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C 6485:2008

(1)

目  次

ページ

序文

1

1  適用範囲

1

2  引用規格

1

3  銅張積層板の種類

2

4  材料及び構成

2

4.1  樹脂

2

4.2  金属はく

2

4.3  基材

3

5  ロゴマーク

3

6  電気的特性

3

7  非電気的特性

3

7.1  銅はく面の外観

3

7.2  銅張積層板面の外観

4

7.3  銅張積層板の銅はくを含む厚さ

5

7.4  反り及びねじれ

5

7.5  銅はくの接着に関する特性

6

7.6  打抜き加工性

6

7.7  寸法安定性

6

7.8  シート寸法

6

7.9  カット材

6

8  銅はくを完全に除去した後の非電気的特性

7

8.1  外観

7

8.2  曲げ強さ

7

8.3  耐燃性

7

8.4  吸水率

8

8.5  ミーズリング(measling

8

8.6  ガラス転移温度及び硬化度

8

9  包装及び表示

8

10  注文情報

9

附属書 JA(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

10

 
 


 
C 6485:2008

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本電子

回路工業会(JPCA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準

調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS C 6485:1997 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は

もたない。


日本工業規格

JIS

 C

6485

:2008

プリント配線板用銅張積層板−紙基材フェノール樹脂

Base materials for printed circuits−Paper base, phenolic resin

序文

この規格は,2005 年に第 1 版として発行された IEC 61249-2-1 及び IEC 61249-2-2 を基に,技術的内容

を変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一

覧表にその説明を付けて,

附属書 JA に示す。

1

適用範囲

この規格は,厚さが 0.8 mm∼3.2 mm の一般品及び高絶縁品の紙基材フェノール樹脂銅張積層板につい

て規定する。

注記 1  この規格は,銅張積層板の特性について規定するものであるが,その特性にかかわる規定は,

製品のもつべき値を示すものであり,この規格によって適合性評価を行うことは意図してい

ない。

注記 2  この規格の対応国際規格を,次に示す。

IEC 61249-2-1:2005,Materials for printed boards and other interconnecting structures−Part 2-1:

Reinforced base materials,clad and unclad−Phenolic cellulose paper reinforced laminated sheets,

economic grade,copper clad

IEC 61249-2-2:2005,Materials for printed boards and other interconnecting structures−Part 2-2:

Reinforced base materials,clad and unclad−Phenolic cellulose paper reinforced laminated sheets,

high electrical grade,copper-clad

(全体評価:MOD)

なお,対応の程度を表す記号(MOD)は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,修正していること

を示す。

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS C 6481  プリント配線板用銅張積層板試験方法

JIS C 6515  プリント配線板用銅はく

注記  対 応 国 際 規 格 : IEC 61249-5-1 , Materials for interconnection structures − Part 5: Sectional

specification set for conductive foils and films with and without coatings−Section 1: Copper foils



C 6485:2008

(for the manufacture of copper-clad base materials)(IDT)

IEC 60194,Printed board design,manufacture and assembly−Terms and definitions

IEC 61189-2,Test methods for electrical materials, printed boards and other interconnection structures and

assemblies−Part 2: Test methods for materials for interconnection structures

3

銅張積層板の種類

銅張積層板は,電気的特性によって,一般品及び高絶縁品に区分する。

3.1

一般品

一般品は,耐燃性によって区分し,その種類は,

表 1-1 による。これらの耐燃性のグレードは,表 11-2

によって,FV-0 又は FV-1 の 2 種類とする。

表 1-1−銅張積層板の種類(一般品)

耐燃性

材料区分

グレードの区分

規定しない 61249-2-1-1

FV-0

耐燃品 61249-2-1-2

FV-1

材料区分 61249-2-1-1  耐燃性が不要であるもの(8.3.1 参照) 
材料区分 61249-2-1-2  耐燃性によって区分される(垂直燃焼試験)

8.3.3 参照)

