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C 61300-3-31

:2009

(1)

目  次

ページ

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  概要

1

4

  装置

1

4.1

  光源

1

4.2

  光パワーメータ

2

4.3

  試験パッチコード

2

5

  測定方法

2

5.1

  測定

2

5.2

  CPR 係数算出

3

6

  個別に規定する項目

3


C 61300-3-31

:2009

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,財団法人光産業技術振興協会(OITDA)及び財

団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工

業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責

任はもたない。

JIS C 61300

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS C 61300-1

  第 1 部:通則

JIS C 61300-2-17

  第 2-17 部:低温試験

JIS C 61300-2-18

  第 2-18 部:高温試験

JIS C 61300-2-19

  第 2-19 部:高温高湿試験(定常状態)

JIS C 61300-2-45

  第 2-45 部:浸水試験

JIS C 61300-2-48

  第 2-48 部:温湿度サイクル試験(予定)

JIS C 61300-3-3

  第 3-3 部:挿入損失及び反射減衰量変化のモニタ方法

JIS C 61300-3-20

  第 3-20 部:波長選択性のない光ブランチングデバイスのディレクティビティ測定

JIS C 61300-3-28

  第 3-28 部:過渡損失測定

JIS C 61300-3-31

  第 3-31 部:光ファイバ光源の結合パワー比測定


日本工業規格

JIS

 C

61300-3-31

:2009

光ファイバ接続デバイス及び光受動部品−

基本試験及び測定手順−

第 3-31 部:光ファイバ光源の結合パワー比測定

Fiber optic interconnecting devices and passive components-

Basic test and measurement procedures-

Part 3-31: Coupled power ratio measurement for fiber optic sources

1

適用範囲

この規格は,光ファイバ光源の結合パワー比(以下,CPR 係数という。

)の測定方法について規定する。

CPR 係数の測定は,IEC 61300-3-4 に従い,マルチモード光ファイバの挿入損失の測定のための光源を規

定し,励振条件を標準化するために行う。

CPR 係数は,波長 850 nm 及び 1 300 nm の両方で測定してもよい。

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

IEC 60793-2-10

,Optical fibres−Part 2-10: Product specifications−Sectional specification for category A1

multimode fibres

IEC 60793-2-50

,Optical fibres−Part 2-50: Product specifications−Sectional specification for class B

single-mode fibres

IEC 61300-3-4

,Fibre optic interconnecting devices and passive components−Basic test and measurement

procedures−Part 3-4: Examinations and measurements−Attenuation

3

概要

マルチモード光ファイバが励振するモード分布は,光源の種類によって多様に変化する。この励振した

モード分布の違いによって,同じ対象物であっても測定した挿入損失は異なる。

被測定物の励振モード分布条件の情報は,CPR 係数試験方法で求める。CPR 係数試験方法は,マルチモ

ード光ファイバとシングルモード光ファイバとの間の結合パワーの違いを比較して行う。CPR 測定は,簡

易に行うことができ,再現性がある。

4

装置

4.1

光源(S

マルチモード光源の光源条件は,IEC 61300-3-4 

表 のうち,次による。


2

C 61300-3-31

:2009

−  中心波長 1 300 nm での測定は S3

−  中心波長 850 nm での測定は S2

4.2

光パワーメータ(D

マルチモード受光器の光パワーメータ条件は,IEC 61300-3-4 

表 のうち,D1 による。

4.3

試験パッチコード

マルチモード試験励振パッチコード(以下,TLP という。

)及びシングルモード試験終端パッチコード

(以下,TTP という。

)の 2 本の試験パッチコードを用いる。長さは 2 m 以上とし,クラッド光を取り除

くため,被覆を有しなければならない。

パッチコードのコネクタは,S 及び D の入出力端子の形式及び形状に互換性があるものを用いる。さら

に,その形式及び形状は,パッチコードの脱着が容易になるものでなければならない。

4.3.1

試験励振パッチコード(TLP

TLP は,試験用光ファイバ[例えば,2 次被覆又は補強ケーブル構造の IEC 60793-2-10 タイプ A1a (50/125)

又はタイプ A1b (62.5/125)]と同じ公称のコア直径及び開口径をもつマルチモード光ファイバを用いる。

シングルモード用のコネクタをパッチコードの終端として選択した場合は,適切なフェルール内径を選

定する。

4.3.2

試験終端パッチコード(TTP

TTP は,1 300 nm 光源の試験用には IEC 60793-2-50 のタイプ B1.1 シングルモード光ファイバを,850 nm

光源の試験用には 850 nm でシングルモードになる光ファイバを用いる。これらの光ファイバに推奨する

諸元を,次に示す。

1 300 nm 試験用:モードフィールド径 (MFD)=9.0±1.0 μm 
850 nm 試験用:MFD=5.0±0.5 μm

4.3.3

パッチコードコネクタ

TLP 及び TTP のコネクタは,IEC 61300-3-4 の挿入方法(B)によって測定して,対応する波長帯域(λ

=1 300 nm 及び λ=850 nm)における挿入損失が,0.5 dB 以下でなければならない。フレネル反射を抑制

するコネクタ(例えば,PC 形コネクタ)の使用が望ましい。

4.3.4

基準アダプタ

基準アダプタは,個別規格による。

5

測定方法

5.1

測定

5.1.1

準備

プラグフェルール先端面及び外周面並びに基準アダプタの内周面を試験前に清掃する。清掃状態は,試

験中持続しなければならない。

5.1.2

初期マルチモード測定

TLP を S に接続し,TLP の出力パワーP

1

(W)又は出力レベル L

1

(dBm)を D で測定する(

図 参照)

モードパワー分布に影響を与える試験中の変動が最小になるように,パッチコードを固定する。このと

き,50 mm 以下の曲げ半径は,避けなければならない。


3

C 61300-3-31

:2009

TLP

S

D

S:

TLP:

D:

マルチモード光源 
マルチモード試験励振パッチコード

マルチモード受光器

図 1−初期マルチモード測定

5.1.3

最終シングルモード測定

TLP を S に接続したまま,その出力端を TTP に接続する。

シングルモード伝送を確保するためのモードフィルタとして,TTP を直径 30 mm のマンドレルに 2 回巻

き付ける。

TTP の他端を D に接続し,出力パワーP

2

(W)又は出力レベル L

2

(dBm)を D で測定する(

図 参照)。

TLP

TTP

S D

TTP:シングルモード試験終端パッチコード

図 2−最終シングルモード測定

5.2

CPR

係数算出

CPR 係数は,次の式によって算出する。

a)

出力パワー測定時

2

1

log

10

P

P

CPR

×

=

ここに,

  CPR

CPR

係数(

dB

P

1

初期マルチモード測定出力パワー(

W

P

2

最終シングルモード測定出力パワー(

W

b

)

出力レベル測定時

2

1

L

L

CPR

=

ここに,  CPR

CPR 係数(dB)

L

1

初期マルチモード測定出力レベル(dBm)

L

2

最終シングルモード測定出力レベル(dBm)

6

個別に規定する項目

次の事項は,必要に応じて規定する。

a)

光源

b)

製造業者名又はその略号

c)

出力形式(マルチモード,シングルモード)

d)

動作波長

e)

マルチモード試験励振パッチコード(TLP)


4

C 61300-3-31

:2009

f)

マルチモード光ファイバ形式

g)

マルチモードコネクタ形式及び形状

h)

シングルモード試験終端パッチコード(TTP)

i)

シングルモード光ファイバ形式

j)

シングルモードコネクタ形式及び形状

k)

基準コネクタアダプタ