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C 61300-3-25

:2014 (IEC 61300-3-25:2013)

(1)

目  次

ページ

序文  

1

1

  適用範囲  

1

2

  引用規格  

1

3

  測定方法の概要  

2

3.1

  概要  

2

3.2

  方法 A:フェルール外径を基準とする測定方法(基準となる測定方法)  

2

3.3

  方法 B:光ファイバコア中心を基準とする測定方法(光ファイバ取付けフェルールに適用)  

2

3.4

  方法 C:フェルール穴中心を基準とする測定方法(フェルール単体に適用)  

2

4

  装置 

2

4.1

  方法 A  

2

4.2

  方法 B  

3

4.3

  方法 C  

3

5

  手順 

3

5.1

  方法 A  

3

5.2

  方法 B  

4

5.3

  方法 C(フェルール単体に適用)  

5

6

  個別に規定する事項  

6

6.1

  方法 A  

6

6.2

  方法 B  

6

6.3

  方法 C  

6

附属書 A(参考)画像データ解析装置を用いたフェルール穴(フェルール単体)中心の  決定方法  

8

附属書 B(参考)画像データ解析装置を用いた光ファイバコア中心の決定方法  

9


C 61300-3-25

:2014 (IEC 61300-3-25:2013)

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,一般財団法人光産業技術振興協会(OITDA)

及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出

があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

JIS C 61300

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS

C

61300-1

  第 1 部:通則

JIS

C

61300-2-1

  第 2-1 部:正弦波振動試験

JIS

C

61300-2-2

  第 2-2 部:繰返しかん合試験

JIS

C

61300-2-5

  第 2-5 部:光ファイバクランプ強度試験(ねじり)

JIS

C

61300-2-6

  第 2-6 部:かん合部締結強度試験(軸方向引張り)

JIS

C

61300-2-9

  第 2-9 部:衝撃試験

JIS

C

61300-2-12

  第 2-12 部:落下衝撃試験

JIS

C

61300-2-14

  第 2-14 部:光パワー損傷のしきい値試験

JIS

C

61300-2-15

  第 2-15 部:結合部ねじり試験

JIS

C

61300-2-17

  第 2-17 部:低温試験

JIS

C

61300-2-18

  第 2-18 部:高温試験

JIS

C

61300-2-19

  第 2-19 部:高温高湿試験(定常状態)

JIS

C

61300-2-21

  第 2-21 部:混合温湿度サイクル試験

JIS

C

61300-2-22

  第 2-22 部:温度サイクル試験

JIS

C

61300-2-26

  第 2-26 部:塩水噴霧試験

JIS

C

61300-2-27

  第 2-27 部:ダスト試験(層流)

JIS

C

61300-2-45

  第 2-45 部:浸水試験

JIS

C

61300-2-46

  第 2-46 部:湿熱サイクル試験

JIS

C

61300-2-47

  第 2-47 部:熱衝撃試験

JIS

C

61300-2-48

  第 2-48 部:温湿度サイクル試験

JIS

C

61300-3-1

  第 3-1 部:外観検査及び機械的検査

JIS

C

61300-3-2

  第 3-2 部:シングルモード光デバイスの光損失の偏光依存性

JIS

C

61300-3-3

  第 3-3 部:挿入損失及び反射減衰量変化のモニタ方法

JIS

C

61300-3-4

  第 3-4 部:損失測定

JIS

C

61300-3-6

  第 3-6 部:反射減衰量測定

JIS

C

61300-3-7

  第 3-7 部:シングルモード光部品の光損失及び反射減衰量の波長依存性測定

JIS

C

61300-3-11

  第 3-11 部:結合力及び離脱力測定

JIS

C

61300-3-15

  第 3-15 部:球面研磨光ファイバコネクタのフェルール端面の頂点偏心量測定


C 61300-3-25

:2014 (IEC 61300-3-25:2013)

(3)