3.2

高絶縁品

高絶縁品は,耐燃性によって区分し,その種類は,

表 1-2 による。これらの耐燃性のグレードは,表 11-2

によって FV-0 又は FV-1 の 2 種類とする。

表 1-2−銅張積層板の種類(高絶縁品)

耐燃性

材料区分

グレードの区分

規定しない 61249-2-2-1

61249-2-2-2 

 

FV-0

耐燃品

61249-2-2-3 

FV-1

材料区分 61249-2-2-1  耐燃性が不要であるもの(8.3.1 参照)

材料区分 61249-2-2-2  耐燃性によって区分される(水平燃焼試験)

8.3.2 参照)

材料区分 61249-2-2-3  耐燃性によって区分される(垂直燃焼試験)

8.3.3 参照)

4

材料及び構成

銅張積層板は,次によって片面又は両面に銅はくを付けた絶縁材料によって構成する。IEC 60194 の用

語及び定義を参照。

4.1

樹脂

変性又は未変性のフェノール樹脂

4.2

金属はく

JIS C 6515 に規定する銅はく(銅張積層板用)。JIS C 6515 に規定する延性・展性をもつ電解銅はくが望

ましい。


3

C 6485:2008

4.3

基材

紙(検討中,将来はこの規格群で規定される。

5

ロゴマーク

銅張積層板には,次によってそれぞれの製造業者を特定するマークを入れてもよい。

a)  色は,黒又は材料の色と識別できる色とする。

b)  マークの繰返し間隔(空白からマークの遠い方の点までの距離)は,受渡当事者間の協定による。

c)  機械に材料を供するときの機械方向の表示は,受渡当事者間の協定による。

6

電気的特性

銅張積層板の電気的特性は,

表 による。

表 2−電気的特性

特性値

特性

試験方法

IEC 61189-2

(一般品)

(高絶縁品)

銅はくの抵抗値 2E12 JIS C 6515 の規定による。

恒温槽中での加熱加湿処理後の表面抵抗

a)

 2E03

100

MΩ以上 1

000

MΩ以上

表面抵抗 2E03

000

MΩ  以上 10

000

MΩ  以上

恒温槽中での加熱加湿処理後の体積抵抗率

  a)

 2E04

10

MΩ・m 以上 100

MΩ・m 以上

加熱加湿処理後の体積抵抗率 2E04

100

MΩ・m 以上 1

000

MΩ・m 以上

比誘電率(1 MHz) 2E10(検討中)

c)

又は

JIS C 6481 の 5.12

5.5 以下 5.5 以下

誘電正接(1 MHz) 2E10(検討中)

c)

又は

JIS C 6481 の 5.12

0.1 以下 0.5 以下

100  ℃での表面抵抗

a)

 2E03  15

MΩ以上 100

MΩ以上

100  ℃での体積抵抗率

a)

 2E04

10

MΩ・m 以上 100

MΩ・m 以上

常態 10

000

MΩ以上 100

000

MΩ以上

絶縁抵抗

b)

煮沸後

JIS C 6481 の 5.11 又は 
IEC 61189-2 の 2E17(検討
中)

c)

10 MΩ以上 100

MΩ以上

  a)

  受渡当事者間の協定によって,省略することができる。

  b)

  日本では,豊富な実績がある試験方法であり,IEC にも提案中である。IEC で採用されるまでは,JIS C 6481

の絶縁抵抗試験方法を適用する。

  c)

  IEC 61189-2 が改正され,試験方法が追加されたとき,その試験方法を適用する。

7

非電気的特性

7.1

銅はく面の外観

銅はく面は,実用上有害な欠陥があってはならない。

銅張積層板の銅はく面は,IEC 61189-2 の試験方法 2M18 によって試験したとき,7.1.17.1.4 の規定に

適合しなければならない。

7.1.1

へこみ及び突起(凹凸)

