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C 60364-5-54

:2006 (IEC 60364-5-54:2002)

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日

本工業規格である。

これによって JIS C 0364-5-54 及び JIS C 0364-5-548 : 2000 は廃止・統合され,この規格に置き換えられ

る。

制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,IEC 60364-5-54 : 2002,Electrical

installations of buildings

−Part 5-54 : Selection and erection of electrical equipment−Earthing arrangements,

protective conductors and protective bonding conductors

を基礎として用いた。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

JIS C 60364-5-54

には,次に示す附属書がある。

附属書 A(規定) 543.1.2 の係数 の算出法

附属書 B(参考) 接地設備,保護導体及び保護ボンディング導体の図解

附属書 C(参考) JIS C 60364 の第 1 部∼第 6 部の再構成


C 60364-5-54

:2006 (IEC 60364-5-54:2002)

目  次

ページ

序文

1

541

  一般事項

1

541.1

  適用範囲

1

541.2

  引用規格

1

541.3

  定義

2

542

  接地設備

3

542.1

  一般要求事項

3

542.2

  接地極

3

542.3

  接地線

5

542.4

  主接地端子

5

543

  保護導体

6

543.1

  最小断面積

6

543.2

  保護導体の種類

7

543.3

  保護導体の電気的連続性

7

543.4

  PEN 導体

8

543.5

  保護及び機能を兼ねる接地

8

543.6

  保護導体の配置方法

8

543.7

  10 mA を超過する保護導体電流に対して強化した保護導体

8

544

  保護ボンディング導体(等電位ボンディング導体)

8

544.1

  主接地端子に接続するための保護ボンディング導体

9

544.2

  補助ボンディング用の保護ボンディング導体

9

附属書 A(規定)543.1.2 の係数 の算出法

10

附属書 B(参考)接地設備,保護導体及び保護ボンディング導体の図解

13

附属書 C(参考)JIS C 60364 の第 部∼第 部の再構成

15

参考文献

17

 


日本工業規格

JIS

 C

60364-5-54

:2006

(IEC 60364-5-54

:2002

)

建築電気設備−第 5-54 部:

電気機器の選定及び施工−

接地設備,保護導体及び保護ボンディング導体

Electrical installations of buildings

Part 5-54 : Selection and erection of electrical equipment

Earthing arrangements, protective conductors and

protective bonding conductors

序文  この規格は,2002 年に第 2 版として発行された IEC 60364-5-54,Electrical installations of buildings−

Part 5-54 : Selection and erection of electrical equipment

−Earthing arrangements, protective conductors and

protective bonding conductors

を翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業

規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある“参考”は,原国際規格にはない事項である。

541

一般事項

541.1

  適用範囲  この規格は,建築電気設備に関する電気機器の選定及び施工のうち,電気設備の安全を

達成するために,接地設備,保護導体及び保護ボンディング導体について規定する。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

IEC 60364-5-54 : 2002

,Electrical installations of buildings−Part 5-54 : Selection and erection of

electrical equipment

− Earthing arrangements, protective conductors and protective bonding

conductors (IDT)

541.2

  引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成

する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS A 4201

  建築物等の雷保護

備考  IEC 61024-1  Protection of structures against lightning−Part 1 : General principles からの引用事

項は,この規格の該当事項と同等である。

JIS C 0365

  感電保護−設備及び機器の共通事項

備考  IEC 61140   Protection against electric shock − Common aspects for installation and

equipment/Amd.1

からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

JIS C 60364-4-41

  建築電気設備−第 4-41 部:安全保護−感電保護

備考  IEC 60364-4-41  Electrical installations of buildings−Part 4-41 : Protection for safety−Protection


2

C 60364-5-54

:2006 (IEC 60364-5-54:2002)

against electric shock

が,この規格と一致している。

JIS C 60364-4-43

  建築電気設備−第 4-43 部:安全保護−過電流保護

備考  IEC 60364-4-43  Electrical installations of buildings−Part 4-43 : Protection for safety−Protection

against overcurrent

が,この規格と一致している。

JIS C 60364-4-44

  建築電気設備−第 4-44 部:安全保護−妨害電圧及び電磁妨害に対する保護

備考  IEC 60364-4-44  Electrical installations of buildings−Part 4-44 : Protection for safety−Protection

against voltage disturbances and electromagnetic disturbances

が,この規格と一致している。

JIS C 60364-5-52

  建築電気設備−第 5-52 部:電気機器の選定及び施工−配線設備

備考  IEC 60364-5-52   Electrical installations of buildings −Part 5-52 : Selection and erection of

electrical equipment

−Wiring systems が,この規格と一致している。

IEC 60050 (195)

