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C 61300-3-50

:2016 (IEC 61300-3-50:2013,Cor.1:2015,Cor.2:2015)

(1)

目  次

ページ

序文  

1

1

  適用範囲  

1

2

  引用規格  

1

3

  一般事項  

2

4

  装置 

3

4.1

  光源  S  

3

4.2

  テンポラリジョイント  TJ  

4

4.3

  終端  T  

4

4.4

  パワーメータ  D  

4

5

  測定手順  

4

5.1

  一般事項  

4

5.2

  測定系  

4

5.3

  P

1

の測定  

5

5.4

  P

2

の測定  

5

5.5

  P

i

の測定(i3N  

5

5.6

  その他の入力端子の測定  

5

6

  計算 

5

6.1

  特定の端子対のクロストークの算出  

5

6.2

  特定の出力端子におけるトータルクロストークの算出  

6

6.3

  M×光スイッチのクロストーク  

6

6.4

  M×光スイッチのトータルクロストーク  

7

7

  個別に規定する事項  

7

7.0

  一般事項  

7

7.1

  光源  

7

7.2

  テンポラリジョイント  

7

7.3

  終端  

7

7.4

  パワーメータ  

7

7.5

  DUT  

7

7.6

  その他  

7


C 61300-3-50

:2016 (IEC 61300-3-50:2013,Cor.1:2015,Cor.2:2015)

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,一般財団法人光産業技術振興協会(OITDA)

及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出

があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

JIS C 61300

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS C 61300-1

  第 1 部:通則

JIS C 61300-2-1

  第 2-1 部:正弦波振動試験

JIS C 61300-2-2

  第 2-2 部:繰返しかん合試験

JIS C 61300-2-4

  第 2-4 部:光ファイバクランプ強度試験(軸方向引張り)

JIS C 61300-2-5

  第 2-5 部:光ファイバクランプ強度試験(ねじり)

JIS C 61300-2-6

  第 2-6 部:かん合部締結強度試験(軸方向引張り)

JIS C 61300-2-7

  第 2-7 部:かん合部締結強度試験(曲げモーメント)

JIS C 61300-2-9

  第 2-9 部:衝撃試験

JIS C 61300-2-11

  第 2-11 部:光ファイバクランプ強度試験(軸方向圧縮)

JIS C 61300-2-12

  第 2-12 部:落下衝撃試験

JIS C 61300-2-14

  第 2-14 部:光パワー損傷のしきい値試験

JIS C 61300-2-15

  第 2-15 部:結合部ねじり試験

JIS C 61300-2-17

  第 2-17 部:低温試験

JIS C 61300-2-18

  第 2-18 部:高温試験

JIS C 61300-2-19

  第 2-19 部:高温高湿試験(定常状態)

JIS C 61300-2-21

  第 2-21 部:混合温湿度サイクル試験

JIS C 61300-2-22

  第 2-22 部:温度サイクル試験

JIS C 61300-2-24

  第 2-24 部:応力印加によるセラミック割りスリーブのスクリーニング試験

JIS C 61300-2-26

  第 2-26 部:塩水噴霧試験

JIS C 61300-2-27

  第 2-27 部:ダスト試験(層流)

JIS C 61300-2-40

  第 2-40 部:SM 調心円筒形斜め PC 端面光ファイバコネクタプラグの挿入損失スク

リーニング試験

JIS C 61300-2-41

  第 2-41 部:SM 調心円筒形直角 PC 端面光ファイバコネクタプラグの挿入損失スク

リーニング試験

JIS C 61300-2-44

  第 2-44 部:光ファイバクランプ強度試験−繰返し曲げ

JIS C 61300-2-45

  第 2-45 部:浸水試験

JIS C 61300-2-46

  第 2-46 部:湿熱サイクル試験

JIS C 61300-2-47

  第 2-47 部:熱衝撃試験


C 61300-3-50

:2016 (IEC 61300-3-50:2013,Cor.1:2015,Cor.2:2015)

(3)

JIS C 61300-2-48

  第 2-48 部:温湿度サイクル試験

JIS C 61300-2-49

  第 2-49 部:取付け済み光ファイバコード付き光ファイバコネクタプラグの曲げ試

験(予定)

