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C 61558-2-16

:2012

(1)

目  次

ページ

序文 

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

3

3

  用語及び定義 

4

4

  一般要求事項 

5

5

  試験に関する一般的注意 

5

6

  定格

5

7

  分類

5

8

  表示及びその他の情報 

5

9

  感電に対する保護

7

10

  入力電圧設定の変更

7

11

  負荷時の出力電圧及び出力電流

7

12

  無負荷出力電圧

7

13

  短絡電圧 

8

13A

  次短絡電流特性

8

14

  温度上昇 

8

15

  短絡及び過負荷に対する保護

8

16

  機械的強度 

8

17

  じんあい(塵埃),固形物及び水分の有害な侵入に対する保護 

8

18

  絶縁抵抗,耐電圧及び漏えい電流

8

19

  構造

9

20

  部品

12

21

  内部配線 

12

22

  電源接続及びその他の外部可とうケーブル又はコード 

12

23

  外部導体用端子

12

24

  保護接地接続 

12

25

  ねじ及び接続部

12

26

  沿面距離,空間距離及び絶縁物を通しての距離 

12

27

  耐熱性,耐火性及び耐トラッキング性 

23

28

  耐腐食性 

23

附属書 

24

附属書 AA(参考)部分放電(PD)試験 

24

附属書 BB(規定)内部周波数が 500 Hz を超えるスイッチモード電源装置用の機器用変圧器に対する個別

要求事項 

25

参考文献

26


C 61558-2-16

:2012  目次

(2)

ページ

附属書 JC(参考)JIS と対応国際規格との対比表 

27


C 61558-2-16

:2012

(3)

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本

工業規格である。これによって,JIS C 61558-2-17 は廃止され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

JIS C 61558

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS

C

61558-1

  第 1 部:通則及び試験

JIS

C

61558-2-1

  第 2-1 部:一般用の複巻変圧器及び複巻変圧器を組み込んだ電源装置の個別要求事

項及び試験

JIS

C

61558-2-2

  第 2-2 部:制御変圧器及び制御変圧器を組み込んだ電源装置の個別要求事項及び試

JIS

C

61558-2-3

  第 2-3 部:ガスバーナ及び石油バーナ用点火変圧器の個別要求事項

JIS

C

61558-2-4

  第 2-4 部:絶縁変圧器及び絶縁変圧器を組み込んだ電源装置の個別要求事項及び試

JIS

C

61558-2-5

  第 2-5 部:かみそり用変圧器及びかみそり用電源装置の個別要求事項

JIS

C

61558-2-6

  第 2-6 部:安全絶縁変圧器及び安全絶縁変圧器を組み込んだ電源装置の個別要求事

項及び試験

JIS

C

61558-2-7

  第 2-7 部:玩具用変圧器及び玩具用電源装置の個別要求事項及び試験

JIS

C

61558-2-8

  第 2-8 部:ベル及びチャイム用変圧器の個別要求事項

JIS

C

61558-2-9

  第 2-9 部:白熱電球のクラス III ハンドランプ用変圧器の個別要求事項

JIS

C

61558-2-12

  第 2-12 部:定電圧変圧器の個別要求事項

JIS

C

61558-2-13

  第 2-13 部:単巻変圧器及び単巻変圧器を組み込んだ電源装置の個別要求事項及び

試験

JIS

C

61558-2-16

  第 2-16 部:スイッチモード電源装置及びスイッチモード電源装置用変圧器の個別

要求事項及び試験

JIS

C

61558-2-19

  第 2-19 部:じょう(擾)乱減衰用変圧器の個別要求事項

JIS

C

61558-2-20

  第 2-20 部:小形リアクトルの個別要求事項

JIS

C

61558-2-23

  第 2-23 部:建築現場用変圧器の個別要求事項


日本工業規格

JIS

 C

61558-2-16

:2012

入力電圧 1 100 V 以下の変圧器,リアクトル,

電源装置及びこれに類する装置の安全性−

第 2-16 部:スイッチモード電源装置及びスイッチ

モード電源装置用変圧器の個別要求事項及び試験

Safety of transformers, reactors, power supply units and similar products for

voltages up to 1 100 V-Part 2-16: Particular requirements and tests for

switch mode power supply units and transformers for switch mode power

supply units

序文 

この規格は,2009 年に第 1 版として発行された IEC 61558-2-16 を基に,日本の配電事情などを考慮し,

技術的内容を変更して作成した日本工業規格であり,JIS C 61558-1 の関連する各箇条の規定と併せて適用

する規格である。

なお,この規格で独自に追加した細分箇条,表及び図の番号を 100 番台で,附属書の記号を AA 及び

BB で示す。また,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事

項である。変更の一覧表にその説明を付けて,

附属書 JC に示す。

適用範囲 

JIS C 61558-1

の箇条 を,次に置き換える。

この規格は,

スイッチモード電源装置及びスイッチモード電源装置用変圧器の安全性について規定する。

電子回路を組み込んだ変圧器もこの規格を適用する。

注記 1  安全性には,電気的,熱的及び機械的側面を含む。

この規格は,次の a)c)に適用する。

a) SELV

,PELV 又は FELV の交流又は直流の出力電圧を備える安全絶縁変圧器を組み込んだ,又は JIS C 

0365

及び JIS C 60364-4-41 に従って組み合わせた家庭用,その他の消費者用製品とともに用いるスイ

ッチモード電源装置。ただし,JIS C 6065JIS C 6950-1JIS C 8147 規格群及び IEC 61204-7 の適用

範囲となる製品を除く。

b)

最大出力電圧が交流 1 000 V 以下又はリプルフリーの直流 1 414 V 以下の家庭用,その他の消費者用製

品とともに用いるスイッチモード電源装置であって,a)並びに JIS C 6065JIS C 6950-1JIS C 8147

規格群及び IEC 61204-7 の適用範囲となる製品を除くもの。

c)

この規格は,スイッチモード電源装置の中に用いる変圧器に用いる場合がある(

附属書 BB 参照)。

この規格は,次に対する安全性要求事項を含む。


2

C 61558-2-16

:2012

−  JIS C 61558-2-1 に対応する一般用複巻変圧器を用いたスイッチモード電源装置

−  JIS C 61558-2-4 に対応する一般用絶縁変圧器を用いたスイッチモード電源装置

−  JIS C 61558-2-6 に対応する一般用安全絶縁変圧器を用いたスイッチモード電源装置

−  JIS C 61558-2-13 に対応する一般用単巻変圧器を用いたスイッチモード電源装置

JIS C 61558

規格群のこの規格以外の第 2 部を適用する特定用途のスイッチモード電源装置は,該当する

第 2 部で必要な要求事項を適用する。さらに,この規格に規定する要求事項を適用する。二つの要求事項

に差異がある場合,最も厳しいものを優先する。

注記 2  内部変圧器の最大定格入力電圧が 1 000 V のため,スイッチモード電源の最大定格入力電圧

は,整流の形式によって,更に低くなる場合がある。

この規格は,

(自然又は強制)空冷式であって,独立形,機器用,据置形又は可搬形で,単相又は多相の,

定格入力電圧が交流 1 100 V 以下,定格入力周波数が 500 Hz 以下,定格内部動作周波数が 500 Hz を超

え 100 MHz 以下,及び定格出力が 1 kVA 又は 1 kW 以下の,密封式又は非密封式の巻線をもつ乾式変圧

器を内蔵するスイッチモード電源装置に適用する。

附属書 BB を適用するスイッチモード電源装置用の機器用変圧器の定格出力は,次の値以下とする。

−  単相変圧器に対しては 25 kVA

−  多相電源装置に対しては 40 kVA

注記 3  更に高い周波数に対しては,追加の要求事項が必要になる場合がある。それまでは,この規

格をガイドとして用いてもよい。

スイッチモード電源装置の無負荷出力電圧又は定格出力電圧は,次の値以下とする。

−  複巻変圧器又は単巻変圧器を用いる場合,交流 1 000 V 又はリプルフリーの直流 1 415 V

−  絶縁変圧器を用いる場合,交流 500 V 又はリプルフリーの直流 708 V

−  安全絶縁変圧器を用いる場合,交流 50 V 又はリプルフリーの直流 120 V

独立形スイッチモード電源装置の無負荷出力電圧又は定格出力電圧は,次の値を超えるものとする。

−  複巻変圧器又は単巻変圧器を用いる場合,交流 50 V 又はリプルフリーの直流 120 V

この規格は,定格出力にかかわらず,スイッチモード電源装置,コンバータ及びインバータに適用でき

る。ただし,そのようなスイッチモード電源装置は,特殊用途用のため,購入者と製造業者との間で協定

を行う必要がある。

注記 4  この規格において,コンバータ及びインバータは,スイッチモード電源装置とみなす。

この規格は,この規格,JIS C 8147 規格群及び IEC 61204-7 の適用範囲に含まれない製品に対するガイ

ドとして用いてもよい。

この規格は,次のものには適用しない。

−  電動発電機

−  JIS C 4411 に従った無停電電源装置(UPS)

