60950-1:2005,Information technology equipment−Safety−Part 1:General

requirements(MOD)

JIS C 8105-1:2010

  照明器具−第 1 部:安全性要求事項通則

注記  対応国際規格:IEC 60598-1:2008,Luminaires−Part 1: General requirements and tests(MOD)

JIS C 8147-1

  ランプ制御装置−第 1 部:通則及び安全性要求事項

注記  対応国際規格:IEC 61347-1:2007,Lamp controlgear−Part 1: General and safety requirements  及

び Amendment 1:2010(MOD)

JIS C 8153

  LED モジュール用制御装置−性能要求事項

注記  対応国際規格:IEC 62384,DC or AC supplied electronic control gear for LED modules−

Performance requirements(MOD)

JIS C 8159-1

  一般照明用 GX16t-5 口金付直管 LED ランプ−第 1 部:安全仕様

JIS C 8303

  配線用差込接続器

JIS C 8358

  電気器具用差込接続器

JIS C 60664-1:2009

  低圧系統内機器の絶縁協調−第 1 部:基本原則,要求事項及び試験

JIS C 61558-1:2008

  変圧器,電源装置,リアクトル及びこれに類する装置の安全性−第 1 部:通則及

び試験

注記  対応国際規格:IEC 61558-1:2005,Safety of power transformers, power supplies, reactors and

similar products−Part 1: General requirements and tests(MOD)

JIS C 61558-2-1

  変圧器,電源装置,リアクトル及びこれに類する装置の安全性−第 2-1 部:一般用

の複巻変圧器及び複巻変圧器を組み込んだ電源装置の個別要求事項及び試験

JIS C 61558-2-4

  入力電圧 1 100 V 以下の変圧器,リアクトル,電源装置及びこれに類する装置の安

全性−第 2-4 部:絶縁変圧器及び絶縁変圧器を組み込んだ電源装置の個別要求事項及び試験

JIS C 61558-2-6:2012

  入力電圧 1 100 V 以下の変圧器,リアクトル,電源装置及びこれに類する装置

の安全性−第 2-6 部:安全絶縁変圧器及び安全絶縁変圧器を組み込んだ電源装置の個別要求事項

及び試験

JIS C 61558-2-13

  入力電圧 1 100 V 以下の変圧器,リアクトル,電源装置及びこれに類する装置の安

全性−第 2-13 部:単巻変圧器及び単巻変圧器を組み込んだ電源装置の個別要求事項及び試験

JIS C 61558-2-16:2012

  入力電圧 1 100 V 以下の変圧器,リアクトル,電源装置及びこれに類する装置

の安全性−第 2-16 部:スイッチモード電源装置及びスイッチモード電源装置用変圧器の個別要求

事項及び試験


3

C 8147-2-13

:2014

IEC 60083:2004

,Plugs and socket-outlets for domestic and similar general use standardized in member

countries of IEC

IEC 60216 (all parts)

,Electrical insulating materials−Thermal endurance properties

IEC 60317-0-1:2008

,Specifications for particular types of winding wires−Part 0-1: General requirements−

Enamelled round copper wire

IEC 60906 (all parts)

,IEC system of plugs and socket-outlets for household and similar purposes

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS C 8147-1 の箇条 3(用語及び定義)によるほか,次による。

3.1 

LED

モジュール用電子制御装置(electronic controlgear for LED modules)

電源と一つ以上の LED モジュールとの間に挿入したユニットで,LED モジュールにその定電圧又は定

電流を供給するもの。このユニットは,一つ以上の分離した構成部品から成り,調光,力率改善及び無線

妨害を抑制するための手段を含んでいてもよい。

3.2 

直流又は交流電源用制御装置(d.c. or a.c. supplied controlgear)

一つ以上の LED モジュールを点灯させるための安定化素子を含む制御装置。

3.3 

SELV

制御装置(SELV controlgear)

JIS C 61558-2-6:2012

及び JIS C 61558-2-16:2012 に規定する,安全絶縁変圧器などの手段によって,入力

電源から絶縁して SELV 出力を供給する制御装置。

3.4 

組合せ制御装置(associated controlgear)

特定器具又は装置に供給するよう設計した組込形又は非組込形の制御装置。

注記  組合せ制御装置の例として,緊急用ユニットに内蔵した電子制御装置があり,それはバッテリ

ー動作する安定器と 1 対 1 の関係で設計している。

3.5 

プラグイン制御装置(plug-in controlgear)

外郭に内蔵した一体式プラグを電源の接続手段として備えた制御装置。

3.6 

定電圧制御装置の定格出力電圧(rated output voltage for constant voltage controlgear)

制御装置に指定した,定格入力電圧,定格周波数及び定格出力電力における制御装置の出力電圧。

3.7 

定電流制御装置の定格出力電流(rated output current for constant current controlgear)

制御装置に指定した,定格入力電圧,定格周波数及び定格出力電力における制御装置の出力電流。

3.8 

発光ダイオード,LED(light emitting diode)

p−n 接合を含む固体デバイス。電流によって励起したときに光を放出する。

3.9 

LED

モジュール(LED module)


4

C 8147-2-13

:2014

光源を供給するユニット。一つ以上の LED に追加して,光学的,電気的,機械的,電子的などの構成要

素を含んでもよい。

3.10 

最高出力電圧(maximum output voltage)

動作状態にある定電流制御装置の,出力端子の両端に発生する最高電圧。

3.10A 

基礎絶縁(basic insulation)

感電に対する基礎的な保護を与えるために充電部に施した絶縁。

注記  基礎絶縁は,必ずしも機能目的(感電に対する保護)にだけ使用する絶縁ばかりではない。

3.10B 

付加絶縁(supplementary insulation)

基礎絶縁が破壊したときに,感電に対する保護を行うために基礎絶縁に追加した独立の絶縁。

3.10C 

二重絶縁(double insulation)

基礎絶縁及び付加絶縁の二つで構成する絶縁。

3.10D 

強化絶縁(reinforced insulation)

二重絶縁と同程度の感電に対する保護をもつ,充電部に施した単一の絶縁方式。

注記  “絶縁方式”は,絶縁が単一の均質のものであることを意味しない。付加絶縁又は基礎絶縁と

して単独に試験できない数層の絶縁で構成してもよい。

3.10E 

絶縁制御装置(isolating controlgear)

二重絶縁又は強化絶縁によって入力回路が出力回路から分離した制御装置。

3.10F 

分離制御装置(separating controlgear)

少なくとも基礎絶縁によって入力回路が出力回路から分離した制御装置。

一般要求事項 

一般要求事項は,JIS C 8147-1 の箇条 4(一般的要求事項)によるほか,次による。

a) SELV

制御装置は,

附属書 の要求事項に従わなければならない。これには,一次回路と二次回路と

の間の絶縁抵抗,耐電圧,沿面距離及び空間距離を含む。

b)

定電圧形又は定電流形ではない制御装置は,その制御装置が正常に動作するような電圧源又は電流源

のいずれかの条件で試験する。

c)

a)

及び b)以外の制御装置は,次の要求事項に従わなければならない。

1)

非絶縁(単巻)制御装置は,JIS C 61558-2-13 及び JIS C 61558-2-16:2012 の規定による。

2)

絶縁制御装置は,JIS C 61558-2-4 及び JIS C 61558-2-16:2012 の規定による。

3)

分離制御装置は,JIS C 61558-2-1 及び JIS C 61558-2-16:2012 の規定による。

d)  JIS C 8159-1

附属書 E(参考)にランプの安全動作のための“LED 制御装置設計のための情報”を

提供しているが,LED モジュール用制御装置の試験時,これは規定とみなさなければならない。


5

C 8147-2-13

:2014

試験上の一般的注意事項 

試験上の一般的注意事項は,JIS C 8147-1 の箇条 5(試験上の一般的注意事項)によるほか,次による。

次の試料数を,試験用として用意する。

a)

箇条 6∼箇条 12 及び箇条 15∼箇条 20 の試験用に 1 ユニット。

b)

