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C 6835:2017  

(1) 

目 次 

ページ 

序文  1 

1 適用範囲 1 

2 引用規格 1 

3 用語及び定義  2 

4 種類及び形名  2 

5 材料,形状及び寸法  3 

5.1 材料及び形状  3 

5.2 寸法  3 

5.3 1次被覆の色  4 

6 機械特性 4 

7 伝送特性 4 

8 環境特性 5 

9 試験 6 

9.1 試験場所の状態  6 

9.2 試験項目及び試験方法  6 

10 供給形態及び包装  7 

11 製品の呼び方  7 

12 表示  8 

附属書A(規定)SSMA形シングルモード光ファイバ素線  9 

附属書B(規定)SSMA・T形シングルモード光ファイバ素線  11 

附属書C(規定)SSMA・U形シングルモード光ファイバ素線  13 

附属書D(規定)SSMB形シングルモード光ファイバ素線 15 

附属書E(規定)SSMD形シングルモード光ファイバ素線 17 

附属書F(規定)SSME形シングルモード光ファイバ素線  19 

附属書G(規定)SSMF・A形シングルモード光ファイバ素線及びSSMF・B形シングルモード 

  光ファイバ素線  21 

附属書H(参考)SSMD形シングルモード光ファイバ素線を用いたシステム設計  24 

附属書I(参考)分類記号対比表  26 

附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表  27 

 

 


 

C 6835:2017  

(2) 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般財団法人光産

業技術振興協会(OITDA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業

規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業

規格である。 

これによって,JIS C 6835:2012は改正され,この規格に置き換えられた。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

 

 


 

 

日本工業規格          JIS 

 

C 6835:2017 

 

石英系シングルモード光ファイバ素線 

Silica glass single-mode optical fibers 

 

序文 

この規格は,2015年に第5版として発行されたIEC 60793-2-50を基とし,対応国際規格には規定されて

いない規格内容(1次被覆の色,標準大気条件,素線記号の対応など)を追加したため,技術的内容を変

更して作成した日本工業規格である。 

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。 

 

適用範囲 

この規格は,コア及びクラッドに石英系ガラスを使用した石英系シングルモード光ファイバ素線の寸法,

機械特性,伝送特性,環境特性及びその試験方法について規定する。 

注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 

IEC 60793-2-50:2015,Optical fibres−Part 2-50: Product specifications−Sectional specification for 

class B single-mode fibres(MOD) 

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”

ことを示す。 

 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS C 6820 光ファイバ通則 

注記 対応国際規格:IEC 60793-1-1,Optical fibres−Part 1-1: Measurement methods and test procedures

−General and guidance及びIEC 60793-2,Optical fibres−Part 2: Product specifications−General 

JIS C 6821 光ファイバ機械特性試験方法 

注記 対応国際規格:IEC 60793-1-30,Optical fibres−Part 1-30: Measurement methods and test 

procedures−Fibre proof test,IEC 60793-1-31,Optical fibres−Part 1-31: Measurement methods and 

test procedures−Tensile strength,IEC 60793-1-32,Optical fibres−Part 1-32: Measurement methods 

and test procedures−Coating strippability,IEC 60793-1-33,Optical fibres−Part 1-33: Measurement 

methods and test procedures−Stress corrosion susceptibility及びIEC 60793-1-34,Optical fibres−

Part 1-34: Measurement methods and test procedures−Fibre curl 

JIS C 6822 光ファイバ構造パラメータ試験方法−寸法特性 

注記 対応国際規格:IEC 60793-1-20,Optical fibres−Part 1-20: Measurement methods and test 


C 6835:2017  

 

procedures−Fibre geometry,IEC 60793-1-21,Optical fibres−Part 1-21: Measurement methods and 

test procedures−Coating geometry及びIEC 60793-1-22,Optical fibres−Part 1-22: Measurement 

methods and test procedures−Length measurement 

JIS C 6823 光ファイバ損失試験方法 

注記 対応国際規格:IEC 60793-1-40:2001,Optical fibres−Part 1-40: Measurement methods and test 

procedures−Attenuation,IEC 60793-1-46,Optical fibres−Part 1-46: Measurement methods and 

test procedures−Monitoring of changes in optical transmittance及びIEC 60793-1-47,Optical fibres

−Part 1-47: Measurement methods and test procedures−Macrobending loss 

JIS C 6825 光ファイバ構造パラメータ試験方法−光学的特性 

注記 対応国際規格:IEC 60793-1-44,Optical fibres−Part 1-44: Measurement methods and test 

procedures−Cut-off wavelength及びIEC 60793-1-45,Optical fibres−Part 1-45: Measurement 

methods and test procedures−Mode field diameter 

JIS C 6827 光ファイバ波長分散試験方法 

注記 対応国際規格:IEC 60793-1-42,Optical fibres−Part 1-42: Measurement methods and test 

procedures−Chromatic dispersion 

JIS C 6842 光ファイバ偏波モード分散試験方法 

注記 対応国際規格:IEC 60793-1-48,Optical fibres−Part 1-48: Measurement methods and test 

procedures−Polarization mode dispersion 

JIS C 6870-3 光ファイバケーブル−第3部:屋外ケーブル−品種別通則 

注記 対応国際規格:IEC 60794-3,Optical fibre cables−Part 3: Outdoor cables−Sectional specification  

JIS C 60068-1 環境試験方法−電気・電子−第1部:通則及び指針 

IEC 60304,Standard colours for insulation for low-frequency cables and wires 

IEC 60793-1-50,Optical fibres−Part 1-50: Measurement methods and test procedures−Damp heat (steady 

state) tests 

IEC 60793-1-51,Optical fibres−Part 1-51: Measurement methods and test procedures−Dry heat (steady state) 

tests 

IEC 60793-1-52,Optical fibres−Part 1-52: Measurement methods and test procedures−Change of 

temperature tests 

IEC 60793-1-53,Optical fibres−Part 1-53: Measurement methods and test procedures−Water immersion tests 

 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS C 6820による。 

注記 規定する特性の定義は,関連する試験方法の引用規格に規定されている。 

 

種類及び形名 

石英系シングルモード光ファイバ素線の種類及び形名は,JIS C 6820の規定による。例を,表1に示す。 

対応する国際規格の記号との対比については,附属書Iを参照。 

 


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表1−種類及び形名の例 

種類 

形名 

石英系シングルモード1 310 nmゼロ分散形光ファイバ素線9.3/125 

SSMA-9.3/125 

石英系シングルモード1 550 nmカットオフシフト形光ファイバ素線10.5/125 

SSMA・T-10.5/125 

石英系シングルモード1 310 nmゼロ分散・低OH形光ファイバ素線9.3/125 

SSMA・U-9.3/125 

石英系シングルモード1 550 nm分散シフト形光ファイバ素線8/125 

SSMB-8/125 

石英系シングルモードノンゼロ分散シフト形光ファイバ素線9/125 

SSMD-9/125 

石英系シングルモード広波長域ノンゼロ分散シフト形光ファイバ素線8.5/125 

SSME-8.5/125 

石英系シングルモード低OH・曲げ損失低減形光ファイバ素線9/125 

SSMF・A-9/125 

石英系シングルモード曲げ損失低減形光ファイバ素線9/125 

SSMF・B-9/125 

 

材料,形状及び寸法 

5.1 

材料及び形状 

石英系シングルモード光ファイバ素線の材料及び形状は,次による。 

a) コアは,石英系ガラスを用い,断面は円形とする。 

b) クラッドは,コアよりも低い屈折率をもつ石英系ガラスを用い,コアの周囲にこれと密接して同心円

状に配置する。 

c) 1次被覆は,紫外線硬化形樹脂,シリコン樹脂などのプラスチック材料を用い,クラッドの周囲にこ

れと密着して同心円状に配置する。 

1次被覆は,一つ以上の層で構成する。1次被覆は,基準面として使用する場合を除き,接続のため

に除去できるものとする。1次被覆の除去方法は,受渡当事者間の協定による。 

5.2 

寸法 

寸法の規定値を,表2に示す。寸法に関連する試験方法は,表9に示す。 

クラッド径,クラッド非円率及びコア偏心量は,附属書A〜附属書Gで規定する。 

 