へこみ及び突起は,その大きさ(通常は長さ)を測定し,

表 によって評価点数を求める。



C 6485:2008

表 3−へこみ及び突起

大きさ

mm

評価点数

0.13∼0.25 1 
0.26∼0.50 2 
0.51∼0.75 4 
0.76∼1.00 7

 1.00 を超え 30

測定は,銅張積層板の銅はく面の任意の 300 mm×300 mm に対して,へこみ及び突起は,倍率約 3 倍の

スケール付き拡大鏡,表面粗さ計などを用いて検査し,評価点数の合計によって材料を

表 のとおりクラ

ス分けする。

表 4−材料のクラス分類

クラス

評価点数の合計

クラス A 17 を超え 29 以下

クラス B 5 を超え 17 以下

クラス C 5 以下

クラス D 0

クラス X

受渡当事者間の協定による。

評価点数の合計が 29 を超えるものについては,

不可とする。

材料の要求クラスは,受渡当事者間の協定による。ただし,協定がない場合にはクラス A を適用する。

7.1.2

しわ

銅はく面には,実用上有害なしわがあってはならない。

7.1.3

きず

銅はく面には,深さ 10

µm 以上,又は銅はく公称厚さの 20  %を超える深さのきずがあってはならない。

銅はく公称厚さの 5  %未満,かつ,10

µm 未満の深さのきずは,きずとはみなさない。

銅はく公称厚さの 5  %∼20  %の深さのきずは,銅はく面の任意の 300 mm×300 mm に対して合計長さ

が 100 mm まであってもよい。

7.1.4

膨れ

膨れは,通常,製造工程で使用するプレス板(鏡面板)の影響によるが,銅はく下の層間はく離(デラ

ミネーション)又は異物によっても引き起こされる。

プレス板(鏡面板)の欠陥による膨れは,次の値まであってもよい。

クラス A  及び X

最大高さ 15

µm 及び最大長さ 15 mm

クラス B  及び C

最大高さ 8

µm 及び最大長さ 15 mm

クラス D

最大高さ 5

µm 及び最大長さ 15 mm

材料の要求クラスは,受渡当事者間の協定による。ただし,協定がない場合にはクラス A を適用する。

7.1.5

表面粗さ

規定なし。

7.2

銅張積層板面の外観

片面銅張積層板の積層板面は,通常の製造工程で形成される外観でなければならない。色相に若干の不

ぞろいがあってもよい。積層板面の光沢は,プレス板(鏡面板)又は離形フィルム若しくは離形はくによ


5

C 6485:2008

って生じる。硬化時に発生するガスによる光沢の変化があってもよい。

7.3

銅張積層板の銅はくを含む厚さ

IEC 61189-2 の試験方法 2D01 によって試験したとき,厚さは公称厚さに対して,表 によって標準品と

高品質品との区分をし,この許容差を超えてはならない。許容差の指定がない場合は,

“標準品”の許容差

を適用する。

表 5−銅張積層板の公称厚さ及び許容差

単位  mm

許容差

公称厚さ

mm

標準品

高品質品

0.8

±0.15

±0.09

1.0

±0.17

±0.11

1.2

±0.18

±0.12

1.5

±0.20

±0.14

1.6

±0.20

±0.14

2.0

±0.23

±0.15

2.4

±0.25

±0.18

3.2

±0.30

±0.20

  この表に示されていない厚さについては,最も近い,厚い側の許
容差を適用する。

  厚さ及び許容差は,銅張積層板の端から 25 mm 以内は適用しな
い。また,供給者によって製造,納品したカットパネルの端から 13 
mm 以内には適用しない。ただし,許容差の範囲外の箇所でも,許
容差の 125  %以内でなければならない。