JIS C 61300-3-1

  第 3-1 部:外観検査及び機械的検査

JIS C 61300-3-2

  第 3-2 部:シングルモード光デバイスの光損失の偏光依存性

JIS C 61300-3-3

  第 3-3 部:挿入損失及び反射減衰量変化のモニタ方法

JIS C 61300-3-4

  第 3-4 部:損失測定

JIS C 61300-3-6

  第 3-6 部:反射減衰量測定

JIS C 61300-3-7

  第 3-7 部:シングルモード光部品の光損失及び反射減衰量の波長依存性測定

JIS C 61300-3-11

  第 3-11 部:結合力及び離脱力測定

JIS C 61300-3-15

  第 3-15 部:球面研磨光ファイバコネクタのフェルール端面の頂点偏心量測定

JIS C 61300-3-16

  第 3-16 部:球面研磨光ファイバコネクタのフェルール端面の曲率半径測定

JIS C 61300-3-17

  第 3-17 部:斜め研磨光ファイバコネクタのフェルールの端面角度測定

JIS C 61300-3-20

  第 3-20 部:波長選択性のない光ブランチングデバイスのディレクティビティ測定

JIS C 61300-3-21

  第 3-21 部:切替時間測定

JIS C 61300-3-22

  第 3-22 部:フェルール押圧力測定

JIS C 61300-3-23

  第 3-23 部:フェルール端面からの光ファイバ引込み量測定

JIS C 61300-3-24

  第 3-24 部:偏波面保存光ファイバ付き光ファイバコネクタのキー位置精度測定

JIS C 61300-3-25

  第 3-25 部:フェルール及び光ファイバ取付け直角 PC 端面フェルールの同心度測定

JIS C 61300-3-26

  第 3-26 部:光ファイバとフェルール軸との角度ずれの測定

JIS C 61300-3-27

  第 3-27 部:多心光ファイバコネクタプラグの穴位置測定

JIS C 61300-3-28

  第 3-28 部:過渡損失測定

JIS C 61300-3-30

  第 3-30 部:多心光ファイバコネクタ用フェルールの研磨角度及び光ファイバ位置

測定

JIS C 61300-3-31

  第 3-31 部:光ファイバ光源の結合パワー比測定

JIS C 61300-3-32

  第 3-32 部:光受動部品の偏波モード分散測定

JIS C 61300-3-33

  第 3-33 部:ピンゲージを用いた割りスリーブのフェルール引抜力測定

JIS C 61300-3-34

  第 3-34 部:ランダム接続時の挿入損失

JIS C 61300-3-36

  第 3-36 部:光ファイバコネクタフェルールの内径及び外径の測定

JIS C 61300-3-38

  第 3-38 部:群遅延,波長分散及び位相リップルの測定

JIS C 61300-3-40

  第 3-40 部:偏波面保存光ファイバ付き光ファイバコネクタプラグの偏波消光比測

JIS C 61300-3-43

  第 3-43 部:光ファイバ光源のモードトランスファファンクション測定

JIS C 61300-3-50

  第 3-50 部:光スイッチのクロストーク測定


日本工業規格

JIS

 C

61300-3-50

:2016

(IEC 61300-3-50

:2013

,Cor.1

:2015

,cor.2

:2015

)

光ファイバ接続デバイス及び光受動部品−

基本試験及び測定手順−

第 3-50 部:光スイッチのクロストーク測定

Fiber optic interconnecting devices and passive components-

Basic test and measurement procedures-

Part 3-50: Crosstalk for optical switches

序文 

この規格は,2013 年に第 1 版として発行された IEC 61300-3-50,Corrigendum 1:2015 及び Corrigendum

2:2015

を基に,技術的内容及び構成を変更することなく作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。

適用範囲 

この規格は,M×N個の入力端子及び 個の出力端子をもつ)光スイッチのクロストーク測定方法

について規定する。クロストークとは,選択した一つの出力を意図する端子に対して,阻止を意図する信

号の伝達係数と,伝達を意図する信号の伝達係数との比をデシベル(dB)で表した値である。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