,  International Electrotechnical Vocabulary (IEV)−Part 195 : Earthing and protection against

electric shock

IEC 60079-0

  Electrical apparatus for explosive gas atmospheres−Part 0 : General requirements

IEC 60287-1-1

  Electric cables−Calculation of the current rating−Part 1-1 : Current rating equations (100 %

load factor) and calculation of losses

−General

IEC 60702-1

  Mineral insulated cables and their terminations with a rated voltage not exceeding 750 V−Part

1 : Cables

IEC 60724

  Short-circuit temperature limits of electric cables with rated voltages of 1 kV (U

m

=1.2 kV) and 3

kV (U

m

=3.6 kV)

IEC 60853-2

  Calculation of the cyclic and emergency current rating of cables−Part 2 : Cyclic rating of

cables greater than 18/30 (36) kV and emergency ratings for cables of all voltages

IEC 60909-0

  Short-circuit currents in three-phase a.c. systems−Part 0 : Calculation of currents

IEC 60949

  Calculation of thermally permissible short-circuit currents, taking into account non-adiabatic

heating effects

541.3

  定義  この規格で用いる主な用語の定義は,次による。この用語及び定義は,JIS C 0365 及び IEC 

60050 (195) 

を参考とした。

なお,接地設備,保護導体及び保護ボンディング導体に関する用語の図解を

附属書 に示す。

541.3.1

  露出導電性部分  (exposed-conductive-part)  接触することができ,かつ,通常は充電されていない

が,基礎絶縁が損なわれたときに充電状態となる可能性がある機器の導電性部分 (IEV 195-06-10)。

541.3.2

  主接地端子(主接地母線)(main earthing terminal)  接地用の多数の導体の電気的接続を可能にす

る,設備の接地設備の一部である端子又は母線 (IEV 195-02-33)。

541.3.3

  接地極  (earth electrode)  大地と電気的に接触させた導電性部分。これらをコンクリート,炭など

の導電性媒体の中に埋め込むことがある (IEV 195-02-01)。

541.3.4

  保護導体  (protective conductor)  安全目的,例えば,感電保護のために設ける導体 (IEV 195-02-09)。

541.3.5

  保護ボンディング導体  (protective bonding conduction)  保護等電位ボンディング用に設ける保護

導体 (IEV 195-02-10)。

541.3.6

  接地線  (earthing conduction)  系統,設備又は機器の特定の点と接地極との間に,導電経路又は導

電経路の部分を提供する導体 (IEV 195-02-03)。

備考  この規格の目的としては,接地線は,接地極と等電位ボンディングシステム内の 1 点,(通常は

主接地端子)とを接続する導体である。


3

C 60364-5-54

:2006 (IEC 60364-5-54:2002)

541.3.7

  系統外導電性部分  (extraneous-conductive-part)  電気設備の部分を構成せず,かつ,ある電位,通

常は局部大地の電位を導きやすい導電性部分 (IEV 195-06-11)。

542

  接地設備

542.1

  一般要求事項

542.1.1

  電気設備の要求事項に従って,保護及び機能の目的を兼用又は分離して接地設備を使用してもよ

い。保護目的の要求事項は,常に優先しなければならない。

542.1.2

  設備内に複数の接地極を設ける場合,それらの接地極は接地線を使用して主接地端子と接続しな

ければならない。

542.1.3

  高圧及び低圧設備の両方に適用する接地設備については,特に考慮しなければならない(JIS C 

60364-4-44

箇条 442 参照)。

542.1.4

  接地設備に対する要求事項は,大地との次の接続を行うことを目的とする。

−  設備の保護に関する要求事項に対して確実で,かつ,適切である。

−  地絡故障電流及び保護導体電流による熱的,熱機械的及び電気機械的応力による危険がなく,また,

それらの電流による感電の危険がなく,これらの電流を大地へ流し得る。

−  関連している場合,機能的要求事項に対しても適切である。

542.2

  接地極

542.2.1

  接地極の材質及び寸法は,

腐食に耐え,

十分な機械的強度をもつように選定しなければならない。

一般的に使用する材質について,腐食及び機械的強度の視点から,土壌に埋設する接地極に対する通常

の最小寸法を

表 54.1 に示す。

備考  雷保護システム (LPS)  が存在する場合は,JIS A 4201 を適用する。


4

C 60364-5-54

:2006 (IEC 60364-5-54:2002)

表 54.1  腐食及び機械的強度の視点による,土壌に埋設する

一般的に使用する材質の接地極に対する通常の最小寸法

最小寸法

めっきの厚さ又は

被覆の厚さ

材質

表面

形状

直径

mm

断面積

mm

2

厚さ

mm

個々の値

µm

平均値

µm

帯(

c

)

