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C 6873

:2009

(1)

目  次

ページ

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  用語及び定義

1

4

  種類及び形名

1

5

  材料,形状及び寸法

2

5.1

  材料及び形状

2

5.2

  寸法

2

6

  伝送特性

2

7

  強度

3

8

  試験

3

8.1

  試験環境

3

8.2

  試験項目

3

9

  環境特性

4

9.1

  温度サイクル

4

9.2

  光損失変動

4

9.3

  偏波クロストークの変化

4

9.4

  合否判定

4

10

  包装

4

11

  製品の呼び方

4

12

  表示

4


C 6873

:2009

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,財団法人光産業技術振興協会 (OITDA) 及び

財団法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日

本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責

任はもたない。


日本工業規格

JIS

 C

6873

:2009

偏波面保存光ファイバ素線

Polarization-maintaining optical fiber

1

適用範囲

この規格は,偏波面保存光ファイバ素線の種類,寸法,伝送特性,強度,環境特性及びその試験方法に

ついて規定する。

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。

は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS C 6820

  光ファイバ通則

JIS C 6821

  光ファイバ機械特性試験方法

JIS C 6823

  光ファイバ損失試験方法

JIS C 6840

  光ファイバ偏波クロストーク試験方法

JIS C 6871

  偏波面保存光ファイバ構造パラメータ試験方法

JIS C 6872

  偏波面保存光ファイバビート長試験方法

JIS C 60068-1

  環境試験方法−電気・電子−通則

IEC 60793-1-21 : 2001

,Optical fibres−Part 1-21 : Measurement methods and test procedures−Coating

geometry

IEC 60793-1-22 : 2001

,Optical fibres−Part 1-22 : Measurement methods and test procedures−Length

measurement

IEC 60793-1-52 : 2001

,Optical fibres−Part 1-52 : Measurement methods and test procedures−Change of

temperature

3

用語及び定義

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS C 6820JIS C 6840JIS C 6871 及び JIS C 6872 による。

4

種類及び形名

偏波面保存光ファイバ素線の種類及び形名は,JIS C 6820 の箇条 4(形名)の規定による。種類及び形

名の例を,

表 に示す。


2

C 6873

:2009

表 1−種類及び形名の例

種類

種類の記号

形名

シングルモード 980 nm 用偏波面保存光ファイバ素線  6.6/125

PMA

SPMA - 6.6/125

シングルモード 1 310 nm 用偏波面保存光ファイバ素線  9.4/125

PMB

SPMB - 9.4/125

シングルモード 1 550 nm 用偏波面保存光ファイバ素線  10.5/125

PMC

SPMC - 10.5/125

5

材料,形状及び寸法

5.1

材料及び形状

偏波面保存光ファイバ素線の材料及び形状は,次による。

a)

コアは石英系ガラスを用い,断面構造は PANDA 形,だ円コア形,だ円ジャケット形などとする。

b)

クラッドは,コアよりも低い屈折率をもつ石英系ガラスを用い,コアの周囲にこれと密接して配置す

る。

c) 1

次被覆は,UV 樹脂,シリコン樹脂などのプラスチック材料を用い,クラッドの周囲にこれと密接し

て同心円状に配置する。1 次被覆は,一つ以上の層で構成する。1 次被覆は,基準面として使用する場

合を除き,接続のため除去できる。1 次被覆の除去方法は,受渡当事者間の協定による。

5.2

寸法

寸法は,

表 による。ただし,ファイバ条長は,受渡当事者間の協定による。

表 2−寸法

単位  μm

種類の記号

項目

PMA PMB PMC

クラッド径 125±3 125±3 125±3

モードフィールド偏心量 0.8

以下 0.8

以下 1.0

以下

素線径(無着色) 245±15

a)

 245±15

a)

 245±15

a)

クラッド/被覆偏心量 12.5

以下 12.5

以下 12.5

以下

a)

  主に通信機器用光ファイバで用いる値。その他の用途で用いる値は,次による。

300±20 μm 
400±15 μm

6

伝送特性

伝送特性は,

表 による。

表 3−伝送特性

種類の記号

項目

PMA PMB PMC

損失                        dB/km 3.0

以下

a)