IEC 61300-3-50:2013

,Fibre optic interconnecting devices and passive components−Basic test and

measurement procedures

−Part 3-50: Examinations and measurements−Crosstalk for optical

spatial switches

,Corrigendum 1:2015 及び Corrigendum 2:2015(IDT)

なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“一致している”こ

とを示す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS C 61300-1

  光ファイバ接続デバイス及び光受動部品−基本試験及び測定手順−第 1 部:通則

注記  対応国際規格:IEC 61300-1,Fibre optic interconnecting devices and passive components−Basic

test and measurement procedures

−Part 1: General and guidance(MOD)

JIS C 61300-3-2

  光ファイバ接続デバイス及び光受動部品−基本試験及び測定手順−第 3-2 部:シン

グルモード光デバイスの光損失の偏光依存性

注記  対応国際規格:IEC 61300-3-2,Fibre optic interconnecting devices and passive components−Basic

test and measurement procedures

− Part 3-2: Examination and measurements − Polarization


2

C 61300-3-50

:2016 (IEC 61300-3-50:2013,Cor.1:2015,Cor.2:2015)

dependent loss in a single-mode fibre optic device

(MOD)

一般事項 

一般的にクロストークは,伝達を意図する信号の光パワーと,阻止を意図する信号の光パワーとの比で

ある。端子構成が N×1(個の入力端子及び 1 個の出力端子をもつ)光スイッチのクロストークを

図 

示す。N×M個の入力端子及び 個の出力端子をもつ)光スイッチにおけるクロストークは,N×1 光

スイッチにおけるクロストークと同じであって,個の出力端子をもつ光スイッチにも拡張することがで

きる。

光スイッチは,基本的に両方向デバイスである。すなわち,1×N(1 個の入力端子及び 個の出力端子

をもつ)光スイッチは,N×1 光スイッチとして用いることができる。N×1 光スイッチのクロストークは,

図 で示す 1×光スイッチのクロストークとして測定することができる。1×光スイッチの入力端子を

光源に接続する場合,伝達を意図する出力端子に対する,阻止を意図する出力端子のクロストークは,こ

れら二つの出力端子間の光出力パワーの比であって,デシベル(dB)で表示する。クロストークは,一般

に dB で負の値とする。

アイソレーション及びクロストークは,値及び意味が異なるため,

“クロストーク”の代わりに“アイソ

レーション”を用いない。アイソレーションは,阻止を意図する端子間の光損失であって,損失公称値は

無限大である。アイソレーションは,dB で正の値とするが,クロストークは,一般に dB で負の値とする。

注記 WDM デバイスでは,クロストークは規定する信号の光出力パワーと全ての光雑音パワーとの

比で定義している(JIS C 5925-1 参照)

。一般的に WDM デバイスのクロストークは,単なる“ク

ロストーク”ではなく,例えば,隣接チャネルクロストーク,トータルクロストークなど,意

味を示す接頭語を付けたクロストークとして表現する。高密度 WDM デバイスのクロストーク

測定方法は,IEC 61300-3-29 を参照。

図 1N×光スイッチのクロストークの概念 


3

C 61300-3-50

:2016 (IEC 61300-3-50:2013,Cor.1:2015,Cor.2:2015)

図 21×光スイッチのクロストークの測定系 

シングルモード光スイッチのクロストークは,入射光の偏光状態に依存する。偏光状態変更装置(PSCS;