箇条 14 の試験用に 1 ユニット(製造業者と協議の上,必要に応じて,追加ユニット又は部品を用意す

る。

分類 

制御装置の分類は,JIS C 8147-1 の箇条 6(分類)の要求事項に規定する取付方法及び感電に対する保護

方式に従って,次による。

a)

非絶縁(単巻)制御装置

b)

分離制御装置

c)

絶縁制御装置

d) SELV

制御装置

表示 

7.1 

強制表示 

器具一体形制御装置以外の制御装置では,JIS C 8147-1 の 7.2(表示の耐久性及び判読性)の要求事項に

従って,次の強制表示項目を,明瞭かつ容易に消えない方法で表示する。

a)  JIS C 8147-1

の 7.1(表示する項目)の a)b)c)d)e)f)k)l)及び m)

b)

定電圧形の場合:定格出力電圧

c)

定電流形の場合:定格出力電流

d)

制御装置が LED モジュール専用である場合,その旨を記載する。

7.2 

該当する場合に提供する情報 

7.1

に規定する強制表示のほかに,該当する場合には,次の情報を制御装置に表示するか,又は製造業者

のカタログなどに記載する。

a)  JIS C 8147-1

の 7.1 の h)i)及び j)

b)

主電源に接続するトランスの巻線が制御装置に含まれる場合,その旨を記載する。

c) SELV

制御装置である場合は,その図記号を記載する(

表 I.1 参照)。

d)

調光器と組み合わせて調光制御を行う場合は,調光器の製造業者名,責任ある納入業者名又は形式。

充電部との偶発接触からの保護 

充電部との偶発接触からの保護は,JIS C 8147-1 の箇条 10(充電部との偶発接触からの保護)による。

端子 

端子は,JIS C 8147-1 の箇条 8(端子)による。

10 

保護接地 

保護接地は,JIS C 8147-1 の箇条 9(保護接地)による。


6

C 8147-2-13

:2014

11 

耐湿性及び絶縁性 

耐湿性及び絶縁性は,JIS C 8147-1 の箇条 11(耐湿性及び絶縁性)による。

12 

耐電圧 

耐電圧は,JIS C 8147-1 の箇条 12(耐電圧)による。

13 

巻線の熱耐久性試験 

巻線の熱耐久性試験は,JIS C 8147-1 の箇条 13(安定器巻線の熱耐久性試験)を適用しない。

14 

故障状態 

故障状態は,JIS C 8147-1 の箇条 14(故障状態)によるほか,次による。

      の表示のある制御装置は,

附属書 に規定する要求事項を満たさなければならない。

15 

トランス温度上昇 

15.0A 

一般事項 

SELV,絶縁及び分離制御装置は,I.6 及び I.7 によって試験する。SELV 制御装置の要求事項は,絶縁及

び分離制御装置も同様に適用する。

SELV 制御装置の出力電圧は,15.1 及び 15.2 の試験の間,I.5.3 に規定する限度値を超えてはならない。

なお,熱電対法で測定する場合は,規定温度から 10  ℃減じた値で判定する。

15.1 

通常動作 

通常動作は,次の要求事項とともに,I.6 の要求事項を適用する。

器具内用及び器具一体形制御装置の試験は,定格電源電圧の通常動作において,製造業者が指定する制

御装置の t

c

(定格最高温度)以下で行う。

15.2 

異常動作 

異常動作は,I.7 の要求事項を適用する。

さらに,製造業者の適切な指示(指定がある場合には,放熱手段を含める。

)がある場合,1 時間,定格

電源電圧の 90 %∼110 %の電圧を印加し,次の試験を実施する。

a)

制御装置に定格負荷の 2 倍の LED モジュール又は等価負荷を接続する。

1)

定電圧形においては,出力端子と並列にする。

2)

定電流形においては,出力端子と直列にする。

b) LED

モジュールを接続しない。

制御装置が複数の出力回路をもつ場合,各々の回路の LED モジュールを接続する出力端子は,順に

開放状態にし,そして最終的に全て開放状態にする。

c)

制御装置の出力端子を短絡する。制御装置が複数の出力回路で構成している場合には,LED モジュー

ルを接続する出力端子を順に短絡する。

上記で指示した試験中及び試験終了後,制御装置は安全性を損なう不適合があってはならない。また,

いかなる煙も可燃性ガスも発生してはならない。

・・・


7

C 8147-2-13

:2014

16 

構造 

構造は,JIS C 8147-1 の箇条 15(構造)によるほか,次による。

出力回路のコンセントは,JIS C 8303JIS C 8358IEC 60083:2004 及び IEC 60906(規格群)に適合す

るプラグを差し込むことができてはならないし,また,出力回路のコンセントに差し込むことのできるプ

ラグを,JIS C 8303JIS C 8358IEC 60083:2004 及び IEC 60906(規格群)に適合する出力回路のコンセ

ントに差し込むことができてはならない。

適合性は,目視及び手による試験によって判定する。

17 

沿面距離及び空間距離 

沿面距離及び空間距離は,箇条 14 に特に規定がない場合,JIS C 8147-1 の箇条 16(沿面距離及び空間距

離)による。

18 

ねじ,通電部及び接続 

ねじ,通電部及び接続は,JIS C 8147-1 の箇条 17(ねじ,通電部及び接続部)による。

19 

耐熱性,耐火性及び耐トラッキング性 

耐熱性,耐火性及び耐トラッキング性は,JIS C 8147-1 の箇条 18(耐熱性,耐火性及び耐トラッキング

性)による。

20 

耐食性 

耐食性は,JIS C 8147-1 の箇条 19(耐食性)による。


8

C 8147-2-13

:2014

附属書 A

(規定)

導電部が電撃を生じる充電部であるかどうかを決めるための試験

JIS C 8147-1

附属書 A(導電部が電撃を生じる充電部であるかどうかを決めるための試験)による。

附属書 B

(規定)

熱的保護機能付きランプ制御装置の個別要求事項

JIS C 8147-1

附属書 B(熱的保護機能付きランプ制御装置の個別要求事項)は適用しない。

附属書 C 
(規定)

過熱保護手段付き電子ランプ制御装置の個別要求事項

JIS C 8147-1

附属書 C(過熱保護手段付き電子ランプ制御装置の個別要求事項)による。

附属書 D 
(規定)

熱的保護機能付きランプ制御装置の加熱試験方法

JIS C 8147-1

附属書 D(熱的保護機能付きランプ制御装置の加熱試験方法)による。

附属書 E

(規定)

t

w

試験での 4 500 以外の定数 の使用

JIS C 8147-1

附属書 Et

w

試験での 4 500 以外の定数 の使用)の要求事項は,50 Hz 又は 60 Hz の周

波数で動作する巻線だけに適用する。


9

C 8147-2-13

:2014

附属書 F

(規定) 
風防容器

JIS C 8147-1

附属書 F(風防容器)による。

附属書 G 
(規定)

パルス電圧の値の由来の説明

JIS C 8147-1

附属書 G(パルス電圧の値の由来の説明)は適用しない。

附属書 H 
(規定)

試験

JIS C 8147-1

附属書 H(試験)による。


10

C 8147-2-13

:2014

附属書 I

(規定)

直流又は交流電源用 LED モジュール用 SELV 制御装置の

個別追加要求事項

I.1

一般

この附属書は,照明器具用 SELV 入力として使用する制御装置について規定する。この附属書は,関連

す る 変 圧 器 に 対 す る JIS C 61558-1:2008 の 4.2 の 要 求 事 項 及 び 安 全 絶 縁 変 圧 器 に 対 す る JIS C 

61558-2-6:2012

の該当要求事項から構成する。また,高周波変圧器を含む制御装置に対しては,JIS C 

61558-2-16:2012

の該当要求事項も適用する。

I.2

用語及び定義

この附属書で用いる主な用語及び定義は,次による。

I.2.1 

耐短絡制御装置(short-circuit proof controlgear)

制御装置が過負荷又は短絡したときに温度が規定する限界値を超えず,過負荷又は短絡を取り除いた後

に継続して,この規格全ての要求事項を満たす制御装置。

I.2.2 

非本質耐短絡制御装置(non-inherently short-circuit proof controlgear)