−  IEC 61204-7 の適用範囲に含まれるスイッチモード電源装置(つまり,低電圧電源供給素子,直流出

力,動作特性)並びに JIS C 1010-1JIS C 6065JIS C 6950-1 及び JIS T 0601-1 の適用範囲に含まれ

る用途のための直流電源・分配機器及びスイッチモード電源装置

−  JIS C 8147-1 の適用範囲に含まれるランプ制御装置

−  変圧器の入出力端子に接続することを意図した外部回路及びそれらの部品


3

C 61558-2-16

:2012

注記 5  次の事項について注意する。

−  車両,船舶又は航空機に搭載して用いることを意図した変圧器は,

(他の該当規格,我が

国の諸規則による)追加要求事項が必要になる場合がある。

−  菌類,害獣,害虫,太陽放射,着氷などの外部の影響から,エンクロージャ及びエンク

ロージャ内の部品を保護する対策も考慮することが望ましい。

−  変圧器の輸送,保管及び操作に関する様々な条件も考慮することが望ましい。

−  熱帯環境などの特殊な環境で用いることを意図した変圧器には,他の適切な規格及び我

が国の諸規則による追加要求事項を適用する場合がある。

注記 6  変圧器の将来の技術的進歩によって,周波数の上限を引き上げる必要が生じる可能性がある。

それまでは,この規格をガイドとして用いてもよい。

特に規定する場合を除き,SMPS という用語は,スイッチモード電源装置を意味する。

注記 7  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

IEC 61558-2-16:2009

,Safety of transformers, reactors, power supply units and similar products for

supply voltages up to 1 100 V

−Part 2-16: Particular requirements and tests for switch mode

power supply units and transformers for switch mode power supply units (MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“修正している”

ことを示す。

引用規格 

引用規格は,JIS C 61558-1 の箇条 によるほか,次による。

JIS C 0365

  感電保護−設備及び機器の共通事項

注記  対応国際規格:IEC 61140,Protection against electric shock−Common aspects for installation

and equipment

(IDT)

JIS C 1010-1

  測定,制御及び研究室用電気機器の安全性−第 1 部:一般要求事項

注記  対応国際規格:IEC 61010-1,Safety requirements for electrical equipment for measurement, control,

and laboratory use

−Part 1: General requirements(MOD)

JIS C 4411

(規格群)  無停電電源装置(UPS)

注記  対応国際規格:IEC 62040 (all parts),Uninterruptible power systems (UPS)(MOD)

JIS C 6950-1

  情報技術機器−安全性−第 1 部:一般要求事項

注記  対 応 国際 規格 : IEC 60950-1, Information technology equipment− Safety− Part 1: General

requirements

(MOD)

JIS C 8147

(規格群)  ランプ制御装置

注記  対応国際規格:IEC 61347(all parts),Lamp controlgear(MOD)

JIS C 8147-1

  ランプ制御装置−第 1 部:通則及び安全性要求事項

注記  対応国際規格:IEC 61347-1,Lamp controlgear−Part 1: General and safety requirements(MOD)

JIS C 60364-4-41

  低圧電気設備−第 4-41 部:安全保護−感電保護

注記  対応国際規格:IEC 60364-4-41,Low-voltage electrical installations−Part 4-41: Protection for

safety

−Protection against electric shock(IDT)

JIS C 60664-1:2009

  低圧系統内機器の絶縁協調−第 1 部:基本原則,要求事項及び試験

JIS C 60664-4:2009

  低圧系統内機器の絶縁協調−第 4 部:高周波電圧ストレスの考慮


4

C 61558-2-16

:2012

注記  対応国際規格:IEC 60664-4:2005,Insulation coordination for equipment within low-voltage

systems

−Part 4: Consideration of high-frequency voltage stress(IDT)

JIS C 61558-1:2012

  変圧器,電源装置,リアクトル及びこれに類する装置の安全性−第 1 部:通則及

び試験

注記  対応国際規格:IEC 61558-1:2005,Safety of power transformers, power supplies, reactors and

similar products

−Part 1: General requirements and tests 及び Amendment 1 :2009(MOD)

JIS C 61558-2-1

  変圧器,電源装置,リアクトル及びこれに類する装置の安全性−第 2-1 部:一般用

の複巻変圧器及び複巻変圧器を組み込んだ電源装置の個別要求事項及び試験

注記  対応国際規格:IEC 61558-2-1,Safety of power transformers, power supplies, reactors and similar

products

−Part 2-1: Particular requirements and tests for separating transformers and power supplies

incorporating separating transformers for general applications

(MOD)

JIS C 61558-2-4

  入力電圧 1 100 V 以下の変圧器,リアクトル,電源装置及びこれに類する装置の安

全性−第 2-4 部:絶縁変圧器及び絶縁変圧器を組み込んだ電源装置の個別要求事項及び試験

注記  対応国際規格:IEC 61558-2-4,Safety of transformers, reactors, power supply units and similar

products for supply voltages up to 1 100 V

−Part 2-4: Particular requirements and tests for isolating

transformers and power supply units incorporating isolating transformers

(MOD)

JIS C 61558-2-6

  入力電圧 1 100 V 以下の変圧器,リアクトル,電源装置及びこれに類する装置の安

全性−第 2-6 部:安全絶縁変圧器及び安全絶縁変圧器を組み込んだ電源装置の個別要求事項及び

試験

注記  対応国際規格:IEC 61558-2-6,Safety of transformers, reactors, power supply units and similar

products for supply voltages up to 1 100 V

−Part 2-6: Particular requirements and tests for safety

isolating transformers and power supply units incorporating safety isolating transformers

(MOD)

JIS C 61558-2-13

  入力電圧 1 100 V 以下の変圧器,リアクトル,電源装置及びこれに類する装置の安

全性−第 2-13 部:単巻変圧器及び単巻変圧器を組み込んだ電源装置の個別要求事項及び試験

注記  対応国際規格:IEC 61558-2-13,Safety of transformers, reactors, power supply units and similar

products for supply voltages up to 1 100 V

−Part 2-13: Particular requirements and tests for auto

transformers and power supply units incorporating auto transformers

(MOD)

JIS T 0601-1

  医用電気機器−第 1 部:安全に関する一般的要求事項

注記  対応国際規格:IEC 60601-1,Medical electrical equipment−Part 1: General requirements for basic

safety and essential performance

(MOD)

IEC 61204-7:2006

,Low-voltage power supplies, d.c. output−Part 7: Safety requirements

用語及び定義 

主な用語及び定義は,JIS C 61558-1 の箇条 の末尾に次の段落を追加するほか,次による。ただし,3.3.8

は,この規格による。

この規格では,箇条 3 に定義する用語のうち,実際に適用できるものを用いる。

3.1.1 

JIS C 61558-1

の 3.1.1 

注記の上に次の段落を追加する。

JIS C 61558-1

の用語“変圧器”は,この規格では SMPS を含む。

附属書 BB では,“変圧器”を“SMPS 用変圧器”に置き換える。 


5

C 61558-2-16

:2012

3.3.8 

動作電圧(working voltage)

