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C 6820:2018  

(1) 

目 次 

ページ 

序文  1 

1 適用範囲 1 

2 用語及び定義  1 

3 分類 2 

3.1 一般事項  2 

3.2 マルチモード光ファイバ  2 

3.3 シングルモード光ファイバ  4 

3.4 イントラコネクション光ファイバ 5 

3.5 偏波面保存光ファイバ  5 

4 形名 6 

4.1 形名の構成  6 

4.2 記号  7 

5 製品の呼び方  9 

6 試験方法 10 

7 数値の丸め方  10 

8 包装 10 

9 表示 10 

9.1 製品に関する表示  10 

9.2 包装に対する表示  10 

附属書JA(参考)光ファイバに関する用語  11 

附属書JB(参考)マルチモード光ファイバ  16 

附属書JC(参考)シングルモード光ファイバ  17 

附属書JD(参考)JISと対応国際規格との対比表  18 

 

 


 

C 6820:2018  

(2) 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般財団法人光産

業技術振興協会(OITDA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業

規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業

規格である。 

これによって,JIS C 6820:2009は改正され,この規格に置き換えられた。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

 

 


 

 

日本工業規格          JIS 

 

C 6820:2018 

 

光ファイバ通則 

General rules of optical fibers 

 

序文 

この規格は,2017年に第4版として発行されたIEC 60793-1-1及び2015年に第8版として発行された

IEC 60793-2を基とし,マルチモード光ファイバの材質による分類及び光ファイバの形名の付け方が対応

国際規格と異なることに対応し,また,対応国際規格には規定されていない規定項目を日本工業規格とし

て追加するため,技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。 

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JDに示す。また,附属書JA〜附属書JCは対応国際規格には

ない事項である。 

 

適用範囲 

この規格は,光伝送用の光ファイバ素線,光ファイバ心線及び光ファイバコードの一般事項について規

定する。 

注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 

IEC 60793-1-1:2017,Optical fibres−Part 1-1: Measurement methods and test procedures−General 

and guidance 

IEC 60793-2:2015,Optical fibres−Part 2: Product specifications−General(全体評価:MOD) 

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”

ことを示す。 

 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。 

なお,光ファイバの構造関連用語,伝送特性関連用語及び測定関連用語を,附属書JAに示す。 

2.1 

光ファイバ(optical fiber) 

誘電体で作られた,光を伝送する繊維。 

注記 裸光ファイバ,光ファイバ素線,光ファイバ心線及び光ファイバコードの総称をいう。 

2.2 

裸光ファイバ(bare optical fiber) 

ガラスコア及びガラスクラッドだけからなる光ファイバ。 

2.3 

光ファイバ素線(optical fiber) 


C 6820:2018  

 

裸光ファイバのガラスクラッドに直接1層,2層若しくは着色層を含む複数層からなるプラスチックの1

次被覆を施した石英系光ファイバ,コアを石英系ガラスとしクラッドをプラスチックとする光ファイバ,

又はコア及びクラッドを共にプラスチックとする光ファイバ。 

注記 通常,石英系光ファイバの1次被覆は,ガラスクラッド表面を保護するため,裸光ファイバを

紡糸するときに同時に施される。 

2.4 

1次被覆(primary coating) 

裸光ファイバの表面が外界の物体と直接接触して微小きずが発生するのを防ぐため,裸光ファイバに密

着して施す被覆。 

2.5 

2次被覆(secondary coating) 

光ファイバ心線の取扱い時又はケーブル化時の外傷からの保護を目的として,補強及び取扱いを容易に

するために光ファイバ素線の上に施す被覆。 

2.6 

光ファイバ心線(jacketed optical fiber) 

ガラスをコアとする光ファイバ素線の単心又は複数心に2次被覆を施した光ファイバ。 

注記 この2次被覆は,光ファイバ心線を取り扱う(ケーブル化を含む。)ときの外傷からの保護を目

的として施される。 

2.7 

光ファイバコード(optical fiber cord) 

光ファイバ心線上又は全プラスチックマルチモード光ファイバ素線上にプラスチックシースを施した,

抗張力体のある光ファイバ。 

 

分類 

3.1 

一般事項 

光ファイバは,伝搬モード数によって大別し,さらに,3.2〜3.5のように分類する。 

3.2 

マルチモード光ファイバ 

マルチモード光ファイバは,材質又は屈折率分布によって分類する。表1に材質による分類,表2に屈

折率分布による分類を示す。表3にマルチモード光ファイバの分類記号及び種類を示す。 

 

表1−マルチモード光ファイバの材質による分類 

材質による分類 

材質(コア/クラッド) 

石英系 

石英系ガラス/石英系ガラス 

多成分系 

多成分系ガラス/多成分系ガラス 

プラスチッククラッド 

石英系ガラス/プラスチック 

全プラスチック 

プラスチック/プラスチック 


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表2−マルチモード光ファイバの屈折率分布による分類 

屈折率分布による分類 

材質(コア/クラッド) 

屈折率分布パラメータg a) 

グレーデッドインデックス 

石英系ガラス/石英系ガラス 

1≦g<3 

疑似ステップインデックス及び 
ステップインデックス 

石英系ガラス/石英系ガラス 

3≦g<∞ 

ステップインデックス及び 
グレーデッドインデックス 

石英系ガラス/プラスチック 

10≦g<∞ 

1≦g<3 

グレーデッドインデックス及び 
ステップインデックス 

プラスチック/プラスチック 

1≦g<∞ 

注a) 附属書JA参照。 

 

表3−マルチモード光ファイバの分類記号及び種類 

分類記号 

材料による略称 

屈折率分布,寸法及びNAによ

る光ファイバの種類 

IEC分類記号 

(参考) 

SGI 

石英系 

グレーデッドインデックス形 
寸法,帯域などによって,次の
10種類に区別する。 

 

 

 

SGI-50/125-A1a 
SGI-50/125-A1b 
SGI-50/125-A2a 
SGI-50/125-A2b 
SGI-50/125-A3a 
SGI-50/125-A3b 
SGI-50/125-A4a 
SGI-50/125-A4b 

