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C 61558-2-4

:2012

(1)

目  次

ページ

序文 

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

2

3

  用語及び定義 

2

4

  一般要求事項 

3

5

  試験に関する一般的注意 

3

6

  定格

3

7

  分類

3

8

  表示及びその他の情報 

3

9

  感電に対する保護

4

10

  入力電圧設定の変更

4

11

  負荷時の出力電圧及び出力電流

4

12

  無負荷出力電圧

4

13

  短絡電圧 

5

13A

  次短絡電流特性

5

14

  温度上昇 

5

15

  短絡及び過負荷に対する保護

5

16

  機械的強度 

5

17

  じんあい(塵埃),固形物及び水分の有害な侵入に対する保護 

5

18

  絶縁抵抗,耐電圧及び漏えい電流

5

19

  構造

5

20

  部品

7

21

  内部配線 

7

22

  電源接続及びその他の外部可とうケーブル又はコード 

7

23

  外部導体用端子

7

24

  保護接地接続 

7

25

  ねじ及び接続部

7

26

  沿面距離,空間距離及び絶縁物を通しての距離 

8

27

  耐熱性,耐火性及び耐トラッキング性 

8

28

  耐腐食性 

8

附属書 

9

附属書 C(規定)沿面距離(cr),空間距離(cl)及び絶縁物を通しての距離(dti)並びに 

    材料グループ II400CTI600) 

9

附属書 D(規定)沿面距離(cr),空間距離(cl)及び絶縁物を通しての距離(dti)並びに 

    材料グループ ICTI600) 

9


C 61558-2-4

:2012  目次

(2)

ページ

附属書 R(規定)JIS C 60664-1:2009 の適用の説明(JIS C 61558-1 の 26.2 参照) 

9

参考文献

10

附属書 JC(参考)JIS C 61558-2-6 及び JIS C 61558-2-4 の 19.1 で要求する絶縁

11

附属書 JD(参考)JIS と対応国際規格との対比表 

14


C 61558-2-4

:2012

(3)

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本

工業規格である。

これによって,JIS C 61558-2-4:2008 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