無負荷状態又は通常の運転条件で,過渡電圧を無視し,定格入力電圧で絶縁物を介して(局所的に)発

生することがある交流又は直流の電圧の最大実効値。主電源から電源供給を受ける回路内の点と絶縁した

他の部分との間の動作電圧は,次のいずれか高い方を想定しなければならない。

−  定格入力電圧

−  測定した動作電圧

注記 1  互いに接続することを意図しない巻線間の絶縁システムでは,動作電圧は,これらの巻線の

いずれかに発生する最高電圧とみなす。

注記 2  3 相システムでは,動作電圧は公称電圧と異なる場合がある。

一般要求事項 

一般要求事項は,JIS C 61558-1 の箇条 による。

試験に関する一般的注意 

試験に関する一般的注意は,JIS C 61558-1 の箇条 による。

定格 

定格は,JIS C 61558-1 の箇条 によるほか,次による。

6.101

定格出力電圧は,次の値以下でなければならない。

−  単巻変圧器又は複巻変圧器を組み込んだ SMPS の場合,交流 1 000 V 又はリプルフリーの直流 1 415 V

−  絶縁変圧器を組み込んだ SMPS の場合,交流 500 V 又はリプルフリーの直流 708 V

−  安全絶縁変圧器を組み込んだ SMPS の場合,交流 50 V 又はリプルフリーの直流 120 V

単巻変圧器又は複巻変圧器を組み込んだ独立形 SMPS の場合,定格出力電圧は,交流 50 V 又はリプル

フリーの直流 120 V を超え,かつ,交流 1 000 V 又はリプルフリーの直流 1 415 V 以下でなければならな

い。

6.102 SMPS

の定格出力は,1 kVA 又は 1 kW 以下でなければならない。

注記 SMPS に組み込む変圧器については,附属書 BB を参照する。

6.103

定格入力周波数は,500 Hz 以下でなければならない。

6.104

定格内部動作周波数は,100 MHz 以下でなければならない。

6.105

定格入力電圧は,交流 1 100 V 以下でなければならない。

6.101

6.105 の要求事項に対する適否は,表示の検査によって判定する。

分類 

分類は,JIS C 61558-1 の箇条 による。 

表示及びその他の情報 

表示及びその他の情報は,JIS C 61558-1 の箇条 によるほか,次による。

8.1 

JIS C 61558-1

の 8.1 の h)を,次に置き換える。

h) SMPS

の図記号に加え,8.11 に示す,変圧器のタイプを表す適切な図記号。同じ構造に対して異なる


6

C 61558-2-16

:2012

第 2 部に対応する回路(例えば,JIS C 61558-2-6 に従った SELV 出力回路及び JIS C 61558-2-4 に従っ

た 230 V 出力回路)をもつ保護等級 IP00 の変圧器又は機器用変圧器の場合は,該当する図記号を用い

る。組込用変圧器及び組込用 SMPS に適用するための表示を除き,変圧器という用語は,SMPS に置

き換える。

8.11  JIS C 61558-1

の 8.11 の記号又は図記号の一覧に,次を追加する。

組み込んだ変圧器のタイプを表すために,次の図記号を用いなければならない。

記号又は図記号

説明又はタイトル

識別

F

F

又は

フェイルセーフ複巻変圧器を組み込んだ SMPS

又は

非耐短絡複巻変圧器を組み込んだ SMPS

IEC 60417-5223

(2002-10)

又は

耐短絡複巻変圧器を組み込んだ SMPS

(本質的又は非本質的)

IEC 60417-5220

(2002-10)

F F

又は

フェイルセーフ絶縁変圧器を組み込んだ SMPS

又は

非耐短絡絶縁変圧器を組み込んだ SMPS

又は

耐短絡絶縁変圧器を組み込んだ SMPS

(本質的又は非本質的)

F

フェイルセーフ安全絶縁変圧器を組み込んだ SMPS

非耐短絡安全絶縁変圧器を組み込んだ SMPS

耐短絡安全絶縁変圧器を組み込んだ SMPS

(本質的又は非本質的)

F

F

又は

フェイルセーフ単巻変圧器を組み込んだ SMPS

又は

非耐短絡単巻変圧器を組み込んだ SMPS

又は

耐短絡単巻変圧器を組み込んだ SMPS

(本質的又は非本質的)

S

SMPS

(スイッチモード電源装置)


7

C 61558-2-16

:2012

感電に対する保護 

感電に対する保護は,JIS C 61558-1 の箇条 による。

10 

入力電圧設定の変更 

入力電圧設定の変更は,JIS C 61558-1 の箇条 10 によるほか,次による。

10.101

出力電圧が定格出力電圧を超えず,かつ,該当する出力回路に電力を供給する変圧器のタイプに

応じ,無負荷出力電圧が出力電圧偏差の限度以内であれば,広範囲の供給電圧(例えば,交流 100∼240 V)

を許容する。

11 

負荷時の出力電圧及び出力電流 

負荷時の出力電圧及び出力電流は,JIS C 61558-1 の箇条 11 による。

12 

無負荷出力電圧 

無負荷出力電圧は,JIS C 61558-1 の箇条 12 の末尾に,次の段落及び細分箇条を追加する。

無負荷出力電圧は,JIS C 61558-1 の 5.4 に規定する周囲温度において,定格入力周波数の定格入力電圧

に SMPS を接続した状態で測定する。

12.101

無負荷出力電圧は,次の値以下でなければならない。

−  単巻変圧器又は複巻変圧器を組み込んだ SMPS の場合,交流 1 000 V 又はリプルフリーの直流 1 415 V

−  絶縁変圧器を組み込んだ SMPS の場合,交流 500 V 又はリプルフリーの直流 708 V

−  安全絶縁変圧器を組み込んだ SMPS の場合,交流 50 V 又はリプルフリーの直流 120 V

独立形変圧器の場合,相互接続を意図しない出力巻線を直列に接続した場合にも,この出力電圧の制限

を適用する。

12.102

無負荷出力電圧と負荷時定格出力電圧との差が大きくてはならない。

この箇条で測定した無負荷出力電圧と箇条 11 の試験期間中に測定した負荷時出力電圧との差は,後者の

電圧の百分率で表したとき,

表 101 の値以下でなければならない。

注記 1  差は,次の式によって求める。

100

load

load

load

-

no

×

U

U

U

(%)

ここに,

U

no-load

無負荷出力電圧(V)

U

load

負荷時出力電圧(V)

表 101−出力電圧差 

変圧器のタイプ

定格出力

VA

無負荷出力電圧と負荷時出力電圧と

の差(比率)

%

− 63 以下 20

− 63 を超え 250 以下 15

− 250 を超え 630 以下 10

− 630 を超え 5


8

C 61558-2-16

:2012

注記 2

表 101 の値は,JIS C 61558-2-4 の値に基づいており,この値は,JIS C 61558-2-1JIS C 

61558-2-6

及び JIS C 61558-2-13 に従った SMPS にも適用できる。

12.101

及び 12.102 の要求事項に対する適否は,測定によって判定する。

12.103

製造業者が指定する場合を除き,高い周波数の出力定格をもつ SMPS は,長さ 20∼200 cm の電

線を出力端子に接続し,最も悪い条件の下で試験する。二つのより合わせた電線,又はコード記号 60227 
IEC 53 のコードを用いてもよい。この導体の断面積は,SMPS の定格出力に従って決定し,通常使用中

の電流密度は,5 A/mm

2

以下でなければならない。

13 

短絡電圧 

短絡電圧は,JIS C 61558-1 の箇条 13 による。

13A 2

次短絡電流特性 

2 次短絡電流特性は,JIS C 61558-1 の箇条 13A による。 

14 

温度上昇 

温度上昇は,JIS C 61558-1 の箇条 14 によるほか,次による。

14.101

内部動作周波数が 1 kHz を超える変圧器を組み込んだ SMPS は,巻線及び絶縁材料の温度を決

定するために,熱電対又は同等の温度測定方法を用いてもよい。

熱電対による温度測定の場合,巻線温度に対する JIS C 61558-1 

表 の最大値を 10  ℃減じなければな

らない。熱電対は,組み込んだ変圧器の可触表面だけに取り付けなければならない。

注記  熱電対は,巻線と一緒に巻き込まないほうがよい。

15 

短絡及び過負荷に対する保護 

短絡及び過負荷に対する保護は,JIS C 61558-1 の箇条 15 によるほか,次による。

15.101

電子回路は,SMPS 内の故障状態が感電又は火災による障害を引き起こすことがないように,か

つ,機器の意図しない動作が安全性を損なうことがないように設計し,使用しなければならない。

適否は,JIS C 61558-1 

附属書 に規定する故障状態の評価によって判定する。

16 

機械的強度 

機械的強度は,JIS C 61558-1 の箇条 16 による。

17 

じんあい(塵埃),固形物及び水分の有害な侵入に対する保護 

じんあい,固形物及び水分の有害な侵入に対する保護は,JIS C 61558-1 の箇条 17 による。

18 

絶縁抵抗,耐電圧及び漏えい電流 

絶縁抵抗,耐電圧及び漏えい電流は,JIS C 61558-1 の箇条 18 によるほか,次による。ただし,18.4 

適用しない。

18.1  JIS C 61558-1

の 18.1 の第 1 段落の上に,次を追加する。

適切な場合,変圧器という用語を SMPS に置き換える。

18.3  JIS C 61558-1

の 18.3 

表 8a に欄 5)を追加する。


9

C 61558-2-16

:2012

表 8a−耐電圧試験電圧表 

動作電圧

V

耐電圧試験電圧の適用点

<50 100 150 300 600 1

000

5)

直列又は並列に接続することを意図した
巻線間の機能絶縁

動作電圧+500

18.101 SMPS

は,JIS C 60664-1 

表 F.5 に従った 1.2/50 μs のインパルス試験を次のように満足しなけ

ればならない。

18.3

の試験後,SMPS をインパルス試験装置に接続する。インパルス試験は,SMPS の入出力端子間に

各々の極性で 10 回行う。インパルスが SMPS 内部で発生する場合,各インパルスの間隔は,1 秒間以上

とする。

この試験の間に,巻線のターン間,入出力回路間,入力回路とその近傍との間,出力回路とその近傍と

の間,又は巻線と導電性コアとの間の絶縁は,絶縁破壊があってはならない。

19 

構造 

構造は,JIS C 61558-1 の箇条 19 による。ただし,19.1 は,次に置き換える。

19.1.1 

単巻変圧器を組み込んだ SMPS 

19.1.1.1

定格入力電圧が定格出力電圧よりも高いプラグ接続形単巻変圧器は,出力コンセントの対地電圧

が定格出力電圧以下でなければならない。

この要求事項は,19.1.1.2 又は 19.1.1.3 に適合しなければならない。

19.1.1.2 

有極性の入出力プラグ及びコンセントシステム 

変圧器を無極性のプラグ及びコンセントシステムで使用しないようにするための説明がなければならな

い。

19.1.1.3 

極性検出装置(無極性の入出力プラグ及びコンセントシステム用) 