SGI-62.5/125 

SGI-100/140 

A1a.1a 

A1a.1b 

A1a.2a 

A1a.2b 

A1a.3a 

A1a.3b 

A1a.4a 

A1a.4b 

A1b 
A1d 

SSI 

石英系 

ステップインデックス形 

A2 

SQI 

石英系 

疑似ステップインデックス形 

A2 

CSI 

多成分系 

ステップインデックス形 

該当なし 

RSI 

プラスチッククラッド 

ステップインデックス形 
寸法,理論NAなどによって,
次の7種類に区別する。 

 

 

 

RSI-200/300 
RSI-200/380 

RSI-200/230-A 
RSI-200/230-B 
RSI-200/230-C 

RSI-50/230 

RSI-62.5/230 

A3a 
A3b 
A3c 
A3d 
A3e 

A3f 

A3g 

PSI 

全プラスチック 

ステップインデックス形 

PSI-980/1000-A1 

 

A4a.1 

 

全プラスチック 

ステップインデックス形 

PSI-980/1000-A2 

 

A4a.2 

 

全プラスチック 

ステップインデックス形 

PSI-735/750 

 

A4b 

 

全プラスチック 

ステップインデックス形 

PSI-485/500 

 

A4c 


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表3−マルチモード光ファイバの分類記号及び種類(続き) 

分類記号 

材料による略称 

屈折率分布,寸法及びNAによ

る光ファイバの種類 

IEC分類記号 

(参考) 

PSI 

全プラスチック 

ステップインデックス形 

PSI-980/1000-B 

 

A4d 

PGI 

全プラスチック 

グレーデッドインデックス形 

PGI-500/750 

 

A4e 

 

全プラスチック 

グレーデッドインデックス形 

PGI-200/490 

 

A4f 

 

全プラスチック 

グレーデッドインデックス形 

PGI-120/490 

 

A4g 

 

全プラスチック 

グレーデッドインデックス形 

PGI-62.5/245 

 

A4h 

 

3.3 

シングルモード光ファイバ 

シングルモード光ファイバの材質は,石英系に限定されている。表4に石英系シングルモード光ファイ

バの分類記号及び種類を示す。 

 

表4−石英系シングルモード光ファイバの分類記号及び種類 

分類 
記号 

光ファイバの 

種類 

説明 

IEC分類記号 

(参考) 

SMA 

1 310 nmゼロ分
散形 

1 310 nm帯での使用に適しているが,1 550 nm帯及び1 625 nm帯で
も使用可能である光ファイバ。 

B1.1 

SMA・T 

1 550 nmカット
オフシフト形 

1 550 nm帯での低損失伝送に適した1 310 nmゼロ分散形光ファイバ。
波長分散係数及びモードフィールド径によってSMA・T-□-B,SMA・T-
□-C及びSMA・T-□-Dの3種類に区別する。 

B1.2̲b 
B1.2̲c 
B1.2̲d 

SMA・U 

1 310 nmゼロ分
散・低OH形 

伝送波長帯域を拡張した1 310 nmゼロ分散形光ファイバで,1 260 nm
〜1 625 nmの波長機器での伝送に用いられる光ファイバ。 

B1.3 

SMB 

1 550 nm分散シ
フト形 

1 550 nm帯での伝送に適した光ファイバ。寸法の許容差,モードフィ
ールド径及び波長分散係数によってSMB-□-A及びSMB-□-Bの2種
類に区別する。 

B2̲a 
B2̲b 

SMC 

分散フラット形 

広い波長範囲にわたり波長分散が低い光ファイバ。 

該当なし 

SMD 

ノンゼロ分散シ
フト形 

1 550 nm帯の波長多重伝送に適した分散シフト形光ファイバ。分散係
数は,1 530 nm〜1 565 nmの波長帯でゼロとならない。波長分散係数
によってSMB4-□-C,SMB4-□-D及びSMB4-□-Eの3種類に区別す
る。 

B4̲c 
B4̲d 
B4̲e 

SME 

広波長域ノンゼ
ロ分散シフト形 

1 460 nm〜1 625 nmの波長帯での波長多重伝送に適した分散シフト形
光ファイバ。CWDM及びDWDM両システムに用いる。 

B5 

SMF・A 

低OH・曲げ損失
低減形 

1 260 nm〜1 625 nmの波長域での伝送に用いる曲げ損失を低減した光
ファイバ。SMA・Uと同等の伝送特性及び接続特性をもつ。許容曲げ
半径によってSMF・A-□-A1及びSMF・A-□-A2の2種類に区別する。 

B6̲a1 
B6̲a2 

SMF・B 

曲げ損失低減形 

1 310 nm,1 550 nm及び1 625 nm波長での伝送に用いる曲げ損失を低
減した光ファイバ。SMA・Uと異なる接続特性をもつ。ただし,SMF・
Aよりも低い曲げ損失特性である。許容曲げ半径によってSMF・B-□
-B2及びSMF・B-□-B3の2種類に区別する。 

B6̲b2 
B6̲b3 

注記 光ファイバ素線の形名SMB-□-A,SMB-□-Bなどの□は,光ファイバの寸法(モードフィールド径/クラッ

ド径)を表す。 

例 SMB-8/125-A 


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3.4 

イントラコネクション光ファイバ 

イントラコネクション光ファイバは,光コンポーネント及び光システムの中で光部品の間の接続に使用

される。表5にイントラコネクション光ファイバの分類記号及び種類を示す。 

 

表5−イントラコネクション光ファイバの分類記号及び種類 

分類 
記号 

光ファイバの種類 

説明 

IEC分類記号 

(参考) 

ICA 

1 260 nm〜1 625 nmの波長帯
でSMAとの使用に適した光
ファイバ 

ガラス形状及び曲げ損失を最適化したイントラコネク
ション光ファイバ。SMAと比べ,短いファイバカットオ
フ波長をもつ。 

C1 

ICB 

1 260 nm〜1 360 nmの波長帯
での使用に適した光ファイバ 

1 310 nmでの損失を最適化した小モードフィールド径の
イントラコネクション光ファイバ。 

C2-a 
C2-b 

ICC 

1 530 nm〜1 625 nmの波長帯
での使用に適した光ファイバ 

1 550 nmでの損失を最適化した小モードフィールド径の
イントラコネクション光ファイバ。 

C3-a 
C3-b 

ICD 

980 nm波長帯での使用に適し
た光ファイバ 

980 nm伝送を目的としたイントラコネクション光ファ
イバ。 

C4-a 
C4-b 

注記 この表に記載の光ファイバはそれぞれ,クラッド径125 μm及び80 μmの2種類に分類される。 

また,C2,C3及びC4はMFDの大きさによって-a及び-bの2種類のサブカテゴリに分類される。 

 