JIS C 61558

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS

C

61558-1

  第 1 部:通則及び試験

JIS

C

61558-2-1

  第 2-1 部:一般用の複巻変圧器及び複巻変圧器を組み込んだ電源装置の個別要求事

項及び試験

JIS

C

61558-2-2

  第 2-2 部:制御変圧器及び制御変圧器を組み込んだ電源装置の個別要求事項及び試

JIS

C

61558-2-3

  第 2-3 部:ガスバーナ及び石油バーナ用点火変圧器の個別要求事項

JIS

C

61558-2-4

  第 2-4 部:絶縁変圧器及び絶縁変圧器を組み込んだ電源装置の個別要求事項及び試

JIS

C

61558-2-5

  第 2-5 部:かみそり用変圧器及びかみそり用電源装置の個別要求事項

JIS

C

61558-2-6

  第 2-6 部:安全絶縁変圧器及び安全絶縁変圧器を組み込んだ電源装置の個別要求事

項及び試験

JIS

C

61558-2-7

  第 2-7 部:玩具用変圧器及び玩具用電源装置の個別要求事項及び試験

JIS

C

61558-2-8

  第 2-8 部:ベル及びチャイム用変圧器の個別要求事項

JIS

C

61558-2-9

  第 2-9 部:白熱電球のクラス III ハンドランプ用変圧器の個別要求事項

JIS

C

61558-2-12

  第 2-12 部:定電圧変圧器の個別要求事項

JIS

C

61558-2-13

  第 2-13 部:単巻変圧器及び単巻変圧器を組み込んだ電源装置の個別要求事項及び

試験

JIS

C

61558-2-16

  第 2-16 部:スイッチモード電源装置及びスイッチモード電源装置用変圧器の個別

要求事項及び試験

JIS

C

61558-2-19

  第 2-19 部:じょう(擾)乱減衰用変圧器の個別要求事項

JIS

C

61558-2-20

  第 2-20 部:小形リアクトルの個別要求事項

JIS

C

61558-2-23

  第 2-23 部:建築現場用変圧器の個別要求事項


日本工業規格

JIS

 C

61558-2-4

:2012

入力電圧 1 100 V 以下の変圧器,リアクトル,

電源装置及びこれに類する装置の安全性

−第 2-4 部:絶縁変圧器及び絶縁変圧器を

組み込んだ電源装置の個別要求事項及び試験

Safety of transformers, reactors, power supply units and

similar products for supply voltages up to 1 100 V

-Part 2-4: Particular requirements and tests for isolating transformers

and power supply units incorporating isolating transformers

序文 

この規格は,2009 年に第 2 版として発行された IEC 61558-2-4 を基に,我が国の配電事情などを考慮し,

技術的内容を変更して作成した日本工業規格であり,JIS C 61558-1 の関連する各箇条の規定と併せて適用

する規格である。

なお,この規格で独自に追加した細分箇条及び表の番号を,100 番台で示す。また,この規格で点線の

下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一覧表にその説明を付けて,

附属書 JD に示す。また,附属書 JC は対応国際規格にはない事項である。

適用範囲 

JIS C 61558-1

の箇条 を,次に置き換える。

この規格は,

一般用絶縁変圧器及び一般用絶縁変圧器を組み込んだ電源装置の安全性について規定する。

電子回路を組み込んだ変圧器もこの規格を適用する。

注記 1  安全性には,電気的,熱的,及び機械的側面を含む。

他に規定しない限り,この規格でいう変圧器は,一般用絶縁変圧器及び一般用絶縁変圧器を組み込んだ

電源装置を示す。

注記 2  電源装置(リニア)に対しては,この規格を適用する。スイッチモード電源装置に対しては,

この規格とともに JIS C 61558-2-16 を適用する。

この規格は,据置形又は可搬形で,単相又は多相の自然空冷式又は強制空冷式の,独立形又は機器用の

乾式変圧器に適用する。巻線は,密封していても,していなくてもよい。

定格入力電圧は交流 1 100 V 以下,定格入力周波数及び内部動作周波数は 500 Hz 以下とする。

定格出力は,次の値以下とする。

−  単相変圧器に対しては 25 kVA

−  多相変圧器に対しては 40 kVA


2

C 61558-2-4

:2012

購入者と製造業者との合意によって,定格出力に制限がない変圧器にも,この規格を適用できる。

注記 3  配電網への供給を目的とした変圧器は,この適用範囲に含まない。

無負荷出力電圧又は定格出力電圧は,交流 50 V 又はリプルフリーの直流 120 V を超え,交流 500 V 又は

リプルフリーの直流 708 V 以下とする。

特殊な目的のためには,

無負荷出力電圧及び定格出力電圧を,

交流 1 000 V 又はリプルフリーの直流 1 415

V

以下としてもよい。

この規格は,変圧器の入力端子及び出力端子に接続することを目的とした外部回路及びその部品には適

用しない。

この規格の対象となる変圧器は,設置規則又は最終製品の規格で回路間に二重絶縁又は強化絶縁を要求

する用途に用いる。

注記 4  次の点に注意する。

−  車両,船舶及び航空機に搭載して用いることを意図した絶縁変圧器及び絶縁変圧器を組

み込んだ電源装置は,

(他の該当規格,我が国の諸規則による)追加要求事項が必要にな

る場合がある。

−  菌類,害獣,害虫,太陽放射,着氷などの外部影響からエンクロージャ及びエンクロー

ジャ内部の部品を,保護する対策も考慮することが望ましい。

−  絶縁変圧器及び絶縁変圧器を組み込んだ電源装置の輸送,保管及び操作に関する様々な

条件も考慮することが望ましい。

−  特殊な環境で用いることを意図した変圧器には,他の適切な規格及び我が国の諸規則に

よる追加要求事項を適用する場合がある。

注記 5  変圧器の将来の技術的進歩によって,周波数の上限を引き上げる必要が生じる可能性がある。

それまでは,この規格をガイドとして用いてもよい。

注記 6  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

IEC 61558-2-4:2009

,Safety of transformers, reactors, power supply units and similar products for

supply voltages up to 1 100 V

−Part 2-4: Particular requirements and tests for isolating

transformers and power supply units incorporating isolating transformers

(MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“修正している”