表2−寸法 

項目 

規定値 

1次被覆径(無着色) 

μm 

235〜255a) 

1次被覆径(着色) 

μm 

235〜265a) 

クラッド/1次被覆偏心量 

μm 

12.5以下a) 

ファイバ条長 

km 

b) 

注a) 1次被覆径は,素線径とも呼ばれる。また,この表中に示した1次被覆径は,主に通信ケーブルで用いる

値であるが,光サブシステム,ピグテール,海底ケーブルなどで用いられる光ファイバの1次被覆径及
び許容差としては,次の値を用いてもよい。 

− 200 μm ± 10 μm (無着色), 190 μm〜220 μm (着色) 
− 400 μm ± 40 μm 
− 500 μm ± 30 μm 
− 700 μm ± 100 μm 
− 900 μm ± 100 μm 

クラッド/1次被覆偏心量は1次被覆径が200 μmの場合,最大値を10 μmに規定することが望ましい。 
この表中に示した1次被覆径以外で規定する1次被覆径は,テープ形光ファイバ心線,多心コネクタ,

メカニカルスプライス,融着接続機のような光ファイバ接続製品に影響を与えることがある。 

この表中に規定した以外の1次被覆径では,接続ジグの調整が必要な場合がある。 

b) 受渡当事者間の協定による。 

 


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5.3 

1次被覆の色 

1次被覆は,2色以上の異なる色で着色してもよい。 

色は,IEC 60304による。 

例えば,次の色は単色として使用できる。 

− 自然色又は白 

− 赤 

− 黄 

− 青 

− 緑 

着色層の上又は下に表示をしてもよい。表示は,明確に区別できる着色リング,ライン又はらせんとす

る。 

印刷又は塗装表示は,十分に付着させる。表示は,一定距離間隔で簡単に識別できるものとする。 

 

機械特性 

石英系シングルモード光ファイバ素線共通の機械特性の規定値を,表3に示す。関連する特性及びその

試験方法は,表10に示す。 

 

表3−機械特性 

項目 

規定値 

スクリーニングレベル 

GPa 

0.69以上a) 

被覆除去力(平均)b),c) 

1.0〜5.0 

被覆除去力(最大)b),c) 

1.0〜8.9 

ファイバカール半径 

2以上d) 

引張強度(0.5 m) 

GPa 

3.8以上 

動的疲労係数nd 

 

18以上 

注a) スクリーニングレベル 0.69 GPaは,光ファイバ素線において,1 %の伸びひずみを与えた状態,又は8.8 

Nの荷重をかけた状態と等しい。 

b) 受渡当事者間の協定によって,被覆除去力の平均又は最大のいずれかを規定する。 

c) 表2の表中の値以外の1次被覆径を規定する場合,受渡当事者間の合意に基づき,関連する代替の被覆

除去力の値を決める必要がある。 

d) テープ形光ファイバケーブルなどでは,接続の問題によって,4 m以上に規定する場合がある。 

 

伝送特性 

石英系シングルモード光ファイバ素線の伝送特性を,表4に示す。関連する特性及びその試験方法は,

表11に示す。 

 


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表4−伝送特性 

項目 

規定値 

損失 

dB/km 

A.4,B.4,C.4,D.4,E.4,F.4 

及びG.4参照 

波長分散 

ps/(nm・km) 

モードフィールド径 

μm 

モードフィールド径の許容差 

μm 

カットオフ波長 

nm 

曲げ損失 

dB 

偏波モード分散(PMD)係数リンク設計値(PMDQ) 

km

/

ps

 

a) 

注a) 光ファイバ素線のPMDQの最大値は,JIS C 6870-3に規定されるケーブル化後のPMDを満たすものとして規

定する。 

 

環境特性 

石英系シングルモード光ファイバ素線の環境特性を,次に示す。 

a) 光損失変動 光損失変動の環境特性の規格値を,表5に示す。関連する試験方法は表12に示す。 

光損失は,試験中及び試験後に測定する。 

 

表5−光損失変動の環境特性 

試験方法 

波長 

nm 

光損失増加量  

dB/km 

湿熱試験 

1 550,1 625 

0.05以下 

乾熱試験 

1 550,1 625 

0.05以下 

温度サイクル試験 

1 550,1 625 

0.05以下 

浸水試験 

1 550,1 625 

0.05以下 

注記 1 550 nmよりも短波長における光損失変動量は,1 550 nmにおける光損失変動量よりも小さい。 

 

b) 被覆除去性 被覆除去の環境特性の規格値を,表6に示す。関連する試験方法は表13に示す。 

環境試験の実施後に,光ファイバ素線の被覆除去の環境特性を確認する。 

 

表6−被覆除去の環境特性 

試験方法 

平均被覆除去力 

最大被覆除去力 

湿熱試験 

1.0〜5.0 

8.9以下 

浸水試験 

1.0〜5.0 

8.9以下 

注記 表2の表中に規定した1次被覆径以外の1次被覆径を規定する場合,受渡当事者間の合意に基づき,関

連する代替の被覆除去力の値を決める必要がある。 

 

c) 引張強度 引張強度の環境特性の規格値を,表7に示す。関連する試験方法は表13に示す。 

環境試験の実施後に,光ファイバ素線の引張強度の環境特性を確認する。 

 


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表7−引張強度の環境特性 

試験方法 

引張強度(中央値) 

GPa 

測定片長さ=0.5 m 

引張強度(第15百分位数) 

GPa 

測定片長さ=0.5 m 

湿熱試験 

3.03以上 

2.76以上 

注記 ハーメチックコート光ファイバ素線には適用しない。ハーメチック被覆とは完全に水分からガラスファイ

バを分離する保護層である。それによって耐応力腐食性の高いレベルを確保することができる。典型的な
ハーメチック被覆としては,ガラス表面に付けられたカーボンコーティングがある。 

 

d) 動的疲労係数 動的疲労係数の環境特性の規格値を,表8に示す。関連する試験方法は表13に示す。 

環境試験の実施後に,光ファイバ素線の動的疲労係数の環境特性を確認する。 

 

表8−動的疲労係数の環境特性 

試験方法 

動的疲労係数nd 

湿熱試験 

18以上 

注記 ハーメチックコート光ファイバ素線には適用しない(表7のハーメチック被覆の定義を参照)。 

 

試験 

9.1 

試験場所の状態 

試験場所の状態は,JIS C 60068-1の4.3(測定及び試験に用いる標準大気条件)に規定する標準大気条

件(温度15 ℃〜35 ℃,相対湿度25 %〜75 %,気圧86 kPa〜106 kPa)とする。環境試験については,表

12による。 

9.2 

試験項目及び試験方法 

試験項目及び試験方法を,表9〜表13に示す。 

 

表9−構造パラメータ試験 

項目 

試験方法 

適用規格 

クラッド径 

屈折ニアフィールド法,ニアフィールドパターン法,側面観察法 

JIS C 6822 

クラッド非円率 

屈折ニアフィールド法,ニアフィールドパターン法,側面観察法 

JIS C 6822 

コア偏心量 
(モードフィールド偏心量) 

屈折ニアフィールド法,ニアフィールドパターン法,側面観察法 

JIS C 6822 

1次被覆径 

機械的外径測定法,側面観察法 

JIS C 6822 

クラッド/1次被覆偏心量 

側面観察法 

JIS C 6822 

ファイバ条長 

遅延時間測定法,後方散乱光法,機械的測定法,位相シフト法 

JIS C 6822 

注記 JIS C 6823では後方散乱光法をOTDR法とも呼ぶ。 

 

