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C 0121 : 2001 (IEC 60721-3-2 : 1997)

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,財団法人日本電子部品信頼性センター  (RCJ)

/財団法人日本工業規格協会  (JSA)  から工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があ

り,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

JIS C 0121

には,次に示す附属書がある。

附属書 A(参考)  環境パラメータ及びその厳しさを選択する条件の説明

附属書 B(参考)  環境分類を組み合わせた分類

附属書 C(参考)  熱帯の環境分類 2K6 及び 2K7 の説明


C 0121 : 2001 (IEC 60721-3-2 : 1997)

(1) 

目次

ページ

序文

1

1.

  適用範囲及び目的

1

2.

  引用規格

2

3.

  定義

2

3.1

  屋内 (weatherprotected)

2

3.2

  屋外 (non-weatherprotected)

2

4.

  一般事項

2

5.

  環境パラメータ及びその厳しさの分類

3

6.

  環境条件の組合せの記号表示

3

附属書 A(参考)  環境パラメータ及びその厳しさを選択する条件の説明

8

附属書 B(参考)  環境分類を組み合わせた分類

17

附属書 C(参考)  熱帯の環境分類 2K6 及び 2K7 の説明

18


日本工業規格

JIS

 C

0121

: 2001

 (IEC 60721-3-2

: 1997

)

環境条件の分類

環境パラメータとその厳しさの分類−

輸送条件

Classification of environmental conditions

Part 3 : Classification of groups of environmental parameters and their

severities

Section 2 : Transportation

序文  この規格は,1997 年に第 2 版として発行された IEC 60721-3-2 (Classification of environmental

conditions

−Part 3 : Classification of groups of environmental parameters and their severities−Section 2 :

Transportation)

を翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格である。

なお,この規格で下線の点線を施してある“参考”は,原国際規格にはない事項である。

1.

適用範囲及び目的  この規格は,製造工場において出荷準備が整った後,電気・電子製品がある場所

から別の場所に輸送されるときにさらされる環境パラメータとその厳しさの分類について規定する。

最も一般的に使われる輸送手段として,次のものを考慮した。

−  路上輸送:自動車,貨車,トラック,動物,コンベヤ

−  鉄道輸送:列車,運搬車,コンベヤ

−  水上,海上輸送:船,ホバークラフト及びコンベヤ

−  空輸:航空機及びコンベヤ

−  上下輸送:クレーン,運搬用昇降機及びロープウエイ

この規格で定める環境条件は,輸送される製品ごとに定めるものである。製品が包装されている場合,

環境条件は包装された状態に適用する。製品に有害な厳しい条件だけを含める。

保管及び使用の条件は,IEC 60721-3 シリーズの中で規定する。

参考  IEC 60721-3 シリーズとは,IEC 60721-3 (Classification of environmental conditions−Part 3 :

Classification of groups of environmental parameters and their severities)

の一連の規格である。

この日本工業規格の目的は,荷積み,荷降ろしを含め,製品が地上,水上又は空中で輸送される際にさ

らされる環境条件とその厳しさを分類することである。

この規格では,広い適用分野を包含した環境条件を限定した数の分類に区分けしているので,環境条件

を,分類する際は,輸送条件を満たす必要最低限の分類を選択する。この選択の指針を

附属書 に示す。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Cuide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD


2

C 0121 : 2001 (IEC 60721-3-2 : 1997)

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

IEC 60721-3-2: 1997

  Classification of environmental conditions−Part 3 : Classification of groups of

environmental parameters and their severities

−Section 2 : Transportation (IDT)

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS C 0110

  環境条件の分類  環境パラメータとその厳しさの分類

備考  IEC60721-1 : 1990, Classification of environmental conditions−Part 1 : Environmental parameters

and their severities, Amendment 1 (1992)

がこの規格と一致している。

なお,Amendment 2 (1995)  は JIS に含まれていない。

JIS C 0111

  環境条件の分類  自然環境の条件−温度及び湿度

備考  IEC60721-2-1 : 1982, Classification of environmental conditions−Part 2 : Environmental conditions

appearing in nature

−Temperature and humidity, Amendment 1 (1987)  が,この規格と一致し

ている。

JIS C 0112

  環境条件の分類  環境パラメータとその厳しさのグループ別分類  通則

備考  IEC60721-3-0 : 1984, Classification of environmental conditions−Part 3 : Classification of groups

of environmental parameters and their severities

−Introduction, Amendment 1 (1987)  が,この

規格と一致している。

3.

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,JIS C 0110 によるほか,次による。

3.1

屋内 (weatherprotected)   製品が包装されているかどうかにかかわらず,環境から何らかの方法(温

度制御コンテナから防水カバーまで)で囲われている状態。通気状態は,大気の流れを制御する場合から

防水カバーの一部を開けて自然の大気の流れを許容する場合まである。

3.2

屋外 (non-weatherprotected)   製品が包装されているかどうかにかかわらず,環境から何の保護も

されていない状態。

4.