ことを示す。

引用規格 

引用規格は,JIS C 61558-1 の箇条 によるほか,次による。

JIS C 60664-1:2009

  低圧系統内機器の絶縁協調−第 1 部:基本原則,要求事項及び試験

JIS C 61558-1:2012

  変圧器,電源装置,リアクトル及びこれに類する装置の安全性−第 1 部:通則及

び試験

注記  対応国際規格:IEC 61558-1:2005,Safety of power transformers, power supplies, reactors and

similar products

−Part 1: General requirements and tests 及び Amendment 1:2009(MOD)

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS C 61558-1 の箇条 による。


3

C 61558-2-4

:2012

一般要求事項 

一般要求事項は,JIS C 61558-1 の箇条 による。

試験に関する一般的注意 

試験に関する一般的注意は,JIS C 61558-1 の箇条 による。

定格 

定格は,JIS C 61558-1 の箇条 によるほか,次による。

6.101

定格出力電圧は,

交流 50 V 又はリプルフリーの直流 120 V を超え,

次の値以下でなければならない。

−  可搬形の交流出力変圧器

・  単相に対しては,交流 250 V

・  多相に対しては,交流 400 V

−  その他の変圧器は,次による。この場合,定格出力電圧は,国内配線規則によって,又は特殊な目的

のために,交流 1 000 V 又はリプルフリーの直流 1 415 V まであってよい。この出力電圧の制限は,相

互接続を目的としていない独立形変圧器の出力巻線を直列に接続した場合にも適用する。

・  交流出力に対しては,500 V

・  直流出力に対しては,リプルフリーで 708 V

6.102

定格出力は,次の値を超えてはならない。

−  単相変圧器に対しては,25 kVA

−  多相変圧器に対しては,40 kVA

購入者と製造業者との間で合意している場合,変圧器の定格出力の制限は適用しない。

6.103

定格入力周波数及び内部動作周波数は,500 Hz 以下でなければならない。

6.104

定格入力電圧は,交流 1 100 V 以下でなければならない。

6.101

6.104 の要求事項に対する適否は,表示の検査によって判定する。

分類 

分類は,JIS C 61558-1 の箇条 による。

表示及びその他の情報 

表示及びその他の情報は,JIS C 61558-1 の箇条 によるほか,次による。

8.1

JIS C 61558-1

の 8.1 による。ただし,h)の第 1 文は,次による。

8.11

に示す,変圧器の種類を示す図記号。

8.11  JIS C 61558-1

の 8.11 の記号又は図記号の一覧に,次を追加する。


4

C 61558-2-4

:2012

記号又は図記号

説明又はタイトル

識別

又は

フェイルセーフ絶縁変圧器

IEC 60417-5221

又は

非耐短絡絶縁変圧器

IEC 60417-5944

又は

耐短絡絶縁変圧器(本質的又は非本質的)