制御装置が過負荷又は短絡したときに,入力回路若しくは出力回路を開放するか,又は入力回路若しく

は出力回路の電流を減少させ,かつ,過負荷若しくは短絡を取り除いた後,及び可能であれば,保護装置

のリセット又は交換後に継続して,この規格全ての要求事項を満たす保護装置を備えている耐短絡制御装

置。

注記 1  保護装置の例には,ヒューズ,過負荷開放,温度ヒューズ,サーマルリンク,サーマルカッ

トアウト,PTC 抵抗,自動停止機械式器具,及びプリント配線板上のプリント配線ヒューズ

がある。

注記 2  交換もリセットも不可能な装置による保護の場合,“過負荷若しくは短絡を取り除いた後,及

び可能である場合,保護装置のリセット又は交換後に継続して,この規格全ての要求事項を

満たす”という表現は,制御装置が継続して動作することを意味しない。

I.2.3 

本質耐短絡制御装置(inherently short-circuit proof controlgear)

制御装置を保護する装置をもたず,過負荷又は短絡したときに,温度が規定する限度値を超えず,過負

荷又は短絡を取り除いた後に継続して動作して,この規格全ての要求事項を満たす耐短絡制御装置。

I.2.4 

フェールセーフ制御装置(fail-safe controlgear)

異常状態の下で,入力回路の停止によって永久に機能しなくなり,使用者及び周囲に危険を及ぼさない

制御装置。

注記  リセット不可及び取替不可の保護装置を使用してもよい。


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I.2.5 

非耐短絡制御装置(non- short-circuit proof controlgear)

制御装置に組み込んでいない保護装置を用いて温度過大上昇に対する保護を意図し,過負荷又は短絡を

取り除いた後及び保護装置のリセット後に継続して,この規格全ての要求事項を満たす制御装置。

I.2.6 

分離形高周波変圧器(separating HF transformer)

定格周波数が電源周波数より非常に高い制御装置の構成部品。

注記  この高周波変圧器は,制御装置の入力回路と出力回路とを分離することができる。

I.2.6A 

特別低電圧(ELV)(extra-low voltage)

導体間又は導体と接地との間の,交流 50 V(実効値)又はリップルのない直流 120 V 以下の電圧(JIS C 

0366:1997

の電圧バンド I)

注記  “リップルのない”とは,従来から,“正弦波で 10 %(実効値)以下のリップル成分”という

定義がある。したがって,公称 120 V のリップルのない直流系統での最大ピーク電圧は 140 V

以下であり,公称 60 V のリップルのない直流系統での最大ピーク電圧は 70 V 以下であり,ま

た,公称 30 V のリップルのない直流系統での最大ピーク電圧は 35 V 以下である。

I.2.6B 

安全特別低電圧(SELV)(safety extra-low voltage)

JIS C 61558-2-6:2012

に規定する又は同等の規格に規定する安全絶縁変圧器の,一次側と二次側との間の

絶縁と同等以上の絶縁で,電源から絶縁した回路における特別低電圧。

I.2.6C 

本体(body)

全ての可触導電部,シャフト,ハンドル,ノブ,グリップ及び同種の物並びに可触金属固定ねじ。絶縁

物の可触表面に使用する金属はく(箔)

(非可触金属部は含まない)を含む。

I.2.6D 

耐インパルスカテゴリ(impulse withstand category)

過渡的な過電圧状態を定義する数字。過電圧カテゴリともいう。

注記  耐インパルスカテゴリには,I,II,III 及び IV がある。各カテゴリの詳細な情報については,

JIS C 8105-1:2010

及び JIS C 60664-1:2009 を参照。

I.2.6E 

クラス ランプ制御装置(class I lamp controlgear)

感電に対する保護が基礎絶縁だけに依存しておらず,追加安全予防措置をもつ独立形制御装置。基礎絶

縁が故障を起こした場合でも,可触導電部が充電部にならないように,設備の固定配線の保護設置用導体

にそれらを接続する手段をもっている。

注記 1  クラスⅠ独立形制御装置は,二重絶縁又は強化絶縁の部分があってもよい。

注記 2  クラスⅠ独立形制御装置は,SELV に対応する感電に対する保護の部分があってもよい。

I.2.6F 

クラス II ランプ制御装置(class II lamp controlgear)

感電に対する保護が,基礎絶縁だけに依存しておらず,二重絶縁又は強化絶縁のような追加安全予防措

置をもつ独立形制御装置。この制御装置は,保護接地の手段を備えていない,また,設置条件に依存しな


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い。

I.2.6G 

クラス III ランプ制御装置(class III lamp controlgear) 

感電に対する保護を SELV の電源に依存し,かつ,内部で SELV を超える電圧を発生しない独立形制御

装置。

I.3

分類 

I.3.1

感電保護による分類 

独立形制御装置の分類は,次による。

a)

クラス I 制御装置

b)

クラス II 制御装置

c)

クラス III 制御装置

I.3.2

短絡保護又は異常使用に対する保護による分類

制御装置の分類は,次による。

a)

非本質耐短絡制御装置

b)

本質耐短絡制御装置

c)

フェールセーフ制御装置

d)

非耐短絡制御装置

I.4

表示記号

表示図記号は,

表 I.1 による。

表 I.1−表示図記号

図記号

内容

PRI

入力

SEC

出力

直流

N

中性線

単相

ヒューズリンク(時間-電流特性の記号追加)

t

a

定格最大周囲温度

フレーム又は鉄心の端子

F

又は

F

フェールセーフランプ制御装置

又は

非耐短絡ランプ制御装置

又は

耐短絡ランプ制御装置(本質又は非本質)

安全絶縁ランプ制御装置(SELV ランプ制御装置)


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I.5

感電保護

I.5.1

一般 

SELV 制御装置は,I.5.2 及び I.5.3 の要求事項に加えて,JIS C 61558-1:2008 の 9.2(危険な放電に対する

保護)に規定する要求事項に適合しなければならない。

適合性は,JIS C 61558-1:2008 の 9.2(危険な放電に対する保護)に規定する検査による。

I.5.2 SELV

制御装置の可触導電部は,少なくとも二重絶縁又は強化絶縁で充電部から電気的に分離しな

ければならない。出力回路ときょう(筐)体又は保護接地回路とは,接続してはならない。また,その構

造は,その他の導電部を通じて直接又は間接的にこれらの回路間に接続の可能性がないようにしなければ

ならない。ただし,意図的に処置するものは除く(I.5.3 参照)

SELV 出力回路は,少なくとも基礎絶縁によって接地から電気的に分離しなければならない。

“回路”という用語には,制御装置の内部変圧器(高周波など)の巻線も含む。

超低電圧(ELV)制御装置では,導電部は充電部とみなすので,絶縁しなければならない。

適合性は,該当する絶縁試験及び測定によって確認する。

I.5.3 SELV

制御装置は,負荷時定格出力電圧が実効値 25 V,又はリップルのない直流電圧 60 V を超えな

い場合,SELV 回路に可触導電部があってもよい。また,電圧が実効値 25 V 又はリップルのない直流電圧

60 V を超える場合は,接触電流は,次の値を超えてはならない。

a)

交流の場合,0.7 mA(ピーク値)

b)

直流の場合,2.0 mA

c)