一般事項  IEC60721-3 シリーズの中で定義する他の条件を誤って使用することがないように,JIS C 

0112

を参照することが望ましい。

環境条件が規定した厳しさを超える可能性は低い。規定したすべての値は,最大値又は限界値である。

これらの値に到達することはあっても永続はしない。状況によっては,ある一定期間の発生頻度が異なる

こともある。このような発生頻度は,この規格では規定しないが,すべての環境パラメータで考慮し,適

用可能なら追加して規定したほうがよい。

継続期間及び発生頻度の情報は,JIS C 0112 の 6.(環境パラメータごとの発生期間と発生頻度)に規定

している。

環境パラメータの組合せによっては,製品に対する影響が強まる場合があることに注意する。このこと

は特に生物的条件,化学的又は機械的に影響を与える物質に,高い相対湿度が加わった場合にいえる。


3

C 0121 : 2001 (IEC 60721-3-2 : 1997)

5.

環境パラメータ及びその厳しさの分類  表 1に,気象条件 (K),生物的条件 (B),化学的に活性な

物質 (C),機械的に影響を及ぼす物質 (S),機械的条件 (M) に関する限定された数の分類を規定する。特

定の製品に対しては,例えば,2K2/2B1/2C2/2S2/2M3 などとして,全部の分類を一組にして参照すること

が望ましい。6.も参照することが望ましい。

これらの分類分けの基礎は,

附属書 の A.2 に示す。

分類 2K6 及び 2K7 に規定する熱帯地域の気象条件については

附属書 に示す。

最も低い分類の組合せ 2K1/2B1/2C1/2S1/2M1 は,製品が非常に制限された条件下で輸送される場合に適

用される条件である。最も高い分類の組合せ 2K5/2B3/2C3/2S3/2M3 は,非常に過酷な条件を含む多様性に

富んだ条件下での輸送を表している。

大きい数値の分類は,通常,小さい数値の分類の厳しさを包含している。

環境パラメータの中には,厳しさを数値で規定することができていないものがある。

各分類の説明は,

附属書 の A.3 に示す。

6.

環境条件の組合せの記号表示  5.のように,どのような場所で使用される製品についても,環境条件

の組合せが規定できる。したがって,その組合せの数とフレキシビリティーは非常に大きい。しかし,こ

のフレキシビリティーは,実際にいつも利点であるというわけではない。例えば,特定の場所に対する環

境条件の仕様を異なったグループで設計すると,いつもわずかな違いが生じ,混乱が生じることがある。

一般的な場合に対する環境条件の選択を制限するために,標準的な組合せの分類を

表 から選択する。

与えられた場所又は製品に対して,例えば,IE22 というような条件を引用する。この分類で包含できない

場合は,5.のそれぞれの分類を引用する。さらに,組合せから外れたパラメータの厳しさについては,記

号の後に例えば,

“IE22,ただし,砂の条件は 10g/m

3

である。

”というような文章を追加する。

附属書 に環境条件を組み合わせた分類を示す。


4

C 0121 : 2001 (IEC 60721-3-2 : 1997)

表 1  気象条件の分類

分類

環境パラメータ

単位

2K1 2K2 2K3 2K4 2K5 2K5H

2K5L

2K6(

6

) 2K7(

6

)

a)

低温

+5

−25

−25

−40

−65

−25

−65

+5

−20

b)

高温,密封容器中

の空気(

1

)

なし

+60

+70

+70

+85

+85

+70

+70

+85

c)

高温,通気された

容器中の空気又は外
(

2

)

+40

+40

+40

+40

+55

+55

+40

+40

+55

d)

温度の変化,空気

/空気(

3

)

なし

−25/

+25

−25/

+30

−40/

+30

−65/

+30

−25/

+30

−65/

+30

+5/

+30

−20/

+30

e)

温度の変化,空気

/水(

3

)

なし

なし

+40/

+5

+40/

+5

+55/

+5

+55/

+5

+40/

+5

+40/

+5

+55/

+5

f)

相対湿度,急激な

温度変化がない

%

75

+30

75

+30

95

+40

95

+45

95

+50

95

+50

95

+45

95

+45

95

+50

g)

相対湿度,高い相

対湿度の空気/空気

の急激な温度変化が
ある(

3

)

%

なし

なし 95

−25/

+30

95

−40/

+30

95

−65/

+30

95

−25/

+30

95

−65/

+30

95

+5/

+30

95

−20/

+30

h)

絶対湿度,水分含

有量が多い条件で,
空気/空気の急激な
温度変化がある(

4

)

g/m

3

なし

なし 60

+70/

+15

60

+70/

+15

80

+85/

+15

80

+85/

+15

60

+70/

+15

60

+70/

+15

80

+85/

+15

i)

低圧

kPa 70 70 70 70 30 30 30 30 30

j)

気圧の変化 kPa/min

なし

なし

なし

なし

6 6 6 6 6

k)

周囲空気の動き m/s なし

なし

20 20 30 30 30 30 30

l)

降水,雨 mm/min

なし

なし

6  6 15 15 6 15 15

m)

日射 W/m

2

700

700

1 120

1 120

1 120

1 120

1 120

1 120

1 120

n)

熱放射 W/m

2

なし

なし 600 600 600 600 600 600 600

o)

雨以外の水(

5

) m/s

なし

なし

1 1 3 3 3 3 3

p)

湿気

なし

なし

なし

表面が湿った条件

(

1

)

製品の表面の高い温度は,ここで規定する周囲温度と,窓その他からの日射の双方から影響を受ける可能性
がある。

(

2

)

製品の表面の高い温度は,ここで規定する周囲温度及び次に規定する日射の影響によるものである。

(

3

)

二つの温度間を製品が直接輸送される場合が推定される。

(

4

)