IEC 60417-5945

感電に対する保護 

感電に対する保護は,JIS C 61558-1 の箇条 による。

10 

入力電圧設定の変更 

入力電圧設定の変更は,JIS C 61558-1 の箇条 10 による。

11 

負荷時の出力電圧及び出力電流 

負荷時の出力電圧及び出力電流は,JIS C 61558-1 の箇条 11 による。

12 

無負荷出力電圧 

無負荷出力電圧は,JIS C 61558-1 の箇条 12 の末尾に,次の段落及び細分箇条を追加する。

無負荷出力電圧は,JIS C 61558-1 の 5.4 に規定する周囲温度において,定格入力周波数の定格入力電圧

に変圧器を接続した状態で測定する。

12.101

無負荷出力電圧は,交流 50 V 又はリプルフリーの直流 120 V を超え,次の値以下でなければなら

ない。

−  可搬形の交流出力変圧器

・  単相に対しては,交流 300 V

・  多相に対しては,交流 500 V

−  その他の変圧器は,次による。この場合,無負荷出力電圧は,国内配線規則によって,又は特殊な目

的のために,交流 1 000 V 又はリプルフリーの直流 1 415 V まであってよい。

・  交流出力に対しては,500 V

・  直流出力に対しては,リプルフリーで 708 V

独立形変圧器については,この出力電圧の制限は,相互接続を意図しない出力巻線を直列に接続した場

合にも適用する。

12.102

無負荷出力電圧と負荷時出力電圧との差が大きくてはならない。

差は,次の式によって求め,後者の電圧の百分率で表す。

100

load

load

load

-

no

×

U

U

U

(%)

ここに,

U

no-load

無負荷出力電圧(V)

U

load

負荷時出力電圧(V)

差は,

表 101 の値以下でなければならない。


5

C 61558-2-4

:2012

表 101−出力電圧差 

変圧器の定格出力のタイプ

VA

無負荷出力電圧と負荷時 
出力電圧との差(比率)

%

 63

以下 20

 63

を超え 250 以下 15

250

を超え 630 以下 10

630

を超え 5

12.101

及び 12.102 の要求事項に対する適否は,測定によって判断する。

13 

短絡電圧 

短絡電圧は,JIS C 61558-1 の箇条 13 による。

13A 2

次短絡電流特性 

2

次短絡電流特性は,JIS C 61558-1 の箇条 13A による。

14 

温度上昇 

温度上昇は,JIS C 61558-1 の箇条 14 による。

15 

短絡及び過負荷に対する保護 

短絡及び過負荷に対する保護は,JIS C 61558-1 の箇条 15 による。

16 

機械的強度 

機械的強度は,JIS C 61558-1 の箇条 16 による。

17 

じんあい(塵埃),固形物及び水分の有害な侵入に対する保護 

じんあい,固形物及び水分の有害な侵入に対する保護は,JIS C 61558-1 の箇条 17 による。

18 

絶縁抵抗,耐電圧及び漏えい電流 

絶縁抵抗,耐電圧及び漏えい電流は,JIS C 61558-1 の箇条 18 による。

19 

構造 

構造は,JIS C 61558-1 の箇条 19 によるほか,次による。ただし,19.1 は,次に置き換える。

19.1

入力回路及び出力回路は,相互を電気的に分離し,また,その構造は,故意の行為を除き,直接又

は間接的に他の導電部を介してこれらの回路間にいかなる接続も生じない構造でなければならない。

適否は,箇条 18 及び箇条 26 を考慮に入れ,目視検査及び測定によって判定する。

19.1.1

入出力巻線(一つ又は複数)間の絶縁は,19.1.3 の要求事項に適合する場合を除き,動作電圧に対

する二重絶縁又は強化絶縁で構成しなければならない。

さらに,次を適用する。

−  プラグによって電源に接続することを意図しないクラス I 変圧器については,入力巻線と,接地した


6

C 61558-2-4

:2012

本体との間の絶縁は,

少なくとも入力電圧に対する基礎絶縁で構成しなければならない。

出力巻線と,

接地した本体との間の絶縁は,少なくとも出力電圧に対する基礎絶縁で構成しなければならない(

JC.1

参照)

