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C 60695-1-30:2018 (IEC 60695-1-30:2017) 

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

目 次 

ページ 

序文 ··································································································································· 1 

1 適用範囲························································································································· 1 

2 引用規格························································································································· 2 

3 用語及び定義 ··················································································································· 2 

4 製品設計のための予備選択試験の原則 ·················································································· 3 

5 予備選択試験の利点及び限界 ······························································································ 4 

6 火災危険性評価に関する予備選択の諸側面 ············································································ 4 

附属書A(参考)試験方法の例 ······························································································· 6 

附属書B(参考)電気製品に用いる材料の燃焼性要件への予備選択試験の利用−図による例示−説明例 

 ········································································································································· 9 

C 60695-1-30:2018 (IEC 60695-1-30:2017) 

(2) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般財団法人日本

規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準

調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。これによって,JIS C 60695-1-30:2006

は改正され,この規格に置き換えられた。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

JIS C 60695-1の規格群には,次に示す部編成がある。 

JIS C 60695-1-1 環境試験方法−電気・電子−耐火性試験 電気製品の火災危険評価指針−一般指針 

JIS C 60695-1-10 耐火性試験−電気・電子−第1-10部:電気・電子製品の火災危険性評価のための

指針−一般指針 

JIS C 60695-1-30 耐火性試験−電気・電子−第1-30部:電気・電子製品の火災危険性評価指針−予

備選択試験−一般指針 

  

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日本工業規格          JIS 

C 60695-1-30:2018 

(IEC 60695-1-30:2017) 

耐火性試験−電気・電子−第1-30部: 

電気・電子製品の火災危険性評価指針− 

予備選択試験−一般指針 

Fire hazard testing-Part 1-30:  

Guidance for assessing the fire hazard of electrotechnical products- 

Preselection testing process-General guidelines 

序文 

この規格は,2017年に第3版として発行されたIEC 60695-1-30を基に,技術的内容及び構成を変更する

ことなく作成した日本工業規格である。 

なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。 

いかなる電気・電子製品の構造においても,火災のリスク及び火災に関連する潜在的危険性は,考慮す

る必要がある。部品の目的という点において,材料の選択と同様に,回路及び機器のデザインは,合理的

に予見可能な誤使用,誤作動又は故障があった場合に対しても,火災リスクを許容値以下に低減させるべ

きである。JIS C 60695-1-10,IEC 60695-1-11及びIEC 60695-1-12が,これらを達成するための評価指針と

して提供されている。 

電気・電子製品において,火災危険性を考慮した最も良い試験方法は,火災試験を実スケールで発生さ

せ,発生状況を正確に繰り返すことである。この方法は実用的ではない可能性があるが,火災危険性は,

半組立製品,部品,構成部品又は材料の実使用状態にできるだけ近い状態を模擬した状態で評価しなけれ

ばならない。 

火災危険性評価の予備選択は,最終製品に用いる材料,構成部品及び半組立製品を評価し,選択するた

めの手順である。 

適切に企画した小規模試験において得た情報は,最終製品における火災危険性評価に関し,適切な材料,

部品,構成部品又は半組立製品を予備選択するための手法として用いることができる。燃焼性試験及び着

火性試験による予備選択は,最終製品の試験数を低減させるための火災危険性の評価結果として用いるこ

とができる。 

適用範囲 

この規格は,最終製品を設計するに当たり,用いる材料,構成部品又は半組立製品を,評価又は選択す

るための指針を示す。 

この規格は,最終製品の設計段階において,予備選択が試験片の性能を比較して評価するための火災試

験方法をどのように提供するか,また,材料,部品,構成部品又は半組立製品を選択する場合,予備選択

をどのように用いるかを規定している。さらに,この規格は,標準化した試験方法を,電気・電子製品の

C 60695-1-30:2018 (IEC 60695-1-30:2017) 

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

火災危険性を最小化するための意思決定プロセスの一部として,どのように用いるかについて規定してい

る。これは,最終製品の耐火特性について望んだ反応,及び最終製品の仕様における環境条件において推

定される影響について,考慮している。 

この基本安全規格は,IEC Guide 104及びISO/IEC Guide 51に定めている諸原則に従い,製品規格原案

作成委員会が用いるためのものである。 

製品規格を作成する場合には,可能な限りこの規格を用いることが製品規格原案作成委員会の責務の一

つである。この基本安全規格における要求,試験方法又は試験環境は,関連する規格において特別に参照

されるか,又は含まれない限り,適用されない。 

注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 

IEC 60695-1-30:2017,Fire hazard testing−Part 1-30: Guidance for assessing the fire hazard of 

electrotechnical products−Preselection testing process−General guidelines(IDT) 

なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ

とを示す。 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)

は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS C 60695-1-10 耐火性試験−電気・電子−第1-10部:電気・電子製品の火災危険性評価のための

指針−一般指針 

注記 対応国際規格:IEC 60695-1-10,Fire hazard testing−Part 1-10: Guidance for assessing the fire 

hazard of electrotechnical products−General guidelines 

JIS C 60695-4:2010 耐火性試験−電気・電子−第4部−電気・電子製品のための耐火性試験用語 

注記1 

対応国際規格:IEC 60695-4:2012,Fire hazard testing−Part 4: Terminology concerning fire tests 

for electrotechnical products 

注記2 

JIS C 60695-4:2010は,IEC 60695-4:2005を翻訳したものである。疑義がある場合には,IEC 

60695-4:2012を確認することが望ましい。 

ISO 13943:2008,Fire safety−Vocabulary 

注記 ISO 13943に規定する用語及び定義が,JIS C 60695-4の附属書JAに記載してある。 

IEC 60695-1-11,Fire hazard testing−Part 1-11: Guidance for assessing the fire hazard of electrotechnical 

products−Fire hazard assessment 

IEC 60695-1-12,Fire hazard testing−Part 1-12: Guidance for assessing the fire hazard of electrotechnical 

products−Fire safety engineering 

IEC Guide 104,The preparation of safety publications and the use of basic safety publications and group safety 

publications 

ISO/IEC Guide 51,Safety aspects−Guidelines for their inclusion in standards 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS C 60695-4及びISO 13943によるほか,次による。 

C 60695-1-30:2018 (IEC 60695-1-30:2017) 

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3.1 

最終製品(end product) 

改良,変更することなく使用可能な製品。 

注記1 最終製品は,他の最終製品の部品にもなり得る。 

注記2 IEC 60695-4:2012の3.2.7参照。 

3.2 

最終製品の燃焼試験(end product fire test) 

最終製品について行う及び関連製品規格の中で規定する燃焼試験。 

注記1 最終製品の燃焼試験は,小規模,中規模,大規模又は実際の規模で行ってもよい。 

注記2 IEC 60695-4:2012の3.2.8参照。 

3.3 

火災危険性(fire hazard) 

火災による傷害,若しくは生命の喪失,及び/又は財産の損傷が生じる可能性。 

注記 ISO 13943:2008の4.112は,JIS C 60695-4:2010の附属書JAの4.112参照。 

3.4 

火災危険性評価(fire hazard assessment) 

想定される火災の原因,火災の広がりの可能性及び性質,並びに想定される火災の結果についての評価。 

注記 IEC 60695-4:2012の3.2.10参照。 

3.5 

予備選択(preselection) 

最終製品を組み立てるために,候補材料,構成部品又は半組立製品を評価し,選択する過程。 

注記 IEC 60695-4:2012の3.2.21参照。 

製品設計のための予備選択試験の原則 

製品設計の一つの目的は,個々の材料,部品,構成部品及び半組立製品を,火災の可能性を低減するよ

うに選択することである。 

電気・電子製品の火災危険性試験のための指針は,JIS C 60695-1-10に規定がある。火災危険性評価の

ための指針は,IEC 60695-1-11に規定がある。火災安全技術のための指針は,IEC 60695-1-12に規定があ

る。 

最終製品の燃焼試験のための予備選択の手順には,合理的に予見可能な(誤った)使用,誤作動,又は

故障に影響を与える可能性があるもの全ての着火源を考慮に入れる必要がある。 

個々の材料,部品,構成部品及び半組立製品に必要な性質は,最終製品の一部として,それらが果たす

機能及び必要条件によって定まる。これらの性質の選定及び程度は,合理的に予見し得る使用方法(誤用)

及び環境暴露の詳細に依存する。 

予備選択には,材料の特性に関する関連情報の取得が不可欠である。この知見は,特定の試験片を規定

する試験方法で試験して得たデータの分析から入手できる。予備選択関連の試験方法の例を,附属書Aに

記載する。 

材料,部品,構成部品及び半組立製品の耐火性能は,表1に示している幾つかの要因の影響を受ける。 

したがって,最終製品の適切な性能を評価する予備選択手順は,全ての関連する要因(例えば,環境条

件,ほかの物品との関連,着火源)を考慮に入れた,材料,部品,構成部品及び半組立製品についての試

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C 60695-1-30:2018 (IEC 60695-1-30:2017) 