極性検出装置は,出力コンセントの極の対地電圧が定格出力電圧を超えない場合にだけ,出力回路に給

電しなければならない。遮断装置の接点間隔は,各極で 3 mm 以上でなければならない。

注記  極性検出装置の例としては,電磁リレーがある。

適否は,次の試験によって判定する。

単巻変圧器は,最も不利な負荷及び出力電圧条件の下で,定格入力電圧の 1.06 倍の電源に接続する。入

力の極性を逆にして試験を繰り返す。試験中,各極で測定した対地電圧は,負荷時の最大出力電圧(箇条

11

の許容偏差を考慮に入れ,定格出力電圧の 1.06 倍)以下でなければならない。

適否は,測定によって判定する。

検出のため,極性検出装置が接地に流れる電流を使用する場合,この電流は 0.75 mA 以下でなければな

らず,また,電流が流れるのは,極性を反転するまでの測定期間中だけでなければならない。

適否は,測定によって判定する。

全ての試験は,JIS C 61558-1 の H.2.3 に規定する故障条件下で繰り返す。この場合,各極の対地電圧は,

5 秒間を超えて負荷時の最大出力電圧の 1.06 倍を超えてはならない。

適否は,測定によって判定する。


10

C 61558-2-16

:2012

19.1.2 

複巻変圧器を組み込んだ SMPS 

19.1.2.1

入力回路及び出力回路は互いに電気的に分離し,かつ,その構造は,故意の行為による場合を除

き,直接又は間接に他の導電部を通じてこれらの回路間に接続の可能性があってはならない。

適否は,箇条 18 及び箇条 26 を考慮に入れ,目視検査及び測定によって判定する。

19.1.2.2

入力巻線と出力巻線との間の絶縁は,少なくとも基礎絶縁で構成しなければならない。

さらに,次の要求事項を適用する。

−  クラス 0I の SMPS 及びクラス I の SMPS の場合,入力巻線と本体との間の絶縁及び出力巻線と本体と

の間の絶縁は,少なくとも動作電圧に対する基礎絶縁で構成しなければならない。

−  クラス II の SMPS の場合,入力巻線と本体との間の絶縁及び出力巻線と本体との間の絶縁は,動作電

圧に対する二重絶縁又は強化絶縁で構成しなければならない。

19.1.2.3

入力巻線と出力巻線との中間にあり,本体に接続しない導電部分(例えば,鉄芯)又は共振回路

をもつ SMPS の場合,中間導電部分(又は共振回路)と入力巻線との間,及び中間導電部分と出力巻線と

の間の絶縁は,少なくとも基礎絶縁で構成しなければならない。

注記  入力巻線,出力巻線又は本体から少なくとも基礎絶縁で分離していない中間導電部分(又は共

振回路)は,関連する(単数又は複数の)部分に接続しているものと考える。

さらに,次の要求事項を適用する。

−  クラス 0I の SMPS 及びクラス I の SMPS の場合,中間導電部分(又は共振回路)を介した入力巻線と

出力巻線との間の絶縁は,少なくとも動作電圧に対する基礎絶縁で構成しなければならない。

−  クラス II の SMPS の場合,中間導電部分(又は共振回路)を介した入力巻線と本体との間の絶縁及び

出力巻線と本体との間の絶縁は,入出力電圧に対する二重絶縁又は強化絶縁で構成しなければならな

い。

19.1.2.4

出力回路の部分は,保護接地に接続してもよい。

19.1.2.5

出力回路と本体との間は,機器用変圧器の関連する機器規格で許容する場合,又は JIS C 61558-1

の 19.8 を満足する場合を除き,直接接続があってはならない。ただし,19.8 に従ったコンデンサは許容す

る。

適否は,目視検査によって判定する。

19.1.3 

絶縁変圧器又は安全絶縁変圧器を組み込んだ SMPS 

19.1.3.1

入力回路及び出力回路は互いに電気的に分離し,かつ,その構造は,故意の行為による場合を除

き,直接又は間接に他の導電部を介してこれらの回路間に接続の可能性があってはならない。

適否は,箇条 18,箇条 19 及び箇条 26 を考慮に入れ,目視検査及び測定によって判定する。

19.1.3.2

入力巻線と出力巻線との間の絶縁は,19.1.3.4 の要求事項に適合する場合を除き,動作電圧に対

する二重絶縁又は強化絶縁で構成しなければならない。

さらに,次の要求事項を適用する。

−  プラグによって電源に接続することを意図しないクラス I 変圧器については,入力巻線と,接地した

本体との間の絶縁は,

少なくとも入力電圧に対する基礎絶縁で構成しなければならない。

出力巻線と,

接地した本体との間の絶縁は,少なくとも出力電圧に対する基礎絶縁で構成しなければならない。

−  プラグによって電源に接続することを意図したクラス 0I 変圧器及びクラス I 変圧器については,入力

巻線と本体との間の絶縁は,少なくとも動作電圧に対する基礎絶縁で構成しなければならず,出力巻

線と本体との間の絶縁は,少なくとも動作電圧に対する付加絶縁で構成しなければならない。

−  クラス II 変圧器については,入力巻線と本体との間の絶縁は,入力電圧に対する二重絶縁又は強化絶


11

C 61558-2-16

:2012

縁で構成しなければならない。出力巻線と本体との間の絶縁は,出力電圧に対する二重絶縁又は強化

絶縁で構成しなければならない。

19.1.3.3

中間導電部(例えば,鉄芯)を本体に接続せずに入出力巻線間に配置する変圧器については,次

の要求事項を適用する。

19.1.3.3.1

クラス 0I 変圧器,クラス I 及びクラス II 変圧器については,中間導電部を介しての入出力巻線

間の絶縁は,動作電圧に対する二重絶縁又は強化絶縁で構成しなければならない。

−  クラス II 変圧器については,中間導電部を介しての入力巻線と本体との間の絶縁及び出力巻線と本体

との間の絶縁は,入出力電圧に対する二重絶縁又は強化絶縁で構成しなければならず,SELV 回路に

ついては基礎絶縁だけを要求する。

−  独立形以外の変圧器(保護等級 IP00 の変圧器)については,中間導電部を介しての入出力巻線間の絶

縁は,動作電圧に対する二重絶縁又は強化絶縁で構成しなければならない。

19.1.3.3.2

プラグによって電源に接続することを意図しないクラス I 変圧器,及び独立形以外の変圧器(保

護等級 IP00 の変圧器)については,19.1.3.3.1 の代替手段として,鉄芯の全ての積層板を接地する(例え

ば,はんだ付け又は溶接)ことを保証した構造であり,データシート又は取扱説明書に,その変圧器の安

全性が接地に依存していること,及びクラス II 装置内で使用できないことを明記している場合は,入力巻

線と接地した中間導電部との間の絶縁,及び出力巻線と接地した中間導電部との間の絶縁は,少なくとも

入出力電圧に対する基礎絶縁で構成しなければならない。

19.1.3.3.3  19.1.3.3.1

及び 19.1.3.3.2 に追加して,中間導電部と入力巻線との間の絶縁,及び中間導電部と

出力巻線との間の絶縁は,少なくとも入出力電圧に対する基礎絶縁で構成しなければならない。入出力巻

線又は本体から少なくとも基礎絶縁で隔離していない中間導電部は,関連する部分に接続しているとみな

す。

注記  一方の巻線から二重絶縁又は強化絶縁によって分離している中間金属部分は,もう一方の巻線

に接続しているとみなす。

19.1.3.4

プラグによって電源に接続することを意図しないクラス I 変圧器については,入力巻線と出力巻

線との間の絶縁は,次の条件を満たす場合,二重絶縁又は強化絶縁の代わりに,基礎絶縁と保護スクリー

ンとで構成してもよい。

−  入力巻線と保護スクリーンとの間の絶縁は,入力電圧に対する基礎絶縁に関する要求事項に適合しな

ければならない。

−  保護スクリーンと出力巻線との間の絶縁は,出力電圧に対する基礎絶縁に関する要求事項に適合しな

ければならない。

−  ほかに規定しない限り,保護スクリーンは,少なくとも,入力巻線の全幅を覆う金属はく又は巻線形

スクリーンで構成しなければならず,ギャップ又は穴があってはならない。

−  保護スクリーンが入力巻線の全幅を覆っていない場合,粘着テープ又は同等の絶縁を使用して,その

場所の二重絶縁を確保しなければならない。

−  保護スクリーンが金属はくで作られている場合,ターンを互いに絶縁しなければならない。1 ターン

だけの場合は,3 mm 以上のオーバーラップで絶縁しなければならない。

−  巻線形スクリーンのワイヤ及び保護スクリーンの口出し線は,絶縁破壊が生じた場合に,絶縁システ

ムの破壊によって口出し線が破壊される前に過負荷保護装置が回路を開くようにするために,少なく

とも過負荷保護装置の定格電流に対応した断面積をもたなければならない。

−  口出し線は,

保護スクリーンにはんだ付けするか,

又は同等に確実な方法で固定しなければならない。


12

C 61558-2-16

:2012

各種のプラグ(組み込んだ,又は組み込んでいないもの)によって電源に接続することを意図する変圧

器については,

“基礎絶縁プラス保護スクリーン”の代替方法は許容しない。