−  プラグによって電源に接続することを意図したクラス 0I 変圧器又はクラス I 変圧器については,入力

巻線と本体との間の絶縁は,少なくとも動作電圧(通常は,定格入力電圧)に対する基礎絶縁で構成

しなければならず,出力巻線と本体との間の絶縁は,少なくとも動作電圧に対する付加絶縁で構成し

なければならない(

図 JC.2 参照)。

−  クラス II 変圧器については,入力巻線と本体との間の絶縁は,入力電圧に対する二重絶縁又は強化絶

縁で構成しなければならない。出力巻線と本体との間の絶縁は,出力電圧に対する二重絶縁又は強化

絶縁で構成しなければならない(

図 JC.3 参照)。

19.1.2

中間導電部(例えば,鉄芯)を本体に接続せずに入出力巻線間に配置する変圧器については,次の

要求事項を適用する。

19.1.2.1

クラス 0I 変圧器,クラス I 変圧器及びクラス II 変圧器については,中間導電部を介しての入出

力巻線間の絶縁は,動作電圧に対する二重絶縁又は強化絶縁で構成しなければならない(

図 JC.5A 参照)。

−  クラス II 変圧器については,中間導電部を介しての入力巻線と本体との間の絶縁及び出力巻線と本体

との間の絶縁は,入出力電圧に対する二重絶縁又は強化絶縁で構成しなければならない(

図 JC.5B 

照)