7.4

反り及びねじれ

銅張積層板の反り及びねじれは,IEC 61189-2 の試験方法 2M01 によって試験したとき,

表 に示す許容

値を超えてはならない。

表 6−反り及びねじれ

単位  mm

許容値

特性

試験方法

IEC 61189-2 

公称厚さ

長手方向の

パネル寸法

片面銅張積層板

両面銅張積層板

350 以下 3.0 以下 2.5 以下

350 を超え 500 以下

2.8 以下 2.3 以下

0.8 以上 1.2 以下

500 を超え 2.5 以下 2.0 以下

350 以下 2.5 以下 2.0 以下

350 を超え 500 以下

2.3 以下 1.8 以下

1.2 を超え 1.6 以下

500 を超え 2.0 以下 1.5 以下

350 以下 2.0 以下 1.5 以下

350 を超え 500 以下

1.8 以下 1.4 以下

反り及びねじれ 2M01

1.6 を超え 3.2 以下

500 を超え 1.5 以下 1.3 以下

  反り及びねじれの規定は最大銅はく厚さ 105

µm(915 g/m

2

)の片面銅張積層板及び表裏の最大銅はく厚さの差が

70

µm(610 g/m

2

)の両面銅張積層板に適用する。

  寸法が与えられた範囲を超えた積層板についての要求は,受渡当事者間の協定による。



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7.5

銅はくの接着に関する特性

ランド引き離し強さ,銅はく引きはがし強さ及び熱衝撃後の膨れの許容値は,

表 による。

表 7−ランド引き離し強さ,銅はく引きはがし強さ及び熱衝撃後の膨れの許容値

単位  N/mm

許容値

銅はく厚さ

特性

試験方法

IEC 61189-2

18 µm 以下

152 g/m

2

以下

35 µm 以上

305 g/m

2

以上

ランド引き離し強さ

a)

            (N) 2M05

25 以上

常態 2M13 0.7 以上 1.0 以上

0.7 以上 1.0 以上

10 秒間の熱衝撃後(はんだ
処理後)

2M14

膨れ,はがれがない。

100  ℃加熱後 

a)

 2M15

0.7 以上 1.0 以上

溶媒蒸気暴露後

溶媒は受渡当事者間の協定
による。

a)

2M06 0.7 以上 1.0 以上

擬似めっき後 

a)

 2M16

0.7 以上 1.0 以上

銅はく引き
はがし強さ

高温 125  ℃(任意項目) 2M17

規定しない。

熱衝撃後の膨れ 

b)

 2C05

膨れ,はがれがない。

高温での銅はく引きはがし強さの測定は,銅はくの破損がある場合又は測定機器が測定した力の範囲を読み取る

ことが難しい場合,導体幅を 3 mm 以上として行うことができる。 

  a)

  受渡当事者間の協定によって,省略することができる。

  b)

  この特性項目は,IEC 61189-2 の試験方法 2M14(10 秒間の熱衝撃後の銅はく引きはがし強さ)で同時に実

施することができる。

7.6

打抜き加工性

打抜き強さ及び引抜き強さの許容値は,受渡当事者間の協定による。

なお,打抜き加工は,製造業者の推奨する条件による。

7.7

寸法安定性

寸法安定性は,IEC 61189-2 の試験方法 2X02 によって試験する。許容差は,受渡当事者間の協定による。

7.8

シート寸法

7.8.1

シート寸法

シート寸法は,受渡当事者間の協定による。

7.8.2

シート寸法の許容差

シート寸法の許容差は,

25

0

+

 mm とする。

7.9

カット材

7.9.1

カット材の寸法許容差

使用者の仕様によるカット寸法に切断した銅張積層板の,長さ及び幅の許容差は,

表 による。使用者

の仕様で指定されない場合には,標準品の値を適用する。


7

C 6485:2008

表 8−カット材の寸法許容差

単位  mm

許容差の区分

パネル寸法

標準品

高品質品

300 以下

±2.0

±0.5

300 を超え 600 以下

±2.0

±0.8

600 を超え

±2.0

±1.6

7.9.2

カット材の直角度

銅張積層板を IEC 61189-2 の試験方法 2M23 によって試験したとき,

表 の値を超えてはならない。

表 9−カット材の直角度

単位  mm/m

許容値の区分

特性

試験方法

(IEC 61189-2)

