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C 8105-2-4

:2003 (IEC 60598-2-4:1997)

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本照明

器具工業会(JLA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべ

きとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS C 8105-2-4:1999 は改正され,この規格に置き換えられる。

今回の改正は,日本工業規格を国際規格に整合させるため,IEC 60598-2-4:1997,Luminaires―Part 2:

Particular requirements

―Section 4: Portable general purpose luminaires を基礎として用いた。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

JIS C 8105

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS C 8105-1

第 1 部:安全性要求事項通則

JIS C 8105-2-1

第 2-1 部:定着灯器具に関する安全性要求事項

JIS C 8105-2-2

第 2-2 部:埋込み形照明器具に関する安全性要求事項

JIS C 8105-2-3

第 2-3 部:道路及び街路照明器具に関する安全性要求事項

JIS C 8105-2-4

第 2-4 部:一般用移動灯器具に関する安全性要求事項

JIS C 8105-2-5

第 2-5 部:投光器に関する安全性要求事項

JIS C 8105-2-6

第 2-6 部:変圧器内蔵白熱灯器具に関する安全性要求事項

JIS C 8105-2-7

第 2-7 部:可搬形庭園灯器具に関する安全性要求事項

JIS C 8105-2-8

第 2-8 部:ハンドランプに関する安全性要求事項

JIS C 8105-2-9

第 2-9 部:写真及び映画撮影用照明器具に関する安全性要求事項(アマチュア用)

JIS C 8105-2-17

第 2-17 部:舞台照明,テレビ,映画及び写真スタジオ用の照明器具に関する安全性

要求事項

JIS C 8105-2-19

第 2-19 部:空調照明器具に関する安全性要求事項

JIS C 8105-2-20

第 2-20 部:ライティングチエーンに関する安全性要求事項

JIS C 8105-2-22

第 2-22 部:非常時用照明器具に関する安全性要求事項

JIS C 8105-3

第 3 部:性能要求事項通則


C 8105-2-4

:2003 (IEC 60598-2-4:1997)

(2)

目  次

ページ

序文 

1

4.1

  総則

1

4.2

  一般的試験要求事項

2

4.3

  定義

2

4.4

  照明器具の分類

2

4.5

  表示

2

4.6

  構造

2

4.7

  絶縁距離 

2

4.8

  保護接地 

2

4.9   

端子

2

4.10

  外部及び内部配線

2

4.11

  感電に対する保護

3

4.12

  耐久性試験及び温度試験 

3

4.13

  じんあい及び水気の侵入に対する保護 

3

4.14

  絶縁抵抗及び耐電圧 

3

4.15

  耐熱性,耐火性及び耐トラッキング性 

3

 


(1) 

日本工業規格

JIS

 C

8105-2-4

:2003

(IEC 60598-2-4

:1997

)

照明器具―第 2-4 部:一般用移動灯器具に関する

安全性要求事項

Luminaires

―Part 2: Particular requirements for safety―Section 4: Portable

general purpose luminaires

序文  この規格は,1997 年に第 2 版として発行された IEC 60598-2-4,Luminaires―Part 2: Particular

requirements

―Section 4: Portable general purpose luminaires を翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更す

ることなく作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある“参考”は,原国際規格にはない事項である。

4.1

総則

4.1.1

適用範囲  この規格は,JIS C 8105-1 第 章の 0.1(適用範囲及び目的)の規定を基に,定格電圧が

250 V

以下の白熱電球,蛍光ランプ及びその他の放電ランプを光源とする一般照明用移動灯器具について

規定する。

備考1.  ここでいう一般移動灯器具には,ハンドランプを含まない。

2.

この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD(修

正している)

,NEQ(同等でない)とする。

IEC 60598-2-4:1997

,Luminaires―Part 2: Particular requirements―Section 4: Portable general purpose

luminaires (IDT)

4.1.2

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成

する。これらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を

構成するものであって,その後の改正版,追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,そ

の最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS C 0920

  電気機械器具の防水試験及び固形物の侵入に対する保護等級

備考 IEC 

60529:1989

  Degrees of protection provided by enclosures (IP codes)  からの引用事項は,この

規格の該当事項と同等である。

JIS C 8105-1

  照明器具―第 1 部:安全性要求事項通則

備考 IEC 

60598-1:1996

  Luminaires Part 1: General requirements and tests からの引用事項は,この規格

の該当事項と同等である。

参考  上記 IEC 規格番号は,1997 年 1 月 1 日から実施の IEC 規格新番号体系によるものである。こ

れより前に発行された規格については,規格票に記載された規格番号に 60000 を加えた番号に

切り替える。これは,番号だけの切替えであり内容は同一である。


C 8105-2-4

:2003 (IEC 60598-2-4:1997)

(2)