JIS

C

61300-3-16

  第 3-16 部:球面研磨光ファイバコネクタのフェルール端面の曲率半径測定

JIS

C

61300-3-17

  第 3-17 部:斜め研磨光ファイバコネクタのフェルールの端面角度測定

JIS

C

61300-3-20

  第 3-20 部:波長選択性のない光ブランチングデバイスのディレクティビティ測定

JIS

C

61300-3-22

  第 3-22 部:フェルール押圧力測定

JIS

C

61300-3-23

  第 3-23 部:フェルール端面からの光ファイバ引込み量測定

JIS

C

61300-3-24

  第 3-24 部:偏波面保存光ファイバ付き光ファイバコネクタのキー位置精度測定

JIS

C

61300-3-25

  第 3-25 部:フェルール及び光ファイバ取付け直角 PC 端面フェルールの同心度測定

JIS

C

61300-3-26

  第 3-26 部:光ファイバとフェルール軸との角度ずれの測定

JIS

C

61300-3-27

  第 3-27 部:多心光ファイバコネクタプラグの穴位置測定

JIS

C

61300-3-28

  第 3-28 部:過渡損失測定

JIS

C

61300-3-30

  第 3-30 部:多心光ファイバコネクタ用フェルールの研磨角度及び光ファイバ位置

測定

JIS

C

61300-3-31

  第 3-31 部:光ファイバ光源の結合パワー比測定

JIS

C

61300-3-32

  第 3-32 部:光受動部品の偏波モード分散測定

JIS

C

61300-3-33

  第 3-33 部:ピンゲージを用いた割りスリーブのフェルール引抜力測定

JIS

C

61300-3-34

  第 3-34 部:ランダム接続時の挿入損失

JIS

C

61300-3-36

  第 3-36 部:光ファイバコネクタフェルールの内径及び外径の測定

JIS

C

61300-3-40

  第 3-40 部:偏波面保存光ファイバ付き光ファイバコネクタプラグの偏波消光比測

JIS

C

61300-3-43

  第 3-43 部:光ファイバ光源のモードトランスファファンクション測定


日本工業規格

JIS

 C

61300-3-25

:2014

(IEC 61300-3-25

:2013

)

光ファイバ接続デバイス及び光受動部品−

基本試験及び測定手順−

第 3-25 部:フェルール及び光ファイバ取付け

直角 PC 端面フェルールの同心度測定

Fiber optic interconnecting devices and passive components-

Basic test and measurement procedures-

Part 3-25: Concentricity of ferrules and

non-angled PC polished ferrules with optical fiber installed

序文 

この規格は,2013 年に第 2 版として発行された IEC 61300-3-25 を基に,技術的内容及び構成を変更する

ことなく作成した日本工業規格である。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。

適用範囲 

この規格は,フェルール及び光ファイバ取付け直角 PC 端面フェルールの同心度測定方法について規定

する。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

IEC 61300-3-25:2013

,Fibre optic interconnecting devices and passive components−Basic test and

measurement procedures−Part 3-25: Examinations and measurements−Concentricity of the 
non-angled ferrules and non-angled ferrules with fibre installed(IDT)

なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“一致している”こ

とを示す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用

規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 0615

  製品の幾何特性仕様(GPS)−プリズムの角度及びこう配の基準値

注記  対応国際規格:ISO 2538,Geometrical Product Specifications (GPS)−Series of angles and slopes

on prisms(IDT)


2

C 61300-3-25

:2014 (IEC 61300-3-25:2013)

測定方法の概要 

3.1 

概要 

フェルール及び光ファイバ取付け直角 PC 端面フェルール(以下,光ファイバ取付けフェルールという。

の同心度の測定について規定する。これらは,単心円筒形フェルールを対象とする。同心度は,フェルー

ル中心軸とフェルール穴中心軸との距離の 2 倍として定義する。光ファイバ取付けフェルールの場合は,

フェルール中心軸と光ファイバコア中心軸との距離の 2 倍として定義する(

図 参照)。光ファイバ取付

けフェルールの同心度を測定する場合,光ファイバの形状及びフェルール穴に対する光ファイバのはめ合

いが結果に影響する。また,供試品の外径の円筒度及び真円度の不完全さは,測定結果に影響する。

図 1−同心度の定義 

3.2

3.4 に,3 種類の同心度測定方法を示す。

3.2 

方法 A:フェルール外径を基準とする測定方法(基準となる測定方法) 