  

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験データが必要となる。 

予備選択として使用可能な試験方法の図解例として,フローチャート(図B.1参照)を,附属書Bに示

す。 

表1−予備選択試験中に火災の特性に影響する幾つかの要因 

項目 

要因 

a) 

試験片の厚さ及び大きさ 

b) 

試験片の形状,均質性及び体積 

c) 

材料,部品,構成部品及び半組立製品の組合せ及びつながり 

d) 

試験片の位置及び方向 

e) 

材料の組成 

f) 

防火覆い,防火障壁及び/又は防火塗装の存在 

g) 

環境影響及び汚染 例 温度,エージング及び換気の影響 

h) 

製造過程の効果・作用 

i) 

着火源の種類及び出力 

j) 

着火源の接炎箇所 

k) 

着火源の接炎時間 

l) 

放熱の存在及び熱伝導効果 

予備選択試験の利点及び限界 

箇条4の規定に従う予備選択手順には,次の利点及び限界がある。 

a) 予備選択試験は,試験片の性能評価のための比較方法を提供し,製品設計時における材料,部品,構

成部品,及び半組立製品の選定に役立てることができる。 

b) 包括的な予備選択手順から得られる性能の等級付け及び分類を,製品仕様に用いる材料及び部品に最

低限必要な性能を規定することに用いてもよい。 

c) 一般的には,予備選択試験結果と最終製品を用いた試験結果との間には直接的な関係を想定すること

はできない。ただし,材料,部品,構成部品,又は半組立製品が標準的な予備選択試験に適用し,か

つ,類似用途で安全に用いている履歴がある場合には最終製品の設計に用いることも望ましい。 

d) 最終製品を用いて火災危険性評価を行うことが第一優先であるが,最終製品の試験数を低減する目的

で,経験上予備選択試験を選択することがある。 

e) 予備選択試験は,規定の試験片を用い,かつ,試験方法と試験データとの間に不変性があるという点

でより安全な製品をもたらすことがある。予備選択試験は比較的小さな別々の試験片を用いることで,

最終製品を用いた試験では困難な様々な着火源の使用及び試験費用の低減を可能にすることがある。 

f) 

予備選択試験データは,複数の国際的な出典から容易に利用することができ,幅広い要因に基づく様々

な材料特性の評価に用いることができる。典型的な要因例としては,データの出典(試験所),材料の

種類,試験片の向き,色及び厚さが挙げられる。 

附属書Aに予備選択試験として適用可能な火災危険性評価試験を例示する。 

最終製品の燃焼試験が要求されている場合には,予備選択試験結果を代用することはできない。 

火災危険性評価に関する予備選択の諸側面 

異常発熱及び火に対する反応の試験によって得られる結果に基づいた材料の予備選択は,箇条4に記載

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

されている関連する諸側面を考慮しているか,又は同様の用途で安全な使用の履歴がある場合には,火災

危険性評価に関わる判断過程を手順に用いてもよい。 

表1の要因のうち幾つかは予備選択試験自体によって合理的に導かれるが,その他の要因は火災危険性

評価試験結果について慎重な解釈が要求される場合がある。 

製品設計が過去に実施した火災危険性評価試験方法に基づいている場合,この試験は該当する予備選択

試験,又は予備選択試験と最終製品の燃焼試験との組合せに限定されることがある。火災危険性評価結果

が不確かな場合,又は新たな製品設計に用いる場合には,最終製品の燃焼試験によって電気・電子製品か

らの火災の可能性を確認することを推奨する。 

C 60695-1-30:2018 (IEC 60695-1-30:2017) 

  

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附属書A 

(参考) 

試験方法の例 

A.1 一般 

次に示すJIS,IEC規格及びISO規格には,予備選択に適用される可能性のある火災危険性評価試験に

関する情報を含んでいる。 

A.2 着火性 

JIS C 60695-2-13 耐火性試験−電気・電子−第2-13部:グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法−材

料に対するグローワイヤ着火温度指数(GWIT) 

注記 対応国際規格:IEC 60695-2-13,Fire hazard testing−Part 2-13: Glowing/hot-wire based test 

methods−Glow-wire ignition temperature (GWIT) test method for materials(IDT) 

