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C 60695-1-10

:2011 (IEC 60695-1-10:2009)

(1)

目  次

ページ

序文 

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  用語及び定義 

2

4

  電気・電子製品が関与する火災危険性 

3

5

  耐火性試験の基本

4

5.1

  目的

4

5.2

  火災危険性及び火災リスク 

4

5.3

  火災シナリオ 

5

5.4

  火災安全工学 

6

5.5

  火災の危険性評価

6

6

  火災試験の種類 

6

6.1

  一般事項 

6

6.2

  火災試験の定量的及び定性的なグループ 

6

6.3

  火災試験の種類

7

7

  定性的火災試験の適切な使い方

8

8

  要求事項及び試験仕様の作成

8

9

  耐火性試験の参照文書 

8

附属書 A(参考)試験方法規格及びガイダンス文書

9


C 60695-1-10

:2011 (IEC 60695-1-10:2009)

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,財団法人日本電子部品信頼性センター(RCJ)

及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があ

り,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

JIS C 60695

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS

C

60695-1-1

  環境試験方法−電気・電子−耐火性試験  電気製品の火災危険評価指針−一般指針

JIS

C

60695-1-2

  環境試験方法−電気・電子−耐火性試験(電気製品・電子製品の火災アセスメント

に対する要求事項及び試験方法作成指針−電子部品)

JIS

C

60695-1-3

  環境試験方法−電気・電子−耐火性試験(電気製品・電子製品の火災アセスメント

に対する要求事項及び試験方法作成指針−プリセレクションの用い方)

JIS

C

60695-1-10

  耐火性試験−電気・電子−第 1-10 部:電気・電子製品の火災危険性評価のための

指針−一般指針

JIS

C

60695-1-30

  耐火性試験−電気・電子−第 1-30 部:電気・電子製品の火災危険性評価指針−予

備選択試験手順の使用方法

JIS

C

60695-2-3

  環境試験方法(電気・電子)ヒータによる不完全接続耐火性試験方法

JIS

C

60695-2-4-0

  環境試験方法−電気・電子−耐火性試験  拡散炎及び予混炎試験方法

JIS

C

60695-2-10

  耐火性試験−電気・電子−グローワイヤ試験装置及び一般試験方法

JIS

C

60695-2-11

  耐火性試験−電気・電子−最終製品に対するグローワイヤ燃焼性試験方法

JIS

C

60695-2-12

  耐火性試験−電気・電子−材料に対するグローワイヤ燃焼性試験方法

JIS

C

60695-2-13

  耐火性試験−電気・電子−材料に対するグローワイヤ着火性試験方法

JIS

C

60695-2-20

  環境試験方法−電気・電子−耐火性試験  グローイング/ホットワイヤ試験法:ホ

ットワイヤ巻付け線による材料の着火性試験

JIS

C

60695-4

  耐火性試験−電気・電子−第 4 部−電気・電子製品のための耐火性試験用語

JIS

C

60695-5-1

  耐火性試験−電気・電子−第 5-1 部:燃焼放出物による腐食損傷−一般指針

JIS

C

60695-5-2

  環境試験方法−電気・電子−耐火性試験:燃焼放出物による腐食損傷の評価−試験

方法の選択及び適用の指針

JIS

C

60695-6-1

  耐火性試験−電気・電子−第 6-1 部:煙不透過性−一般指針

JIS

C

60695-6-30

  環境試験方法−電気・電子−火災危険,火災のもつ潜在的・偶発的危険の試験方法

−火災に遭った電気製品からの煙による光の不透過度に起因する視界のさえぎりの評価に関する

指針及び試験方法:小規模静的試験方法−煙による光の不透過度測定−試験装置の記述

JIS

C

60695-6-31

  環境試験方法−電気・電子−耐火性試験−煙による光の不透過度の測定−小規模静

的試験方法−材料


C 60695-1-10

:2011 (IEC 60695-1-10:2009)

(3)

JIS

C

60695-7-1

  環境試験方法−電気・電子−耐火性試験  電気・電子製品の火災による毒物危険性

を最小にするための指針  通則

JIS

C

60695-8-1

  耐火性試験−電気・電子−第 8-1 部:発熱−一般指針

JIS

C

60695-9-1

  耐火性試験−電気・電子−第 9-1 部:表面の炎の広がり−一般指針

JIS

C

60695-10-2

  耐火性試験−電気・電子−第 10-2 部:異常発生熱−ボールプレッシャー試験方法

JIS

C

60695-10-3

  耐火性試験−電気・電子−第 10-3 部:異常発生熱−成形応力解放変形試験

JIS

C

60695-11-2

  耐火性試験−電気・電子−第 11-2 部:試験炎−公称 1 kW 予混炎−試験装置,炎確

認試験方法及び指針

JIS

C

60695-11-5

  耐火性試験−電気・電子−第 11-5 部:試験炎−ニードルフレーム(注射針バーナ)

