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C 8112:2008

(1) 

目  次

ページ

序文

1

1  適用範囲

1

2  引用規格

1

3  用語及び定義

1

4  分類

2

5  種類

2

6  要求事項

2

6.1  一般的試験要求事項

2

6.2  構造

2

6.3  部品

2

6.4  絶縁距離

2

6.5  保護接地

2

6.6  外部及び内部配線

3

6.7  感電に対する保護

3

6.8  耐久性試験及び温度試験

3

6.9  じんあい,固形物及び水気の侵入に対する保護

3

6.10  絶縁抵抗及び耐電圧

3

6.11  耐熱性,耐火性及び耐トラッキング性

3

6.12  電気性能

3

6.13  騒音

3

6.14  光特性

4

7  表示

5

7.1  スタンドの種類

5

7.2  適用ランプ

5

7.3  使用上の注意事項

5

7.4  スタンドを長期使用する場合の安全に関する注意の表示

6

8  検査

6

8.1  検査の種類及び検査項目

6

8.2  検査方法

7

8.3  合否判定

7

附属書 A(参考)照明器具を長期使用する場合の安全に関する注意の表示

8

 


 
C 8112:2008

(2) 

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本照明

器具工業会(JLA)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべき

との申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS C 8112:2006 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は

もたない。


 

   

日本工業規格

JIS

 C

8112

:2008

蛍光灯卓上スタンド(勉学・読書用)

Fluorescent table study lamps

序文

この規格は,1985 年に制定され,前回の改正が 2006 年に行われたが,今回,性能面については内容を

見直して,また,安全面については JIS C 8105-2-4 を引用し,改正したものである。

1

適用範囲

この規格は,JIS C 7601 の規定に適合する蛍光ランプを用いた勉学,読書などの視作業能率向上のため

に必要な光を与えることを考慮した定格電圧 100 V,定格二次電圧 150 V 以下の蛍光灯卓上スタンド(以

下,スタンドという。

)について規定する。

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。

これらの引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追

補を含む。

)には適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS C 1509-1  電気音響−サウンドレベルメータ(騒音計)−第 1 部:仕様

JIS C 1609-1:2006  照度計  第 1 部:一般計量器

JIS C 7601  蛍光ランプ(一般照明用)

JIS C 8105-1:2005  照明器具−第 1 部:安全性要求事項通則

JIS C 8105-2-4:2003  照明器具−第 2-4 部:一般用移動灯器具に関する安全性要求事項

JIS C 8105-3:2006  照明器具−第 3 部:性能要求事項通則

JIS C 8108  蛍光灯安定器

JIS C 8117  蛍光灯電子安定器

JIS Z 8113  照明用語

3

用語及び定義

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS C 8105-2-4 の 4.3 及び JIS Z 8113 によるほか,次による。

3.1

可搬式(蛍光灯卓上スタンド)

差込みプラグによって電源に接続したままで,卓上を移動できる蛍光灯卓上スタンド。

3.2

据置式(蛍光灯卓上スタンド)

家具又は造営材に,取付具などによって容易に取付けできるよう製作された蛍光灯卓上スタンド。



C 8112:2008

   

3.3

正常姿勢

JIS C 8105-3 の 3.14 による。

3.4

高照度形(蛍光灯卓上スタンド)

ランプの定格光出力比(ランプを試験用安定器で点灯したときの比。)を 120

%以上とした蛍光灯卓上

スタンド。

4

分類

分類は,JIS C 8105-2-4 の 4.4 による。

5

種類

スタンドの種類は,

表 の区分の組合せによる。

表 1−スタンドの種類

机上面照度による区分

光出力による区分

形態による区分

AA 形

普通形

可搬式

  A 形

高照度形

据置式

  一般形

a)

a)

  一般形には机上面照度の規定はない。

6

要求事項

6.1

一般的試験要求事項

一般的試験要求事項は,JIS C 8105-2-4 の 4.2 による。

なお,試験条件は特に規定のない限り JIS C 8105-3 の 5.15.2 a)

及び 5.2 f)

による。

6.2

構造

スタンドの構造は,JIS C 8105-1 

第 章[ただし,4.4.34.4.54.4.64.64.13.44.14.1 の a)∼d),

4.14.24.174.18.14.18.34.194.204.214.23 及び 4.24 を除く。]及び JIS C 8105-2-4 の 4.6.14.6.2

4.6.3 の規定によるほか,次の各項に適合しなければならない。また,各項の適否の確認は,目視及び/又

は適切な方法によって行う。

a)  据置式スタンドは,容易,かつ,確実堅固に取付けできる構造でなければならない。合否は,目視検

査及び適切な家具又は造営材に取付けを行うことによって判定する。

b)  スイッチ類の取付部及びスイッチ操作機構は,通常の使用状態において 5 000 回の開閉操作を行った

とき,支障を生じてはならない。

6.3

部品

スタンドに使用する部品は,JIS C 8105-1 

第 章の 0.5 及び JIS C 8105-3 の 6.