3.5 

偏波面保存光ファイバ 

偏波面保存光ファイバは,次のパラメータによって分類する。 

表6に偏波面保存光ファイバの分類記号及び種類を示す。 

 

表6−偏波面保存光ファイバの分類記号及び種類 

分類 
記号 

光ファイバの種類 

説明 

IEC分類記号 

(参考) 

PMA 

980 nm伝送に適した偏波面
保存光ファイバ 

980 nm帯の偏波光を保持して伝送するのに適した偏波
面保存光ファイバ。エルビウムドープファイバ増幅器に
使用される。 

D1 

PMB 

1 310 nm伝送に適した偏波面
保存光ファイバ 

1 310 nm帯の偏波光を保持して伝送し,石英系シングル
モード光ファイバと接続するのに適した偏波面保存光フ
ァイバ。 

D2 

PMC 

1 550 nm伝送に適した偏波面
保存光ファイバ 

1 550 nm帯の偏波光を保持して伝送し,石英系シングル
モード光ファイバと接続するのに適した偏波面保存光フ
ァイバ。 

D3 


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形名 

4.1 

形名の構成 

形名の構成は,次の配列による。ただし,該当する項目がない場合及び光ファイバ素線又は心線の数を

表す数字が1の場合は表示せず,順次繰り上げた配列で構成する。 

a) 光ファイバ素線 

 

 

 

 例 

GI 

− 

50/125 

− 

A1 

b) 光ファイバ心線 

 

 

 

 

 例1  

 

− 

GI 

− 

50/125 

− 

J1 

 例2  

 

− 

GI 

− 

50/125 

− 

A1 

 例3  

− 

SMA 

− 

9.3/125 

− 

J1 

 例4  

− 

SMB 

− 

9.3/125 

− 

A1 

 例5  

 

− 

PMA 

− 

9.4/125 

− 

J1 

c) 光ファイバコード 

 

 

 

 

 

 例1 OFC2.8 − 

 

 

− 

GI 

− 50/125 − 

S1 

 例2 OFC2.8 − 

 

 

− 

GI 

− 50/125 − 

J1 

 例3 OFC2.8 − 

 

 

− 

GI 

− 50/125 − 

A1 

 例4 OFC4.4 − 

 

− 

GI 

− 50/125 − 

B2 

 例5 OFC3.5 − 

 

− 

SMA 

− 9.3/125 − 

J2 

 例6 OFC2.0 − 

 

 

− 

PMA 

− 9.4/125 − 

J2 

 

光ファイバの寸
法を表す記号 

4.2.3 

その他必要な事
項を表す記号 

4.2.8 

− 

− 

光ファイバの材
質を表す記号 

4.2.1 

光ファイバの屈折率分
布又は種類を表す記号 

4.2.2 

光ファイバ
の寸法を表
す記号 

4.2.3 

その他必要
な事項を表
す記号 

4.2.8 

− 

− 

2次被覆の
材質を表す
記号 

4.2.4 

光ファイバ
素線の数を
表す記号 

4.2.5 

光ファイバ
の材質を表
す記号 

4.2.1 

光ファイバの屈
折率分布又は種
類を表す記号 

4.2.2 

− 

光ファイ
バの寸法
を表す記
号 

4.2.3 

その他必
要な事項
を表す記
号 

4.2.8 

− 

− 

光ファイ
バコード
を表す記
号 

4.2.6 

− 

光ファイ
バ心線の
数を表す
記号 

4.2.7 

2次被覆
の材質を
表す記号 
 

4.2.4 

光ファイ
バ素線の
数を表す
記号 

4.2.5 

光ファイ
バの材質
を表す記
号 

4.2.1 

光ファイバ
の屈折率分
布又は種類
を表す記号 

4.2.2 

− 


C 6820:2018  

 

4.2 

記号 

4.2.1 

光ファイバの材質 

光ファイバのコア及びクラッドの材質を表す記号は,表7による。 

 

表7−光ファイバの材質を表す記号 

記号 

材質による略称 

材質(コア/クラッド) 

石英系 

石英系ガラス/石英系ガラス 

多成分系 

多成分系ガラス/多成分系ガラス 

プラスチッククラッド 

石英系ガラス/プラスチック 

全プラスチック 

プラスチック/プラスチック 

 

4.2.2 

光ファイバの屈折率分布又は種類 

光ファイバの屈折率分布又は種類を表す記号は,表8による。 

 

表8−光ファイバの屈折率分布又は種類 

記号 

光ファイバの屈折率分布又は種類 

SI 

マルチモードステップインデックス形 

QI 

マルチモード疑似ステップインデックス形 

GI 

マルチモードグレーデッドインデックス形 

SMA 

シングルモード1 310 nmゼロ分散形 

SMA・T 

シングルモード1 550 nmカットオフシフト形 

SMA・U 

シングルモード1 310 nmゼロ分散・低OH形 

SMB 

シングルモード1 550 nm分散シフト形 

SMC 

シングルモード分散フラット形 

SMD 

シングルモードノンゼロ分散シフト形 

SME 

広波長域ノンゼロ分散シフト形 

SMF・A 

曲げ損失低減形 

SMF・B 

曲げ損失低減形 

ICA 

SMA標準形 

ICB 

小モードフィールド径シングルモード1 310 nm伝送用 

ICC 

小モードフィールド径シングルモード1 550 nm伝送用 

ICD 

シングルモード980 nm伝送用 

PMA 

シングルモード980 nm用偏波面保存形 

PMB 

シングルモード1 310 nm用偏波面保存形 

PMC 

シングルモード1 550 nm用偏波面保存形 

 