試験方法−装置,試験炎確認試験装置の配置及び指針

JIS

C

60695-11-10

  耐火性試験−電気・電子−第 11-10 部:試験炎−50 W 試験炎による水平及び垂直

燃焼試験方法

JIS

C

60695-11-20

  耐火性試験−電気・電子−第 11-20 部:試験炎−500 W 試験炎による燃焼試験方法

TS

C

60695-11-3

  耐火性試験−電気・電子−第 11-3 部:試験炎−500 W 試験炎−装置及び確認試験方

TS

C

60695-11-4

  耐火性試験−電気・電子−第 11-4 部:試験炎−50 W 試験炎−装置及び確認試験方

TS

C

60695-11-21

  耐火性試験−電気・電子−第 11-21 部:試験炎−管状高分子材料の公称 500 W 試験

炎垂直燃焼試験方法


   

日本工業規格

JIS

 C

60695-1-10

:2011

(IEC 60695-1-10

:2009

)

耐火性試験−電気・電子−第 1-10 部:

電気・電子製品の火災危険性評価のための

指針−一般指針

Fire hazard testing-Part 1-10: Guidance for assessing the fire hazard of

electrotechnical products-General guidelines

序文 

この規格は,2009 年に第 1 版として発行された IEC 60695-1-10 を基に,技術的内容及び構成を変更する

ことなく作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。

適用範囲 

この規格は,電気・電子製品が関与する火災のリスク及び火災が引き起こすであろう影響を引き下げる

方法に関する一般的な指針について規定する。また,この規格は JIS C 60695 規格群における他の指針に

指標を与える規格としても機能している。

この規格は,火災リスクと火災がもたらす潜在的影響との相関性について規定し,電気・電子製品の火

災危険性評価における,定性的及び定量的な火災試験の適用方法に関する指針を与える。

この規格は,火災危険性及び火災リスクの評価における火災シナリオによるアプローチの重要性を指摘

し,開発された火災試験方法が技術的に確かなものであることを評価する指針を与えることも意図してい

る。

この規格は,種々の定性的又は定量的な火災試験の特性について規定し,定性的な火災試験を維持又は

開発するために必要な事項について規定する。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

IEC 60695-1-10:2009

,Fire hazard testing−Part 1-10: Guidance for assessing the fire hazard of

electrotechnical products

−General guidelines(IDT)

なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“一致している”こ

とを示す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。

は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS C 60695-1-30

  耐火性試験−電気・電子−第 1-30 部:電気・電子製品の火災危険性評価指針−予


2

C 60695-1-10

:2011 (IEC 60695-1-10:2009)

   

備選択試験手順の使用方法

注記  対応国際規格:IEC 60695-1-30:2008,Fire hazard testing−Part 1-30: Guidance for assessing the

fire hazard of electrotechnical products

−Preselection testing process−General guidelines(MOD)

ISO 19706:2007

,Guidelines for assessing the fire threat to people

IEC 60695-1-11

,Fire hazard testing−Part 1-11: Guidance for assessing the fire hazard of electrotechnical

products

−Fire hazard assessment

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。

3.1 

火災(fire)

有効な効果を得るように意図的に設定したものではなく,時間及び場所を制限及び制御できずに自己継

続する燃焼。

3.2 

火災危険性(fire hazard)

火災による傷害,生命の喪失及び/又は財産の損傷が生じる可能性。

3.3 

火災リスク(fire risk)

火災が発生する確率と火災の結果を数量化した度合いとの組合せ。

3.4 

火災安全工学(fire safety engineering)

規定する火災シナリオの解析又は火災シナリオの組合せにおける火災リスクの定量化に基づく,構築し

た環境の開発及び設計のための規定を原則にした工学的手法。

3.5 

火災シナリオ(fire scenario)

ある特定の場所についての実際の火災又は実規模をシミュレーションした火災における発火前から火災

終了までの,一つ以上の各段階の環境条件を含む諸条件の詳細な記述。

3.6 

中間規模火災試験(intermediate-scale fire test)

中間規模の寸法の試験片による火災試験。

注記  最大寸法が 1 m∼3 m の試験片による火災試験を,通常,中間規模火災試験という。

3.7 

大規模火災試験(large-scale fire test)

大寸法の試験片について実施し,通常の試験チャンバ内では実施できない規模の火災試験。

注記  最大寸法が 3 m を超える試験片について実施する火災試験を,通常,大規模火災試験という。

3.8 

定性的火災試験(qualitative fire test)

次のいずれかの火災試験。

a)

合否判定試験。

b)

性能ランクにおける位置を決めることによって,試験片の挙動を分類する試験。


3

C 60695-1-10

:2011 (IEC 60695-1-10:2009)

3.9 

定量的火災試験(quantitative fire test)

製品の使用環境に基づいて又は関連して試験片の使用状況を設定し,定義した用語で表現している変数

(パラメータ)を理論的な科学単位によって測定し,火災リスクの数量的な評価に使用できる火災試験。

3.10 

火に対する反応(reaction to fire)

火災試験において,規定の試験条件で火にさら(曝)した場合の,試験片の挙動。

注記  耐火(fire resistance)は,火災に対する反応の特別な挙動であり,通常は,火に対する反応と

は考えない。

3.11 

実規模火災試験(real-scale fire test)