による。

6.4

絶縁距離

絶縁距離は,JIS C 8105-2-4 の 4.7 による。

6.5

保護接地

保護接地は,JIS C 8105-2-4 の 4.8 による。 


3

C 8112:2008

6.6

外部及び内部配線

外部及び内部配線は,JIS C 8105-2-4 の 4.10 による。

6.7

感電に対する保護

感電に対する保護は,JIS C 8105-2-4 の 4.11 による。

6.8

耐久性試験及び温度試験

耐久性試験及び温度試験は,JIS C 8105-2-4 の 4.12 による。

6.9

じんあい,固形物及び水気の侵入に対する保護

じんあい,固形物及び水気の侵入に対する保護は,JIS C 8105-2-4 の 4.13 による。

6.10  絶縁抵抗及び耐電圧

絶縁抵抗及び耐電圧は,JIS C 8105-2-4 の 4.14 による。

6.11  耐熱性,耐火性及び耐トラッキング性

耐熱性,耐火性及び耐トラッキング性は,JIS C 8105-2-4 の 4.15 による。

6.12  電気性能 
6.12.1  点灯

点灯は,JIS C 8105-3 の 7.1 による。

6.12.2  始動

始動は,JIS C 8105-3 の 7.2 による。

6.12.3  受渡検査の絶縁抵抗

受渡検査の絶縁抵抗は,JIS C 8105-3 の 7.3 による。

6.12.4  受渡検査の耐電圧

受渡検査の耐電圧は,JIS C 8105-3 の 7.4 による。

6.12.5  入力

入力は,JIS C 8105-3 の 7.5 による。

6.13  騒音

騒音は,次の方法で試験したとき,25 dB 以下でなければならない。

スタンドに,JIS C 8108 又は JIS C 8117 に規定する試験用ランプを装着し,スタンドを厚さ 15∼25 mm

の木台に正常姿勢で設置し,入力端子間に定格周波数の定格電圧を加えて点灯し,JIS C 1509-1 に規定す

るクラス 2 のサウンドレベルメータ(騒音計)の周波数重み付け特性 A 又はこれと同等以上のもので,発

生する騒音をスタンドのベース部分の中心軸上前方 45°斜線上 10 cm の点において測定する(

図 参照)。

ただし,セードの付近に安定器,点灯装置など騒音源となる装置が収納されているスタンドの場合は,セ

ードの手前下端中心から水平距離 10 cm の点において測定する(

図 参照)。



C 8112:2008

   

図 1−ベース部騒音測定点 

図 2−セード部騒音測定点 

6.14  光特性

スタンドの光特性は,JIS C 8105-3 の 8.

による。また,A 形及び AA 形のものについては,次の各項に

適合しなければならない。

6.14.1  遮光性

遮光性は,次の方法によって試験したとき,蛍光ランプが見えてはならない。

スタンドに適合した蛍光ランプを装着して水平な机上に置き,スタンドを正常姿勢に保持し,入力端子

間に定格周波数の定格電圧を加え,

図 のようにスタンドの前方,ランプの中心からの距離 60 cm,机上

面高さ 40 cm の位置から目視する。

図 3−遮光性確認位置

6.14.2  照度

照度は,次の方法によって試験したとき,

表 に適合しなければならない。

スタンドを 6.14.1 の状態で,机上面の照度を JIS C 1609-1 に規定する A 級又はこれと同等以上の照度計

を使用し,

図 のようにランプ中心直下の点を中心とし,スタンドの前方半径 50 cm の 1/3 円周上及び半

径 30 cm の 1/3 円周上において測定する。

なお,スタンド及び照度計の受光器の周囲温度は,通常,

(25±5)℃にして,ほぼ無風状態とする。

 


5

C 8112:2008

表 2−照度

単位  lx

照度

机上面照度による区分

スタンドの前方半径 50 cm の 1/3 円周上

スタンドの前方半径 30 cm の 1/3 円周上

A 形 150 以上 300 以上

AA 形 250 以上 500 以上

図 4−机上面照度測定範囲

7

表示

表示は,JIS C 8105-2-4 の 4.5 の規定によるほか,次による。

7.1

スタンドの種類

箇条 で規定するスタンドの種類のうち,机上面照度による区分において A 形又は AA 形のものはその

旨を,光出力による区分において高照度形のものはその旨を本体の見やすい箇所に表示する。

7.2

適用ランプ

机上面照度による区分の A 形又は AA 形で適用ランプの光源色などを指定した場合は,適用ランプの形

式を見やすい箇所に表示する。

7.3

使用上の注意事項

スタンドの使用に当たって使用者が適正な状態で使用できるように,必要に応じて次の事項を取扱説明

書などに表示する。

a)  一般的な注意事項  JIS C 8105-3 の 9.6.1 の規定によるほか,次の事項による。

1)  勉学,読書用である旨。

2)  照度の性能は指定されたランプを使用したときである旨。

3) A 形又は AA 形は蛍光ランプの交換時期。

4)  調光器付きスタンドでは,照度の基準は最大光出力のときである旨。

5)  正常姿勢

5.1)  セードの適正な位置(机上面からランプまでの高さ又は相対的に最適位置を示唆する表現。)