90

3

63

70

形鋼

90

3

63

70

深 打 ち 接 地 極 用
丸棒

16     63  70

地 表 接 地 極 用 丸
線(

g

)

10

  50(

e

)

溶融亜鉛めっき(

a

)

又は 
ステンレス(

a

)

,(

b

)

管 25

2

47

55

銅覆

深 打 ち 接 地 極 用

丸棒

15    2

000

電着による銅めっき

深 打 ち 接 地 極 用

丸棒

14     90  100

50

2

地 表 接 地 極 用 丸
線(

g

)

 25(

f

)

より線 1.8

より線の

素線

25

裸(

a

)

管 20

2

すずめっき

より線 1.8

より線の

素線

25

1

5

亜鉛めっき

帯(

d

)

50

2

20

40

注(

a

)

  コンクリート内に埋設する接地極用としても使用可能。

  (

b

)

  めっきしない。

  (

c

)

  圧延帯又は細長く切って角を丸くした帯。

  (

d

)

  角を丸くした帯。

  (

e

)

  連続槽めっきの場合,現在厚さ 50 µm だけが技術的に可能である。

  (

f

)

  腐食及び機械的損傷の危険性が極めて低いことが経験で分かっている場合は,16 mm

2

を使用することができ

る。

  (

g

)

  接地極を深さ 0.5 m 以内に施設するときは,地表接地極とみなす。

542.2.2

  あらゆる接地極の有効性は,その場所の土壌条件に依存する。土壌条件及び必要な接地抵抗値に

適した一つ以上の接地極を,選定しなければならない。

542.2.3

  使用できる接地極の例を,次に示す。

−  基礎に埋設した地中構造物(基礎接地)

−  接地板

−  大地に埋設したコンクリート(プレストレストコンクリートを除く。

)の鉄筋

−  接地棒又は管

−  接地テープ又は線

−  その場所の条件又は要求事項に適合するケーブルの金属外装及びその他の金属被覆


5

C 60364-5-54

:2006 (IEC 60364-5-54:2002)

−  その場所の条件又は要求事項に適合するその他の適切な地中金属構造物

542.2.4

  接地極の種類及び埋設深さを選定するときは,土壌の乾燥及び凍結が,感電保護手段(JIS C 

60364-4-41

参照)を損なうような値にまで接地極の接地抵抗を増加させることがないように,その場所の

条件及び規則に対する考慮をしなければならない。

542.2.5

  接地設備中に異なる材質を使用するときは,電食に対する考慮をしなければならない。

542.2.6

  可燃性液体又はガス用の金属管を接地極として使用してはならない。

備考  この要求事項は,JIS C 60364-4-41 に適合させるためのこのような配管の保護ボンディングを

排除するものではない。

542.3

  接地線

542.3.1

  接地線は,543.1 に適合しなければならない。また,地中に埋設する場合,接地線の断面積は,

54.2

によらなければならない。

TN

系統においては,接地極を通過する故障電流が微小であるということが予期できる場合は,接地線

は 544.1.1 による寸法とすることができる。

表 54.2  土壌に埋設する接地線の最小断面積

機械的保護あり

機械的保護なし

腐食に対する保護あり

銅  2.5 mm

2

鉄  10 mm

2

銅  16 mm

2

鉄  16 mm

2

腐食に対する保護なし

銅  25 mm

2

鉄  50 mm

2

542.3.2

  接地線と接地極との接続は,堅ろうで,かつ,電気的に満足させなければならない。接続は,熱

溶着,圧着接続器,クランプ又はその他の機械的接続器によらなければならない。機械的接続器は,製造

業者の指示に従って施工しなければならない。クランプを使用する場合は,接地極又は接地線を損傷しな

いものでなければならない。

備考  はんだ付けだけによる接続器具又は金具は,十分な機械的強度という点では信頼できない。

542.4

主接地端子

542.4.1

  保護ボンディングが用いられる各設備には,主接地端子を設置し,次の導体をそれに接続しなけ

ればならない。

−  保護ボンディング導体

−  接地線

−  保護導体

−  関連がある場合,機能接地線

備考 1.  これらが他の保護導体を介して主接地端子に接続するときは,すべての個々の保護導体を主

接地端子に直接接続しなくてもよい。

2.