寸法及び周囲の環境を最終使用状態に模した試験。

注記  規定した状況又は通常推測する状況に従って製品を用いることを想定した試験。

3.12 

小規模火災試験(small-scale fire test)

小さな寸法の試験片に対して実施する火災試験。

注記  最大寸法が 1 m 未満の試験片に対して実施する火災試験を,通常,小規模火災試験という。

電気・電子製品が関与する火災危険性 

電気エネルギの伝達,分配,貯蔵及び使用は,火災危険性に寄与する可能性がある。

電気・電子製品における最も頻繁な発火源は,過熱及びアークである。発火の可能性は,製品及びシス

テムの設計,安全装置及びシステムの使用,並びに使用材料に依存する。

電気・電子製品を使用しているときには,通常は発熱が伴い,時にはアーク及びスパークが発生する。

危険な状況を生じないように,火災リスクの可能性について,まず電気・電子製品の設計の段階で,更に

設置,使用及び保守においても考慮することが望ましい。

電気・電子製品の火災は,多くの場合,回路の短絡が原因で発生すると考えてよいが,このほかにも多

くの発火原因がある。このような発火原因には,正しくない設置及び使用,並びに不適切な保守を挙げる

ことができる。その例としては,一時的又は長時間の過負荷状態での運転,製造業者又は契約者が規定し

ていない条件での使用,不適切な放熱,及び間違った換気がある。

表 は,電気・電子製品の一般的な発

火現象を記載している。

表 では,特に説明がない場合,発火源が電気・電子製品の内部にあると想定している。この想定は,

実際の状況の多くに当てはまると推定できる。

表 に示している火災の結果は,火災発生の頻度とは,直

接は結びつかない。

電気・電子製品が関与する火災は,外部の電気的ではない火災源によって発生することもある。電気・

電子製品の使用に起因しなくとも,危険な状態が発生し,その電気・電子製品が火災に巻き込まれること

もある。このような状況は,総合的な火災危険性評価,個々の製品の安全規格,又は例えば IEC/TS 62441

の規定によって,対処する。

製品を設計する場合には,通常及び異常な稼動状態での発火の防止は,起こり得る火災の拡大を抑える

ことよりも,優先度が高い。

理由及び原因を問わず,電気・電子製品が発火した場合を想定し,火災の影響を評価しなければならな


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C 60695-1-10

:2011 (IEC 60695-1-10:2009)

   

い。その場合に考慮すべき点は,次による。

a)

火災の拡大及び燃焼の広がり

b)

燃焼発熱

c)

煙の発生(視界)

d)

毒性生成物の発生

e)

腐食性生成物の発生

f)

爆発の可能性

上の a)f)  に関する指針は,箇条 及び

附属書 に示す規格に記載している。

耐火性試験の基本 

5.1 

目的 

電気・電子製品に関する耐火性試験の目的は,製品の火災特性が火災の影響に寄与する及び/又はその

製品若しくは部品が,発火,火災の拡大及び火災への影響にどの程度寄与するかを決定し,更にその知識

を電気・電子製品の火災リスクの減少に利用することである。

5.2 

火災危険性及び火災リスク 

5.2.1 

火災危険性 

火災危険性は,火災によって好ましくない結果を生じる可能性がある実際の物又は状況である。火災危

険性は,火災において燃料になる可能性がある物及び発火源を含む。電気・電子製品の発火は,電気的に

エネルギを与えた部分又は部品から発生する可能性がある。

発火を引き起こす条件には,

異常な温度上昇,

回路の短絡,事故的なアーク及びスパーク並びに一時的な大電流がある。

表 は,起こり得るそのような

現象及び可能性がある帰結を列挙している。

電気・電子製品が関与する火災は,外部の火災源によって発生することもあり,全体的な火災危険性評

価は,この可能性も考慮することが望ましい。

表 1−電気・電子製品の一般的な発火現象 

現象

a)

原因

結果

異常な温度上昇

製品によっては,通常の稼動におい
ても,熱を放出する。

導線内の過電流

不完全な接触 
漏れ電流(絶縁不良及び発熱) 
部分,部品又は関連するシステム(例

えば換気システム)の故障 
電気的な接触又は絶縁システムの状
態を変え得る物理的な変形

モータ軸のかみ(噛み)

(回転子の拘

束) 
不完全な熱的なエージング

防護装置

b)

の不作動(特別な防護の

場合は除く。)。防護装置は,相当の
時間が経過してから作動することも
ある。

温度上昇はゆっくり進行する。した
がって,製品内の熱及び熱による生
成物の蓄積は,発火した場合に容易

に火災を引き起こす。 
特に密閉した製品では,可燃性ガス
の蓄積は,発火又は爆発を引き起こ

す。 
モータ軸の固着(回転子の拘束)は,
モータ巻線の過熱によるくすぶり及

び発火を引き起こす。


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C 60695-1-10

:2011 (IEC 60695-1-10:2009)

表 1−電気・電子製品の一般的な発火現象(続き) 

現象

a)

原因

結果

回路の短絡

潜在的な要因による電流回路の接触

(ターミナルの緩み,電路の外れ,
他の導電性物質の混入など) 
絶縁インピーダンスの変化を引き起

こす部品の劣化 
内部部品又は部分の突然の故障

防護装置

b)