4.2.3 

光ファイバの寸法 

光ファイバの寸法を表す記号は,コア径(シングルモード光ファイバの場合は,モードフィールド径)

/クラッド径で表し,単位はマイクロメートル(μm)とする。 

なお,小数点以下1桁の数字が0でない場合は,小数点以下1桁を含む数字で表す。 

例1 85/125 

例2 8/125 

例3 9.3/125 

多成分系マルチモード光ファイバ,プラスチッククラッドマルチモード光ファイバ及びクラッド径1 mm


C 6820:2018  

 

の全プラスチックマルチモード光ファイバの場合は,さらに,NAを表す記号を表9によって加える。 

 

表9−NAを表す記号 

光ファイバの種類 

記号 

NA 

例 

多成分系マルチモード光ファイバ 

0.50±0.05 

100/140-L 

0.28±0.03 

プラスチッククラッドマルチモード
光ファイバ 

0.4±0.04 

RSI-200/230-A 

0.35±0.02 

全プラスチックマルチモード光ファ
イバ 

A1 

0.5±0.15 

PSI-980/1000-A1 

A2 

0.485±0.045 a) 

0.3±0.05 

注a) IECにおいて修正提案され,審議中である。 

 

4.2.4 

2次被覆の材質 

2次被覆の材質を表す記号は,表10による。 

 

表10−2次被覆の材質 

記号 

2次被覆の材質 

ポリアミド樹脂 

UV硬化樹脂 

その他のもの 

 

4.2.5 

光ファイバ素線の数を表す記号 

光ファイバ素線の数を表す記号は,光ファイバ心線を構成する光ファイバ素線の数で表す。 

なお,数が1の場合は,省略する。 

4.2.6 

光ファイバコード 

光ファイバコードを表す記号は,OFC□.□とする。 

なお,□.□は,光ファイバコードの外径寸法(単位mm)であり,小数点を含む2数字で表す。 

注記 □.□は光ファイバコードが丸形の場合は,外形寸法で表す。丸形以外の場合は長径寸法で表す。 

4.2.7 

光ファイバ心線の数を表す記号 

光ファイバ心線の数を表す記号は,光ファイバコードを構成する光ファイバ心線の数で表す。 

なお,数が1の場合は,省略する。 

4.2.8 

その他必要事項 

その他必要な事項を表す記号は,表11によって1英大文字,1数字及び1英小文字で表し,個別規格の

規定による。 

なお,光ファイバ心線の規定及び光ファイバ素線の規定,光ファイバコードの規定及び光ファイバ素線

の規定,又は光ファイバコードの規定及び光ファイバ心線の規定が一致する場合は,優先順位が高い個別

規格の記号を用いる。 


C 6820:2018  

 

表11−その他必要な事項を表す記号 

優先順位 

個別規格 

その他必要な事項を表す記号 

1英大文字 

1数字 

1英小文字 

光ファイバ素線 

A,B,C,D,E,F,G,H 

0〜9 

a〜z 

光ファイバ心線 

J,K,L,M,N,P,Q,R 

光ファイバコード 

S,T,U,V,W,X,Y,Z 

 

製品の呼び方 

製品の呼び方は,次の名称又は光ファイバの形名による。 

a) 光ファイバ素線の名称は,光ファイバの分類及び光ファイバの寸法を表す記号とする。光ファイバ素

線の分類は,箇条4の分類に示した光ファイバ形名の語尾に“素線”を付記したもので表す。 

なお,光ファイバの屈折率分布又は種類を付記する場合は,マルチモードステップインデックス形,

マルチモード疑似ステップインデックス形,マルチモードグレーデッドインデックス形,シングルモ

ード1 310 nmゼロ分散形,シングルモード1 550 nmカットオフシフト形,シングルモード1 310 nm

ゼロ分散・低OH形,シングルモード1 550 nm分散シフト形,シングルモード分散フラット形又はシ

ングルモードノンゼロ分散シフト形を光ファイバの前に入れるか,又はそれぞれの記号であるSI形,

QI形,GI形,SMA形,SMA・T形,SMA・U形,SMB形,SMC形又はSMD形を光ファイバの後に

( )を付けて付記する。また,偏波面保存光ファイバの屈折率分布又は種類を付記する場合は,シ

ングルモード980 nm用偏波面保存光ファイバ,シングルモード1 310 nm用偏波面保存光ファイバ又

はシングルモード1 550 nm用偏波面保存光ファイバを付記するか,それぞれの記号であるPMA形,

PMB形又はPMC形を光ファイバの後に( )を付けて付記する。 

b) 光ファイバ心線の名称は,単心の素線から構成される場合は,2次被覆の材質,被覆光ファイバ心線

及び光ファイバ素線の形名とする。また,複数の素線から構成される場合は,構成の方法を表す形1),

素線数,光ファイバ心線及び光ファイバ素線の形名とする。 

注1) 構成の方法を表す形には,テープ形などがある。 

c) 光ファイバコードの名称は,光ファイバコード,外径及び光ファイバ心線の形名とする。ただし,複

数の心線から構成される光ファイバコードの場合は,心線数,光ファイバコード,外径及び光ファイ

バ心線の形名とする。 

例1 光ファイバ素線の場合 

 

名称:石英系マルチモード光ファイバ素線(GI形)50/125 

 

光ファイバの形名:SGI-50/125 

例2 光ファイバ心線の場合 

 

名称:ポリアミド樹脂被覆光ファイバ心線SGI-50/125 

 

光ファイバの形名:Y-SGI-50/125 

例3 テープ形光ファイバ心線の場合 

 

名称:テープ形4心光ファイバ心線SSMA-9.5/125 

 

光ファイバの形名:U 4-SSMA-9.5/125 

例4 光ファイバコードの場合 

 

名称:光ファイバコード2.8-Y-SGI-50/125 

 

光ファイバの形名:OFC 2.8-Y-SGI-50/125 


10 

C 6820:2018  

 

例5 2心光ファイバコードの場合 

 

名称:2心光ファイバコード4.4-Y-SGI-50/125 

 

光ファイバの形名:OFC 4.4-2Y-SGI-50/125 

 

試験方法 

試験は,個別規格の規定による。 

 