建築物の主接地端子は,一般に機能接地目的として使用することができる。したがって,情

報技術目的としては,接地極網への接続点とみなす。

542.4.2

  主接地端子に接続した各導体は,個々に切り離せなければならない。この接続は信頼性があり,

かつ,工具を使用してだけ切離し可能なものでなければならない。

備考  切離し手段は,接地設備の抵抗の測定を可能にするために,主接地端子に組み込んでもよい。


6

C 60364-5-54

:2006 (IEC 60364-5-54:2002)

543

  保護導体

543.1

  最小断面積

543.1.1

  各保護導体の断面積は,JIS C 60364-4-41 の 413.1 で要求する電源の自動遮断の条件を満たし,推

定故障電流に耐えることができなければならない。

保護導体の断面積は,543.1.2 に従って計算するか,又は

表 54.3 によって選定しなければならない。いず

れの場合も,543.1.3 の要求事項を考慮しなければならない。

保護導体用の端子は,この箇条によって要求される寸法の導体に対応できなければならない。

表 54.3  保護導体の最小断面積

線導体に対応する保護導体の最小断面積

mm

2

線導体の最小断面積 S

mm

2

保護導体が線導体と

同一の材質の場合

保護導体が線導体と

異なる材質の場合

S≦16

S

k

k

×

2

1

16

S≦35 16(

a

)

16

2

1

×

k

k

S>35

2

)

a

(

S

2

2

1

S

k

k

×

ここに, 
k

1

:線導体に対する の値で,導体及び絶縁物の材質によって

表 A.54.1 又は JIS C 60364-4-43 の表によって選定し

たもの。

k

2

:保護導体に対する の値で,

表 A.54.2A.54.6 から該当するものとして選定したもの。

注(

a

)

  PEN 導体の断面積の低減は,中性線の太さに対する規定に一致している場合に限り認められる(JIS C 

60364-5-52

参照)

543.1.2

  保護導体の断面積は,次のいずれかで決定した値以上でなければならない。

−  IEC 60949 による。

−  次の式による。ただし,遮断時間が 5 秒以下である場合だけに適用する。

k

t

I

S

2

=

ここに,

S

断面積 (mm

2

)

I

インピーダンスが無視できる故障によって保護器を通って
流れ得る推定故障電流の値(交流実効値)(A)(IEC 60909-0
参照)

t

自動遮断のための保護器の動作時間 (s) 
備考  回路のインピーダンスによる限流効果及び保護器に

よる 

2

の抑制を考慮しなければならない。

k

保護導体,絶縁物及びその他の部分の材質並びに初期温度
及び最終温度から定まる係数(の計算は

附属書 参照)

上記の式による計算値が標準サイズに合致しない場合は,上位の標準サイズの断面積の導体を使用しな

ければならい。

備考 1.  爆発性雰囲気内の設備に対する許容最高温度は,IEC 60079-0 を参照。

2.  IEC 60702-1

による MI ケーブルの金属外装管は,線導体よりも大きい地絡故障容量をもって

いるので,保護導体として使用する場合に金属外装管の断面積を計算する必要はない。

543.1.3

  保護導体が,ケーブルの構成要素でないか又は線導体と共通のエンクロージャ内に入っていない

場合の断面積は次の値以上でなければならない。


7

C 60364-5-54

:2006 (IEC 60364-5-54:2002)

−  機械的損傷に対する保護が施されているものは,銅で 2.5 mm

2

,アルミニウムで 16 mm

2

−  機械的損傷に対する保護が施されていないものは,銅で 4.0 mm

2

,アルミニウムで 16 mm

2

543.1.4

  保護導体が複数の回路に共通である場合は,その断面積は次のいずれかによって決定しなければ

ならない。

−  これらの回路で起こり得る最も厳しい条件の推定故障電流及び動作時間について 543.1.1 によって計

算する。

−  これらの回路の最大の線導体の断面積に対応して,

表 54.3 によって選定する。

543.2

  保護導体の種類

543.2.1

  保護導体は,次の一つ以上で構成することができる。

−  多心ケーブルの導体

−  充電用導体と共通のエンクロージャに収めた絶縁導体又は裸導体

−  固定して施設した裸導体又は絶縁導体

−  金属製ケーブル外装,ケーブルのシールド,ケーブルのがい(鎧)装,ワイヤ編組,同軸ケーブルの

外部導体,金属製電線管並びに 543.2.2 の a)  及び b)  に示す条件に適合するもの。

備考  保護導体の配置方法については,543.6 参照。

543.2.2

  設備が,低圧スイッチギヤ及びコントロールギヤ組立品又はバスダクト設備のような金属製エン

クロージャがある機器を含む場合,次の三つの要求事項に同時に適合すれば,その金属製エンクロージャ

又はフレームを保護導体として使用することができる。

a)

機械的,化学的又は電気化学的劣化に対する保護を確保するような構造又は適切な接続によって電気

的連続性を保証しなければならない。

b)  543.1

の要求事項に適合しなければならない。

c)