無負荷出力は,35 V のピーク値又はリップルのない直流電圧 60 V を超えない。

注記  上限値は,JIS C 60364-4-41 に基づいている。

適合性は,制御装置に定格電源電圧及び定格周波数を入力して,安定状態に達してから,出力電圧を測

定することによって確認する。制御装置の負荷時試験は,定格出力電圧で定格出力電流又は定格出力電力

を与える抵抗器を接続する。複数の電源電圧をもつ制御装置の要求事項は,定格電源電圧の各々に適用す

る。

接触電流は,JIS C 8105-1:2010 の

附属書 G(接触電流及び保護導体電流の測定)による測定によって確

認する。

上記の値を超える定格出力電圧又は電流をもつ SELV 制御装置については,SELV 回路の導電部の一つ

以上は,実効値 500 V の試験電圧に 1 分間耐えられる絶縁体で絶縁しなければならない。

二重絶縁又は強化絶縁によって分離された可触導電部[例えば,充電部及びきょう(筐)体又は一次及

び二次回路など]は,二つ以上の同じ定格値(抵抗又は容量)の個別部品で構成し,その定格が全動作電

圧に対するものであり,また,そのインピーダンスが制御装置の個別の寿命期間中で大きく変化しない場

合,抵抗器又は Y2 コンデンサでブリッジ(導電ブリッジ)してもよい。ただし,動作電圧が 250 V を超

えない場合,充電部から二重絶縁又は強化絶縁によって分離された可触導電部は,単一の Y1 コンデンサ

でブリッジしてもよい。

Y1 又は Y2 コンデンサは,JIS C 5101-14 の表 2(クラス Y のコンデンサの分類)及び表 3(サンプリン

グ計画  安全性を要求する試験)に適合し,また,抵抗器を使用する場合,抵抗器は,JIS C 6065:2013 の

14.1

(抵抗器)の試験 a)の要求事項に適合しなければならない。


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I.6

温度上昇 

SELV 制御装置及びその支持部又は取付表面は,通常使用において過度の温度に達してはならない。

適合性は,JIS C 61558-1:2008 の箇条 14(温度上昇)の規定する試験に,次の修正を加えて確認する。

−  14.1(一般要求事項)の第 10 段落:

10 %を,6 %に置き換える。

表 を,表 I.2 に置き換える。

表 I.2−通常使用中の温度値 

部品

温度

コンデンサのケース

−  t

c

が表示されている場合

t

c

c)

−  t

c

が表示されていない場合 50

巻線(ボビン付き,ラミネーションに接点あり。

)の絶縁が次の材料の場合

−  A 種材料

a)

100

−  E 種材料

115

−  B 種材料

120

−  F 種材料

140

−  H 種材料

165

−  その他の材料

b)

a)

  材料の分類は,JIS C 4003:1998,IEC 60317-0-1:2008,又は同等規格に従う。

b)

  JIS C 4003:1998 に規定する A 種,E 種,B 種,F 種及び H 種以外の材料が使用されている場合は,

JIS C 61558-1:2008

の 14.3 の試験に耐えなければならない。

c)

  隔離変圧器をブリッジするコンデンサの最高温度は,t

c

が表示されていない場合は 50  ℃未満,t

c

表示されている場合は t

c

でなければならない。その他の部品については,JIS C 8105-1:2010 の

表 12.1

12.4.1 の試験条件における主要部分の最高温度)を参照する。

−  14.1(一般要求事項)の最後から第 2 段落:

18.3

への参照を,I.8.3 に置き換える。

−  14.3(絶縁階級が明示されない絶縁システムの加速エージング試験)の第 1 段落:

14.2

19.12.3 及び 26.3 への参照を,I.6 に置き換える。

−  14.3.4(測定)の 1 段落:

18.1

18.218.3 及び 18.4 への参照を,I.8 に置き換える。

モールド変圧器については,熱電対を備えた特別に準備したサンプルを試験用として提出する。

I.7

短絡及び過負荷保護

SELV 制御装置は,通常使用中に起こり得る短絡又は過負荷によって危険になってはならない。

適合性は,JIS C 61558-1:2008 の箇条 15(短絡及び過負荷に対する保護)に規定する試験に,次の修正

を加えて確認する。

−  15.1(一般)の第 2 段落:

14.1

への参照を,I.6 に置き換える。

−  15.1(一般)の

表 の後の第 2 段落:

箇条 への参照を,JIS C 8147-1 の箇条 10(充電部との偶発接触からの保護)並びに I.5.2 及び I.5.3


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に置き換える。

−  15.3.4

適用しない。

−  15.5.1 の第 3 段落:

14.1

への参照を,I.6 に置き換える。

I.8

絶縁抵抗及び耐電圧

I.8.1

一般

SELV 制御装置の絶縁抵抗及び耐電圧は,十分でなければならない。

適合性は,I.8.2I.8.2AI.8.3 及び I.8.3A の試験によって判定する。試験は,取り外した部品の再取り

付け後に,加湿状態,又は試料が規定温度になった部屋の中で,JIS C 8147-1 の箇条 11(耐湿性及び絶縁

性)の試験の直後に行う。

I.8.2

絶縁抵抗

絶縁抵抗は,約 500 V の直流電圧を印加して 1 分後に測定する。絶縁抵抗は,

表 I.3 に規定する値以上

でなければならない。

表 I.3−絶縁抵抗値

試験対象の絶縁箇所

絶縁抵抗

MΩ

入力回路と出力回路との間 5

基礎絶縁だけによって充電部から分離されたクラス II 制御装置の金属部と本体との間 5

絶縁材のきょう(筐)体の内面に接触する金属はく(箔)と,外面に接触する金属 
はく(箔)との間

2

I.8.2A

耐湿性及び絶縁性

適合性は,JIS C 8147-1 の箇条 11(耐湿性及び絶縁性)に規定する試験に,次の修正を加えて確認する。

−  箇条 11(耐湿性及び絶縁性)の注記後の第 3 段落∼第 5 段落:

次に置き換える。

充電部ときょう(筐)体との間の絶縁抵抗は,基礎絶縁の場合は 2 MΩ 以上,二重絶縁又は強化絶縁の

場合は 4 MΩ 以上でなければならない。

次の箇所では,十分絶縁しなければならない。

a)

充電部と,固定ねじ又は外部絶縁部と接触している金属はく(箔)を含む外部金属との間

b)

充電部と関連する制御端子との間

一つ以上の出力端末と接地用端子との間で,内部接続部又は部品をもつランプ制御装置の場合,この接

続はこの試験中に外しておかなければならない。

試験については,入出力端子は共に接合しなければならない。絶縁カバー又は覆いをもっている制御装

置は,金属はく(箔)で包まなければならない。

I.8.3

耐電圧

I.8.2

の試験の直後に,絶縁物には,定格周波数の正弦波交流電圧を 1 分間印加する。試験電圧の値及び

印加箇所は,

表 I.4 による。

注記  より高い有用性を要求する照明器具で用いられる制御装置の試験電圧は,附属書 JA に記載が


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ある。

表 I.4−耐インパルスカテゴリ II の制御装置の耐電圧試験電圧 

耐電圧試験電圧の印加箇所

b)

動作電圧

V

 a)

50 未満

100 以上
150 以下

150 超え
300 以下

600

1 000

1)

入力回路の充電部と出力回路の充電部と

の間(二重絶縁又は強化絶縁)

500

2 000

3 000

4 200

5 000

2)

次の間の基礎絶縁又は付加絶縁

a)

故障状態でない通常使用で,極性の異な

る充電部相互間。同一巻線内での試験に
は適用しない。

b)

保護接地に接続することを意図した充

電部と本体との間

c)

接触可能な導電部と,コード挿入口のブ

ッシング,コードガード及びコード止め

などに挿入する可とうケーブル又はコ
ードと直径が同じ金属棒[又はコードの

周りを包んだ金属はく(箔)

]との間

d)

充電部と中間導電部との間

e)

中間導電部と本体との間

f)

各入力回路と同時接続したその他の全
ての入力回路との間

250

1 000

1 500

2 100

2 500

3)

本体と充電部との間の強化絶縁

500

2 000

3 000

4 200

5 000

a)

  動作電圧の中間値に対する試験電圧の値は,表の値の間での補間によって得られる。100 V 以上 150 V

以下及び 150 V を超え 300 V 以下の列は,補間は適用しない。

b)