表10−機械特性試験 

項目 

試験方法 

適用規格 

スクリーニング 

一定応力法,一定伸びひずみ法,一定曲げひずみ法 

JIS C 6821 

引張強度 

引張強度測定法 

JIS C 6821 

被覆除去性 

被覆除去力 

JIS C 6821 

動的疲労係数 

引張法,曲げ法 

JIS C 6821 

ファイバーカール 

側面顕微鏡法,レーザ光散乱法 

JIS C 6821 

 


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表11−伝送特性試験 

項目 

試験方法 

適用規格 

損失a) 

カットバック法,挿入損失法,OTDR法(パルス試験法) 

JIS C 6823 

波長分散 

位相法,パルス法,微分位相法 

JIS C 6827 

カットオフ波長b) 

曲げ法,マルチモード励振法 

JIS C 6825 

モードフィールド径 

ファーフィールド走査法,バリアブルアパーチャ法, 
ニアフィールド走査法 

JIS C 6825 

光損失変動 

伝送パワーによる光損失モニタ法 

JIS C 6823 

曲げ損失 

曲げ損失試験法 

JIS C 6823 

偏波モード分散 

固定アナライザ法,ストークスパラメータ解析法,干渉法 

JIS C 6842 

注記1 損失の最大値は,ケーブル化していない光ファイバ素線に適用する。ケーブル化後の損失の最大値は,JIS 

C 6870-2を参照。 

注記2 JIS C 6822ではOTDR法を後方散乱光法とも呼ぶ。 
注a) JIS C 6823に規定する損失波長特性モデルを利用することによって,数点の波長における損失の測定値から

様々な波長における損失を算出できる。例えば,1 480 nmにおける損失をこの方法で計算し,ポンプ光を用
いる光増幅器システムの設計に使用する。損失の測定にOTDR法を適用する場合には,追加の手引きとして,
IEC/TR 62316を考慮する必要がある。JIS C 6823で記載しているとおり,損失波長特性モデルは今までのと
ころSSMA形,SSMA・T形,SSMA・U形及びSSMB形の光ファイバ素線だけに実証される。 

b) カットオフ波長の測定方法には,ファイバカットオフ波長(λc)及びケーブルカットオフ波長(λcc)の2種類

がある。λc及びλccの測定値の相関関係は,光ファイバの種類,ケーブル設計及び測定状態に依存する。一般
的には,λcc<λcの関係が成り立つが,条長などの条件によっては,この関係は単純には成り立たないため,
接続する最も短いケーブル長及び使用する最も短い波長においてシングルモード伝送を保証することが重要
である。これは,ケーブル化されたシングルモード光ファイバの最大λccを1 260 nm以下,又はケーブル長,
曲げ径などの条件が最悪の場合を想定してλcを1 250 nm以下とすることによって保証される。 

 

表12−環境試験方法 

試験方法 

適用規格 

湿熱試験 

IEC 60793-1-50 

乾熱試験 

IEC 60793-1-51 

温度サイクル試験 

IEC 60793-1-52 

浸水試験 

IEC 60793-1-53 

 

表13−環境特性試験 

項目 

試験方法 

適用規格 

光損失変動 

伝送パワーによる光損失モニタ法 

JIS C 6823 

損失 

カットバック法,挿入損失法,OTDR法 

JIS C 6823 

被覆除去性 

被覆除去力 

JIS C 6821 

引張強度 

引張強度測定法 

JIS C 6821 

動的疲労係数 

引張法,曲げ法 

JIS C 6821 

 

10 供給形態及び包装 

包装は,束又はボビン巻とする。また,運搬時に損傷しないように適切に包装して保護を施さなければ

ならない。 

 

11 製品の呼び方 

製品の呼び方は,JIS C 6820の箇条7(製品の呼び方)の規定に従い,名称又は光ファイバ素線の形名


C 6835:2017  

 

とする。 

 

12 表示 

束又はボビンに,次の事項を容易に消えない方法で表示する。 

a) 名称又は光ファイバ素線の形名 

b) 条長 

c) 製造年月又は略語 

d) 製造業者名又はその略号 

 


C 6835:2017  

 

附属書A 

(規定) 

SSMA形シングルモード光ファイバ素線 

 

A.1 概要 

SSMA形シングルモード光ファイバ素線は,1 310 nmの波長帯の伝送に最適化した1 310 nmゼロ分散形

シングルモード光ファイバ素線である。また,1 550 nm及び1 625 nmの波長帯の伝送にも使用可能である

が,リンク長及びビットレートを調整する必要がある。 

 

A.2 寸法 

SSMA形シングルモード光ファイバ素線の寸法を,表A.1に示す。 

 

表A.1−SSMA形シングルモード光ファイバ素線の寸法 

項目 

規定値 

クラッド径 

μm 

125±1 

クラッド非円率 

1.0以下 

コア偏心量 

μm 

0.6以下 

1次被覆径(無着色)a) 

μm 

235〜255 

1次被覆径(着色)a) 

μm 

235〜265 

クラッド/1次被覆偏心量 

μm 

12.5以下 

ファイバ条長 

km 

(5.2参照) 

注a) この表中に規定する1次被覆径の代わりに,受渡当事者間の合意に基づいた1次被覆径を公称値として

もよい(表2参照)。 

 

A.3 機械特性 

箇条6参照。 

 

A.4 伝送特性 

SSMA形シングルモード光ファイバ素線の伝送特性を,表A.2に示す。 

 


10 

C 6835:2017  

 

表A.2−SSMA形シングルモード光ファイバ素線の伝送特性 

項目 

規定値 

損失 1 310 nm 

dB/km 

0.40以下 

損失 1 550 nm 

dB/km 

0.30以下 

損失 1 625 nm 

dB/km 

0.40以下 

ゼロ分散波長,λ0 

nm 

1 300〜1 324 

ゼロ分散スロープ 

ps/(nm2・km) 

0.092以下 

モードフィールド径 1 310 nma) 

μm 

8.6〜9.5 

モードフィールド径の許容差 

μm 

±0.6 

ケーブルカットオフ波長 

nm 

1 260以下 

曲げ損失 1 625 nm,半径30 mm,100ターン 

dB 

0.1以下 

偏波モード分散(PMD)係数リンク設計値(PMDQ) 

km

ps/

 

(箇条7参照) 

注記 1 550 nm波長帯の波長分散は,直線近似式によって推定する。1 550 nmの典型値は,波長分散17 ps/(nm・km),

分散スロープ0.056 ps/(nm2・km)である。 

注a) モードフィールド径の公称値は,受渡当事者間の協定によってこの範囲内で規定する。許容差は,そのと

きの公称値について適用する。 

 

A.5 環境特性 

箇条8参照。 

 


11 

C 6835:2017  

 

附属書B 

(規定) 

SSMA・T形シングルモード光ファイバ素線 

 

B.1 

概要 

SSMA・T形シングルモード光ファイバ素線は,1 550 nm波長帯における伝送損失を低損失化するために,

カットオフ波長を1 310 nm波長帯よりも長波長側にシフトさせた1 550 nmカットオフシフト形光ファイ

バ素線である。 

SSMA・T形シングルモード光ファイバ素線には3種類あり,形名の末尾にそれぞれ“-B”,“-C”及び“-D”

と表記する。これらは,波長分散係数及びモードフィールド径によって区別する。 

 

B.2 

寸法 

SSMA・T形シングルモード光ファイバ素線の寸法を,表B.1に示す。 

 

表B.1−SSMA・T形シングルモード光ファイバ素線の寸法 

項目 

規定値 

クラッド径 

μm 

125±1 

クラッド非円率 

2.0以下 

コア偏心量 

μm 

0.8以下 

1次被覆径(無着色)a) 