製品が急速な温度低下にだけ(急速な温度上昇はない)さらされることを想定している。水分含有量は,露

点までの温度に適用される。低いほうの温度では,相対湿度が約 100%であることを仮定している。

(

5

)

数値は,蓄積した水の高さではなく,水の速度を表している。

(

6

) 2K6

(熱帯湿潤)及び 2K7(熱帯乾燥)の分類の詳細は,

附属書 に示す。

表 2  生物的条件の分類

分類

環境パラメータ

単位

2B1 2B2 2B3

a)

植物系

なし

なし

かび,菌など

b)

動物系

なし

なし

げ っ 歯 動 物 及 び
そ の 他 製 品 に 有
害な動物[白あり

(蟻)を除く。

げ っ 歯 動 物 及 び
そ の 他 製 品 に 有
害な動物[白あり

(蟻)を含む。


5

C 0121 : 2001 (IEC 60721-3-2 : 1997)

表 3  化学的に活性な物質の分類

分類

環境パラメータ

単位

2C1 2C2

2C3

a)

海塩

なし

なし

塩霧

塩水

b)

二酸化硫黄 mg/m

3

 0.1

1.0 (0.3)

10 (5.0)

 cm

3

/m

3

 0.037

0.37

(0.11)

3.7 (1.85)

c)

硫化水素 mg/m

3

 0.01

0.5 (0.1)

10 (3.0)

 cm

3

/m

3

 0.007

1  0.36

(0.071)

7.1 (2.1)

mg/m

3

 0.1

1.0 (0.5)

10 (3.0)

d)

窒素酸化物(二酸化

窒素の当量値で表示)

cm

3

/m

3

 0.052

0.52

(0.26)

5.2 (1.56)

e)

オゾン mg/m

3

 0.01

0.1 (0.05)

0.3 (0.1)

 cm

3

/m

3

 0.005

0.05

(0.025)

0.15

(0.05)

f)

塩化水素 mg/m

3

 0.1

0.5 (0.1)

5.0 (1.0)

 cm

3

/m

3

 0.066

0.33

(0.066)

3.3 (0.66)

g)

ふっ化水素 mg/m

3

 0.003

0.03

(0.01)

2.0 (0.1)

 cm

3

/m

3

 0.003

6  0.036

(0.012)

2.4 (0.12)

h)

アンモニア mg/m

3

 0.3

3.0 (1.0)

35 (10)

 cm

3

/m

3

 0.42

4.2 (1.4)

49  (14)

備考1.  数値は最大値で,1日に付き30分以上生じる。

2.

括弧内の数値は長期間の平均期待値。

3.

単位 cm

3

/m

3

の数値は,単位 mg/m

3

の数値から温度 20℃,圧力 101.3kPa において,

計算によって求めたもの。

4.

数値は概略値である。

表 4  機械的に影響を与える物質の分類

分類

環境パラメータ

単位

2S1 2S2 2S3

a)

空気中の砂 mg/m

3

なし 0.1  10

b)

じんあい(沈殿) mg/

(m

2

h)

なし 3.0  3.0


6

C 0121 : 2001 (IEC 60721-3-2 : 1997)

表 5  機械的条件の分類

機械的条件は,輸送用の床に置かれたものに適用する。

分類

環境パラメータ

単位

2M1 2M2 2M3

a)

定常振動

正弦波:

変位振幅(片振幅) mm

3.5

3.5

7.5

加速度振幅(片振幅) m/s

2

 10

      15 10      15 20      40

振動数範囲 Hz

2

∼9  9∼200  200∼

500

2

∼9  9∼200  200∼

500

2

∼8  8∼200  200∼

500

b)

定常振動,ランダム(

1

)

加速度スペクトル密度

m

2

/s

3

1

        0.3 1        0.3 3        1

振動数範囲 Hz

10

∼200  200∼2 000

10

∼200  200∼2 000

10

∼200  200∼2 000

c)

非定常振動,衝撃を含む(

2

)

衝撃応答スペクトルタイプ I,

ピーク加速度 a m/s

2

 100

100

300

衝撃応答スペクトルタイプ II,

ピーク加速度 a m/s

2

なし 300  000

d)

自由落下

質量 20kg 未満 m

0.25

1.2

1.5

質量 20∼100kg m

0.25

1.0

1.2

質量 100kg 以上

m

0.1 0.25 0.5

e)

転倒

質量 20kg 未満

なし

どの角でも倒れる

質量 20∼100kg

なし

なし

どの角でも倒れる

質量 100kg 以上

なし

なし

どの角でも倒れる

f)

横揺れ,縦揺れ

角度(

3

)

°

なし

±35

±35

周期 s

なし 8  8

g)

定常状態加速度 m/s

2

 20

20

20

h)

静荷重 kPa

5  10  10

(

1

)

周波数範囲は,緩衝効果の大きい車両による輸送では,200Hz まででよい場合がある。

(

2

)

図 参照。

(

3

) 35

°の角度は一時的にしか生じないが,22.5°までの角度は長期間起こり得る。

表 6  環境条件の組合せの記号表示

組合せ記号

条件

IE21 IE22  IE23  IE24

気象条件 2K2

2K3

2K4

2K5

生物的条件 2B2

2B2

2B2

2B2

化学的に活性な物質 2C2

2C2

2C2

2C2

機械的に影響を与える物質 2S2  2S2  2S2  2S3 
機械的条件 2M1

(

1

) 2M1  2M2

2M3

(

1

)

5の注(

1

)