標準品

高品質品

カット材の直角度 2M23  3

以下 2

以下

8

銅はくを完全に除去した後の非電気的特性

8.1

外観

基材は実質的にへこみ,くぼみ,きず,穴及び異物(微量の未硬化樹脂を含む。

)があってはならない。

また,色相が実質的に均一でなければならない。若干の色むらは許容される。

8.2

曲げ強さ

曲げ強さは,IEC 61189-2 の試験方法 2M20 によって試験したとき,

表 10 に適合しなければならない。

表 10−曲げ強さ

単位  N/mm

2

特性

試験方法

(IEC 61189-2)

許容値

曲げ強さ 
(板厚 1.0 mm 以上に適用)

2M20(検討中) 100 以上

室温で打抜き良好な材料であれば,曲げ強さは 70 以上でもよい。

8.3

耐燃性

8.3.1

材料区分 61249-2-1-1 及び 61249-2-2-1(表 1-1 及び表 1-2 参照)

耐燃性は,規定しない。

8.3.2

材料区分 61249-2-2-2(表 1-2 参照)

耐燃性は,IEC 61189-2 の試験方法 2C07 によって試験したとき,

表 11-1 に適合しなければならない。

表 11-1−耐燃性(水平燃焼試験)

特性

試験方法

(IEC 61189-2)

区分

耐燃性

  板厚 1.2 mm 以下 20 秒以内

  板厚 1.2 mm を超える

2C07

15 秒以内 
いずれも 25 mm 線を超えて燃焼してはならない



C 6485:2008

8.3.3

材料区分 61249-2-1-2 及び 61249-2-2-3(表 1-1 及び表 1-2 参照)

耐燃性は,IEC 61189-2 の試験方法 2C06 によって試験したとき,

表 11-2 に適合しなければならない。

表 11-2−耐燃性(垂直燃焼試験)

特性

試験方法

(IEC 61189-2)

区分

2C06 FV-0

FV-1

炎を取り去った後のフレーミング(flaming)時間

10 秒以内 30 秒以内

5 個 1 組の試料に,計 10 回接炎後のフレーミン
グ時間の合計

50 秒以内 250 秒以内

2 回 目 の 炎 を 取 り 去 っ た 後 の グ ロ ー イ ン グ
(glowing)時間

30 秒以内 60 秒以内

つかみ具までのフレーミング又はグローイング

なし

なし

耐燃性

ティッシュペーパを発火させる滴下物

なし

なし

注記  この表の規定は,対応国際規格において,銅張積層板の耐燃性評価に多く用いられている米

国の“UL 規格”の規定による。また,区分の表記(FV-0,FV-1)は,対応国際規格におい
て,UL 規格の表記(V-0,V-1)に“Flammability”の“F”を追加した。

8.4

吸水率

吸水率は,IEC 61189-2 の試験方法 2N02 によって試験したとき,

表 12 に適合しなければならない。

表 12−吸水率

許容値

特性

試験方法

(IEC 61189-2)

厚さ

mm

一般品

高絶縁品

0.8 2.20 以下 1.15 以下 
1.0 1.75 以下 1.0 以下

1.2 1.50 以下 0.90 以下 
1.5 1.40 以下 0.80 以下 
1.6 1.30 以下 0.80 以下 
2.0 1.00 以下 0.70 以下

2.4 0.90 以下 0.65 以下

吸水率 2N02

3.2 0.75 以下 0.60 以下

8.5

ミーズリング(measling

適用しない。

8.6

ガラス転移温度及び硬化度

適用しない。

9

包装及び表示

輸送中及び保管中に損傷のおそれがないように包装し,その包装表面の見やすい箇所に,次の事項を容

易に消えない方法で明りょうに表示する。ただし,包装表面だけの表示では問題が発生する可能性のある

場合(基材の方向性,銅はく構成が異なる場合など)は,製品ごとに表示する。


9

C 6485:2008

a)  品番(型番など)

b)  基材の方向性[縦方向(基材の流れ方向)を矢印などで表示する。]