数値の丸め方 

測定結果の有効桁数が合否判定基準で要求されているよりも多い場合,数値の丸め方として一般的に使

用される“四捨五入”に従い2),端数処理して報告するものとする。端数処理する場合には,有効桁数の

次の一桁だけを使用して数値を丸める。 

例1 最大損失として0.22 dB/kmが要求される場合,0.224 dB/km以下が合格,0.225 dB/km以上が不

合格となる。 

例2 ±0.05 dBが要求される場合,−0.054 dBから+0.054 dBまでが合格となる。 

例3 コア偏心量として最大0.6 μmが要求される場合,0.64 μm以下が合格となる。 

注2) JIS Z 8401の規則Bを参照。 

 

包装 

光ファイバの取扱い及び出荷用包装装備は,次の要求事項に適合しなければならない。 

a) 光ファイバを,輸送及び特定環境条件に耐える巻付けにする。 

b) 光ファイバを包装装備から外さなくても,光ファイバの構造パラメータ及び伝送特性が測定できるか

どうかを表示する。 

c) ボビンの寸法を表示する。 

d) 要望によって,光ファイバボビンの取扱いに関するガイドラインを表示してもよい。 

e) 要望によって,製品安全性及び廃却方法に関する情報を表示してもよい。 

 

表示 

9.1 

製品に関する表示 

製品には,個別規格に規定する事項を容易に消えない方法で表示する。 

9.2 

包装に対する表示 

包装の表面に,次の事項を容易に消えない方法で表示する。 

a) 名称又は光ファイバの形名の記号 

b) 長さ 

c) 製造年月日 

d) 製造業者名又はその略号 


11 

C 6820:2018  

 

附属書JA 

(参考) 

光ファイバに関する用語 

 

IEC 61931:1998を基に光ファイバに関する用語を記載する。 

 

JA.1 構造関連用語 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

1001 

コア 

光パワーの大部分を閉じ込めて伝送する光ファイバの中心
部分。 

core 

1002 

クラッド 

コアを取り囲んでいるコアよりも屈折率の低い誘電材料で
構成する部分。 

cladding 

1003 

コア領域 
 

 

定量的に次の式で示す屈折率n3で囲まれる光ファイバの断
面部分。 

n3=n2+k (n1−n2) 

ここに, n1: コアの最大屈折率 
 

n2: クラッドの屈折率 

 

k: 0.05(マルチモード光ファイバの場合) 

 

 0.5(シングルモード光ファイバの場合) 

core area 

1004 

コア径 

コア領域の外周を最もよく近似する円の直径。 

core diameter 

1005 

コア中心 

コア領域の外周を最もよく近似する円の中心。 

core center 

1006 

コア径偏差 

公称コア径と実際のコア径との差を,公称コア径に対する
百分率で表した値。 

core diameter 

tolerance 

1007 

コア公差領域 

コア中心に中心をもち,コア領域に外接する円と,それと
同心でコア領域内に内含される最大の円との間の領域。 

core tolerance field 

1008 

コア非円率 

コア公差領域を定義する二つの円の直径の差をコア径に対
する百分率で表した値。 

non-circularity of 

core 

1009 

クラッド径 

クラッド表面を最もよく近似する円の直径。 

cladding diameter 

1010 

クラッド中心 

クラッド表面を最もよく近似する円の中心。 

cladding center 

1011 

クラッド径偏差 

公称クラッド径と実際のクラッド径との差を,公称クラッ
ド径に対する百分率で表した値。 

cladding diameter 

tolerance 

1012 

クラッド公差領域 

クラッド中心に中心をもち,クラッド表面に外接する円と,
それと同心でクラッド表面に内含される最大の円との間の
領域。 

cladding tolerance 

field 

1013 

クラッド非円率 

クラッド公差領域を定義する二つの円の直径の差を,クラ
ッド径に対する百分率で表した値。 

non-circularity of 

cladding 

1014 

コア/クラッド偏心率 

コア中心とクラッド中心との距離を,コア径に対する百分
率で表した値。 

core/cladding 

concentricity error 

1015 

屈折率分布 

光ファイバの直径に沿った屈折率の分布形状。 

refractive index 

profile 


12 

C 6820:2018  

 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

1016 

屈折率分布パラメータ 

次の式で示す規格化された屈折率分布でのパラメータg。 

δ (X)=1−Xg 

ここに, 

)1(

)0(

)1(

)

(

)

(

n

n

n

X

n

X

 

 

n (X):Xでの屈折率 

 

)

0(

a

r

a

r

X

 

 

a: コア半径 

 

r: コア中心からの距離 

profile parameter 

1017 

ステップインデックス

形光ファイバ 

屈折率分布パラメータgが10≦g<∞の屈折率分布をもつ
光ファイバ。 

step index optical 

fiber 

1018 

疑似ステップインデッ

クス形光ファイバ 

屈折率分布パラメータgが3≦g<10の屈折率分布をもつ光
ファイバ。 

quasi-step index 

optical fiber 

1019 

グレーデッドインデッ

クス形光ファイバ 

屈折率分布パラメータgが1≦g<3の屈折率分布をもつ光
ファイバ。 

graded index optical 

fiber 

1020 

最大理論NA 

グレーデッドインデックス形マルチモード光ファイバにお
いて,コア及びクラッドの屈折率値を用いて計算した開口
数(NA)の理論値。次の式によって表す。 

NAth=(n12−n22)1/2 

ここに, NAth: 最大理論NA 
 

n1: コアの最大屈折率 

 

n2: クラッドの屈折率 

光ファイバのコアからの放射光の射出(又は入射)角度を
2θとしたとき,次の式によって表す。 

NAth=sinθm 

ここに, NAth: 最大理論NA 
 

θm: 光ファイバから放出される最大子午

線角 

maximum theoretical 

numerical aperture 

1021 

理論NA 

ステップインデックス形マルチモード光ファイバのコア及
びクラッドの屈折率値を用いて計算した開口数(NA)の理
論値。次の式によって表す。 

NAth=(n12−n22)1/2 

ここに, NAth: 理論NA 
 

n1: コアの屈折率 

 