を適用する。


7

C 0121 : 2001 (IEC 60721-3-2 : 1997)

図 1  衝撃応答スペクトルのモデル


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C 0121 : 2001 (IEC 60721-3-2 : 1997)

附属書 A(参考)  環境パラメータ及びその厳しさを選択する条件の説明

A.1

概要  この附属書では,分類分けの基礎について説明する。環境パラメータ及びその厳しさを選択す

る条件を説明し,各分類の範囲とその適用例を示す。

A.2

条件の選択  それぞれの環境パラメータに対して可能性のあるさまざまな条件を,異なる分類条件で

示した。各条件は,厳しさの順に並べるようにした。

表 A.2.1A.2.5 の最初の列は条件の説明である。

“分類”と表示した列で,×印は該当する分類の条件の

範囲を表す。

ある条件をカバーする最も低い条件は,その条件の欄を横に読んで最初の×印の条件である。

上記に説明した手順はすべての条件に対して同じである。しかし,

表 A.2.1 は気候の型の付加要因を含

むので,注意しなければならない。

ある条件をカバーする最も低い分類は,該当する気候の型の欄を縦に読み,最初の×印のところを,前

に記述したように,横に読み,最初の×印の条件である。

気候の型は,JIS C 0111 に次のように規定してある。

極寒冷(南極中央部を除く。

寒冷

緩寒冷

緩温暖

乾燥温暖

緩乾燥温暖

極乾燥温暖

湿潤温暖

湿潤温暖,変化少

この

附属書を参照した条件がある分類に包含される場合,その分類が,それぞれの単一パラメータに対

して,その条件を包含するのに必要とする最も低い環境の厳しさを規定する必要はない,という点に留意

することが望ましい。

備考  事故の発生は考慮しない。特別な場合には,事故が発生する可能性を考慮する必要がある。例

えば,近隣の容器からの液漏れによって,船の貨物室に置かれた包装が損害を受ける場合があ

る。


9

C 0121 : 2001 (IEC 60721-3-2 : 1997)

A.2.1

  気象条件  K

気候の型

分類

輸送条件


位  極










湿



湿





2K1

2K2

2K3

2K4 2K5 2K5H

2K5L

a)

低温

+5

−25

−25

−40  −65  −25  −65

屋内で暖房がある

(凍結から保護さ
れる)

× ×  ×  ×  × × × × ×

×

×

×

×

×

×

×

屋外又は屋内で暖
房がない,

×  × × × × ×

×

×

×

×

×

×

×  ×  × × × × ×

×

×

×

又は暖房がある航
空機内貨物室

× ×  ×  ×  × × × × ×

×

×

暖房がない航空機
内貨物室

× ×  ×  ×  × × × × ×

×

×

b)

換気がない高温

の容器

なし

+60

+70

+70  +85  +85  +70

換気がない容器

× ×  ×  ×  × ×

× ×

×

×

×

×

×

× ×  ×  ×  × × × × ×

×

×

c)

換気がある容器

又は外気での高温

+40

+40

+40

+40  +55  +55  +40

屋内で温度制御が
ある

× ×  ×  ×  × × × × ×

×

×

×

×

×

×

×

× ×  ×  ×  × ×

× ×

×

×

×

×

×

×

×

屋内で換気がある,

又は屋外

× ×  ×  ×  × × × × ×

×

×

なし

−25/ −25/ −40/  −65/  −25/  −65/

d)

温度変化,空気

/空気

+25

+30

+30  +30  +30  +30

製品が屋内と屋外

との間を移動しな

× ×  ×  ×  × × × × ×

×

×

×

×

×

×

×

×  × × × × ×

×

×

×

×

×

製品が屋内と屋外
との間を移動する,
又は暖房がない航

空機内貨物室から
屋外に移動する

× ×  ×  ×  × × × × ×

×

×

なし

なし

+40/ +40/  +55/  +55/  +40/

e)

温度変化,空気

/水(

1

)

+5

+5

+5

+5

+5

雨から保護された,
又は雨以外の水に
さらされない

× ×  ×  ×  × × × × ×

×

×

×

×

×

×

×

× ×  ×  ×  × ×

× ×

×

×

×

×

×

日射を受けた後,

又は水噴射に直接
さらされる

× ×  ×  ×  × × × × ×

×

×


10

C 0121 : 2001 (IEC 60721-3-2 : 1997)

気候の型

分類

輸送条件


位  極















湿

湿



2K1

2K2

2K3

2K4 2K5 2K5H

2K5L

f)

相対湿度,急速

な温度変化がない

%

70

+30

75

+30

95

+40

95

+45

95

+50

95

+50

95

+45

屋内で湿度制御が
ある

× ×  ×  ×  × × × × ×

×

×

×

×

×

×

×

屋内で暖房及び換

気がある又は屋外

× ×  ×  ×  × × × × ×

×

×

×

×

×

× ×  ×  ×  × ×

× ×

×

×

×

×

屋内で換気がある
部屋,湿気のある

床・壁があり,日射
を受ける

× ×  ×  ×  × × × × ×

×

×

なし

なし

95 95 95 95 95

%

なし

なし

−25/ −40/  −65/  −25/  −65/

g)