−  独立形以外(IP00)の変圧器については,中間導電部を介しての入出力巻線間の絶縁は,動作電圧に

対する二重絶縁又は強化絶縁で構成しなければならない(

図 JC.5A 参照)。

19.1.2.2

プラグによって電源に接続することを意図しないクラス I 変圧器,及び独立形以外(IP00)の変

圧器については,19.1.2.1 の代替手段として,鉄芯の全ての積層板を接地する(例えば,はんだ付け/溶

接)ことを保証した構造であり,データシート又は取扱説明書に,その変圧器の安全性が接地に依存して

いること,及びクラス II 装置内で使用できないことを明記している場合は,入力巻線と接地した中間導電

部との間の絶縁,及び出力巻線と接地した中間導電部との間の絶縁は,少なくとも入出力電圧に対する基

礎絶縁で構成しなければならない(

図 JC.6 参照)。

19.1.2.3

  19.1.2.1

及び 19.1.2.2 への追加として,中間導電部と入力巻線との間の絶縁,及び中間導電部と出

力巻線との間の絶縁は,少なくとも入出力電圧に対する基礎絶縁で構成しなければならない。入出力巻線

又は本体から少なくとも基礎絶縁で隔離していない中間導電部は,関連する部分に接続しているとみなす

図 JC.7 参照)。

19.1.3

プラグによって電源に接続することを意図しないクラス I 変圧器については,入出力巻線間の絶縁

は,次の条件を満たす場合,二重絶縁又は強化絶縁の代わりに基礎絶縁と保護スクリーンとで構成しても

よい。

−  入力巻線と保護スクリーンとの間の絶縁は,入力電圧に対する基礎絶縁の要求事項に適合しなければ

ならない(

図 JC.6 参照)。

−  保護スクリーンと出力巻線との間の絶縁は,出力電圧に対する基礎絶縁の要求事項に適合しなければ

ならない(

図 JC.6 参照)。

−  他に規定しない限り,保護スクリーンは,少なくとも,入力巻線の全幅を覆う金属はく又は巻線形ス

クリーンで構成しなければならず,ギャップ又は穴があってはならない。

−  保護スクリーンが入力巻線の全幅を覆っていない場合,粘着テープ又は同等の絶縁を使用して,その

場所の二重絶縁を確保しなければならない。


7

C 61558-2-4

:2012

−  保護スクリーンが金属はくで作られている場合,ターンを互いに絶縁しなければならない。1 ターン

だけの場合は,3 mm 以上のオーバーラップで絶縁しなければならない。

−  巻線形スクリーンのワイヤ及び保護スクリーンの口出し線は,絶縁破壊が生じた場合に,口出し線が

破壊する前に過負荷保護装置が回路を確実に開くようにするために,少なくとも過負荷保護装置の定

格電流に対応した断面積をもたなければならない。

−  口出し線は,

保護スクリーンにはんだ付けするか,

又は同等に確実な方法で固定しなければならない。

注記  この細分箇条に関しては,“巻線”という用語は,内部回路を含まない。

巻線の構造の例を JIS C 61558-1 

附属書 に示す。

19.1.4

関連機器の規格によって機器用変圧器に対して許可している場合を除き,出力回路と保護接地との

間に接続があってはならない。

19.1.5

関連機器の規格によって機器用変圧器に対して許可している場合を除き,出力回路と本体との間に

接続があってはならない。

適否は,目視検査によって判定する。

19.1.6

外部配線接続用の入力端子及び出力端子は,それらの端子への導体の挿入点間で測定した距離が

25 mm

以上になるように配置しなければならない。この距離を隔壁によって達成する場合,測定は隔壁上

及び周囲について行わなければならず,

隔壁は絶縁材料製で,

変圧器に永久的に固定しなければならない。

適否は,目視検査及び中間導電部を無視した測定によって,判定する。

19.101

定格出力が 630 VA 以下の可搬形変圧器は,クラス II でなければならない。

19.102

19.1.5 と重複するため,削除した。

19.103

各種のプラグ(組み込んだ,又は組み込んでいないもの)によって電源に接続する変圧器の場合,

“基礎絶縁プラス保護スクリーン”の代替使用は許容しない。

20 

部品 

部品は,JIS C 61558-1 の箇条 20 による。

21 

内部配線 

内部配線は,JIS C 61558-1 の箇条 21 による。

22 

電源接続及びその他の外部可とうケーブル又はコード 

電源接続及びその他の外部可とうケーブル又はコードは,JIS C 61558-1 の箇条 22 による。

23 

外部導体用端子 

外部導体用端子は,JIS C 61558-1 の箇条 23 による。

24 

保護接地接続 

保護接地接続は,JIS C 61558-1 の箇条 24 による。

25 

ねじ及び接続部 

ねじ及び接続部は,JIS C 61558-1 の箇条 25 による。


8

C 61558-2-4

:2012

26 

沿面距離,空間距離及び絶縁物を通しての距離 

沿面距離,空間距離及び絶縁物を通しての距離は,JIS C 61558-1 の箇条 26 によるほか,次による。

26.101

動作電圧が 1 000 V を超える場合の,沿面距離,空間距離及び絶縁物を通しての距離の値は,外挿

法によって得ることができる。

27 

耐熱性,耐火性及び耐トラッキング性 

耐熱性,耐火性及び耐トラッキング性は,JIS C 61558-1 の箇条 27 による。

28 

耐腐食性 

耐腐食性は,JIS C 61558-1 の箇条 28 による。


9

C 61558-2-4

:2012

附属書

附属書は,JIS C 61558-1 の附属書によるほか,次による。

附属書 C 
(規定)

沿面距離(cr),空間距離(cl)及び絶縁物を通しての距離(dti)

並びに材料グループ II(400≦CTI<600)

沿面距離(cr)

,空間距離(cl)及び絶縁物を通しての距離(dti)並びに材料グループ II(400≦CTI<600)

は,JIS C 61558-1 

附属書 によるほか,次による。

JIS C 61558-1

表 C.1 の注記 の上に,次を追加する。

動作電圧が 1 000 V を超える場合の,沿面距離,空間距離及び絶縁物を通しての距離の値は,外挿法に

よって得ることができる。

附属書 D 
(規定)

沿面距離(cr),空間距離(cl)及び絶縁物を通しての距離(dti)

並びに材料グループ I(CTI≧600)

沿面距離(cr)

,空間距離(cl)及び絶縁物を通しての距離(dti)並びに材料グループ I(CTI≧600)は,

JIS C 61558-1

附属書 によるほか,次による。

JIS C 61558-1

表 D.1 の注記 の上に,次を追加する。

動作電圧が 1 000 V を超える場合の,沿面距離,空間距離及び絶縁物を通しての距離の値は,外挿法に

よって得ることができる。

附属書 R 
(規定)

JIS C 60664-1:2009

の適用の説明

(JIS C 61558-1 の 26.2 参照)

JIS C 60664-1

:2009

の適用の説明

JIS C 61558-1 の 26.2 参照)