タップ出しのすべての箇所で,他の保護導体を接続できなければならない。

543.2.3

  次の金属製部分は,保護導体又は保護ボンディング導体として使用することを認めない。

−  金属製水道管

−  可燃性ガス又は液体を内蔵している管

−  通常の使用中に機械的応力を受ける構造部

−  可とう又は可曲性の金属製電線管,ただし,その目的のために設計されたものはこの限りでない。

−  可とう性の金属製部品

−  支持用線

543.3

  保護導体の電気的連続性

543.3.1

  機械的損傷,化学的又は電気化学的劣化,電気力学的力及び熱力学的力に対し,保護導体を適切

に保護しなければならない。

543.3.2

  保護導体の接続部は,次のものを除き,検査及び試験のために接近できるように施工しなければ

ならない。

−  コンパウンド充てん接続部

−  カプセルに収めた接続部

−  金属製の電線管及びトランキング内の接続部

−  機器の規格に適合し,機器の一部を形成する接続部

543.3.3

  保護導体には開閉器を挿入してはならない。ただし,試験のために工具の使用によって切り離せ

る接続部を設けることができる。


8

C 60364-5-54

:2006 (IEC 60364-5-54:2002)

543.3.4

  接地を電気的に継続監視する場合は,監視専用の器具(例えば,操作用センサ,コイル)を保護

導体に直列に接続してはならない。

543.3.5

  543.2.2 で認める場合を除き,電気装置の露出導電性部分を他の機器用の保護導体の一部として使

用してはならない。

543.4

  PEN

導体

543.4.1

  PEN 導体は,固定電気設備に限り使用してもよい。また,この場合,機械的理由によって,断面

積が,銅線にあっては 10 mm

2

以上,又はアルミニウム線にあっては 16 mm

2

以上のものでなければならな

い。

543.4.2

  PEN 導体は,それにかかるおそれがある最大電圧に対して絶縁しなければならない。

備考  機器内部における PEN 導体の絶縁については,当該機器の委員会で検討することが望ましい。

543.4.3

  設備のある箇所から,中性線及び保護導体を別個の導体によって配線する場合,設備のあらゆる

その他の接地した部分(例えば,PEN 導体からの保護導体)に中性線を接続してはならない。ただし,PEN

導体から 2 以上の中性線及び 2 以上の保護導体を構成してもよい。分離した端子又は母線を保護導体用及

び中性線用に分離して設けてもよい。この場合,PEN 導体は保護導体用の端子又は母線に接続しなければ

ならない。

543.4.4

  系統外導電性部分は,PEN 導体として使用してはならない。

543.5

保護及び機能を兼ねる接地

543.5.1

  保護及び機能を兼ねる接地線を使用する場合は,保護導体に対する要求事項を満たしていなけれ

ばならない。さらに,関連のある機能上の要求事項(JIS C 60364-4-44

箇条 444 参照)にも適合しなけれ

ばならない。

情報技術用の電力を供給するための直流帰還導体 PEL 又は PEM は,機能接地線及び保護導体としての

役目を兼用してもよい。

543.5.2

  系統外導電性部分は,PEL 又は PEM として使用してはならない。

543.6

保護導体の配置方法  過電流保護器を感電保護のために使用する場合は,保護導体は充電用導体と

同一の配線設備に組み込むか,又は,すぐ近傍に配置しなければならない。

543.7

  10 mA

を超過する保護導体電流に対して強化した保護導体  恒久的に接続することを意図し,保護

導体電流が 10 mA を超える電気使用機器は,強化した保護導体を次のいずれかによって設計しなければな

らない。

−  保護導体は,その全体を通して,銅の場合では 10 mm

2

以上又はアルミニウムの場合では 16 mm

2

以上

の断面積のものでなければならない。

備考 1.  543.4 による PEN 導体は,この要求事項に適合する。

−  間接接触保護に対して要求される少なくとも同一の断面積の副保護導体は,保護導体が銅の場合は 10

mm

2

以上又はアルミニウムの場合で 16 mm

2

以上の断面積である点まで布設しなければならない。

これは,家庭用電気器具が副保護導体用の分離した端子をもつことを要求している。

備考 2.  中性線及び保護導体が,機器端子まで一つの導体(PEN 導体)で兼用する TN-C 系統におい

ては,保護導体電流は負荷電流として扱ってもよい。

3.