相対湿度及び高

相対湿度下の空気
/空気の急速な温

度変化がある

+30

+30  +30  +30  +30

製品が屋内と屋外

の間を移動しない,
又は温度の変化が
無視できる

× ×  ×  ×  × × × × ×

×

×

×

×

×

×

×

×  × × × × ×

×

×

×

×

×

×  ×  × × × × ×

×

×

×

製品が屋内と屋外
との間を移動する,

又は航空機内貨物
室から屋外に移動
する

× ×  ×  ×  × × × × ×

×

×

g/m

3

なし

なし

60 60 80 80 60

なし

なし

+70/ +70/  +85/  +85/  +70/

h)

絶対湿度及び水

分含有量が大きい

空気/空気の急速
な温度変化がある

(

2

)

+15

+15  +15  +15  +15

× ×  ×  ×  × ×

× ×

×

×

×

×

×

日射を受けた後,

又は水にさらされ

る容器

× ×  ×  ×  × × × × ×

×

×

分類

輸送条件

2K1

2K2

2K3

2K4 2K5 2K5H

2K5L

i)

低圧(

3

)

kPa  70 70 70 70 70 70 70

地上輸送が行われる高度及び加圧された航空機の貨
物室

×

×

×

×

×

×

×

加圧されない航空機の貨物室

×

×

×

j)

気圧の変化 kPa/min

なし

なし

なし

なし 6  6  6

急速な高度の変化にさらされない

×

×

×

×

×

×

×

加圧されていない航空機の貨物室において急速な高
度変化にさらされる

×

×

×


11

C 0121 : 2001 (IEC 60721-3-2 : 1997)

分類

輸送条件

2K1

2K2

2K3

2K4 2K5 2K5H

2K5L

k)

周囲空気の動き m/s

なし

なし

20 20 30 30 30

屋内又は風にさらされない

×

×

×

×

×

×

×

屋外で風から保護されない。台風を除く全地球型気

候地域

×

×

×

×

×

屋外で風から保護されない。全地球型気候地域

×

×

×

l)

降雨 mm/min

なし

なし

6 6 15

15 6

降雨から保護される

×

×

×

×

×

×

×

屋外で降雨から保護されていない。降雨量が普通の
気候地域

×

×

×

×

×

屋外で降雨から保護されていない。全地球型気候地

×

×

m)

日射 W/m

2

700

700

1 1 1 1 1

  120

120 120 120 120

屋外で日射から保護される

×

×

×

×

×

×

×

屋内で窓からの日射にさらされる。全地球型気候地

×

×

×

×

×

×

×

屋外で直射日光にさらされる。全地球型気候地域

×

×

×

×

×

n)

熱源 W/m

2

なし

なし

600

600 600 600 600

製品の周辺に熱源がない

×

×

×

×

×

×

×

製品の周辺に熱源がある

×

×

×

×

×

o)

雨以外の水 m/s

なし

なし

1 1 3 3 3

水から保護される

×

×

×

×

×

×

×

はね水にさらされる(地面から)

×

×

×

×

×

散水,水噴射(清掃)又は船のオープンデッキで海

の波にさらされる

×

×

×

p)

湿気

なし

なし

なし

表面が湿った条件

乾燥した条件

×

×

×

×

×

×

×

ぬれた床の上など,湿った場所

×

×

×

×

×

(

1

)

低い温度は,水道水の温度に相当する。

(

2

)

低い温度は,暖かい時期の雨水の温度に相当する。

(

3

) 70kPa

は,地上輸送での限界値,通常,高度 3 000m での気圧に相当する。地上輸送が更に高い高度で行

われる地域もある。30kPa は,高度およそ 9 000m に相当する。

備考  分類 2K6 及び 2K7 は,今後の改正時に表中に含める予定である。 


12

C 0121 : 2001 (IEC 60721-3-2 : 1997)

A.2.2

  生物的条件  B

分類

輸送条件

2B1 2B2

2B3

a)

植物系

なし

かび,菌など

かび,菌などの増殖の危険性が無視できる,又

はかび,菌などの増殖が防止される

×

×

×

かび,菌などの増殖の危険性が無視できない,

又はかび,菌などの増殖が防止されていない

×

×

b)

動物系

なし

げっ歯動物その他製

品に有害な動物[白
あり(蟻)を除く。

げ っ 歯 動 物 及 び そ

の 他 製 品 に 有 害 な
動物[白あり(蟻)
を含む。

白あり(蟻)

,げっ歯動物及び他の動物から害を

受ける危険が無視できる,又は動物から防護さ

れる。

×

×

×

げっ歯動物及び他の動物から害を受ける危険が
ある。ただし,白あり(蟻)は除く。動物から

防護されていない

×

×

動物から害を受ける危険がある,白ありを含む

×

A.2.3

  化学的に活性な物質  C

分類

輸送条件

2C1 2C2

2C3

a)

海塩

なし

塩霧の条件

塩水の条件

屋内,屋外(海上輸送を含む。

×

×

×

屋外,地上輸送

×

×

屋外,海上輸送

×

b)

二酸化硫黄 mg/m

3

0.1 1.0

10

c)

硫化水素 mg/m

3

0. 01

0.5

10

d)

窒素酸化物 mg/m

3

0.1 1.0

10

e)

オゾン mg/m

3

0. 01

0.1

0.3

f)

塩化水素 mg/m

3

0.1 0.5

5.0

g)

ふつ化水素 mg/m

3

0.003 0.03

2.0

h)