は,

JIS C 61558-1

附属書 によるほか,

次による。

JIS C 61558-1

表 R.1 の注の上に,次を追加する。

動作電圧が 1 000 V を超える場合の値は,外挿法によって得ることができる。


10

C 61558-2-4

:2012

参考文献

参考文献は,JIS C 61558-1 の参考文献によるほか,次による。

JIS C 61558-2-16

  入力電圧 1 100 V 以下の変圧器,リアクトル,電源装置及びこれに類する装置の安

全性−第 2-16 部:スイッチモード電源装置及びスイッチモード電源装置用変圧器の個別要求事

項及び試験

注記  対応国際規格:IEC 61558-2-16,Safety of transformers, reactors, power supply units and similar

products for supply voltages up to 1 100 V

−Part 2-16: Particular requirements and tests for switch

mode power supply units and transformers for switch mode power supply units

(MOD)


附属書 JC

(参考)

JIS C 61558-2-6

及び JIS C 61558-2-4 の 19.1 で要求する絶縁

表 JC.1JIS C 61558-2-6 及び JIS C 61558-2-4 の 19.1 で要求する絶縁

変圧器の意図している接続方法及び絶縁構造

プラグによって電源に接続することを意図しないもの

(固定配線用)

プラグによって電源に接続することを意図するもの

入出力間の構成

クラス I

クラス II

クラス 0I

クラス I

クラス II

独立形以外

(IP00)

19.1.1

   

二重 絶縁 又は 強化

絶縁

第 1 ダッシュ

図 JC.1

第 3 ダッシュ

図 JC.3JIS C 61558-2-4
図 JC.4JIS C 61558-2-6

第 2 ダッシュ

図 JC.2 

第 3 ダッシュ

図 JC.3JIS C 61558-2-4
図 JC.4JIS C 61558-2-6

要求なし

19.1.2.1 

第 1 ダッシュ

図 JC.1+図 JC.5A 

又は

19.1.2.2 

図 JC.1+図 JC.6

19.1.2.1 

第 1 ダッシュ

図 JC.3+図 JC.5B

19.1.2.1 

図 JC.2+図 JC.5A

19.1.2.1 

第 1 ダッシュ

図 JC.3+図 JC.5B

19.1.2.1 

第 2 ダッシュ

図 JC.5A 

又は

19.1.2.2 

図 JC.6

19.1.2

   

本体 に接 続し ない
中間導電部(鉄芯な
ど)がある

図 JC.7 

図 JC.7 

図 JC.7 

図 JC.7 

図 JC.7 

19.1.3

   

保護スクリーン

図 JC.6 

適用不可

適用不可

適用不可

適用不可

JIS C 61558-2-4

:  絶縁変圧器(出力電圧:交流 50 V 又は直流 120 V を超え,交流 500 V 又は直流 708 V 以下)

JIS C 61558-2-6

:  安全絶縁変圧器(出力電圧:交流 50 V 又は直流 120 V 以下)

11

C 615

58
-2

-4


201

2


図 JC.1−プラグによって電源に接続することを意図しないクラス 変圧器

19.1.1 の第 段落+第 ダッシュ)

図 JC.2−プラグによって電源に接続することを意図するクラス 0I 

又はクラス 変圧器(19.1.1 の第 段落+第 ダッシュ) 

(接地故障があっても,入出力間は強化絶縁又は二重絶縁構造を維持)

図 JC.3−クラス II 変圧器 

JIS C 61558-2-4 の 19.1.1 の第 段落+第 ダッシュ)

図 JC.4−クラス II 変圧器 

JIS C 61558-2-6 の 19.1.1 の第 段落+第 ダッシュ)

記号  [巻線の種類]  入:入力巻線

出:出力巻線

[絶縁要求]

入:入力電圧に対して

出:出力電圧に対して

[絶縁の種類]  B:基礎絶縁

  S

:付加絶縁

R

:強化絶縁

D

:二重絶縁

入:R 又は D

出:R 又は D

出:B

SELV

入又は出のいずれか

厳しい方:R 又は D

入:R 又は D

出:R 又は D

入又は出のいずれか 
厳しい方:R 又は D

入又は出のいずれか

厳しい方:R 又は D

入:B

入 又 は 出 の い ず
れか厳しい方:S

入:B

出:B

入又は出のいずれか
厳しい方:R 又は D

12

C

 615

58
-2

-4


201

2


図 JC.5A−中間導電部をもつ変圧器の入出力間 

19.1.2.1 の第 段落+第 ダッシュ)