偏光制御器又は偏光スクランブラ)を光源に接続して用いる。この場合,一般的にクロストークは,入射

光を全ての偏光状態に変化させて測定したクロストークの最大値とする。マルチモード光スイッチの入射

光の励振条件は,JIS C 61300-1 の規定に従う。

光スイッチのクロストークレベルは非常に小さい(−70 dB 以下)ため,幾つかの要因によって,測定

値が実際のクロストークより大きくなる可能性がある。この測定手順は,それらの要因を排除し,適切な

対策を施し,適切な試験装置を選択できるように規定する。クロストークの測定値が実際の値より大きく

なる要因は,次による。

−  周辺照明光の測定端子への結合

−  光ファイバピッグテール端からの反射戻り光

−  クラッドモード光

−  低い光レベルにおけるパワーメータの測定不確かさ

−  レイリー散乱光が生じる光ファイバピッグテール長

装置 

4.1 

光源  

光源は,ピッグテール光ファイバ,又は供試品(以下,DUT という。

)の入力端子及び適合する出力光

ファイバをもつ。光源は,JIS C 61300-1 で規定する励振条件を満たすように設計,調整する。広帯域特性

をもたない DUT を測定するために,光源の出力光のスペクトル特性は,通過帯域だけではなく,通過帯

域外の光源スペクトルの裾野の光出力を規定する。光源に対する要求事項として,ピーク波長から Y nm

離れた波長での光出力が,ピーク出力から X dB 以上小さい値であると規定することで実現する。必要に

応じて,光源の後段にインラインバンドパスフィルタを接続することで光源のサイドモードを抑圧する。

また,用いるパワーメータにおいて,十分な測定ダイナミックレンジを確保するように,光源の光出力パ

ワーは十分に大きくする。出力安定性は,1 時間当たり,0.05 dB 以下の変動とする。光源とパワーメータ

との組合せによる測定ダイナミックレンジは,測定する最小クロストークの絶対値より,10 dB 以上大き

くする。

シングルモード光スイッチの測定では,クロストークの偏光依存性を考慮する。クロストークの偏光依

存性を測定するために PSCS を用いる。PSCS の詳細条件は,JIS C 61300-3-2 で規定する。PSCS を用いる

場合,PSCS の光出力は,光源の励振状態,光出力の安定性及び出力可変範囲の要求条件を満足する。


4

C 61300-3-50

:2016 (IEC 61300-3-50:2013,Cor.1:2015,Cor.2:2015)

4.2 

テンポラリジョイント  TJ 

テンポラリジョイントは,一時的に 2 本の光ファイバ端同士の位置を調整し,再現性よく,かつ,低損

失で接続するための手段,装置又は機械式ジグである。一般的に,メカニカルスプライスは,光ファイバ

端面が光ファイバの軸と直角ではない場合,偏光依存性をもつため,融着接続を用いる。テンポラリジョ

イントの安定性を,必要な測定精度で満足する。

4.3 

終端  

終端は,DUT の出力端子からの反射戻り光を抑えるための部品又は手法である。次に 3 種類の終端の例

を示す。

−  斜め研磨した光ファイバ端

−  光ファイバ端への屈折率整合剤の接触

−  光ファイバでの減衰,例えば,心棒巻き付け

終端は,測定する最小クロストークの絶対値に対して,10 dB 以上大きい反射減衰量とする。

4.4 

パワーメータ  

光源とパワーメータとの組合せによる測定ダイナミックレンジは,測定する最小クロストークの絶対値

よりも,10 dB 以上高いダイナミックレンジをもつパワーメータを用いる。測定する波長範囲は,DUT の

使用波長範囲よりも広くする。測定の不確かさが最小となるように,パワーメータの受光感度は十分な線

形性をもつ。パワーメータの受光面は,測定する DUT の出力光ファイバからの出射光を全て受光するよ

うに,面積が十分に広く,出力端から十分近くに配置する。

測定手順 

5.1 

一般事項   

端子構成が M×光スイッチのクロストークの測定手順について規定する。

5.2 

測定系 

クロストーク測定系を

図 に示す。光源は,必要に応じてテンポラリジョイント(TJ)によって,又は

光コネクタ付きの DUT の場合には光コネクタによって,DUT の選択した入力端子(I

1

)に接続する。パ

ワーメータは,クロストークを測定する DUT の伝達を意図する出力端子(O

1

)に接続し,その測定端子

とは別の選択をした出力端子(O

2

)に対するクロストークを測定する。測定時は,DUT のそれら以外の全

ての端子を終端(T)する。

図 3P

1

の測定構成 


5

C 61300-3-50

:2016 (IEC 61300-3-50:2013,Cor.1:2015,Cor.2:2015)