μm 

235〜255 

1次被覆径(着色)a) 

μm 

235〜265 

クラッド/1次被覆偏心量 

μm 

12.5以下 

ファイバ条長 

km 

(5.2参照) 

注a) 受渡当事者間の合意に基づき,この表中には規定していない,代替の1次被覆径を公称値としてもよい

(表2参照)。 

 

B.3 

機械特性 

箇条6参照。 

 

B.4 

伝送特性 

SSMA・T形シングルモード光ファイバ素線の伝送特性を,表B.2に示す。 

 


12 

C 6835:2017  

 

表B.2−SSMA・T形シングルモード光ファイバ素線の伝送特性 

項目 

規定値 

SSMA・T-□-B 

SSMA・T-□-C 

SSMA・T-□-D 

損失 1 550 nm 

dB/km 

0.22以下 

0.22以下 

0.20以下 

損失 1 625 nm 

dB/km 

0.40以下 

0.40以下 

0.40以下 

分散スロープ 1 550 nm 

ps/(nm2・km) 

0.07以下 

0.07以下 

0.07以下 

波長分散係数 1 550 nm 

ps/(nm・km) 

22以下 

20以下 

23以下 

モードフィールド径 1 550 nm a) 

μm 

9.5〜13.0 

9.5〜10.5 

11.5〜15.0 

モードフィールド径の許容差 

μm 

±0.7 

±0.7 

±0.7 

ケーブルカットオフ波長 

nm 

1 530以下 

1 530以下 

1 530以下 

曲げ損失 
1 625 nm,半径30 mm,100ターン 

dB 

0.50以下 

0.50以下 

2.0以下b) 

偏波モード分散(PMD)係数リンク設計値 
(PMDQ) 

km

ps/

 

(箇条7参照) (箇条7参照) (箇条7参照) 

注記 光ファイバ素線の形名SSMA・T-□-B,SSMA・T-□-C及びSSMA・T-□-Dの□は,光ファイバの寸法(モー

ドフィールド径/クラッド径)を表す。 

例 SSMA・T-10.5/125-B 

注a) モードフィールド径の公称値は,受渡当事者間の協定によってこの範囲内で規定する。許容差は,そのと

きの公称値について適用する。 

b) 波長1 550 nmにおける他の用途の特定の試験条件及び要求事項(曲げ半径及びターン数)については検討

中である。 

 

B.5 

環境特性 

箇条8参照。 

 


13 

C 6835:2017  

 

附属書C 
(規定) 

SSMA・U形シングルモード光ファイバ素線 

 

C.1 概要 

SSMA・U形シングルモード光ファイバ素線は,1 260 nm〜1 625 nmの波長帯域で用いることができる。

この波長帯域の波長分散によって,最大リンク長などの制限がある。 

 

C.2 寸法 

SSMA・U形シングルモード光ファイバ素線の寸法を,表C.1に示す。 

 

表C.1−SSMA・U形シングルモード光ファイバ素線の寸法 

項目 

規定値 

クラッド径 

μm 

125±1 

クラッド非円率 

1.0以下 

コア偏心量 

μm 

0.6以下 

1次被覆径(無着色)a) 

μm 

235〜255 

1次被覆径(着色)a) 

μm 

235〜265 

クラッド/1次被覆偏心量 

μm 

12.5以下 

ファイバ条長 

km 

(5.2参照) 

注a) 受渡当事者間の合意に基づき,この表中には規定していない,代替の1次被覆径を公称値としてもよい

(表2参照)。 

 

C.3 機械特性 

箇条6参照。 

 

C.4 伝送特性 

SSMA・U形シングルモード光ファイバ素線の伝送特性を,表C.2に示す。 

 


14 

C 6835:2017  

 

表C.2−SSMA・U形シングルモード光ファイバ素線の伝送特性 

項目 

規定値 

損失 1 310 nm〜1 625 nma) 

dB/km 

0.40以下 

水素試験後の損失 1 383 nm±3 nm 

dB/km 

0.40以下b) 

損失 1 550 nm 

dB/km 

0.30以下 

ゼロ分散波長,λ0 

nm 

1 300〜1 324 

ゼロ分散スロープ 

ps/(nm2・km) 

0.092以下 

モードフィールド径 1 310 nmc) 

μm 

8.6〜9.5 

モードフィールド径の許容差 

μm 

±0.6 

ケーブルカットオフ波長 

nm 

1 260以下 

曲げ損失 1 625 nm,半径30 mm,100ターン 

dB 

0.1以下 

偏波モード分散(PMD)係数リンク設計値(PMDQ) 

km

ps/

 

(箇条7参照) 

注記 1 550 nm波長帯の波長分散は,直線近似式によって推定する。1 550 nmの典型値は,波長分散17 ps/(nm・km),

分散スロープ0.056 ps/(nm2・km)である。 

注a) この波長範囲は,1 260 nmまで広げてもよい。その場合の損失は,1 310 nmの値にレイリー散乱損失による  

0.07 dB/kmを加算した値とする。 

b) C.5に規定する水素試験後の平均損失が1 310 nm〜1 625 nmの損失の規定値を超えてはならない。 

c) モードフィールド径の公称値は,受渡当事者間の協定によってこの範囲内で規定する。許容差は,そのとき

の公称値について適用する。 

 

C.5 水素試験 

1 km以上の光ファイバ試料を1 310 nmの損失への影響が最小限となるように巻き取り,試験の基準値

となる1 240 nm及び1 383 nmの損失を測定する。室温,水素分圧0.01気圧の条件下に光ファイバ試料を

置く。試験装置の有効活用及び試験時間を短縮するために,高い水素濃度(例えば,1気圧)で試験する

こともできるが,注記4の記載に注意する必要がある。試験中,光ファイバ試料の水素分子の吸収ピーク

を表す1 240 nmの損失をモニタする。モニタしている1 240 nmの損失が基準値より0.03 dB/km以上増加

したとき,1 383 nmの損失増加は飽和しているとみなすことができるため,光ファイバ試料を水素雰囲気

から取り出す。その後,14日以上標準的な大気に放置し,JIS C 6823の方法A,B又はCによって損失を

測定する。 

注記1 この試験は,製造工程で許容する劣化特性を確認するために定期的に行う試験である(例と

して,6か月ごとに10サンプルについて試験を行う。)。 

注記2 この試験は,ハーメチックコート光ファイバには適用しない(表7のハーメチック被覆の定

義を参照)。 

注記3 ハーメチックコート光ファイバ以外では,水素雰囲気中に置く期間は,通常,4〜6日間であ

る(表7のハーメチック被覆の定義を参照)。 

注記4 水素試験は,実際のフィールド状態に相当する水素濃度で実施するのが有用である。水素濃

度が高ければ試験時間は短くなるが,損失の増加は,同等の時間(基準については1 240 nm

の損失を参照)と比較して大きくなる傾向がある。水素分圧0.01気圧での試験は,実用的で

ない長い試験時間と非現実的な損失増加量との間での妥協できる条件である。水素濃度を高

くして試験をする場合,安全対策強化を必要とすることがある。 

 

C.6 環境特性 

箇条8参照。 


15 

C 6835:2017  

 

附属書D 
(規定) 

SSMB形シングルモード光ファイバ素線 

 

D.1 概要 

SSMB形シングルモード光ファイバ素線は,1 550 nm波長帯におけるシングルチャネル伝送を目的とし,

ゼロ分散波長を1 310 nm波長帯から1 550 nm波長帯へシフトさせた分散シフト形光ファイバ素線である。

信号の光パワー,チャネル間隔などを調整し,四光波混合の影響を取り除くことによって,マルチチャネ

ル伝送にも使用できる。 

SSMB形シングルモード光ファイバ素線には2種類あり,形名の末尾にそれぞれ“-A”及び“-B”と表

記する。これらは,寸法の許容差,モードフィールド径及び波長分散係数によって区別する。 

 