注記  この細分箇条に関しては,“巻線”という用語は,内部回路を含まない。

巻線の構造の例を,JIS C 61558-1 

附属書 に示す。

19.1.3.5

機器用変圧器の関連する機器規格で許容する場合,又は JIS C 61558-1 の 19.8 を満足する場合を

除き,出力回路と保護接地との間に接続があってはならない。

19.1.3.6

機器用変圧器の関連する機器規格で許容する場合,又は JIS C 61558-1 の 19.8 を満足する場合を

除き,出力回路と本体との間に直接接続があってはならない。

適否は,目視検査によって判定する。

19.1.3.7

絶縁変圧器及び安全絶縁変圧器を組み込んだ SMPS については,外部配線接続用の入力端子及び

出力端子は,それらの端子への導体の挿入点間で測定した距離が 25 mm 以上になるように配置しなけれ

ばならない。

この距離を隔壁によって達成する場合,

測定は隔壁上及び周囲について行わなければならず,

隔壁は絶縁材料製で,変圧器に永久的に固定しなければならない。

適否は,目視検査及び中間導電部を無視した測定によって,判定する。

19.1.3.8

定格出力が 630 VA 以下の可搬形変圧器は,クラス II でなければならない。

19.1.3.9

19.1.3.6 と重複するため,削除した。

19.1.3.10

19.1.3.4 と重複するため,削除した。

20 

部品 

部品は,JIS C 61558-1 の箇条 20 による。

21 

内部配線 

内部配線は,JIS C 61558-1 の箇条 21 による。

22 

電源接続及びその他の外部可とうケーブル又はコード 

電源接続及びその他の外部可とうケーブル又はコードは,JIS C 61558-1 の箇条 22 による。

23 

外部導体用端子 

外部導体用端子は,JIS C 61558-1 の箇条 23 による。

24 

保護接地接続 

保護接地接続は,JIS C 61558-1 の箇条 24 による。

25 

ねじ及び接続部 

ねじ及び接続部は,JIS C 61558-1 の箇条 25 による。

26 

沿面距離,空間距離及び絶縁物を通しての距離 

沿面距離,空間距離及び絶縁物を通しての距離は,JIS C 61558-1 の箇条 26 によるほか,次による。

適否は,JIS C 61558-1 の H.3 に規定する試験及び次の 26.101∼26.106 の要求事項によって判定する。

26.101

一般的に JIS C 61558-1 

表 13,表 C.1 及び表 D.1 に示す沿面距離,空間距離,絶縁物を通して


13

C 61558-2-16

:2012

の距離を適用できる。

26.102

周波数が 30 kHz を超える場合,JIS C 60664-4 に従って,次の要求事項が適用できる。JIS C 

60664-4

では,周波数が 3 MHz までの沿面距離,空間距離及び固体絶縁物の値を要求している。この規格

で 3 MHz を超える周波数を使用する場合は,JIS C 60664-4 の箇条 の高周波試験(高周波高電圧試験及

び高周波部分放電試験)を要求する。

26.103 

空間距離 

空間距離は,次による。

a)

周波数が 30 kHz を超える場合,空間距離は,次の二つの規定値を適用する。

表 104 に従ったピーク動作電圧測定に基づく規定値,及び代替として,準平等電界条件の場合は表

102

に従った規定値

−  JIS C 61558-1 

表 13,表 C.1 及び表 D.1 に従った実効値動作電圧測定に基づく規定値

最小空間距離は,二つの値の大きい方とする。

b)

周波数が 30 kHz 以下の場合,空間距離は,次の二つの規定値を適用する。

表 103 に従った反復ピーク電圧のピーク動作電圧測定に基づく規定値

−  JIS C 61558-1 

表 13,表 C.1 及び表 D.1 に従った実効値動作電圧測定に基づく規定値

最小空間距離は,二つの値の大きい方とする。

図 101−空間距離の規定値の決定の図解 

(対応国際規格の図は,本文との間に違いがあるため削除した。

表 102JIS C 60664-4 に従った周波数が 30 kHz を超える準平等電界条件に対する空間距離の値 

準平等電界の空間距離

動作電圧(ピーク値)

V

基礎絶縁

mm

二重絶縁又は強化絶縁

mm

330 0.02

0.03

400 0.04

0.06

500 0.07

0.11

600 0.1

0.16

800 0.15

0.33

1 000

0.2

0.45

1 200

0.3

0.57

1 500

0.43

0.8

2 000

0.6

1.2

2 500

0.86

1.5

3 000

1.1

2.0

4 000

1.5

3.0

5 000

2.1

3.5

6 000

3.1

4.5

8 000

3.5

6.0

注記  この表の値は,JIS C 60664-1 の表 F.7a の値を基にしている(表 F.7a のピ

ーク電圧の 125 %)

。二重絶縁又は強化絶縁の値は,JIS C 60664-1 のピーク

電圧に耐える値に係数 1.6 を用いて算出している。

表 102 にある値が JIS C 61558-1 の表 13 の値未満の場合,表 13 の値を適用する。


14

C 61558-2-16

:2012

導電部の曲率半径が空間距離の 20 %以上のとき,準平等電界が存在するとみなす。

表 103−周波数が 30 kHz 以下の SMPS の一次回路で発生する 

過渡過電圧又は反復ピーク電圧に対する空間距離の値 

不平等電界の空間距離

電圧(ピーク値)

V

基礎絶縁

mm

二重絶縁又は強化絶縁

mm

330 0.01  0.04

400 0.02  0.07

500 0.04  0.13

600 0.06  0.2

800 0.13  0.5

1 000

0.26

0.87

1 200

0.42

1.18

1 500

0.76

1.7

2 000

1.27

2.7

2 500

1.8

3.8

3 000

2.4

5.4

4 000

3.8

8.5

5 000

5.7

11

6 000

7.9

14.4

8 000

11.0

20.6

注記  この表の値は,JIS C 60664-1 の表 F.7a の値を基にしている。二重絶縁又は

強化絶縁の値は,JIS C 60664-1 のピーク電圧に耐える値に係数 1.6 を用い

て算出している。

表 103 にある値が JIS C 61558-1 の表 13 の値未満の場合,表 13 の値を適用する。 

表 104−周波数が 30 kHz を超える不平等電界条件に対する空気中の空間距離の最小値 

動作電圧

U

peak

kV

基礎絶縁又は付加絶縁

の空間距離

mm

二重絶縁又は強化絶縁

の空間距離

mm

0.6

以下 0.06

0.12

0.8 0.18  0.36

1.0 0.5  1.0

1.2 1.4  2.8

1.4 2.35  4.7

1.6 4.0  8.0

1.8 6.7  13.4

2.0 11

22.0

注記  この表の値は,JIS C 60664-4 の表 の値を基にしており,二重絶縁又は強

化絶縁の値は,JIS C 60664-1 に従った基礎絶縁の値を 2 倍している。

補間を認める。

表 104 にある値が JIS C 61558-1 の表 13 の値未満の場合,表 13 の値を適用する。


15

C 61558-2-16

:2012

26.104

空間距離を決定するための

表 102∼表 104 の動作電圧は,ピーク電圧を用いる。

全てのピーク電圧は,マイクロ秒ピークでも,

表 102∼表 104 に従って決定する。

測定した実効値電圧は,JIS C 61558-1 

表 13 に従って決定する。構造が JIS C 60664-4 の 4.3 の準平等

電界条件に対する要求事項を満たす場合,

表 102 の値を適用しなければならない。

26.105 

沿面距離 

沿面距離は,次の二つの規定値を適用する。

表 105∼表 110 に従ったピーク動作電圧測定に基づく規定値

−  JIS C 61558-1 

表 13,表 C.1 及び表 D.1 に従った実効値動作電圧測定に基づく規定値

表 105∼表 110 の値は,30 kHz を超える周波数に対するトラッキング現象の影響を考慮していない。全

てのピークは,動作電圧のピーク値に含む。したがって,

表 105∼表 110 の 30 kHz を超える周波数に対す

る値が JIS C 61558-1 

表 13,表 C.1 及び表 D.1 の該当する値よりも低い場合は,高い方の値を適用しな

ければならない。

図 102−沿面距離の規定値の決定の図解 

(対応国際規格の図は,本文との間に違いがあるため削除した。

 