アンモニア mg/m

3

0.3 3.0

35

工業及び交通量が少なく,工業地域が周辺にない場所又
は工業活動及び交通量が中程度の場所での容器による輸

×

×

×

工業活動が普通の場所,ただし,高濃度の化学的汚染物
質を放出する工業地域は含まない

×

×

高濃度の工業化学物質の放出源がある

×


13

C 0121 : 2001 (IEC 60721-3-2 : 1997)

A.2.4

  機械的に影響を与える物質  S

分類

輸送条件

2S1 2S2 2S3

a)

空気中の砂 g/m

3

なし 0.1  10

b)

じんあい(沈殿) mg/

(m

2

h)

 

屋内又はじんあいから保護される。ほこりのある床を掃く
ことがない

×

×

×

屋内ではあるがじんあいから保護されていない。ほこりの
ある場所は掃き掃除などでほこりが舞う。屋外で砂漠を除
く全地球型気候群

×

×

屋外でじんあいから保護されていない。全地球型気候群

×

A.2.5

  機械的条件  M

分類

輸送条件

2M1 2M2 2M3

a)

定常振動,正弦波

変位振幅(片振幅)

mm

3.5 3.5 7.5

加速度振幅(片振幅) m/s

2

 10

      15 10      15 20      40

振動数範囲(片振幅) Hz

2

∼9  9∼200  200∼

500

2

∼9  9∼200  200∼

500

2

∼8  8∼200  200∼

500

プロペラ機,船,エアクッションの

ある車,エアクッションのあるトレ
ーラ,その他よく舗装された道路を
走る乗り物,サスペンションの軟ら

かい列車,フォークリフト

×

×

×

舗装状態の悪い道路を走る乗り物,

サスペンションの硬い列車

×

b)

定常振動

ランダム(

1

)

加速度スペクトル密度

m

2

/s

3

1

        0.3 1        0.3 3        1

振動数範囲 Hz

10

∼200  200∼2 000

10

∼200  200∼2 000

10

∼200  200∼2 000

ジェット機,エアクッションのある
車,エアクッションのあるトレー

ラ,その他よく舗装された道路を走
る運送手段,サスペンションの軟ら
かい列車,フォークリフト (10Hz

∼500Hz)

×

×

×

舗装状態の悪い道路を走る運送手
段 , サ ス ペ ン シ ョ ン の 硬 い 列 車

(10Hz

∼500Hz)

×

c)

非定常振動衝撃を含む(

2

)

衝撃応答スペクトルタイプ

 

ピーク加速度 a m/s

2

100 100 300

衝撃応答スペクトルタイプ

 

ピーク加速度 a m/s

2

なし 300  000

航空機,船,エアクッションのある

路上車

×

×

×

よく舗装された道路を走る乗り物,

エアクッションのあるトレーラ,特
別な緩衝機構を備えた列車,フォー
クリフト

×

×


14

C 0121 : 2001 (IEC 60721-3-2 : 1997)

分類

輸送条件

2M1 2M2 2M3

舗装状態の悪い道路を走る車,トレ
ーラ,列車(ポイントの通過を含

む。

×

d)

自由落下

質量 20kg 未満 m

0.25

1.2

1.5

質量 20∼100kg m

0.25

1.0

1.2

質量 100kg 以上 m

0.1

0.25

0.5

機械的手段だけによる荷積み,荷降

ろし(クレーン,フォークリフト,
コンベヤなど。

。落下の危険性は考

慮しない

×

×

×

20kg

以下の物体の手動による荷積

み,荷降ろし。動物による輸送。

×

×

100kg

までの物体の手動による荷積

み,荷降ろし。動物による輸送

×

e)

転倒

質量 20kg 未満

なし

どの角でも倒れる

質量 20∼100kg

なし

なし

どの角でも倒れる

質量 100kg 以上

なし

なし

どの角でも倒れる

20kg

以下の物体:転倒する。

×

×

×

20kg

以上の物体:転倒しない,

機械的手段だけによる荷積み,荷降
ろし

20kg

∼100kg の物体:転倒する。

×

×

手動による荷積み,荷降ろし。

100kg

以上の物体:転倒しない,

機械的手段だけによる荷積み,荷降
ろし

100kg

以上の物体:転倒する

×

f)

横揺れ,縦揺れ

角度(

3

)

°

なし

±35

±35

周期 s

なし 8  8

船で輸送されない

×

×

×

船で輸送される

×

×

g)

定常状態加速度 m/s

2

20 20 20

航空機を含むあらゆる輸送

×

×

×

h)

静荷重 kPa

5

10

10

最大 3.5m まで積み上げた状態から
の荷積み

×

×

×

最大 7m まで積み上げた状態からの
荷積み

×

×

参考  表中の注(

1

)

(

3

)

は,本体

表 の注(

1

)

(

3

)

と同じ。

A.3

各分類の説明  ここでは,すべての分類を説明し,適用例を示す。

A.3.1

気象条件,K  これは,次の九つの記号で分類する。

2K1

  この条件は,屋内条件で暖房と通気のある条件下での一般的な輸送条件である。高い温度は,一


15

C 0121 : 2001 (IEC 60721-3-2 : 1997)

般屋外気候群の温度に限られる

1)