D.2 寸法 

SSMB形シングルモード光ファイバ素線の寸法を,表D.1に示す。 

 

表D.1−SSMB形シングルモード光ファイバ素線の寸法 

項目 

規定値 

SSMB-□-A 

SSMB-□-B 

クラッド径 

μm 

125±1 

125±1 

クラッド非円率 

2.0以下 

1.0以下 

コア偏心量 

μm 

0.8以下 

0.6以下 

1次被覆径(無着色)a) 

μm 

235〜255 

235〜255 

1次被覆径(着色)a) 

μm 

235〜265 

235〜265 

クラッド/1次被覆偏心量 

μm 

12.5以下 

12.5以下 

ファイバ条長 

km 

(5.2参照) 

(5.2参照) 

注記 光ファイバ素線の形名SSMB-□-A及びSSMB-□-Bの□は,光ファイバの寸法(モードフィールド径/ク

ラッド径)を表す。 

例 SSMB-8/125-A 

注a) 受渡当事者間の合意に基づき,この表中には規定していない,代替の1次被覆径を公称値としてもよい(表

2参照)。 

 

D.3 機械特性 

箇条6参照。 

 

D.4 伝送特性 

D.4.1 概要 

SSMB形シングルモード光ファイバ素線の伝送特性を,表D.2に示す。 

 


16 

C 6835:2017  

 

表D.2−SSMB形シングルモード光ファイバ素線の伝送特性 

項目 

規定値 

SSMB-□-A 

SSMB-□-B 

損失 1 310 nm 

dB/km 

0.50以下 

0.50以下 

損失 1 550 nm 

dB/km 

0.30以下 

0.30以下 

損失 1 625 nm 

dB/km 

0.40以下 

0.40以下 

波長分散係数 

ps/(nm・km) 

D.4.2参照 

D.4.3参照 

モードフィールド径 1 550 nm a) 

μm 

7.8〜8.5 

7.8〜8.5 

モードフィールド径の許容差 

μm 

±0.8 

±0.6 

ケーブルカットオフ波長 

nm 

1 270以下 

1 270以下 

曲げ損失 1 550 nm,半径30 mm,100ターン 

dB 

0.5以下 

0.1以下 

偏波モード分散(PMD)係数リンク設計値(PMDQ) 

km

ps/

 

(箇条7参照) 

(箇条7参照) 

注記 光ファイバ素線の形名SSMB-□-A及びSSMB-□-Bの□は,光ファイバの寸法(モードフィールド径/

クラッド径)を表す。 

例 SSMB-8/125-A 

注a) モードフィールド径の公称値は,受渡当事者間の協定によってこの範囲内で規定する。許容差は,その

ときの公称値について適用する。 

 

D.4.2 SSMB-□-A形の波長分散係数 

波長分散係数D(λ)は,次に示すD(λ)の絶対値,ゼロ分散波長λ0の波長範囲,及びλ0におけるゼロ分散ス

ロープS0の組合せによって規定される。 

|D(λ)|≦3.5 ps/(nm・km) 

1 525 nm≦λ≦1 575 nm 

1 500 nm≦λ0≦1 600 nm 

S0≦0.085 ps/(nm2・km) 

D.4.3 SSMB-□-B形の波長分散係数 

波長分散係数D(λ)の規定値は,波長λを変数とした一連の境界線によって決まる。これらの境界線は,

D.4.2の境界線の要求事項を満たしている。波長分散係数D(λ)の単位はps/(nm・km),波長λの単位はnmと

する。 

0.085(λ−1 525)−3.5≦D(λ) 

1 460 nm≦λ≦1 525 nm 

D

−600

1

75

5.3

 

1 525 nm≦λ≦1 625 nm 

)

500

1

(

75

5.3

)

(

D

 

1 460 nm≦λ≦1 575 nm 

D(λ)≦0.085 (λ−1 575)+3.5 

1 575 nm≦λ≦1 625 nm 

 

D.5 環境特性 

箇条8参照。 

 


17 

C 6835:2017  

 

附属書E 

(規定) 

SSMD形シングルモード光ファイバ素線 

 

E.1 

概要 

SSMD形シングルモード光ファイバ素線は,カットオフ波長を1 310 nm波長帯よりも長波長側にシフト

し,1 550 nm波長帯におけるマルチチャネル伝送に最適化したノンゼロ分散シフト形光ファイバ素線であ

る。1 530 nmから1 565 nmまでの波長分散係数は,ゼロではない正又は負の値でなければならない。マル

チチャネル伝送に使用できる波長帯域は,波長分散の値によって,1 550 nm波長帯よりも短波長側か長波

長側かが決まる。 

SSMD形シングルモード光ファイバ素線には3種類あり,形名の末尾にそれぞれ“-C”,“-D”及び“-E”

と表記する。これらは,波長分散係数によって区別する。 

 

E.2 

寸法 

SSMD形シングルモード光ファイバ素線の寸法を,表E.1に示す。 

 

表E.1−SSMD形シングルモード光ファイバ素線の寸法 

項目 

規定値 

クラッド径 

μm 

125±1 

クラッド非円率 

1.0以下 

コア偏心量 

μm 

0.6以下 

1次被覆径(無着色)a) 

μm 

235〜255 

1次被覆径(着色)a) 

μm 

235〜265 

クラッド/1次被覆偏心量 

μm 

12.5以下 

ファイバ条長 

km 

(5.2参照) 

注a) 受渡当事者間の合意に基づき,この表中には規定していない,代替の1次被覆径を公称値としてもよい

(表2参照)。 

 

E.3 

機械特性 

箇条6参照。 

 

E.4 

伝送特性 

E.4.1 概要 

SSMD形シングルモード光ファイバ素線の伝送特性を,表E.2に示す。 

 


18 

C 6835:2017  

 

表E.2−SSMD形シングルモード光ファイバ素線の伝送特性 

項目 

規定値 

SSMD-□-C SSMD-□-D SSMD-□-E 

損失 1 550 nm 

dB/km 

0.30以下 

損失 1 625 nm 

dB/km 

0.40以下 

波長分散係数 

ps/(nm・km) 

E.4.2参照 

E.4.3参照 

E.4.4参照 

モードフィールド径 1 550 nm a) 

μm 

8.0〜11.0 

モードフィールド径の許容差 

μm 

±0.6 

ケーブルカットオフ波長 

nm 

1 450以下 

曲げ損失 1 625 nm,半径30 mm,100ターン 

dB 

0.1以下 

偏波モード分散(PMD)係数リンク設計値(PMDQ) 

km

ps/

 

(箇条7参照) 

注記 光ファイバ素線の形名SSMD-□-C,SSMD-□-D及びSSMD-□-Eの□は,光ファイバの寸法(モードフィー

ルド径/クラッド径)を表す。 

例 SSMD-9/125-C 

注a) モードフィールド径の公称値は,受渡当事者間の協定によってこの範囲内で規定する。許容差は,そのとき

の公称値について適用する。 

 

注記 SSMD形シングルモード光ファイバを用いたシステム設計の実施例を,附属書Hに示す。 

E.4.2 SSMD-□-C形の波長分散係数 

波長分散係数D(λ)[単位:ps/(nm・km)]は波長λの変数とし,次の二つの不等式を満たさなければなら

ない。 

1.0 ps/(nm・km)≦Dmin≦|D(λ)|≦Dmax≦10.0 ps/(nm・km) 

1 530 nm≦λ≦1 565 nm 

Dmax−Dmin≦5.0 ps/(nm・km) 