は稼動する。

部分的には,短期間でも温度上昇は
大きい。 
発光,発煙及び可燃性ガス発生の可

能性がある。 
材料又は内容物の赤熱。

事故的なアーク及びスパーク

製品によっては,通常の稼動におい
ても,アーク又はスパークを発生す
る。

製品外部からの要因(システム・ネ

ットワークの過電圧,導電部品への
事故的機械的な作用など) 
内部的原因(オン・オフ切り替え部

分における部品の劣化又は水分の浸
入) 
内部部品又は部分の突然の故障

防護装置

b)

は,常に働くとは限らな

い。 
発光,可燃性ガス及び火炎が発生す
る。爆発する危険性がある雰囲気中

での発火の可能性がある。 
周囲の部品又はガスが発火する可能
性がある。

一時的な大電流

電気回路の欠陥

防護装置

b)

は,常に働くとは限らな

い。

a)

この四つの現象のいずれか一つに起因する物理的な変形及び構造的な変化が,その他の原因となる場合があ
る。

b)

防護装置には,温度的,物理的,電気的又は電子的な防護装置を含む。

5.2.2 

火災リスク 

火災リスクを算出するためには,評価する火災の結果を定量化する必要がある。火災の結果とは,熱,

低酸素状態若しくは行動不能を引き起こす火災ガス濃度といった危険による負傷若しくは死亡,又は火災

被害の拡大などによる財産の喪失に相当するものである。火災全般のリスク評価の手法を確立するために

は,広範に渡り潜在する火災シナリオを分析する必要がある。

c

を火災の結果(例えば,定量化した評価結果)

を任意の時間における火災が発生する確率とする場

合,その時間における火災リスク は,通常 と との積で算出する。

R

p×c

任意のシナリオ(シナリオ 1)において任意の時間に任意の製品が火災にさら(曝)される可能性を p

1

異なるシナリオ(シナリオ 2)において同一製品が火災にさら(曝)される可能性を p

2

というように,全

ての関連するシナリオを考慮したその製品のある時間における合計の火災リスク Rt は,次の式で算出する。

i

1

i

c

p

Rt

m

i

=

ここに,

p

i

シナリオ i が起こる確率

c

i

シナリオ i の結果

m

考慮したシナリオの数

注記  火災リスクの更なる議論及び火災危険性試験を基にしたシナリオ選定に関しては,ISO/TS 

16732

に記載している。

5.3 

火災シナリオ 

異なる火災段階(フェーズ)における火災シナリオは,酸素濃度,CO

2

/CO

の比率,温度及び熱放射が

異なる[ISO 19706 

表 1(火災の各段階の特性)参照]。

実際の又は仮定の火災にさら(曝)される製品の使用状況を分析することは,火災の結果に重要な役割


6

C 60695-1-10

:2011 (IEC 60695-1-10:2009)

   

を果たす条件及び事象の連鎖に関する説明のための手助けとなる。

任意の製品がさら(曝)される全ての火災に対してシナリオが存在する。原則的には,個々の事象すな

わちシナリオは,それぞれ個別のものであるが,近接する可燃物の存在又は二次的な熱源への暴露といっ

た,その事象がなぜ及びどのように発生したかを決定する極めて重要な共通要素がある。これらの共通要

素によって,シナリオはグループ化することができ,グループ化したシナリオは,火災危険性を考慮した

重要性の順番に順位付けする。発生頻度,事象の過酷さ又はその他の適切な尺度によって,このような順

位付けを行う。

シナリオを使用した製品火災の事象分析は,

事象の結果に対する製品の火災反応に対応したものである。

電気・電子製品の耐火性試験の組合せを選定する場合は,選定根拠の一部に,耐火性試験の組合せによる

火災シナリオの解説を含むことが望ましい。この内容は,なぜほかのものでなくその試験の組合せを選択

したのかを,使用者に効果的に伝えることになる。

5.4 

火災安全工学 

原則的に,建築工学における火災シナリオの主な火災安全特性には,3.4 の火災安全工学の定義が当ては

まるが,火災安全工学の側面の幾つかは,電気・電子製品に当てはめることができる。火災安全工学がよ

く当てはまる場合,定量的な火災試験を行うことができる。

注記  火災安全工学のより詳細な指針は,ISO/TS 16732ISO/TR 13387 規格群,及び ISO/TS 16733

に示している(箇条 及び参考文献参照)

5.5 

火災の危険性評価 

該当する電気・電子製品に関連する重要な火災シナリオを決定する目的で,次の a)  及び b)  の事項を明

らかにするために,火災の危険性評価の手法を適用する。

a)

その重要なシナリオに関連する製品の火災の性質の範囲

b)

適切な試験方法及び性能要件

電気・電子製品の完全な火災の危険性評価は,一つ以上の火災シナリオを含む。その場合,評価手順に

は幾つかの試験及び複数の火災シナリオに基づいた性能基準を含んでいる。

ある火災シナリオについて火災の危険性評価を行う手順は,IEC 60695-1-11 に規定する。

火災試験の種類 

6.1 

一般事項 

電気・電子製品の火災危険性の評価は,試験片の最大寸法に依存し,小規模火災試験(3.12 参照)