。全地球屋外気候群の湿度条件は,一般屋外気候群より厳しいことはな

いので,このような制限は行わない。

−  製品が,寒い屋外と暖かい屋内との間を移動することはない。

−  製品は,窓その他から日射にさらされることがある。

−  製品を熱源の近くに置くことはなく,はね水や,湿った壁などにさらされることはない。

2K2

  この条件は,2K1 の条件に加えて,寒冷型気候及び緩寒冷型気候を除く一般屋外気候群で,屋内

条件で暖房のない条件である。

−  換気された容器における輸送も含む。

−  製品が,暖房のある,加圧された航空機内貨物室で輸送されることもある。

2K3

  この条件は,2K2 の条件に加えて,密封容器における輸送,寒冷型気候及び緩寒冷型気候を除く

一般屋外気候群で屋外の輸送に適用する。航空機による輸送は,暖房のある,加圧された貨物室での輸送

だけを含む。

−  製品は,寒い屋外と暖かい屋内との間を移動することがある。直射日光,降雨及びはね水にさらさ

れることがある。

−  製品は,湿った床,日光及び雨の当たる容器の中に置かれることがある。屋外でも海の波にさらさ

れることはない。製品は熱源の近くに置かれることがある。

2K4

  この条件は,2K3 の条件に加えて,緩寒冷型気候における屋外での輸送に適用する。

2K5

  この条件は,2K4 の条件に加えて密閉容器における輸送,全地域の屋外での輸送,及び加圧され

ていない航空機内貨物室での輸送に適用する。製品は,船の甲板上で輸送される際に海の波にさらされる

ことがあり,また清掃のため水噴射にさらされることもある。

2K5H

  この条件は,2K5 とほぼ同じであるが,低い温度の値は,2K3 と同じである。

2K5L

  この条件は,2K5 とほぼ同じであるが,高い温度の値は,2K4 と同じである。

2K6

  この条件は,屋外気候の型が湿潤温暖及び湿潤温暖で変化少に含まれる条件(熱帯雨林地域の熱

帯湿潤型の気候)を表す。

2K7

  この条件は,屋外気候の型が乾燥温暖,暖乾燥温暖及び極乾燥温暖に含まれる条件(熱帯の砂漠

地帯の熱帯乾燥型気候)を表す。

A.3.2

生物的条件,B  これは,次の三つの記号で分類する。

2B1

  この条件は,生物から(植物又は動物による。

)害を受ける危険性が特にない地域での輸送に適用

する。これには,かびの増殖,動物の害などがあり得ない容器での輸送が含まれる。

2B2

  この条件は,2B1 の条件に加えて,かびの増殖があり,かつ,白あり(蟻)以外の動物の害があ

る地域及び条件に適用する。

2B3

  この条件は,2B2 の条件に加えて,白あり(蟻)の侵入のある地域に適用する。

A.3.3

化学的に活性な物質,C  これは,次の三つの記号で分類する。

2C1

  この条件は,製品が屋内条件で,塩霧から保護されるすべての輸送条件に適用する。輸送は,工

業活動及び交通量が中程度の地域だけで行われる。

2C2

  この条件は,2C1 の条件に加えて,船の甲板上での海上輸送を除く屋外輸送に適用する。輸送は,

工業活動が普通の地域で行われ,化学的な汚染物質を大量に放出する地域は除く。

2C3

  この条件は,塩霧からの保護がない船による輸送,化学的な汚染物資の濃度が高い地域での輸送

                                                        

1)

 JIS C 0010

で気候の型と群を定義している。


16

C 0121 : 2001 (IEC 60721-3-2 : 1997)

を含むあらゆる輸送条件に適用する。

A3.4

機械的に影響を及ぼす物質,S  これは,次の三つの記号で分類する。

2S1

  この条件は,製品が屋内条件で,砂及びじんあいから保護されるすべての輸送条件に適用する。

2S2

  この条件は,2S1 の条件に加えて,屋内及び屋外輸送で,ほこりのある床を掃くことを考慮した条

件である。砂漠地域での輸送は含まない。

2S3

  この条件は,2S2 の条件に加えて,砂漠地域での屋外輸送に適用する。

A.3.5

機械的条件,M  これは,次の三つの記号で分類する。

2M1

  この条件は,航空機,貨車,エアクッションのあるトラック及びトレーラでの機械的荷積み及び

輸送に適用する。

2M2

  この条件は,2M1 に加えて,舗装された道路でのあらゆる種類の貨車及びトレーラによる輸送に

適用する。

また,衝撃を和らげるため,特別な緩衝機構を備えた列車及び船による輸送にも適用する。

2M3

  この条件は,2M2 に加えて,道路システムが発達していない地域を含む,他のあらゆる種類の輸

送に適用する。


17

C 0121 : 2001 (IEC 60721-3-2 : 1997)

附属書 B(参考)  環境分類を組み合わせた分類

環境条件の分類を組み合わせた四つの標準的な環境分類を示す。

それぞれの詳細な説明は,

附属書 に示す。

一般的な環境条件は,次の 4 種類でカバーできる。

IE21

  この分類は,換気された容器の中及び屋内条件下で,暖房があり加圧された航空機貨物室,又は

かびの増殖及び白あり(蟻)以外の動物が侵入する危険性があり,工業活動が普通の地域(化学的な汚染

物質が大量にある地域と砂漠を除く。

)で,航空機,列車及びエアクッションの付いたトラック及びトレー

ラによる二重の緩衝効果のある車両での輸送に適用する。

IE22

  この分類は,IE21 に加えて,密封容器の中及び屋外条件下で,貨車並びにエアクッションの付い

たトラック及びトレーラによる二重の緩衝効果がない車両での輸送に適用する。

IE23

  この分類は,IE22 に加えて,道路システムがよく発達した地域におけるあらゆる種類の貨車及び

トレーラによる輸送,衝撃を和らげるため特別な緩衝機構を備えた列車及び船による輸送に適用する。

IE24

  この分類は,IE23 に加えて,気圧が正常化されていない航空機内貨物室を含む世界中のあらゆる

輸送に適用する。船の甲板上で海の波にもさらされることがあり,清掃のため水噴射にさらされることも

ある。また,砂漠地域及び道路システムが発達していない地域における輸送を含む。


18

C 0121 : 2001 (IEC 60721-3-2 : 1997)