n2: クラッドの屈折率 

注記 ステップインデックス形全プラスチックマルチモー

ド光ファイバにおける屈折率の測定波長は,通常633 
nm又は650 nmとする。 

theoretical numerical 

aperture 

1022 

開口数,NA 

光ファイバのコアから出射(又はコア内へ入射)する最大
円すい状光線の頂点の角度を2θとし,光ファイバが存在す
る媒質の屈折率をnとするとき,n sin θの値。 

最大円すい状光線は,出射強度が最大値の5 %となる円

すい状光線で定義する。 
注記1 光ファイバが存在する媒質が空気の場合は,nは1

としてもよい。 

注記2 NAは,最大理論NAよりも,一般には,5 %〜7 %

小さな値となる。 

numerical aperture 


13 

C 6820:2018  

 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

1023 

モードフィールド径 

伝搬モードの電界分布の広がり。モードフィールド径
(MFD)は,ファーフィールド領域ではファーフィールド
電界分布Pm(θ),ナイフエッジ伝送関数K(x),並びにアパ
ーチャ伝達関数(complementary aperture power transmission 
function)a(θ) から,及びニアフィールド領域ではニアフィ
ールドパターンf 2(r)[f(r) は電界分布]から,決定される。 

mode field diameter 

1024 

モードフィールド中心 

シングルモード光ファイバのLP01モードの電界分布の中心 mode field center 

1025 

モードフィールド偏心

量 

モードフィールド中心とクラッド中心との距離。 

mode field 

concentricity error 

1026 

1次被覆 

裸光ファイバの表面が外界の物体と直接接触して微小きず
が発生するのを防ぐため,裸光ファイバに密着して施す被
覆。 

primary coating 

1027 

2次被覆 

補強及び取扱いを容易にするために,光ファイバ素線の上
に施す被覆。 

secondary coating 

1028 

構造パラメータ 

光ファイバの寸法,屈折率分布などの構造に関わるパラメ
ータ。 

structural parameter 

1029 

プルーフテストレベル 

巻取り工程において,光ファイバに連続して短時間張力を
加えるプルーフテスト(強度試験)の試験条件。 

prooftest level 

1030 

だ(楕)円コア形偏波面

保存光ファイバ 

コアをだ円状にすることによって屈折率分布を非軸対称形
とし,二つの偏波モード間の結合を小さくした光ファイバ。 

elliptical core 

polarization-main- 
taining optical fiber 

1031 

PANDA形偏波面保存光

ファイバ 

コア近傍に円形の応力付与部を設け,コアに非軸対称な応
力分布をもたせることによって,二つの偏波モード間の結
合を小さくした光ファイバ。 
PANDAは,Polarization-maintaining AND Absorption-reducing
の略称である。 

polarization- 

maintaining optical 
fiber of PANDA 
profile 

1032 

だ円ジャケット形偏波

面保存光ファイバ 

クラッドをだ円にすることによって,コアに非軸対称な応
力分布をもたせ,二つの偏波モード間の結合を小さくした
光ファイバ。 

elliptical jacket 

polarization-mainta
ining optical fiber 

 

JA.2 伝送特性関連用語 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

2001 

マルチモード光ファイ

バ 

対象となる波長で二つ以上の伝搬モードを伝搬する光ファ
イバ。 

multimode optical 

fiber 

2002 

シングルモード光ファ

イバ 

対象となる波長で最低次の伝搬モードだけを伝搬する光フ
ァイバ。 

single-mode optical 

fiber 

2003 

損失 

長さL(km)離れた二つの位置1,2間の波長λにおける光
ファイバの損失(又は,減衰量)。 

損失A(λ) は,次の式で表す。 

1

2

10

log

10

)

(

P

P

A

(dB) 

ここに, P1: 近端位置1を通過する光パワー 
 

P2: 遠端位置2を通過する光パワー 

均一な単位長さL(km)当たりの光ファイバの波長λにお
ける減衰定数(attenuation coefficient)α(λ) は,次の式で表
す。 

L

A)

(

)

(

(dB/km) 

attenuation,  
loss 


14 

C 6820:2018  

 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

2004 

(光ファイバの)帯域 

ベースバンド伝達関数の大きさが,ゼロ周波数での値に対
してある定められた値(6 dB)に減少する周波数。帯域幅
の広い光ファイバほどパルス光の広がりが小さくなる。主
にマルチモード光ファイバの伝送特性評価によく用いる。 

bandwidth (of an 

optical fiber) 

2005 

波長分散 

材料分散と構造分散との和。シングルモード光ファイバの
パルス広がり量は波長分散によって支配される。また,定
量的な表示は波長分散係数(chromatic dispersion coefficient)
で表し,光源波長の単位波長当たりの変化に対して生じる
パルス光の遅れを単位ファイバ長に対して示す。通常,単
位はps/(nm・km) で表す。 

chromatic dispersion 

2006 

ゼロ分散波長 

波長分散係数がゼロとなる波長。 

zero-dispersion 

wavelength 

2007 

ゼロ分散スロープ 

ゼロ分散波長において,波長に対する波長分散係数の傾き。
通常,単位はps/(nm2・km) で表す。 

zero-dispersion slope 

2008 

カットオフ波長 

各モードが実質的に均一に励振されたとき,励振された高
次モードを含む全パワーと基本モードのパワーとの比率が
規定値未満となる波長。シングルモード光ファイバでは,
LP01モードだけがシングルモード伝送する境目の波長をい
う。カットオフ波長は,光ファイバの形状,長さ及び測定
条件によって値が変わるため,高次のモード(LP11モード)
が伝搬しなくなる波長を推定した理論カットオフ波長
(theoretical cut-off wavelength)はあまり有用でなく,光フ
ァイバの曲げ損失特性から測定する実効カットオフ波長
(effective cut-off wavelength)を用いる。このカットオフ波
長には,3タイプ(ケーブルカットオフ波長,ファイバカ
ットオフ波長及びジャンパケーブルカットオフ波長)の定
義がある。 

cut-off wavelength 

2009 

ケーブルカットオフ波

長 

両端から1 mのケーブル構造を取り去った全長22 mの光フ
ァイバケーブルを用い,両端1 mの部分を半径40 mmに巻
いた状態で測定したカットオフ波長。量記号は,λccで表す。
代替測定法として22 mの光ファイバを用い全体を半径140 
mm以上に巻き,両端を半径40 mmに巻いた状態で測定す
る方法もある。ただし,事前に光ファイバケーブルを用い
たデータとの整合性を確認する必要がある。 