フェルール又は光ファイバ取付けフェルールを,V 溝又は V 溝に相当する外径基準出しジグに置き,回

転させる。フェルール穴又は光ファイバコアの変位を測定し,同心度を求める。

3.3 

方法 B:光ファイバコア中心を基準とする測定方法(光ファイバ取付けフェルールに適用) 

同心度を測定するために,顕微鏡付き真円度測定装置を用いる。光ファイバコアの中心線を,測定装置

の中心線に合わせ,通常はピックアッププローブを用いて,フェルールを回転させたときのフェルール外

径の変位量を測定し,同心度を求める。

3.4 

方法 C:フェルール穴中心を基準とする測定方法(フェルール単体に適用) 

同心度を測定するために,真円度測定装置を用いる。フェルール穴径の中心線を,測定装置の中心線に

合わせ,通常はピックアッププローブを用いて,フェルールを回転させたときのフェルール外径の変位量

を測定し,同心度を求める。この方法は,一般的にマルチモード光ファイバ用のフェルールに用いる。

注記  対応国際規格には,

“Dial Test Indicator(DTI)

”が記載されているが,真円度測定装置の構成の

一部のため削除した。

装置 

4.1 

方法 


3

C 61300-3-25

:2014 (IEC 61300-3-25:2013)

方法 A の装置は,次による。

−  V 溝又は V 溝に相当する外径基準出しジグ(JIS B 0615 による V 溝の推奨角度は,108 度である。

−  ビデオカメラ付き顕微鏡

−  ディスプレイ

−  光源(ハロゲン電球などのランプが適切)

−  画像データ解析装置(オプション)

4.2 

方法 

方法 B の装置は,次による。

−  顕微鏡付き真円度測定装置

−  光源(ハロゲン電球などのランプが適切)

4.3 

方法 

方法 C の装置は,次による。

−  真円度測定装置

−  円すい固定ピン

装置は,フェルールを装着するために 2 本の円すい固定ピンをもたなければならない。2 本の円すい固

定ピンの先端は,回転軸に対して正確に調整されていなければならない。円すい固定ピンの先端の表面粗

さは,個別仕様書に規定する。

注記  対応国際規格には円すい固定ピンが記載されていないが,明らかな間違いのため記載した。

手順 

5.1 

方法 

方法 A による測定手順は,次による。

a)

フェルール穴を洗浄し,ごみ,ばり又はその他異物を取り除く。

図 に示すように,V 溝又は V 溝に

相当する外径基準出しジグにフェルールを置く。

b)

フェルール穴又は光ファイバに光を入射する。

c)

微動台を調整して,ディスプレイ画面の照準円の中心にフェルールを位置決めする。画像データ解析

装置を用いる場合,フェルール穴中心(

附属書 参照),又は光ファイバコア中心(附属書 参照)

を位置決めする。

d)

フェルールを,フェルール穴を軸として 180 度(±25 度)回転する。

e)

画像データ解析装置を用いる場合,フェルール穴中心(

附属書 参照),又は光ファイバコア中心(附

属書 参照)を位置決めする。

f)

フェルール穴の光ファイバコア像の最大変位量 を記録する。


4

C 61300-3-25

:2014 (IEC 61300-3-25:2013)

O:回転前のコア中心

σ:回転後のコア中心

図 2−同心度測定の設置例(方法 A 

5.2 

方法 

方法 B による測定手順は,次による。

a)

図 に示すように,顕微鏡付き真円度測定装置に光ファイバ取付けフェルールを搭載する。

b)

顕微鏡付き真円度測定装置の X-Y テーブルを調整して,光ファイバコアの中心が正確に回転軸の中心

になるように,光ファイバ取付けフェルールを移動する。反対側の光ファイバコアに光を照射し,光

ファイバコアの中心を求める。

c)