JIS K 7193 プラスチック−高温空気炉を用いる着火温度の求め方 

注記 対応国際規格:ISO 871,Plastics−Determination of ignition temperature using a hot-air furnace

(MOD) 

JIS K 7201規格群 プラスチック−酸素指数による燃焼性の試験方法 

注記 対応国際規格:ISO 4589 series,Plastics−Determination of burning behaviour by oxygen index

(IDT) 

IEC 60695-1-21,Fire hazard testing−Part 1-21: Guidance for assessing the fire hazard of electrotechnical 

products−Ignitability−Summary and relevance of test methods 

IEC TS 60695-11-11,Fire hazard testing−Part 11-11: Test flames−Determination of the characteristic heat 

flux for ignition from a non-contacting flame source 

A.3 有炎燃焼及び炎の広がり 

JIS C 60695-2-12 耐火性試験−電気・電子−第2-12部:グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法−材

料に対するグローワイヤ燃焼性指数(GWFI) 

注記 対応国際規格:IEC 60695-2-12,Fire hazard testing−Part 2-12: Glowing/hot-wire based test 

methods−Glow-wire flammability index (GWFI) test method for materials(IDT) 

JIS C 60695-11-5 耐火性試験−電気・電子−第11-5部:試験炎−ニードルフレーム(注射針バーナ)

試験方法−装置,試験炎確認試験装置の配置及び指針 

注記 対応国際規格:IEC 60695-11-5,Fire hazard testing−Part 11-5: Test flames−Needle-flame test 

method−Apparatus, confirmatory test arrangement and guidance(IDT) 

JIS C 60695-11-10 耐火性試験−電気・電子−第11-10部:試験炎−50 W試験炎による水平及び垂直

燃焼試験方法 

注記 対応国際規格:IEC 60695-11-10,Fire hazard testing−Part 11-10: Test flames−50 W horizontal and 

vertical flame test methods(IDT) 

JIS C 60695-11-20 耐火性試験−電気・電子−第11-20部:試験炎−500 W試験炎による燃焼試験方法 

注記 対応国際規格:IEC 60695-11-20,Fire hazard testing−Part 11-20: Test flames−500 W flame test 

C 60695-1-30:2018 (IEC 60695-1-30:2017) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

method(IDT) 

JIS K 7241 発泡プラスチック−小火炎による小試験片の水平燃焼特性の求め方 

注記 対応国際規格:ISO 9772,Cellular plastics−Determination of horizontal burning characteristics of 

small specimens subjected to a small flame(IDT) 

JIS K 7340 プラスチック−フィルム及びシートの垂直の炎の広がり試験方法 

注記 対応国際規格:ISO 12992,Plastics−Vertical flame spread determination for film and sheet(IDT) 

JIS K 7341 プラスチック−小火炎に接触する可とう性フィルムの垂直燃焼性試験方法 

注記 対応国際規格:ISO 9773,Plastics−Determination of burning behaviour of thin flexible vertical 

specimens in contact with a small-flame ignition source(IDT) 

IEC 60695-9-2,Fire hazard testing−Part 9-2 :Surface spread of flame−Summary and relevance of  test 

methods 

IEC TS 60695-11-21,Fire hazard testing−Part 11-21: Test flames−500 W vertical flame test method for 

tubular polymeric materials 

A.4 熱 

ISO 5660-1,Reaction-to-fire tests−Heat release, smoke production and mass loss rate−Part 1: Heat release 

rate (cone calorimeter method) and smoke production rate (dynamic measurement) 

IEC 60695-8-2,Fire hazard testing−Part 8-2: Heat release−Summary and relevance of test methods 

A.5 煙 

JIS K 7242-2 プラスチック−煙の発生−第2部:シングルチャンバ試験による煙の光学密度の求め

方 

注記 対応国際規格:ISO 5659-2:1994,Plastics−Smoke generation−Part 2: Determination of optical 

density by a single-chamber test(IDT) 

IEC 60695-6-2,Fire hazard testing−Part 6-2: Smoke obscuration−Summary and relevance of test methods 

A.6 毒性 

IEC 60695-7-2,Fire hazard testing−Part 7-2: Toxicity of fire effluent−Summary and relevance of test 

methods 

ISO/TS 19700,Controlled equivalence ratio method for the determination of hazardous components of 

fire effluents−Steady-state tube furnace 

A.7 腐食 

JIS C 60695-5-2 環境試験方法−電気・電子−耐火性試験:燃焼放出物による腐食損傷の評価−試験

方法の選択及び適用の指針 

注記 対応国際規格:IEC 60695-5-2,Fire hazard testing−Part 5-2: Corrosion damage effects of fire 

effluent−Summary and relevance of test methods(IDT) 