,中間

規模火災試験(3.6 参照)

,大規模火災試験(3.7 参照)又は実規模火災試験(3.11 参照)に基づいて実施す

る。

電気・電子製品に適用する全ての種類の耐火性試験は,二つの基本的なグループ,すなわち,定性的火

災試験(3.8 参照)及び定量的火災試験(3.9 参照)に分類する。

6.2 

火災試験の定量的及び定性的なグループ 

6.2.1 

定量的火災試験 

定量的火災試験の評価基準は,次による。

a)

定量的火災試験は,電気・電子製品の使用環境,すなわち,想定している実際の通常使用状態及び想

定できる異常使用状態を考慮に入れる。その理由は,一つの環境の下で火災危険性をもたらす火災条

件は,異なった環境下では必ずしも同じ火災危険性を生じないからである。

b)

定量的火災試験は,その試験結果及び火災放出物の有害な影響を定量的に関連付ける可能性をもつ。


7

C 60695-1-10

:2011 (IEC 60695-1-10:2009)

すなわち,定量的火災試験は,実際の通常使用状態における人及び/又は財産に対して,火災で発生

する熱及び気体の有害な影響を示すことが可能である。この相関関係は,火災安全性とは明確な関係

がない,人工的に作り出された及び時にはゆが(歪)められた性能指標が用いられることを排除する。

c)

定量的火災試験の結果は,的確に定義した用語表現及び合理的な科学的単位を用いて表現する。これ

によって,電気・電子製品の火災への総合的な効果が定量的に評価でき,他の製品との比較が可能と

なる。

注記  電気・電子製品のための火災試験を開発又は改正する場合には,定量的火災試験であることが

望ましい。可能であるときはいつでも,定量的火災試験の使用を採用することを奨励する。ま

た,最終使用状態の危険性を反映した具体的な測定を行うことに留意することが望ましい。

6.2.2 

定性的火災試験 

定性的火災試験は,試験結果を不連続な基準値で表現し,合否判定試験,及び製品の特性をある順位で

付番することによって分類する。火災リスクを定量化することに適したデータは,定性的火災試験からは

得られない。定性的火災試験の試験条件は,関係する火災シナリオと関連付けできないため,その試験結

果は,その製品の実際規模の火災特性と関係付けることはできない。しかし,定性的火災試験は,火災リ

スクのための製品の分類,又は規格化した火災試験方法の手順に従って得た明確な合否判定が得られるた

め,材料の予備選定,又は特定の最終製品試験に有用である。ある特定条件の下では,定性的火災試験の

結果は,電気・電子製品の火災危険性評価に間接的に用いることができる。

6.3 

火災試験の種類 

6.3.1 

火災模擬試験 

火災模擬試験(実規模火災試験ともいう。3.11 参照)は,電気・電子製品の火に対する反応を試験し,

実際に電気・電子製品の使用を可能な限り代表して行う。電気・電子製品の実際の使用条件(想定内の異

常使用,機能不全又は故障を含む。

)は,可能な限りそのままの状態で模擬する。試験方法は,実際の火災

リスクに関連して設計し,その試験は,製品を使用することによって生じる火災性危険性を適切に評価す

る。試験から得た所見は,電気・電子製品の設計に変更がある場合,又は製品の使用条件が模擬試験とは

異なる場合,有効でない可能性がある。

6.3.2 

耐火試験(Fire resistance test 

耐火試験は,製品又は部分の性能を,規定する時間,特定の炎にさら(曝)した状態でその機能を保持

しているかを評価する。この試験では,熱,火,若しくは試験炎暴露下における製品又は組立品の動作及

び特性のデータを提供する。

耐火試験から得た所見を実際の火災における特性と関連付けるためには,試験条件と実際の火災の状態

とを比較すること,及び管理不能な可変因子,例えば,電気・電子製品を設置する環境について,十分な

配慮が必要である。

注記 1  ISO は,建築物構造の試験のために,多くの耐火試験を開発しており,ISO 834 規格群に規

定している。

注記 2  IEC の耐火試験の例として,回路の保全性試験として知られている電気ケーブル試験,IEC 

60331

規格群がある。

6.3.3 

火災反応性試験 

火災反応性試験は,標準試験片を規定の条件下で試験し,多くの場合は燃焼挙動に関係した特性のデー

タ,及び比較を目的としたデータを得る。火災反応性試験は,着火性,燃焼継続性,延焼特性,発熱特性,

発煙特性,有害ガス特性及び腐食ガス特性を測定する。


8

C 60695-1-10

:2011 (IEC 60695-1-10:2009)

   