光ファイバ取付けフェルールを回転させたとき,フェルール外径の変位量を測定できるように,顕微

鏡付き真円度測定装置のピックアッププローブをフェルール外径に接触させる。

d)

フェルールを 360 度以上回転させて,顕微鏡付き真円度測定装置の最大値を C

1

,最小値を C

2

として

記録する。同心度は,最大値と最小値との差である(CC

1

C

2

図 参照)。


5

C 61300-3-25

:2014 (IEC 61300-3-25:2013)

図 3−同心度測定の設置例(方法 B 

5.3 

方法 C(フェルール単体に適用) 

方法 C による測定手順は,次による。

a)

図 に示すように,穴に対して 2 本の円すい固定ピンでフェルールを支持する。

b)

フェルールを回転しながらフェルール外径の変位量を測定できるように,真円度測定装置のピックア

ッププローブをフェルール外径に接触させる。

c)

フェルールを 360 度以上回転させて,真円度測定装置の最大値を C

1

,最小値を C

2

として記録する。

同心度は,最大値と最小値との差である。

O

s

:回転中心(光ファイバコア中心)

O

f

:フェルール中心

同心度 CC

1

C

2


6

C 61300-3-25

:2014 (IEC 61300-3-25:2013)

a)

 0.5

mm は,フェルール先端の C 面取りを避けるための参考寸法である。

図 4−同心度測定の設置例(方法 C 

個別に規定する事項 

6.1 

方法 

必要に応じて,次の事項を製品規格などに規定する。

−  許容同心度

−  顕微鏡の倍率

−  5.1 で規定する測定手順との差異

−  測定の不確かさ

注記  画像データ処理装置の解像度(画像データ処理装置を用いる場合)を規定することが望ましい。

6.2 

方法 

必要に応じて,次の事項を製品規格などに規定する。

−  許容同心度

−  記録計の分解能

−  5.2 で規定する測定手順との差異

−  測定の不確かさ

注記 1  対応国際規格には,円すい固定ピン先端の表面粗さが記載されているが,間違いのため削除

した。

注記 2  対応国際規格には,記録計の分解能が記載されていないが,6.3 には記載されているため,追

記した。

注記 3  対応国際規格には,“Accuracy of dial test indicator(DTI)”が記載されているが,DTI の精度

は,測定の不確かさに含まれるため削除した。

6.3 

方法 

必要に応じて,次の事項を製品規格などに規定する。

−  許容同心度

−  記録計の分解能


7

C 61300-3-25

:2014 (IEC 61300-3-25:2013)

−  円すい固定ピンの先端部の表面粗さ

−  5.3 で規定する測定手順との差異

−  測定の不確かさ


8

C 61300-3-25

:2014 (IEC 61300-3-25:2013)

附属書 A

(参考)

画像データ解析装置を用いたフェルール穴(フェルール単体)中心の

決定方法

測定手順は,次による。

−  フェルール穴に光を照射して,画像を取得する。

−  ハイパスフィルタを用いて,フェルール穴のエッジに位置する画素を特定する。

エッジ上の画素から最小二乗法による近似円を計算して,フェルール穴の中心座標を求める。円に完全

に一致するまで,繰り返し行う。


9

C 61300-3-25

:2014 (IEC 61300-3-25:2013)

附属書 B

(参考)

画像データ解析装置を用いた光ファイバコア中心の決定方法

測定手順は,次による。

−  光ファイバコアに光を照射して,画像を取得する。

−  次の式を用いて,中心画素の輝度の重心 COG(座標 COG

x

及び COG

y

)を求める。

( )

( )

×

=

×

=

thresh

y

x

I

y

thresh

y

x

I

x

total

y

x

I

y

COG

total

y

x

I

x

COG

)

,

(

)

,

(

,

,

ここに,

(xy): 画素の位置

I (xy)

その位置における画素の輝度

thresh

その画素における輝度のしきい値(グレースケール値)

total

I (xy)

が上記のしきい値 thresh 以上ある各画素の I (xy)

の合計

( )

( )

=

thresh

y

x

I

y

x

I

total

,

,