  JIS C 61558-1:2008 の 19.12.3 c)及び 26.2.4.1  試験 B に規定する構造では,電圧は 1.25 倍する。JIS C 

61558-1:2008

の 26.2.4.2 に規定する構造では,電圧は 1.35 倍する。

I.8.3A

耐電圧

適合性は,JIS C 8147-1 の箇条 12(耐電圧)に規定する試験に,次の修正を加えて確認する。

−  箇条 12(耐電圧)の

表 を,表 I.4A に置き換えて,表の後に文章を加える。

表 I.4A−耐電圧試験電圧

動作電圧  U

試験電圧

V

SELV 電圧に対する基礎絶縁 500

50 V 以下

500

50 V を超え 1 000 V 以下

基礎絶縁

2U+1 000

付加絶縁

2U+1 000

二重絶縁又は強化絶縁

4U+2 000

注記 1  強化絶縁及び二重絶縁の両方を使用する場合,強化絶縁に適用する試験電圧は,基礎絶

縁又は付加絶縁に過剰なストレスを加えないよう注意する必要がある。

注記 2  制御装置を試験する場合,入力は,電源電圧に相当する試験電圧で試験することが望ま

しく,出力関連部は,U

out

に相当する試験電圧で試験することが望ましい。

二重絶縁又は強化絶縁に使用する固体絶縁又は薄板絶縁については,

附属書 JB を適用する。


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I.9

構造

SELV 制御装置に使用する変圧器の構造は,JIS C 61558-1:2008 の 19.12(巻線の構成)による。また,

独立形以外の制御装置に使用する変圧器の構造は,JIS C 61558-2-6:2012 の 19.1.6 を除いた箇条 19(構造)

による。

絶縁電線を,300 V 以内の入力電圧を備えた制御装置に使用する場合は,原材料に対しての絶縁耐圧試

験電圧は 3 kV に制限する。

なお,分離形高周波変圧器の構造は,JIS C 61558-2-16:2012 の 19.1.3.7 を除いた箇条 19(構造)による。

適合性は,検査及び測定によって判定する。

I.10

部品

SELV 制御装置の保護装置として使用する部品は,JIS C 61558-1:2008 の 20.620.820.10 及び 20.11 

要求事項に適合しなければならない。

適合性は,検査及び JIS C 61558-1:2008 の関連する試験によって判定する。

I.11

沿面距離,空間距離及び絶縁物を通しての距離 

沿面距離,空間距離及び絶縁物を通しての距離は,JIS C 8147-1 

表 3[正弦波交流電圧(50/60 Hz)の

場合の最小距離]及び

表 I.5 に規定する値以上でなければならない。さらに,SELV 制御装置と一体の変圧

器は,JIS C 61558-1:2008 の箇条 26(沿面距離,空間距離及び絶縁物を通しての距離)に規定する要求事

項及び試験に適合しなければならない。

JIS C 6950-1

に規定する二重絶縁又は強化絶縁の要求事項に適合するフォトカプラ内部の絶縁物を通し

ての距離は,個々の絶縁が十分に密閉されており,かつ,個々の材料間の空気を除去している場合には測

定しない。そうでない場合,フォトカプラの入出力間の絶縁物を通しての距離は 0.4 mm 以上でなければ

ならない。いずれの場合も,I.8 に規定する試験を適用する。

注記  沿面距離,空間距離及び絶縁物を通しての距離に関する詳細は,JIS C 61558-1:2008 の附属書 A

(沿面距離及び空間距離の測定)

附属書 C[沿面距離(cr),空間距離(cl)及び絶縁物を通し

ての距離(dti)材料グループ II(400≦CTI<600)

附属書 D[沿面距離(cr),空間距離(cl)

及び絶縁物を通しての距離(dti)材料グループ I(CTI≧600)

附属書 M19.1 のガイドとし

て使用例)

附属書 N(試験電圧を印加する点の例)及び附属書 P(沿面距離及び空間距離の測

定点の例)を参照。


表 I.5−耐インパルスカテゴリ II に対する沿面距離(cr),空間距離(cl),及び絶縁物を通しての距離(dti)(汚損度 の場合) 

材料グループ IIIa175CTI400

単位  mm

絶縁の形式

測定対象

動作電圧

c),i)

V

巻線エナメ

ルを通す場

b)

巻線エナメ

ルを通さな
い場合

25 を超え 50 未満

100 150 250

cl cr cl cr cl cr cl cr

1)

入 力 回 路 と 出 力

回 路 と の 間 の 絶

縁(基礎絶縁)

a)

入力回路の充電部と出力回路の充電部

との間の沿面距離及び空間距離

×

0.2  1.2 0.5 1.4 1.5 1.6 2.5 2.6

×

0.2  1.2 0.2 1.4 0.5 1.6 1.2 2.6

−  低減値

a)

− 0.18 − 0.25 − 0.3 − 0.57

b)

入力回路又は出力回路と接地された金

属遮蔽板との間の絶縁物を通しての距

×

×

dti dti dti dti

要求事項なし

c)

入力回路と出力回路との間の絶縁物を
通しての距離

×

×

要求事項なし

2)

入 力 回 路 と 出 力

回 路 と の 間 の 絶

縁(二重絶縁又は
強化絶縁)

a)

入力回路の充電部と出力回路の充電部

との間の沿面距離及び空間距離

×

cl cr cl cr cl cr cl cr

0.5  1.4 1.5 2.0 3.0 3.0 4.7 5.0

×

0.5  1.4 0.5 2.0 1.5 3.0 2.5 5.0

−  低減値

a)

− 0.25 − 0.4 − 0.7 − 1.4

b)

入力回路又は出力回路と接地された金

属遮蔽板との間の絶縁物を通しての距

a)

×

×

dti dti dti dti

0.1

 e)

 0.2

 e)

 0.25

 e)

 0.42

 e)

[0.05]

 f)

 [0.07]

 f)

 [0.08]

 f)

 [0.14]

 f)

c)

入力回路と出力回路との間の絶縁物を

通しての距離

a)

×

×

0.2

 e)

 0.3

 e)

 0.5

 e)

 0.83

 e)

[0.1]

 f)

 [0.1]

 f)

 [0.15]

 f)

 [0.25]

 f)

3)

近 接 す る 入 力 回
路間の絶縁,又は

近 接 す る 出 力 回

路間の絶縁

d)

沿面距離及び空間距離

×

×

cl cr cl cr cl cr cl cr

0.2  1.2 0.2 1.4 0.2 1.6 0.4 2.6

−  低減値

a)

− 0.18 − 0.25 − 0.3 − 0.57

18

C

 8147-2

-13

2014


表 I.5−耐インパルスカテゴリ II に対する沿面距離(cr),空間距離(cl),及び絶縁物を通しての距離(dti)(汚損度 の場合)(続き) 

材料グループ IIIa175CTI400

単位  mm

絶縁の形式

測定対象

動作電圧

c),i)

V

巻線エナメ

ルを通す場

b)

巻線エナメ

ルを通さな
い場合

25 を超え 50 未満

100 150 250

dti dti dti dti

4)

外部ケーブル及びコードの接続用端子間の沿面距離及び空間距

離。ただし,入力回路用端子間及び出力回路用端子間を除く。

×

× 3.0  3.6  4.0  5.4

5)

基礎 絶縁 又は 付

加絶縁

h)

規格で要求する箇所,例えば,次の間

a)

異極充電部相互間

b)

保護接地を意図する場合,充電部ときょ
う(筐)体との間

c)

接触可能導電部と入口ブッシング,コー

ド止めなどの内部に挿入した可とうケ
ーブル又はコード[又は金属はく(箔)

被覆コード]と同一直径の 1 本の金属棒

との間

d)

充電部と単一中間導電部との間

e)

単一中間導電部ときょう(筐)体との間

cl

cr

cl

cr

cl

cr

cl

cr

× 0.2

1.2

0.5

1.4

1.5

1.6

2.5

2.6

×

− 0.2

1.2

0.2

1.4

0.5

1.6

1.2

2.5

−  低減値

a)

− 0.18 − 0.25 − 0.3 − 0.57

6)