6.3.4 

予備選択火災試験 

予備選択火災試験は,最終製品を製造するときに候補となる材料,部品及び半完成品を評価し,選択す

る段階において使用する試験である。JIS C 60695-1-30 に,予備選択試験の手順についてのガイダンスを

示す。

6.3.5 

基本性能試験 

基本性能試験は,

材料の特定の物理的又は化学的特性の情報を,

独立して確実に得るための試験である。

火災危険性評価に関連する基本性能としては,例えば熱伝導率,熱容量,密度,融点,沸点,気化熱及び

燃焼熱がある。

定性的火災試験の適切な使い方 

定性的火災試験は,次の条件の下で,維持及び/又は開発することができる。

a)

法的拘束力のある規則の中で,当該試験を引用又は使用している。

b)

当該試験が,明確な火災安全の利益を産みだす。

c)

当該試験が,

品質管理又は製品開発を意図している

(この目的は,

規格の本体に規定する必要がある。

d)

当該試験を,予備選択試験として用いることができる。

要求事項及び試験仕様の作成 

電気・電子製品の耐火性試験に関する要求事項及び試験仕様を作成するときは,次の手順に従うことが

望ましい。

a)

同様な用途のために作成した既存の推奨試験方法を調べ,その適用可能性及び制限を検討する。

b)

火災シナリオに関する背景情報をできるだけ多く集める。

c)

既存の試験方法の適用範囲及び特性を考慮する。

d)

既存の試験方法が適当であると思われる場合には,次の特性に対するその試験方法の規定を調べる。

1)

定量的火災試験を用いることが望ましい。試験条件は,火災シナリオに関連していて,測定パラメ

タは,火災安全工学に基づく製品を設計する目的のために適切であることが望ましい。

2)

定性的火災試験は,箇条 に規定する必要条件を満足しなければならない。

3)

試験方法の関連特性として,感度(例えば,検出レベル)

,試験室間再現性及び併行精度を確認する

ことが望ましい。

e)

試験手順について調査し,目的を満たす性能を調べる。

f)

試験方法の規格を,その適用範囲,制限,条件及び試験結果の使い方を含めて立案する。規格の中に,

可能な限り推奨試験方法の手順を引用する。

耐火性試験の参照文書 

JIS C 60695

規格群,IEC 60695 規格群及び関連する規格類の一覧を,

附属書 に示す。


9

C 60695-1-10

:2011 (IEC 60695-1-10:2009)

附属書 A

(参考)

試験方法規格及びガイダンス文書

JIS C 60695

規格群及び IEC 60695 規格群並びに関連する規格群のガイダンス及び試験方法を

表 A.1 に示

す。

表 A.1−試験方法規格及びガイダンス文書 

題目

参照文献

一般指針(この規格)

JIS C 60695-1-10 

耐火性アセスメント

IEC 60695-1-11 

予備選択試験手順の使用方法

JIS C 60695-1-30 

耐火性試験

絶縁液体

IEC/TS 60695-1-40 

用語

JIS C 60695-4 

用語及び定義

火災安全−語彙

ISO 13943 

一般指針

IEC/TS 60695-1-20 

試験方法の概要及び適用性

IEC/TR 60695-1-21 

非接触火炎からの熱放射による着火特性試験方法

IEC/TS 60695-11-11 

着火性

材料に対するグローワイヤ着火性試験方法

JIS C 60695-2-13 

一般指針

JIS C 60695-5-1 

試験方法の選択及び適用の指針

JIS C 60695-5-2 

腐食性

も(漏)れ電流及び金属損傷試験方法

IEC/TS 60695-5-3 

一般指針

JIS C 60695-6-1 

試験方法の概要及び適用性

IEC/TS 60695-6-2 

小規模静的試験方法−煙による不透過度−試験装置

JIS C 60695-6-30 

小規模静的試験方法−材料

JIS C 60695-6-31 

一般指針

JIS C 60695-7-1 

試験方法の概要及び適用性

IEC/TR 60695-7-2 

試験結果の利用及び解釈

IEC/TS 60695-7-3 

毒性強度−装置

IEC/TS 60695-7-50 

毒性

毒性強度−試験結果の計算及び解釈

IEC/TS 60695-7-51 

一般指針

JIS C 60695-8-1 

概要及び適用性

TS C 0034

IEC/TS 60695-8-2

発熱

絶縁液体−試験方法

IEC/TS 60695-8-3 

一般指針

JIS C 60695-9-1 

試験方法の概要及び適用性

TS C 0035

IEC/TS 60695-9-2

最終製品に対するグローワイヤ燃焼性試験方法

JIS C 60695-2-11 

表面の炎の広がり

材料に対するグローワイヤ燃焼性試験方法

JIS C 60695-2-12 

ボールプレッシャー試験方法

JIS C 60695-10-2 

異常発生熱の抵抗性

成形応力解放変形試験

JIS C 60695-10-3 


10

C 60695-1-10

:2011 (IEC 60695-1-10:2009)

   

表 A.1−試験方法規格及びガイダンス文書(続き) 