4.2

  一般的試験要求事項  JIS C 8105-1 第 章の 0.4(一般的試験要求事項)を適用する。

なお,JIS C 8105-1 の各々の当該する項に規定する試験は,この規格に記載した順序で実施しなければ

ならない。

4.3

  定義  この規格で用いる主な用語の定義は,JIS C 8105-1 第 章の 1.2(定義)によるほか,次による。

4.3.1

  キャンドル形照明器具  (Candlestick luminaires)  自立した枠に恒久的に取り付けたり,取り外した

りできる,直列に接続したランプをもつ移動灯器具。

備考  キャンドル形照明器具は,E5 又は E10 のランプソケットを組み込んでもよい。

4.4

  照明器具の分類  照明器具の分類は,JIS C 8105-1 の第 章(照明器具の分類)の規定による。ただ

し,床置き又は卓上用の移動灯器具は,可燃材料取付面又は支持面に直接置くことが可能なものでなけれ

ばならない。

4.5

  表示  表示は,JIS C 8105-1 第 章(表示)の規定による。

4.6

  構造  構造は,JIS C 8105-1 第 章(構造)の規定によるほか,次による。

4.6.1

  移動灯照明器具の可とうケーブル及びコードの絶縁は,移動するとき及び照明器具の調節をすると

き,又はその支持物に置くときに損傷を受けにくいものでなければならない。

合否は,目視検査で行う。

4.6.2

  照明器具の通常動く範囲で,電線及び金属部は擦れて安全を損なうおそれのあるすべての箇所にお

いて絶縁材でできた電線溝,止め金具その他の類似の部品で固定する。

合否は,目視検査で行う。

4.6.3

  移動灯器具は,適度な安定性を備えていなければならない。試験は,水平面に対して 6°傾いた面

の上に,通常の使用状態で最も不利な姿勢で照明器具を置く。ただし,その面の表面で照明器具が滑らな

いようにしておく。

照明器具は,取扱説明書などに記載された使用範囲の最も不利な姿勢で試験を行い,転倒してはならな

い。

合否は,目視検査で行う。ただし,クランプなどの装置を使用して固定する照明器具には適用しない。

4.6.4

  キャンドル形照明器具は,スイッチを備えていなければならない。

このスイッチは,E5 又は E10 のランプソケットをもつキャンドル形照明器具内で,同時にすべてのラン

プを切ったり入れたりすることができなければならない。

このスイッチは,この照明器具の一部であるか,コード上に取り付けられている場合には照明器具の 300

mm

以内に取り付けなければならない。

合否は,目視検査で行う。

4.6.5

  E5 ランプソケットは,ランプソケットにつき定格電圧が 25 V を超えない場合にだけ使用する。ま

た,E10 ランプソケットの定格電圧(それぞれ 60 V 又は 250 V)に対応しなければならない。

照明器具の最大電力は,100W 以下でなければならない。

合否は,目視検査で行う。

4.7

  絶縁距離  絶縁距離は,JIS C 8105-1 第 11 章(絶縁距離)による。

4.8

  保護接地  保護接地は,JIS C 8105-1 第 章(保護接地)による。

4.9

端子  端子は,JIS C 8105-1 第 14 章(ねじ端子)及び第 15 章(ねじなし端子及び電気接続)による。

4.10

  外部及び内部配線  配線は,次の場合を除き,JIS C 8105-1 の第 章(外部及び内部配線)による。

コードの張力止めの少なくとも一部を器具に固定するか,照明器具と一体化しなければならないとする

要求事項は,ガラス又はセラミックスでできた卓上スタンドには適用しない。


C 8105-2-4

:2003 (IEC 60598-2-4:1997)

(3) 

4.11

  感電に対する保護  感電に対する保護は,JIS C 8105-1 第 章(感電に対する保護)によるほか,次

による。

4.11.1

  差込み口金式ランプ用ソケットをもつクラスⅠの移動灯照明器具は,次のいずれかでなければなら

ない。

a)

照明器具が通常の使用状態に組み込まれているとき,ランプ口金に標準試験指が触れないように設計

されていなければならない。

b)

金属製のランプソケットは,接地しなければならない。

合否は,目視検査で行う。また,a

)は,JIS C 0920 の関節付きテストフィンガを使用して試験する。

参考  JIS C 0920 の関節付きテストフィンガは,JIS C 8105-1 の附属書 JA に引用されている。

4.12

  耐久性試験及び温度試験  耐久性試験及び温度試験は,JIS C 8105-1 第 12 章(耐久性試験及び温度

試験)による。

IP

分類が IP20 を超える照明器具は,この規格の 4.13 に基づき,JIS C 8105-1

第 章の 9.2(じんあい,

固形物及び水気の侵入に対する試験)の試験の後で,9.3(耐湿試験)の試験の前に JIS C 8105-1

第 12 

の 12.4[温度試験(通常動作)

12.5[温度試験(異常動作)]及び 12.6[温度試験(ランプ点灯装置が故

障を起こした状態)

]の試験を行う。

床置き用及びつり下げ用の移動灯器具は,試験中は通常の使用状態に設置する。

卓上用及び自在形の移動灯器具は,JIS C 8105-1 

附属書 に示す黒色つや消しペイントで塗装された

板の上,又は上方で試験する。

なお,通常の使用状態で取付面を 15°傾けたとき転倒する床置き,及び卓上用の移動灯器具は,JIS C 

8105-1

第 12 章の 12.5.1 の試験を水平な面上で通常発生し得ると考えられる最も不利な転倒姿勢で行う。

4.13

  じんあい及び水気の侵入に対する保護  水気などの保護は,JIS C 8105-1 第 章(じんあい,固形物

及び水気の侵入に対する保護)による。IP 分類が IP20 を超える照明器具の JIS C 8105-1

第 章の試験の

順序は,この規格の 4.12 による。

4.14

  絶縁抵抗及び耐電圧  絶縁抵抗及び耐電圧は,JIS C 8105-1 第 10 章(絶縁抵抗及び耐電圧)による。

4.15

  耐熱性,耐火性及び耐トラッキング性  耐熱性などは,JIS C 8105-1 第 13 章(耐熱性,耐火性及び

耐トラッキング性)による。