強化 絶縁 又は 二

重絶縁

きょう(筐)体と充電部との間又は規格で要

求する箇所(入出力巻線間の絶縁を除く。

× 0.5

1.4

1.5

2.0

3.0

3.0

4.7

5.0

×

− 0.2

1.4

0.5

2.0

1.5

3.0

2.5

5.0

過渡電圧に対し追加装備で保護される場合,
きょう(筐)体と出力回路の充電部との間

×

× 0.2

1.4

0.2

2.0

0.5

3.0

1.2

5.0

−  低減値

a)

− 0.25 − 0.4 − 0.7 − 1.4

7)

絶縁 体を 通し て
の距離

a)

基礎絶縁

g)

×

×

要求事項なし

b)

付加絶縁

g)

×

×

dti dti dti dti

0.1

 e)

 0.15

 e)

 0.25

 e)

 0.42

 e)

[0.05]

 f)

 [0.05]

 f)

 [0.08]

 f)

 [0.13]

 f)

c)

強化絶縁(入出力回路間の絶縁を除く。

×

×

0.2

 e)

 0.3

 e)

 0.5

 e)

 0.9

 e)

[0.1]

 f)

 [0.1]

 f)

 [0.15]

 f)

 [0.25]

 f)

19

C

 8147-2

-13

2014


表 I.5−耐インパルスカテゴリ II に対する沿面距離(cr),空間距離(cl),及び絶縁物を通しての距離(dti)(汚損度 の場合)(続き) 

材料グループ IIIa175CTI400

単位  mm

注記 1  数値の代わりに“−”と示す箇所は,要求数値がないことを意味する。 
注記 2  表中の空間距離の最小値は,海抜 0 m∼2 000 m の大気に適用できる。 
注記 3  安全特別低電圧回路とその他の安全特別低電圧回路との間の絶縁は,絶縁の形式 6)及び 7)  による(JIS C 61558-1:2008 の 19.1 による。)。 

a)

  JIS C 61558-1:2008 の 26.2(低減値に関して)及び 26.3[絶縁の形式 2) b)及び c)に関して]の汚損度 1(P1)の要求事項及び JIS C 60664-1:2009 の表 F.4(トラッ

キングによる障害を回避するための沿面距離)を参照。

b)

  1 本以上の巻線が IEC 60317-0-1:2008 のグレード 1 以上の適合電線で構成されている場合,巻線のエナメルを介して測定する。

c)

  沿面距離,空間距離及び絶縁物を通しての距離は,表の値を補間して得られる動作電圧の中間値として求めてもよい。動作電圧 25 V 以下については,値を規定

していない。これは

表 I.4 の電圧試験で十分であるとみなせるためである。

d)

  これらの値は,次には適用しない。

1)

同時に接続する巻線の端末が同電位の場合,各巻線内部又は同時に永久に接続する巻線のグループ相互間

2)

巻線が直列又は並列に接続しているだけの場合で(例  入力電圧が 110/220 V)

,動作電圧が 300 V 以下,かつ,巻線の電線が IEC 60317-0-1:2008 のグレード

1 以上に適合するとき。

e)

  固体絶縁に関しての値を示す。

f)

  薄いシートからなる絶縁の場合の値を示す。

g)

  入力巻線と出力巻線間との間で二重絶縁が必要な場合,絶縁を通しての厚さの合計は,直接又は金属部を介して測定するかを問わず,絶縁の形式 2) c)に示す値と

同じでなければならない。ただし,絶縁電線は例外とする(JIS C 61558-1:2008 の 19.12 を参照)

h)

  基礎絶縁又は付加絶縁の絶縁(破壊)耐力はその空間距離に依存する。

i)

 300

V を超える動作電圧は,JIS C 61558-1:2008 を参照。

20

C

 8147-2

-13

2014


21

C 8147-2-13

:2014

附属書 JA

(参考)

耐インパルスカテゴリ III の制御装置の耐電圧試験電圧

表 JA.1 は,より高い有用性を要求する照明器具のための耐インパルスカテゴリ III で設計された制御装

置に使用することを目的としている。

注記  詳細情報は,JIS C 8105-1:2010 の附属書 を参照。

表 JA.1−耐インパルスカテゴリ III の制御装置の耐電圧試験電圧

耐電圧試験電圧の印加箇所

b)

動作電圧

V

 a)

50 未満

100 以上
150 以下

150 超え
300 以下

600

1 000

1)

入力回路の充電部と出力回路の充電部と

の間(二重絶縁又は強化絶縁)

500

2 800

4 200

5 000

5 500

2)

次の間の基礎絶縁又は付加絶縁

a)

極性の異なる充電部相互間。同一巻線

内での試験には適用しない。

b)

保護接地に接続することを意図した充

電部と本体との間

c)

接触可能な導電部と,コード挿入口の
ブッシング,コードガード及びコード

止めなどに挿入する可とうケーブル又

はコードと直径が同じ金属棒[又はコ
ードの周りを包んだ金属はく(箔)

]と

の間

d)

充電部と中間導電部との間

e)

中間導電部と本体との間

250

1 400

2 100

2 500

2 700

3)

本体と充電部との間の強化絶縁

500

2 800

4 200

5 000

5 500

a)

  動作電圧の中間値に対する試験電圧の値は,表の値の間での補間によって得られる。100 V 以上 150

V 以下及び 150 V を超え 300 V 以下の列は,補間は適用しない。

b)

  JIS C 61558-1:2008 の 19.12.3 c)及び 26.2.4.1  試験 B に規定する構造では,電圧は 1.25 倍する。JIS C 

61558-1:2008

の 26.2.4.2 に規定する構造では,電圧は 1.35 倍する。

試験には,JIS C 61558-1:2008 の 18.3(耐電圧試験)の要求事項を適用する。


22

C 8147-2-13

:2014

附属書 JB

(規定)

二重絶縁又は強化絶縁のために使用される絶縁材料の要求事項

JB.1

一般

この附属書は,二重絶縁又は強化絶縁の要求事項を満たすために使用する固体絶縁材料又は薄板絶縁材

料に適用する。

この附属書は,制御装置の絶縁巻線及び絶縁カバー又は覆いに適用しない。

JB.2

引用規格 

JIS C 8147-1

の箇条 2(引用規格)を適用する。

JB.3

用語及び定義

この附属書で用いる主な用語及び定義は,次による。

JB.3.1 

固体絶縁(solid insulation)

二つの導電性部品間に挿入した一層の均質材料で作る絶縁。

JB.3.2 

薄板絶縁(thin sheet insulation)

二つの導電性部品間に挿入した薄板(複数枚)の絶縁材料で構成する絶縁。

JB.4

一般要求事項

JB.4.1

材料の要求事項

絶縁材料は,JIS C 4003:1998 及び IEC 60216(規格群)に適合しなければならない。

JB.4.2

固体絶縁 

固体絶縁の妥当性は,5 kV 又は

表 JB.1 に規定する適用可能試験電圧に 1.35 を乗じた値のいずれか大き

い電圧の耐電圧試験(I.8.3A 参照)を印加し,検証する。

材料が,JIS C 4003:1998 及び IEC 60216(規格群)によって分類されていない場合,耐電圧試験電圧は,

規定値の更に 10 %大きい値とする。つまり,5.5 kV 又は

表 JB.1 に規定する適用可能試験電圧に 1.5 を乗じ

た値のいずれか大きい電圧とする。

JB.4.3

薄板絶縁

JB.4.3.1

薄板絶縁の厚さ及び構成 

薄板絶縁の厚さ及び構成は,次による。

a)

薄板材料を安定器の内部で使用し,かつ,安定器の生産及び保守の期間に手が触れる扱い又は磨耗が

ない場合,薄板材料による絶縁は,その厚さに関係なく許容する。

b)

全ての絶縁層が同じ材料である必要がない。

c)

樹脂含浸塗膜は,薄板材料の絶縁とみなさない。

d)

薄板材料で構成する絶縁は,全ての箇所で次の層数以上をもつ絶縁でなければならない。

1)

層が分離できない(一体接着)場合


23

C 8147-2-13

:2014

−  3 層

−  全多層板は,150 N の引張力によるマンドレル試験(JB.4.3.2 参照)を耐えなければならない。

2)