題目

参照文献

公称 1 kW 予混炎−試験装置,炎確認試験方法及び指針

JIS C 60695-11-2 

500 W

試験炎−装置及び確認試験方法

TS C 60695-11-3 

50 W

試験炎−装置及び確認試験方法

TS C 60695-11-4 

ニードルフレーム(注射針バーナ)−装置,試験炎確認試
験装置及び指針

JIS C 60695-11-5 

1979

年から 1999 年までの経緯及び発展

IEC/TR 60695-11-30 

試験炎

試験炎−確認試験−指針

IEC/TS 60695-11-40 

ニードルフレーム(注射針バーナ)−装置,試験炎確認試

験装置の配置及び指針

JIS C 60695-11-5 

非接触火炎からの熱放射による着火特性試験方法

IEC/TS 60695-11-11 

50 W

試験炎による水平及び垂直燃焼試験方法

JIS C 60695-11-10 

500 W

試験炎による燃焼試験方法

JIS C 60695-11-20 

炎試験方法

管状高分子材料の 500 W 試験炎垂直燃焼試験方法

TS C 60695-11-21 

IEC/TS 60695-11-21 

試験装置及び一般試験方法

JIS C 60695-2-10 

最終製品に対するグローワイヤ燃焼性試験方法

JIS C 60695-2-11 

材料に対するグローワイヤ燃焼性試験方法

JIS C 60695-2-12 

グローワイヤ試験

材料に対するグローワイヤ着火性試験方法

JIS C 60695-2-13 


11

C 60695-1-10

:2011 (IEC 60695-1-10:2009)

参考文献 

JIS C 60695-2-10:2004

  耐火性試験−電気・電子−グローワイヤ試験装置及び一般試験方法

JIS C 60695-2-11:2004

  耐火性試験−電気・電子−最終製品に対するグローワイヤ燃焼性試験方法

JIS C 60695-2-12:2004

  耐火性試験−電気・電子−材料に対するグローワイヤ燃焼性試験方法

JIS C 60695-2-13:2004

  耐火性試験−電気・電子−材料に対するグローワイヤ着火性試験方法

JIS C 60695-4

  耐火性試験−電気・電子−第 4 部−電気・電子製品のための耐火性試験用語

注記  対応国際規格:IEC 60695-4,Fire hazard testing−Part 4: Terminology concerning fire tests for

electrotechnical products

(IDT)

JIS C 60695-5-1:2011

  耐火性試験−電気・電子−第 5-1 部:燃焼放出物による腐食損傷−一般指針

JIS C 60695-5-2:1999

  環境試験方法−電気・電子−耐火性試験:燃焼放出物による腐食損傷の評価−試験

方法の選択及び適用の指針

JIS C 60695-6-1:2006

  耐火性試験−電気・電子−第 6-1 部:煙不透過性−一般指針

JIS C 60695-6-30:2001

  環境試験方法−電気・電子−火災危険,火災のもつ潜在的・偶発的危険の試験方

法−火災に遭った電気製品からの煙による光の不透過度に起因する視界のさえぎりの評価に関する

指針及び試験方法:小規模静的試験方法−煙による光の不透過度測定−試験装置の記述

JIS C 60695-6-31:2002

  環境試験方法−電気・電子−耐火性試験−煙による光の不透過度の測定−小規模

静的試験方法−材料

JIS C 60695-7-1:1997

  環境試験方法−電気・電子−耐火性試験  電気・電子製品の火災による毒物危険性

を最小にするための指針  通則

JIS C 60695-8-1:2004

  耐火性試験−電気・電子−第 8-1 部:発熱−一般指針

JIS C 60695-9-1:2008

  耐火性試験−電気・電子−第 9-1 部:表面の炎の広がり−一般指針

JIS C 60695-10-2:2008

  耐火性試験−電気・電子−第 10-2 部:異常発生熱−ボールプレッシャー試験方法

JIS C 60695-10-3:2005

  耐火性試験−電気・電子−第 10-3 部:異常発生熱−成形応力解放変形試験

JIS C 60695-11-2:2007

  耐火性試験−電気・電子−第 11-2 部:試験炎−公称 1 kW 予混炎−試験装置,炎

確認試験方法及び指針

JIS C 60695-11-5:2007

  耐火性試験−電気・電子−第 11-5 部:試験炎−ニードルフレーム(注射針バーナ)

試験方法−装置,試験炎確認試験装置の配置及び指針

JIS C 60695-11-10:2006

  耐火性試験−電気・電子−第 11-10 部:試験炎−50 W 試験炎による水平及び垂直

燃焼試験方法

JIS C 60695-11-20:2006

  耐火性試験−電気・電子−第 11-20 部:試験炎−500 W 試験炎による燃焼試験方

TS C 0034 (IEC/TS 60695-8-2):2004

  耐火性試験−電気・電子−発熱−試験方法の概要及び適用性

TS C 0035:2004 (IEC/TS 60695-9-2)

  耐火性試験−電気・電子−炎の表面伝ぱ−試験方法の概要及び適用性

TS C 60695-11-3:2006

  耐火性試験−電気・電子−第 11-3 部:試験炎−500 W 試験炎−装置及び確認試験

方法

TS C 60695-11-4:2006

  耐火性試験−電気・電子−第 11-4 部:試験炎−50 W 試験炎−装置及び確認試験方

TS C 60695-11-21:2008

  耐火性試験−電気・電子−第 11-21 部:試験炎−管状高分子材料の公称 500 W 試


12

C 60695-1-10

:2011 (IEC 60695-1-10:2009)