c)  大きさ及び厚さ

d)  銅はく厚さ

e)  数量

f)  製造業者名又はその略号

g)  製造年月又はその略号(製造ロット番号で明りょうに判別できる場合は,省略してもよい。)

h)  製造ロット番号

10  注文情報

注文情報には,次の内容を含まなければならない。

a)  品番(型番など)

b)  大きさ(方向性含む)及び厚さ

c)  銅はく厚さ

d)  数量

参考文献  JIS Q 9001  品質マネジメントシステム−要求事項

JIS Q 14001  環境マネジメントシステム−要求事項及び利用の手引


附属書 JA

参考)

JIS と対応する国際規格との対比表

JIS C 6485:2008  プリント配線板用銅張積層板−
紙基材フェノール樹脂

IEC 61249-2-1:2005,Materials for printed boards and other interconnecting structures−Part 2-1: Reinforced base

materials,clad and unclad−Phenolic cellulose paper reinforced laminated sheets,economic grade,copper clad

IEC 61249-2-2:2005,Materials for printed boards and other interconnecting structures−Part 2-2: Reinforced base

materials,clad and unclad−Phenolic cellulose paper reinforced laminated sheets,high electrical grade,copper-clad

(Ⅰ) JIS の規定

(Ⅲ)  国際規格の規定

(Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異
の箇条ごとの評価及びその内容

箇条番号

及び名称

内容

(Ⅱ)  国際
規格番号

箇条

番号

内容

箇条ご と

の評価

技術的差異の内容

(Ⅴ) JIS と国際規格との技術的差異の
理由及び今後の対策

1  適用範囲

紙基材フェノール樹脂
を用いたプリント配線

板用銅張積層板につい
て規定。

IEC 
61249-2-1
IEC 
61249-2-2

1

変更

二つの国際規格を一つ
の JIS とした。

規格使用者の利便性のため。

2  引用規格

3  銅 張 積 層
板の種類

電気的特性によって,
一般品及び高絶縁品の
2 種類について規定。

IEC 61249-2-1 及 び IEC 
61249-2-2 
の 2 規格に分け
て規格化。 

追加

二つの国際規格を一つ
の JIS とした。

使用者の利便性を重視した。見直
し時提案を検討。

4  材 料 及 び
構成

用いる材料及びその構

成について規定。

3

JIS にほぼ同じ。

追加

制定されている JIS 

引用した。

実質的な差異はない。

5  ロ ゴ マ ー

銅張積層板の製造業者
を特定するロゴマーク

について規定。

4

JIS にほぼ同じ。 

変更 

JIS では,ロゴマーク
配 置 の 例 図 を 削 除 し

た。 
ロゴマークの繰返し間
隔を“受渡当事者間の

協定による”とした。

ロゴマークは,各社各様であるた
め例図を削除した。

また,IEC 規格では,ロゴマーク
の間隔が“75 mm 以上”と規定さ
れているが,日本においては各社

各様であるため“受渡当事者間の
協定による”こととした。 
なお,これらは IEC へ提案する。

10

C

 648

5

2

008


(Ⅰ) JIS の規定

(Ⅲ)  国際規格の規定

(Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異
の箇条ごとの評価及びその内容

箇条番号

及び名称

内容

(Ⅱ)  国際
規格番号

箇条

番号

内容

箇条ご と

の評価

技術的差異の内容

(Ⅴ) JIS と国際規格との技術的差異の
理由及び今後の対策

6  電 気 的 特

銅張積層板の電気的特

性について規定。

5

JIS にほぼ同じ。ただし,
絶縁抵抗の規定はない。

変更 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
削除 
 
 
 
 
 