波長分散係数の符号は正又は負となり,1 530 nmから1 565 nmまでの範囲では0にはならない。 

Dmin及びDmaxの値及び符号は,受渡当事者間の協定による。 

E.4.3 SSMD-□-D形の波長分散係数 

波長分散係数D(λ)[単位:ps/(nm・km)]は波長λの変数とし,次の不等式を満たさなければならない。 

29

.3

460

1

90

91

.2

4.20

460

1

90

00

.7

λ

λ

D

λ

 

1 460 nm≦λ≦1 550 nm 

20

.6

550

1

75

06

.5

2.80

550

1

75

97

.2

λ

λ

D

λ

 

1 550 nm≦λ≦1 625 nm 

E.4.4 SSMD-□-E形の波長分散係数 

波長分散係数D(λ)[単位:ps/(nm・km)]は波長λの変数とし,次の不等式を満たさなければならない。 

66

.4

460

1

90

65

.4

64

.0

460

1

90

42

.5

λ

λ

D

λ

 

1 460 nm≦λ≦1 550 nm 

550

1

75

4.12

6.06

550

1

75

3.30

λ

λ

D

λ

 

1 550 nm≦λ≦1 625 nm 

 

E.5 

環境特性 

箇条8参照。 


19 

C 6835:2017  

 

附属書F 

(規定) 

SSME形シングルモード光ファイバ素線 

 

F.1 

概要 

SSME形シングルモード光ファイバ素線は,1 460 nmから1 625 nmまでの波長帯において正の波長分散

係数をもち,この波長帯でマルチチャネル伝送に最適化した広波長域ノンゼロ分散シフト形光ファイバ素

線である。この光ファイバ素線は,1 460 nmから1 625 nmまでの波長帯のCWDM及びDWDM伝送シス

テムに使用できる。 

 

F.2 

寸法 

SSME形シングルモード光ファイバ素線の寸法を,表F.1に示す。 

 

表F.1−SSME形シングルモード光ファイバ素線の寸法 

項目 

規定値 

クラッド径 

μm 

125±1 

クラッド非円率 

2.0以下 

コア偏心量 

μm 

0.8以下 

1次被覆径(無着色)a) 

μm 

235〜255 

1次被覆径(着色)a) 

μm 

235〜265 

クラッド/1次被覆偏心量 

μm 

12.5以下 

ファイバ条長 

km 

(5.2参照) 

注a) 受渡当事者間の合意に基づき,この表中には規定していない,代替の1次被覆径を公称値としてもよい

(表2参照)。 

 

F.3 

機械特性 

箇条6参照。 

 

F.4 

伝送特性 

F.4.1 

概要 

SSME形シングルモード光ファイバ素線の伝送特性を,表F.2に示す。 

 


20 

C 6835:2017  

 

表F.2−SSME形シングルモード光ファイバ素線の伝送特性 

項目 

規定値 

損失 1 460 nm 

dB/km 

0.40以下 

損失 1 550 nm 

dB/km 

0.30以下 

損失 1 625 nm 

dB/km 

0.40以下 

波長分散係数a) 

ps/(nm・km) 

F.4.2参照 

モードフィールド径 1 550 nm b) 

μm 

7.0〜11.0 

モードフィールド径の許容差 

μm 

±0.7 

ケーブルカットオフ波長 

μm 

1 450以下 

曲げ損失 1 625 nm,半径30 mm,100ターン 

dB 

0.50以下 

偏波モード分散(PMD)係数リンク設計値(PMDQ) 

km

ps/

 

(箇条7参照) 

注a) 波長1 460 nm〜1 625 nm以外の領域でラマン増幅を用いる場合,その増幅方法に適合しなければならない。 

b) モードフィールド径の公称値は,受渡当事者間の協定によってこの範囲内で規定する。許容差は,そのと

きの公称値について適用する。 

 

F.4.2 

SSME形の波長分散係数 

波長分散係数D(λ)[単位:ps/(nm・km)]は波長λの変数とし,次の不等式を満たさなければならない。 

60

.4

460

1

90

68

.4

1.00

460

1

90

60

.2

λ

λ

D

λ

 

1 460 nm≦λ≦1 550 nm 

28

.9

550

1

75

72

.4

60

.3

550

1

75

98

.0

λ

λ

D

λ

 

1 550 nm≦λ≦1 625 nm 

 

F.5 

環境特性 

箇条8参照。 

 


21 

C 6835:2017  

 

附属書G 
(規定) 

SSMF・A形シングルモード光ファイバ素線及び 

SSMF・B形シングルモード光ファイバ素線 

 

G.1 

概要 

この附属書ではビル内などのネットワーク終端を含むアクセスネットワーク用に最適化した主要な2種

類の曲げ損失低減形シングルモード光ファイバ素線である,SSMF・A形シングルモード光ファイバ素線及

びSSMF・B形シングルモード光ファイバ素線について記載する。 

この光ファイバ素線は,形名の末尾にそれぞれ“・A1”,“・A2”,“・B2”及び“・B3”と示された四つの

区分があり,O,E,S,C及びLバンド(すなわち,1 260 nm〜1 625 nmまでの波長帯)における使用に

適しており,接続性の改善のためにSSMA・U形シングルモード光ファイバ素線と比べて改善された曲げ損

失及び寸法が厳しい仕様をもつ。 

SSMF・A1及びSSMF・A2は,SSMA・U形シングルモード光ファイバ素線の一部であり,そのためSSMA・

U形シングルモード光ファイバ素線に準拠しており1),同じ伝送特性をもつ。 

注1) “準拠している”とは,ここでは,参照する光ファイバ区分(SSMA・U形シングルモード光フ

ァイバ素線)に規定された特性に適合する,又はそれを上回ることを意味する。 

SSMF・A1は,10 mmの最小曲げ半径の設計に適し,SSMF・A2は,7.5 mmの最小曲げ半径の設計に適し

ている。 

SSMF・B2及びSSMF・B3は,アクセスネットワークの終端の限られた距離(1 000 m未満),特に建物内

又は建物近隣(例えば,建物外のライザーケーブル配線)に使われる傾向がある。しかし,その長さはネ

ットワークオペレータの配置計画による。 

SSMF・B形シングルモード光ファイバ素線は,波長分散特性の面でSSMA・U形シングルモード光ファイ

バ素線に必ずしも準拠してはいないが,アクセスネットワークにおいてはSSMF・A1(及びSSMA・U形シ

ングルモード光ファイバ素線)と体系的に互換性がある2)。 

注2) “互換性がある”とは,ここでは,SSMF・B形シングルモード光ファイバ素線が,その導入に

おいてシステム障害又は配置上の問題が無視できるほどのものであるが,参照する光ファイバ

区分(SSMA・U形シングルモード光ファイバ素線)には準拠していない可能性があることを意

味する。 

SSMF・B2は,7.5 mmの最小曲げ半径の設計に適し,SSMF・B3は,5 mmの最小曲げ半径の設計に適し

ている3)。 

注3) 敷設されている多くのSSMA形シングルモード光ファイバ素線及びSSMA・U形シングルモード

光ファイバ素線は,波長1 625 nmにて,曲げ半径15 mm,10ターンで数dBの曲げ損失が発生

している。 

 

G.2 

寸法 

SSMF・A形シングルモード光ファイバ素線及びSSMF・B形シングルモード光ファイバ素線の寸法を,表

G.1に示す。 

 


22 

C 6835:2017  

 

表G.1−SSMF・A形シングルモード光ファイバ素線及びSSMF・B形シングルモード光ファイバ素線の寸法 

項目 

規定値 

クラッド径 

μm 

125±0.7 

クラッド非円率 

1.0以下 

コア偏心量 

μm 

0.5以下 

1次被覆径(無着色)a) 

μm 

235〜255 

1次被覆径(着色)a) 

μm 

235〜265 

クラッド/1次被覆偏心量 

μm 

12.5以下 

ファイバ条長 

km 

(5.2参照) 