5.2)  セードの適正な状態(遮光性に関する注意など。)

6)  室内の全体照明との併用についての留意。

7)  スタンドの消費電力(W)。

8)  高照度形については,ランプの定格消費電力(W)。

9)  特に必要とする使用上の注意事項。



C 8112:2008

   

b)  安全確保及び適正使用などのため,特に説明を必要とするスタンドへの注意事項  JIS C 8105-3 

9.6.2 の規定によるほか,次による。

1)  コンパクト形蛍光ランプを用いたスタンドの場合,ランプの発熱によるやけど(火傷),ランプに可

燃物が接触又は近接するときの火災の可能性の注意に関する事項。

2)  据置式スタンドの場合,取付具によって固定する家具又は造営材がパイプ状の場合,スタンドが回

転するおそれがあることに関する注意。

3)  複数のランプ又はコンパクト形蛍光ランプを用い,照度分布の分かりにくい形状のスタンドは,ス

タンドの姿勢,光中心(測定中心点)及び照度分布の関係を示す事項。

4)  指定したランプ光色と異なるランプ色を用いた場合の状況(明るさ,光色,ちらつきなど)につい

ても,分かりやすく説明することが望ましい。

5)  タッチセンサー式スイッチなどを使用したスタンドで,消灯時にも制御のために電力を消費してい

るものはその旨。

c)  明るさに関する注意事項

1)  明るく安全に使用するために,定期的に清掃,点検が必要である旨。

2)  不具合があった場合,そのまま使用しないで工事店,電器店などに修理を依頼する旨。

7.4

スタンドを長期使用する場合の安全に関する注意の表示

スタンドのカタログ,取扱説明書などに,スタンドを長期使用する場合の安全に関する注意の表示を行

う。その表示内容は,

附属書 によることが望ましい。

注記  附属書 は,スタンド以外の照明器具を含む総合カタログへの表示内容例を示したものである。

スタンドだけのカタログなどでは,

“照明器具”の用語を“蛍光灯スタンド”に置き換えてもよ

い。

8

検査

8.1

検査の種類及び検査項目

検査は,形式試験と受渡検査とに区分し,検査項目は,次による。

a)  形式試験項目  形式試験項目は,次のとおりとする。

1)  構造(6.2 参照)

2)  部品(6.3 参照)

3)  絶縁距離(6.4 参照)

4)  保護接地(6.5 参照)

5)  外部及び内部配線(6.6 参照)

6)  感電に対する保護(6.7 参照)

7)  耐久性試験及び温度試験(6.8 参照)

8)  じんあい,固形物及び水気の侵入に対する保護(6.9 参照)

9)  絶縁抵抗及び耐電圧(6.10 参照)

10)  耐熱性,耐火性及び耐トラッキング性(6.11 参照)

11)  点灯(6.12.1 参照)

12)  始動(6.12.2 参照)

13)  入力(6.12.5 参照)

14)  騒音(6.13 参照)


7

C 8112:2008

15)  光特性(6.14 参照)

16)  表示(箇条 参照)

b)  受渡検査項目  受渡検査項目は,次のとおりとする。

なお,受渡検査の抜取り検査方式は,受渡当事者間の協定による。検査試料及び合格判定個数は,

受渡当事者間で協議のうえ決定する。

1)  構造検査(6.2 参照)

2)  点灯検査(6.12.1 参照)

3)  絶縁抵抗検査(6.12.3 参照)

4)  耐電圧検査(6.12.4 参照)

8.2

検査方法

a)  形式試験  試験は,6.1 に定める試験条件で行い,各試験項目を規定した箇条で定められた方法で行

う。

b)  受渡検査  検査は,6.1 に定める試験条件で行い,次の方法で行う。

1)  構造検査は,目視によって行う。

2)  点灯検査,絶縁抵抗検査及び耐電圧検査は,各試験項目を規定した箇条で定められた方法で行う。

8.3

合否判定

合否の判定は,8.2 の検査方法で行ったとき,各試験項目を規定した箇条の要求事項を満足するかどうか

によって判定する。



C 8112:2008

   

附属書 A

参考)

照明器具を長期使用する場合の安全に関する注意の表示

序文

この附属書は,本体の規定に関する事柄を補足するものであり,規定の一部ではない。

照明器具には寿命があり,長期使用に当たっての安全に関する注意項目を取扱説明書などに表示するこ

とが望ましい。表示に当たっては,次のような内容を表示する。

a)  照明器具には寿命がある旨。

b)  交換時期は,8∼10 年が目安である旨。

c)  一般的な使用条件を明記し,一般的な使用条件に比べて周囲温度が高い場合又は点灯時間が長い場合

は,寿命が短くなる旨。

d)  定期的に清掃・点検を実施願いたい旨。

e)  清掃・点検せずに長期間使用した場合は,まれに,発煙,発火及び/又は感電に至る場合がある旨。