追加

JIS では,次の項目を
任意項目とした。 
・恒温槽中での加熱加

湿処理後の表面抵抗

・恒温槽中での加熱加

湿処理後の体積抵抗

・100  ℃での表面抵抗
・100  ℃での体積抵抗

 
Surface corrosion(表面
のさび),Corrosion at 
the edge(板端の異物)
については,外観項目
のため電気的特性から

は削除した。 
新たに“絶縁抵抗”の
項目を追加した。

“恒温槽中での加熱加湿処理後の

表面抵抗”及び“恒温槽中での加
熱加湿処理後の体積抵抗率”につ
いては,我が国では品質改善によ

って考慮する必要のないレベルに
早くから達しており,省略しても
問題はない。絶縁材料部分の異常

があれば,新しく追加した“絶縁
抵抗”の測定において異常値が検
出できるため,任意項目とした。

また,

“100  ℃での表面抵抗”及び

“100  ℃での体積抵抗率”の試験
項目は,日本においては,品質改

善によって考慮する必要のないレ
ベルに早くから達しており,特に
要求のない限り省略すべき試験項

目と考え任意項目とした。 
なお,これらは IEC へ提案中であ
る。

11

C 6
4

8

5

2

008


(Ⅰ) JIS の規定

(Ⅲ)  国際規格の規定

(Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異
の箇条ごとの評価及びその内容

箇条番号

及び名称

内容

(Ⅱ)  国際
規格番号

箇条

番号

内容

箇条ご と

の評価

技術的差異の内容

(Ⅴ) JIS と国際規格との技術的差異の
理由及び今後の対策

7  非 電 気 的
特性

銅張積層板の非電気的

特性について規定。

6

JIS にほぼ同じ。 
6.5 の規定で,常態引きは
がし強さの規定はない。 

変更 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
追加 

JIS では,次の項目を
任意項目とした。 
・ランド引き離し強さ
・100  ℃加熱後の銅は

く引きはがし強さ

・溶媒蒸気暴露後の銅

はく引きはがし強さ

・擬似めっき後の銅は

く引きはがし強さ

 
 
 
“常態での引きはがし

強さ”を追加した。

対応 IEC 規格で規定されている項

目には,銅はくの接着力が極めて
不安定であったころ(頃)に制定
されたものがあり,数多くの条件

を想定して試験方法及び規格値を
規定している。しかし,現在では
いずれの項目も問題なく合格でき

るレベルであり,はんだ付けを想
定した熱処理後の引きはがし強さ
の測定及び銅はく面の異常の調査

で十分と考えられるため,JIS 
は任意項目とした。 
  また,“溶媒蒸気暴露後の銅は

く引きはがし強さ”について,本
来は低沸点塩素系溶剤の沸点温度
で試験することが規定されていた

が,環境問題から塩素系溶剤名が
削除され,その他の条件はそのま
ま残された問題のある試験項目で

あることから,任意項目とした。 
  なお,前述の試験項目を任意項
目とすることについては,IEC 

提案中である。 
“常態での引きはがし強さ”につ
いて,対応国際規格には規定がな

いが,日本では通常適用される特
性項目であるため追加した。

8 銅 は く を
完 全 に 除 去
し た 後 の 非
電気的特性

銅はく除去後の非電気

的特性について規定。

7

JIS に同じ。

一致

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C

 648

5

2

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(Ⅰ) JIS の規定

(Ⅲ)  国際規格の規定

(Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異
の箇条ごとの評価及びその内容

箇条番号

及び名称

内容

(Ⅱ)  国際
規格番号

箇条

番号

内容

箇条ご と

の評価

技術的差異の内容

(Ⅴ) JIS と国際規格との技術的差異の
理由及び今後の対策

9  包 装 及 び
表示

銅張積層板の包装及び

表示について規定。

9

JIS に同じ。

一致

10  注文 
情報

銅張積層板の注文情報
について規定。

10

JIS に同じ。

一致

 
JIS と国際規格との対応の程度の全体評価:IEC 61249-2-1:2005,IEC 61249-2-2:2005:MOD 
 
注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

    ―  一致  技術的差異がない。 
    ―  削除  国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。 
    ―  追加  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

    ―  変更  国際規格の規定内容を変更している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

    ―  MOD 国際規格を修正している。 

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