注a) 受渡当事者間の合意に基づき,この表中には規定していない,代替の1次被覆径を公称値としてもよい(表

2参照)。 

 

G.3 

機械特性 

SSMF・A形シングルモード光ファイバ素線及びSSMF・B形シングルモード光ファイバ素線の機械特性を,

表G.2に示す。 

 

表G.2−SSMF・A形シングルモード光ファイバ素線及びSSMF・B形シングルモード光ファイバ素線の 

機械特性 

項目 

規定値 

スクリーニングレベル 

GPa 

0.69以上a) 

被覆除去力(平均) 

1.0〜5.0 

被覆除去力(最大) 

1.0〜8.9 

ファイバカール半径 

2 以上b) 

引張強度(0.5 m) 

GPa 

3.8以上 

動的疲労係数nd 

 

18以上 

注a) 曲げ半径30 mmの下でのファイバの破断確率は曲げ半径が小さくなるにつれ増加する。この用途での光

ファイバの機械的信頼性は光ケーブル構造,敷設方法及び敷設状態に依存する。注意点としては,十分
な耐用年数を保証するために,より高いスクリーニングレベルを規定するなどの追加の制限が必要とな
る場合があることである。敷設中及び敷設後に光ファイバに与えられる環境状態を考慮して,求められ
る信頼性水準に合わせて光ファイバのスクリーニングレベル及び他のパラメータをどのようにするか,
受渡当事者間で合意することが望ましい。 

b) テープ形光ファイバケーブルなどでは,接続の問題によって,4 m以上に規定する場合がある。 

 

G.4 

伝送特性 

SSMF・A形シングルモード光ファイバ素線及びSSMF・B形シングルモード光ファイバ素線の伝送特性を,

表G.3に示す。 

注記 幾つかの規定値を,SSMF・A形シングルモード光ファイバ素線及びSSMF・B形シングルモード

光ファイバ素線では明確にしていない。このことを表G.3では“規定しない”と表示する。 


23 

C 6835:2017  

 

表G.3−SSMF・A形シングルモード光ファイバ素線及びSSMF・B形シングルモード光ファイバ素線の 

伝送特性 

項目 

規定値 

SSMF・A1 

SSMF・A2 

SSMF・B2 

SSMF・B3 

損失 1 310 nm〜1 625 nm a) 

dB/km 

0.40以下 

0.40以下 

0.40以下 

0.40以下 

水素試験後の損失 
1 383 nm±3 nm b) 

dB/km 

0.40以下 

0.40以下 

0.40以下 

0.40以下 

損失 1 550 nm 

dB/km 

0.30以下 

0.30以下 

0.30以下 

0.30以下 

ゼロ分散波長,λ0 

nm 

1 300〜1 324 

1 300〜1 324 

1 250〜1 350 

1 250〜1 350 

ゼロ分散スロープ 

ps/(nm2・km) 

0.092以下 

0.092以下 

0.11以下 

0.11以下 

モードフィールド径 1 310 nm c) 

μm 

8.6〜9.5 

8.6〜9.5 

8.6〜9.5 

8.6〜9.5 

モードフィールド径の許容差 

μm 

±0.4 

±0.4 

±0.4 

±0.4 

ケーブルカットオフ波長 

nm 

1 260以下 

1 260以下 

1 260以下 

1 260以下 

曲げ損失 
1 550 nm,半径15 mm,10ターン 

dB 

0.25以下 

0.03以下 

0.03以下 

規定しない 

曲げ損失 
1 550 nm,半径10 mm,1ターン 

dB 

0.75以下 

0.1以下 

0.1以下 

0.03以下 

曲げ損失 
1 550 nm,半径7.5 mm,1ターン 

dB 

規定しない 

0.5以下 

0.5以下 

0.08以下 

曲げ損失 
1 550 nm,半径5 mm,1ターン 

dB 

規定しない 

規定しない 

規定しない 

0.15以下 

曲げ損失 
1 625 nm,半径15 mm,10ターン 

dB 

1.0以下 

0.1以下 

0.1以下 

規定しない 

曲げ損失 
1 625 nm,半径10 mm,1ターン 

dB 

1.5以下 

0.2以下 

0.2以下 

0.1以下 

曲げ損失 
1 625 nm,半径7.5 mm,1ターン 

dB 

規定しない 

1.0以下 

1.0以下 

0.25以下 

曲げ損失 
1 625 nm,半径5 mm,1ターン 

dB 

規定しない 

規定しない 

規定しない 

0.45以下 

偏波モード分散(PMD)係数リン
ク設計値(PMDQ) 

km

ps/

 

(箇条7参照) (箇条7参照) (箇条7参照) (箇条7参照) 

注記 SSMF・A1形及びSSMF・A2形における1 550 nmの波長領域の波長分散に関しては,波長ごとの線形関数とし

て近似できる。波長1 550 nmの波長分散の典型値は,その波長での分散スロープが0.056 ps/(nm2・km)である
場合,17 ps/(nm・km)となる。 

注a) この波長範囲は,1 260 nmまで広げてもよい。その場合の損失は,1 310 nmの値にレイリー散乱損失による

0.07 dB/kmを加算した値とする。 

b) C.5に規定する水素試験後の平均損失が1 310 nm〜1 625 nmの損失の規定値を超えてはならない。 

c) モードフィールド径の公称値は,受渡当事者間の協定によってこの範囲内で規定する。許容差は,そのとき

の公称値について適用する。 

 

G.5 

環境特性 

箇条8参照。 

 


24 

C 6835:2017  

 

附属書H 
(参考) 

SSMD形シングルモード光ファイバ素線を用いたシステム設計 

 

H.1 概要 

伝送パワー,チャネル間隔,増幅分離,リンク長,ビットレートなどのトレードオフの関係を最適化し

て得たSSMD形光ファイバの波長分散係数の実施例を,表H.1に示す。 

 

表H.1−SSMD形光ファイバの波長1 530 nmから1 565 nmまでの波長分散係数の実施例 

実施例 

波長分散係数の

最小値Dmin 

 

ps/(nm・km) 

波長分散係数の

最大値Dmax 

 

ps/(nm・km) 

符号 

波長分散係数の

典型値 

波長1 550 nm 

ps/(nm・km) 

波長分散スロ
ープの典型値 
波長1 550 nm 

ps/(nm2・km) 

Aサンプル 

1.3 

 5.8 

+ 

3.7 

0.070 

Bサンプル 

2.0 

 6.0 

+ 

4.2 

0.085 

Cサンプル 

2.6 

 6.0 

+ 

4.4 

0.045 

Dサンプル 

5.0 

10.0 

+ 

8.0 

0.058 

Eサンプル 

1.0 

 6.0 

− 

−2.3 

0.065 

 

E.4.3及びE.4.4における波長分散の規定値は,この種類の光ファイバ素線を製造する複数の製造業者の

波長分散係数対波長の平均値及び標準偏差の二つの調査に基づいて決定した。それらの境界曲線は,平均

値±3σ(標準偏差)を全て許容するように設定している。平均値±1σを許容する設定の境界曲線は,シス

テム設計値として有用な場合があるので,H.2及びH.3に示す。 

 

H.2 SSMD-□-D形光ファイバの1σ制限 

複数の製造業者のSSMD-□-D形光ファイバに基づいた平均値±1σの制限を,次に示す。 

60

.2

460

1

90

78

.2

34

.3

460

1

90

94

.6

λ

λ

D

λ

 

1 460 nm≦λ≦1 550 nm 

38

.5

550

1

75

28

.5

6.3

550

1

75

13

.3

λ

λ

D

λ

 

1 550 nm≦λ≦1 625 nm 

注記 光ファイバ素線の形名SSMD-□-D及びSSMD-□-Eの□は,光ファイバの寸法(モードフィー

ルド径/クラッド径)を表す。 

例 SSMD-9/125-D 

 