5.3 

P

1

の測定 

光源(S)の電源を入れた後,光源が安定するまで十分な時間をおく。選択した入力端子(I

1

)と伝達を

意図する出力端子(O

1

)との間を接続するように,DUT の光スイッチの接続状態を設定する。P

1

(dBm)

を測定し,記録する。

シングルモード光スイッチの測定において,光源と PSCS とを組み合わせて用いる場合は,JIS C 

61300-3-2

の規定に従って,入力光の偏光状態を変化させる。全偏光状態法又はミュラー行列法のいずれか

を用いて測定してもよい。

図 の P

1

は,偏光状態に応じて,最小値 P

1min

から最大値 P

1max

まで変化する。

この場合,P

1min

を P

1

として用いる。

5.4 

P

2

の測定 

選択した入力端子に対して阻止を意図する出力端子(O

2

)にパワーメータ(D)を接続する(

図 参照)。

出力端子(O

1

)を終端し,この出力端子(O

1

)が DUT の入力端子に対して伝達を意図する端子になって

いることを確認する。端子(O

2

)からの出力光パワーP

2

(dBm)を測定し,記録する。

シングルモード光スイッチの測定において,光源と PSCS とを組み合わせて用いる場合は,JIS C 

61300-3-2

の規定に従って,入力光の偏光状態を変化させる。全偏光状態法又はミュラー行列法のいずれか

を用いて測定してもよい。

図 の P

2

は,偏光状態に応じて,最小値 P

2min

から最大値 P

2max

まで変化する。

この場合,P

2max

を P

2

として用いる。

図 4P

2

の測定構成 

5.5 

P

i

の測定(i3N 

出力端子(O

1

)に対して 5.4 に規定する測定手順を,を 3∼まで繰り返し,出力光パワーP

i

(dBm)

を測定し,記録する。

5.6 

その他の入力端子の測定 

光源(S)を,別の入力端子 I

j

を 2∼まで)に接続し,5.25.5 に規定する測定を繰り返す。

計算 

6.1 

特定の端子対のクロストークの算出 

入力端子(I

1

)から出力端子(O

1

)と,入力端子(I

1

)から出力端子(O

2

)との対におけるクロストーク

XT

12

)は,5.3 及び 5.4 の規定に従って測定した P

1

及び P

2

を用いて,式(1)で算出する。

1

2

12

P

P

XT

=

  (1)


6

C 61300-3-50

:2016 (IEC 61300-3-50:2013,Cor.1:2015,Cor.2:2015)

このクロストークは,DUT が

M

×

N

M

個の入力端子及び

N

個の出力端子をもつ)光スイッチを用いて,

光スイッチの入力端子(I

1

)及び出力端子(O

1

)を,伝達を意図する端子対に設定し,出力端子(O

1

)か

ら信号光 1 を入力し,出力端子(O

2

)から信号光 2 を入力する場合,信号光 1 と入力端子(I

1

)の信号光 1

に対する不要光である信号光 2 との間のクロストークである。ただし,信号光 1 及び信号光 2 の入力パワ

ーは,同じとする。

シングルモード光スイッチでは,クロストークの偏光依存性を考慮しなければならない。この場合,式

(2)

を用いてクロストーク(

XT

12

)を算出する。出力端子(O

1

)が入力端子(I

1

)の伝達を意図した端子の

場合を式(2)に示す。

12

min,

11

max,

12

IL

IL

XT

=

  (2)

ここに,

IL

min,12

入力端子(I

1

)から出力端子(O

2

)への全偏光状態での

最小挿入損失

IL

max,11

入力端子(I

1

)から出力端子(O

1

)への全偏光状態での

最大挿入損失

全偏光状態での平均挿入損失(IL

ave

)及び偏光依存性損失(PDL)から,式(3)及び式(4)を用いて挿入損

失の最小値及び最大値を算出する。

2

/

ave

min

PDL

IL

IL

=

  (3)

2

/

ave

max

PDL

IL

IL

+

=

  (4)

6.2 

特定の出力端子におけるトータルクロストークの算出 

トータルクロストークは,阻止を意図する出力端子から漏れる光パワーの総和と伝達を意図する端子か

ら出力する信号光のパワーとの比である。この

DUT

の M×光スイッチの端子(

I

1

)及び端子(

O

1

)を,

伝達を意図するように設定した場合,端子(

O

1

)におけるトータルクロストーク XT

tot

(O

1

)