  通常の使用状態で保護導体電流が大きい電気使用機器は,漏電遮断器を組み込んだ設備では

使用できないことがある。

544

  保護ボンディング導体(等電位ボンディング導体)

544.1

  主接地端子に接続するための保護ボンディング導体


9

C 60364-5-54

:2006 (IEC 60364-5-54:2002)

544.1.1

  JIS C 60364-4-41 の 413.1.2.1 による主等電位ボンディング用に設け,542.4 による主接地端子に接

続する保護ボンディング導体は,次の断面積以上でなければならない。

−  銅の場合 6 mm

2

−  アルミニウムの場合 16 mm

2

−  鋼の場合 50 mm

2

544.2

  補助ボンディング用の保護ボンディング導体

544.2.1

  二つの露出導電性部分を接続する保護ボンディング導体は,露出導電性部分に接続する小さいほ

うの保護導体のコンダクタンス未満のコンダクタンスのものであってはならない。

544.2.2

  系統外導電性部分に露出導電性部分を接続する保護ボンディング導体は,そこに使用する断面積

の保護導体のコンダクタンスの 1/2 未満のコンダクタンスのものであってはならない。

544.2.3

  543.1.3 に適合しなければならない。


10

C 60364-5-54

:2006 (IEC 60364-5-54:2002)

附属書 A(規定)543.1.2 の係数 の算出法

IEC 60724 及び IEC 60949 も参照)

係数 は,次の式による。

÷

ø

ö

ç

è

æ

+

+

+

=

i

i

f

20

c

1

n

1

)

20

(

θ

β

θ

θ

ρ

β

Q

k

ここに,

Q

c

: 20

℃における導体材料の容積熱容量 (J/℃・mm

3

)

β

: 0

℃における導体の抵抗温度係数の逆数  (℃)

ρ

20

: 20

℃における導体材料の抵抗率  (Ω・mm)

θ

i

:  導体の初期温度  (℃)

θ

 

f

  導体の最終温度  (℃)

表 A.54.1  各種材質に対するパラメータの値

材質

β

(

a

)

Q

c

(

b

)

J/

℃・mm

3

ρ

20

Ω・mm

2

mm

s

A

銅 
アルミニウム 

234.5

228

230

202

3.45

×10

3

2.5

×10

3

1.45

×10

3

3.8

×10

3

17.241

×10

6

28.264

×10

6

214

×10

6

138

×10

6

226

148

 41

 78

注(

a

)

  IEC 60287-1-1 

表 による

  (

b

)

  IEC 60853-2 

表 E2 による

参考  表中の Aは A(アンペア),s(秒)。

表 A.54.2  ケーブルに組み込まれてなく,かつ,他のケーブルと束ねられていない

絶縁保護導体に対する の値

導体の材質

温度 
℃(

b

)

アルミニウム

導体の絶縁物

初期

最終

の値(

c

)

70

℃ビニル

90

℃ビニル

90

℃熱硬化性樹脂

60

℃ゴム

85

℃ゴム

シリコンゴム

30

30

30

30

30

30

160/140(

a

)

160/140(

a

)

250

200

220

350

143/133(

a

)

143/133(

a

)

176

159

166

201

95/88(

a

)

95/88(

a

)

116

105

110

133

52/49(

a

)

52/49(

a

)

64

58

60

73

注(

a

)

  低い方の値は,断面積が 300 mm

2

より大きいビニル絶縁導体に適用する。

  (

b

)

  種々の絶縁物の最高許容温度は,IEC 60724 に示す。

  (

c

)

  の計算方法については,この附属書の始めにある式を参照。

20

c

)

0

2

(

ρ

β

+

Q


11

C 60364-5-54

:2006 (IEC 60364-5-54:2002)

表 A.54.3  ケーブル外被と接触しており,かつ,他のケーブルと

束ねられていない裸保護導体に対する の値

導体の材質

温度

℃(

a

)

アルミニウム

ケーブル外被

初期

最終

の値(

b

)

ビニル 
ポリエチレン

クロロスルホン化ポリエチレン

30

30

30

200

150

220

159

138

166

105

 91

110

58

50

60

注(

a

)

  種々の絶縁物の最高許容温度は,IEC 60724 に示す。

  (

b

)

  の計算方法については,この附属書の始めにある式を参照。

表 A.54.4  線心としてケーブルに組み込まれているか,又は他のケーブル

若しくは絶縁電線と束ねられている保護導体に対する の値

導体の材質

温度

℃(

b

)

アルミニウム

導体の絶縁物

初期

最終

の値(

c

)

70

℃ビニル

90

℃ビニル

90

℃熱硬化性樹脂

60

℃ゴム

85

℃ゴム

シリコンゴム

70

90

90

60

85

180

160/140(

a

)

160/140(

a

)

250

200

220

350

115/103(

a

)

100/86(

a

)

143

141

134

132

76/68(

a

)

66/57(

a

)

94

93

89

87

42/37(

a

)

36/31(

a

)

52

51

48

47

注(

a

)

  低い方の値は,断面積が 300 mm

2

より大きいビニル絶縁導体に適用する。

  (

b

)

  種々の絶縁物のは最高許容温度,IEC 60724 に示す。

  (

c

)

k

の計算方法については,この附属書の始めにある式を参照。

表 A.54.5  ケーブルの金属層,例えば,がい(鎧)装,金属外装,同軸ケーブルの

外部導体などの保護導体に対する の値

導体の材質

温度 
℃(

a

)