波長分散係数の素線の規定に関係する3σ制限及びシステム設計に関係する1σ制限を,図H.1に示す。 

 


25 

C 6835:2017  

 

 

図H.1−SSMD-□-D形光ファイバの波長分散係数制限 

 

H.3 SSMD-□-E形光ファイバの1σ制限 

複数の製造業者のSSMD-□-E形光ファイバに基づいた平均値±1σの制限を,次に示す。 

89

.3

460

1

90

56

.4

68

.1

460

1

90

28

.5

λ

λ

D

λ

 

1 460 nm≦λ≦1 550 nm 

45

.8

550

1

75

96

.3

96

.6

550

1

75

05

.3

λ

λ

D

λ

 

1 550 nm≦λ≦1 625 nm 

波長分散係数の素線の規定に関係する3σ制限及びシステム設計に関係する1σ制限を,図H.2に示す。 

 

 

図H.2−SSMD-□-E形光ファイバの波長分散係数制限 


26 

C 6835:2017  

 

附属書I 

(参考) 

分類記号対比表 

 

I.1 

概要 

石英系シングルモード光ファイバ素線のこの規格,IEC規格及びITU-Tの分類記号の対比を,表I.1に

示す。ITU-TにはIEC規格では区別しないケーブル化後の特性(PMDQ)による分類があるため,IEC規

格の一つの分類がITU-Tの複数の分類に対応するものがある。 

 

表I.1−対応国際規格対照表 

JIS 

IEC 

ITU-T 

SSMA 

B1.1 

G.652.A/B 

SSMA・T-□-B 

B1.2̲b 

G.654.B 

SSMA・T-□-C 

B1.2̲c 

G.654.C 

SSMA・T-□-D 

B1.2̲d 

G.654.D 

SSMA・U 

B1.3 

G.652.C/D 

SSMB-□-A 

B2̲a 

G.653.A 

SSMB-□-B 

B2̲b 

G.653.B 

SSMD-□-C 

B4̲c 

G.655.C 

SSMD-□-D 

B4̲d 

G.655.D 

SSMD-□-E 

B4̲e 

G.655.E 

SSME 

B5 

G.656 

SSMF・A1 

B6̲a1 

G.657.A1 

SSMF・A2 

B6̲a2 

G.657.A2 

SSMF・B2 

B6̲b2 

G.657.B2 

SSMF・B3 

B6̲b3 

G.657.B3 

 

注記 光ファイバ素線の形名SSMA・T-□-B,SSMA・T-□-Cなどの□は,光ファイバの寸法(モード

フィールド径/クラッド径)を表す。 

例 SSMA・T-10.5/125-B 

 

 

 

 

 

 

 

 

参考文献 IEC/TR 62316,Guidance for the interpretation of OTDR backscattering traces 

JIS C 6870-2 光ファイバケーブル−第2部:屋内ケーブル−品種別通則 

注記 対応国際規格:IEC 60794-2,Optical fibre cables−Part 2: Indoor cables−Sectional 

specification 


27 

C 6835:2017  

 

附属書JA 

(参考) 

JISと対応国際規格との対比表 

 

JIS C 6835:2017 石英系シングルモード光ファイバ素線 

IEC 60793-2-50:2015,Optical fibres−Part 2-50: Product specifications−Sectional 
specification for class B single-mode fibres 

 

(I)JISの規定 

(II)国際 
規格番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

1 適用範囲  

 

 

一致 

 

− 

2 引用規格  

 

 

 

 

 

 

3 用語及び
定義 

 

 

 

一致 

 

− 

4 種類及び
形名 

 

 

− 

IEC規格に記載なし 

追加 

JIS C 6820に基づき国内で用いて
いる種類及び形名の例を追加。 

JIS個別規格との整合のため。 

5 材料,形
状及び寸法 

5.1 材料及び形状 

 

5.1 

一般事項 

変更 

石英系シングルモード光ファイバ
素線の材料及び形状を詳細に規定。
技術的差異はない。 

旧規格の規定を継続。 

5.2 寸法 

 

5.2 

JISとほぼ同じ 

変更 

寸法に関する試験項目及び試験方
法を規定する表番号を変更。技術的
差異はない。 

旧規格の規定を継続。 

5.3 1次被覆の色 

 

− 

IEC規格に記載なし 

追加 

1次被覆の色について規定。 

製品の標準として必要。IEC 
60793-2第8版に基づいた。 

6 機械特性 機械特性の試験項

目及び要求事項 

 

5.3 

機械特性の要求事項,試
験項目及び試験方法 

変更 

特性の要求事項を規定する表番号
を変更。技術的差異はない。 

要求事項及び試験の規定の仕方が
整理されていないため,旧規格の
構成を踏襲し,要求事項と試験項
目及び試験方法とを分割して規定
した。 

7 伝送特性 伝送特性の試験項

目及び要求事項 

 

5.4 

伝送特性の要求事項,試
験項目及び試験方法 

変更 

8 環境特性 環境特性の試験方

法及び要求事項 

 

5.5 

環境特性の要求事項,試
験項目及び試験方法 

変更 

 

2

 

C

 6

8

3

5

2

0

1

7

 

 

 

 

 


28 

C 6835:2017  

 

(I)JISの規定 

(II)国際 
規格番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

9 試験 

9.1 試験場所の状態 

 

− 

IEC規格に記載なし 

追加 

試験場所の状態について標準大気
条件を規定。 

旧規格の規定を継続。 

9.2 試験項目及び試
験方法 

 

5.3 

機械特性の要求事項,試
験項目及び試験方法 

変更 

試験項目及び試験方法を規定する
表番号を変更。技術的差異はない。 

旧規格の構成を踏襲し,要求事項
と試験項目及び試験方法とを分割
して規定した。 

 

5.4 

伝送特性の要求事項,試
験項目及び試験方法 

変更 

 

5.5 

環境特性の要求事項,試
験項目及び試験方法 

変更 

10 供給形
態及び包装 

 

 

− 

IEC規格に記載なし 

追加 

包装,条長及び製品呼称に関する規
定を追加。 

製品規格として必要。旧規格の規
定を継続。 

11 製品の
呼び方 

 

 

− 

IEC規格に記載なし 

追加 

12 表示 

 

 

− 

IEC規格に記載なし 

追加 

附属書A〜
附属書F
(規定)各
種シングル
モード光フ
ァイバ素線 

寸法,機械特性,伝
送特性及び環境特
性 

 

Annex 
A〜F 

JISとほぼ同じ 

変更 

形名をJISの表記に変更。機械特性
の参照する表番号を変更。環境特性
の参照する表番号を変更。いずれも
技術的差異はない。 

JIS個別規格との整合のため。 
旧規格の構成を踏襲。 

附属書G
(規定)
SSMF形シ
ングルモー
ド光ファイ
バ素線 

寸法,機械特性,伝
送特性及び環境特
性 

 

Annex 

 

一致 

 

− 

 

 

 

2

 

C

 6

8

3

5

2

0

1

7

 

 

 

 

 


29 

C 6835:2017  

 

(I)JISの規定 

(II)国際 
規格番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

附属書H
(参考)
SSMD形シ
ングルモー
ド光ファイ
バ素線を用
いたシステ
ム設計 

システム設計例 

 

Annex 

 

一致 

 

− 

附属書I(参
考) 

 

 

Annex 

 

追加 

参考としてJISと国際規格との素
線記号の対比を追加した。 

JIS個別規格との整合のため。 

 

JISと国際規格との対応の程度の全体評価:IEC 60793-2-50:2015,MOD 

注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。 

− 一致  技術的差異がない。 
− 追加  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
− 変更  国際規格の規定内容を変更している。 

注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。 

− MOD  国際規格を修正している。 

 

2

 

C

 6

8

3

5

2

0

1

7