cable cut-off 

wavelength λcc 

2010 

ファイバカットオフ波

長 

長さ2 mのシングルモード光ファイバを,半径140 mmに
緩く1回巻き付けた状態で測定したカットオフ波長。量記
号はλcで表す。 

fiber cut-off 

wavelength λc 

2011 

ジャンパケーブルカッ

トオフ波長 

2 mの長さの光ファイバジャンパケーブルを半径x mm(例
えば,76 mm)に緩く1回巻き付けた状態で測定したカッ
トオフ波長。量記号はλcjで表す。 

jumper cable cut-off 

wavelength λcj 

2012 

偏波面保存光ファイバ 

二つの直交する直線偏波モード(HE11x及びHE11y)間の結
合を極力小さくして,実用十分な距離にわたって両偏波モ
ードを安定に伝搬できるようにした複屈折率光ファイバ。 
“偏波面保存光ファイバ”は“偏波保持光ファイバ”とも
呼称される。 

polarization- 

maintaining optical 
fiber 

2013 

偏波クロストーク 

偏波面保存光ファイバにおいて,二つの直交する直線偏波
モード間での結合度合いで,入力端で一方のモードに励振
された光電力とその光電力のうち出力端までに他方のモー
ドに漏れ出した光電力との比。通常,単位はdB/100 mで表
す。 

polarization crosstalk 


15 

C 6820:2018  

 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

2014 

ビート長 

偏波面保存光ファイバにおいて,二つの直交する直線偏波
モードが同時に励振された場合,両偏波モードの位相定数
の差によって,合成光波の偏波状態が長手方向に周期的に
変化するときの1周期の長さ。ビート長が短いほど偏波面
保存能力は高い。 

beat length 

 

JA.3 測定関連用語 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

3001 

基準測定方法 

光ファイバの規格に定められた特性を定義どおり厳密に測
定する方法であり,基準として定められた測定方法。 

reference test method 

3002 

代替測定方法 

光ファイバの規格に定められた特性を測定する方法であっ
て,基準測定方法に対する代替として定められた測定方法。 

alternative test 

method,  

practical test method 

3003 

モードフィルタ 

ある特定の一つ以上のモードを,選択又は除去するもの。 mode filter 

3004 

モードスクランブラ 

光ファイバ内の複数のモード間で光パワーの相互伝達を引
き起こし,実効的にモードをスクランブルする装置。 

mode scrambler 

3005 

クラッドモード除去器 

クラッドモードが放射モードに変換されるのを促進する装
置。 

cladding mode 

stripper 

3006 

カットバック法 

被測定光ファイバの入射端から1 m〜5 mの長さで,被測定
光ファイバを切断し,その端面からの光パワーを測定して,
これを基準(レファレンス)とする光ファイバ損失測定方
法。 

cut-back method 

3007 

挿入損失法 

光源と光パワーを測定する検出装置との間に被測定光ファ
イバを挿入し,挿入前後の光パワー差から光ファイバの損
失を測定する方法。 

insertion loss method 

3008 

OTDR法 

光ファイバの損失を,光ファイバ内を伝搬する光パルスか
ら後方に散乱された光から測定する方法。 

optical time-domain 

reflectometry 

 

JA.4 伝送方式関連用語 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

4001 

WDM 

伝送媒体において,個々の波長がそれぞれ独立した信号を
割り当てられる多重化技術。波長多重度の低いものをC
(Coarse)WDM,波長多重度の高いものをD(Dense)WDM
という。 

wavelength division 

multiplexing 

 


16 

C 6820:2018  

 

附属書JB 

(参考) 

マルチモード光ファイバ 

 

JB.1 マルチモード光ファイバのカテゴリ 

マルチモード光ファイバのカテゴリ及び対応国際規格でのカテゴリを,表JB.1に記載する。 

 

表JB.1−マルチモード光ファイバのカテゴリ 

JIS形名 

IEC形名(参考) 

カテゴリ 

サブカテゴリ 

モデル 

カテゴリ 

サブカテゴリ 

モデル 

SGI- グレーデッドインデックスファイバ 
 

(ガラスコア/ガラスクラッド) 

A1- Graded index fibre  
 

(Glass core/glass cladding) 

 

SGI-50/125 

SGI-50/125-A1a 
SGI-50/125-A1b 

 

A1a 

A1a.1a 
A1a.1b 

SGI-50/125-A2a 
SGI-50/125-A2b 

A1a.2a 
A1a.2b 

SGI-50/125-A3a 
SGI-50/125-A3b 

A1a.3a 
A1a.3b 

SGI-50/125-A4a 
SGI-50/125-A4b 

A1a.4a 
A1a.4b 

SGI-62.5/125 

A1b 

SGI-100/140 

A1d 

SQI及びSSI- ステップインデックスファイバ 
 

(ガラスコア/ガラスクラッド) 

A2- Step and quasi-step index fibre 
 

(Glass core/glass cladding) 

 

SQI及びSSI 

 

A2a 

SQI及びSSI 

A2b 

SQI及びSSI 

A2c 

RSI- ステップインデックスファイバ 
 

(ガラスコア/プラスチッククラッド) 

A3- Step index fibre or graded index fibre 
 

(Glass core/plastic cladding) 

 

 

 

RSI-200/300 

 

A3a 

RSI-200/380 

A3b 

RSI-200/230-A 

A3c 

RSI-200/230-B 

A3d 

RSI-200/230-C 

A3e 

RSI-50/230 

A3f 

RSI-62.5/230 

A3g 

PSI- ステップインデックスファイバ 
 

(プラスチックファイバ) 

A4- Step, multi-step, or graded index fibre 
 

(Plastic core/plastic cladding) 

 

PSI-980/1000 

PSI-980/1000-A1 

 

A4a 

A4a.1 

PSI-980/1000-A2 

A4a.2 

PSI-735/750 

A4b 

PSI-485/500 

A4c 

PSI-980/1000-B 

A4d 

PGI- グレーデッドインデックスファイバ 
 

(プラスチックファイバ) 