表 105−基礎絶縁又は付加絶縁−種々の周波数範囲に対する沿面距離の最小値(汚損度 1 

沿面距離

mm

動作電圧

U

peak

a)

kV

30 kHz

を超え

100 kHz

未満

150 kHz

未満

200 kHz

未満

300 kHz

未満

400 kHz

未満

500 kHz

未満

600 kHz

未満

700 kHz

未満

800 kHz

未満

900 kHz

未満

1 MHz

未満

2 MHz

未満

3 MHz

未満

0.1 0.02

− 0.30

0.2 0.04

− 0.15 2.80

0.3

0.08

0.09 0.09 0.09 0.09 0.09 0.09 0.09 0.09 0.09 0.09 0.80

20.00

0.4

0.13

0.13 0.13 0.14 0.15 0.16 0.18 0.19 0.24 0.30 0.35 4.50

0.5

0.18

0.19 0.19 0.22 0.25 0.30 0.35 0.40 0.77 1.13 1.50

20.00

0.6

0.27

0.27 0.27 0.34 0.40 0.55 0.70 0.85 2.23 3.62 5.00

0.7

0.36

0.37 0.38 0.53 0.68 1.09 1.49 1.90 7.93

13.97

20.00

0.8

0.45

0.50 0.55 0.83 1.10 2.00 2.90 3.80

0.9

0.53

0.67 0.82 1.36 1.90 4.17 6.43 8.70

1.0

0.60

0.88 1.15 2.08 3.00 8.00

13.00

18.00

1.1

0.68

1.19 1.70 3.35 5.00

1.2

0.85

1.63 2.40 5.30 8.20

1.3 1.20

2.35

3.50

1.4 1.65

3.33

5.00

1.5 2.30

4.80

7.30

1.6 3.15

1.7 4.40

1.8 6.10

この表に規定する範囲の動作電圧に対する沿面距離は,補間によってもよい。 
沿面距離の値が空間距離の値よりも低い場合,沿面距離に対して空間距離の値を適用しなければならない。 
ピーク動作電圧は,小さなピークを含む。26.105 参照。実効値に基づく測定も行う。26.104 及び 26.105 参照。

表中のダッシュ(−)は,この周波数に対する沿面距離の規定がないことを示す。これらの値は,検討中である。 

a)

この欄の電圧は,高周波電圧の最も高いピーク電圧である。この電圧は,定格入力電圧及び通常動作において,入出力回路間の絶縁を介して発生す
る場合がある。出力回路は,この電圧の測定のために接地する。過渡電圧を含む。

16

C

 61558-2-

16

201

2


表 106−基礎絶縁又は付加絶縁−種々の周波数範囲に対する沿面距離の最小値(汚損度 2 

沿面距離

mm

動作電圧

U

peak

a)

kV

30 kHz

を超え

100 kHz

未満

150 kHz

未満

200 kHz

未満

300 kHz

未満

400 kHz

未満

500 kHz

未満

600 kHz

未満

700 kHz

未満

800 kHz

未満

900 kHz

未満

1 MHz

未満

2 MHz

未満

3 MHz

未満

0.1 0.02

− 0.36

0.2 0.05

− 0.18 3.36

0.3

0.10

0.10 0.11 0.11 0.11 0.11 0.11 0.11 0.11 0.11 0.11 0.96

24.00

0.4

0.15

0.15 0.16 0.17 0.18 0.20 0.21 0.23 0.29 0.36 0.42 5.40

0.5

0.22

0.22 0.23 0.26 0.30 0.36 0.42 0.48 0.92 1.36 1.80

24.00

0.6

0.32

0.32 0.32 0.40 0.48 0.66 0.84 1.02 2.68 4.34 6.00

0.7

0.43

0.44 0.46 0.64 0.82 1.30 1.79 2.28 9.52

16.76

24.00

0.8

0.54

0.60 0.66 0.99 1.32 2.40 3.48 4.56

0.9

0.63

0.81 0.98 1.63 2.28 5.00 7.72

10.44

1.0

0.72

1.05 1.38 2.49 3.60 9.60

15.60

21.60

1.1

0.82

1.43 2.04 4.02 6.00

1.2

1.02

1.95 2.88 6.36 9.84

1.3 1.44

2.82

4.20

1.4 1.98

3.99

6.00

1.5 2.76

5.76

8.76

1.6 3.78

1.7 5.28

1.8 7.32

この表に規定する範囲の動作電圧に対する沿面距離は,補間によってもよい。 
沿面距離の値が空間距離の値よりも小さい場合,沿面距離に対して空間距離の値を適用しなければならない。 
ピーク動作電圧は,小さなピークを含む。26.105 参照。実効値に基づく測定も行う。26.104 及び 26.105 参照。

表中のダッシュ(−)は,この周波数に対する沿面距離の規定がないことを示す。これらの値は,検討中である。 

a)

この欄の電圧は,高周波電圧の最も高いピーク電圧である。この電圧は,定格入力電圧及び通常動作において,入出力回路間の絶縁を介して発生す
る場合がある。出力回路は,この電圧の測定のために接地する。過渡電圧を含む。

17

C

 61558-2-

16

201

2


表 107−基礎絶縁又は付加絶縁−種々の周波数範囲に対する沿面距離の最小値(汚損度 3 

沿面距離

mm 

動作電圧

U

peak

a)

kV 

30 kHz

を超え

100 kHz

未満

150 kHz

未満

200 kHz

未満

300 kHz

未満

400 kHz

未満

500 kHz

未満

600 kHz

未満

700 kHz

未満

800 kHz

未満

900 kHz

未満

1 MHz

未満

2 MHz

未満

3 MHz

未満

0.1 0.02

− 0.42

0.2 0.06

− 0.21 3.92

0.3

0.12

0.12 0.13 0.13 0.13 0.13 0.13 0.13 0.13 0.13 0.13 1.12

28.00

0.4

0.18

0.18 0.18 0.20 0.21 0.23 0.25 0.27 0.34 0.42 0.49 6.30

0.5

0.26

0.26 0.27 0.31 0.35 0.42 0.49 0.56 1.07 1.59 2.10

28.00

0.6

0.37

0.38 0.38 0.47 0.56 0.77 0.98 1.19 3.13 5.06 7.00

0.7

0.50

0.52 0.53 0.74 0.95 1.52 2.09 2.66

11.11

19.55

28.00

0.8

0.63

0.70 0.77 1.16 1.54 2.80 4.06 5.32

0.9

0.74

0.94 1.15 1.90 2.66 5.83 9.01

12.18

1.0

0.84

1.23 1.61 2.91 4.20

11.20

18.20

25.20

1.1

0.96

1.67 2.38 4.69 7.00

1.2

1.19

2.28 3.36 7.42

11.48

1.3 1.68

3.29

4.90

1.4 2.31

4.66

7.00

1.5 3.22

6.72

10.22

1.6 4.41

1.7 6.16

1.8 8.54

この表に規定する範囲の動作電圧に対する沿面距離は,補間によってもよい。 
沿面距離の値が空間距離の値よりも小さい場合,沿面距離に対して空間距離の値を適用しなければならない。 
ピーク動作電圧は,小さなピークを含む。26.105 参照。実効値に基づく測定も行う。26.104 及び 26.105 参照。

表中のダッシュ(−)は,この周波数に対する沿面距離の規定がないことを示す。これらの値は,検討中である。 

a)

この欄の電圧は,高周波電圧の最も高いピーク電圧である。この電圧は,定格入力電圧及び通常動作において,入出力回路間の絶縁を介して発生す
る場合がある。出力回路は,この電圧の測定のために接地する。過渡電圧を含む。

18

C

 61558-2-

16

201

2


表 108−二重絶縁又は強化絶縁−種々の周波数範囲に対する沿面距離の最小値(汚損度 1 

沿面距離

mm

動作電圧

U

peak

a)

kV

30 kHz

を超え

100 kHz

未満

150 kHz

未満

200 kHz

未満

300 kHz

未満

400 kHz

未満

500 kHz

未満

600 kHz

未満

700 kHz

未満

800 kHz

未満

900 kHz

未満

1 MHz

未満

2 MHz

未満

3 MHz

未満

0.1 0.03

− 0.60

0.2 0.08

− 0.30 5.60

0.3

0.17

0.17 0.18 0.18 0.18 0.18 0.18 0.18 0.18 0.18 0.18 1.60

40.00

0.4

0.25

0.26 0.26 0.28 0.30 0.33 0.35 0.38 0.49 0.59 0.70 9.00

0.5

0.37

0.37 0.38 0.44 0.50 0.60 0.70 0.80 1.53 2.27 3.00

40.00

0.6

0.53

0.54 0.54 0.67 0.80 1.10 1.40 1.70 4.47 7.23

10.00

0.7

0.72

0.74 0.76 1.06 1.36 2.17 2.99 3.80

15.87

27.93

40.00

0.8

0.90

1.00 1.10 1.65 2.20 4.00 5.80 7.60

0.9

1.05

1.35 1.64 2.72 3.80 8.33

12.87

17.40

1.0

1.20

1.75 2.30 4.15 6.00

16.00

26.00

36.00

1.1 1.37 2.38

3.40

6.70

10.00

1.2 1.70 3.25

4.80

10.60

16.40

1.3 2.40 4.70

7.00

1.4 3.30 6.65

10.00

1.5 4.60 9.60

14.60

1.6 6.30

1.7 8.80

1.8 12.20

この表に規定する範囲の動作電圧に対する沿面距離は,補間によってもよい。 
沿面距離の値が空間距離の値よりも小さい場合,沿面距離に対して空間距離の値を適用しなければならない。 
ピーク動作電圧は,小さなピークを含む。26.105 参照。実効値に基づく測定も行う。26.104 及び 26.105 参照。