は,式

(1)

を拡張

した式

(5)

を用いて算出する。

1

2

10

1

10

1

tot

10

log

10

)

O

(

P

XT

N

i

i

P

i



=

=

=

  (5)

ここに,

P

i

入力端子(

I

1

)から光を入力したときの,

i

番目の出力

端子での光パワー

シングルモード光スイッチにおいて,

M

×

N

光スイッチの端子(

I

1

)及び端子(

O

1

)を接続した場合,端

子(

O

1

)におけるトータルクロストーク

XT

tot

(O

1

)

は,式

(2)

を拡張した式

(6)

を用いて算出する。



+

=

=

=

N

i

i

IL

i

IL

XT

2

10

1

10

11

max,

1

tot

1

min,

10

log

10

)

O

(

  (6)

ここに,

IL

min,1i

入力端子(

I

1

)と出力端子(

O

1

)とが伝達を意図する

関係にある場合の,入力端子(

I

1

)から出力端子(

O

i

i

2

...N

)への全偏光状態での挿入損失の最小値

IL

max,11

入力端子(

I

1

)から出力端子(

O

1

)への全偏光状態で

の最大挿入損失

N

×

1

光スイッチにおいて,

N

個の入力端子(

図 参照)から一つの端子を選択する場合,未接続の全て

の端子から出力端に伝達する光パワーが不要光となる。システムの供給者にとって,トータルクロストー

クは伝送特性,特に光信号対雑音比(

OSNR

)を見積もるために必要である。

6.3 

M

×光スイッチのクロストーク 

M

×

N

光スイッチのクロストークは,全ての端子対の組合せに対するクロストークの最大値とし,式

(1)


7

C 61300-3-50

:2016 (IEC 61300-3-50:2013,Cor.1:2015,Cor.2:2015)

を用いて算出する。

6.4 

M

×光スイッチのトータルクロストーク 

M

×

N

光スイッチのトータルクロストークは,全ての出力端子と伝達を意図する全ての端子対における

トータルクロストークの最大値とし,式

(6)

を用いて算出する。

個別に規定する事項 

7.0 

一般事項 

必要に応じて,次の 7.17.6 の事項を製品規格などに規定する。

7.1 

光源 

光源は,次による。

光源の種類

中心波長

スペクトル幅

出力光パワー

測定中の出力光パワーの安定性

 PSCS

の種類及び偏光依存性の測定方法(使用する場合)

モードフィルタの種類及びモードフィルタから出射する光の励振モード状態(使用する場合)

7.2 

テンポラリジョイント 

テンポラリジョイントは,次による。

種類

反射減衰量

挿入損失

7.3 

終端 

終端は,次による。

種類

反射減衰量

7.4 

パワーメータ 

パワーメータは,次による。

種類

受光感度のダイナミックレンジ

受光感度の線形性

受光感度の偏光依存性

7.5 DUT 

DUT

は,次による。

入力端子と出力端子との組合せ

規定端子(入力端子,出力端子及び非伝達端子)間の組合せにおける要求クロストーク

7.6 

その他 

その他は,次による。

この規格で規定する測定方法との差異


8

C 61300-3-50

:2016 (IEC 61300-3-50:2013,Cor.1:2015,Cor.2:2015)

参考文献   

JIS C 5925-1

  光伝送用

WDM

デバイス−第

1

部:通則

注記

対応国際規格:IEC 62074-1

Fibre optic interconnecting devices and passive components

Fibre optic

WDM devices

Part 1: Generic specification

JIS C 5930-1

  光伝送用スイッチ−第

1

部:通則

注記

対応国際規格:IEC 60876-1

Fibre optic interconnecting devices and passive components

Fibre optic

spatial switches

Part 1: Generic specification

IEC 61300-3-29

Fibre optic interconnecting devices and passive components

Basic test and measurement

procedures

Part 3-29: Examinations and measurements

Spectral transfer characteristics of DWDM devices