 

 

PGI-500/750 

 

A4e 

PGI-200/490 

A4f 

PGI-120/490 

A4g 

PGI-62.5/245 

A4h 


17 

C 6820:2018  

 

附属書JC 

(参考) 

シングルモード光ファイバ 

 

JC.1 シングルモード光ファイバのカテゴリ 

シングルモード光ファイバのカテゴリ及び対応国際規格でのカテゴリを,表JC.1に記載する。 

 

表JC.1−シングルモード光ファイバのカテゴリ 

JIS形名 

IEC形名(参考) 

カテゴリ 

サブカテゴリ 

モデル 

カテゴリ 

サブカテゴリ 

モデル 

SMA 1 310 nmゼロ分散形 

B1.1−Dispersion unshifted 

SMA・T 1 550 nmカットオフシフト形 

B1.2−Cut-off shifted 

 

SMA・T-□-B 

 

B1.2̲b 

SMA・T-□-C 

B1.2̲c 

 

SMA・T-□-D 

 

B1.2̲d 

SMA・U 1 310 nmゼロ分散・低OH形 

B1.3−Extended band 

SMB 1 550 nm分散シフト形 

B2−Dispersion shifted 

 

SMB-□-A 

 

B2̲a 

SMB-□-B 

B2̲b 

SMC 分散フラット形 

該当なし 

SMD ノンゼロ分散シフト形 

B4−Non-zero dispersion shifted 

 

SMB4-□-C 

 

B4̲c 

SMB4-□-D 

B4̲d 

SMB4-□-E 

B4̲e 

SME 広波長域ノンゼロ分散シフト形 

B5−Wideband non-zero dispersion shifted 

SMF・A 低OH・曲げ損失低減形 

B6−Bending loss insensitive 

 

SMF・A-□-A 

SMF・A-□-A1 

 

B6̲a 

B6̲a1 

SMF・A-□-A2 

B6̲a2 

SMF・B 曲げ損失低減形 

 

 

SMF・B-□-B 

SMF・B-□-B2 

B6̲b 

B6̲b2 

SMF・B-□-B3 

B6̲b3 

注記 光ファイバ素線の形名SMB-□-A,SMB-□-Bなどの□は,光ファイバの寸法(モードフィールド径/

クラッド径)を表す。 

例 SMB-8/125-A 

 

 

 

 

参考文献 JIS Z 8401 数値の丸め方 

注記 この規格は,ISO 80000-1,Quantities and units−Part 1: GeneralのAnnex B(Rounding of 

numbers)を基にしている。 

IEC 60793-2-70:2017,Optical fibres−Part 2-70: Product specifications−Sectional specification for 

polarization-maintaining fibres 

IEC/TR 61931:1998,Fibre optic−Terminology 


18 

C 6820:2018  

 

附属書JD 

(参考) 

JISと対応国際規格との対比表 

 

JIS C 6820:2018 光ファイバ通則 

IEC 60793-1-1:2017,Optical fibres−Part 1-1: Measurement methods and test procedures
−General and guidance 
IEC 60793-2:2015,Optical fibres−Part 2: Product specifications−General 

 

(I)JISの規定 

(II)国際規格 
番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

1 適用範囲 適用範囲 

IEC 60793-1-1 
IEC 60793-2 


適用範囲 

追加 

JISでは素線に加え,心線及びコー
ドの一般事項を規定している。 

JIS個別規格との整合のため。 

2 用語及び
定義 

用語及び定義 

IEC 60793-1-1 
IEC 60793-2 


用語及び定義 
用語及び定義 

追加 

JISでは素線に加え,心線,コード,
1次被覆及び2次被覆の定義を規定
している。 

JIS個別規格との整合のため。 

3 分類 

分類 

IEC 60793-1-1 
IEC 60793-2 


カテゴリ 
構成 

追加 

JISには多成分系マルチモード光フ
ァイバ,SMC光ファイバ及び偏波
面保存光ファイバを追加している。 

JIS個別規格との整合のため。 

4 形名 

形名 

− 

− 

− 

追加 

形名についてはJIS体系に従う。 

JISで普及した形名を使用。 

5 製品の呼
び方 

製品の呼び方 

− 

− 

− 

追加 

名称についてはJIS体系に従う。 

JISで普及した名称を使用。 

6 試験方法 試験方法 

IEC 60793-1-1 1 

 

一致 

 

− 

7 数値の丸
め方 

数値の丸め方 

IEC 60793-1-1 4 

 

一致 

 

− 

8 包装 

包装 

IEC 60793-1-1 10 

 

一致 

 

− 

9 表示 

表示 

− 

− 

− 

追加 

− 

従来のJIS記載を継続。 

附属書JA 
(参考) 
光ファイバ
に関する用
語 

光ファイバに関
する用語 

− 

− 

− 

追加 

全プラスチックマルチモード光フ
ァイバで使用される理論NAを追
加している。 

JIS個別規格との整合のため,IEC 
61931:1998の箇条2を基に記載。 

 

3

 

C

 6

8

2

0

2

0

1

8

 

 

 

 

 


19 

C 6820:2018  

 

(I)JISの規定 

(II)国際規格 
番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

附属書JB 
(参考) 
マルチモー
ド光ファイ
バ 

マルチモード光
ファイバのカテ
ゴリのJISと
IEC規格との対
比 

 

 

− 

追加 

マルチモード光ファイバに関する
JIS−IEC規格のカテゴリ対比表で
あり,技術的差異はない。 

− 

附属書JC 
(参考) 
シングルモ
ード光ファ
イバ 

シングルモード
光ファイバのカ
テゴリのJISと
IEC規格との対
比 

 

 

− 

追加 

シングルモード光ファイバに関す
るJIS−IEC規格のカテゴリ対比表
であり,技術的差異はない。 

− 

 

JISと国際規格との対応の程度の全体評価:(IEC 60793-1-1:2017,IEC 60793-2:2015,MOD) 

注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。 

− 一致  技術的差異がない。 
− 追加  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 

注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。 

− MOD  国際規格を修正している。 

 

 

3

 

C

 6

8

2

0

2

0

1

8