表中のダッシュ(−)は,この周波数に対する沿面距離の規定がないことを示す。これらの値は,検討中である。 

a)

この欄の電圧は,高周波電圧の最も高いピーク電圧である。この電圧は,定格入力電圧及び通常動作において,入出力回路間の絶縁を介して発生す
る場合がある。出力回路は,この電圧の測定のために接地する。過渡電圧を含む。

19

C

 61558-2-

16

201

2


表 109−二重絶縁又は強化絶縁−種々の周波数範囲に対する沿面距離の最小値(汚損度 2 

沿面距離

mm

動作電圧

U

peak

a)

kV

30 kHz

を超え

100 kHz

未満

150 kHz

未満

200 kHz

未満

300 kHz

未満

400 kHz

未満

500 kHz

未満

600 kHz

未満

700 kHz

未満

800 kHz

未満

900 kHz

未満

1 MHz

未満

2 MHz

未満

3 MHz

未満

0.1 0.04

− 0.72

0.2 0.10

− 0.36 6.72

0.3

0.20

0.21 0.22 0.22 0.22 0.22 0.22 0.22 0.22 0.22 0.22 1.92

48.00

0.4

0.30

0.31 0.31 0.34 0.36 0.39 0.42 0.46 0.58 0.71 0.84

10.80

0.5

0.44

0.45 0.46 0.53 0.60 0.72 0.84 0.96 1.84 2.72 3.60

48.00

0.6

0.64

0.64 0.65 0.80 0.96 1.32 1.68 2.04 5.36 8.68

12.00

0.7

0.86

0.89 0.91 1.27 1.63 2.61 3.58 4.56

19.04

33.52

48.00

0.8

1.08

1.20 1.32 1.98 2.64 4.80 6.96 9.12

0.9

1.26

1.61 1.97 3.26 4.56

10.00

15.44

20.88

1.0

1.44

2.10 2.76 4.98 7.20

19.20

31.20

43.20

1.1

1.64

2.86 4.08 8.04

12.00

1.2

2.04

3.90  5.76 12.72 19.68

1.3 2.88

5.64

8.40

1.4 3.96

7.98

12.00

1.5 5.52

11.52

17.52

1.6 7.56

1.7 10.56

1.8 14.64

この表に規定する範囲の動作電圧に対する沿面距離は,補間によってもよい。 
沿面距離の値が空間距離の値よりも小さい場合,沿面距離に対して空間距離の値を適用しなければならない。 
ピーク動作電圧は,小さなピークを含む。26.105 参照。実効値に基づく測定も行う。26.104 及び 26.105 参照。

表中のダッシュ(−)は,この周波数に対する沿面距離の規定がないことを示す。これらの値は,検討中である。 

a)

この欄の電圧は,高周波電圧の最も高いピーク電圧である。この電圧は,定格入力電圧及び通常動作において,入出力回路間の絶縁を介して発生す
る場合がある。出力回路は,この電圧の測定のために接地する。過渡電圧を含む。

 

20

C

 61558-2-

16

201

2


表 110−二重絶縁又は強化絶縁−種々の周波数範囲に対する沿面距離の最小値(汚損度 3 

沿面距離

mm

動作電圧

U

peak

a)

kV

30 kHz

を超え

100 kHz

未満

150 kHz

未満

200 kHz

未満

300 kHz

未満

400 kHz

未満

500 kHz

未満

600 kHz

未満

700 kHz

未満

800 kHz

未満

900 kHz

未満

1 MHz

未満

2 MHz

未満

3 MHz

未満

0.1 0.05

− 0.84

0.2 0.12

− 0.42 7.84

0.3

0.23

0.24 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 2.24

56.00

0.4

0.35

0.36 0.36 0.39 0.42 0.46 0.49 0.53 0.68 0.83 0.98

12.60

0.5

0.51

0.52 0.53 0.62 0.70 0.84 0.98 1.12 2.15 3.17 4.20

56.00

0.6

0.75

0.75 0.76 0.94 1.12 1.54 1.96 2.38 6.25

10.13

14.00

0.7

1.00

1.03 1.06 1.48 1.90 3.04 4.18 5.32

22.21

39.11

56.00

0.8

1.26

1.40 1.54 2.31 3.08 5.60 8.12

10.64

0.9

1.47

1.88 2.30 3.81 5.32 11.67

18.01

24.36

1.0

1.68

2.45  3.22  5.81  8.40 22.40 36.40 50.40

1.1 1.91

3.34

4.76

9.38

14.00

1.2 2.38

4.55

6.72

14.84

22.96

1.3 3.36

6.58

9.80

1.4 4.62

9.31

14.00

1.5 6.44

13.44

20.44

1.6 8.82

1.7 12.32

1.8 17.08

この表に規定する範囲の動作電圧に対する沿面距離は,補間によってもよい。 
沿面距離の値が空間距離の値よりも小さい場合,沿面距離に対して空間距離の値を適用しなければならない。 
ピーク動作電圧は,小さなピークを含む。26.105 参照。実効値に基づく測定も行う。26.104 及び 26.105 参照。

表中のダッシュ(−)は,この周波数に対する沿面距離の規定がないことを示す。これらの値は,検討中である。 

a)

この欄の電圧は,高周波電圧の最も高いピーク電圧である。この電圧は,定格入力電圧及び通常動作において,入出力回路間の絶縁を介して発生す
る場合がある。出力回路は,この電圧の測定のために接地する。過渡電圧を含む。

 
 

21

C

 61558-2-

16

201

2


22

C 61558-2-16

:2012

26.106 

絶縁物を通しての距離 

高周波電圧による部分放電試験(PD 試験)の代わりに,電界を計算すること及び次に示す限度未満で

あることを保証することによって,絶縁物を通しての距離の試験を判定できる。この方法は,次に示す条

件を満たす場合にだけ適用できる。

−  最高周波数が 10 MHz 未満

−  電界強度がほぼ均一で,

図 103 に規定する値以下

−  固体絶縁物の中にボイド(気泡)又は空隙が存在しない

注記 1  この細分箇条の次の文及び図は,JIS C 60664-4 の 6.3 による。

固体絶縁物

d

1

が 0.75 mm 以上の厚い層の場合,電界強度

E

  のピーク値は,2 kV/mm 以下でなければ

ならない。

固体絶縁物

d

2

が 30  μm 以下の薄い層の場合,電界強度のピーク値は,10 kV/mm 以下でなければなら

ない。

固体絶縁物

d

d

1

未満かつ

d

2

を超える場合,

d

に従った電界強度のピーク値は,次の式(1)によって算

出する(

図 103 も参照)。算出した電界強度

E

は,式(1)で与える限度値以下でなければならない。

667

.

1

25

.

0

d

E

 (1)

ここに,

E

電界強度(kV/mm)

d

固体絶縁物の厚さ(mm)

注記 2  電界強度の平均値からの偏差が±20 %未満の場合,電界はほぼ均一であるとみなす。

図 103−式(1)による固体絶縁物の規定値の決定のための許容電界強度 


23

C 61558-2-16

:2012

固体絶縁物の規定値の決定のために電界強度を使用するには,ボイド(気泡)又は空隙が介在せず,ほ

ぼ均一の電界分布が必要になる。電界が均一でない場合,ピーク値が式(1)又は

図 103 からそれぞれ得られ

る値よりも高い場合,ボイド若しくは空隙を排除できない場合,又は 10 MHz  を超える高い周波数の場合,

高周波電圧を用いた耐電圧試験又は部分放電試験が必要になる。JIS C 60664-1 の 5.3.2 に従って,耐電圧

試験は短時間ストレスに,また,部分放電試験は長時間ストレスに適用する。

27 

耐熱性,耐火性及び耐トラッキング性 

耐熱性,耐火性及び耐トラッキング性は,JIS C 61558-1 の箇条 27 による。ただし,27.2 は,適用しな

い。

28 

耐腐食性 

耐腐食性は,JIS C 61558-1 の箇条 28 による。


24

C 61558-2-16

:2012

附属書

附属書は,JIS C 61558-1 の附属書によるほか,次による。

 

附属書 AA

(参考)

部分放電(PD)試験

部分放電試験は,ブラックボックステストに用いることを意図し,検討中。


25

C 61558-2-16

:2012

附属書 BB

(規定)