 2.0

以下

b)

 2.0

以下

c)

公称モードフィールド径の範囲  μm 6.6

a)

 9.3∼9.5

 b),d)

 10.5

 c)

モードフィールド径の許容差    μm

±1.0

±1.0

±1.0

ビート長                      mm 3.3 以下

a)

 4.3 以下

b)

 5.2 以下

c)

偏波クロストーク         dB/100 m

−25 以下

a)

−25 以下

b)

−25 以下

c)

カットオフ波長                nm 970 以下 1

290 以下 1

530 以下

a)

  波長 980 nm における値。

b)

  波長 1 310 nm における値。

c)

  波長 1 550 nm における値。

d)

  中心値は,この範囲を取り得る。


3

C 6873

:2009

7

強度

強度は,JIS C 6821 の 6.[スクリーニング(プルーフ)試験方法]の規定による。

注記  光ファイバ心線でスクリーニング(プルーフ)試験を行う場合は,偏波面保存光ファイバ素線

でスクリーニング(プルーフ)試験を行わなくてもよい。

8

試験

8.1

試験環境

試験環境の状態は,JIS C 60068-1 の 5.3[測定及び試験のための標準大気条件(標準状態)

]に規定する

大気条件の標準範囲(温度 15  ℃∼35  ℃,相対湿度 25  %∼75  %及び気圧 86 kPa∼106 kPa)とする。

8.2

試験項目

寸法及び伝送特性の試験項目は,

表 による。

表 4−寸法及び伝送特性の試験項目

特性

試験方法

適用規格

クラッド径

ビデオアナライザ法

イメージシアリング法 
RNF 法 
側面観察法

JIS C 6871 

モードフィールド偏心量

ビデオアナライザ法 
イメージシアリング法 
RNF 法 
側面観察法

JIS C 6871 

素線径

側面観察法

機械的方法

IEC 60793-1-21 

クラッド/被覆偏心量

側面観察法

IEC 60793-1-21 

ファイバの長さ

伝送及び/又は反射パルス遅延法 
OTDR 法(パルス試験法) 
機械的方法 
位相法

IEC 60793-1-22 

損失

カットバック法

挿入損失法 
OTDR 法(パルス試験法)

JIS C 6823 

モードフィールド径

NFS 法 
FFS 法 
VA 法

JIS C 6871 

ビート長

長さ方向掃引法 
波長掃引法

JIS C 6872 

偏波クロストーク

パワー比法 
ポラリメトリック法によるインライン偏波面

保存光ファイバのクロストーク測定法

JIS C 6840 

カットオフ波長

曲げ法 
マルチモード励振法

JIS C 6871 

注記  損失を測定するときは,適切な励振条件を適用する。この条件は,試験方法に規定する

参照条件とは異なることがある。


4

C 6873

:2009

9

環境特性

9.1

温度サイクル

温度サイクルは,IEC 60793-1-52 による。

9.2

光損失変動

光損失変動を,JIS C 6823 の 13.(伝送パワーのモニタ法)又は 14.(OTDR によるモニタ法)のいずれ

かの試験方法によって確認する。

9.3

偏波クロストークの変化

偏波クロストークの変化を,JIS C 6840 によって確認する。

9.4

合否判定

合否判定基準は,受渡当事者間の協定による。

10

包装

包装は,束又はボビン巻きとし,運搬時に損傷しないように保護しなければならない。

11

製品の呼び方

製品の呼び方は,JIS C 6820 の箇条 7(製品の呼び方)による。

例  名称                      :シングルモード 1 310 nm 用偏波面保存光ファイバ素線 9.4/125

光ファイバ素線の形名の記号:SPMB - 9.4/125

12

表示

包装の表面に,JIS C 6820 に従って,次の事項を容易に消えない方法で表示する。

a)

名称又は光ファイバ素線の形名の記号

b)

長さ

c)

製造年月日

d)

製造業者名又はその略号