アルミニウム

ケーブルの絶縁物

初期

最終

の値(

c

)

70

℃ビニル

90

℃ビニル

90

℃熱硬化性樹脂

60

℃ゴム

85

℃ゴム

無機物,ビニル外被付き(

b

)

無機物,裸

60

80

80

55

75

70

105

200

200

200

200

220

200

250

141

128

128

144

140

135

135

93

85

85

95

93

26

23

23

26

26

51

46

46

52

51

注(

a

)

  種々の絶縁物の最高許容温度は,IEC 60724 に示す。

  (

b

)

  この値は,人の接触に対して露出しているか又は可燃性材料と接している裸の導体に対しても使用しな

ければならない。

  (

c

)

  の計算方法については,この附属書の始めにある式を参照。


12

C 60364-5-54

:2006 (IEC 60364-5-54:2002)

表 A.54.6  示された温度で近傍の物質すべてに対して損害を与える危険性がない裸導体に対する の値

導体の材質

アルミニウム

条件

初期温度

の値

最高温度

の値

最高温度

の値

最高温度

目視可能で,かつ,制
限された区域

30  228 500 125 300 82  500

通常の条件

30  159 200 105 200 58  200

火災の危険性

30  138 150

91 150 50  150


13

C 60364-5-54

:2006 (IEC 60364-5-54:2002)

附属書 B(参考)接地設備,保護導体及び保護ボンディング導体の図解


14

C 60364-5-54

:2006 (IEC 60364-5-54:2002)

図 B.54.1  接地設備,保護導体及び保護ボンディング導体

記号解説

M

C

C1

C2

C3

C4

C5

C6

C7

B

T

T1

T2

1

2

3

4

5

露出導電性部分

接触することができ,かつ,通常は充電されていないが,基礎絶縁が損なわれたときに充電状態となる
可能性がある機器の導電性部分 [IEV 195-06-10]

系統外導電性部分 
電気設備の部分を構成せず,かつ,ある電位,通常は局所大地の電位を導きやすい導電性部分 [IEV

195-06-11]

水道管,外部からの金属部

排水管,外部からの金属部 
絶縁継手を挿入したガス管,外部からの金属部 
空調設備

暖房設備 
水道管,例えば,浴室内の金属部 
露出導電性部分のアームズリーチ内にある系統外導電性部分

主接地端子(主接地母線) 
接地用の多数の導体の電気的接続を可能にする,設備の接地設備の一部である端子又は母線 [IEV

195-02-33]

接地極 
大地と電気的に接続させた導電性部分で,これらをコンクリート,又は炭などの特定の導電性媒体の中
に埋め込むことがある [IEV 195-02-01]

基礎接地極 
雷保護システム用接地極,必要がある場合 
保護導体

感電保護など安全目的のために設ける導体 [IEV 195-02-09] 
保護ボンディング導体 
保護等電位ボンディング用に設ける保護導体 [IEV 195-02-10]

補助ボンディングのための保護ボンディング導体 
雷保護システム (LPS) の引下げ導体 
接地線

系統,設備又は機器の特定の点と接地極との間に,導電経路又は導電経路の部分を提供する導体 [IEV

195-02-03]

備考  この規格では目的上,接地線は,接地極と共通の等電位ボンディングシステムの 1 点,通常は主

接地端子,とを接続する導体である。


15

C 60364-5-54

:2006 (IEC 60364-5-54:2002)

附属書 C(参考)JIS C 60364 の第 1 部∼第 6 部の再構成

 C.1  再構成後の部と従来の部との関係

再構成後の JIS 番号及
び名称

新 JIS に含まれる旧

JIS

番号

発行年

旧 JIS 名称

C 0364-1 

1999 1

  通則

C 0364-2-21 

1999 2

  用語定義:21  一般用語の指針

C 60364-1

基本的原則,一般特性
の評価及び用語の定義

C 0364-3

  +追補 1,

2

1999 3

  一般特性の評価

C 0364-4-41

  +追補

1

1997 4

  安全保護:41  感電保護

追補 2 2002

C 0364-4-47

  +追補

1

1999 4

  安全保護:47  安全保護手段の適用:

470

  一般事項,471  感電保護手段

C 60364-4-41

安全保護−感電保護

C 0364-4-481 

1999 4

  安全保護:48  外的影響に対応した保護手段の選

択:481  外的影響に関連する感電保護に対する保護手

C 0364-4-42 

1999 4

  安全保護:42  熱の影響に対する保護

C 60364-4-42

安全保護−熱の影響に
対する保護

C 0364-4-482 

1999 4

  安全保護:48  外的影響に対応した保護手段の選

択:482  火災に対する保護

C 0364-4-43 

1999 4

  安全保護:43  過電流保護

追補 1 2000

C 0364-4-473 

1999 4

  安全保護:47  安全保護手段の適用:473  過電流

保護方式

C 60364-4-43

安全保護−過電流保護

追補 1 2001

C 0364-4-442

  + 追

補 1

1999 4

  安全保護:44  過電圧保護:442  高圧系統の地絡

事故に対する低圧設備の保護

追補 2 2002

C 0364-4-443 

1999 4

  安全保護:44  過電圧保護:443  大気現象又は開

閉による過電圧保護

追補 1 2001

C 0364-4-444 

1999 4

  安全保護:44  過電圧保護:444  建築電気設備に

おける電磁障害 (EMI) 保護

C 60364-4-44

安全保護−妨害電圧及
び電磁妨害に対する保

C 0364-4-45 

1999 4

  安全保護:45  不足電圧保護


16

C 60364-5-54

:2006 (IEC 60364-5-54:2002)

 C.1  再構成後の部と従来の部との関係(続き)

再構成後の JIS 番号及
び名称

新 JIS に含まれる旧

JIS

番号

発行年

旧 JIS 名称

C 0364-3

  +追補 1,

2

1999 3

  一般特性の評価

C 60364-5-51

電気機器の選定及び施
工−共通規定

C 0364-5-51 

1999 5

  電気機器の選定と施工:51  共通規定

C 0364-5-52 

1999 5

  電気機器の選定と施工:52  配線設備

追補 1 2000

C 60364-5-52

電気機器の選定及び施

工−配線設備

C 0364-5-523 

2002 5

  電気機器の選定及び施工:523  配線設備の許容電

C 0364-4-46 

1999 4

  安全保護:46  断路及び開閉

C 0364-5-53 

1999 5

  電気機器の選定と施工:53  スイッチギヤ及びコン

トロールギヤ

C 0364-5-534 

2000 5

  電気機器の選定と施工:53  スイッチギヤ及びコン

トロールギヤ:534  過電圧保護装置

C 60364-5-53

電気機器の選定及び施

工−断路,開閉及び制

C 0364-5-537

  + 追

補 1

1999 5

  電気機器の選定と施工:53  スイッチギヤ及びコン

トロールギヤ:537  断路及び開閉用装置

C 0364-5-54

  +追補

1

1997 5

  電気機器の選定と施工:54  接地設備及び保護導体

C 0364-5-548 

1999 5

  電気機器の選定と施工:548  情報技術設備のため

の接地設備及び等電位ボンディング

C 60364-5-54

電気機器の選定及び施
工−接地設備,保護導
体及び保護ボンディン

グ導体

追補 1 2001

C 0364-3

  +追補 1,

2

1999 3

  一般特性の評価

C 0364-5-551 

1999 5

  電気機器の選定と施工:55  その他機器:551  低

圧発電装置

C 0364-5-559 

2002 5

  電気機器の選定及び施工:55  その他の機器:559

照明器具及び照明設備

C 0364-5-56 

1999 5

  電気機器の選定と施工:56  安全供給

C 60364-5-55

電気機器の選定及び施

工−その他の機器

追補 1 2001

C 0364-6-61

  +追補

1

1999 6

  検証:61  最初の検証

C 60364-6-61

検証−最初の検証

追補 2 2000

参考1.  旧 JIS 名称の部,章及び節の文字は省略してある。

2.

旧 JIS 番号の後の+1,2 又は+1 は,JIS に各追補が含まれていることを表している。

3.

原国際規格においては,IEC 60364-4-46 (JIS C 0364-4-46)  は分割されて,それぞれ新

第 4-41 部及び第 5-53

部に再構成されたことになっているが,実状は全部が第 5-53 部に含まれている。したがって,この表の JIS 
C 60364-4-41

に含まれる旧 JIS からは,JIS C 0364-4-46 は除外してある。

4.

第 部は,再構成対象外。


17

C 60364-5-54

:2006 (IEC 60364-5-54:2002)

参考文献

IEC 60028

,International standard of resistance for copper

IEC 60079-0

,Electrical apparatus for explosive gas atmospheres−Part 0 : General requirements

IEC 60702-1

,Mineral insulated cables and their terminations with a rated voltage not exceeding 750V−Part 1 :

Cables

IEC 60950-1

,Information technology equipment−Safety−Part 1 : General requirements

IEC 61000-1-1

, Electromagnetic compatibility (EMC) − Part 1 : General − Section 1 : Application and

interpretation of fundamental definitions and terms

National Standard DIN 18014 : 1994

,Fundamenterder (“Foundation earth electrode” in English)