層が分離できる場合

−  2 層

−  各層は,50 N の引張力によるマンドレル試験(JB.4.3.2 参照)を耐えなければならない。

3)

層が分離できる場合(代替)

−  3 層以上

−  全層数の 2/3 は,一体として 100 N の引張力によるマンドレル試験(JB.4.3.2 参照)を耐えなけれ

ばならない。

JB.4.3.2

マンドレル試験(機械的応力下の耐電圧試験)

マンドレル試験は,製造業者が提供する薄板の試験片を,

図 JB.1 に示すように,ニッケルめっきを施し

た鋼又は黄銅製の表面が,平滑に仕上げしたマンドレル上に固定して行う。試験片は,幅 70 mm の薄板 3

枚を準備する。

幅 70 mm の薄板の 3 枚の個別試験片は,製造業者が提供する。

厚さ 0.035 mm±0.005 mm の金属はく(箔)

(アルミニウム又は銅)を試験片の表面に密着し,1 N の引

張力を加える。金属はく(箔)の境界が試験片の境界から 20 mm 離れるように金属はく(箔)の位置決め

をする。また,マンドレルがその最終位置にある場合,マンドレルは,試験片が置かれている端部を 10 mm

以上覆うように配置する。

試験片は,適切な締付け装置によってその自由端で所定の位置に保持し,次の引張力を加える。

−  分離できない数層で構成される試験片の場合,150 N の引張力

−  全層の 2/3 が分離できる層で構成される試験片の場合,100 N の引張力[のこぎり(鋸)歯状又は非の

こぎり(鋸)歯状]

−  単層で構成される試験片の場合,50 N の引張力

マンドレルは,急に動かすことなく,ゆっくりと前後に 3 回,230°回転させる。試験片が回転中に締付

け装置で壊れる場合,試験は繰り返し行う。複数の試験片がその他の箇所で壊れる場合,試験は不合格と

する。マンドレルがその最終位置にある間,最終位置決め後 1 分以内に,I.8.3A に規定する耐電圧試験電

圧を,マンドレルと金属はく(箔)との間に,次のように 1 分間印加する。

−  分離できない数層で構成される試験片の場合,

5 kV の試験電圧又は表 JB.1 に規定する試験電圧に 1.35

を乗じた値のいずれか大きい方の試験電圧

−  全層の 2/3 が分離できる層で構成される試験片の場合,5 kV の試験電圧又は

表 JB.1 に規定する試験電

圧に 1.25 を乗じた値のいずれか大きい方の試験電圧

−  二つの分離された層の一つで構成される試験片の場合,5 kV の試験電圧又は

表 JB.1 に規定する試験

電圧に 1.25 を乗じた値のいずれか大きい方の試験電圧

試験中にフラッシュオーバー又は絶縁破壊は,発生してはならない。コロナ効果及び同様の現象は,無

視しなければならない。


24

C 8147-2-13

:2014

表 JB.1−マンドレル試験中に要求する耐電圧試験電圧

項目

最大動作電圧実効値

V

50 150 250 500 750

1

000

きょう(筐)体と充電部との間の二重絶縁
又は強化絶縁に,更に 1.25 又は 1.35 を乗

じる試験電圧(JB.4.2 参照)

500

2 800

3 750

4 750

5 200

5 500

動作電圧の中間値に対する試験電圧の値は,表の値の間での補間によって得る。

単位  mm

a)

  マンドレル 

図 JB.1−薄板層の絶縁材料の機械的耐力判定用試験要領 


25

C 8147-2-13

:2014

単位  mm

1)

  当初 2)  最終 

b)

  マンドレルの位置 

単位  mm

c)

  絶縁材料上の金属はく(箔)の位置 

図 JB.1−薄板層の絶縁材料の機械的耐力判定用試験要領(続き) 


26

C 8147-2-13

:2014

附属書 JC

(規定)

追加の安全性要求事項

口出し線をもつ LED モジュール用制御装置については,JIS C 8147-1 の JA.3(口出し線)の要求事項を

適用する。ただし,定格電圧が 300 V 以下の LED モジュール用制御装置の場合,負荷側の口出し線,その

構造上において直接電源に接続されることのない電源側の口出し線,その表示する接続図によって直接電

源に接続されない旨が示されている電源側の口出し線,

又は信号用の口出し線は,

独立形制御装置を除き,

断面積が 0.5 mm

2

以上のゴムコード又はビニルコードを使用することができる。

参考文献  JIS C 0366:1997  建築電気設備の電圧バンド

注記  対応国際規格:IEC 60449:1973,Voltage bands for electrical installations of buildings 及び

Amendment 1:1979(IDT)

JIS C 60364-4-41

  低圧電気設備−第 4-41 部:安全保護−感電保護

注記  対応国際規格:IEC 60364-4-41:2005,Low-voltage electrical installations−Part 4-41:

Protection for safety−Protection against electric shock(IDT)

JIS Z 8113

  照明用語 

注記  対応国際規格:IEC 60050-845:1987,International Electrotechnical Vocabulary (IEV)−

Chapter 845: Lighting(MOD) 

IEC 60417

,Graphical Symbols for use on Equipment


附属書 JD

(参考)

JIS

と対応国際規格との対比表

JIS C 8147-2-13:2014

  ランプ制御装置−第 2-13 部:直流又は交流電源用 LED モジュ

ール用制御装置の個別要求事項

IEC 61347-2-13:2006

  Lamp controlgear−Part 2-13: Particular requirements for d.c.

or a.c. supplied electronic controlgear for LED modules

(I)JIS の規定

(II) 
国 際 規

格番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

箇 条 番 号

及び題名

内容

箇条番号

内容

箇条ごと

の評価

技術的差異の内容

1  適 用 範

定格 入 力電 圧 が直流
250 V 以下,及び交流
1 000 V 以下の 50 Hz
又は 60 Hz の交流電源

で使用し,出力電圧が
直流 又 は電 源 周波数

を 含 む 交 流 で あ る
LED モジュール用制
御装 置 の個 別 要求事

項について規定。

  SELV 制御装置の個
別要求事項は,附属書
I による。

 1  JIS とほぼ同じ

変更

・独立形 SELV 制御装置を変更

し,SELV 制御装置としている。

IEC 61347-2-13

第 2 版(CDV 段

階)の一般要求事項を先取りした。

3  用 語 及
び定義

JIS C 8147-1

によるほ

か,LED 制御装置の各
定義を規定する。

 3  JIS とほぼ同じ

削除

追加

SELV 同等の制御装置及び独立
形 SELV 制御装置の用語を削除
し,

SELV 制御装置の用語を追加

した。

基礎絶縁,付加絶縁,二重絶縁,
強化絶縁,絶縁制御装置及び分

離制御装置の定義を追加した。

IEC 61347-2-13

第 2 版(CDV 段

階)の用語と定義を先取りした。 
また,分類に新たに分離制御装置

が追加されたため,それに関連す

る用語を定義として追加した。

27

C

 8147-2

-13

2014


(I)JIS の規定

(II) 
国 際 規

格番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

箇 条 番 号

及び題名

内容

箇条番号

内容

箇条ごと

の評価

技術的差異の内容

4  一 般 要
求事項

JIS C 8147-1 による

ほか,箇条 6 の分類に
ある LED 制御装置の

要求事項を規定する。

 4  独立形 SELV 制御装置は,

附属書 I を規定している。

変更

追加

・独立形 SELV 制御装置を変更

し,SELV 制御装置としている。
これに伴い,附属書 I の内容も

変更している。

・非絶縁(単巻)制御装置,絶
縁制御装置及び分離制御装置の

一般要求事項を規定した。

IEC 61347-2-13  第 2 版(CDV

段階)の一般要求事項を先取りし
た。

JIS C 8159-1 の LED

制御 装 置に 関 連する

内容 を 規定 と してい

る。

JIS C 8159-1 の附属書 E(参考)