ISO 11907 series,Plastics−Smoke generation−Determination of the corrosivity of fire effluents 

C 60695-1-30:2018 (IEC 60695-1-30:2017) 

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

A.8 異常発生熱 

JIS C 60695-10-2 耐火性試験−電気・電子−第10-2部:異常発生熱−ボールプレッシャー試験方法 

注記 対応国際規格:IEC 60695-10-2,Fire hazard testing−Part 10-2: Abnormal heat−Ball pressure test 

method(IDT) 

JIS C 60695-10-3 耐火性試験−電気・電子−第10-3部:異常発生熱−成形応力解放変形試験 

注記 対応国際規格:IEC 60695-10-3,Fire hazard testing−Part 10-3: Abnormal heat−Mould stress relief 

distortion test(IDT) 

A.9 トラッキング指数 

JIS C 2134 固体絶縁材料の保証及び比較トラッキング指数の測定方法 

注記 対応国際規格:IEC 60112,Method for the determination of the proof and the comparative tracking 

indices of solid insulating materials(IDT) 

C 60695-1-30:2018 (IEC 60695-1-30:2017) 

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附属書B 

(参考) 

電気製品に用いる材料の燃焼性要件への予備選択試験の利用 

−図による例示−説明例 

この図による例示(図B.1)は,家電製品又は同様の電気製品に用いる材料に関するIEC 60335-1:2013

の箇条30(耐熱性及び耐火性)及び図O.3に記載している予備選択手順を説明する。該当する予備選択試

験の結果は,その製品に適用する耐火性要件へ適合していることを決定するための根拠として用いること

ができる。IEC 60335-1:2013の図O.3に示されているように,用いる材料の特性がその製品の最小予備選

択基準を満足している場合には,その製品に関する試験の数を減じることができる可能性がある。 

この図による例示は,IEC 60335-1:2013の適用範囲に該当する家電製品及び同様の電気製品に用いる材

料を対象として表示している。 

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C 60695-1-30:2018 (IEC 60695-1-30:2017) 

  

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注記 解析* 図B.1による例示は,IEC 60335-1:2013の図O.3に示されている流れ図に基づいている。IEC 60335-1:2013

に従って,追加の耐火性能を適用することがある。 

図B.1−IEC 60335-1:2013の図O.3による電気製品の耐火性のための試験の順序及び選択 

参考文献 IEC 60335-1:2013,Household and similar electrical appliances−Safety−Part 1: General requirements 

注記 JIS C 9335-1:2014 家庭用及びこれに類する電気機器の安全性−第1部:通則の対応

国際規格は,IEC 60335-1:2010,Household and similar electrical appliances−Safety−Part 

1: General requirements(MOD)である。 

JIS K 7241 発泡プラスチック−小火炎による小試験片の水平燃焼特性の求め方 

注記 対応国際規格:ISO 9772,Cellular plastics−Determination of horizontal burning 

characteristics of small specimens subjected to a small flame(IDT) 

開始 

グローワイヤ試験

に合格か? 

GWFIが750 ℃

以上か? 

GWFIが750 ℃

以上か? 

GWFIが650 ℃

以上か? 

GWFIが650 ℃

以上か? 

GWFIが550 ℃

以上か? 

小部品である 

小部品である 

材料はV-1 

以上か? 

材料はHB40又は

HBFであるか? 

電流が0.5 Aを超え 

接続部から2 mm以内 

にあるか? 

電流が0.5 A以下の 

接続部から2 mm以内 

にあるか? 

ニードルフレーム

試験に合格か? 

グローワイヤ試験

に合格か? 

他の部材 

760 ℃でグローワイヤ試験を実施 

ニードル火炎試験を実施 

650 ℃でグローワイヤ試験を実施 

550 ℃でグローワイヤ試験を実施 

その材料は使用できない。 

その材料は使用できない。 

その材料は使用できる。 

いいえ 

いいえ 

いいえ 

いいえ 

いいえ 

いいえ 

いいえ 

いいえ 

いいえ 

いいえ 

いいえ 

はい 

はい 

はい 

はい 

はい 

はい 

はい 

はい 

はい 

はい 

はい 

はい 

はい 

解析* 

予備選択
試験 

試験 

はい 

いいえ