内部周波数が 500 Hz を超えるスイッチモード電源装置用の機器用変圧器に

対する個別要求事項

BB.0 

序論 

この附属書は,内部周波数が 500 Hz を超えるスイッチモード電源装置用の機器用変圧器を個別に試験

するときにだけ,適用する。

変圧器を組み込んだ SMPS がこの規格に従う場合,この附属書を用いる必要はない。

注記  この附属書は,JIS C 61558-2-17 を置き換えたものである。

BB.1 

適用範囲 

適用範囲は,この規格の箇条 に次を追加する。

この附属書は,内部周波数が 500 Hz を超える単相又は多相で空冷式のスイッチモード電源装置用の,

次の機器用電源変圧器に適用する。

−  複巻変圧器

−  絶縁変圧器

−  安全絶縁変圧器

この附属書は,定格入力電圧が交流 1 000 V 以下,定格周波数が 500 Hz を超え 100 MHz 以下で,定格

出力が次の値以下の変圧器に適用する。

−  単相変圧器に対しては 25 kVA

−  多相電源装置に対しては 40 kVA

この規格は,乾式変圧器に適用する。巻線は,密封式でも非密封式でもよい。 

BB.4 

一般要求事項 

一般要求事項は,JIS C 61558-1 の箇条 による。ただし,4.2 は,次の BB.4.2 に置き換える。

BB.4.2

スイッチモード電源装置用の変圧器は,JIS C 61558-1 及びこの規格の該当箇条に適合しなければ

ならず,かつ,変圧器を使用する装置又は機器内の条件は,変圧器の表示に従わなければならない。ただ

し,

適切な規格がある機器又は装置に用いるスイッチモード電源装置用の機器用変圧器の場合,

変圧器は,

意図する機器又は装置の中に存在する条件の下で試験を行ってもよい。

したがって,このようなスイッチモード電源装置用の変圧器は,次の箇条,細分箇条又は部分に適合し

なければならない。

箇条 1∼箇条 45.15.75.157.27.58.28.1114.214.318.118.319.119.1226.126.3

26.101

26.106

附属書 A,附属書 C∼附属書 E,附属書 G,附属書 K∼附属書 N,附属書 P,附属書 R

及び

附属書 W

他の箇条は該当する製品規格から得なければならない。残る箇条について製品規格が十分にカバーして

いない場合,不足箇条の代わりにこの規格の対応する箇条を適用しなければならない。

 


26

C 61558-2-16

:2012

BB.6 

定格 

定格は,JIS C 61558-1 の箇条 によるほか,次による。

BB.6.101

無負荷出力電圧は,次の値以下でなければならない。

−  複巻変圧器については,交流 1 000 V。交流の定格出力電圧の推奨値は,72 V,120 V,230 V,400 V,

440 V

及び 660 V

−  絶縁変圧器については,交流 500 V。交流の定格出力電圧の推奨値は,72 V,120 V,230 V,400 V 及

び 440 V

−  安全絶縁変圧器については,交流 50 V。交流の定格出力電圧の推奨値は,6 V,12 V,24 V,42 V 及

び 48 V

BB.6.102

定格出力電圧は,次の値以下でなければならない。ただし,購入者と供給業者との間で協定を行

う,スイッチモード電源装置に用いる複巻変圧器,絶縁変圧器及び安全絶縁変圧器を除く。

−  単相複巻変圧器については 1 kVA 以下,多相複巻変圧器については 5 kVA 以下

−  単相絶縁変圧器については 10 kVA 以下,多相絶縁変圧器については 16 kVA 以下

−  単相安全絶縁変圧器については 25 kVA 以下,多相安全絶縁変圧器については 40 kVA 以下

BB.6.103

定格周波数範囲は,500 Hz∼100 MHz とする。

BB.6.104

定格入力電圧は,交流 1 000 V 以下とする。

 

参考文献

参考文献は,JIS C 61558-1 の参考文献によるほか,次による。

JIS C 61558-2-17

:2008

  変圧器,電源装置,リアクトル及びこれに類する装置の安全性−第 2-17 部:

スイッチモード電源装置用変圧器の個別要求事項

注記  IEC 61558-2-17,Safety of power transformers, power supply units and similar−Part 2: Particular

requirements for transformers for switch mode power supplies

(MOD)

なお,IEC 61558-2-17 は IEC 61558-2-16 に置き換わったため,JIS C 61558-2-16 の制定と

同時に JIS C 61558-2-17 は廃止された。


附属書 JC

(参考)

JIS

と対応国際規格との対比表

JIS C 61558-2-16:2012

  入力電圧 1 100 V 以下の変圧器,リアクトル,電源装置及び

これに類する装置の安全性−第 2-16 部:スイッチモード電源装置及びスイッチモー
ド電源装置用変圧器の個別要求事項及び試験

IEC 61558-2-16:2009

  Safety of transformers, reactors, power supply units and

similar products for supply voltages up to 1 100 V

− Part 2-16: Particular

requirements and tests for switch mode power supply units and transformers for

switch mode power supply units

(I)JIS

の規定 (III)国際規格の規定 (IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条

ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号
及び題名

内容

(II)

国 際 規 格

番号

箇条番号

内容

箇 条 ご と
の評価

技術的差異の内容

(V)JIS

と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

12

無負荷

出力電圧

無 負 荷 時 の 出 力 電

 12

JIS

に同じ

追加

JIS

では,周囲温度条件が第 1

部の 5.4 に規定する温度であ
る こ と を 明 確 に す る と と も

に,適否を判定する段落にあ
った,12.101 及び 12.102 共通
の試験条件に関する事項を削

除した。

単に“周囲温度で試験をする”だ
けでは分かりにくいので,明確に
した。

適否を判定する段落にあった試
験条件の削除は,第 2 部の規格群
の内容を合わせたことによる。

13A

2

次短絡電

流特性

2

次 短 絡 電 流 が 表

示 さ れ た 場 合 の 測

定方法及び許容値

なし

追加

2

次短絡電流特性を追加した。 第 1 部で追加した規定を引用し

た。

18.3

表 8a

耐電圧試験

18.3

表 8a

JIS

とほぼ同じ

追加

耐電圧試験の基準となる動作

電圧に,我が国の基準電圧で
ある 100 V を追加した。

JIS C 61558-1

で 100 V の試験電圧

を明確化したため,この規格にも
追加した。

19.1.2.2

19.1.2.3

19.1.3.2

19.1.3.3.1

入 出 力 巻 線 間 の 絶

縁構造

 19.1.2.2

19.1.2.3

19.1.3.2

19.1.3.3.1

JIS

とほぼ同じ

追加

クラス 0I の SMPS 及びクラス

0I

変圧器の絶縁構造をクラス

I

変圧器に合わせた。

クラス 0I は,クラス I と同レベル

の要求をする。

27

C

 6

1

55
8-

2-

1

6


20
12


(I)JIS

の規定 (III)国際規格の規定 (IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条

ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号

及び題名

内容

(II)

国 際 規 格
番号

箇条番号

内容

箇 条 ご と

の評価

技術的差異の内容

(V)JIS

と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

26.103

図 101

空間距離  26.103

図 101

JIS

に同じ

削除

図 101 及び関連箇所を削除し

た。

JIS C 60664-4

からの複製となっ

て い る が , そ も そ も , JIS C 

61558-1

と JIS C 60664-1 との間に

差があり,本文では JIS C 60664-5

は引用していないが,図中にある
のは誤解される。

26.103

表 102 
表 103

空間距離  26.103

表 102 
表 103

JIS

とほぼ同じ

変更

IEC

規格は IEC 60664-1 の古

い表番号を引用しているが,

JIS

では JIS C 60664-1 に合わ

せて最新の表番号に置き換え

た。

最新規格を引用することにした

ための対応。

26.105

図 102

沿面距離  26.105

図 102

JIS

とほぼ同じ

削除

図 102 及び関連箇所を削除し

た。

JIS C 60664-4

からの複製となっ

て い る が , そ も そ も , JIS C 

61558-1

と JIS C 60664-1 との間に

差があるため,誤解される。

26.105

表 105∼表

110

沿面距離  26.105

表 105∼表

110

JIS

とほぼ同じ

変更

ピーク動作電圧の参照先を表

105

から 26.105 に修正した。

対応国際規格の誤記と思われ,

IEC/TC96

に修正を提案する。

26.106

絶 縁 物 を 通 し て の
距離

 26.106

JIS

とほぼ同じ

変更

耐電圧試験又は部分放電試験
の試験条件に関する引用先を

修正した。

対応国際規格の誤記と思われ,

IEC/TC96

に修正を提案する。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:IEC 61558-2-16:2009,MOD

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

    −  削除………………国際規格の規格内容を削除している。

    −  追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
    −  変更……………… 国際規格の規定内容を変更している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

    −  MOD……………  国際規格を修正している。

 

28

C

 615

58
-2

-16


20
12