に 記 載 の ラ ン プ 安 全 規 格 の

“LED 制御装置設計のための情

報”を規定した。

JIS C 8159-1 に規定する LED ラ

ンプが適切に機能するために,JIS 

C 8159-1

の“LED 制御装置設計の

ための情報”を規定として追加し
た。 

6  分類

次のように分類する。 
a)  非絶縁(単巻)制

御装置

b)  分離制御装置 
c)  絶縁制御装置 
d) SELV 制御装置

 6  次のように分類する。

a) SELV 同等又 は絶縁

制御装置

b)  非絶縁制御装置 
c)  独立形 SELV 制御装

削除

追加

SELV 同等の制御装置及び独立
形 SELV 制御装置を削除し,
SELV 制御装置とした。 
分離制御装置を追加した。

IEC 61347-2-13 

第 2 版(CDV 段

階)の分類を先取りした。

7  表示 7.2

該 当 す る 場 合 に

提供する情報

 7.2 JIS とほぼ同じ

変更 SELV 同等の制御装置を SELV

制御装置に変更した。

IEC 61347-2-13

第 2 版(CDV 段

階)を先取りした。

追加

調 光 器 と の 組 合 せ が あ る 場 合

は,対象調光器の製造業者名,

責任ある納入業者名又は調光器
の形式の表示を追加した。

調光器にも数多くの品種があり,

適合できない調光器があるため,

追記した。 

28

C

 8147-2

-13

2014


(I)JIS の規定

(II) 
国 際 規

格番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

箇 条 番 号

及び題名

内容

箇条番号

内容

箇条ごと

の評価

技術的差異の内容

15  トラン
ス 温 度 上

15.0A  一般事項 
I.6 及び I.7 に従って試
験する。ただし,熱電

対法 で 測定 す る場合

は , 規 定 温 度 か ら
10  ℃減じた値で判定
する。

 15 IEC 60065 に従って試験

する。

変更

引用先を I.6 及び I.7 と変更し

た。I.6 及び I.7 は JIS C 61558-1
の箇条 14(温度上昇)及び箇条
15(短絡及び過負荷に対する保
護)を引用している。

IEC 61347-2-13

第 2 版(CDV 段

階)のトランス温度上昇を先取り
した。

追加

熱電対法で測定する場合は,規
定温度から 10  ℃減じた値で判

定することを追加した。

 15.1

通常動作  15.1

IEC 60065

の表 3 を適用

する。

変更 I.6 を適用する。

IEC 61347-2-13

第 2 版(CDV 段

階)を先取りした。

 15.2

異常動作  15.2

IEC 60065

に従って試験

する。

追加 I.7 に従って試験する。さらに,

無負荷,負荷短絡及び 2 倍負荷

試験を追加した。

IEC 61347-2-13

第 2 版(CDV 段

階)のトランス温度上昇を先取り

した。さらに,異常動作において

無負荷及び負荷短絡試験を追加し
ている。

16

削除

箇条 16(異常状態)を削除した。 IEC 61347-2-13  第 2 版(CDV 段

階)を先取りした。

16  構造

JIS C 8147-1

の箇条

15 の要求事項及び出
力回 路 のコ ン セント

の規定。JIS C 8303 

び JIS C 8358 に接合
する 出 力回 路 のコン

セン ト に接 続 できて

はならない。

 16 IEC 61347-1 の箇条 15 の

要求事項及び出力回路の
コンセントを規定してい

る。

追加

JIS C 8303

及び JIS C 8358 に規

定する配線用差込接続器に接続
できてはならない内容を追加し

た。

我が国内のコンセントに差し込め

るプラグの使用を制限した。

17  沿面距
離 及 び 空

間距離

18

変更

箇条番号を変更した。

IEC 61347-2-13

第 2 版(CDV 段

階)を先取りした。 

18  ねじ,
通 電 部 及
び接続

19

変更

箇条番号を変更した。

IEC 61347-2-13

第 2 版(CDV 段

階)を先取りした。 

29

C

 8147-2

-13

2014


(I)JIS の規定

(II)

国 際 規

格番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条

ごとの評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

箇 条 番 号

及び題名

内容

箇条番号

内容

箇条ごと

の評価

技術的差異の内容

19  耐 熱
性,耐火性

及 び 耐 ト

ラ ッ キ ン
グ性

20

変更

箇条番号を変更した。

IEC 61347-2-13

第 2 版(CDV 段

階)を先取りした。 

20  耐食性

21

変更

箇条番号を変更した。

IEC 61347-2-13

第 2 版(CDV 段

階)を先取りした。 

附属書 I

(規定) 
直 流 又 は

交 流 電 源

用 LED モ
ジ ュ ー ル

用SELV 制

御 装 置 の
個 別 追 加

要求事項

SELV 制御装置につい
て規定する。

附属書 I

(規定)

独立形 SELV 制御装置に

ついて規定している。

追加 SELV 制御装置の要求事項を規

定した。

IEC 61347-2-13

第 2 版(CDV 段

階)の附属書 I を先取りし,その
引用先である IEC 61347-1  第 2 版
Amendment 2 の附属書 L の内容に
変更した。 
今後,この附属書は JIS C 8147-1

改正時に移管の検討を行う。

I.5  感 電
保護

感電 保護 の試 験方法

及び 要求 事項 を規定
する。

附属書 I

(規定)

IEC 61347-1

の 10.3 及び

10.4 の要求事項を引用。

追加

感電保護の試験方法及び要求事

項を追加した。

引用先 JIS C 8147-1 の箇条 10 が,

IEC 61347-1

第 2 版 Amendment 2

で変更されているため,追加した。

附属書 JA

(参考)

耐 イ ン パ
ル ス カ テ

ゴリ III の

制 御 装 置
の 耐 電 圧

試験電圧

耐イ ンパ ルス カテゴ

リ III で設計された制

御装 置に つい て適用
する。

追加

耐インパルスカテゴリ III で設

計された制御装置の耐電圧試験

電圧を追加した。

先取りした IEC 61347-2-13  第 2

版(CDV 段階)の附属書 I に必要

な附属書であるため,IEC 61347-1
第 2 版 Amendment 2 の附属書 M の

内容を附属書 JA として追加した。

今後,この附属書は JIS C 8147-1
改正時に移管の検討を行う。

 

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C

 8147-2

-13

2014


(I)JIS の規定

(II) 
国 際 規

格番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

箇 条 番 号

及び題名

内容

箇条番号

内容

箇条ごと

の評価

技術的差異の内容

附属書 JB

(規定) 
二 重 絶 縁

又 は 強 化

絶 縁 の た
め に 使 用

さ れ る 絶

縁 材 料 の
要求事項

二重絶縁又は強化絶

縁のために使用する
固体絶縁材料又は薄

板絶縁材料に適用す

る。

追加

二重絶縁又は強化絶縁の要求事

項を満たすために使用する固体
絶縁材料又は薄板絶縁材料を規

定した。

先取りした IEC 61347-2-13  第 2

版(CDV 段階)の附属書 I に必要
な附属書であるため,IEC 61347-1

第 2 版 Amendment 2 の附属書 N の

内容を附属書 JB として追加した。

今後,この附属書は JIS C 8147-1

改正時に移管の検討を行う。

附属書 JC

(規定)

追 加 の 安
全 性 要 求

事項

口出し線をもつ制御

装置については,JIS 

C 8147-1

の 附 属 書

JA.3 の要求事項を適
用する。ただし,300 V

以下の制御装置の場
合,独立形制御装置を

除 き , 断 面 積 が 0.5 
mm

2

の電線を使用す

ることができる。

追加

口出し線をもつ制御装置につい

て規定した。300 V 以下の制御

装置であれば,負荷側の口出し
線,直接電源に接続されない電

源側の口出し線,又は信号用の

口出し線は,独立形制御装置を
除き,断面積が 0.5 mm

2

の電線

を使用することができる旨を追

加した。

我が国では口出し線式が多く,関

連する安全性要求事項を追加し

た。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:IEC 61347-2-13:2006,MOD

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

    −  削除……………… 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。

    −  追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

    −  変更……………… 国際規格の規定内容を変更している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

    −  MOD……………  国際規格を修正している。

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