   

験炎垂直燃焼試験方法

ISO/TS 16732:2005

,Fire safety engineering−Guidance on fire risk assessment

ISO/TR 13387:1999 (all parts)

,Fire safety engineering

ISO/TS 16733:2006

,Fire safety engineering−Selection of design fire scenarios and design fires

ISO 834 (all parts)

,Fire-resistance tests−Elements of building construction

注記  ISO 834 規格群には次のものがある。

ISO 834-1:1999

, Fire-resistance tests − Elements of building construction − Part 1: General

requirements

ISO/TR 834-2:2009

,Fire-resistance tests−Elements of building construction−Part 2: Guidance on

measuring uniformity of furnace exposure on test samples

ISO/TR 834-3:1994

,Fire-resistance tests−Elements of building construction−Part 3: Commentary on

test method and test data application

ISO 834-4:2000

, Fire-resistance tests − Elements of building construction − Part 4: Specific

requirements for loadbearing vertical separating elements

ISO 834-5:2000

, Fire-resistance tests − Elements of building construction − Part 5: Specific

requirements for loadbearing horizontal separating elements

ISO 834-6:2000

, Fire-resistance tests − Elements of building construction − Part 6: Specific

requirements for beams

ISO 834-7:2000

, Fire-resistance tests − Elements of building construction − Part 7: Specific

requirements for columns

ISO 834-8:2002

, Fire-resistance tests − Elements of building construction − Part 8: Specific

requirements for non-loadbearing vertical separating elements

ISO 834-9:2003

, Fire-resistance tests − Elements of building construction − Part 9: Specific

requirements for non-loadbearing ceiling elements

ISO 13943:2008

,Fire safety−Vocabulary

IEC 60331 (all parts)

,Tests for electric cables under fire conditions−Circuit integrity

注記  IEC 60331 規格群には次のものがある。

IEC 60331-1:2009

,Tests for electric cables under fire conditions−Circuit integrity−Part 1: Test

method for fire with shock at a temperature of at least 830 °C for cables of rated voltage up to

and including 0,6/1,0 kV and with an overall diameter exceeding 20 mm

IEC 60331-2:2009

,Tests for electric cables under fire conditions−Circuit integrity−Part 2: Test

method for fire with shock at a temperature of at least 830 °C for cables of rated voltage up to

and including 0,6/1,0 kV and with an overall diameter not exceeding 20 mm

IEC 60331-3:2009

,Tests for electric cables under fire conditions−Circuit integrity−Part 3: Test

method for fire with shock at a temperature of at least 830 °C for cables of rated voltage up to

and including 0,6/1,0 kV tested in a metal enclosure

IEC 60331-11:2009

,Tests for electric cables under fire conditions−Circuit integrity−Part 11:

Apparatus

−Fire alone at a flame temperature of at least 750 °C

IEC/TS 60695-1-20:2008

,Fire hazard testing−Part 1-20: Guidance for assessing the fire hazard of electrotechnical

products

−Ignitability−General guidance


13

C 60695-1-10

:2011 (IEC 60695-1-10:2009)

IEC/TR 60695-1-21:2008

,Fire hazard testing−Part 1-21: Guidance for assessing the fire hazard of electrotechnical

products

−Ignitability−Summary and relevance of test methods

IEC/TS 60695-1-40:2002

,Fire hazard testing−Part 1-40: Guidance for assessing the fire hazard of electrotechnical

products

−Insulating liquids

IEC/TS 60695-5-3:2003

,Fire hazard testing−Part 5-3: Corrosion damage effects of fire effluent−Leakage-current

and metal-loss test method

IEC/TS 60695-6-2:2005

,Fire hazard testing−Part 6-2: Smoke obscuration−Summary and relevance of test

methods

IEC/TR 60695-7-2:2002

,Fire hazard testing−Part 7-2: Toxicity of fire effluent−Summary and relevance of test

methods

IEC/TS 60695-7-3:2004

,Fire hazard testing−Part 7-3: Toxicity of fire effluent−Use and interpretation of test

results

IEC/TS 60695-7-50:2002

,Fire hazard testing−Part 7-50: Toxicity of fire effluent−Estimation of toxic potency−

Apparatus and test method

IEC/TS 60695-7-51:2002

,Fire hazard testing−Part 7-51: Toxicity of fire effluent−Estimation of toxic potency:

Calculation and interpretation of test results

IEC/TS 60695-8-3:2008

,Fire hazard testing−Part 8-3: Heat release−Heat release of insulating liquids used in

electrotechnical products

IEC/TS 60695-11-11:2008

,Fire hazard testing−Part 11-11: Test flames−Determination of the characteristic heat

flux for ignition from a non-contacting flame source

IEC/TR 60695-11-30:2001

,Fire hazard testing−Part 11-30: Test flames−History and development from 1979 to

1999

IEC/TS 60695-11-40:2002

,Fire hazard testing−Part 11-40: Test flames−Confirmatory tests−Guidance

IEC/TS 62441:2006

,Accidentally caused candle flame ignition for audio/video, communication and information

technology equipment