図 JC.5B−クラス II 変圧器の巻線と本体との間(19.1.2.1 の第 ダッシュ)

図 JC.6−プラグによって電源に接続することを意図しないクラス 変圧器

及び独立形以外の変圧器(19.1.2.2 

19.1.3 は鉄芯部を保護スクリーンとしてみる)

図 JC.7−中間導電部をもつ変圧器に関する追加要求(19.1.2.3

記号  [巻線の種類]  入:入力巻線

出:出力巻線

[絶縁要求]

入:入力電圧に対して

出:出力電圧に対して

[絶縁の種類]  B:基礎絶縁

  S

:付加絶縁

R

:強化絶縁

D

:二重絶縁

又は

入:B

出:B

入:B 未満

入又は出のいずれか 
厳しい方:R 又は D

中間導電部∼出力巻線間,
又 は 中 間 導 電 部 ∼ 本 体 間
が B 未満の場合も同様に
絶縁がないものとみなし,
他の部分に“R 又は D”を
施す。

出:B

入:B

入:B

入:S

出:B

出:S

出:B

この部分は 
JIS C 61558-2-6
だ け に 適 用 す
る。

“出:B”は,

中間導電部を介
す る 場 合 を 含
む。

SELV

入又は出のいずれか 
厳しい方:S

入又は出のいずれか 
厳しい方:B

入又は出のいずれか 
厳しい方:R 又は D

13

C 615

58
-2

-4


201

2


附属書 JD

(参考)

JIS

と対応国際規格との対比表

JIS C 61558-2-4:2012

  入力電圧 1 100 V 以下の変圧器,リアクトル,電源装置及び

これに類する装置の安全性−第 2-4 部:絶縁変圧器及び絶縁変圧器を組み込んだ電
源装置の個別要求事項及び試験

IEC 61558-2-4:2009

  Safety of transformers, reactors, power supply units and similar

products for supply voltages up to 1 100 V

−Part 2-4: Particular requirements and tests

for isolating transformers and power supply units incorporating isolating transformers

(I)JIS

の規定 (III)国際規格の規定 (IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条ご

との評価及びその内容

箇 条 番 号

及び題名

内容

(II)

国際規格
番号

箇条番号

内容

箇条ごと

の評価

技術的差異の内容

(V)JIS

と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

12

無 負 荷 出

力電圧

無負荷時の出力電圧

12

JIS

に同じ

追加

JIS

では,周囲温度条件が第 1 部

の 5.4 に規定する温度であるこ

とを明確にするとともに,適否
を判定する段落は,箇条 12 の規
定と重複する試験条件を削除し

た上で,表 101 の下に移動した。

単に“第 1 部の周囲温度で試験を
する”だけでは,分かりにくいの

で,明確にした。 
適否を判定する段落の修正及び
移動は,第 2 部の規格群の内容を

合わせたことによる。

13A

2

次 短 絡

電流特性

2

次短絡電流が表示

された場合の測定方
法及び許容値

追加

2

次短絡電流特性を追加した。

第 1 部で追加した規定を引用し

た。

19.1.1

19.1.2

入出力巻線間の絶縁

構造

 19.1.1

19.1.2

JIS

に同じ

追加

クラス 0I 変圧器の入出力巻線間

の絶縁構造をクラス I 変圧器に
合わせた。

クラス 0I は,クラス I と同レベ

ルの要求をする。

附属書 JC
(参考)

JIS C 61558-2-6

及び

JIS C 61558-2-4

19.1

で要求する絶縁

追加 19.1 の規定事項が分かりにくい

ため,表及び図にまとめたもの
で,技術的差異はない。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:IEC 61558-2-4:2009,MOD

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

    −  追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

    −  MOD……………  国際規格を修正している。

14

C

 615

58
-2

-4


201

2