附属書 C(参考)  熱帯の環境分類 2K6 及び 2K7 の説明

C.1

概要  熱帯とは南北の回帰線(北緯 23 度 27 分及び南緯 23 度 27 分)に挟まれた地域である。熱帯地

域には,JIS C 0010 に規定する気候の型のうち次のものがある。

乾燥温暖 (WDr)

緩乾燥温暖 (MWDr)

極乾燥温暖 (EWDr)

湿潤温暖 (WDa)

湿潤温暖,変化少 (WDaE)

熱帯は,日中は高温であり,しばしば強い降雨がある。このような地域では季節的な変化がほとんどな

い。熱帯気候を,赤道上の熱帯雨林の[湿潤温暖]気候型から赤道周辺の砂漠の[乾燥温暖]気候型に拡

張すると,熱帯気候は次の二つの型に分類できる。

−  熱帯乾燥気候:

[乾燥温暖]

[緩乾燥温暖]及び[極乾燥温暖]の組合せ

−  熱帯湿潤気候:

[湿潤温暖]及び[湿潤温暖,変化少]の組合せ

高度によっては,例えば,山頂では,日射,気圧,雪及び氷の条件が,緯度によって決まる通常の条件

から非常に異なる場所がある。熱帯の環境条件は,多くの地域で一様であるが,一部の地域では非常に厳

しい気象条件がある。

安定条件

−  一日の温度変化は 1℃以下であり,年間温度変化は最大 6℃以下である。

−  平均的な日照時間は 10.5 時間から 13.5 時間である。

−  日射強度は一様である。

−  多くの動物にとって安定な条件である。

極端な条件

−  降雨:赤道の周辺では年間を通して降雨があり,かつ,強い降雨の期間がある。

−  海上での熱帯サイクロン:風速 30m/s(最大 60m/s 以上になることもある。

,例えば,西太平洋で

は台風,カリブ海ではハリケーンがある。

−  好ましくない腐食性環境:強い降雨がある地域では,腐植土と鉱物による腐食とがある。

−  熱帯雨林の植物の繁茂と山岳地域のまばらな樹木

−  サバンナ,ステップ(草原)の草原地域及び植物のない砂漠地域

C.2

気候図(クライマトグラム)  熱帯地域の気候図(二つの気候の型)を図 C.1 に示す。この図は,二

つの気候の型の温度及び湿度の年間極値の平均値に基づいている。


19

C 0121 : 2001 (IEC 60721-3-2 : 1997)

図 C.1  熱帯湿潤型及び熱帯乾燥型の気候図 


20

C 0121 : 2001 (IEC 60721-3-2 : 1997)

環境試験及び分類 JIS 原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

池  田  弘  明

株式会社精工技研

(幹事)

高  久      清

工業技術院電子技術総合研究所

(委員)

赤  嶺  淳  一

社団法人日本電機工業会

伊  藤  安  行

通商産業省製品評価技術センター

菅  野  久  勝

日本試験機工業会

工  藤  慎一郎

社団法人関西電子工業振興センター

窪  田      明

通商産業省機械情報産業局

栗  原  正  英

社団法人日本プリント回路工業会

酒  井  善  治 IMV 株式会社

酒  井  昌  利

日本プラスチック工業連盟

佐々木  喜  七

財団法人日本電子部品信頼性センター

柴  田  和  男

社団法人日本電機工業会

鈴  木  俊  雄

財団法人電気安全環境研究所

芹  川  寛  治

日本電気計器検定所

塚  田  潤  二

社団法人日本電子機械工業会

寺  岡  憲  吾

防衛庁装備局

関  根      栄

社団法人日本電子工業振興協会

中  村  国  臣

電子技術総合研究所

橋  爪  邦  隆

工業技術院

橋  本      進

財団法人日本規格協会

福  西  寛  隆

日本電気株式会社

船  山      保

財団法人日本品質保証機構

三  上  裕  久

資源エネルギー庁

吉  田  公  一

社団法人日本船舶品質管理協会

吉  田  裕  道

東京都立産業技術研究所

(事務局)

喜多川      忍

財団法人日本電子部品信頼性センター

環境試験及び分類 JIS 原案作成 C 小委員会  構成表

氏名

所属

(主査)

高  久      清

工業技術院電子技術総合研究所

(幹事)

兼  平  勝  己

株式会社東芝

(委員)

小  林  義  昭

工業技術院標準部

井  下  芳  雄

エミック株式会社

塚  田  潤  二

社団法人日本電子機械工業会

山  田  宣  人

ソニー株式会社

山  本  敏  男

タバイエスペック株式会社

横  井  康  夫

株式会社山崎精機研究所

梁  池  忠  夫

沖エンジニアリング株式会社

松  木      明

財団法人日本電子部品信頼性センター

(事務局)

喜多川      忍

財団法人日本電子部品信頼性センター